JPH10207211A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10207211A
JPH10207211A JP35366196A JP35366196A JPH10207211A JP H10207211 A JPH10207211 A JP H10207211A JP 35366196 A JP35366196 A JP 35366196A JP 35366196 A JP35366196 A JP 35366196A JP H10207211 A JPH10207211 A JP H10207211A
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toner
image
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JP35366196A
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Kouta Fujimori
仰太 藤森
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二成分現像剤を用いる現像装置を備えた画像
形成装置において、装置構成を複雑にすることなく、か
つ、精度の高いトナーエンド検知を可能とする。 【解決手段】 光学センサ205による基準画像の画像
濃度検出結果から、上記基準画像の画像濃度が所定の画
像濃度よりも低下したか否かの濃度低下判別と、上記ト
ナー補給手段のトナー補給による上記基準画像の画像濃
度上昇の判別とを行い、該濃度低下判別結果と該濃度上
昇判別結果とに基づいて上記補給用トナーの有無を検知
することにより、トナーエンド検知を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは像
担持体上に形成された潜像をトナーとキャリアとを含む
二成分現像剤により顕像化する現像装置内に補給用トナ
ーを補給するトナー補給手段を備えた画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複写機やプリンターなど
の画像形成装置における補給用トナーのトナーエンド検
知方法としては、(1)補給用トナーを収容するトナー
収容部としてのホッパ内にセンサを設け、光学的、電気
的、又は、機械的にトナーエンドを検知する方法、
(2)現像装置内に光学センサ又は透磁率センサなどの
トナー濃度センサを設け、トナー補給された現像装置内
のトナー濃度を検知してトナーエンドを検知する方法、
(3)像担持体上に所定の基準トナー像を形成し、該ト
ナー像の画像濃度を光学的に検知してトナーエンドを検
知する方法が主に実用化されている。
【0003】上記3つの方法のうち、(1)のホッパ内
にセンサ等を設ける方法は、高価なセンサをトナーエン
ド検知のためだけに設ける必要があり、コストがかかる
という不具合がある。また、カラー現像を行う現像装置
など複数の種類の現像剤を用いる現像装置において、
(1)のホッパ内にセンサなどを設ける方法及び(2)
の現像装置内にセンサを設ける方法を用いる場合には、
現像に用いる現像剤の種類の数だけ上記センサが必要で
あり、構成が複雑である。このため、補給用トナーを収
容するホッパが一体となった回転式の現像装置を有する
画像形成装置の場合には、電気的配線の関係上実現が非
常に難しい。
【0004】一方、(3)の像担持体上のトナー像の画
像濃度を検知する方法は、複数色の現像剤を用いて画像
形成を行う画像形成装置の場合でもセンサは1つしか設
ける必要がなく、構成が非常に簡易である。このため、
該方法は上記回転式の現像装置を有する画像形成装置で
はよく用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記方法を
用いてトナーエンドを検知する画像形成装置において
は、他の方法を用いてトナーエンドを検知する画像形成
装置に比較してトナーエンド誤検知を行う可能性が高い
という問題点があった。これは、以下の理由による。
【0006】上記3つの方法のうち、(1)の方法では
トナーエンド検知に関係するのはホッパとセンサのみで
あり、ホッパやセンサの汚れあるいはセンサの検知精度
などがトナーエンド誤検知の要因となるのみである。ま
た、(2)の方法では、トナーエンド検知に関係するの
は現像装置とセンサのみであり、現像装置やセンサの汚
れあるいはセンサの検知精度などがトナーエンド誤検知
の要因となるのみである。しかしながら、上記(3)の
方法では像担持体上の基準トナー像を形成するシステム
全てとセンサとがトナーエンド検知に関係し、それらの
精度が全てトナーエンド誤検知の原因となりうるので、
トナーエンド誤検知を行う可能性が高くなる。このた
め、例えば、像担持体としての感光体表面に所定の基準
トナー像を形成し、該トナー像の画像濃度検知結果から
上記トナー像のトナー付着量を算出し、該トナー付着量
が所定の量より少なければトナーエンドと判断する装置
の場合には、トナー付着量で0.1mg/cm2程度、現像バ
イアスで数十ボルト程度の精度が必要であり、画像形成
システムそのものに非常に高精度を要する。さらに、画
像面積率が大きい原稿の画像形成を行う場合などには、
消費するトナー量が多くなることでトナー付着量が少な
くなってトナー補給がされ、該トナー補給後にはトナー
濃度が高くなることでトナー補給がされなくなってトナ
ー付着量が少なくなる、という繰り返しで上記基準トナ
ー像のトナー付着量が変動しやすく、誤検知の可能性が
高くなる。
【0007】また、上記(3)の方法を用いる画像形成
装置において、新しい現像装置を初めて使用する場合や
現像剤の交換を行った場合などの、現像装置に未使用の
現像剤を投入した直後は、現像剤の現像能力が適正でな
い場合が多い。これは、未使用の現像剤には、製造され
た時点で特性に多少のばらつきがあり、製造後の保存状
態、例えば、温湿度によってもトナー帯電量などの上記
特性にばらつきが生じるからである。このため、未使用
の現像剤が現像装置に投入された直後には上記特性、例
えばトナー帯電量が不安定であり、通常の画像形成時と
は現像能力が異なることがある。例えば、トナー帯電量
が大きい未使用の現像剤を現像装置に投入したときに
は、現像能力が目標の現像能力よりも低くなる。また例
えば、トナー帯電量が小さい未使用の現像剤を現像器に
セットしたときには、現像能力が目標の現像能力よりも
高くなる。このように未使用の現像剤は現像能力が不安
定であることにより、上記検出用のパターンへのトナー
付着量が変化し、トナーエンドの誤検知をしてしまうと
いう問題点が生じることとなる。具体的には、現像能力
が目標の現像能力よりも低くなる場合にはトナーが十分
にあるにも関わらずトナーエンドであると誤検知しやす
くなってしまう。また、逆に現像能力が目標の現像能力
よりも高くなる場合には、補給用トナーが残り少なくな
ってきたにも関わらずトナーエンドであると検知され
ず、トナーエンドであると検知するのが遅れて、画像面
積率の高い、例えばベタ部の多い画像が良好に形成でき
なくなってしまう。
【0008】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その第1の目的とするところは、装置構成が複
雑になることなく、かつ、精度の高いトナーエンド検知
が可能な画像形成装置を提供することである。
【0009】また、その第2の目的とするところは、上
記第1の目的に加えて、未使用の現像剤が投入された直
後でも、精度の高いトナーエンド検知が可能な画像形成
装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、像担持体と、該像担持体
上に形成された潜像をトナーとキャリアとを含む二成分
現像剤により顕像化する現像装置と、像担持体上に所定
のタイミングで検出用の潜像を形成する検出用潜像形成
手段と、該検出用の潜像を上記現像装置により現像して
形成した顕像の画像濃度を検出する画像濃度検出手段
と、該検出結果に基づいて、該現像装置内に補給用トナ
ーを補給するトナー補給手段とを備えた画像形成装置に
おいて、上記検出結果から、上記検出用の顕像の画像濃
度が所定の画像濃度よりも低下したか否かを判別する濃
度低下判別手段と、上記トナー補給手段のトナー補給に
よる上記検出用の顕像の画像濃度の上昇を判別する濃度
上昇判別手段と、該濃度低下判別手段による判別結果と
該濃度上昇判別手段による判別結果とに基づいて上記補
給用トナーの有無を検知するトナーエンド検知制御を行
うトナーエンド検知制御手段とを設けたことを特徴とす
るものである。
【0011】この画像形成装置においては、上記濃度低
下判別手段により、上記検出用の顕像の画像濃度が所定
の画像濃度よりも低下したか否かを判別する。該濃度低
下判別手段により、上記検出用の顕像の画像濃度が上記
所定の画像濃度よりも低下したと検出された場合、上記
補給用トナーがあれば、上記画像濃度検出結果に基づい
た上記トナー補給手段によるトナー補給で上記検出用の
