JP3389906B2 - 多心・少心共用集合装置 - Google Patents

多心・少心共用集合装置

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一郎 畑中
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、1000心等の多
心の光ファイバ心線の集合に使用することが出来、また
400心等の少心の光ファイバ心線の集合作業において
も効率的な作業が出来る多心・少心共用集合装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】螺旋状の断面矩形の溝を外周面に有する
プラスチック成形体を抗張力体の周囲に設けたスペーサ
又はスロットとも呼ばれる中心体を使い、その中心体の
矩形の溝内にテープ状の光ファイバ心線を積層して収容
してケーブルコアとなし、その外部に外部被覆を設けて
なる光ファイバケーブルが、公衆回線等の用途に多量使
用されている。この光ファイバケーブルに使用されるテ
ープ状の光ファイバ心線は、ガラスファイバに樹脂被覆
を施して単心の光ファイバ心線とし、単心の光ファイバ
心線を複数本平行に並べてそれらを一括して覆う一括樹
脂被覆を施してテープ状にしたものである。通常、4心
又は8心の単心光ファイバ心線を有するテープ状の光フ
ァイバ心線が比較的多く使用されている。 【0003】100心の光ファイバケーブルでは、5つ
の溝を有する中心体を用い、その各溝内にそれぞれ4心
のテープ状の光ファイバ心線を5枚ずつ積層して収容し
100心のケーブルコアとする。400心の光ファイバ
ケーブルでは、5つの溝を有する中心体を用い、その各
溝内に8心のテープ状の光ファイバ心線を10枚ずつ積
層して収容し400心のケーブルコアとする。また、1
000心のケーブルでは13の溝を有する中心体を用い
て、そのうち12の溝内には8心のテープ状の光ファイ
バ心線を10枚ずつ積層して収容し、残りの1つの溝内
には8心のテープ状の光ファイバ心線を5枚積層して収
容し、1000心のケーブルコアとしている。 【0004】図2は、上述した光ファイバケーブルの集
合に使用する集合装置の主要部を説明する図であって、
21は心線供給ボビン、22はテープ状の光ファイバ心
線、23はダンサローラ、24は心線供給部、25は中
心体供給リール、26はブレーキ装置、27は中心体供
給部、28は中心体、29は集合部、30は引取り装
置、31は巻取りリール、32は巻取り部である。この
集合装置は、軸周りに回転しながら進行する中心体28
の溝内に、地上に位置を固定した心線供給ボビン21か
ら繰出した複数枚の光ファイバ心線22を収容する装置
であって、主として中心体供給部27と心線供給部24
と集合部29と巻取り部32とからなる。 【0005】表面に螺旋溝を有する中心体28は、中心
体供給リール25に巻付けられており、そこから繰出さ
れる。そして、中心体供給部27は、主として中心体供
給リール25とブレーキ装置26で構成され、中心体2
8の繰出し進行軸の周りに中心体28の螺旋溝の方向に
螺旋溝の周期と同期して回転しながら、中心体28を中
心体供給リール25からブレーキ装置26を通して繰出
す。従って、中心体28はその軸周りに螺旋溝の方向に
回転しながら進行するので、空間に停止した位置から中
心体を見た時には、螺旋溝は停止して見える。また、ブ
レーキ装置26によって、中心体28にはバックテンシ
ョンが加えられて中心体28は直線状に保たれている。 【0006】一方、心線供給部24は主として、テープ
状の光ファイバ心線22を巻付けた心線供給ボビン21
とダンサローラ23で構成され、地上に設置したスタン
ド等にて支持されている。なお、心線供給ボビンの数
は、光ファイバケーブルに収容されるテープ状の光ファ
イバ心線の枚数分必要で、1000心の光ファイバケー
ブルの場合、125個になる。また、心線供給ボビン2
1から繰出した光ファイバ心線22は、ダンサローラ2
3を経由して図示しないガイドローラによって中心体2
