JPH10208295A - 光信号検出回路 - Google Patents

光信号検出回路

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JPH10208295A
JPH10208295A JP9011632A JP1163297A JPH10208295A JP H10208295 A JPH10208295 A JP H10208295A JP 9011632 A JP9011632 A JP 9011632A JP 1163297 A JP1163297 A JP 1163297A JP H10208295 A JPH10208295 A JP H10208295A
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current
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voltage
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Yasuyuki Takeshita
康之 竹下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光磁気信号及び光り強度変調信号を良好なS
N比で再生する。 【解決手段】 フォトダイオード10のカソードからの
信号を電流/電圧変換器15で電圧信号に変換すると共
にアノードからの信号を電流/電圧変換器16で電圧信
号に変換し、また、フォトダイオード20のカソードか
らの信号を電流/電圧変換器25で電圧信号に変換する
と共にアノードからの信号を電流/電圧変換器26で電
圧信号に変換する。これらの電流/電圧変換器15,1
6,25,26からの出力電圧信号をそれぞれS1,S
2,S3,S4とするとき、演算回路31は、S1+S
4−S2−S3 を演算し、演算回路32は、S1+S
3−S2−S4 を演算する。演算回路31からは、従
来に比べてSN比が√2倍に改善された光磁気検出信号
が得られ、演算回路32からは、従来に比べてSN比が
√2倍に改善された光強度変調検出信号が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状あるい
はテープ状等の光学記録媒体に記録された信号を光学的
に再生するための光信号検出回路に関し、特に、光磁気
記録された光磁気ディスクや、位相ピットあるいは反射
率変化により記録された光ディスクに記録された信号の
再生に適用して好ましい光信号検出回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】先ず、光磁気ディスク用の光学系につい
て説明する。光磁気ディスクでは、記録信号に応じて磁
化膜を上方向あるいは下方向に垂直磁化することにより
記録信号が記録されている。光磁気ディスクの再生は、
直線偏光されたレーザ光をディスク上に照射することに
よって行われる。この光磁気ディスク上に照射する直線
偏光されたレーザ光の反射光は、いわゆるカー効果によ
り磁化方向の上下に応じて偏光面が回転する。光磁気デ
ィスク用の光学系は、例えば偏光ビームスプリッタ等の
検光子により、この反射光の偏光面の変動を光強度の変
動に変換している。光検出器は、この光強度の変動を光
電流として検出する。
【0003】光検出器には、例えばピン(PIN)フォ
トダイオードあるいはアバランシェ・フォトダイオード
等のフォトダイオードが使用される。この光電流が電流
/電圧変換器を通されることにより、再生信号が得られ
ることになる。
【0004】具体的に説明すると、光磁気ディスクから
の反射光は、偏光面の回転量が非常にわずかなため、同
相雑音をキャンセルしてS/N比の改善を図っている。
この光磁気ディスクからの反射光を、例えば1/2波長
板により偏光面を回転させた後、検光子を通して偏光面
の変動を逆位相の光強度変調された2つの光ビームに変
換する。これらの光ビームの光強度の変化をそれぞれ光
検出器で検出し、その差動成分により光磁気再生信号を
得ている。
【0005】このような光磁気信号再生のための従来の
回路構成の具体例について、図4を参照しながら説明す
る。
【0006】この図4に示すフォトダイオード101、
102には、逆位相で強度変調された2本の光ビームが
入射され、入射光量に比例して電子・正孔対が生じるこ
とにより電流が流れ、それぞれ2つの逆位相で変調され
た電流信号が各アノード側から(あるいは各カソード側
から)取り出される。これらのフォトダイオード10
1、102からの検出出力電流の導出にあたって、応答
速度や直線性の範囲を高めるため端子にそれぞれ逆バイ
アスを印加し、極間容量を小さくしている。
【0007】フォトダイオード101、102からの出
力電流は、それぞれコンデンサ103、104を介して
DC成分がカットされた後、電流/電圧変換器105、
106により電圧信号に変換される。電流/電圧変換器
105、106は、それぞれ逆位相の電圧信号を差動増