顕像の画像濃度は次第に上昇するが、補給用トナーが無
くなっていれば、トナー補給手段によるトナー補給がな
されても検出用の顕像の画像濃度は上昇しない。このこ
とから、該濃度低下判別手段により、上記検出用の顕像
の画像濃度が上記所定の画像濃度よりも低下したと検出
された場合に上記トナー補給がなされて上記検出用の顕
像の画像濃度が上昇すれば、補給用トナー不足以外の原
因で上記検出用の顕像の画像濃度が低下している、すな
わち補給用トナーはあるとみなすことができる。また、
上記トナー補給がなされても上記検出用の顕像の画像濃
度が上昇しなければ、補給用トナーは無くなったとみな
すことができる。そこで、この画像形成装置において
は、上記濃度上昇判別手段により、上記トナー補給手段
のトナー補給による上記基準画像の画像濃度の上昇を判
別し、上記トナーエンド検知制御手段により、上記濃度
低下判別手段による判別結果と上記濃度上昇判別手段に
よる判別結果とに基づいて上記補給用トナーの有無を検
知する。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記濃度低下判別手段による判別条件及び
上記濃度上昇判別手段による判別条件の少なくとも一方
を、画像形成条件及び環境条件の少なくとも一方に応じ
て変更するように上記トナーエンド検知制御手段を構成
したことを特徴とするものである。
【0013】この画像形成装置においては、上記トナー
濃度検知制御手段により、上記濃度低下判別手段による
判別条件及び上記濃度上昇判別手段による判別条件の少
なくとも一方を画像形成条件及び環境条件の少なくとも
一方に応じて変更する。例えば、画像面積率の大きい画
像を形成して上記トナー補給手段によるトナー補給量が
トナー消費量に追いつきにくい場合や低温低湿でトナー
の帯電量が大きくなりやすい場合にはトナー付着量が低
下しやすくなるので、トナーエンドであると判断しにく
くする。また、高温高湿でトナーの帯電量が小さくなり
やすい場合にはトナー付着量が増加しやすくなるので、
トナーエンドであると判断しやすくする。これにより、
上記画像形成条件や環境条件によって上記トナー付着量
が低下しやすい場合でもトナーエンドであると誤検知し
にくくなる。また、現像能力が高くて検出用の顕像への
トナー付着量が増加しやすい場合でもトナーエンドの検
知が遅れにくくなる。なお、上記判別条件の変更を行う
のは、トナー付着量が低下しやすい場合又はトナー付着
量が増加しやすい場合のいずれか一方のみでもよい。
【0014】請求項3の発明は、請求項1又は2の画像
形成装置において、上記現像装置による上記検出用の潜
像の現像条件を、画像形成条件及び環境条件の少なくと
も一方に応じて変更するように上記トナーエンド検知制
御手段を構成したことを特徴とするものである。
【0015】この画像形成装置においては、上記トナー
エンド検知制御手段により、上記現像装置による上記検
出用の潜像の現像条件を、画像形成条件及び環境条件の
少なくとも一方に応じて変更する。例えば、画像面積率
の大きい画像を形成して上記トナー補給手段によるトナ
ー補給量がトナー消費量に追いつきにくい場合や低温低
湿でトナーの帯電量が大きくなりやすい場合にはトナー
付着量が低下しやすくなるので、現像能力が向上するよ
うに上記現像条件を変更する。あるいは、高温高湿でト
ナーの帯電量が小さくなりやすい場合にはトナー付着量
が増加しやすくなるので、現像能力が低下するように上
記現像条件を変更する。このように、画像形成条件や環
境条件によってトナー付着量が変動しやすい場合にはこ
の変動に追従して上記現像条件を変更するので、該変動
の影響を抑えた安定した検出用の顕像を得ることができ
る。
【0016】また、上記第2の目的を達成するために請
求項4の発明は、請求項1、2、又は、3の画像形成装
置において、上記現像装置内に未使用の現像剤を投入直
後に該現像装置内の現像剤の現像能力を検出する現像能
力検出手段を設け、該現像能力検出手段による検出結果
に基づいて、該現像装置による上記検出用の潜像の現像
条件、上記濃度低下判別手段による判別条件、及び、上
記濃度上昇判別手段による判別条件のうちの少なくとも
一つの条件を、決定するように上記トナーエンド検知制
御手段を構成したことを特徴とするものである。
【0017】この画像形成装置においては、上記現像装
置内に未使用の現像剤を投入直後に上記現像能力検出手
段によって該現像装置内の現像剤の現像能力を検出し、
該現像能力検出結果に基づいて、上記トナーエンド検知
制御手段により、上記現像装置内に未使用の現像剤を投
入後の所定回数の画像形成動作を行う間、例えば、経時
により現像能力が安定になるまでの間の、該現像装置に
よる上記検出用の潜像の現像条件、上記濃度低下判別手
段による判別条件、及び、上記濃度上昇判別手段による
判別条件のうちの少なくとも一つの条件を決定する。例
えば、上記未使用の現像剤の現像能力が低い場合には、
トナーエンドであると判断しやすくなるように上記条件
を決定する。これにより、現像能力が低くて検出用の顕
像へのトナー付着量が低下しやすい場合でもトナーエン
ドであると誤検知しにくくなる。あるいは、該未使用の
現像剤の現像能力が高い場合には、トナーエンドである
と判断しやすくなるように上記条件を決定する。これに
より、現像能力が高くて検出用の顕像へのトナー付着量
が増加しやすい場合でもトナーエンドの検知が遅れにく
くなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真式カラー複写機(以下、カラー複写機とい
う)に適用した場合の一実施形態について説明する。ま
ず、図1を用いて、本実施形態に係るカラー複写機の概
略構成及び動作について説明する。このカラー複写機
は、カラー画像読取装置(以下、カラースキャナとい
う)1、カラー画像記録装置(以下、カラープリンタと
いう)2、給紙バンク3、後述する制御部等で構成され
ている。
【0019】上記カラースキャナ1は、コンタクトガラ
ス101上の原稿4の画像を照明ランプ102、ミラー
群103a,b,c、及びレンズ104を介してカラー
センサ105に結像して、原稿4のカラー画像情報を、
例えばRed,Green,Blue(以下、それぞれ
R,G,Bという)の色分解光毎に読み取り、電気的な
画像信号に変換する。カラーセンサ105は、本例では
R,G,Bの色分解手段とCCDのような光電変換素子
で構成され、原稿4の画像を色分解した3色のカラー画
像を同時に読み取っている。そして、このカラースキャ
ナ1で得たR,G,Bの色分解画像信号強度レベルをも
とにして、図示しない画像処理部で色変換処理を行い、
Black(以下、Bkという),Cyan(以下、C
という),Magenta(以下、Mという),Yel
low(以下、Yという)のカラー画像データを得る。
【0020】上記Bk,C,M,Yのカラー画像データ
を得るためのカラースキャナ1の動作は次のとおりであ
る。後述のカラープリンタ2の動作とタイミングを取っ
たスキャナスタ−ト信号を受けて、照明ランプ102及
びミラー群103a,b,c等からなる光学系が矢印左
方向へ原稿4を走査し、1回の走査毎に1色のカラー画
像データを得る。この動作を合計4回繰り返すことによ
って、順次4色のカラー画像データを得る。そして、そ
の都度カラープリンタ2で順次顕像化しつつ、これを重
ねあわせて最終的な4色フルカラー画像を形成する。
【0021】上記カラープリンタ2は、像担持体として
の感光体ドラム200、書き込み光学ユニット220、
現像装置としてのリボルバ現像ユニット230、中間転
写装置260、定着装置270等で構成されている。
【0022】上記感光体ドラム200は矢印の反時計方
向に回転し、その周りには、感光体クリーニング装置2
01、除電ランプ202、帯電器203、帯電電位検出
手段としての電位センサ204、リボルバ現像ユニット
230の選択された現像器、現像濃度パターン検知器で
ある光学センサ205、中間転写装置260の中間転写
ベルト261などが配置されている。
【0023】また、上記書き込み光学ユニット220
は、カラースキャナ1からのカラー画像データを光信号
に変換して、原稿4の画像に対応した光書き込みを行
い、感光体ドラム200に静電潜像を形成する。この書
き込み光学ユニット220は、光源としてのレーザー発
光手段としてのレーザダイオード221、図示しないレ
ーザー発光駆動制御部、ポリゴンミラー222とその回
転用モ−タ223、f/θレンズ224、反射ミラー2
25などで構成されている。
【0024】また、上記リボルバ現像ユニット230
は、Bk現像器231K、C現像器231C、M現像器
231M、Y現像器231Y、及びユニット全体を反時
計回りに回転させる図示しないリボルバ回転駆動部など
で構成されている。このリボルバ現像ユニット230に
設置された各現像器は、静電潜像を現像するために現像
剤の穂を感光体ドラム200の表面に接触させて回転す
る現像スリ−ブと、現像剤を汲み上げて撹拌するために
回転する現像剤パドルなどで構成されている。各現像器
231内のトナーはフェライトキャリアとの撹拌によっ
