JPH1020812A - 情報表示装置 - Google Patents

情報表示装置

Info

Publication number
JPH1020812A
JPH1020812A JP17884696A JP17884696A JPH1020812A JP H1020812 A JPH1020812 A JP H1020812A JP 17884696 A JP17884696 A JP 17884696A JP 17884696 A JP17884696 A JP 17884696A JP H1020812 A JPH1020812 A JP H1020812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
rollers
tension
drive motor
cpu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17884696A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Ishida
敏也 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Max Co Ltd filed Critical Max Co Ltd
Priority to JP17884696A priority Critical patent/JPH1020812A/ja
Publication of JPH1020812A publication Critical patent/JPH1020812A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Displays For Variable Information Using Movable Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】巻取ローラと情報表示用のシートによるロール
の半径が変化しても、シートの張力を常に一定にするこ
とができる情報表示装置を提供すること。 【解決手段】 駆動モータ27,31で駆動されるロー
ラ15,16にシート17が捲回され、印刷装置20で
シート17に印刷する様に設けられていると共に、駆動
モータ27,31の少なくとも一方の電流を検知する電
流検知回路42,43が設けられ、電流検知回路42,
43からの検知信号を基にシート17の巻取張力が一定
となる様に駆動モータ27,31の少なくとも一方の回
転速度を制御するCPU37が設けられている情報表示
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、会議場,宴
会場,結婚式場やその他の場所において、情報を印刷し
て表示するための情報表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の情報表示装置としては、例えば
図8(特開平4−107591号公報参照)に示したよ
うな情報表示のためのシステムがある。
【0003】このシステムでは、供給ローラ1と巻取ロ
ーラ2とを間隔をおいて設けて、供給ローラ1に捲回し
た記録紙3を巻取ローラ2で巻きとるようにすると共
に、記録紙駆動モータ(図示せず)で巻取ローラ2を駆
動させることにより、記録紙3を巻取ローラ2で巻取な
がら、この記録紙3に必要な情報を印刷装置4で印刷し
て、記録紙3に印刷された情報をカバー5の開口部6
(窓)に臨ませることにより、情報を表示するようにし
ている。尚、印刷装置としては、サーマルヘッドとプラ
テンとの間に記録紙3を配設して、サーマルヘッドで記
録紙3に印字するようにしたものや、このサーマルヘッ
ド以外の印字ヘッドを利用したものが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様なシ
ステムにおいては、記録紙3に適正な張力がかかってい
ないと、印刷装置4にサーマルヘッド等を利用した場合
には、サーマルヘッドとプラテンとの間に挟まれた記録
紙3が滑り、印字品質が悪くなると共に、記録紙3の走
行と巻取性能の保証ができない。従って、記録紙3に適
正な張力をかけるのが望ましい。
【0005】しかし、上述の従来のシステムでは、記録
紙3を巻取ローラ2に巻き取らせるに従って、巻取ロー
ラ2と記録紙3とによるロールの半径が増加することを
考慮していない。このため、記録紙駆動モータに一定の
