JPH10206712A - Szスロット型光ファイバケーブルの製造方法 - Google Patents
Szスロット型光ファイバケーブルの製造方法Info
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- JPH10206712A JPH10206712A JP9008104A JP810497A JPH10206712A JP H10206712 A JPH10206712 A JP H10206712A JP 9008104 A JP9008104 A JP 9008104A JP 810497 A JP810497 A JP 810497A JP H10206712 A JPH10206712 A JP H10206712A
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- optical fiber
- slot
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スロット溝内に収容する積層体の積層状態を
良好に保つことができるSZスロット型光ファイバケー
ブルの製造方法を提供する。 【解決手段】 SZスロット18を、心線位置調整回転
板2の開口部2bに挿通するとともに、複数の光ファイ
バテープ心線22を、積層して位置決め部材4の挿通孔
4aに挿通し、回転板2を回動させて心線22を所定の
位置に配置しながら、心線22を、その幅方向が常に一
定方向になるように撚り返しつつこれらSZスロット1
8および心線22を引き取り、スロット溝21内に順次
収容するSZスロット型光ファイバケーブルの製造方法
であって、位置決め部材4を、回転板2に対して回動自
在とし、挿通孔4aを、積層した状態の心線22の断面
形状に沿う形状のものとする。
良好に保つことができるSZスロット型光ファイバケー
ブルの製造方法を提供する。 【解決手段】 SZスロット18を、心線位置調整回転
板2の開口部2bに挿通するとともに、複数の光ファイ
バテープ心線22を、積層して位置決め部材4の挿通孔
4aに挿通し、回転板2を回動させて心線22を所定の
位置に配置しながら、心線22を、その幅方向が常に一
定方向になるように撚り返しつつこれらSZスロット1
8および心線22を引き取り、スロット溝21内に順次
収容するSZスロット型光ファイバケーブルの製造方法
であって、位置決め部材4を、回転板2に対して回動自
在とし、挿通孔4aを、積層した状態の心線22の断面
形状に沿う形状のものとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SZスロット型光
ファイバケーブルを製造する方法に関し、特に、スロッ
ト溝内に収容する光ファイバテープ心線積層体の積層状
態を良好に保ち、伝送特性に優れたSZスロット型光フ
ァイバケーブルを製造する方法に関する。
ファイバケーブルを製造する方法に関し、特に、スロッ
ト溝内に収容する光ファイバテープ心線積層体の積層状
態を良好に保ち、伝送特性に優れたSZスロット型光フ
ァイバケーブルを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】SZスロット型光ファイバケーブルと
は、スロット溝がS撚りとZ撚りとを交互に繰り返すS
Z撚りに形成されてなるスロットを用いたものであり、
このスロット溝内に収容された光ファイバの後分岐を行
なう際の操作性に優れているものである。
は、スロット溝がS撚りとZ撚りとを交互に繰り返すS
Z撚りに形成されてなるスロットを用いたものであり、
このスロット溝内に収容された光ファイバの後分岐を行
なう際の操作性に優れているものである。
【0003】図8および図9は、この種のSZスロット
型光ファイバケーブルを用いた自己支持型光ファイバケ
ーブルの一例を示したもので、図8は断面図、図9はS
Zスロットの構造を示した平面図である。この自己支持
型光ファイバケーブルは、支持線11とSZスロット型
光ファイバケーブル13とが連結部12によって一体化
された構造とされている。支持線11は、亜鉛メッキ鋼
撚線などからなる支持線本体14と、この支持線本体1
4を被覆するポリエチレンなどの合成樹脂からなる被覆
体15とから構成されている。連結部12は、支持線1
1と光ファイバケーブル13とを連結、一体化し、これ
により光ファイバケーブル13を支持線11で吊持する
ためのもので、支持線11の底部から垂下し光ファイバ
ケーブル13の頂部に延びる連続した一定の厚さに形成
された壁状のものであり、ポリエチレンなどの合成樹脂
から構成されている。
型光ファイバケーブルを用いた自己支持型光ファイバケ
ーブルの一例を示したもので、図8は断面図、図9はS
Zスロットの構造を示した平面図である。この自己支持
型光ファイバケーブルは、支持線11とSZスロット型
光ファイバケーブル13とが連結部12によって一体化
された構造とされている。支持線11は、亜鉛メッキ鋼
撚線などからなる支持線本体14と、この支持線本体1
4を被覆するポリエチレンなどの合成樹脂からなる被覆
体15とから構成されている。連結部12は、支持線1
1と光ファイバケーブル13とを連結、一体化し、これ
により光ファイバケーブル13を支持線11で吊持する
ためのもので、支持線11の底部から垂下し光ファイバ
ケーブル13の頂部に延びる連続した一定の厚さに形成
された壁状のものであり、ポリエチレンなどの合成樹脂
から構成されている。
【0004】光ファイバケーブル13は、ケーブルコア
16と、このケーブルコア16を被覆するポリエチレン
などの合成樹脂からなるシース17とからなっている。
ケーブルコア16は、SZスロット18の上に押え巻き
19が設けられた構造を有するもので、スロット18
は、その中心に抗張力線20を備え、外周に、長手方向
に沿う複数本の溝21を有する。
16と、このケーブルコア16を被覆するポリエチレン
などの合成樹脂からなるシース17とからなっている。
ケーブルコア16は、SZスロット18の上に押え巻き
19が設けられた構造を有するもので、スロット18
は、その中心に抗張力線20を備え、外周に、長手方向
に沿う複数本の溝21を有する。
【0005】スロット溝21は、図9に示すように、S
Z撚りとなるように形成されているものである。ここ
で、S撚りからZ撚り(あるいはZ撚りからS撚り)に
撚り返す破線T−Tで表わされる部分を反転部と呼び、
破線R−Rで表わされる反転部から反転部までの中間点
を回転部と呼ぶ。溝21内には、単心または2心の光フ
ァイバ心線24が収納されている。
Z撚りとなるように形成されているものである。ここ
で、S撚りからZ撚り(あるいはZ撚りからS撚り)に
撚り返す破線T−Tで表わされる部分を反転部と呼び、
破線R−Rで表わされる反転部から反転部までの中間点
を回転部と呼ぶ。溝21内には、単心または2心の光フ
ァイバ心線24が収納されている。
【0006】このSZスロット型光ファイバケーブル1
3の後分岐を行なう際には、図9に示すように、押え巻
き19とシース17の一部をスロット18から剥離した
後、反転部(T)にて光ファイバ心線24をスロット1
8から解放して作業を行なう。このように、SZスロッ
ト型光ファイバケーブルでは、一方向撚りのケーブルと
異なり、反転部(T)にて容易に光ファイバ心線24を
取り出せるようになっている。
3の後分岐を行なう際には、図9に示すように、押え巻
き19とシース17の一部をスロット18から剥離した