て負極性に帯電され、また、各現像スリ−ブには図示し
ない現像バイアス印加手段としての現像バイアス電源に
よって負の直流電圧Vdcに交流電圧Vacが重畳された現
像バイアスが印加され、現像スリ−ブが感光体ドラム2
00の金属基体層に対して所定電位にバイアスされてい
る。 (以下、余白)
【0025】複写機本体の待機状態では、リボルバ現像
ユニット230はBk現像器231Kが現像位置に停止
しており、コピ−動作が開始されると、カラースキャナ
1で所定のタイミングからBkカラー画像データの読み
取りを開始し、このカラー画像データに基づきレーザー
光による光書き込み、静電潜像形成が始まる(以下、B
k画像データによる静電潜像をBk潜像という。C,
M,Yについても同様)。このBk静電潜像の先端部か
ら現像可能とすべくBk現像位置に静電潜像先端部が到
達する前に、Bk現像スリ−ブを回転開始して、Bk静
電潜像をBkトナーで現像する。そして、以後Bk静電
潜像領域の現像動作を続けるが、静電潜像後端部がBk
現像位置を通過した時点で、速やかに次の色の現像器が
現像位置にくるまで、リボルバ現像ユニット230が回
転する。これは少なくとも、次の画像データによる静電
潜像先端部が到達する前に完了させる。なお、このリボ
ルバ現像ユニット230の構成については、後で詳しく
説明する。
【0026】また、上記中間転写装置260は、中間転
写ベルト261、ベルトクリーニング装置262、紙転
写コロナ放電器(以下、紙転写器という)263などで
構成されている。中間転写ベルト261は駆動ローラ2
64a、転写対向ロ−ラ264b、クリーニング対向ロ
−ラ264c及び従動ロ−ラ群に張架されており、図示
しない駆動モ−タにより駆動制御される。この中間転写
ベルト261の材質は、ETFE(エチレンテトラフロ
ロエチレン)であり、その電気抵抗は表面抵抗で108
〜1010Ω/cm2程度の中抵抗である。またベルトク
リーニング装置262は、入口シ−ル、ゴムブレ−ド、
排出コイル、入口シ−ル及びゴムブレ−ドの接離機構等
で構成されており、1色目のBk画像を中間転写ベルト
261に転写した後の2、3、4色目の画像をベルト転
写している間はブレード接離機構によって中間転写ベル
ト261面から入口シ−ル、ブレ−ドを離間させてお
く。また紙転写器263は、コロナ放電方式にてAC電
圧+DC電圧、又はDC電圧を印加して、中間転写ベル
ト261上の重ねトナー像を後述の転写紙に一括転写す
る。
【0027】また、カラープリンタ2内の転写紙カセッ
ト207及び給紙バンク3内の転写紙カセット300
a,b,cには、各種サイズの転写紙5が収納されてお
り、指定されたサイズの転写紙5が、その転写紙カセッ
トから、給紙コロ208,301a,b,cによってレ
ジストロ−ラ対209方向に給紙、搬送される。また、
OHP用紙や厚紙などの手差し給紙用にプリンタ2の右
側面に手差しトレイ210がある。
【0028】上記構成のカラー複写機において、画像形
成サイクルが開始されると、まず感光体ドラム200は
矢印の反時計方向に、中間転写ベルト261は矢印の時
計回りに図示しない駆動モ−タによって回転される。中
間転写ベルト261の回転に伴ってBkトナー像形成、
Cトナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が行
われ、最終的にBk、C、M、Yの順に中間転写ベルト
261上に重ねてトナー像が形成される。
【0029】上記Bkトナー像形成は次のように行なわ
れる。帯電器203はコロナ放電によって感光体ドラム
200を負電荷で約−700Vに一様帯電する。そし
て、レーザダイオード221はBkカラー画像信号に基
づいてラスタ露光を行う。このラスタ像が露光されたと
き、当初一様荷電された感光体ドラム200の露光され
た部分は、露光光量に比例する電荷が消失し、Bk静電
潜像が形成される。そして、このBk静電潜像にBk現
像ローラ上の負帯電のBkトナーが接触することによ
り、感光体ドラム200の電荷が残っている部分にはト
ナーが付着せず、電荷の無い部分つまり露光された部分
にはBkトナーが吸着し、静電潜像と相似なBkトナー
像が形成される。そして、感光体ドラム200上に形成
されたBkトナー像は、感光体ドラム200と接触状態
で等速駆動している中間転写ベルト261の表面に、ベ
ルト転写器265によって転写される(以下、感光体ド
ラム200から中間転写ベルト261へのトナー像転写
をベルト転写という)。
【0030】感光体ドラム200上の若干の未転写残留
トナーは、感光体ドラム200の再使用に備えて感光体
クリーニング装置201で清掃される。ここで回収され
たトナーは回収パイプを経由して図示しない排トナータ
ンクに蓄えられる。
【0031】感光体ドラム200側ではBk画像形成工
程の次にC画像形成工程に進み、所定のタイミングでカ
ラースキャナ1によるC画像データ読み取りが始まり、
そのC画像データによるレーザー光書き込みで、C静電
潜像形成を行う。そして、先のBk静電潜像の後端部が
通過した後で、かつC静電潜像の先端部が到達する前に
リボルバー現像ユニット230の回転動作が行なわれ、
C現像器231Cが現像位置にセットされてC静電潜像
がCトナーで現像される。以後、C静電潜像領域の現像
を続けるが、C静電潜像の後端部が通過した時点で、先
のBk現像器231Bの場合と同様にリボルバー現像ユ
ニット230の回転動作を行ない、次のM現像器231
Mを現像位置に移動させる。これもやはり次のM静電潜
像の先端部が現像位置に到達する前に完了させる。な
お、M及びYの画像形成工程については、それぞれのカ
ラー画像データ読み取り、静電潜像形成、現像の動作が
上述のBK,Cの工程と同様であるので説明は省略す
る。
【0032】上記中間転写ベルト261には、感光体ド
ラム200に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像
を、同一面に順次位置合わせして、4色重ねのトナー像
が形成され、次の転写工程において、この4色のトナー
像が転写紙5に紙転写器263により一括転写される。
【0033】上記画像形成動作が開始される時期に、転
写紙5は上記転写紙カセット又は手差しトレイのいずれ
かから給送され、レジストローラ対209のニップで待
機している。そして、紙転写器263に中間転写ベルト
261上のトナー像先端がさしかかるときに、ちょうど
転写紙5の先端がこのトナー像の先端に一致するように
レジストローラ対209が駆動され、転写紙5とトナー
像とのレジスト合わせが行われる。そして、転写紙5が
中間転写ベルト261上のトナー像と重ねられて正電位
の紙転写器263の上を通過する。このとき、コロナ放
電電流で転写紙5が正電荷で荷電され、トナー画像のほ
とんどが転写紙5上に転写される。続いて紙転写器26
3の左側に配置した図示しないAC+DCコロナによる
分離除電器との対向部を通過するときに、転写紙5は除
電され、中間転写ベルト261から剥離して搬送ベルト
211に移る。
【0034】そして、中間転写ベルト261面から4色
重ねトナー像を一括転写された転写紙5は、紙搬送ベル
ト211で定着装置270に搬送され、所定温度に制御
された定着ロ−ラ271と加圧ロ−ラ272のニップ部
でトナー像が溶融定着され、排出ローラ対212で装置
本体外に送り出され、図示しないコピ−トレイに表向き
にスタックされ、フルカラーコピーを得る。
【0035】一方、ベルト転写後の感光体ドラム200
の表面は、感光体クリーニング装置201(ブラシロ−
ラ、ゴムブレ−ド)でクリーニングされ、除電ランプ2
02で均一に除電される。また、転写紙5にトナー像を
転写した後の中間転写ベルト261の表面に残留したト
ナーは、ベルトクリーニング装置262のブレードを再
びブレ−ド接離機構で押圧することによってクリーニン
グされる。
【0036】ここで、リピ−トコピ−のときは、カラー
スキャナ1の動作及び感光体ドラム200への画像形成
は、1枚目の4色目(Y)の画像形成工程に引き続き、
所定のタイミングで2枚目の1色目(Bk)の画像形成
工程に進む。また、中間転写ベルト261の方は、1枚
目の4色重ねトナー像の転写紙5への一括転写工程に引
き続き、表面のベルトクリーニング装置262でクリー
ニングされた領域に、2枚目のBkトナー像がベルト転
写されるようにする。その後は、1枚目と同様動作にな
る。
【0037】以上は、4色フルカラーコピ−を得るコピ
−モ−ドであったが、3色コピ−モ−ド、2色コピ−モ
−ドの場合は、指定された色と回数の分について、上記
同様の動作を行うことになる。
【0038】また、単色コピ−モ−ドの場合は、所定枚
数が終了するまでの間、リボルバ現像ユニット230の
所定色の現像器のみを現像作動状態にして、ベルトクリ
ーニング装置262のブレ−ドを中間転写ベルト261
に押圧状態のまま連続してコピ−動作を行う。
【0039】次に、上記リボルバ現像ユニット230に
ついて説明する。図2は、現像器231K,C,M,Y
が一体となったリボルバ現像ユニット230の内部構造
を示す断面図である。図2では、感光体ドラム200に