トルクが発生するように、記録紙駆動モータを作動制御
したのでは、ロールの半径が増加するに従って、記録紙
3の張力が減少し撓んでしまう。逆に、撓まない程度の
トルクを与えると、巻き始めの張力が大きくなり、記録
紙(情報表示用のシート)3が滑り、印字品質が悪くな
る。この張力を調整する為には微妙なトルク調整が必要
となる。
【0006】そこで、この発明は、巻取ローラと情報表
示用のシートによるロールの半径が変化しても、このシ
ートの張力を常に一定にすることができる情報表示装置
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明は、表示窓が設けられた装置本体
と、前記表示窓を挟む様に前記装置本体内に配設された
一対のローラと、前記両ローラに両端部側がそれぞれ捲
回され且つ前記両ローラ間が前記表示窓に臨ませられた
情報表示用のシートと、前記両ローラ間に位置させられ
て前記シートに情報を印刷する印刷手段と、前記両ロー
ラの少なくとも巻取側を回転駆動する駆動モータとを備
える情報表示装置において、前記駆動モータの電流を検
知する電流検知手段が設けられていると共に、前記電流
検知手段からの検知信号を基に前記シートの巻取張力が
一定となる様に前記駆動モータの回転速度を制御する制
御手段が設けられている情報表示装置としたことを特徴
とする。
【0008】また、上記目的を達成するため、請求項2
の発明は、表示窓が設けられた装置本体と、前記表示窓
を挟む様に前記装置本体内にそれぞれ配設された第1,
第2のローラと、前記両ローラに両端部側がそれぞれ捲
回され且つ前記両ローラ間が前記表示窓に臨ませられた
情報表示用のシートと、前記両ローラ間に位置させられ
て前記シートに情報を印刷する印刷手段と、前記両ロー
ラをそれぞれ回転駆動する駆動モータを備える情報表示
装置であって、前記両駆動モータの少なくとも一方の電
流を検知する電流検知手段が設けられていると共に、前
記電流検知手段からの検知信号を基に前記シートの巻取
張力が一定となる様に前記両駆動モータの少なくとも一
方の回転速度を制御する制御手段が設けられている情報
表示装置としたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図7に基づいて説明する。
【0010】<第1実施例>図1〜図5は本発明に係る
情報表示装置の第1実施例を示したもので、図2(a)は
情報表示装置の外観を示し、図2(b)は図2(a)の情報表
示装置内の表示手段を示したものである。
【0011】図2(a)において、10はベース、11は
ベース10の中央部上に植立固定された支持ポスト、1
2は支持ポスト11上に固定された装置本体としてのケ
ース(ハウジング)である。このケース12の正面壁1
2aには表示窓13が形成され、ケース12内には図1
2(b)に示した表示手段14が内蔵されている。
【0012】この表示手段14は、ケース12の上下部
内にそれぞれ配設した第1,第2のローラ15,16
と、ローラ15,16に両端部側が捲回された情報表示
用のシート(記録紙)17を有する。このシート17は
ローラ15,16への巻取部17a,17bをそれぞれ
有し、この捲回部17aとローラ15は第1のシートロ
ールRAを構成し、捲回部17bとローラ16は第2の
シートロールRBを構成している。
【0013】また、表示手段14は、表示窓13の上下
に近接させてそれぞれ配置した案内ローラ18,19
と、第2のローラ16と案内ローラ19との間に配設さ
れた印刷手段としての印刷装置(印字装置)20を有す
る。この印刷装置20は、プラテンローラ21と、サー
マルヘッド22を有する。そして、シート17のシート
ロールRA,RB間の部分は、プラテンローラ21とサ
ーマルヘッド22との間に配設されていると共に、案内
ローラ18,19に支持されて表示窓13に臨ませられ
ている。
【0014】更に、表示手段14は、ローラ15を駆動
する第1の駆動手段23と、ローラ16を駆動する第2
の駆動手段24と、制御回路25を有する。この第1の
駆動手段23は、ローラ15の端部に設けられたタイミ
ングギヤ26と、直流モータである第1の駆動モータ2
7と、この駆動モータ27の出力軸に設けられたタイミ
ングギヤ28と、タイミングギヤ26,28に掛け渡さ
れたタイミングベルト29を有する。このタイミングギ
ヤ28の径はタイミングギヤ26の径よりも小さく設定
されている。
【0015】また、第2の駆動手段24は、ローラ16