8の周囲に案内される。また、ダンサローラ23の信号
によって心線供給ボビン21の駆動速度を制御し、光フ
ァイバ心線22の供給張力が一定となるように制御して
いる。 【0007】集合部29の位置においては、中心体28
の螺旋溝は常に円周方向同じところに位置しているの
で、中心体28の周囲に案内された光ファイバ心線22
は、常に同じ位置で中心体28の螺旋溝内へ導き収容す
ることが出来る。 【0008】光ファイバ心線22が螺旋溝内に収容され
た中心体28は、その外周に必要に応じて粗巻き体又は
上巻き体が施されて、巻取り部32の引取り装置30を
経て巻取りリール31に巻き取られる。また、巻取り部
32も中心体28の螺旋溝の方向に螺旋溝の周期と同期
して回転しているので、中心体28は軸周りに捻じられ
ることなく巻取られる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】以上説明した集合装置
で、1000心の光ファイバケーブルの集合を行なおう
とすると、8心のテープ状の光ファイバ心線を使っても
心線供給ボビンは125個必要である。従って、集合装
置は最大心数の1000心の光ファイバケーブルの集合
を行なうことが可能なように、ボビン装着台も125個
設置されている。一方、400心の光ファイバケーブル
の集合を行なおうとする場合は、心線供給ボビンは50
個なので、ボビン装着台も50個あれば良い。 【0010】400心の光ファイバケーブルの需要が集
合装置1台を設置するに十分なだけあれば、400心専
用の集合装置を1000心用とは別に設置してそれを使
用することになる。しかし、400心の光ファイバケー
ブルの需要がそれほど多くない場合は、1000心用の
集合装置の125個のボビン装着台のうち50個のボビ
ン装着台を使用する等して400心の集合作業を行なう
ことになる。この場合、残りの75個のボビン装着台、
ダンサローラ等は休止することとなる。 【0011】本発明は、このようなボビン装着台等の休
止部分を活用して最適化し得る多心・少心共用集合装置
を提供するものである。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明の多心・少心共用
集合装置は、少なくとも、心線供給部と、中心体供給部
と、集合部と、巻取り部とを備えた集合装置である。そ
して、その心線供給部は、それぞれに心線供給ボビンを
装着可な駆動装置を備えた複数個のボビン装着台と該各
ボビン装着台にそれぞれ対応する複数個のダンサローラ
とを有する。また、該ダンサローラの信号に基づいてそ
れぞれのダンサローラに対応するボビン装着台の駆動装
置の速度を制御する制御機構を備える。また、複数個の
ボビン装着台は2個ずつを対として互いに近接した位置
に配置する。そして、前記ダンサローラの信号に基づく
制御は、前記対を構成する一方のボビン装着台の駆動装
置側から他方のボビン装着台の駆動装置側へ切替え装置
によってボビン装着台の対間で切り替えることが出来る
ようにする。 【0013】この集合装置を使えば、多心ケーブル例え
ば1000心等の集合の場合は、必要な数のボビン装着
台を使って通常通り作業を行なうが、少心ケーブル例え
ば400心等の集合の場合は、次のように集合作業を行
なうことによって、少心ケーブルの集合作業をより効率
良く進めることが出来る。即ち、少心ケーブルの集合作
業時には、各対の一方のボビン装着台に必要な数の心線
供給ボビンを装着して集合を行い、その間休止中の、
対の他方のボビン装着台へ新しい次の心線供給ボビンを
装着して準備を行なっておく。 【0014】そして、先の心線供給ボビンの集合が終わ
れば、その心線の最終端に対をなす他方のボビン装着台
に装着された新しい心線供給ボビンの心線端末を連結
し、併せてダンサローラの信号に基づく制御の相手を、
対を構成する一方のボビン装着台の駆動装置側から他方
のボビン装着台の駆動装置側へ切替え装置によってボビ
ン装着台の対毎に切り替える。これによって、集合作業
間の心線供給ボビン取り替えに伴う集合装置の停止時間