後、反転部(T)にて光ファイバ心線24をスロット1
8から解放して作業を行なう。このように、SZスロッ
ト型光ファイバケーブルでは、一方向撚りのケーブルと
異なり、反転部(T)にて容易に光ファイバ心線24を
取り出せるようになっている。
【0007】上記SZスロット型光ファイバケーブル1
3を製造するには、例えば次のようにする。図10は、
光ファイバケーブル13を製造するために用いられる製
造装置の例を示すもので、ここに示す製造装置は、第1
および第2の光ファイバ心線位置調整回転板31、32
と、収容ダイス3とを備えて構成されている。
3を製造するには、例えば次のようにする。図10は、
光ファイバケーブル13を製造するために用いられる製
造装置の例を示すもので、ここに示す製造装置は、第1
および第2の光ファイバ心線位置調整回転板31、32
と、収容ダイス3とを備えて構成されている。
【0008】第1および第2の光ファイバ心線位置調整
回転板31、32は、スロットに対する光ファイバテー
プ心線の位置を調整し、光ファイバテープ心線をスロッ
ト溝内に収容しやすい位置に配置するためのもので、そ
れぞれ円板状に形成され、周方向に回動可能に支持され
ている。回転板31、32は、連結部33を介して互い
に連結、一体化されている。回転板31、32の中心近
傍には、スロット挿通部となる開口部31b、32bが
形成され、該開口部31b、32bより周縁側の位置に
は、光ファイバ心線24を挿通するための複数の挿通孔
31a、32aが設けられている。これら挿通孔31
a、32aは、回転板31、32の周方向に亙ってスロ
ット溝数と同数設けられている。収容ダイス3は、スロ
ットのスロット溝内に光ファイバ心線を収容するための
もので、最小内径がスロットの外径とほぼ等しい筒状体
である。
回転板31、32は、スロットに対する光ファイバテー
プ心線の位置を調整し、光ファイバテープ心線をスロッ
ト溝内に収容しやすい位置に配置するためのもので、そ
れぞれ円板状に形成され、周方向に回動可能に支持され
ている。回転板31、32は、連結部33を介して互い
に連結、一体化されている。回転板31、32の中心近
傍には、スロット挿通部となる開口部31b、32bが
形成され、該開口部31b、32bより周縁側の位置に
は、光ファイバ心線24を挿通するための複数の挿通孔
31a、32aが設けられている。これら挿通孔31
a、32aは、回転板31、32の周方向に亙ってスロ
ット溝数と同数設けられている。収容ダイス3は、スロ
ットのスロット溝内に光ファイバ心線を収容するための
もので、最小内径がスロットの外径とほぼ等しい筒状体
である。
【0009】第2の回転板32の挿通孔32aには、導
入パイプ35が取り付けられている。この導入パイプ3
5は、光ファイバ心線をスロット溝内に導入するためも
ので、その先端部分は、収容ダイス3内に達している。
また回転板32には、開口部32b側に突出したスロッ
ト位相検出ピン36が設けられている。この検出ピン3
6は、開口部32bにスロットを挿通した時に、スロッ
ト溝内に挿入されるように設けられている。
入パイプ35が取り付けられている。この導入パイプ3
5は、光ファイバ心線をスロット溝内に導入するためも
ので、その先端部分は、収容ダイス3内に達している。
また回転板32には、開口部32b側に突出したスロッ
ト位相検出ピン36が設けられている。この検出ピン3
6は、開口部32bにスロットを挿通した時に、スロッ
ト溝内に挿入されるように設けられている。
【0010】この方法では、まず、スロット18を、回
転板31、32の開口部31b、32b、および収容ダ
イス3に順次挿通し、図中矢印方向に一定速度で引き取
る。この際、スロット溝21内に、回転板32に設けら
れたスロット位相検出ピン36が挿入されるようにす
る。また、導入パイプ35の先端部分が、収容ダイス3
内でスロット溝21内に位置するようにする。また同時
に、光ファイバ心線24を、回転板31の挿通孔31
a、導入パイプ35を経て、収容ダイス3内に位置する
スロット18のスロット溝21内に位置させた状態で、
これらを図中矢印方向に上記一定速度で引き取る。
転板31、32の開口部31b、32b、および収容ダ
イス3に順次挿通し、図中矢印方向に一定速度で引き取
る。この際、スロット溝21内に、回転板32に設けら
れたスロット位相検出ピン36が挿入されるようにす
る。また、導入パイプ35の先端部分が、収容ダイス3
内でスロット溝21内に位置するようにする。また同時
に、光ファイバ心線24を、回転板31の挿通孔31
a、導入パイプ35を経て、収容ダイス3内に位置する
スロット18のスロット溝21内に位置させた状態で、
これらを図中矢印方向に上記一定速度で引き取る。
【0011】スロット18が引き取られるにつれて、回
転板32の開口部32b内に位置するスロット18のス
ロット溝21の位相は変化する。この際、該スロット溝
21内には位相検出ピン36が挿入されているため、ス
ロット溝21の位相に合わせて回転板31、32が周方
向に回動し、それにつれて導入パイプ35に挿通した光
ファイバ心線24はスロット溝21の位相に応じた位置
に配置される。上記スロット18のスロット溝21はS
Z撚りに形成されているため、回転板31、32の回動
方向は、所定のスロット引き取り距離ごとに逆転する。
光ファイバ心線24は、導入パイプ35を通過した後、
スロット溝21内に順次収容されていく。
転板32の開口部32b内に位置するスロット18のス
ロット溝21の位相は変化する。この際、該スロット溝
21内には位相検出ピン36が挿入されているため、ス
ロット溝21の位相に合わせて回転板31、32が周方
向に回動し、それにつれて導入パイプ35に挿通した光
ファイバ心線24はスロット溝21の位相に応じた位置
に配置される。上記スロット18のスロット溝21はS
Z撚りに形成されているため、回転板31、32の回動
方向は、所定のスロット引き取り距離ごとに逆転する。
光ファイバ心線24は、導入パイプ35を通過した後、
スロット溝21内に順次収容されていく。
【0012】このようにして、光ファイバ心線24をス
ロット18のスロット溝21内に収容した後、スロット
18の外周にナイロンヤーンなどからなる粗巻、および
不織布などからなる押え巻き19を施してケーブルコア
16を作製し、このケーブルコア16と支持線本体14
とを一括被覆し、上記光ファイバケーブル13を有する
自己支持型光ファイバケーブルを得る。
ロット18のスロット溝21内に収容した後、スロット
18の外周にナイロンヤーンなどからなる粗巻、および
不織布などからなる押え巻き19を施してケーブルコア
16を作製し、このケーブルコア16と支持線本体14
とを一括被覆し、上記光ファイバケーブル13を有する
自己支持型光ファイバケーブルを得る。
【0013】ところで、近年では、利用者数の増加にと
もない、光ファイバケーブルの多心化が要望されてお
り、4〜16心などの多心テープ心線を1〜10本積層
してスロット溝内に収容したSZスロット型光ファイバ
ケーブルが提案されている。図11は、この種のSZス
ロット型光ファイバケーブルを用いた自己支持型光ファ
イバケーブルの例を示すものである。ここに示す自己支
持型光ファイバケーブルの光ファイバケーブル33が上
記光ファイバケーブル13と異なるところは、スロット
溝21内に、4〜16心などの光ファイバテープ心線2
2を1〜10本積層した光ファイバテープ心線積層体2
3が収容されている点である。このような構造のSZス
ロット型光ファイバケーブルは、本出願人によって既に
