JPH10208121A - 紙幣払出機を搭載したカード回収装置 - Google Patents
紙幣払出機を搭載したカード回収装置Info
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- JPH10208121A JPH10208121A JP9012423A JP1242397A JPH10208121A JP H10208121 A JPH10208121 A JP H10208121A JP 9012423 A JP9012423 A JP 9012423A JP 1242397 A JP1242397 A JP 1242397A JP H10208121 A JPH10208121 A JP H10208121A
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Abstract
紙幣払出機のメンテナンスが容易ではなかった。 【解決手段】 キャビネット1内にトレイ7とともに組
込まれた紙幣払出機4を背面側に引き出し可能に支持す
るスライドレール6と、トレイ7を前後動したときの両
端位置に保持する第1のロック機構と、トレイ7と紙幣
払出機4との間に設置されて紙幣払出機4の旋回を可能
に軸支する軸支機構と、軸支機構による旋回を所定範囲
に制限するストッパ機構と、紙幣払出機4を背面側に引
き出した状態で旋回させている間、スライドレール6を
ロックする第2のロック機構と、紙幣払出機4が所定位
置に保持されていることを検出するマイクロスイッチ1
0を備える。
Description
ド等のカード回収装置、特に紙幣払出機を搭載してなる
カード回収装置に関する。
どのレジャー施設の分野で使用するカードシステムの開
発、普及化が進んでいる。このカードシステムの一例と
して、場内施設を利用できる時間、回数などの各種デー
タを書き込んだカード(データキャリア)を料金及び保
証金と引換えに利用者に発行し、利用者はこのカードを
携帯して場内の施設を利用し、退場時にカードを返却し
て保証金を払い戻すカードシステムがある。このシステ
ムでは、カードを回収するために、通常は紙幣払出機を
搭載したカード回収装置を用いている。このカード回収
装置は、使用済カードを回収するためのカード回収機と
カード残金および保証金を払い戻す紙幣払出機をキャビ
ネット内に組み込んで構成されている。従来、これらカ
ード回収機および紙幣払出機は、キャビネット内にネジ
止め等により固定されている。
カード回収装置においては、一般にキャビネットの大き
さが必要最小限に設計されるためキャビネット内に空間
的な余裕が少なく、カード回収機および紙幣払出機のメ
ンテナンスが容易ではなかった。特に、紙幣払出機につ
いては、紙詰まり等の故障が生じる頻度が高く、その場
合は、キャビネットの扉を開けてからさらに紙幣払出機
のメンテナンス用の扉を開けて復旧のための作業をしな
ければならず、取り付け位置によってはキャビネットの
外側にいる作業員が故障個所を目視確認できずに手探り
で作業をしなければならないこともあり、非常に作業性
が悪かった。そのため、特に紙幣払出機についてのメン
テナンスの容易なカード回収装置の開発が望まれてい
た。
るために、請求項1の発明は、背面扉付きキャビネット
内にカード回収機と並置して紙幣払出機を搭載したカー
ド回収装置において、キャビネット内に組込まれる紙幣
払出機をトレイを介して支持するとともに背面側に引き
出し可能に支持するスライド機構を備えたことを特徴と
する。
装置において、トレイをスライド機構により前後動した
ときの両端位置にトレイを保持する第1のロック機構を
備えたことを特徴とする。
2のカード回収装置において、トレイと紙幣払出機との
間に設置されてトレイに対して紙幣払出機を旋回可能に
軸支する軸支機構を備えたことを特徴とする。
装置において、軸支機構による旋回を所定範囲に制限す
るストッパ機構を備えたことを特徴とする。
4のカード回収装置において、紙幣払出機をスライド機
構により背面側に引き出した状態で軸支機構により紙幣
払出機を本来の設置方向以外に旋回させている間は、ス
ライド機構をロックする第2のロック機構を備えたこと
を特徴とする。
のいずれかのカード回収装置において、紙幣払出機が動
作状態における所定位置に保持されているか否かを検出
する検出手段を備えたことを特徴とする。
のいずれかのカード回収装置において、カード回収機を
遊戯施設利用カードを回収するカード回収機としたこと
を特徴とする。
態を説明する。図1は本発明にかかるカード回収装置の
実施形態の要部の構成を示す正面図、図2はその平面
図、図3は右側面図である。図において、1はキャビネ
ット本体、2はその背面に取り付けられた背面扉、3は
カード回収機、4は紙幣払出機である。ここで、図1の