を短縮することが出来る。 【0015】また、新しいボビン装着台に装着された心
線供給ボビンから繰出された新しい心線も、各対の元の
ダンサローラを経て集合部に案内されるので、ダンサロ
ーラから集合部に至る心線案内経路は全く変更を必要と
せず、そのまま継続して使用することが出来る。また、
その新しい心線供給ボビンからの供給を続けて集合を行
なっている間に、空になった元の心線供給ボビンを新し
いものに交換して次の準備を行ない、先の切替え手順を
繰り返すことによって、集合作業を継続することが出来
る。 【0016】 【発明の実施の形態】図1は、本発明の多心・少心共用
集合装置の実施形態の主要部を示す図であって、図1
(A)は心線供給部の側面図、図1(B)は集合装置の
平面図である。図1において、1は中心体供給リール、
2はブレーキ装置、3は中心体供給部、4は中心体、5
は集合部、6は引取り装置、7は巻取りリール、8は巻
取り部、9は心線供給部、L1〜Ln及びL1’〜Ln’は
光ファイバ心線、P1〜Pn及びP 1’〜Pn’は心線供給
ボビン、Q1〜Qn及びQ1’〜Qn’はダンサローラ、R
1〜Rn及びR1’〜Rn’は駆動装置、S1〜Sn及び
1’〜Sn’はボビン装着台である。 【0017】本発明の多心・少心共用集合装置の主要部
は、中心体供給部3と、心線供給部9と、集合部5と、
巻取り部8で構成する。中心体供給部3と巻取り部8
は、中心体4の進行軸の周りに中心体4の表面に形成さ
れた螺旋溝の方向に螺旋溝の周期と同期して回転させ
る。従って、中心体供給部3の中心体供給リール1から
ブレーキ装置2を経由して繰出された表面に螺旋状の溝
を有する中心体4は、その軸周りに螺旋方向に螺旋溝の
周期と同期して進行するので、静止した空間から中心体
4を見た時には螺旋溝は静止しているように見える。ま
た、静止した集合部5においては、周方向の螺旋溝の位
置は常に一定位置にある。また、巻取り装置8では軸周
りに回転しながら引取り装置6で中心体4を引張り、巻
取りリール7に巻き取るので、中心体4は軸周りに捻じ
れることなく巻き取られる。 【0018】一方、本発明の多心・少心共用集合装置に
係る心線供給部9は次のように構成する。まず、ボビン
装着台を複数個ずつ1列に並べて配置し、その列を複数
列配列する。その時隣り合わせた2列で持って1群を構
成し、郡内の一方の列のボビン装着台と他方の列のボビ
ン装着台とは互いに1個ずつ対をなして背中合せとなる
ように配置する。ボビン装着台に心線供給ボビンを装着
するに当たって、心線供給ボビンを出し入れする側がボ
ビン装着台の前面であり、その反対側がボビン装着台の
背面である。2つのボビン装着台の背面同士が突合わせ
られるように配置することを、ここでは背中合わせとし
ている。 【0019】図1においては、ボビン装着台S1からS
10とS1’からS10’とで1群を構成し、S1からS10
一方の列を、S1’からS10’で他方の列を構成する。
また、S1とS1’、S2とS2’、S10とS10’等をそれ
ぞれ対をなす組とし、互いに背中合せに配置する。な
お、全体のボビン装着台数が奇数の場合は、最後の1個
は対を構成することが出来ないので、独立した配置とす
る。 【0020】各ボビン装着台S1〜Sn、S1’〜Sn’に
はそれぞれ駆動装置R1〜Rn、R1’〜Rn’を連結し
て、各ボビン装着台S1〜Sn、S1’〜Sn’に装着した
心線供給ボビンP1〜Pn、P1’〜Pn’をそれぞれ独立
して駆動する。また、ボビン装着台の各列配列方向の一
方の側には、それぞれボビン装着台に対応するダンサロ
ーラを配置する。例えば、ボビン装着台S1〜S10の列
の片側には、ダンサローラQ1〜Q10を、ボビン装着台
1’〜S10’の列の片側には、ダンサローラQ 1’〜Q
10’を配置する。そしてボビン装着台及び駆動装置とダ
ンサローラとを一対一で対応付ける。例えば、S1−R1
−Q1、S10−R10−Q10、S1’− R1’− Q1’等の
対応を取る。 【0021】そして、心線供給ボビンから繰出された光
ファイバ心線は、対応するダンサローラを通過するよう