対向する現像位置にあるのがBk現像器231Kの現像
室で、図中時計回りの順に、C現像器231Cの現像
室、M現像器231Mの現像室、Y現像器231Yの現
像室となっている。
【0040】ここで、4つの現像室の内部構造は全く同
じであるので、以下、図2で現像位置にあるBk現像器
231Kを代表して内部構造を説明する。現像ケーシン
グ230Aには、感光体ドラム200に向けた開口部が
形成され、この開口部を介して一部が露出するように、
図示しないマグネットローラを内包する現像ローラ23
1KRが設けられている。また、現像室内には、現像ロ
ーラ231KRに担持されて感光体ドラム200との対
向部へ搬送される現像剤量を規制するドクタブレード2
31KDと、このドクタブレード231KDで規制され
て現像室内に押し留められた現像剤の一部を中心軸線方
向に沿って奥側から手前側へ搬送する上搬送スクリュー
231KSとスクリューケース231KC、及び現像室
内の現像剤を撹拌する撹拌パドル231KPとが設けら
れている。この撹拌パドル231KP内には、中心軸線
方向に沿って手前側から奥側へ現像剤を搬送する下搬送
スクリュー231KSPが収容されている。この下搬送
スクリュー231KSPの下方の現像ケーシング230
Aには、現像室内の現像剤を回収するための図示しない
剤回収口が形成され、常時は剤回収用フタ231KZで
閉じられている。
【0041】図3は、上記リボルバ現像ユニット230
におけるトナー循環経路を示す概念断面図である。スク
リューケース231KC内において、ドクタブレード2
31KDで規制され、上搬送スクリュー231KSによ
り装置奥側(図中右側)から装置手前側(図中左側)へ
搬送された現像剤は、前側板231FFを通過して落下
部232から下搬送スクリュー231KSP上に落下
し、さらに下搬送スクリュー231KSPにより装置手
前側(図中左側)から前側板231FFを通過して装置
奥側(図中右側)へ搬送される。これにより、現像ロー
ラ231KR(図2参照)は、撹拌パドル231KP上
に存在する現像剤を汲み上げ、現像領域へ搬送する。そ
して、一部ドクタブレード231KDで規制された現像
剤は、スクリューケース231KC内に落下し、このス
クリューケース231KCで現像ローラ231KRの有
効幅内に搬送され、この有効幅内の撹拌パドル231K
Pの中空円筒部の図示しない現像剤排出口から現像室内
に排出され、再び現像ローラ231KRに担持される。
つまり、現像室内での現像剤のいわゆる横撹拌が行われ
る。そして、撹拌パドル231KPの中空円筒部の図示
しない現像剤排出口から現像室下部に排出された現像剤
が、撹拌パドル231KPの回転によりその撹拌板部に
おいていわゆる縦撹拌が行われる。また、図示しないト
ナー補給ローラの回転により、下搬送スクリュー231
KSP上に落下したトナーQが、この下搬送スクリュー
231KSPにより落下部232まで搬送され、ここで
上搬送スクリュー231KSから落下した現像剤内に取
り込まれて互いに混合され、この混合された現像剤が図
示しない現像剤排出口から現像室内に入ることにより、
現像室内の現像剤のトナー濃度を上昇させる。
【0042】次に、トナー補給について説明する。図4
は、トナー補給手段としてのトナー補給部233の内部
構造を示す断面図であり、図2に示すようにBk現像器
231Kが現像位置にあるときの状態を示している。ト
ナー補給部233は、各色に対応したトナー収容器とし
てのトナーカートリッジ230KT、230CT、23
0MT、230YTにより構成されている。このうち、
黒用のトナーカートリッジ230KTは、黒トナーの使
用頻度が高いためリボルバ現像ユニット230の中心部
分に設置されている。このトナーカートリッジ230K
Tは、紙面垂直方向に長く容量をもたせており、リボル
バ現像ユニット230の回転とともにBKトナーホッパ
230KTHにトナーRが補給されるように構成されて
いる。このBKトナーホッパ230KTHとトナーRを
搬送する下搬送スクリュー231KSPとの間には、補
給ローラ230KRを回転させる補給モータ230HM
が配置されている。また、その他のトナーカートリッジ
230CT、230MT、230YTは、各トナーカー
トリッジの略凹形状に形成された部分と、各トナーホッ
パの略凸形状に形成された部分とが嵌合した状態で組み
付けられている。
【0043】Bk現像器231Kへのトナー補給を実施
する場合は、まず補給モータ230HMを回転させて補
給ローラ230KRを回転させる。すると、トナーカー
トリッジ230KT又はBKトナーホッパ230KTH
内のトナーが下搬送スクリュー231KSP(図4)上
に落下して、この下搬送スクリュー231KSPの回転
とともに搬送され、混合撹拌されながら前側板231F
F(図3)を通過して現像器内に送られる。
【0044】また、上記リボルバ現像ユニット230に
おいて、トナーカートリッジの交換位置は、トナーカー
トリッジ内に残トナーがあっても、装置の内外にトナー
が飛散しないように、トナーカートリッジの図示しない
補給口が上を向いている第3象限の位置に限られてい
る。例えば、図4ではトナーカートリッジ230MTが
第3象限にあるため、この状態ではトナーカートリッジ
230MTのみ交換可能となる。この交換位置の限定
は、カートリッジの部分を覆っている図示しないインナ
ーカバーの形状により規制されている。すなわち、イン
ナーカバーには第3象限のトナーカートリッジの位置に
のみ切り欠きが形成されていて、この切り欠きの位置以
外ではトナーカートリッジが取り出せないように構成さ
れている。ただし、黒用のトナーカートリッジ230K
Tは、図5の位置から90度反時計回りに移動したとこ
ろで交換可能となっている。
【0045】図5は、同複写機の制御系の構成を示すブ
ロック図である。制御手段としての制御部500は、上
記カラー複写機における電子写真プロセスや紙搬送処理
を制御する部分であり、演算制御処理を実行するCPU
(中央処理装置)500Aと、前記演算制御処理のため
の基本プログラム及びこれらの処理のための基本データ
を蓄積しているROM500Bと、各種データを一時的
に格納及び退避させるためのRAM500Cと、外部機
器と接続するためのI/Oインターフェース500Dと
から構成されている。
【0046】上記I/Oインターフェース500Dの入
力側には、感光体ドラム200と対向配置されている光
学センサ(発光素子及び受光素子との組み合わせからな
る現像濃度パターン検知器)205、電位センサ(電位
検出器)204、トナーカートリッジの交換の有無を検
出するためのBK用カートリッジセンサ273、カラー
用カートリッジセンサ274がそれぞれ接続されてい
る。上記電位センサ204は、感光体ドラム200の現
像位置前の帯電電位を検出するためのセンサである。
【0047】また、上記I/Oインターフェース500
Dの出力側には、現像バイアス制御駆動部502、帯電
制御駆動部503、トナー補給駆動部504、レーザ発
光駆動部505、現像ローラ駆動部501、現像リボル
バ駆動部506、感光体駆動部507がそれぞれ接続さ
れている。
【0048】この複写機においてトナー補給が実施され
る場合には、感光体200上に検出用の基準パターンの
静電潜像を形成してから該パターンを現像し、該現像し
た基準パターンの画像濃度を画像濃度検出手段としての
上記光学センサ205によって検出する。そして、上記
CPU500Aは該検出結果に基づいてトナー補給駆動
部504を制御し、現像器内のトナー濃度が所定濃度と
なるように制御する。
【0049】次に、本実施形態における複写機の上記制
御部500によって行うトナーエンド検知制御について
説明する。本実施形態のトナーエンド検知制御において
は、上記光学センサ205による検出結果から、上記現
像した基準パターンの画像濃度が所定の画像濃度よりも
低下したか否かの濃度低下判別と、上記トナー補給手段
のトナー補給による上記現像した基準パターンの画像濃
度上昇の判別とを行い、該濃度低下判別結果と該濃度上
昇判別結果とに基づいて上記補給用トナーの有無を検知
することにより、トナーエンド検知を行う。具体的に
は、上記現像した基準パターンの光学的反射率を上記画
像濃度検出手段としての反射率検出手段によって検出
し、演算手段によって該検出結果から上記基準パターン
へのトナー付着量を算出するという処理を複数回行い、
第1の比較演算手段により、該複数回の処理により算出
した複数のトナー付着量算出値の平均値又は該算出値の
それぞれを所定のトナーエンド付着量と比較して該トナ
ーエンド付着量よりもトナー付着量が低下したか否かを
判別し、第2の比較演算手段により、該複数のトナー付
着量の算出値のそれぞれを、上記複数回の処理のそれぞ
れの前回の処理で算出したトナー付着量の算出値と比較
して該前回の処理で算出したトナー付着量よりもトナー
付着量が上昇したか否かを判別し、上記第1の比較演算
手段による判別結果及び上記第2の比較演算手段による
判別結果に基づいて上記補給用トナーの有無を検知する
トナーエンド検知制御手段を設けている。以下、このト
ナーエンド検知について、図6を用いて説明する。図6