の端部に設けられたタイミングギヤ30と、直流モータ
である第2の駆動モータ31と、この駆動モータ31の
出力軸に設けられたタイミングギヤ32と、タイミング
ギヤ30,32に掛け渡されたタイミングベルト33を
有する。このタイミングギヤ32の径はタイミングギヤ
30の径よりも小さく設定されている。
【0016】そして、各駆動モータ27,31には回転
速度検知手段としてのロータリエンコーダ34,35が
連動させられている。
【0017】制御回路25は、図1に示した様に演算制
御手段としての演算制御回路36を有し、この演算制御
回路36は演算手段としてのCPU(中央演算処理回路)
37と、このCPU37に接続されたROM(リードオ
ンリーメモり)38,RAM(ランダムアクセスメモ
リ)39を有する。このCPU37は電圧制御回路とし
ての電圧指示回路(電圧印加回路)40,41を介して
駆動モータ27,31を駆動制御する様になっている。
CPU37はROM38に記憶されたプログラムに従っ
て制御されて、RAM39へのデータの一時記憶や、C
PU37に接続された機器の制御を行う。
【0018】また、この電圧指示回路40による駆動モ
ータ27の制御電流は電流検知回路(電流検知手段)4
2を介して検出されてCPU37に入力され、電圧指示
回路41による駆動モータ31の制御電流は電流検知回
路(電流検知手段)43を介して検出されてCPU37
に入力される様になっている。
【0019】しかも、CPU37には、ロータリーエン
コーダ34からの出力信号(速度信号)が回転速度検知
回路44を介して入力されると共に、ロータリーエンコ
ーダ35からの出力信号(速度信号)が回転速度検知回
路45を介して入力される様になっている。また、CP
U37には図示しないパソコンが情報の入力印字又は印
刷の指令を出すために接続されている。
【0020】次に、この様な構成の情報表示装置のCP
U37の機能を他の構成と共に説明する。
【0021】(i).情報印字又は印刷 今、図示しないパソコンのキーボードやマウス等の入力
手段を操作して、このパソコンを情報入力モードにす
る。この状態で、入力手段を用いて表示したい情報をパ
ソコンに入力し、この入力した情報をCPU37に転送
する。この転送された情報等のデータはRAM39に一
時的に記憶される。
【0022】この情報の転送終了すると、サーマルヘッ
ド22を図示しない周知の駆動構造を用いてプラテンロ
ーラ21側に移動制御して、このサーマルヘッド22に
よりシート17をプラテンローラ21に押し付ける。し
かも、CPU37は、プラテンローラ21を図示しない
駆動モータを介して低速で回転駆動し、シート17を一
定の送り速度でロールRA側に送ると共に、サーマルヘ
ッド21を作動制御して、パソコンから入力された情報
をシート17に印字又は印刷を行う。
【0023】一方、CPU37は、電圧指示回路44,
45を作動制御して、この電圧指示回路44,45から
駆動モータ27,31に指示電圧を印加させて、駆動モ
ータ27,31を図1中時計回り方向に回転駆動制御す
る。
【0024】これにより、駆動モータ27,31の回転
がそれぞれ駆動手段23,24を介してローラ15,1
6に伝達され、ローラ15,16が時計回り方向に回転
させられる。即ち、駆動モータ31の回転は、タイミン
グギヤ32,タイミングプーリ33,タイミングギヤ3
0を介してローラ16に伝達されて、ローラ16が時計
回り方向に回転させられ、ローラ16からシート17が
繰り出される。これと同時に、駆動モータ27の回転
は、タイミングギヤ28,タイミングプーリ29,タイ
ミングギヤ26を介してローラ15に伝達されて、ロー
ラ15が時計回り方向に回転させられ、シート17がロ
ーラ15に捲回される。
【0025】この際、電流検出回路42,43は駆動モ
ータ27,31に流れる電流をそれぞれ検出してCPU
34に入力し、回転速度検知回路44,45はロータリ
ーエンコーダ34,35から出力される短時間あたりの
パルス信号から駆動モータ27,31の角速度を求め、
この角速度のデータをCPU37に入力する。そして、
CPU17は、この様な電流及び角速度のデータから、
シート17の張力が一定となるように、電圧指示回路4
0を制御して、駆動モータ27を駆動制御する。このシ
ート17を張力が一定となる制御は以下の式を用いて行
われる。
【0026】a.印刷装置20とロールRAとの間の張
力調整即ち、図4(a)において、駆動モータ27に指示