特許出願された特願平8−320334に詳しく記載さ
れている。
もない、光ファイバケーブルの多心化が要望されてお
り、4〜16心などの多心テープ心線を1〜10本積層
してスロット溝内に収容したSZスロット型光ファイバ
ケーブルが提案されている。図11は、この種のSZス
ロット型光ファイバケーブルを用いた自己支持型光ファ
イバケーブルの例を示すものである。ここに示す自己支
持型光ファイバケーブルの光ファイバケーブル33が上
記光ファイバケーブル13と異なるところは、スロット
溝21内に、4〜16心などの光ファイバテープ心線2
2を1〜10本積層した光ファイバテープ心線積層体2
3が収容されている点である。このような構造のSZス
ロット型光ファイバケーブルは、本出願人によって既に
特許出願された特願平8−320334に詳しく記載さ
れている。
【0014】図12は、上記SZスロット型光ファイバ
ケーブル33における光ファイバテープ心線22がスロ
ット溝21内に収容されている状態を示したモデル図で
あり、1本のスロット溝21において、反転部(T)か
ら回転部(R)を通り、他の反転部(T)に至るまでの
間に、ケーブル長さ方向において変化する光ファイバテ
ープ心線22の状態をその断面で示したものである。
ケーブル33における光ファイバテープ心線22がスロ
ット溝21内に収容されている状態を示したモデル図で
あり、1本のスロット溝21において、反転部(T)か
ら回転部(R)を通り、他の反転部(T)に至るまでの
間に、ケーブル長さ方向において変化する光ファイバテ
ープ心線22の状態をその断面で示したものである。
【0015】回転部(R)においては、光ファイバテー
プ心線22はスロット溝21の中心軸Cに対してその幅
方向(光ファイバ素線の配列方向)がほぼ直交するよう
に配置される。そして、この回転部(R)における光フ
ァイバテープ心線22の幅方向を基準とし、前記反転部
(T)から他の反転部(T)に至るまでの光ファイバテ
ープ心線22の幅方向が、前記回転部(R)における光
ファイバテープ心線22の幅方向に対して常に略平行に
なるように、前記積層体23が撚り返されつつ、スロッ
ト溝21内に積層状態を保ちながら収容されている(こ
の状態を撚り返し有りで集合するという)。また、図1
2においては、1本のスロット溝21の状態が示されて
いるが、他のスロット溝21に収容された積層体23も
同様の状態となっている。
プ心線22はスロット溝21の中心軸Cに対してその幅
方向(光ファイバ素線の配列方向)がほぼ直交するよう
に配置される。そして、この回転部(R)における光フ
ァイバテープ心線22の幅方向を基準とし、前記反転部
(T)から他の反転部(T)に至るまでの光ファイバテ
ープ心線22の幅方向が、前記回転部(R)における光
ファイバテープ心線22の幅方向に対して常に略平行に
なるように、前記積層体23が撚り返されつつ、スロッ
ト溝21内に積層状態を保ちながら収容されている(こ
の状態を撚り返し有りで集合するという)。また、図1
2においては、1本のスロット溝21の状態が示されて
いるが、他のスロット溝21に収容された積層体23も
同様の状態となっている。
【0016】上記構成のSZスロット型光ファイバケー
ブル33では、光ファイバテープ心線22が、その幅方
向が常に回転部(R)における光ファイバテープ心線2
2の幅方向に対してほぼ平行となるように、かつ積層状
態を保ってスロット溝21内に収容されているので、ケ
ーブル巻き返し、ヒートサイクルなどの光ファイバテー
プ心線22に応力が印加される状況下においてもこの応
力が局所に集中することがなく、伝送特性劣化が起こり
にくいものとなっている。
ブル33では、光ファイバテープ心線22が、その幅方
向が常に回転部(R)における光ファイバテープ心線2
2の幅方向に対してほぼ平行となるように、かつ積層状
態を保ってスロット溝21内に収容されているので、ケ
ーブル巻き返し、ヒートサイクルなどの光ファイバテー
プ心線22に応力が印加される状況下においてもこの応
力が局所に集中することがなく、伝送特性劣化が起こり
にくいものとなっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造のSZスロット型光ファイバケーブルを製造するため
に、上記製造方法を採用すると、次のような問題が生じ
ることがあった。上記製造方法では、回転板31、32
が回動するのにつれて、導入パイプ35がスロット18
の周方向に回動するため、積層体23を、幅方向を常に
ほぼ一定方向に向けてスロット溝21内に収容しようと
すると、回転板31、32が回動する際に、導入パイプ
35の内壁によって積層体23に幅方向の大きな力が加
わり、積層体23を構成する光ファイバテープ心線22
同士が互いにずれて積層状態が崩れた状態でスロット溝
内に収容され、これがケーブルの伝送特性劣化の原因と
なることがあった。本発明は、上記事情に鑑みてなされ
たものであって、スロット溝内に収容する光ファイバテ
ープ心線積層体の積層状態を良好に保ち、伝送特性に優
れたSZスロット型光ファイバケーブルを製造すること
ができる方法を提供することを目的とする。
造のSZスロット型光ファイバケーブルを製造するため
に、上記製造方法を採用すると、次のような問題が生じ
ることがあった。上記製造方法では、回転板31、32
が回動するのにつれて、導入パイプ35がスロット18
の周方向に回動するため、積層体23を、幅方向を常に
ほぼ一定方向に向けてスロット溝21内に収容しようと
すると、回転板31、32が回動する際に、導入パイプ
35の内壁によって積層体23に幅方向の大きな力が加
わり、積層体23を構成する光ファイバテープ心線22
同士が互いにずれて積層状態が崩れた状態でスロット溝
内に収容され、これがケーブルの伝送特性劣化の原因と
なることがあった。本発明は、上記事情に鑑みてなされ
たものであって、スロット溝内に収容する光ファイバテ
ープ心線積層体の積層状態を良好に保ち、伝送特性に優
れたSZスロット型光ファイバケーブルを製造すること
ができる方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のSZ
スロット型光ファイバケーブルの製造方法は、複数の光
ファイバテープ心線を、心線位置調整回転板を用いてS
Zスロットのスロット溝内に収容するSZスロット型光
ファイバケーブルの製造方法であって、前記心線位置調
整回転板が、中心近傍にスロット挿通部となる開口部を
有し、開口部より周縁側に、前記回転板に対して回動自
在な位置決め部材を有し、該位置決め部材に、光ファイ
バテープ心線挿通孔が設けられ、該挿通孔が、積層した
状態の前記光ファイバテープ心線の断面形状に沿う形状
とされたものであり、SZスロットを前記心線位置調整
回転板の開口部に挿通するとともに、前記複数の光ファ
イバテープ心線を、積層して位置決め部材の光ファイバ
テープ心線挿通孔に挿通し、前記心線位置調整回転板を
回動させて光ファイバテープ心線を所定の位置に配置し
ながら、光ファイバテープ心線を、幅方向がSZスロッ
トの回転部における光ファイバテープ心線の幅方向に対
して常に略平行になるように撚り返しつつ、これらSZ
スロットおよび光ファイバテープ心線を引き取り、光フ
ァイバテープ心線を前記スロット溝内に順次収容するこ
とを特徴とする。
スロット型光ファイバケーブルの製造方法は、複数の光
ファイバテープ心線を、心線位置調整回転板を用いてS
Zスロットのスロット溝内に収容するSZスロット型光
ファイバケーブルの製造方法であって、前記心線位置調
