JPH10206610A - 調光部材 - Google Patents

調光部材

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JPH10206610A
JPH10206610A JP668797A JP668797A JPH10206610A JP H10206610 A JPH10206610 A JP H10206610A JP 668797 A JP668797 A JP 668797A JP 668797 A JP668797 A JP 668797A JP H10206610 A JPH10206610 A JP H10206610A
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JP
Japan
Prior art keywords
light
substrate
continuously
small holes
base plate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP668797A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Hayashi
直樹 林
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH10206610A publication Critical patent/JPH10206610A/ja
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  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過光量の連続的な調光を簡単に行う。 【解決手段】 回転する基板21に多数の小孔22を整
列状に開口する。小孔22の寸法は、基板21の回転方
向Fに沿って等比数列的に減少すると共に、基板21の
外周側から回転中心に23aに向かって等比数列的に減
少するように設定する。基板21を通過する光量の連続
的な調整を基板21への小孔の形成だけで行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LCDに使用する
液晶基板の検査装置や顕微鏡等のように、検査対象や観
察対象を拡大観察する装置に対し、照明光を調光して供
給する調光部材に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、照明に使用するファィバー1
に対して、光を供給する装置を示し、光源2からの光の
光路3内に、円盤状のNDフィルター4及びフロスト5
が挿入されている。NDフィルター4は光源が電圧を調
節して調光するものに比べて色温度の変化の影響が少な
い調光部材であり、ステッピングモータ、サーボモータ
などのモータ6の回転軸6aに取り付けられて回転する
か、あるいは手動によって回転する。
【0003】図11及び図12は従来より使用されてい
るNDフィルター4の各例を示す。図11のNDフィル
ター4は、ガラス等からなる透明の基板7の板面に対し
て、透過光量が連続的に変化するように膜厚が変化した
コーティングを施すことにより形成されている。7Aは
100%の透過光量となる透光点であり、この透光点7
Aから矢印方向に沿って、ND膜が連続的に厚くなって
おり、透光点7Aから270度、離れた遮光点7Bでは
透過光量が0%となる。
【0004】図12のNDフィルター4は、開口率が粗
から密となるように段階的に変化する網体8a〜8gを
基板7の回転方向に沿って、間隔を有して貼り付けるこ
とにより、減光するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
の調光部材では、コーティング膜の厚さが連続的に変化
するように形成する必要があり、連続的な膜厚形成が技
術的に難しく、しかも量産性に乏しいものとなってい
る。又、光源2の近傍に配置した場合、光源からの熱に
よってガラス製の基板が割れる恐れがあり、これを回避
するために耐熱ガラスを使用すると高価となる。さら
に、コーティング膜を通過することにより、透過光の波
長が変化する色付け現象を生じている。
【0006】図12の調光部材では、開口率が段階的に
異なる網体によって減光するため、調光が段階的とな
り、きめ細かな調光ができないと共に、網体の数以上の
段階的な調光が不可能となっている。
【0007】本発明はこのような従来の問題点を考慮し
てなされたものであり、連続的な調光を簡単な構造で行
うことができる調光部材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1の発明は、光路内に挿入されて回転する基板
と、光が透過する透過面積が連続的に変化するように基
板に形成された光の透過領域と、を備えていることを特
徴とする。この構造では、光の透過面積が連続的に変化
しているため、連続的な調光が容易となると共に、所望
の減光率に合わせた調光を簡単に行うことができる。
【0009】請求項2の発明は、前記基板が不透明基板
であり、前記光の透過領域に、光の透過面積が連続的に
変化する多数の小孔が開口されていることを特徴とす
る。不透明基板としては、金属板を使用でき、金属板の
使用によって熱に衝撃による割れがなくなる。金属板へ
の小孔の形成は、エッチング、レーザ加工等の適宜の手
段で行うことができる。