電圧V1を印加したときに、駆動モータ27に電流Ia
が流れ、張力F1が巻取側のロールRAに付加としてか
かっている状態を考えると、駆動モータ27の回転トル
クTaは、 Ta=k・Ia…………………………(1) (但し、kはトルク定数)として得られる。
【0027】また、タイミングギヤ26,28及びタイ
ミングベルト28による減速比nとすれば、減速比nと
の関係においてロールRAの回転トルクTbは、 Tb=n・Ta…………………………(2) で表すことができ、又、ロールRAの半径をr1とすれ
ば、この半径r1と張力F1との関係においてロールR
Aの回転トルクTbは、 Tb=r1・F1………………………(3) で表すことができる。
【0028】一方、ロータリーエンコーダ34で検出し
た回転速度信号から求めた駆動モータ27の角速度をω
aとし、ロールRAの角速度をωbとすると、角速度ω
bとの関係において駆動モータ27の角速度ωaは、 ωa=n・ωb…………………………(4) として求めることができ、又、シート17の送り速度を
vとすると、この送り速度vは、 v=r1・ωb…………………………(5) として求めることができる。
【0029】上述の(1)〜(4)式から、巻取側のロールR
Aに付加としてかかっているシート17の張力F1は、 F1=(k・Ia・ωa)/v………(6) 従ってCPU37は、駆動モータ27に流れる電流Ia
と角速度ωaを観測(検出)することで、CPU37が
シート17の張力F1を演算により求め、シート17の
張力F1が一定となるように、電圧指示回路40を介し
て駆動モータ27を駆動制御する。
【0030】b.印刷装置20とロールRBとの間の張
力調整 ここで、上述のサーマルヘッド22とプラテンローラ2
1との間隔をあけると共に、プラテンローラ22を駆動
しない状態で、シート17がサーマルヘッド22とプラ
テンローラ21との間を抵抗なく自由に移動できる状態
で、上述したように駆動モータ27,31をシート送り
方向に回転させて、シート17をロールRA側に移動さ
せたときの駆動モータ31に流れる電流をIbとする。
このときは、シート17の印刷装置20とロールRBと
の間の部分にプラテンローラ21による引張力が作用し
ないので、シート17の印刷装置20とロールRBとの
間の部分にプラテンローラ21による張力F2が発生せ
ず、張力F2は「0」となる。
【0031】また、サーマルヘッド22とプラテンロー
ラ21との間でシート17を挟持させると共にプラテン
ローラ21及びサーマルヘッド22を上述したように駆
動した状態で、駆動モータ27,31をシート送り方向
にトルクTbで回転させると共に、シート17をプラテ
ンローラ21により一定速度vでロールRA側に移動さ
せたときに、駆動モータ31に流れる電流をIc(Ib
>Ic)とする。このときは、プラテンローラ21によ
りシート17を引っ張っているので、シート17の印刷
装置20とロールRBとの間の部分にプラテンローラ2
1によるシート17に張力F2が発生する。
【0032】この様に張力(負荷)F2の有無により駆
動モータ31に流れる電流には電流差ΔI(=Ib−I
c)が生じるので、駆動モータ31の電流を観測すれ
ば、張力(負荷)F2を特定できることになる。即ち、
駆動モータ27によるシート17の巻取時と同様にし
て、駆動モータ31に流れる電流が分かれば、駆動モー
タ31の角速度からロールRBの半径r2を求めて、こ
の半径r2から張力F2を、 F2=(k´・ΔI・ωb)/v……………(7) (但し、k´はトルク定数)として求めることができ
る。
【0033】尚、駆動モータ31の角速度ωbは、ロー
タリーエンコーダ35からの単位時間あたりのパルス信
号を基に回転速度検知回路45により求められて、CP
U37に入力される。また、駆動モータ31の電流は電
流検知回路43で検知されてCPU37に入力される。
【0034】従って、CPU37は、電流検知化路43
からの電流及び回転速度検知回路45からの角速度を基
に電圧指示回路41を制御して、駆動モータ31に印加
する指示電圧を制御することにより、張力F2を一定の
適正な値に調整できることになる。
【0035】c.その他 この様なa及びbにおける制御は、両方行っても良い
が、少なくともいずれか一方を行えば良い。尚、上述の
a及びbにおける制御の両方を行った場合には、より正
確にシート17の張力を印刷装置20の前後で一定に調
整できるので、印刷装置20における印字又は印刷をよ