整回転板が、中心近傍にスロット挿通部となる開口部を
有し、開口部より周縁側に、前記回転板に対して回動自
在な位置決め部材を有し、該位置決め部材に、光ファイ
バテープ心線挿通孔が設けられ、該挿通孔が、積層した
状態の前記光ファイバテープ心線の断面形状に沿う形状
とされたものであり、SZスロットを前記心線位置調整
回転板の開口部に挿通するとともに、前記複数の光ファ
イバテープ心線を、積層して位置決め部材の光ファイバ
テープ心線挿通孔に挿通し、前記心線位置調整回転板を
回動させて光ファイバテープ心線を所定の位置に配置し
ながら、光ファイバテープ心線を、幅方向がSZスロッ
トの回転部における光ファイバテープ心線の幅方向に対
して常に略平行になるように撚り返しつつ、これらSZ
スロットおよび光ファイバテープ心線を引き取り、光フ
ァイバテープ心線を前記スロット溝内に順次収容するこ
とを特徴とする。
【0019】本発明の請求項2のSZスロット型光ファ
イバケーブルの製造方法は、複数の光ファイバテープ心
線を、撚り返し回転板および心線位置調整回転板を用い
てSZスロットのスロット溝内に収容するSZスロット
型光ファイバケーブルの製造方法であって、前記撚り返
し回転板が、中心近傍にスロット挿通部となる開口部を
有し、該開口部より周縁側に、該回転板に対して回動自
在な第1の位置決め部材を有し、該位置決め部材に光フ
ァイバテープ心線挿通孔が設けられ、該光ファイバテー
プ心線挿通孔が前記光ファイバテープ心線の断面形状に
沿う形状とされたものであり、前記心線位置調整回転板
が、中心近傍にスロット挿通部となる開口部を有し、該
開口部より周縁側に、該回転板に対して回動自在な第2
の位置決め部材を有し、該位置決め部材に光ファイバテ
ープ心線挿通孔が設けられ、該光ファイバテープ心線挿
通孔が、積層した状態の前記光ファイバテープ心線の断
面形状に沿う形状とされたものであり、SZスロットを
前記心線位置調整回転板および撚り返し回転板の開口部
に挿通するとともに、光ファイバテープ心線を、第1の
位置決め部材の光ファイバテープ心線挿通孔に挿通し、
続いて第2の位置決め部材の光ファイバテープ心線挿通
孔に積層して挿通し、心線位置調整回転板および撚り返
し回転板を回動させて光ファイバテープ心線を所定の位
置に配置しながら、第1の位置決め部材を撚り返し回転
板に対して強制的に回動させて、光ファイバテープ心線
を、幅方向がSZスロットの回転部における光ファイバ
テープ心線の幅方向に対して常に略平行になるように撚
り返しつつ、これらSZスロットおよび光ファイバテー
プ心線を引き取り、これら光ファイバテープ心線を、前
記スロット溝内に順次収容することを特徴とする。
イバケーブルの製造方法は、複数の光ファイバテープ心
線を、撚り返し回転板および心線位置調整回転板を用い
てSZスロットのスロット溝内に収容するSZスロット
型光ファイバケーブルの製造方法であって、前記撚り返
し回転板が、中心近傍にスロット挿通部となる開口部を
有し、該開口部より周縁側に、該回転板に対して回動自
在な第1の位置決め部材を有し、該位置決め部材に光フ
ァイバテープ心線挿通孔が設けられ、該光ファイバテー
プ心線挿通孔が前記光ファイバテープ心線の断面形状に
沿う形状とされたものであり、前記心線位置調整回転板
が、中心近傍にスロット挿通部となる開口部を有し、該
開口部より周縁側に、該回転板に対して回動自在な第2
の位置決め部材を有し、該位置決め部材に光ファイバテ
ープ心線挿通孔が設けられ、該光ファイバテープ心線挿
通孔が、積層した状態の前記光ファイバテープ心線の断
面形状に沿う形状とされたものであり、SZスロットを
前記心線位置調整回転板および撚り返し回転板の開口部
に挿通するとともに、光ファイバテープ心線を、第1の
位置決め部材の光ファイバテープ心線挿通孔に挿通し、
続いて第2の位置決め部材の光ファイバテープ心線挿通
孔に積層して挿通し、心線位置調整回転板および撚り返
し回転板を回動させて光ファイバテープ心線を所定の位
置に配置しながら、第1の位置決め部材を撚り返し回転
板に対して強制的に回動させて、光ファイバテープ心線
を、幅方向がSZスロットの回転部における光ファイバ
テープ心線の幅方向に対して常に略平行になるように撚
り返しつつ、これらSZスロットおよび光ファイバテー
プ心線を引き取り、これら光ファイバテープ心線を、前
記スロット溝内に順次収容することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は、本発明のSZ
スロット型光ファイバケーブルの製造方法の第1の例を
実施するために用いられる製造装置を示すものである。
ここに示す製造装置は、スロット位相検出目板1と、心
線位置調整回転板2と、収容ダイス3とを有するもので
ある。
スロット型光ファイバケーブルの製造方法の第1の例を
実施するために用いられる製造装置を示すものである。
ここに示す製造装置は、スロット位相検出目板1と、心
線位置調整回転板2と、収容ダイス3とを有するもので
ある。
【0021】スロット位相検出目板1は、SZスロット
のスロット溝の位相を検出するためのもので、図2に示
すように円板状に形成され、周方向に回動自在に支持さ
れている。スロット位相検出目板1の中心近傍には、ス
ロット挿通部となる開口部1bが形成されている。該開
口部1bの内縁には、開口部1bにスロットを挿通した
ときにスロット溝に嵌合する位相検出突起1aが設けら
れている。また、上記スロット位相検出目板1には、ス
ロット位相検出目板1の位相を検出する位相検出機(図
示略)が設けられており、これを用いて、開口部1b内
に位置する部分のスロットのスロット溝の位相を検出す
ることができるようになっている。
のスロット溝の位相を検出するためのもので、図2に示
すように円板状に形成され、周方向に回動自在に支持さ
れている。スロット位相検出目板1の中心近傍には、ス
ロット挿通部となる開口部1bが形成されている。該開
口部1bの内縁には、開口部1bにスロットを挿通した
ときにスロット溝に嵌合する位相検出突起1aが設けら
れている。また、上記スロット位相検出目板1には、ス
ロット位相検出目板1の位相を検出する位相検出機(図
示略)が設けられており、これを用いて、開口部1b内
に位置する部分のスロットのスロット溝の位相を検出す
ることができるようになっている。
【0022】心線位置調整回転板2は、光ファイバテー
プ心線をスロット溝内に収容しやすい位置に配置するた
めのもので、図3(A)に示すように円板状に形成さ
れ、周方向に回動自在に支持されている。回転板2に
は、中心近傍に、スロット挿通部となる開口部2bが形
成され、開口部2bより周縁側の位置に、複数の光ファ
イバテープ心線挿通孔2aが設けられている。この挿通
孔2aは、回転板2の周方向に亙ってスロット溝と同数
設けられている。
プ心線をスロット溝内に収容しやすい位置に配置するた
めのもので、図3(A)に示すように円板状に形成さ
れ、周方向に回動自在に支持されている。回転板2に
は、中心近傍に、スロット挿通部となる開口部2bが形
成され、開口部2bより周縁側の位置に、複数の光ファ
イバテープ心線挿通孔2aが設けられている。この挿通
孔2aは、回転板2の周方向に亙ってスロット溝と同数
設けられている。
【0023】回転板2のスロット位相検出目板1側に
は、挿通孔2aを塞いで円板状の位置決め部材4が設け
られている。これら位置決め部材4は、複数の光ファイ
バテープ心線を積層し、積層体として収容ダイス3に送
るためのもので、図3(B)に示すように、円板状に形