キャビネット本体1内の左上部にL字形をしたベース5
が固定され、その水平部の上面にスライド機構であると
ころの1対のスライドレール6を介してトレイ7が前後
動自在に支持されている。トレイ7の上面には、後述す
る軸支機構が設置されて、取付台8に固定された紙幣払
出機4を垂直軸回りに約100度の範囲で旋回可能に軸
支している。
構成する取っ手9が支持されており、この取っ手9を上
方に90度回動させた状態で取っ手9を引き寄せること
で、図中に実線で表示した紙幣払出機4の通常の設置位
置から、仮想線で示した後方のメンテナンス位置まで引
き出すことができる。また、メンテナンス位置に引き出
された状態で、紙幣払出機4を、軸支機構により、半時
計方向に約100度旋回させることができる。さらに、
ベース5上に、位置検出手段であるところのマイクロス
イッチ10が設置されて、紙幣払出機4が通常の位置に
保持されていることを検出する。次に、各部の詳細な構
成を順に説明する。
した正面図、図5は図4の平面図、図6は図4のA−A
線断面図、図7は図5のB矢示図、図8は図5のC矢示
図である。図示されるように、トレイ7は底のない箱状
に形成されており、図5における左右の長辺側面にそれ
ぞれスライドレール6が取り付けられ、そのスライドレ
ール6の外側はベース5に支持されたレールブラッケッ
ト(図示せず)に取り付けられて支持される。また、図
5に示されるように、トレイ7の上面の手前側(図では
下方)半分のほぼ中央位置に、軸孔11が形成され、そ
の内部につば付き滑り軸受け12が嵌合されている。
心円上の4カ所に、切り欠きが形成されて、4個のカム
フォロア13が軸を放射状にして90度の間隔で取り付
けられている。カムフォロア13の外輪の上端位置は、
図4、図6に示されるように、トレイ7の上面よりも上
方に位置して、取付台8(図示せず)の下面が当接され
る。また、図5に示されるようにトレイ7の上面にはス
ナッチロックのリング部14が取り付けられている。こ
のリング部14は、取付台8(図示せず)に支持されて
いるスナッチロック本体の係合部により両方向から係合
される。
作を示すため、それぞれ図4、図5においてトレイ7お
よびスライドレール6を除去して示した図であり、図1
1は図9のD部を拡大した図、図12は図9のE−E線
断面図である。これらの図に示されるように、取っ手9
の支軸部9aは、トレイ7の背面側(図5の上方)の側
面板を貫通するとともにトレイ7の上部側面板に取り付
けられたブラケット15に軸支される。また、支軸部9
aは、その先端部がトレイ7のほぼ中央位置および前端
部の下面にそれぞれ取り付けられブラケット16,17
により軸支されている。
にはねじりコイルバネ18が装着されて、取っ手9を水
平の状態に保持するとともに、取っ手9が回動された後
に放置されると、水平状態に復帰させる。さらに、支軸
部9aの先端および中間位置にそれぞれストッパ板2
1,22が半径方向に取り付けられている。これらスト
ッパ板21,22は、図11に実線で示されるように、
取っ手9が水平の通常状態で、ストッパ板21は水平方
向に位置し、ストッパ板22は下方を向いている。ここ
で、取っ手9が水平の通常状態から強制的に90度上方
に回動されると、図11に仮想線で示されるように、ス
トッパ板21は、トレイ7に形成された切り欠き23を
通過して上方に90度回動される。
水平方向となる。なお、ストッパ板22が下方に向いて
いるときは、ベース5に形成された係合凹部24と係合
し、トレイ7の前後動を阻止する。この係合凹部24
は、トレイ7が前進した通常の設置位置と後退したメン
テナンス位置の2カ所に形成されており、トレイ7は前
端と後端の2カ所で保持される。つまり、スライドレー
ル6を介してトレイ7を前後動させようとする場合は、
取っ手9を上方に90度回動してストッパ板22の係合
を解除した状態で行わなければならない。これら取っ手
9、ストッパ板22、係合凹部24等により第1のロッ
ク機構が構成される。
て、図11に仮想線で示されるように、ストッパ板21
は水平方向から上方に回動されるが、このストッパ板2
1が上方に向いていると、後述する図13〜図15にお
ける取付台8に形成された切欠き部34の範囲にストッ
パ板21が位置していることになる。すなわち、この取
っ手9の回動操作は、取付台8つまり紙幣払出機4が通
常設置状態と同じく正面方向を向いていることが条件と
なる。
常設置状態の正面方向から反時計方向に施回されている
場合を想定すると、切欠き部34がストッパ板21の位
置から外れてしまい、取っ手9を回動させようとして
も、ストッパ板21は切欠き部34以外の取付台8の下
面に当接して取っ手9の回動が阻止され、その結果、ス
トッパ板21の係合が解除されずに、スライド機構がロ
ックされたままとなる。すなわち、第1のロック機構