幅器107の反転端子(−)と非反転端子(+)に出力
する。差動増幅器107は、供給された信号の同相雑音
成分を除去して差動成分を取り出すことによって再生信
号を得ている。
【0008】ところで、光ディスク等の記録方式には、
上記光磁気方式の他に、 a.凹凸の位相ピットをディスク上に形成したもの(再
生専用、追記型) b.反射率を変化させたもの(追記型、書換型) がある。ここで、位相ピットによる記録方式とは、光デ
ィスク上に形成した凹凸の位相ピットを情報に応じて形
成して記録する方式である。この記録方式は、再生専用
の光ディスクや追記型の光ディスク等で採用されてい
る。また、反射率変化による記録では、レーザ光が照射
される記録層の物理的な状態を例えば非晶質(アモルフ
ァス)から晶質等に変化させて情報の記録が行われてい
る。
【0009】上述した光磁気方式の再生では、記録信号
に応じてディスク反射光の偏光方向が変調され、検光子
等を経て、逆位相で光強度変調された光信号が2つのフ
ォトダイオードに入射する。一方、位相ピットあるいは
反射率変化方式の再生では、同位相で光強度変調された
光信号が2つのフォトダイオードに入射する。そこで、
図5に示すように、加算器108を設け、電流/電圧変
換器105、106からの出力信号を加算することによ
り同位相光信号の再生を行う。すなわち、フォトダイオ
ード101、102の各アノード側(あるいは各カソー
ド側)から両方とも同位相の電流出力が得られ、これら
を電流/電圧変換器105、106で電圧信号に変換し
て加算器37に送っている。このとき、差動増幅器10
7の出力端子には信号は現れない。
【0010】従来の光磁気記録再生装置でも、例えば光
磁気ディスク上に予め位相ピットで記録されているアド
レス情報等の再生のため、あるいは位相ピットで記録さ
れている再生専用ディスクの互換再生を実現するため、
差動増幅器107だけでなく、加算器108を設けてい
る構成が多い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光磁気ディ
スクからの再生信号は一般的に微弱であり、電流/電圧
変換器の発生する雑音が再生信号に影響し、上述した図
4、図5に示すような信号検出回路構成ではSN比が悪
化する原因となる。これは、例えばディジタル信号を再
生する装置の場合、エラーレートの悪化につながること
にもなる。
【0012】現在、光ディスクの高密度化を目指して光
ディスクに照射する光源の短波長化の研究が盛んに行わ
れているが、光源の短波長化に伴いフォトダイオードの
受光感度が低下する傾向にあり、電流/電圧変換器の雑
音の影響が深刻な問題となって来つつある。
【0013】本発明は、上述したような実情に鑑みてな
されたものであり、光磁気記録された光磁気記録媒体、
及び位相ピットあるいは反射率変化により記録された光
記録媒体の両方について、記録された信号の再生が良好
に行い得るような光信号検出回路の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光信号検出
回路は、上述した課題を解決するために、記録媒体に記
録されている記録信号を光学的に検出する第1の光検出
手段の一方の端子からの電流出力を第1の電流/電圧変
換手段により電流/電圧変換すると共に他方の端子から
の電流出力を第2の電流/電圧変換手段により電流/電
圧変換し、また、上記記録媒体に記録されている記録信
号を光学的に検出する第2の光検出手段の一方の端子か
らの電流出力を第3の電流/電圧変換手段により電流/
電圧変換すると共に他方の端子からの電流出力を第4の
電流/電圧変換手段により電流/電圧変換し、上記第1
〜第4の電流/電圧変換手段からの出力をそれぞれ信号
S1〜信号S4とするとき、第1の演算手段により、 信号S1+信号S4−信号S2−信号S3 を演算し、第2の演算手段により、 信号S1+信号S3−信号S2−信号S4 を演算することを特徴としている。
【0015】ここで、第1、第2の光検出手段には、偏
光光学手段により記録媒体からの反射光の偏光面を互い
に異ならせた光が照射される。第1、第2の光検出手段
には例えばフォトダイオードを用い、フォトダイオード
のカソード及びアノード各端子を、それぞれ上記一方の
端子及び他方の端子とするか、あるいは逆の対応関係と
すればよい。
【0016】この構成を従来の電流/電圧変換器を2個
用いる構成と比較すると、電流/電圧変換手段が4個と
2倍になっており、雑音量は√2倍に増加するが、信号
量は2倍となるため、相対的に雑音量に対する信号量、
いわゆるSN比の変化分は、2/√2=√2となり、従
来よりも雑音の影響の少ない光信号検出が行える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光信号検出回
路の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら
説明する。これらの実施の形態においては、光検出手段
あるいはフォトディテクタとして、フォトダイオードを
用いている。
【0018】図1及び図2は、本発明の実施の形態とな