成され、回転板2に対して、自身の周方向に回動自在に
設けられている。位置決め部材4には、光ファイバテー
プ心線を挿通するための光ファイバテープ心線挿通孔4
aが設けられており、この挿通孔4aは、積層した状態
の複数の光ファイバテープ心線22の断面形状に沿う矩
形状に形成されている。
は、挿通孔2aを塞いで円板状の位置決め部材4が設け
られている。これら位置決め部材4は、複数の光ファイ
バテープ心線を積層し、積層体として収容ダイス3に送
るためのもので、図3(B)に示すように、円板状に形
成され、回転板2に対して、自身の周方向に回動自在に
設けられている。位置決め部材4には、光ファイバテー
プ心線を挿通するための光ファイバテープ心線挿通孔4
aが設けられており、この挿通孔4aは、積層した状態
の複数の光ファイバテープ心線22の断面形状に沿う矩
形状に形成されている。
【0024】回転板2には、位相調節機(図示略)が設
けられており、これを用いて回転板2の位相を調節でき
るようになっている。この位相調節機は、上記スロット
位相検出目板1に設けられた位相検出機と連動して、位
相検出機で検出されたスロット溝の位相に合わせて回転
板2の位相を任意に設定することができるようになって
いる。
けられており、これを用いて回転板2の位相を調節でき
るようになっている。この位相調節機は、上記スロット
位相検出目板1に設けられた位相検出機と連動して、位
相検出機で検出されたスロット溝の位相に合わせて回転
板2の位相を任意に設定することができるようになって
いる。
【0025】収容ダイス3は、スロット溝内に上記光フ
ァイバテープ心線を収容するためのもので、最小内径が
スロットの外径とほぼ等しい筒状体であり、回転板2側
の内径がやや拡径して形成されている。収容ダイス3内
で光ファイバテープ心線を上記スロット溝内に収容する
位置(心線収容位置)と、スロット位相検出目板1との
距離は、スロット溝の反転部(T)から、これに隣接す
る他の反転部(T)に至るまでの距離、またはその整数
倍と等しくなるようにされており、スロット位相検出目
板1で検出されたスロット溝の位相と、心線収容位置の
スロット溝の位相とが等しくなるようになっている。
ァイバテープ心線を収容するためのもので、最小内径が
スロットの外径とほぼ等しい筒状体であり、回転板2側
の内径がやや拡径して形成されている。収容ダイス3内
で光ファイバテープ心線を上記スロット溝内に収容する
位置(心線収容位置)と、スロット位相検出目板1との
距離は、スロット溝の反転部(T)から、これに隣接す
る他の反転部(T)に至るまでの距離、またはその整数
倍と等しくなるようにされており、スロット位相検出目
板1で検出されたスロット溝の位相と、心線収容位置の
スロット溝の位相とが等しくなるようになっている。
【0026】次に、上記装置を用いた場合を例として、
本発明のSZスロット型光ファイバケーブルの製造方法
の第1の例を説明する。この例の方法では、まず、SZ
スロット18を、スロット位相検出目板1、心線位置調
整回転板2、および収容ダイス3の開口部に順次通した
状態として、図中矢印方向に一定速度で引き取る。この
際、スロット位相検出目板1の位相検出突起1aを、ス
ロット溝21内に配置する。
本発明のSZスロット型光ファイバケーブルの製造方法
の第1の例を説明する。この例の方法では、まず、SZ
スロット18を、スロット位相検出目板1、心線位置調
整回転板2、および収容ダイス3の開口部に順次通した
状態として、図中矢印方向に一定速度で引き取る。この
際、スロット位相検出目板1の位相検出突起1aを、ス
ロット溝21内に配置する。
【0027】また同時に、複数、好ましくは2〜10本
の光ファイバテープ心線22を、積層して位置決め部材
4の挿通孔4aに挿通し、これらを収容ダイス3内に導
き、スロット溝21内に位置させた状態で図中矢印方向
に上記一定速度で引き取る。この際、光ファイバテープ
心線22を、その幅方向が、常に回転部(R)のスロッ
ト溝21の中心軸Cに対して直交するように位置決め部
材4に供給する。
の光ファイバテープ心線22を、積層して位置決め部材
4の挿通孔4aに挿通し、これらを収容ダイス3内に導
き、スロット溝21内に位置させた状態で図中矢印方向
に上記一定速度で引き取る。この際、光ファイバテープ
心線22を、その幅方向が、常に回転部(R)のスロッ
ト溝21の中心軸Cに対して直交するように位置決め部
材4に供給する。
【0028】この例の製造方法においては、回転板2
に、光ファイバテープ心線挿通孔4aを有する位置決め
部材4が設けられ、挿通孔4aが、積層体23の断面形
状に沿った形状とされているため、光ファイバテープ心
線22は、その積層状態が崩れることなく、整った状態
で積層体23となって、収容ダイス3内に供給され、ス
ロット18のスロット溝21内に収容される。
に、光ファイバテープ心線挿通孔4aを有する位置決め
部材4が設けられ、挿通孔4aが、積層体23の断面形
状に沿った形状とされているため、光ファイバテープ心
線22は、その積層状態が崩れることなく、整った状態
で積層体23となって、収容ダイス3内に供給され、ス
ロット18のスロット溝21内に収容される。
【0029】スロットが引き取られるにつれて、スロッ
ト位相検出目板1の開口部1b内に位置する部分のスロ
ット18のスロット溝21の位相は変化する。この際、
該スロット溝21内には位相検出突起1aが配置されて
いるため、スロット溝21の位置に合わせてスロット位
相検出目板1が周方向に回動し、スロット溝21の位相
が位相検出機によって検出される。スロット位相検出目
板1内でのスロット溝21の位相は、収容ダイス3内の
心線収容位置のスロット溝21の位相と等しくなるた
め、上記検出機によって心線収容位置のスロット溝21
の位相を知ることができる。
ト位相検出目板1の開口部1b内に位置する部分のスロ
ット18のスロット溝21の位相は変化する。この際、
該スロット溝21内には位相検出突起1aが配置されて
いるため、スロット溝21の位置に合わせてスロット位
相検出目板1が周方向に回動し、スロット溝21の位相
が位相検出機によって検出される。スロット位相検出目
板1内でのスロット溝21の位相は、収容ダイス3内の
心線収容位置のスロット溝21の位相と等しくなるた
め、上記検出機によって心線収容位置のスロット溝21
の位相を知ることができる。
【0030】同時に、上記位相検出機で検出された心線
収容位置のスロット溝21の位相に合わせて、回転板2
に設けられた位相調節機を駆動させて回転板2を回動さ
せ、これを所定の位置、例えば、その位相が、収容ダイ
ス3内の心線収容位置のスロット溝21の位相とほぼ等
しくなる位置などに配置する。
収容位置のスロット溝21の位相に合わせて、回転板2
に設けられた位相調節機を駆動させて回転板2を回動さ
せ、これを所定の位置、例えば、その位相が、収容ダイ
ス3内の心線収容位置のスロット溝21の位相とほぼ等
しくなる位置などに配置する。
【0031】この際、積層体23は、光ファイバテープ
心線22が多数積層したものであるため、幅方向にも厚
み方向にも曲がりにくく、捻回しにくい。このため、回
転板2が回動する際には、位置決め部材4によって積層
体23にこれを捻回させる方向の応力が加わるが、位置
決め部材4は、回転板2の位相変化に応じて自身の周方
向に回動し、積層体23の幅方向は常に一定に保たれ
る。このため、積層体23が捻回されることなく、積層
体23の幅方向がスロット溝21の回転部における光フ
ァイバテープ心線22の幅方向に対して常に略平行とな