に適宜配置したガイドロールを通して案内し、かつダン
サローラを通過する心線の供給張力が一定となるよう
に、ダンサローラの信号(ダンサローラを通過する光フ
ァイバ心線の供給張力に関する信号)に基づいて図示し
ない制御装置によってその光ファイバ心線を繰出してい
る心線供給ボビンの駆動装置の駆動速度を制御する。ま
た、ダンサローラを出た光ファイバ心線は、適宜配置し
たガイドローラによって集合部5の中心体4の周囲に案
内し、中心体4の表面に形成された螺旋溝内に複数枚ず
つ積層させて収容する。 【0022】また本発明の多心・少心共用集合装置で
は、制御装置に切替え装置を備えて、ダンサローラの信
号に基づいて制御する相手の駆動装置を、ボビン装着台
の各対の一方のボビン装着台の駆動装置側から他方の供
給ボビンの駆動装置側へ対毎に切り替えられるようにす
る。例えば、ダンサローラQ1の信号によって制御する
相手の駆動装置を、通常使用している駆動装置R1側か
ら駆動装置R1’側に切り替えることが出来るようにす
る。この時、ダンサローラQ1’の制御相手を駆動装置
1’側から駆動装置R1側に同時に切り替えられるよう
にしても良いし、ダンサローラQ1を切り替えて使用す
る時は通常ダンサローラQ1’側は使用しないことが多
いのでダンサローラQ1’側の切替え制御先は無しとし
ても良い。 【0023】ボビン装着台を125個配置した集合装置
を使って1000心の多心光ファイバケーブルを集合す
る場合、125個のボビン装着台全部に心線供給ボビン
を装着し、駆動装置の駆動速度制御を行いながら、それ
ぞれの心線供給ボビンから繰出した125本の光ファイ
バ心線をそれぞれのボビン装着台に対応したダンサロー
ラを通して、中心体の周囲に案内し、中心体表面に形成
した螺旋溝内に積層して収容する。 【0024】またその集合装置を使って、400心のよ
うな少心の光ファイバケーブルを集合する場合は、まず
ボビン装着台各群の一方の列のボビン装着台のうち50
個に心線供給ボビンを装着して、そこから繰出した光フ
ァイバ心線をそれぞれ対応するダンサローラを経由して
集合部の中心体の周囲に案内し、中心体表面の螺旋溝内
に積層して収容する。そしてその集合作業を行なってい
る間に、ボビン装着台各群の使用中の列のボビン装着台
と対をなす他方の列の50個のボビン装着台に次の40
0心用の光ファイバ心線を巻付けた新しい心線供給ボビ
ンを装着して準備する。 【0025】そして、先の心線供給ボビンの光ファイバ
心線の集合が終了する時点で集合装置を停止させて、先
の心線供給ボビンの光ファイバ心線の最終端と、それと
対をなすボビン装着台に装着した新しい心線供給ボビン
の光ファイバ心線の繰出し端とを連結する。この場合、
対をなすボビン装着台は互いに背中合せに配置されてい
るので、心線供給ボビンが変わることによる光ファイバ
心線の繰出し位置はわずかにずれるだけであり、同じガ
イドローラを通してダンサローラに導くことが出来る。
また併せて、使用中のダンサローラの信号に基づく駆動
装置の制御を使用中の駆動装置側から対をなす他の駆動
装置側に対毎に切り替える。また、50対を対毎に50
の切替え作業をする代わりに50対分を一括して切り替
えるように切替え装置を構成することも出来る。 【0026】これらの作業をもう少し具体的に説明すれ
ば次のようになる。まず、ボビン装着台Snに供給ボビ
ンPnを装着して駆動装置Rnで駆動しながらダンサロー
ラQnを通して光ファイバ心線Lnを供給して集合を行な
う。そしてその間に、次の集合のためにボビン装着台S
n’に新しい心線供給ボビンPn’を装着して準備する。
そして、心線供給ボビンPnの光ファイバ心線Lnの集合
が終了する時点で集合装置を停止させ、心線供給ボビン
nの光ファイバ心線Lnの最終端に新しい心線供給ボビ
ンPn’の光ファイバ心線Ln’の繰出し端を連結する。
またそれと併せて、ダンサローラQnに基づく制御相手
を、心線供給ボビンPnを駆動していた駆動装置Rn側か
ら新しい心線供給ボビンPn’を駆動する駆動装置Rn
側に切り替える。 【0027】これによって、集合装置停止時間中の心線