は、トナーエンド検知制御手段としての制御部500に
よるトナーエンド検知制御の一例を示すフローチャート
である。複写機のコピー動作がスタートする(ステップ
1)と、上記カラースキャナ1で読み取った画像データ
に基づいて形成された静電潜像が現像されるとともに、
所定のタイミング、例えば転写紙1枚の画像形成動作毎
に、感光体ドラム200の表面上に形成された基準パタ
ーンの静電潜像が現像される(ステップ2)。そして、
該現像された基準パターンの光学的反射率を上記反射率
検出手段としての光学センサ205で検出する(ステッ
プ3)。上記演算手段としてのCPU500Aは上記光
学センサ205からの検出データから、上記基準パター
ンへのトナー付着量MA_nを算出する(ステップ
4)。ここで、カウント値nは、複写機の電源がONさ
れたときに1にリセットされている。上記CPU500
Aは上記トナー付着量MA_nとROM500Bに格納
していたトナー付着量の目標値である基準トナー付着
量、例えば0.4mg/cm2とを比較演算して、適切
なトナー補給量を決定する。そして、決定したトナー補
給量に基づいてトナー補給駆動部504を制御し、上述
のように現像器内のトナー濃度が所定濃度となるように
制御する。
【0050】次に、算出されたトナー付着量MA_n
を、RAM500C内に記憶する。図7は、該RAM内
アドレスの説明図である。該RAM500C内には、最
新6個のトナー付着量のデータを格納するための6つの
アドレス0〜5が設けられており、最新6個の上記トナ
ー付着量のデータを古いものから順に上記アドレス5〜
0に格納する。そして、上記ステップ4で最新のトナー
付着量MA_nが算出されると、該トナー付着量MA_
nの上記RAM500C内への格納に先立ち、該アドレ
ス内のデータを1番地ずつ移動する(ステップ5)。具
体的には、アドレス0に格納されている上記トナー付着
量MA_nの一つ前のデータMA_n−1はアドレス1
に、アドレス1に格納されている上記トナー付着量MA
_n−1の一つ前のデータMA_n−2はアドレス2
に、アドレス2に格納されている上記トナー付着量MA
_n−2の一つ前のデータMA_n−3はアドレス3
に、アドレス3に格納されている上記トナー付着量MA
_n−3の一つ前のデータMA_n−4はアドレス4
に、アドレス4に格納されている上記トナー付着量MA
_n−4の一つ前のデータMA_n−5はアドレス5に
移動する。そして、最新のトナー付着量のデータMA_
nを上記アドレス0に格納する(ステップ6)。次に、
カウント値nをインクリメントして(ステップ7)、ア
ドレス0〜5内の全てにデータが格納されているか否か
を判断する(ステップ8)。そして、アドレス0〜5内
の全てにデータが格納されていない場合(ステップ8で
NO)には、コピーエンドか否かを判断し(ステップ1
4)、コピーエンドでない場合(ステップ14でNO)
には上述のステップ1に進み、コピーエンドの場合(ス
テップ14でYES)には、該制御を終了する。 (以下、余白)
【0051】例えば、複写機の電源がONされた直後に
ステップ4でトナー付着量MA_n=MA_1が算出さ
れた場合、RAM500C内のデータは複写機の電源の
OFFとともに消去されているため上記アドレス5〜0
にはデータが一つも格納されていない。この場合には、
ステップ5の上記アドレス内のデータの移動を行うこと
なく、ステップ6で上記最新のトナー付着量データであ
るMA_1がアドレス0に格納される。そして、ステッ
プ7でnがインクリメントされ、ステップ8でNOとな
り、コピーエンドでなければ再度トナー付着量が算出さ
れる。次に、トナー付着量MA_2が算出されると、上
記アドレス0に格納されたMA_1は上記ステップ5で
アドレス1に移動し、アドレス0に上記MA_2が格納
される。そして、ステップ7でnがインクリメントさ
れ、ステップ8でNOとなり、コピーエンドでなければ
再度トナー付着量が算出される。このようにして、上記
トナー付着量のデータMA_nがアドレス0〜5に格納
されていくと、nが6以上となったときにアドレス0〜
5の全てにデータが格納されることとなる。このとき上
記ステップ8でYESとなる。
【0052】ここで、上記トナー補給によりトナーカー
トリッジ内の補給用トナーが無くなった場合の上記基準
パターンへのトナー付着量の変化について説明する。上
記補給用トナーが無くなると、現像剤中のトナー濃度は
徐々に低くなり、現像ローラ上のトナーに同一の電界が
作用しても感光体200に付着するトナー量が減少して
くる。このため、現像した基準パターンの反射率は高く
なり、上記トナー付着量のデータMA_nは小さくな
る。例えば、トナー付着量を0.4mg/cm2となる
ようにトナー補給を制御している場合にトナーエンドに
近づくと、上記補給用トナーが無くなったためにトナー
付着量が0.3mg/cm2程度にまで低下してしまい、所望
の画像濃度が得られなくなる。
【0053】そこで、このような補給用トナーが無くな
った場合のトナー付着量の変化を利用して、本実施形態
のトナーエンド検知制御においては、上記第1の比較演
算手段としてのCPU500Aにより、光学センサ20
5による検出結果から求めた上記基準パターンへのトナ
ー付着量が所定のトナーエンド付着量MA_te、例え
ば0.3mg/cm2よりも低下したか否かを判別して、上記
現像した基準パターンの画像濃度が所定の画像濃度より
も低下したか否かの濃度低下判別を行っている。
【0054】さらに、上記コピー原稿の画像面積率が高
く、消費するトナーが多い場合には、上記トナーカート
リッジ内の補給用トナーが十分にあっても、上記基準パ
ターンへのトナー付着量は一時的に減少することが考え
られる。そしてこの減少に基づいて上述のトナー補給が
行われることにより新規トナーが増加し、該トナーが十
分に撹拌されないとトナー帯電量が低下して、次回検出
されるトナー付着量は増加する。そして、該トナー付着
量が増加すると今度はトナー補給がなされなくなり、次
回検出されるトナー付着量が減少する。このように、消
費するトナーが多い場合には、トナー付着量が変動し、
その変動幅が大きくなり、該変動によってトナーエンド
でないにも関わらずトナー付着量が上記トナーエンド付
着量MA_teよりも小さくなってしまうことが予想さ
れる。このようにトナー付着量が変動する場合でもトナ
ーエンドを精度良く検知するために、本実施形態に係る
トナーエンド検知制御においては、所定のタイミング毎
に行う基準パターンの濃度検出及び該検出結果からのト
ナー付着量の算出の処理を複数回行い、該複数回の処理
で求めたトナー付着量の算出値のそれぞれ、又は該複数
回の算出値の平均値を上記トナーエンド付着量MA_t
eと比較する。例えば、図示の例のトナーエンド検知制
御においては、上記アドレス0〜5に格納された最新6
個のトナー付着量データMA_n−5〜MA_nの平均
値MA_aveを求めて、該平均値MA_aveを上記
トナーエンド付着量MA_teと比較する。そして、M
A_ave<MA_teを第1のトナーエンド条件とし
ている。
【0055】次に、何らかの不具合により、現像ポテン
シャル、すなわち、静電潜像電位と現像バイアス電位と
の差が変化した場合について説明する。基準パターン部
分の現像ポテンシャルと該パターンへのトナー付着量と
は比例関係にある。このため、上記基準パターン部分の
現像ポテンシャルが何らかの不具合によって目標とする
現像ポテンシャルよりも小さくなった場合、トナー付着
量が上記トナーエンド付着量MA_teよりも小さくな
ることが考えられる。この場合、トナー付着量の検出を
6回行う間現像ポテンシャルが小さくなったままであれ
ば、上記最新6個のトナー付着量データの平均値MA_
aveがトナーエンド付着量MA_teよりも小さくな
り、第1のトナーエンド条件を満たしてしまう可能性が
ある。すなわち、上記濃度低下判別のみではトナーエン
ドの誤検知をしてしまう可能性がある。そこで、本実施
形態においては、上述のように、上記濃度低下判別のみ
ならず、上記現像した基準パターンの、上記トナー補給
手段のトナー補給による画像濃度上昇の判別も行う。
【0056】上記現像ポテンシャルの変化により上記ト
ナー付着量が小さくなった場合には、該トナー付着量が
前述の基準トナー付着量よりも小さくなることにより、
トナー補給が行われる。このとき、トナーカートリッジ
内に補給用トナーがあれば、上記トナー補給により現像
器内にトナーが補給されてトナー濃度が上昇し、トナー
補給後に検出されるトナー付着量は前回検出されたトナ
ー付着量よりも増加することとなる。一方、トナーカー
トリッジ内に補給用トナーが無くなっている場合には、
トナー濃度が上昇することがないため、トナー補給動作
がなされてもその後に検出されるトナー付着量は前回検
出されたトナー付着量よりも減少することとなる。この
ことから、トナー補給動作後の基準パターンの濃度検出
及び該検出結果からのトナー付着量の算出の処理で算出
された基準パターンのトナー付着量が前回の処理で算出
された基準パターンのトナー付着量よりも上昇した場合
には、補給用トナー不足以外の原因で上記処理で算出さ