るようになり、積層体23は撚り返し有りの状態でスロ
ット溝21内に収容される。
心線22が多数積層したものであるため、幅方向にも厚
み方向にも曲がりにくく、捻回しにくい。このため、回
転板2が回動する際には、位置決め部材4によって積層
体23にこれを捻回させる方向の応力が加わるが、位置
決め部材4は、回転板2の位相変化に応じて自身の周方
向に回動し、積層体23の幅方向は常に一定に保たれ
る。このため、積層体23が捻回されることなく、積層
体23の幅方向がスロット溝21の回転部における光フ
ァイバテープ心線22の幅方向に対して常に略平行とな
るようになり、積層体23は撚り返し有りの状態でスロ
ット溝21内に収容される。
【0032】次いで、スロット18上にナイロンヤーン
などからなる粗巻を施した後、不織布などからなる押え
巻き19を施してケーブルコア16を作製し、このケー
ブルコア16と支持線本体14とをポリエチレンなどの
樹脂を用いて一括被覆し、上記SZスロット型光ファイ
バケーブル33を有する自己支持型光ファイバケーブル
を得る。
などからなる粗巻を施した後、不織布などからなる押え
巻き19を施してケーブルコア16を作製し、このケー
ブルコア16と支持線本体14とをポリエチレンなどの
樹脂を用いて一括被覆し、上記SZスロット型光ファイ
バケーブル33を有する自己支持型光ファイバケーブル
を得る。
【0033】上記第1の例の製造方法にあっては、光フ
ァイバテープ心線22を、積層した状態の光ファイバテ
ープ心線22の断面形状に沿った形状の挿通孔4aを有
する位置決め部材4に挿通してスロット溝21内に収容
するので、光ファイバテープ心線22を、整った状態で
積層してスロット溝21内に収容することができる。従
って、スロット溝21内の光ファイバテープ心線22の
積層状態が良好であり、伝送特性に優れたSZスロット
型光ファイバケーブルを製造することができる。
ァイバテープ心線22を、積層した状態の光ファイバテ
ープ心線22の断面形状に沿った形状の挿通孔4aを有
する位置決め部材4に挿通してスロット溝21内に収容
するので、光ファイバテープ心線22を、整った状態で
積層してスロット溝21内に収容することができる。従
って、スロット溝21内の光ファイバテープ心線22の
積層状態が良好であり、伝送特性に優れたSZスロット
型光ファイバケーブルを製造することができる。
【0034】次に、本発明のSZスロット型光ファイバ
ケーブルの製造方法の第2の例について説明する。図5
および図6は、本発明のSZスロット型光ファイバケー
ブルの製造方法の第2の例を実施するために用いられる
装置を示すものである。ここに示す装置は、スロット位
相検出目板1と、撚り返し回転板5と、心線位置調整回
転板2と、収容ダイス3とを備えたものである。この装
置が、上記第1の例で説明した装置と異なるところは、
撚り返し回転板5が設けられている点である。
ケーブルの製造方法の第2の例について説明する。図5
および図6は、本発明のSZスロット型光ファイバケー
ブルの製造方法の第2の例を実施するために用いられる
装置を示すものである。ここに示す装置は、スロット位
相検出目板1と、撚り返し回転板5と、心線位置調整回
転板2と、収容ダイス3とを備えたものである。この装
置が、上記第1の例で説明した装置と異なるところは、
撚り返し回転板5が設けられている点である。
【0035】撚り返し回転板5は、光ファイバテープ心
線をスロット溝内に収容しやすい位置に配置するととも
に光ファイバテープ心線22の撚り返し状態を良好に保
つためのもので、図6に示すように円板状に形成され、
周方向に回動自在に支持されている。回転板5には、中
心近傍に、スロット挿通部となる開口部5bが設けら
れ、この開口部5bより周縁側の位置に、複数の光ファ
イバテープ心線挿通孔5aが設けられている。これら挿
通孔5aは、回転板5の周方向に亙ってスロット溝21
と同数設けられている。
線をスロット溝内に収容しやすい位置に配置するととも
に光ファイバテープ心線22の撚り返し状態を良好に保
つためのもので、図6に示すように円板状に形成され、
周方向に回動自在に支持されている。回転板5には、中
心近傍に、スロット挿通部となる開口部5bが設けら
れ、この開口部5bより周縁側の位置に、複数の光ファ
イバテープ心線挿通孔5aが設けられている。これら挿
通孔5aは、回転板5の周方向に亙ってスロット溝21
と同数設けられている。
【0036】回転板5のスロット位相検出目板1側に
は、挿通孔5aを塞いで、第1の位置決め部材である円
板状の位置決め部材6が設けられている。この位置決め
部材6は、光ファイバテープ心線22の撚り返し状態を
良好に保つためのもので、回転板5に対して、自身の周
方向に回動自在に設けられており、図示せぬ駆動源によ
って任意の速度、方向で回動させることができるように
なっている。位置決め部材6には、光ファイバテープ心
線挿通孔6aが設けられており、この挿通孔6aは、光
ファイバテープ心線22の断面形状に沿う形状に形成さ
れている。
は、挿通孔5aを塞いで、第1の位置決め部材である円
板状の位置決め部材6が設けられている。この位置決め
部材6は、光ファイバテープ心線22の撚り返し状態を
良好に保つためのもので、回転板5に対して、自身の周
方向に回動自在に設けられており、図示せぬ駆動源によ
って任意の速度、方向で回動させることができるように
なっている。位置決め部材6には、光ファイバテープ心
線挿通孔6aが設けられており、この挿通孔6aは、光
ファイバテープ心線22の断面形状に沿う形状に形成さ
れている。
【0037】撚り返し回転板5には、位相調節機(図示
略)が設けられており、これを用いて回転板5の位相を
調節できるようになっている。この位相調節機は、上記
スロット位相検出目板1に設けられた位相検出機と連動
して、この位相検出機で検出されたスロット溝21の位
相に合わせて回転板5の位相を任意に設定することがで
きるようになっている。また、この例の心線位置調整回
転板2の位置決め部材4は、第2の位置決め部材の実施
形態に相当する。
略)が設けられており、これを用いて回転板5の位相を
調節できるようになっている。この位相調節機は、上記
スロット位相検出目板1に設けられた位相検出機と連動
して、この位相検出機で検出されたスロット溝21の位
相に合わせて回転板5の位相を任意に設定することがで
きるようになっている。また、この例の心線位置調整回
転板2の位置決め部材4は、第2の位置決め部材の実施
形態に相当する。
【0038】この装置を用いてSZスロット型光ファイ
バケーブルを製造するには、次のようにする。まず、ス
ロット18を、スロット位相検出目板1、撚り返し回転
板5、心線位置調整回転板2、および収容ダイス3の開
口部に順次挿通した状態で、図中矢印方向に一定速度で
引き取る。また同時に、複数の光ファイバテープ心線2
2を、撚り返し回転板5に設けられた位置決め部材6の
挿通孔6aに挿通するのに続いて、心線位置調整回転板
2に設けられた位置決め部材4の挿通孔4aに挿通した
後、収容ダイス3内に導き、ここでスロット18のスロ
ット溝21内に位置させた状態で図中矢印方向に上記一
定速度で引き取る。
バケーブルを製造するには、次のようにする。まず、ス
ロット18を、スロット位相検出目板1、撚り返し回転
板5、心線位置調整回転板2、および収容ダイス3の開
口部に順次挿通した状態で、図中矢印方向に一定速度で
引き取る。また同時に、複数の光ファイバテープ心線2
2を、撚り返し回転板5に設けられた位置決め部材6の