供給ボビン取り替え作業は無くなるので、集合装置の停
止時間を短縮することが出来る。また、心線供給ボビン
nから繰出された光ファイバ心線Lnに続いて新しい心
線供給ボビンPn’から繰出された光ファイバ心線Ln
も同じダンサローラQnを通って同じ案内径路を経て集
合部に導かれるので、案内径路の変更の必要がない。ま
た、ボビン装着台の群と群との間に空き作業通路を作っ
ておくことによって、その作業通路を使って各ボビン装
着台へ装着する心線供給ボビンを搬送し装着作業を行な
うことが出来る。なお、この空き作業通路に心線供給ボ
ビンの自動搬送装置を配置すれば、心線供給ボビンの搬
送・装着・取外し作業を自動で行なうことも出来る。 【0028】また、600心の光ファイバケーブルの場
合、8つの溝を有する中心体を使い、8心のテープ状の
光ファイバ心線をそれぞれ10枚ずつ積層して7つの溝
に収容し、5枚を積層して残りの1つの溝に収容するこ
とになるので、心線供給ボビンは75個である。100
0心用の集合装置ではボビン供給台の対は62対しかな
いので、このような場合は次のように集合作業を行なう
ことで効率的な作業が出来る。 【0029】まず、50対のボビン装着台の一方の列に
心線供給ボビンを装着し、残りの25個の心線供給ボビ
ンは前記50対以外の25個のボビン装着台に装着し
て、心線供給ボビンから繰出した光ファイバ心線をそれ
ぞれ対応するダンサローラを通して中心体の周囲に案内
して集合作業を行なう。その間、前記50対の他の列の
ボビン装着台にはそれぞれ新しい心線供給ボビンを装着
して準備する。 【0030】そして先の集合作業を終了する時点で集合
装置を停止させ、前記50対の先の心線供給ボビンの光
ファイバ心線の最終端に各対をなす新しい心線供給ボビ
ンの光ファイバ心線の繰出し端を連結する。それと併せ
て、50個のダンサローラの制御先を元の心線供給ボビ
ンの駆動装置側から対をなす新しい心線供給ボビンの駆
動装置側へ切り替える。また、残りの25個の心線供給
ボビンについては、その心線供給ボビンをボビン装着台
から外して新しい心線供給ボビンと取り替え、先の光フ
ァイバ心線の最終端と新しい心線供給ボビンの光ファイ
バ心線の繰出し端とを連結する。そして、この25個の
心線供給ボビンを駆動する駆動装置の制御は切り替えず
にそのまま継続する。 【0031】この600心の光ファイバケーブルの集合
の場合は、25個の心線供給ボビンは集合装置を停止し
た後に取り替えることになるが、50個の心線供給ボビ
ンについては集合作業を行なっている間に対をなすボビ
ン装着台への装着が可能であるので、集合作業間の装置
停止時間は1/3強に短縮することが出来る。 【0032】また、本発明の多心・少心共用集合装置
は、多心用として準備するボビン装着台の数は125個
と限るものでなく、ボビン装着台の数は幾つでも良い。
また、本発明で言う多心と少心の区別は絶対的な数にお
ける区別ではなく、1台の集合装置によって集合可能な
心数の半数を超える程度の心数のものを多心、それ以下
の心数のものを少心としている。 【0033】以上、本発明の多心・少心共用集合装置に
係る心線供給部の例として、図1に基づいて、複数個の
ボビン装着台が2列で1群を構成し、各郡内の2列のそ
れぞれ1個同士が対をなして、その対をなすボビン装着
台は互いに背中合わせに配置される例を説明したが、ボ
ビン装着台の配列方法は対を構成する2個のボビン装着
台が互いに近接した位置に配置されておれば十分であ
り、図1の例に限られるものではない。例えば、複数個
のボビン装着台の2個ずつを対とし、対を構成するボビ
ン装着台同士は互いに隣り合わせに配置し、その対をな
す2個のボビン装着台にそれぞれ対応するダンサローラ
の信号による制御先を、対をなす一方のボビン装着台の
駆動装置側から同じ対の他方のボビン装着台の駆動装置
側へ対毎に切替えが出来るようにしても良い。 【0034】また、以上本発明の多心・少心共用集合装
置を表面に螺旋溝を形成した中心体の溝内に光ファイバ
心線を積層して収容する集合装置の例で説明したが、中