に、ストッパ板21、取付台8等が加わり、第2のロッ
ク機構が構成される。この第2のロック機構を設けたこ
とで、紙幣払出機4を後方へ引き出して施回させて点検
等のメンテナンス作業をした後に、誤って、紙幣払出機
4を施回させた状態のまま元に戻すことが防止される。
示した正面図、図14は図13の平面図、図15は図1
3の右側面図である。図示されるように、取付台8の下
面中央に支軸31が突設され、この支軸31がトレイ7
の軸孔11(図5参照)に嵌合されるとともに、取付台
8の下面がトレイ7に取り付けられているカムフォロア
13の外輪に当接することにより、取付台8がトレイ7
に対して回動自在に軸支される。すなわち、これらによ
り軸支機構が構成される。また、トレイ7の上面左右両
側に1対のガイド板32,33がネジ止めにより取り付
けられており、このガイド板32,33により紙幣払出
機4がトレイ7に支持・固定される。
を中心とした約100度の範囲に円弧状の切欠き部34
が形成されている。この切欠き部34の両端となる位置
の取付台8の上面には、それぞれ切欠き部34の円弧の
接線方向に対向させてスナッチロック35,36が取り
付けられている。スナッチロック35,36には、図4
〜図6に示したリング部14が、取付台8の回動範囲の
両端でそれぞれ係止される。すなわち、これらによりス
トッパ機構が構成される。また、取付台8の右側へ突出
した部分が、取付台8の前端と平行に切り欠かれて端部
37が形成されている。これは、後述するマイクロスイ
ッチ10のヒンジレバー43と当接するために形成され
たものである。
の取付部分を取り出して示した正面図、図17は図16
の右側面図である。図示されるように、マイクロスイッ
チ10はベース5に取付台41、取付金具42を介して
支持されている。マイクロスイッチ10はヒンジレバー
43を備えたタイプであり、紙幣払出機4が通常の設置
位置にある状態で、取付台8の端部37(図14参照)
がヒンジレバー43に当接してスイッチオンする。マイ
クロスイッチ10の検知信号は信号線44を介して、図
示しない制御部へ送られる。このように紙幣払出機4が
通常の設置位置にセットされていることを検知するよう
にしたことにより、メンテナンスのために、キャビネッ
ト本体1から紙幣払出機4を引き出すと、直ちにそれが
検出されて装置を取り扱い停止状態に切り替えることが
可能となり、利用客が誤ってカードを返却することを防
ぐことができる。
は、次のような効果が得られる。 (1)紙幣払出機を背扉側へ移動させて、横向きに旋回
することができるため、紙幣の補充および保守作業が容
易になる。 (2)紙幣払出機の通常状態と引出した状態で、取っ手
を離すと、取っ手が水平状態に復帰してロック機構が作
動し、それぞれの位置が保持される。また、このロック
機構は、取っ手と兼用であるためその分、コストダウン
にもなる。 (3)紙幣払出機を引き出して旋回させた状態では、ト
レイが移動できないことにより、紙幣払出機が横向きの
幅広の状態で誤って元の状態に戻しながらキャビネット
内の他の部分に当ててしまうといった、従来の問題点が
解消できる。 (4)紙幣払出機が正常な位置にあることを検知できる
ようにしたことにより、紙幣払出機が後方に引き出され
ると、直ちにカード回収装置を取扱中止に切り替えるこ
とが可能となり、利用者の混乱を解消できる。
2の発明によれば、背面扉付きキャビネット内にカード
回収機と並置して紙幣払出機を搭載したカード回収装置
において、紙幣払出機を支持するトレイにスライド機構
を備えたことで、必要時に簡単な操作で紙幣払出機をト
レイごとキャビネットの背面側へ引き出すことができ
る。これにより、機内に並んでいる他の機器に邪魔され
ることなく内部点検作業を容易に実施できて、紙幣払出
機に対するメンテナンス性が改善される。
発明によれば、軸支機構を備えたことで、紙幣払出機を
引き出してから点検に最適な方向に旋回させることが可
能となり、紙幣払出機に対するメンテナンス性がさらに
向上する。
置検出手段を備えたことで、点検作業の終了後に紙幣払
出機を元の位置に復帰させたことの確認が容易にでき
る。
部を示す正面図である。
る。
ある。
である。
ある。
出して示した正面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 背面扉付きキャビネット内にカード回収
機と並置して紙幣払出機を搭載したカード回収装置にお
いて、 キャビネット内に組込まれる紙幣払出機をトレイを介し
て支持するとともに背面側に引き出し可能に支持するス
ライド機構を備えたことを特徴とする、紙幣払出機を搭
載したカード回収装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のカード回収装置におい