【0010】請求項3の発明は、前記基板が透明基板で
あり、前記光の透過領域に、光の透過面積が連続的に変
化するように多数の遮光パターンがマスキングされてい
ることを特徴とする。
【0011】透明基板としては、ガラス板、透明なプラ
スチック板を使用できるため、安価となる。このガラス
板からなる透明基板に対してマスキングを施すことに遮
光パターンを形成できるため、遮光パターンを容易に作
製することができる。
【0012】本発明の概念を図1を用いて説明する。図
中10a,10b,10c・・・は基板9に形成された
光の透過面積である。10a,10b,10cは基板9
の回転方向Aに沿う光の透過面積であり、回転方向Aに
沿って、順次、小さくなっている。10a,10d,1
0eは基板9の外周側から回転中心11に向かう方向B
における光の透過面積であり、径方向Bに向かって、順
次、小さくなっている。このように光の透過面積を変化
させることにより、基板9を回転させたときの透過光量
を連続的に減光させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図2〜図4は、本発明の実施の形態1
を示し、20は調光部材、21は円盤状に成形された回
転可能な基板である。基板21は不透明な基板が使用さ
れている。不透明な基板としては、ステンレス、アルミ
ニウム合金あるいは表面処理を施した鉄等からなる厚さ
0.1〜0.2mm程度の薄板を選択することができ
る。板厚は円盤の大きさや材料の強度に応じて持さない
程度の厚さに設定する。基板21を金属とすることによ
り、ガラスに比較して板厚を薄くしても充分な強度を有
するため、熱や振動によって割れ、変形を防止すること
ができる。図2において、23はモータ等の回転軸が係
合する取付用穴であり、23aは基板22の回転中心で
ある。
【0014】基板21には、等脚台形状の多数の小孔2
2がエッチング、レーザ加工等によって整列状に形成さ
れている。かかる小孔22は点Dから回転方向Fに沿っ
て点Eまで連続的に形成されている。
【0015】小孔22は光が透過するために開口される
ものであり、光の透過面積が連続的に変化している。す
なわち、点Dから回転方向Fに沿って、光の透過面積が
連続的に減少するように形成されると共に、点Dから回
転中心23aに向かって、光の透過面積が連続的に減少
するように形成されるものである。
【0016】かかる光の透過面積の連続的な減少は、回
転方向F及び回転中心23aに向かって、等比数列的に
設定される。図4はこの寸法設定を行うモデルを示し、
辺aは1.0×R、辺bは0.977×R、辺cは0.
943×Rとなるように各小孔22が形成されている。
Rは小孔22が位置する行及び列の値である。
【0017】この実施の形態では、円周方向の240°
の回転範囲で光の透過率を変化させるものであり、2°
ステップで小孔22を配置した場合、121行となる。
開口率を等比数列的に変化させるには0.01の240
乗根=0.981の割合で台形の各寸法を変化させる。
一方、さらに半径方向には16列の小孔22が配置され
ており、この開口率を半径方向へ一定にする為に最外周
の台形とその1つの内側の台形の円盤の中心からの位置
の比(27/28)に基づいて台形の各寸法を変化させ
る。
【0018】このように小孔22の透過面積を等比数列
的に変化させることにより、基板21の回転と共に、基
板21を透過する光の光量を連続的に減少あるいは増加
させる調整が可能となる。
【0019】図2において、24は点Dから基板21の
回転方向Fと反対側に開口された幅広のスリットであ
り、光の透過率が100%となっている。25は基板2
1の回転の原点を検出する検出用切り欠き部である。
【0020】図5は本実施の形態の調光部材20を組み
込んだ顕微鏡の照明装置を示し、31は光源であり、こ
の光源31からの光路上に、コレクターレンズ32、フ
ロスト33、明るさ絞り34、視野絞り35、結像レン
ズ36、ハーフミラー37及び対物レンズ38が順に配
設されている。調光部材20は、その基板21がコレク
ターレンズ32及びフロスト33の間に位置するように
配置されている。39はステッピングモータ、サーボモ
ータ等のモータであり、その回転軸39aが基板21の
取付用穴23と連結されることにより、基板21を回転
させる。
【0021】調光部材20は基板21の回転によって、
光源31からの光の光量を連続的に変化させることがで
き、基板21を小型化できるため、顕微鏡の照明装置へ
の組み込みが可能となるものである。
【0022】[実施の形態2]図6及び図7は本発明の
実施の形態2を示し、実施の形態1と同一の要素は同一
の符号で対応させてある。この実施の形態では、不透明
な基板21に形成される小孔22が円形状となってい
る。基板21を回転させ開口率が連続的に変わるように
するために、基板21の円周方向に等比数列的に小孔2
2の面積を変えて配置する。同じように、外周から回転
中心23aへの方向も等比数列的に小孔22の面積を変
えて配置する。このような配置により、基板21を回転
させると、光の連続的な光量調整が可能となる。ととも
に、小孔22を円形にすることにより加工密度で高精度
に仕上げることができる。なお、開口率を高めるため、
小孔22を千鳥に配列することも可能である。
【0023】[実施の形態3]図8は本発明の実施の形
態3を示す。この実施の形態では、調光部材20の基板
26がガラス、ポリカーボネート等の透明基板によって
形成されている。27はこの透明な基板26に整列状に