る光信号検出回路を示しており、図1が光磁気信号検出
時を、図2がピットや反射率変化等による強度変調信号
の検出時をそれぞれ示している。これらの図1、図2に
示す光信号検出回路は、光信号を検出する2つのフォト
ダイオード10,20と、各フォトダイオード10,2
0のそれぞれ両端子からの出力電流信号を電圧信号に変
換する電流/電圧変換器15,16,25,26と、こ
れらの電流/電圧変換器15,16,25,26からの
出力電圧信号を加減演算する演算回路31,32とを有
して構成されている。
【0019】フォトダイオード10のカソード側には、
正極性の+Vのバイアス電圧が印加され、フォトダイオ
ード10のアノード側には、負極性の−Vのバイアス電
圧が印加されている。同様に、フォトダイオード20の
カソード側には、正極性の+Vのバイアス電圧が印加さ
れ、フォトダイオード20のアノード側には、負極性の
−Vのバイアス電圧が印加されている。
【0020】フォトダイオード10の一方の端子である
カソード側からの出力は、コンデンサ13を介して電流
/電圧変換器15に送られ、フォトダイオード10の他
方の端子であるアノード側からの出力は、コンデンサ1
4を介して電流/電圧変換器16に送られている。ま
た、フォトダイオード20の一方の端子であるカソード
側からの出力は、コンデンサ23を介して電流/電圧変
換器25に送られ、フォトダイオード20の他方の端子
であるアノード側からの出力は、コンデンサ24を介し
て電流/電圧変換器26に送られている。
【0021】演算回路31は、電流/電圧変換器15か
らの出力及び電流/電圧変換器26からの出力を加算
し、電流/電圧変換器16からの出力及び電流/電圧変
換器25からの出力を減算して出力する。また、演算回
路32は、電流/電圧変換器15からの出力及び電流/
電圧変換器25からの出力を加算し、電流/電圧変換器
16からの出力及び電流/電圧変換器26からの出力を
減算して出力する。
【0022】すなわち、各電流/電圧変換器15,1
6,25,26からの出力をそれぞれ信号S1、S2,
S3,S4とするとき、演算回路31は、 信号S1+信号S4−信号S2−信号S3 を演算し、演算回路32は、 信号S1+信号S3−信号S2−信号S4 を演算する。
【0023】なお、演算回路31,32での加算と減算
を互いに逆として、演算回路31では、 信号S2+信号S3−信号S1−信号S4 を演算するようにし、演算回路32では、 信号S2+信号S4−信号S1−信号S3 を演算するようにしてもよい。これは、図1、図2の回
路で、各フォトダイオード10,20のアノードとカソ
ードとを逆にした場合と考えてもよい。
【0024】以上のような構成において、光磁気信号を
検出する場合には、図1に示すように、フォトダイオー
ド10への入射光とフォトダイオード20への入射光と
が逆位相となる。また、位相ピットあるいは反射率変化
による強度変調信号を検出する場合には、図2に示すよ
うに、フォトダイオード10への入射光とフォトダイオ
ード20への入射光とが同位相となる。
【0025】これは、光磁気信号検出のための通常の光
学ピックアップ、例えば図3に示すような光学ピックア
ップの構成により得られる光検出信号である。すなわ
ち、この図3は、光ディスク再生装置の一具体例を示し
ており、この図3において、光ディスク41としては、
上述した光磁気信号が記録された光磁気ディスクや、位
相ピットあるいは反射率変化により記録された光ディス
クが用いられる。この光ディスク41は、スピンドルモ
ータ40により回転駆動される。光ディスク41に記録
された信号を読み取るための光学ピックアップ42は、
半導体レーザ等のレーザ光源43を有し、このレーザ光
源43からのレーザ光を光学系を介して光りディスク4
1に照射し、その反射光を光学系を介して上記フォトダ
イオード10,20で検出している。
【0026】すなわち、レーザ光源43から出射された
レーザ光は、コリメータレンズ44で平行光とされ、偏
光ビームスプリッタ45を透過して、対物レンズ46に
より光ディスク41上に集光される。このレーザ光は、
光ディスク41に記録されたピットや反射率変化により
強度変調を受けて反射され、あるいは、光ディスク41
に記録された光磁気信号の磁区に応じて偏光方向に変調
を受けて反射される。光ディスク41からの反射光は、
再び対物レンズ46を通り、偏光ビームスプリッタ45
で反射されて、1/2波長板47を介し偏光ビームスプ
リッタ48に送られる。光磁気信号検出の場合には、こ
の偏光ビームスプリッタ48でディスク戻り光中の例え
ばいわゆるs偏光成分とp偏光成分とが分離され、偏光
面変化が互いに逆相の強度変化に変換されて、集光レン
ズ49,50をそれぞれ介して上記各フォトダイオード
10,20に入射される。位相ピットや反射率変化によ
る強度変調信号の検出の場合には、ディスク反射光が偏
光ビームスプリッタ48で例えば1/2ずつの割合で分
離され、同相の強度変化光が集光レンズ49,50をそ
れぞれ介して上記各フォトダイオード10,20に入射
