JPH10206700A - 光モジュール用レセプタクル及びその組立方法 - Google Patents

光モジュール用レセプタクル及びその組立方法

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JPH10206700A
JPH10206700A JP9017726A JP1772697A JPH10206700A JP H10206700 A JPH10206700 A JP H10206700A JP 9017726 A JP9017726 A JP 9017726A JP 1772697 A JP1772697 A JP 1772697A JP H10206700 A JPH10206700 A JP H10206700A
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JP
Japan
Prior art keywords
stopper
sleeve
optical module
holding member
receptacle
Prior art date
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Pending
Application number
JP9017726A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Tanaka
英一 田中
Tsutomu Kido
勉 城戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストッパーの圧入に伴う変形を抑制するため
の改良を加えた、光の伝達効率の高い光モジュール用レ
セプタクルを提供する。 【解決手段】 レセプタクル5は、光ファイバコネクタ
キャピラリ11の外周面と嵌合する内面を有するスリー
ブ15と、キャピラリ11の先端面と当接して同面を位
置決めするストッパー21と、スリーブ15及びストッ
パー21を収納保持する保持部材17を備える。保持部
材17の下端部内面に逃げ加工部19が形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバコネク
タを受・発光素子に接続するための光モジュール用レセ
プタクル及びその組立方法に関する。特には、ストッパ
ーの圧入に伴う変形を抑制するための改良を加えた光モ
ジュール用レセプタクル及びその組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の代表的な光モジュールの
構造を示す断面図である。この光モジュールは光ファイ
バコネクタ3、レセプタクル5及び受・発光部7よりな
り、受・発光部7内の受・発光素子25と光ファイバコ
ネクタ3内の光ファイバ13を光学的に接続するもので
ある。
【0003】光ファイバコネクタ3は、セラミック製の
細い筒であるキャピラリ11、及び、キャピラリ11の
中心孔に挿通されている光ファイバ13からなる。レセ
プタクル5は、光ファイバコネクタキャピラリ11の外
周面と嵌合する内面を有するスリーブ15と、キャピラ
リ11の先端面と当接して同面を位置決めするストッパ
ー21と、スリーブ15及びストッパー21を収納保持
する保持部材17を備える。
【0004】受・発光部7は、受・発光素子25と、球
形レンズ23を有する。球形レンズ23は、光ファイバ
13の端面に焦点を有する。なお、図中の一点鎖線は、
光線を示す。端子27は受・発光素子25の入出力用で
ある。
【0005】スリーブ15を保持部材17に組み込む方
法には接着と圧入がある。また、ストッパーを保持部材
17に組み込む方法にも、ネジ固定と圧入、さらにはス
トッパーを保持部材と一体に形成するものがある。この
中では、両者共に圧入によるのが信頼性及びコストの点
で有利である。というのは、図5に示すように、接着の
場合、接着剤のはみ出し31が生じて、光ファイバコネ
クタ3の位置が正規の位置からずれることがある。この
位置ずれが生じると、焦点の位置が光ファイバ端面から
ずれて光がぼけてしまい光信号のロスが生じる。一方、
ストッパーのネジ固定とする構造にも、ネジがゆるむと
いう問題がある。ストッパーの一体形成では、切削機械
加工のコストが著しく増大する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧入の
場合には、ストッパーを圧入する際に、保持部材が圧入
圧力で拡がってしまい、その影響からスリーブも拡がっ
て当接を悪化させるという懸念がある。例えば、図3に
示すように、保持部材17の下端部はストッパー21の
圧入力で拡がっており、この影響で、スリーブ15のス
トッパー21寄りの部分も拡がっている。このため、コ
ネクタ3のキャピラリ11が傾いて取り付けられるおそ
れがあり、そうなると、光ファイバ13の先端が光の焦
点から外れてしまい、光信号の伝達が不可能となる。
【0007】より具体的に説明すると、スリーブ15の
圧入代(一例)は設計上2〜14μm であり、一般的
に、スリーブ15を保持部材17に圧入すると、スリー
ブ15の内径が1〜3μm 縮む。スリーブ15内径とキ