挿通孔6aに挿通するのに続いて、心線位置調整回転板
2に設けられた位置決め部材4の挿通孔4aに挿通した
後、収容ダイス3内に導き、ここでスロット18のスロ
ット溝21内に位置させた状態で図中矢印方向に上記一
定速度で引き取る。
【0039】また同時に、上記スロット位相検出目板1
の位相検出機で検出されたスロット溝21の位相に合わ
せて、心線位置調整回転板2および撚り返し回転板5に
設けられた位相調節機を駆動させてこれら回転板2、5
を回動させ、回転板2、5を、所定の位置、例えば、そ
の位相が収容ダイス3内の心線収容位置のスロット溝2
1の位相とほぼ等くなる位置などに配置する。
の位相検出機で検出されたスロット溝21の位相に合わ
せて、心線位置調整回転板2および撚り返し回転板5に
設けられた位相調節機を駆動させてこれら回転板2、5
を回動させ、回転板2、5を、所定の位置、例えば、そ
の位相が収容ダイス3内の心線収容位置のスロット溝2
1の位相とほぼ等くなる位置などに配置する。
【0040】この例の方法では、同時に、図示せぬ駆動
源によって、撚り返し回転板5に設けられた位置決め部
材6を強制的に回転板5に対して回動させ、光ファイバ
テープ心線22の幅方向が、スロット溝21の回転部
(R)における光ファイバテープ心線22の幅方向に対
して常に略平行となるようにする。これによって、光フ
ァイバテープ心線22は、強制的に撚り返し有りの状態
とされてスロット溝21内に収容される。
源によって、撚り返し回転板5に設けられた位置決め部
材6を強制的に回転板5に対して回動させ、光ファイバ
テープ心線22の幅方向が、スロット溝21の回転部
(R)における光ファイバテープ心線22の幅方向に対
して常に略平行となるようにする。これによって、光フ
ァイバテープ心線22は、強制的に撚り返し有りの状態
とされてスロット溝21内に収容される。
【0041】上記第2の例の製造方法にあっては、複数
の光ファイバテープ心線22を、回転板5の位置決め部
材6に形成された光ファイバテープ心線挿通孔6aに挿
通し、位置決め部材6を、回転板5に対して強制的に回
動させ、光ファイバテープ心線22を撚り返しつつスロ
ット溝21内に収容するので、スロット溝21内の光フ
ァイバテープ心線22の撚り返し状態を確実に良好に保
つことができる。また、スロット18および光ファイバ
テープ心線22の引き取り速度を高くしても、光ファイ
バテープ心線22を捻回させることなくスロット溝21
内に収容することができ、生産効率を高めることができ
る。
の光ファイバテープ心線22を、回転板5の位置決め部
材6に形成された光ファイバテープ心線挿通孔6aに挿
通し、位置決め部材6を、回転板5に対して強制的に回
動させ、光ファイバテープ心線22を撚り返しつつスロ
ット溝21内に収容するので、スロット溝21内の光フ
ァイバテープ心線22の撚り返し状態を確実に良好に保
つことができる。また、スロット18および光ファイバ
テープ心線22の引き取り速度を高くしても、光ファイ
バテープ心線22を捻回させることなくスロット溝21
内に収容することができ、生産効率を高めることができ
る。
【0042】なお、上記各例では、心線位置調整回転板
2および撚り返し回転板5に設けられた位置決め部材
4、6を、回転板2、5のスロット位相検出目板1側に
設けたものとしたが、これに限らず、図7に示すよう
に、挿通孔2a、5a内に、ベアリング9を介して回転
板2、5に対して回動自在に設けてもよい。また、心線
位置調整回転板2の位置決め部材4を、光ファイバテー
プ心線22の幅方向がほぼ一定となるように強制的に回
転板2に対して回動させてもよい。
2および撚り返し回転板5に設けられた位置決め部材
4、6を、回転板2、5のスロット位相検出目板1側に
設けたものとしたが、これに限らず、図7に示すよう
に、挿通孔2a、5a内に、ベアリング9を介して回転
板2、5に対して回動自在に設けてもよい。また、心線
位置調整回転板2の位置決め部材4を、光ファイバテー
プ心線22の幅方向がほぼ一定となるように強制的に回
転板2に対して回動させてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明のSZスロット型光ファイバケー
ブルの製造方法にあっては、光ファイバテープ心線を、
積層した状態の光ファイバテープ心線の断面形状に沿っ
た形状の挿通孔を有する位置決め部材に挿通して、スロ
ット溝内に収容するので、光ファイバテープ心線を、整
った状態で積層してスロット溝内に収容することができ
る。従って、スロット溝内の光ファイバテープ心線の積
層状態が良好であり、伝送特性に優れたSZスロット型
光ファイバケーブルを製造することができる。
ブルの製造方法にあっては、光ファイバテープ心線を、
積層した状態の光ファイバテープ心線の断面形状に沿っ
た形状の挿通孔を有する位置決め部材に挿通して、スロ
ット溝内に収容するので、光ファイバテープ心線を、整
った状態で積層してスロット溝内に収容することができ
る。従って、スロット溝内の光ファイバテープ心線の積
層状態が良好であり、伝送特性に優れたSZスロット型
光ファイバケーブルを製造することができる。
【0044】また、複数の光ファイバテープ心線を、撚
り返し回転板の第1の位置決め部材に形成された光ファ
イバテープ心線挿通孔に挿通し、この位置決め部材を、
該回転板に対して強制的に回動させ、光ファイバテープ
心線を撚り返しつつスロット溝内に収容することによっ
て、スロット溝内の光ファイバテープ心線の撚り返し状
態を確実に良好に保つことができる。また、スロットお
よび光ファイバテープ心線の引き取り速度を高くして
も、光ファイバテープ心線を捻回させることなくスロッ
ト溝内に収容することができ、生産効率の向上を図るこ
とができる。
り返し回転板の第1の位置決め部材に形成された光ファ
イバテープ心線挿通孔に挿通し、この位置決め部材を、
該回転板に対して強制的に回動させ、光ファイバテープ
心線を撚り返しつつスロット溝内に収容することによっ
て、スロット溝内の光ファイバテープ心線の撚り返し状
態を確実に良好に保つことができる。また、スロットお
よび光ファイバテープ心線の引き取り速度を高くして
も、光ファイバテープ心線を捻回させることなくスロッ
ト溝内に収容することができ、生産効率の向上を図るこ
とができる。
【図1】 本発明のSZスロット型光ファイバケーブル
の製造方法の第1の例を実施するために用いられる製造
装置を示す概略構成図である。
の製造方法の第1の例を実施するために用いられる製造
装置を示す概略構成図である。
【図2】 図1に示す製造装置のスロット位相検出目板
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図3】 (A)図1に示す製造装置の心線位置調整回
転板を示す平面図である。(B)(A)に示す心線位置
調整回転板の位置決め部材を示す平面図である。
転板を示す平面図である。(B)(A)に示す心線位置
調整回転板の位置決め部材を示す平面図である。
【図4】 図1に示す製造装置の収容ダイスを示す平面
図である。
図である。
【図5】 本発明のSZスロット型光ファイバケーブル
の製造方法の第2の例を実施するために用いられる製造
装置を示す概略構成図である。
の製造方法の第2の例を実施するために用いられる製造
装置を示す概略構成図である。
【図6】 図5に示す製造装置の撚り返し回転板を示す
平面図である。
平面図である。
【図7】 図1に示す製造装置の心線位置調整回転板の
変形例を示す断面図である。