形成された遮光パターンである。この遮光パターン26
は実施の形態1の小孔22と同様に、窓部28が等脚台
形状に成形されると共に、基板26の回転方向に沿っ
て、等比数列的に寸法が減少すると共に、基板26の回
転中心に向かって等比数列的に寸法が減少するように形
成されている。
【0024】光源からの光は、この遮光パターン27に
よって遮断されるが、遮光パターン27内側の窓部28
を透過する。従って、この場合にも、光の光量を基板2
6の回転に伴って連続的に変化させることができる。
【0025】図9は透明な基板に形成する遮光パターン
27の別例を示し、等脚台形の周辺部及び等脚台形の4
隅部を結ぶ対角線部分に遮光パターン27が形成されて
いる。光は遮光パターン27で囲まれた窓部28を透過
するものである。かかる遮光パターン27を実施の形態
1と同様に透明な基板に配置することにより、連続的な
光量変化の調整が可能となる。
【0026】なお、本発明では小孔22及び遮光パター
ン27は、六角形、八角形等の多角形や楕円形、その他
の形状とすることができる。また、遮光パターンは透明
な基板上に不透明なパターン膜を蒸着等の手段により積
層し、実施の形態1の小孔22と同様に窓部をエッチン
グ等の手段により形成することもできる。また、透明な
基板上に光が透過する透過面積が連続的に変化するよう
に島状の遮光パターンを蒸着等の手段で形成することも
可能である。
【0027】以上のような本発明は、以下の発明を含有
するものである。 (1) 光路内に挿入されて回転する基板と、光が透過
する透過面積が連続的に変化するように基板に形成され
た光の透過領域とを備え、前記光の透過面積が基板の回
転方向に向かって連続的に変化し、且つ基板の外周側か
ら回転中心に向かって連続的に変化していることを特徴
とする調光装置。 (2) 光の透過面積が等比数列的に変化していること
を特徴とする上記(1)項に記載の調光部材。
【発明の効果】本発明の調光部材は、光が透過する透過
面積が連続的に変化するように光の透過領域を形成する
ため、簡単な構造で光の連続的な調光を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を説明するための図である。
【図2】実施の形態1を示す正面図である。
【図3】図2のC部拡大正面図である。
【図4】小孔の透過面積を設定するモデルを示す図であ
る。
【図5】顕微鏡の照明装置の光路図である。
【図6】実施の形態2を示す正面図である。
【図7】図6のG部拡大正面図である。
【図8】実施の形態3を示す拡大正面図である。
【図9】実施の形態3の別例の拡大正面図である。
【図10】ファイバー照明装置の光路図である。
【図11】従来の調光部材の正面図である。
【図12】従来の別の調光部材の正面図である。
【符号の説明】
20 調光部材 21 基板 22 小孔
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【発明の実施の形態】 [実施の形態1]図2〜図4は、本発明の実施の形態1
を示し、20は調光部材、21は円盤状に成形された回
転可能な基板である。基板21は不透明な基板が使用さ
れている。不透明な基板としては、ステンレス、アルミ
ニウム合金あるいは表面処理を施した鉄等からなる厚さ
0.1〜0.2mm程度の薄板を選択することができ
る。板厚は円盤の大きさや材料の強度に応じて撓まない
程度の厚さに設定する。基板21を金属とすることによ
り、ガラスに比較して板厚を薄くしても充分な強度を有
するため、熱や振動によって割れ、変形を防止すること
ができる。図2において、23はモータ等の回転軸が係
合する取付用穴であり、23aは基板22の回転中心で
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光路内に挿入されて回転する基板と、光
    が透過する透過面積が連続的に変化するように基板に形
    成された光の透過領域と、を備えていることを特徴とす
    る調光部材。
  2. 【請求項2】 前記基板が不透明基板であり、前記光の
    透過領域に、光の透過面積が連続的に変化する多数の小
    孔が開口されていることを特徴とする請求項1記載の調
    光部材。
  3. 【請求項3】 前記基板が透明基板であり、前記光の透
    過領域に、光の透過面積が連続的に変化するように多数
    の遮光パターンがマスキングされていることを特徴とす
    る請求項1記載の調光部材。
JP668797A 1997-01-17 1997-01-17 調光部材 Withdrawn JPH10206610A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7764424B2 (en) 2006-05-15 2010-07-27 Olympus Corporation Light source apparatus and microscope apparatus
CN105972555A (zh) * 2016-07-25 2016-09-28 广州彩熠灯光有限公司 线性减光盘及舞台灯具
CN116951360A (zh) * 2023-07-17 2023-10-27 中建三局集团华南有限公司 一种展厅色温调节灯具及色温调节方法

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Effective date: 20040406