れる基準パターンのトナー付着量算出値が上記トナーエ
ンド付着量よりも小さい値となっている、すなわち、補
給用トナーはあり、上記トナー補給動作がなされた後で
も上記トナー付着量が上昇しなければ、補給用トナーは
無くなったとみなすことができる。そこで、本実施形態
のトナーエンド検知制御においては、上記第2の比較演
算手段としてのCPU500Aにより、現像した基準パ
ターンの光学的反射率を上記画像濃度検出手段としての
反射率検出手段によって検出し、該検出結果から上記基
準パターンへのトナー付着量を算出するという処理によ
って算出した基準パターンへのトナー付着量算出値が前
回の処理で算出したトナー付着量算出値よりも上昇した
か否かを判別して、トナーエンドの検知を行っている。
具体的には、上記アドレス0〜5に格納された最新6個
のトナー付着量データMA_n−5〜MA_nのうち最
新5個のトナー付着量データと各データの前回のトナー
付着量データとの差MA_grdをそれぞれ求め、該5
個のMA_grdが全てMA_grd<0であることを
第2のトナーエンド条件としている。
【0057】図6の制御の例では、ステップ8でアドレ
ス0〜5の全てにデータが格納されていると判別される
(ステップ8でYES)と、上記アドレス0〜5に格納
されているデータから先ずそれら6個のトナー付着量デ
ータの平均値MA_aveを算出する(ステップ9)。
次に、上記6個のトナー付着量データのうちの最新5個
のトナー付着量データと各データの前回のトナー付着量
データとの差MA_grd、具体的にはMA_n−4−
MA_n−5,MA_n−3−MA_n−4,MA_n
−2−MA_n−3,MA_n−1−MA_n−2,M
A_n−MA_n−1の5個の値を算出する(ステップ
10)。そして、上記トナー付着量データの平均値MA
_aveがトナーエンド付着量MA_teよりも小さい
か否か、すなわち、上記第1のトナーエンド条件を満た
しているか否かを判断する(ステップ11)。上記トナ
ーカートリッジ内の補給用トナーが無くなって平均値M
A_aveがトナーエンド付着量MA_teよりも小さ
い場合(ステップ11でYES)には、上記5個のMA
_grdが全てMA_grd<0であるか否か、すなわ
ち、上記第2のトナーエンド条件を満たしているか否か
を判断する(ステップ12)。そして、トナー付着量の
減少によりトナー補給がなされてもトナー付着量が増加
せず、上記5個のMA_grdが全て0より小さい場合
(ステップ12でYES)には、制御部500はトナー
エンドと判断し、操作部600の図示しない表示パネル
上に「トナーがなくなりました」の表示を行い、該当す
るトナーカートリッジが交換位置に位置するようにリボ
ルバ現像ユニット230を回転させる。
【0058】上記ステップ11で、平均値MA_ave
がトナーエンド付着量MA_te以上であると判断され
た場合(ステップ11でNO)には、コピーエンドか否
かを判断し(ステップ14)、コピーエンドでない場合
(ステップ14でNO)には上述のステップ1に進み、
コピーエンドの場合(ステップ14でYES)には、該
制御を終了する。
【0059】また、上記ステップ11で平均値MA_a
veがトナーエンド付着量MA_teより小さいと判断
された場合(ステップ11でYES)でも、トナーカー
トリッジ内の補給用トナーが補給されてトナー付着量が
増加した場合、すなわち、トナーエンドではない場合に
は、上記ステップ12で上記5個のMA_grdのうち
の少なくともひとつが0以上であると判断され(ステッ
プ12でNO)、制御部500がトナーエンドと判断す
ることなくステップ14に進む。
【0060】このようにして、上記現像した基準パター
ンの画像濃度が所定の画像濃度よりも低下したか否かの
上記濃度低下判別結果と、上記トナー補給手段のトナー
補給により上記現像した基準パターンの画像濃度が上昇
したか否かの上記濃度上昇判別結果とに基づき、上記補
給用トナーの有無を検知する。これにより、上記現像し
た基準パターンの画像濃度が所定の画像濃度よりも低下
した場合でもトナー補給による上記画像濃度が上昇した
ときには上記補給用トナーがあるとみなすので、補給用
トナーがあるにも関わらずトナーエンドと誤検知するの
を防止することができる。従って、例えば検出手段を設
けてトナーエンド検知を行う場合とは異なり装置構成が
複雑になることなく、かつ、精度の高いトナーエンド検
知が可能となる。
【0061】なお、上記制御例においては基準パターン
のトナー像の画像濃度が所定の画像濃度よりも低下した
か否かの濃度低下判別を行うための第1のトナーエンド
条件を、連続複数回のトナー付着量データの平均値MA
_aveがトナーエンド付着量MA_teよりも小さく
なることとしたが、例えば、上記トナー付着量データが
上記トナーエンド付着量を連続して所定回数下回ること
を上記第1のトナーエンド条件としてもよい。
【0062】ところで、画像形成条件や環境条件によっ
てトナー付着量は変化する。例えば、面積率が高い画像
を連続してコピーする場合には、トナー補給量がトナー
消費量に追いつかずにトナー付着量が次第に減少し、補
給用トナーが十分にあるにも関わらずトナーエンドと誤
検知される可能性がある。そこで、上記画像形成条件や
環境条件に応じて上記第1トナーエンド条件及び第2ト
ナーエンド条件のうち少なくとも一方を変更するのが望
ましい。
【0063】例えば、画像面積率に応じて上記第1トナ
ーエンド条件を変更する例について説明すると、前述の
カラースキャナ1で読み取った画像データをRAMに保
存し、CPU500Aにより消費されたトナー量を算出
する。そして、予め設定した対応表に基づいて、算出さ
れた消費トナー量に対応した第1トナーエンド条件を設
定する。表1は、上記消費トナー量に応じてトナー付着
量の平均値MA_ave算出に用いるトナー付着量のデ
ータ数を変更する場合の上記対応表の一例である。
【0064】
【表1】
【0065】表1の例のように、画像面積率の高い画像
の形成時で、トナー補給によるトナー付着量の増加が遅
れやすい場合には、上記データ数を増加させることによ
り、より長い時間内でのトナー付着量のデータを用いて
トナーエンドの判断を行うので、精度良くトナーエンド
の検知を行うことができる。
【0066】また、上記トナー付着量は温湿度によって
も変化し、低温低湿条件ではトナー帯電量が増加するた
めトナー付着量が小さくなる。温湿度に応じて上記第1
トナーエンド条件を変更する場合には、温湿度に基づい
て予め設定された対応表に基づいて、第1トナーエンド
条件及び第2トナーエンド条件のうちの少なくとも一方
を設定すればよい。表2は、絶対湿度(空気中の水分
量)に応じてトナー付着量の平均値MA_ave算出に
用いるトナー付着量のデータ数を変更する場合の上記対
応表の一例である。また、表3は、上記絶対湿度に応じ
てトナーエンド付着量MA_teを変更する場合の上記
対応表の一例である。
【0067】
【表2】 (以下、余白)
【0068】
【表3】
【0069】このように絶対湿度が低くて、トナー付着
量が低下しやすい場合には、表2の例のように上記デー
タ数を増加させてより長い時間内でのトナー付着量のデ
ータを用いてトナーエンドの判断を行うようにしたり、
表3の例のように、上記トナーエンド付着量の値を小さ
くしたりすることにより、上記温湿度の影響でトナー付
着量が低下してもトナーエンドであると誤検知しにくく
なる。これにより、精度良くトナーエンドの検知を行う
ことができる。
【0070】このように、画像形成条件及び環境条件の
少なくとも一方に応じて上記第1トナーエンド条件及び
第2トナーエンド条件のうち少なくとも一方を変更する
ことにより、精度良くトナーエンド検知を行うことがで
きる。
【0071】なお、上記画像形成条件としては、画像面
積率の他にコピーサイズやコピースピードなどを採用し
てもよい。
【0072】また、画像形成条件や環境条件に関わらず
精度良くトナーエンド検知を行うには、画像形成条件や
環境条件に応じて上記基準パターン像を現像するときの
現像条件を変更してもよい。図8は、同複写機において
このような制御を行う場合のトナーエンド検知制御の一
例を示すフローチャートである。この例は、上記環境条
件としての温湿度に応じて上記現像条件としての現像ポ
テンシャルを変更する例である。図8のフローチャート
において、図6のフローチャートと異なる点は、複写機
のコピー動作の直前に温湿度に基づいて上記現像条件を
変更する処理が追加された点である。 (以下、余白)
【0073】図8の制御例においては、まず、複写機内
に設けられた温湿度センサにより温湿度の検知を行い、
該センサの出力データをCPU500Aに送信する(ス
テップ1a)。CPU500Aでは、温湿度に基づいて
予め設定された対応表に基づいて、上記基準パターンを
現像するときの現像ポテンシャル(以下、PSPとい
う)を選択する(ステップ1b)。例えば、表4は、絶
対湿度(空気中の水分量)に応じて上記PSPを変更す
る場合の上記対応表の一例である。
【0074】
【表4】
【0075】上述のように、低温低湿時にはトナー帯電