て、 トレイをスライド機構により前後動したときの両端位置
にトレイを保持する第1のロック機構を備えたことを特
徴とする、紙幣払出機を搭載したカード回収装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のカード回
収装置において、 トレイと紙幣払出機との間に設置されてトレイに対して
紙幣払出機を旋回可能に軸支する軸支機構を備えたこと
を特徴とする、紙幣払出機を搭載したカード回収装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のカード回収装置におい
て、 軸支機構による旋回を所定範囲に制限するストッパ機構
を備えたことを特徴とする、紙幣払出機を搭載したカー
ド回収装置。 - 【請求項5】 請求項3または請求項4記載のカード回
収装置において、 紙幣払出機をスライド機構により背面側に引き出した状
態で軸支機構により紙幣払出機を本来の設置方向以外に
旋回させている間は、スライド機構をロックする第2の
ロック機構を備えたことを特徴とする、紙幣払出機を搭
載したカード回収装置。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれか1項に
記載のカード回収装置において、 紙幣払出機が動作状態における所定位置に保持されてい
るか否かを検出する検出手段を備えたことを特徴とす
る、紙幣払出機を搭載したカード回収装置。 - 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれか1項に
記載のカード回収装置において、 カード回収機を遊戯施設利用カードを回収するカード回
収機としたことを特徴とする、紙幣払出機を搭載したカ
ード回収装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP01242397A JP3612915B2 (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 紙幣払出機を搭載したカード回収装置 |
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---|---|---|---|
JP01242397A JP3612915B2 (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 紙幣払出機を搭載したカード回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10208121A true JPH10208121A (ja) | 1998-08-07 |
JP3612915B2 JP3612915B2 (ja) | 2005-01-26 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01242397A Expired - Fee Related JP3612915B2 (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 紙幣払出機を搭載したカード回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3612915B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004213381A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-07-29 | Itoki Crebio Corp | Atmの手動式メンテナンス装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102129577B (zh) * | 2011-03-03 | 2012-11-14 | 石家庄域联视控控制技术有限公司 | 一种基于射频识别的全自动收卡机及其控制方法 |
-
1997
- 1997-01-27 JP JP01242397A patent/JP3612915B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004213381A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-07-29 | Itoki Crebio Corp | Atmの手動式メンテナンス装置 |
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JP3612915B2 (ja) | 2005-01-26 |
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