される。このようにして、フォトダイオード10,20
には、光磁気信号検出の場合に互いに逆相の光が、また
強度変調信号の場合に同相の光がそれぞれ入射される。
【0027】ここで、図1に示す光磁気信号検出の際に
は、フォトダイオード10のカソードとフォトダイオー
ド20のアノードとの各出力電流が同位相となり、また
フォトダイオード10のアノードとフォトダイオード2
0のカソードとの各出力電流が同位相となる。そこで、
これらの各出力電流を各電流/電圧変換器15,26,
16,25で変換した後、各電圧出力の内、同位相とな
る電流/電圧変換器15からの出力と電流/電圧変換器
26からの出力とを加算し、さらにこれらに対して逆位
相となる電流/電圧変換器16からの出力と電流/電圧
変換器25からの出力とを加算したものを演算回路31
で差動増幅することにより、光磁気信号を取り出してい
る。
【0028】この図1の構成によれば、従来の図4や図
5に示す光磁気信号検出回路に比較して、電流/電圧変
換器が2個から4個に、すなわち2倍に増加している。
これによって、雑音量は√2倍に増加するが信号量は2
倍に増加し、相対的に光磁気検出信号量の電流/電圧変
換雑音に対する量を従来に比べて√2倍にできる。すな
わち、光磁気信号の再生信号に対する電流/電圧変換器
の雑音を従来に比べて1/√2に低減できる。
【0029】次に、図2に示す光強度変調信号検出の際
には、各フォトダイオード10,20への入射光が同相
となるため、フォトダイオード10,20の各カソード
の各出力電流が同位相となり、またフォトダイオード1
0,20の各アノードの各出力電流が同位相となる。そ
こで、これらの各出力電流を各電流/電圧変換器15,
16,25,26で変換した後、各電圧出力の内、同位
相となる電流/電圧変換器15からの出力と電流/電圧
変換器16からの出力とを加算し、さらにこれらに対し
て逆位相となる電流/電圧変換器25からの出力と電流
/電圧変換器26からの出力とを加算したものを演算回
路32で差動増幅することにより、光強度変調信号を取
り出している。
【0030】この図2の構成によれば、従来の図5に示
す光強度変調信号検出回路に比較して、電流/電圧変換
器が2個から4個に、すなわち2倍に増加している。こ
れによって、雑音量は√2倍に増加するが信号量は2倍
に増加し、相対的に光強度変調検出信号量の電流/電圧
変換雑音に対する量を従来に比べて√2倍にでき、これ
は、光強度変調信号の再生信号に対する電流/電圧変換
器の雑音を従来に比べて1/√2に低減できることでも
ある。
【0031】従って、本発明の実施の形態となる図1、
図2の光信号検出回路構成を用いることにより、光磁気
信号及び光強度変調信号のいずれも再生できるのみなら
ず、従来に比べてSN比を√2倍に改善でき、例えばデ
ィジタルシステムにおけるエラーレートを大幅に改善さ
せることができ、信頼性・情報密度・伝送速度の向上を
図ることができる。
【0032】また、受光素子に入射する光量を減らし、
レーザ発光素子から光磁気ディスク面への光路効率を高
める光路設計を行うことにより、レーザ発光素子の出射
パワーも低く抑えて、システムの長寿命化を図ることが
できる。回路規模の縮小化により、消費電力の低減も図
ることができる。
【0033】ところで、近年、位相ピットにより予めデ
ータが記録された再生専用領域と光磁気記録によりデー
タの記録再生を行う記録再生領域を有する、いわゆるハ
イブリッドディスクが実用化されつつある。このような
いわゆるハイブリッドディスクでは、例えば、リードイ
ン部分に再生専用の領域のアドレス範囲・記録再生領域
のアドレス範囲が記載されている。このリードイン部分
のアドレス情報を基に同位相/逆位相の光検出を切り換
えることにより、いわゆるハイブリッドディスクでも情
報を正確に再生することができる。
【0034】従って、上記図1、図2に示すような光信
号検出回路構成を用いることにより、光磁気ディスクや
位相ピットあるいは反射率変化による記録を行う光ディ
スク等の種類に関わらない光ディスクの互換再生を可能
にする。これにより、光ディスクのフォーマットの自由
度を向上させ、装置の付加価値を一層高いものにするこ
とができる。
【0035】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば、それぞれ独立の素子としての
フォトダイオードを用いなくとも、同一半導体基板上に
形成された2個以上の受光部を各光検出手段として用い
るようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、記録媒体に記録されて
いる記録信号を光学的に検出する第1の光検出手段の一
方の端子からの電流出力を第1の電流/電圧変換手段に
より電流/電圧変換すると共に他方の端子からの電流出
力を第2の電流/電圧変換手段により電流/電圧変換
し、また、上記記録媒体に記録されている記録信号を光
学的に検出する第2の光検出手段の一方の端子からの電
流出力を第3の電流/電圧変換手段により電流/電圧変
換すると共に他方の端子からの電流出力を第4の電流/