変形例を示す断面図である。
【図8】 SZスロット型光ファイバケーブルを用いた
自己支持型光ファイバケーブルの一例を示した断面図で
ある。
自己支持型光ファイバケーブルの一例を示した断面図で
ある。
【図9】 SZスロット型光ファイバケーブルのスロッ
トの構造を示す平面図である。
トの構造を示す平面図である。
【図10】 従来のSZスロット型光ファイバケーブル
の製造方法の一例を実施するために用いられる製造装置
を示す概略構成図である。
の製造方法の一例を実施するために用いられる製造装置
を示す概略構成図である。
【図11】 SZスロット型光ファイバケーブルを用い
た自己支持型光ファイバケーブルの一例を示した断面図
である。
た自己支持型光ファイバケーブルの一例を示した断面図
である。
【図12】 図11に示すSZスロット型光ファイバケ
ーブルにおける光ファイバテープ心線の収容状態を示す
モデル図である。
ーブルにおける光ファイバテープ心線の収容状態を示す
モデル図である。
2・・・心線位置調整回転板、3・・・収容ダイス、4・・・位
置決め部材(第2の位置決め部材)、4a・・・光ファイ
バテープ心線挿通孔、5・・・撚り返し回転板、6・・・位置
決め部材(第1の位置決め部材)、6a・・・光ファイバ
テープ心線挿通孔
置決め部材(第2の位置決め部材)、4a・・・光ファイ
バテープ心線挿通孔、5・・・撚り返し回転板、6・・・位置
決め部材(第1の位置決め部材)、6a・・・光ファイバ
テープ心線挿通孔
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 裕人 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 宮本 末広 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の光ファイバテープ心線を、心線位
置調整回転板を用いてSZスロットのスロット溝内に収
容するSZスロット型光ファイバケーブルの製造方法で
あって、 前記心線位置調整回転板が、中心近傍にスロット挿通部
となる開口部を有し、開口部より周縁側に、前記回転板
に対して回動自在な位置決め部材を有し、該位置決め部
材に、光ファイバテープ心線挿通孔が設けられ、該挿通
孔が、積層した状態の前記光ファイバテープ心線の断面
形状に沿う形状とされたものであり、 SZスロットを前記心線位置調整回転板の開口部に挿通
するとともに、前記複数の光ファイバテープ心線を、積
層して位置決め部材の光ファイバテープ心線挿通孔に挿
通し、前記心線位置調整回転板を回動させて光ファイバ
テープ心線を所定の位置に配置しながら、光ファイバテ
ープ心線を、幅方向がSZスロットの回転部における光
ファイバテープ心線の幅方向に対して常に略平行になる
ように撚り返しつつ、これらSZスロットおよび光ファ
イバテープ心線を引き取り、光ファイバテープ心線を前
記スロット溝内に順次収容することを特徴とするSZス
ロット型光ファイバケーブルの製造方法。 - 【請求項2】 複数の光ファイバテープ心線を、撚り返
し回転板および心線位置調整回転板を用いてSZスロッ
トのスロット溝内に収容するSZスロット型光ファイバ
ケーブルの製造方法であって、 前記撚り返し回転板が、中心近傍にスロット挿通部とな
る開口部を有し、該開口部より周縁側に、該回転板に対
して回動自在な第1の位置決め部材を有し、該位置決め
部材に光ファイバテープ心線挿通孔が設けられ、該光フ
ァイバテープ心線挿通孔が前記光ファイバテープ心線の
断面形状に沿う形状とされたものであり、 前記心線位置調整回転板が、中心近傍にスロット挿通部
となる開口部を有し、該開口部より周縁側に、該回転板
に対して回動自在な第2の位置決め部材を有し、該位置
決め部材に光ファイバテープ心線挿通孔が設けられ、該
光ファイバテープ心線挿通孔が、積層した状態の前記光
ファイバテープ心線の断面形状に沿う形状とされたもの
であり、 SZスロットを前記心線位置調整回転板および撚り返し
回転板の開口部に挿通するとともに、光ファイバテープ
心線を、第1の位置決め部材の光ファイバテープ心線挿
通孔に挿通し、続いて第2の位置決め部材の光ファイバ
テープ心線挿通孔に積層して挿通し、心線位置調整回転
板および撚り返し回転板を回動させて光ファイバテープ
心線を所定の位置に配置しながら、第1の位置決め部材
を撚り返し回転板に対して強制的に回動させて、光ファ
イバテープ心線を、幅方向がSZスロットの回転部にお
ける光ファイバテープ心線の幅方向に対して常に略平行
になるように撚り返しつつ、これらSZスロットおよび
光ファイバテープ心線を引き取り、これら光ファイバテ
ープ心線を、前記スロット溝内に順次収容することを特
徴とするSZスロット型光ファイバケーブルの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9008104A JPH10206712A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | Szスロット型光ファイバケーブルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9008104A JPH10206712A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | Szスロット型光ファイバケーブルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10206712A true JPH10206712A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11684003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9008104A Pending JPH10206712A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | Szスロット型光ファイバケーブルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10206712A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019056837A (ja) * | 2017-09-21 | 2019-04-11 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバケーブル |
CN113671645A (zh) * | 2021-08-03 | 2021-11-19 | 富通集团(嘉善)通信技术有限公司 | 组合式骨架光缆 |
-
1997
- 1997-01-20 JP JP9008104A patent/JPH10206712A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019056837A (ja) * | 2017-09-21 | 2019-04-11 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバケーブル |
CN113671645A (zh) * | 2021-08-03 | 2021-11-19 | 富通集团(嘉善)通信技术有限公司 | 组合式骨架光缆 |
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