ャピラリ11の外径とのギャップは1〜2μm 程度が良
いので、スリーブ15圧入後にスリーブ内径を加工す
る。一方、挿入されるコネクタ3の中心にレンズ23で
絞られた光を入光させるため、コネクタ11の軸方向位
置を固定しなければならないので、その役目を果すスト
ッパー21を保持部材17内に圧入すると、その影響で
スリーブ15のストッパー21寄りが拡がり変形を起
す。
【0008】図4は、ストッパーの圧入に伴うスリーブ
内径の寸法変化を示すグラフである。横軸はスリーブの
ストッパー側(奥側)端面から軸方向位置(寸法)を表
し、縦軸はスリーブ内径の基準値からのずれを表す。白
丸の線は、スリーブ内孔の加工後の線で、ぴったり基準
値に一致している。一方、ストッパーの圧入後の黒丸の
線は、大きく波打っており、奥側(ストッパー寄り)の
内径が拡大している。このストッパー寄りの位置は、コ
ネクタ先端を固定する上で非常に重要な部分であり、こ
の部分の変形は重大な問題となる。
【0009】光モジュールに使用されるレセプタクル
は、コネクタがスムーズに挿入でき、ガタツキがなく、
光の焦点に対してコネクタの端部及びコネクタに内包さ
れるファイバーの中心が合うように位置されるのが望ま
しい。さらにコネクタの着脱による位置の再現性も要求
されている。本発明は、ストッパーの圧入に伴う変形を
抑制するための改良を加えた、光の伝達効率の高い光モ
ジュール用レセプタクルを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の光モジュール用レセプタクルは、光ファイ
バコネクタキャピラリの外周面と嵌合する内面を有する
スリーブと、 該キャピラリの先端面と当接して同面を
位置決めするストッパーと、 スリーブ及びストッパー
を収納保持する保持部材と、 を備える光モジュール用
レセプタクルであって; スリーブ及びストッパーは保
持部材に圧入により組み込まれており、ストッパー圧入
に伴うスリーブの変形を抑制する処置が施されているこ
とを特徴とする。
【0011】また、本発明の光モジュール用レセプタク
ルの組立方法は、光ファイバコネクタキャピラリの外周
面と嵌合する内面を有するスリーブと、 該キャピラリ
の先端面と当接して同面を位置決めするストッパーと、
スリーブ及びストッパーを収納保持する保持部材と、
を備える光モジュール用レセプタクルの組立方法であ
って; ストッパー圧入に伴うスリーブの変形を抑制す
る処置を施した後に、スリーブ及びストッパーは保持部
材に圧入により組み込むことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の1実施例に係る
光モジュール用レセプタクルの構成を示す断面図であ
る。この光モジュールは光ファイバコネクタ3、レセプ
タクル5及び受・発光部7よりなり、受・発光部7内の
受・発光素子25と光ファイバコネクタ3内の光ファイ
バ13を光学的に接続するものである。
【0013】光ファイバコネクタ3は、セラミック製の
細い筒であるキャピラリ11、及び、キャピラリ11の
中心孔に挿通されている光ファイバ13からなる。レセ
プタクル5は、光ファイバコネクタキャピラリ11の外
周面と嵌合する内面を有するスリーブ15と、キャピラ
リ11の先端面と当接して同面を位置決めするストッパ
ー21と、スリーブ15及びストッパー21を収納保持
する保持部材17を備える。
【0014】受・発光部7は、受・発光素子25と、球
形レンズ23を有する。球形レンズ23は、光ファイバ
13の端面に焦点を有する。なお、図中の一点鎖線は、
光線を示す。端子27は受・発光素子25の入出力用で
ある。
【0015】図1の実施例では、保持部材17の下端部
内面に逃げ加工部19が形成されている。逃げ加工部1
9は、スリーブ15のストッパー21寄りの部分に形成
されている。スリーブ15の端部から逃げ加工部19の
スリーブ15外側に入り込んでいる部分の端部までの寸
法(図中のS)は、1mm以上(例えば、2〜5mm)が好
ましい。また逃げ加工の深さは1μm 以上(例えば5〜
50μm )が好ましい。
【0016】図2は、本発明の他の1実施例に係る光モ
ジュール用レセプタクルにおける様々な逃げ加工の形態
を示す断面図である。図2(A)の実施例では、ストッ
パー21の径が逃げ加工部19Aの径よりも小さい。こ
の場合、ストッパー21が小型化できるという利点があ
る。図2(B)の実施例では、逃げ加工部19Bがスリ
ーブ15の外径に設けられている。この場合、保持部材
17の肉厚を薄くできるという利点がある。
【0017】図2(C)の実施例では、逃げ加工部19
Cが、ストッパー21の外径に設けられている。この場
合でも、ストッパーの圧力がかかる部分が小さくかつス
リーブ15の端から離れているため、スリーブ15の変
形を防止できる。また図6のようにストッパーと受・発
光部を一体化することもできる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、レセプタクルにコネクタがスムーズに挿入で
き、がたつきがないので、光の焦点に対して、コネクタ
の端部及びコネクタに内包されるファイバーの中心が整
合する。さらにコネクタの着脱による位置の再現性も良
い。したがって、光の伝達効率の高い光モジュール用レ