量が増加するため現像能力が低下し、トナー付着量のデ
ータが小さくなる。よって、低温低湿状態でかつ同一現
像ポテンシャルでは現像後の基準パターンへのトナー付
着量データは小さくなり、トナーエンドであると誤検知
しやすくなる。一方、高温高湿時にはトナー帯電量が減
少するため現像能力が向上し、トナー付着量のデータが
大きくなる。よって、高温高湿状態でかつ同一現像ポテ
ンシャルでは現像後の基準パターンへのトナー付着量デ
ータは大きくなり、トナーエンドの検知が遅れやすくな
る。表4の例においては、絶対湿度が低くてトナー付着
量が低下しやすい場合には現像ポテンシャルを大きくし
て基準パターンへのトナー付着量が多くなるようにする
ことにより、上記温湿度の影響でトナー付着量が低下し
やすい場合でもトナーエンドであると誤検知しにくくな
る。また、絶対湿度が高くてトナー付着量が増加しやす
い場合には現像ポテンシャルを小さくして基準パターン
へのトナー付着量が少なくなるようにすることにより、
上記温湿度の影響でトナー付着量が増加しやすい場合で
もトナーエンドの検知が遅れにくくなる。従って、精度
良くトナーエンドの検知を行うことができる。また、該
基準パターンを用いてトナー補給制御もなされるので、
温湿度の影響でトナー帯電量が大きいためにトナー付着
量が減ってトナー補給が過剰にされたり、逆にトナー帯
電量が小さいためにトナー付着量が増加してトナー補給
が不足してしまったりすることもない。したがって、良
好に画像形成を行うことができる。
【0076】なお、表4の例は環境条件としての温湿度
に応じて現像条件を変更する例であるが、画像形成条件
としての画像面積率やコピーサイズやコピースピードな
どに応じて現像条件を変更しても同様の効果を得ること
ができる。
【0077】また、表4のような対応表をもとに現像条
件を変更するのではなく、上記画像形成条件や環境条件
と現像条件との関係を示す条件式に基づいて現像条件を
変更するようにしてもよい。
【0078】次に、現像装置に未使用現像剤を投入した
直後におけるトナーエンド検知について説明する。二成
分現像剤を構成するキャリアは使用により劣化してトナ
ー帯電能力などが低下するので、キャリアが劣化した時
点で、サービスマンなどが現像装置内の現像剤を交換す
るようになっている。このような現像剤の交換を行った
場合あるいは新しい現像装置を初めて使用する場合など
の、現像装置に未使用現像剤を投入した直後には、現像
剤の現像能力が適正でないことがある。これは、前述の
ように、現像剤製造時に特性、例えばトナー帯電量に多
少のばらつきがあるとともに、製造後の保存状態によっ
ても上記特性にばらつきが生じるからである。このよう
に現像能力が適正でない場合、トナーエンドの検知が精
度良く行われなくなる可能性がある。具体的には、トナ
ーが十分にあるにも関わらずトナーエンドと誤検知した
り、トナーエンドの検知が遅れて画像面積率の多い例え
ばベタ画像を形成する際に画像濃度が薄くなり、良好に
画像形成が行われなくなったりしてしまう。
【0079】そこで、上記現像装置内に未使用の現像剤
を投入直後に該現像装置内の現像剤の現像能力を検出す
る現像能力検出手段を設け、該現像能力検出手段による
検出結果に基づいて、上記現像装置に未使用現像剤を投
入した直後の所定回数の画像形成を行う間は、上記現像
装置による上記基準パターンの潜像の現像条件、上記濃
度低下判別手段による判別条件、及び、上記濃度上昇判
別手段による判別条件のうちの少なくとも一つを、それ
以降の画像形成動作時とは異なるように変更するのが望
ましい。図1の複写機においては、上記未使用現像剤を
投入した直後に該現像剤の現像能力を検出し、該検出結
果に基づいて上記基準パターンの潜像の現像条件を通常
の画像形成動作時とは異なる条件に設定する剤エージン
グモードを実行する。図9は、該剤エージングモードの
フローチャートである。
【0080】剤エージングモードがスタートすると、予
め設定された多段階の相異なる現像ポテンシャルを用い
て階調濃度の異なる複数の基準パターンのトナー像を形
成する(ステップ101)。これは以下のようにして形
成する。先ず、表面電位が互いに異なるN個、例えば5
〜10個程度の基準パターンの静電潜像を形成する。こ
れは、例えば帯電器203で感光体ドラム200表面を
一様帯電した後にイレーサーランプ等で出力をパターン
毎に切り替えて光を照射して形成してもよいし、帯電器
203の出力をパターン毎にずつ切り替えて帯電するこ
とによって形成してもよい。更に、帯電器203で感光
体ドラム200表面を一様帯電した後、例えば原稿載置
用のコンタクトガラスの近傍に配置したN段階の濃度パ
ターンからなる基準板からの反射光で露光して形成して
もよい。そして、これらの基準パターンの静電潜像の電
位データが電位センサ204によってI/Oインターフ
ェイス500Dを介してCPU500Aに出力され、C
PU500Aは該電位センサ204の出力データを表面
電圧値に変換する。そして、該N個の基準パターンを所
定の現像バイアスが印加された上記現像スリーブにより
現像する。このようにして、多段階の相異なる現像ポテ
ンシャルに対応して階調濃度が異なり、トナー付着量が
例えば約0.1mg/cm2程度ずつ異なるN個の基準パター
ンのトナー像を形成することができる。そして、次に、
該現像した基準パターンの画像濃度を画像濃度検出手段
としての上記光学センサ205によって検出する。そし
て、CPU500Aは該光学センサ205からの検出デ
ータから、上記複数の基準パターンのそれぞれへのトナ
ー付着量を算出する(ステップ102)。また、上記表
面電圧値から各基準パターンの現像に用いた現像ポテン
シャルを算出する(ステップ103)。
【0081】図10は、上記ステップ103で得られた
各基準パターンを現像するときの現像ポテンシャルと上
記ステップ102で得られたトナー付着量の測定データ
との各基準パターンにおける関係をX−Y平面上にプロ
ットした図であり、X軸上に現像ポテンシャル(基準パ
ターン作成時の現像バイアス電圧Vbと感光体ドラム9
の表面電位Vsとの差:Vb−Vs:単位(V))を、
Y軸に単位面積当たりのトナー付着量(mg/cm2)を割り
振っている。この基準パターンへのトナー付着量と現像
ポテンシャルとの関係は、現像剤の現像能力を示すもの
である。CPU500Aは、表面電位センサ13の出力
値等から求めた現像ポテンシャルの測定データと光学セ
ンサ18の出力値から求めたトナー付着量の測定データ
から、直線近似により、現像ポテンシャルとトナー付着
量との関係、すなわち現像剤の現像能力を示す近似直線
(Y=aX+b)を算出する(ステップ104)。そし
て、該近似直線を用いて、前述の基準トナー付着量、例
えば0.4mg/cm2を得るための現像ポテンシャルを算出
する。
【0082】該算出された現像ポテンシャルは剤エージ
ングモードを実行するときの環境条件によって変動する
ので、最適現像ポテンシャルを求めるには該変動による
影響を差し引くのが望ましい。例えば、表5は、絶対湿
度(空気中の水分量)による影響を上記近似直線から算
出した算出現像ポテンシャルから差し引いて上記最適現
像ポテンシャルを求める場合の該絶対湿度と最適現像ポ
テンシャルとの対応表である。
【0083】
【表5】
【0084】表5の例に示すように、低温低湿でトナー
付着量が小さくなりやすく、上記基準トナー付着量を得
るための現像ポテンシャルが高くなりやすい場合には、
常温常湿時に基準トナー付着量を得るための最適現像ポ
テンシャルは上記算出現像ポテンシャルよりも小さい値
に補正する。逆に、高温高湿でトナー付着量が大きくな
りやすく、上記基準トナー付着量を得るための現像ポテ
ンシャルが低くなりやすい場合には、常温常湿時に基準
トナー付着量を得るための最適現像ポテンシャルは上記
算出現像ポテンシャルよりも大きい値に補正する。これ
により、常温常湿時に基準トナー付着量を得るための最
適現像ポテンシャルが求められる(ステップ105)。
【0085】そして、現像剤の現像能力が安定するまで
の所定回数、例えば100回の画像形成動作を行う間
は、上記剤エージングモードにより求めた最適現像ポテ
ンシャルを用いて基準パターンを形成し、図6や図8に
示したトナーエンド検知制御を実行する。
【0086】このように、上記現像装置に未使用現像剤
を投入した直後の所定回数の画像形成を行う間はこのと
きの現像能力を示す近似直線に応じて設定した現像ポテ
ンシャルを用いて基準パターンを形成するので、上記未
使用現像剤の現像能力が通常の画像形成時の現像能力と
異なる場合でも基準パターンへのトナー付着量を等しく
することができる。そして、該基準パターンを用いてト
ナーエンド検知制御を行うことにより、現像能力が不安
定な未使用現像剤を用いる場合でも精度良いトナーエン
ド検知が実現できる。また、該基準パターンを用いてト
ナー補給制御もなされるので、未使用現像剤のトナー帯
電量が大きいためにトナー付着量が減り、トナー補給が
過剰にされたり、逆に該未使用現像剤のトナー帯電量が
小さいためにトナー付着量が増加し、トナー補給が不足
してしまったりすることもない。
【0087】なお、ここでは現像ポテンシャルとトナー