り好ましい状態で行うことができる。また、ロータリー
エンコーダ34,35としては、回転方向の変化を検出
する必要がないので、図5に示した様に、円板50の周
縁部に周方向に等ピッチで多数の切欠スリット51を形
成し、この多数のスリット51を発光素子と受光素子か
らなるフォトセンサ52で検出するようにした簡易なも
のを用いることができる。
【0036】(ii).情報印字後のシート巻取 一方、この様な印字又は印刷が終了後に、CPU37
は、パソコン側から巻取の指令を受けると、サーマルヘ
ッド22をプラテンローラ21から離反する方向に移動
制御して、サーマルヘッド22,シート17,プラテン
ローラ21の密着を解除した後、電圧指示回路44,4
5を作動制御して、この電圧指示回路44,45から駆
動モータ27,31に上述とは逆電圧を印加させて、駆
動モータ27,31を図1中反時計回り方向に回転駆動
制御させる。これにより、駆動モータ27,31の回転
がそれぞれ駆動手段23,24を介してローラ15,1
6に伝達され、ローラ15,16が反時計回り方向に回
転させられる。
【0037】<第2実施例>図6,図7は、この発明の
第2実施例を示したものである。本実施例は、ロールR
A,RBの半径r1,r2を求めて、駆動モータ31に
よるシート17の巻取時に必要な駆動モータ31のトル
クT2を半径r2から求めて、駆動モータ31によるシ
ート17の巻取時の駆動モータ31の制御を行わせる様
にした例を示したものである。尚、プラテンローラ22
とサーマルヘッド21とを離して、サーマルヘッド21
によりシート17がプラテンローラ22に押し付けられ
ていない状態となっている。
【0038】a.ロールRA,RBの半径r1,r2の
算出 本実施例では、第1実施例の構成にシート速度センサ
(用紙速度センサ)46を加えて、このシート速度セン
サ46からの速度信号をCPU37に入力している。し
かも、CPU37は、シート速度センサ46からの速度
信号を基に、シート17の送り速度vを求め、この送り
速度vを基にロールRA,RBび半径r1,r2を演算
により求めるようになっている。即ち、駆動モータ31
によるシート17のロールRBへの巻取時の送り速度v
は、 v=ω1・r1=ω2・r2……………(8) であるから、半径r1,r2は、 r1=v/ω1……………(8-1) r2=v/ω2……………(8-2) として求められる。
【0039】ここで、シート(記録紙)17の長さが一
定(固定)であれば、式(8)から、 ω1:ω2=r2:r1……………(9) として、半径の比がわかるから、この比からロールR
A,RBと半径r1,r2との関係を示すテーブルを作
成しておいて、この半径r1,r2をテーブルから求
め、この求めた半径r1,r2からシート17の送り速
度vを演算させることもできる。この場合には、メモリ
(図示せず)を設けて、このメモリにテーブルの内容を
記憶させ、このメモリのテーブルを基にCPU37によ
り半径r1,r2を演算させる。
【0040】b.トルクT2の算出及び駆動モータ2
7,31の制御 CPU37は、上述のようにして半径r2を求めた後、
送り速度(指示速度v)になる角速度ω2を(ω2=送
り速度v/現在の半径r2)として求める。また、CP
U37は、この送り速度vでロールRA,RBを回転さ
せて、シート17に張力F1を発生させるに必要な駆動
モータ31のトルクT2を、 T2=F1・r2……………(10) として求める。
【0041】そして、CPU37は、このトルクT2を
得るのに必要な指示電圧を図7に示した様な駆動モータ
の回転速度とトルクの特性線図から求めて、この指示電
圧を電圧指示回路41から駆動モータ31に印加する。
【0042】また、駆動モータ27の制御は、適正な張
力F1が得られるように制御を行うもので、第1実施例
と同様に(7)式を用いて行う。
【0043】尚、上述したように、ロールRA,RBの
半径r1,r2を求める(知る)ことで、シート17の
使用量が分かるので、シート残量を知ることができる。
また、駆動モータ27,31の電流は、シート17がロ
ーラ15,16の両方に捲回されて、シート17に張力
が発生している場合と、シート17がローラ15,16
の一方にのみ捲回されてシート17に張力が発生してい
ない場合とでは異なる。この為、駆動モータ27,31
の電流を上述したように観測しているので、この電流の