セプタクル及びその組立方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る光モジュール用レセプ
タクルの構成を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例に係る光モジュール用レセ
プタクルにおける様々な逃げ加工の形態を示す断面図で
ある。
【図3】従来の代表的な光モジュールの構造を示す断面
図である。
【図4】ストッパーの圧入に伴うスリーブ内径の寸法変
化を示すグラフである。横軸はスリーブのストッパー側
(奥側)端面から軸方向位置(寸法)を表し、縦軸はス
リーブ内径の基準値からのずれを表す。
【図5】従来の接着固定式スリーブを有する光モジュー
ル用レセプタクルを示す断面図である。
【図6】ストッパーと受・発光部を一体化した光モジュ
ール用レセプタクルの断面図である。
【符号の説明】 1 光モジュール 3 光ファイバコ
ネクタ 5 レセプタクル 7 受・発光部 11 キャピラリ 13 光ファイバ 15 スリーブ 17 保持部材 19 逃げ加工部 21 ストッパー 23 球形レンズ 25 受・発光素
子 27 端子 31 接着剤はみ
出し

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバコネクタキャピラリの外周面
    と嵌合する内面を有するスリーブと、 該キャピラリの先端面と当接して同面を位置決めするス
    トッパーと、 スリーブ及びストッパーを収納保持する保持部材と、 を備える光モジュール用レセプタクルであって;スリー
    ブ及びストッパーは保持部材に圧入により組み込まれて
    おり、 ストッパー圧入に伴うスリーブの変形を抑制する処置が
    施されていることを特徴とする光モジュール用レセプタ
    クル。
  2. 【請求項2】 保持部材のスリーブ収納内面のストッパ
    ー圧入部近傍に逃げ加工が施されている請求項1記載の
    光モジュール用レセプタクル。
  3. 【請求項3】 スリーブのストッパー寄り外周面に逃げ
    加工が施されている請求項1記載の光モジュール用レセ
    プタクル。
  4. 【請求項4】 ストッパーのスリーブ寄り外周面に逃げ
    加工が施されている請求項1記載の光モジュール用レセ
    プタクル。
  5. 【請求項5】 上記逃げ加工の深さが1μm 以上であ
    り、長さが1mm以上である請求項2〜4いずれか1項記
    載の光モジュール用レセプタクル。
  6. 【請求項6】 光ファイバコネクタキャピラリの外周面
    と嵌合する内面を有するスリーブと、 該キャピラリの先端面と当接して同面を位置決めするス
    トッパーと、 スリーブ及びストッパーを収納保持する保持部材と、 を備える光モジュール用レセプタクルの組立方法であっ
    て;ストッパー圧入に伴うスリーブの変形を抑制する処
    置を施した後に、スリーブ及びストッパーは保持部材に
    圧入により組み込むことを特徴とする光モジュール用レ
    セプタクルの組立方法。
  7. 【請求項7】 保持部材のスリーブ収納内面のストッパ
    ー圧入部近傍に逃げ加工を施す請求項6記載の光モジュ
    ール用レセプタクルの組立方法。
  8. 【請求項8】 スリーブのストッパー寄り外周面に逃げ
    加工を施す請求項6記載の光モジュール用レセプタクル
    の組立方法。
  9. 【請求項9】 ストッパーのスリーブ寄り外周面に逃げ
    加工を施す請求項6記載の光モジュール用レセプタクル
    の組立方法。
JP9017726A 1997-01-17 1997-01-17 光モジュール用レセプタクル及びその組立方法 Pending JPH10206700A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7360934B2 (en) 2005-10-24 2008-04-22 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Light supply unit, illumination unit, and illumination system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7360934B2 (en) 2005-10-24 2008-04-22 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Light supply unit, illumination unit, and illumination system
US7628523B2 (en) 2005-10-24 2009-12-08 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Light supply unit, illumination unit, and illumination system

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040622