付着量との関係を直線で近似する場合について説明した
が、該関係はn次曲線(nは正の整数)で近似してもよ
い。これにより、より精密に該関係を近似することがで
きる。
【0088】また、上述のように現像能力検出結果に基
づいて、上記濃度低下判別手段による判別条件、又は、
上記濃度上昇判別手段による判別条件、具体的には、上
記現像した基準パターンの画像濃度検出結果から上記演
算手段としてのCPU500Aによってトナー付着量を
算出するときの算出方法や、上記第1の比較演算手段に
よる比較条件や、上記第2の比較演算手段による比較条
件などを変更してもよい。例えば、上記剤エージングモ
ードで現像ポテンシャルとトナー付着量との関係を示す
近似直線または近似曲線を求め、通常の画像形成時に比
してトナー付着量が低くなりやすい場合には上記濃度低
下判別手段による判別条件としての第1トナーエンド条
件をトナーエンドと判定しにくくなるように変更する。
具体的には、トナー付着量の平均値MA_ave算出に
用いるトナー付着量のデータ数を増やす。また、通常の
画像形成時に比してトナー付着量が高くなりやすい場合
には上記濃度低下判別手段による判別条件としての第1
トナーエンド条件をトナーエンドと判定し易くなるよう
に変更する。具体的には、トナー付着量の平均値MA_
ave算出に用いるトナー付着量のデータ数を減らす。
これにより、トナー付着量が低くなりやすい場合にもト
ナーエンドであると誤検知しにくくなり、逆にトナー付
着量が高くなりやすい場合にもトナーエンドの検知が遅
れにくくなる。よって、現像能力の不安定な未使用の現
像剤を現像装置に投入した直後でも、精度の高いトナー
エンド検知が可能となる。なお、上記判別条件の変更を
行うのは、通常の画像形成時に比してトナー付着量が高
くなりやすい場合又は通常の画像形成時に比してトナー
付着量が低くなりやすい場合のいずれか一方のみでもよ
い。
【0089】また、未使用現像剤の現像能力が安定する
までの画像形成動作回数は、使用する現像剤により異な
るため、実験などにより予め決定しておくのが望まし
い。
【0090】
【発明の効果】請求項1乃至4の発明によれば、上記検
出用の顕像の画像濃度が所定の画像濃度よりも低下した
か否かの濃度低下判別結果と、上記トナー補給により上
記検出用の顕像の画像濃度が上昇したか否かの濃度上昇
判別結果とに基づいて上記補給用トナーの有無を検知す
る。これにより、上記検出用の顕像の画像濃度が所定の
画像濃度よりも低下した場合でもトナー補給による上記
画像濃度が上昇したときには上記補給用トナーがあると
みなすので、補給用トナーがあるにも関わらずトナーエ
ンドと誤検知するのを防止することができる。従って、
例えば検出手段を設けてトナーエンド検知を行う場合と
は異なり装置構成が複雑になることなく、かつ、精度の
高いトナーエンド検知が可能となるという優れた効果が
ある。
【0091】特に、請求項2の発明によれば、上記濃度
低下判別手段による判別条件及び上記濃度上昇判別手段
による判別条件の少なくとも一方を画像形成条件及び環
境条件の少なくとも一方に応じて変更するので、上記画
像形成条件や環境条件によって上記トナー付着量が低下
しやすい場合でもトナーエンドであると誤検知しにくく
なる。あるいは、現像能力が高くて検出用の顕像へのト
ナー付着量が増加しやすい場合でもトナーエンドの検知
が遅れにくくなる。よって、精度の高いトナーエンド検
知が可能となるという優れた効果がある。
【0092】また、請求項3の発明によれば、画像形成
条件や環境条件によってトナー付着量が変動しやすい場
合にはこの変動に追従して上記現像条件を変更するの
で、該変動の影響を抑え、安定した検出用の顕像を得る
ことができる。よって、該検出用の顕像を用いて精度の
高いトナーエンド検知が可能となるという優れた効果が
ある。また、上記変動の影響によるトナー補給量の変動
が起きにくくなるので、現像特性が不安定になりにくく
なるという効果もある。
【0093】また、請求項4の発明によれば、未使用の
現像剤の現像能力に応じて上記現像装置による上記検出
用の潜像の現像条件、上記濃度低下判別手段による判別
条件、及び、上記濃度上昇判別手段による判別条件のう
ちの少なくとも一つの条件を決定するので、現像能力が
低くて検出用の顕像へのトナー付着量が低下しやすい場
合でもトナーエンドであると誤検知しにくくなる。ある
いは、現像能力が高くて検出用の顕像へのトナー付着量
が増加しやすい場合でもトナーエンドの検知が遅れにく
くなる。よって、現像能力が不安定な未使用の現像剤を
投入した直後でも、精度の高いトナーエンド検知が可能
となるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るカラー複写機の概略構成を示す
正面図。
【図2】リボルバ現像ユニットの内部構造を示す断面
図。
【図3】リボルバ現像ユニットにおけるトナー循環経路
を示す概念断面図。
【図4】トナー補給部の内部構造を示す断面図。
【図5】同複写機の制御系の構成を示すブロック図。
【図6】同複写機のトナーエンド検知制御の一例を示す
フローチャート。
【図7】RAM内アドレスの説明図。
【図8】同複写機のトナーエンド検知制御の変形例を示
すフローチャート。
【図9】剤エージングモードのフローチャート。
【図10】基準パターン現像時の現像ポテンシャルとト
ナー付着量との関係及び該関係の近似直線を示す特性
図。
【符号の説明】
1 カラースキャナ 2 カラープリンタ 200 感光体ドラム 205 光学センサ 230 リボルバ現像ユニット 231KS 上搬送スクリュー 231KSP 下搬送スクリュー 231KR 現像ローラ 500 制御部 600 操作部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、該像担持体上に形成された潜
    像をトナーとキャリアとを含む二成分現像剤により顕像
    化する現像装置と、像担持体上に所定のタイミングで検
    出用の潜像を形成する検出用潜像形成手段と、該検出用
    の潜像を上記現像装置により現像して形成した顕像の画
    像濃度を検出する画像濃度検出手段と、該検出結果に基
    づいて、該現像装置内に補給用トナーを補給するトナー
    補給手段とを備えた画像形成装置において、 上記検出結果から、上記検出用の顕像の画像濃度が所定
    の画像濃度よりも低下したか否かを判別する濃度低下判
    別手段と、上記トナー補給手段のトナー補給による上記
    検出用の顕像の画像濃度の上昇を判別する濃度上昇判別
    手段と、該濃度低下判別手段による判別結果と該濃度上
    昇判別手段による判別結果とに基づいて上記補給用トナ
    ーの有無を検知するトナーエンド検知制御を行うトナー
    エンド検知制御手段とを設けたことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記濃度低下判別手段による判別条件及び上記濃度上昇
    判別手段による判別条件の少なくとも一方を、画像形成
    条件及び環境条件の少なくとも一方に応じて変更するよ
    うに上記トナーエンド検知制御手段を構成したことを特
    徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の画像形成装置において、 上記現像装置による上記検出用の潜像の現像条件を、画
    像形成条件及び環境条件の少なくとも一方に応じて変更
    するように上記トナーエンド検知制御手段を構成したこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2、又は、3の画像形成装置に
    おいて、 上記現像装置内に未使用の現像剤を投入直後に該現像装
    置内の現像剤の現像能力を検出する現像能力検出手段を
    設け、該現像能力検出手段による検出結果に基づいて、
    該現像装置による上記検出用の潜像の現像条件、上記濃
    度低下判別手段による判別条件、及び、上記濃度上昇判
    別手段による判別条件のうちの少なくとも一つの条件
    を、決定するように上記トナーエンド検知制御手段を構
    成したことを特徴とする画像形成装置。
JP35366196A 1996-11-20 1996-12-16 画像形成装置 Withdrawn JPH10207211A (ja)

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JP32459996 1996-11-20
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015068937A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015068937A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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