変化からシート17の有無も検知できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、表示窓が設けられた装置本体と、前記表示窓を挟む
様に前記装置本体内に配設された一対のローラと、前記
両ローラに両端部側がそれぞれ捲回され且つ前記両ロー
ラ間が前記表示窓に臨ませられた情報表示用のシート
と、前記両ローラ間に位置させられて前記シートに情報
を印刷する印刷手段と、前記両ローラの少なくとも巻取
側を回転駆動する駆動モータとを備える情報表示装置に
おいて、前記駆動モータの電流を検知する電流検知手段
が設けられていると共に、前記電流検知手段からの検知
信号を基に前記シートの巻取張力が一定となる様に前記
駆動モータの回転速度を制御する制御手段が設けられて
いる構成としたので、巻取ローラと情報表示用のシート
によるロールの半径が変化しても、このシートの張力を
常に一定にすることができる。
【0045】また、請求項2の発明は、表示窓が設けら
れた装置本体と、前記表示窓を挟む様に前記装置本体内
にそれぞれ配設された第1,第2のローラと、前記両ロ
ーラに両端部側がそれぞれ捲回され且つ前記両ローラ間
が前記表示窓に臨ませられた情報表示用のシートと、前
記両ローラ間に位置させられて前記シートに情報を印刷
する印刷手段と、前記両ローラをそれぞれ回転駆動する
駆動モータを備える情報表示装置であって、前記両駆動
モータの少なくとも一方の電流を検知する電流検知手段
が設けられていると共に、前記電流検知手段からの検知
信号を基に前記シートの巻取張力が一定となる様に前記
両駆動モータの少なくとも一方の回転速度を制御する制
御手段が設けられている構成としたので、シートの繰り
出しと巻取をスムースに行うことができると共に、巻取
ローラと情報表示用のシートによるロールの半径が変化
しても、このシートの張力を常に一定にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる情報表示装置の制御回路図で
ある。
【図2】(a)は図1に示した制御回路を備える情報表示
装置の外観図、(b)は(a)の情報表示装置の部分断面説明
図である。
【図3】(a),(b)は図1に示した情報表示装置の作用説
明図である。
【図4】(a),(b)は図1に示した情報表示装置の作用説
明図である。
【図5】(a)は図1に示したロータリーエンコーダの一
例を示す説明図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図であ
る。
【図6】この発明にかかる情報表示装置の他の例を示す
制御回路である。
【図7】図6に示した駆動モータの特性線図である。
【図8】(a)は従来の情報表示装置の一例を示す外観
図、(b)は(a)の情報表示装置の断面図である。
【符号の説明】
12…ケース(装置本体) 13…表示窓 15…第1のローラ 16…第2のローラ 17…シート 20…印刷装置(印刷手段) 37…CPU(制御手段) 42,43…電流検知回路(電流検知手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示窓が設けられた装置本体と、前記表
    示窓を挟む様に前記装置本体内に配設された一対のロー
    ラと、前記両ローラに両端部側がそれぞれ捲回され且つ
    前記両ローラ間が前記表示窓に臨ませられた情報表示用
    のシートと、前記両ローラ間に位置させられて前記シー
    トに情報を印刷する印刷手段と、前記両ローラの少なく
    とも巻取側を回転駆動する駆動モータとを備える情報表
    示装置において、 前記駆動モータの電流を検知する電流検知手段が設けら
    れていると共に、前記電流検知手段からの検知信号を基
    に前記シートの巻取張力が一定となる様に前記駆動モー
    タの回転速度を制御する制御手段が設けられていること
    を特徴とする情報表示装置。
  2. 【請求項2】 表示窓が設けられた装置本体と、前記表
    示窓を挟む様に前記装置本体内にそれぞれ配設された第
    1,第2のローラと、前記両ローラに両端部側がそれぞ
    れ捲回され且つ前記両ローラ間が前記表示窓に臨ませら
    れた情報表示用のシートと、前記両ローラ間に位置させ
    られて前記シートに情報を印刷する印刷手段と、前記両
    ローラをそれぞれ回転駆動する駆動モータを備える情報
    表示装置であって、 前記両駆動モータの少なくとも一方の電流を検知する電