心体として螺旋溝を有しない丸い線状体を使って、その
中心体の周囲にテープ状又は断面円形の光ファイバ心線
を複数本撚り合わせる集合装置とすることも出来る。ま
た、光ファイバ心線の集合に限らず、多数の絶縁心線を
集合する通信ケーブルの集合装置とすることも出来る。 【0035】 【発明の効果】本発明の多心・少心共用集合装置は、複
数個のボビン装着台を2個ずつ対をなして近接した位置
に配置し、ボビン装着台それぞれにダンサローラを対応
させて配置し、ダンサローラの信号に基づいてそれぞれ
のダンサローラに対応するボビン装着台の駆動装置の速
度を制御する制御機構を備え、かつダンサローラの信号
に基づく制御は対をなす一方のボビン装着台の駆動装置
側から他方のボビン装着台の駆動装置側へ切替え装置に
よってボビン装着台の対間で切り替えることが出来るよ
うにしたものであるので、少心ケーブルの集合を行なう
に当たって、各対の一方のボビン装着台に装着した心線
供給ボビンから心線を繰出して集合作業を行いながら、
その間に各対の他方のボビン装着台に新しい心線供給ボ
ビンを装着して準備することが出来る。 【0036】従って、集合作業の間での心線供給ボビン
取り替えに要する準備時間を短縮することが出来る。ま
た、各対のボビン装着台を近接した位置に配置している
ので、元の心線供給ボビンから新しい心線供給ボビンへ
心線の繰出しボビンが変わっても、心線を案内するガイ
ドローラ、ダンサローラ等の案内径路はそのまま継続し
て使用出来るので、新しく案内径路に線を通す等の準備
作業が不要である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の多心・少心共用集合装置の実施形態の
主要部を示す図であって、(A)は心線供給部の側面
図、(B)は集合装置の平面図である。 【図2】従来技術による光ファイバケーブルの集合に使
用する集合装置の主要部を説明する図である。 【符号の説明】 1、25:中心体供給リール 2、26:ブレーキ装置 3、27:中心体供給部 4、28:中心体 5、29:集合部 6、30:引取り装置 7、31:巻取りリール 8、32:巻取り部 9、24:心線供給部 L1〜Ln、L1’〜Ln’、22:光ファイバ心線 P1〜Pn、P1’〜Pn’、21:心線供給ボビン Q1〜Qn、Q1’〜Qn’、23:ダンサローラ R1〜Rn:R1’〜Rn’:駆動装置 S1〜Sn:S1’〜Sn’:ボビン装着台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−297251(JP,A) 特開 平1−107425(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/44 H01B 13/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 少なくとも、心線供給部と、中心体供給
    部と、集合部と、巻取り部とを備えた集合装置であっ
    て、前記心線供給部はそれぞれに心線供給ボビンを装着
    可な駆動装置を備えた複数個のボビン装着台と該各ボビ
    ン装着台にそれぞれ対応する複数個のダンサローラとを
    有し、該ダンサローラの信号に基づいてそれぞれのダン
    サローラに対応するボビン装着台の駆動装置の速度を制
    御する制御機構を備え、前記複数個のボビン装着台は2
    個ずつを対として互いに近接した位置に配置され、前記
    ダンサローラの信号に基づく制御は前記対を構成する一
    方のボビン装着台の駆動装置側から他方のボビン装着台
    の駆動装置側へ切替え装置によってボビン装着台の対
    切り替えることが出来るようにしたことを特徴とする
    多心・少心共用集合装置。
JP36869999A 1999-12-27 1999-12-27 多心・少心共用集合装置 Expired - Lifetime JP3389906B2 (ja)

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