電圧変換手段により電流/電圧変換し、上記第1〜第4
の電流/電圧変換手段からの出力をそれぞれ信号S1〜
信号S4とするとき、第1の演算手段により、信号S1
+信号S4−信号S2−信号S3、を演算し、第2の演
算手段により、信号S1+信号S3−信号S2−信号S
4、を演算しているため、光磁気信号及び光り強度変調
信号のいずれをも再生することができ、再生信号に対す
る電流/電圧変換手段の雑音を従来の回路に比べて1/
√2に低減できる。
【0037】また、再生信号に対する電流/電圧変換手
段の雑音を低減できることにより、再生信号のSN比を
向上させることができ、ディジタル信号処理システムに
おけるエラーレート低減の効果もある。
【0038】さらに、例えば現行の光信号検出回路で十
分なSN比が得られている系に本発明を適用することに
より、同じSN比を実現するために必要とされる光検出
手段への入射光量を減らすことができ、これによって、
レーザ光源の出射パワーを低くでき、システムの長寿命
化を図ることができる。
【0039】また、いわゆるハイブリッド光ディスク等
のように、同一の光記録媒体上に光磁気方式による記録
と光強度変調による記録とが混在している場合に、両者
の信号再生が容易に行え、光ディスク等のフォーマット
の自由度を向上させ、装置の付加価値を一層高いものに
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態となる光信号検出回路
における光磁気信号検出を説明するための回路図であ
る。
【図2】本発明に係る実施の形態となる光信号検出回路
における光強度変調信号検出を説明するための回路図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態が適用される光学ピックア
ップを備えた光ディスク再生装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図4】従来の光磁気信号を再生するための光磁気信号
検出回路の一例を示す回路図である。
【図5】従来の光磁気信号及び光り強度信号の両者を再
生するための光信号検出回路の一例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
10,20 フォトダイオード、 13,14,23,
24 コンデンサ、15,16,25,26 電流/電
圧変換器、 31,32 演算回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録されている記録信号を光
    学的に検出する第1、第2の光検出手段と、 上記第1の光検出手段の一方の端子からの電流出力を電
    流/電圧変換する第1の電流/電圧変換手段と、 上記第1の光検出手段の他方の端子からの電流出力を電
    流/電圧変換する第2の電流/電圧変換手段と、 上記第2の光検出手段の一方の端子からの電流出力を電
    流/電圧変換する第3の電流/電圧変換手段と、 上記第2の光検出手段の他方の端子からの電流出力を電
    流/電圧変換する第4の電流/電圧変換手段と、 上記第1〜第4の電流/電圧変換手段からの出力をそれ
    ぞれ信号S1〜信号S4とするとき、 信号S1+信号S4−信号S2−信号S3を演算する第
    1の演算手段と、 信号S1+信号S3−信号S2−信号S4を演算する第
    2の演算手段とを有することを特徴とする光信号検出回
    路。
  2. 【請求項2】 上記第1、第2の光検出手段には、偏光
    光学手段により上記記録媒体からの反射光の偏光面を互
    いに異ならせた光が照射されることを特徴とする請求項
    1記載の光信号検出回路。
  3. 【請求項3】 上記第1、第2の光検出手段にはフォト
    ダイオードを用い、上記一方の端子はカソード、上記他
    方の端子はアノードであることを特徴とする請求項1記
    載の光信号検出回路。
  4. 【請求項4】 上記第1、第2の光検出手段にはフォト
    ダイオードを用い、上記一方の端子はアノード、上記他
    方の端子はカソードであることを特徴とする請求項1記
    載の光信号検出回路。
JP9011632A 1997-01-24 1997-01-24 光信号検出回路 Withdrawn JPH10208295A (ja)

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JP9011632A JPH10208295A (ja) 1997-01-24 1997-01-24 光信号検出回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009252330A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Hitachi Ltd 光信号検出回路及びそれを用いた情報再生装置

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