    流検知手段が設けられていると共に、前記電流検知手段
    からの検知信号を基に前記シートの巻取張力が一定とな
    る様に前記両駆動モータの少なくとも一方の回転速度を
    制御する制御手段が設けられていることを特徴とする情
    報表示装置。
JP17884696A 1996-07-09 1996-07-09 情報表示装置 Pending JPH1020812A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17884696A JPH1020812A (ja) 1996-07-09 1996-07-09 情報表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17884696A JPH1020812A (ja) 1996-07-09 1996-07-09 情報表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1020812A true JPH1020812A (ja) 1998-01-23

Family

ID=16055702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17884696A Pending JPH1020812A (ja) 1996-07-09 1996-07-09 情報表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1020812A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10144930A1 (de) * 2001-09-12 2003-04-17 Siemens Ag Wechselplakatvitrine
US6858999B2 (en) 2002-07-31 2005-02-22 Itoh Denki Company, Limited DC brushless motor control apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10144930A1 (de) * 2001-09-12 2003-04-17 Siemens Ag Wechselplakatvitrine
US6858999B2 (en) 2002-07-31 2005-02-22 Itoh Denki Company, Limited DC brushless motor control apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3180291B2 (ja) フォーム印刷機における用紙テンション制御装置
EP1055521A2 (en) Thermal printer and drive system
JP2002234241A (ja) トルククラッチ装置及びプリンタ装置
JPH082078A (ja) 熱転写式プリンタ
JPH06143782A (ja) ロール体よりのシート材繰り出し装置およびロール体
JPH06312568A (ja) 転写式プリンタ
JPH1020812A (ja) 情報表示装置
JP2967246B2 (ja) 熱転写プリンタのインクフィルム張力制御装置
JPH05185668A (ja) 熱転写型プリンタの紙送り機構
JPS60257271A (ja) シリアルプリンタ
US6239827B1 (en) Thermoelectric printer
JP3116158B2 (ja) フォーム印刷機における用紙テンション制御装置
JP2000335501A (ja) 薬剤分包装置
JP2001026350A (ja) プリンタのロール紙送り機構
JPH068194A (ja) カッタ駆動装置
JPH0890883A (ja) 熱転写プリンタ
JPS6064878A (ja) 感熱転写型カラ−プリンタ−
JP2937722B2 (ja) 熱記録装置
JP2003292215A (ja) フィルムの巻き取り装置
JPS62269841A (ja) 画像記録装置
JP3003792B2 (ja) 熱転写プリンタのインクフィルム制御装置
JPH08164644A (ja) 記録装置
JPS5878791A (ja) 多色インクリボン送り装置
JP3287516B2 (ja) プリンタの紙送り装置
JP3086296B2 (ja) サーマルラインプリンタ