JP2000047147A - 眼鏡用レンズ - Google Patents

眼鏡用レンズ

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JP2000047147A JP10217917A JP21791798A JP2000047147A JP 2000047147 A JP2000047147 A JP 2000047147A JP 10217917 A JP10217917 A JP 10217917A JP 21791798 A JP21791798 A JP 21791798A JP 2000047147 A JP2000047147 A JP 2000047147A
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    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
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    • G02C7/10Filters, e.g. for facilitating adaptation of the eyes to the dark; Sunglasses
    • G02C7/108Colouring materials
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
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    • G02C2202/00Generic optical aspects applicable to one or more of the subgroups of G02C7/00
    • G02C2202/16Laminated or compound lenses

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線の入射を有効に抑えることができ、し
かも視認性の高い眼鏡用レンズを提供する。 【解決手段】 レンズ本体2の眼鏡の内側にあたるレン
ズ表面に、酸化クロムでなる赤外線吸収性薄膜3を多
数、ドット状に配置・形成する。このような構成とする
ことにより、外光に含まれる赤外線が赤外線吸収性薄膜
3で吸収されると共に、赤外線吸収性薄膜3の配置によ
り光の干渉作用に起因して形成された雲膜領域と呼ばれ
る空間4で赤外線を遮断することができるため、目に赤
外線が到達をするのを抑制して目のダメージを軽減させ
ることができる。また、目視に必要な可視光は、透過さ
れるため眼鏡としての機能を低下させることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は眼鏡用レンズ及びそ
の製造方法に関し、さらに詳しくは、赤外領域の光を遮
断することができる眼鏡レンズ及びその製造方法に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、眼鏡用レンズとしては、紫外線を
吸収性する色素で着色された光透過層を備え、目に対し
て紫外線が入射するの抑制するレンズが知られている。
この他に、水面や雪面の散乱光の入射を軽減して眩惑を
抑制する偏光レンズが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た眼鏡用レンズでは、紫外線や散乱光の入射を抑制でき
るものの、赤外線の入射には対処できないものであっ
た。この赤外線は、テレビ、パーソナルコンピュータな
どの各種の表示用CRTなどを見る場合に目に入射して
いる。この赤外線が目に継続的に入射すると、眼精疲労
などを起こすなどの支障を来す。また、屋外で直射日光
や強い照明光が目に入射する場合には、その赤外線の光
量も大きくなるため、紫外線の入射の被害と共に、避け
得べきものであった。
【0004】そこで、本発明は、赤外線の入射を有効に
抑えることができ、しかも視認性の高い眼鏡用レンズ及
びその製造方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
眼鏡用レンズであって、眼鏡に装着されるレンズ本体の
眼鏡の内側に位置するレンズ表面に、半反射半透過性を
有する赤外線吸収性薄膜をドット状に多数配設したこと
を特徴としている。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の眼
鏡用レンズにおいて、前記赤外線吸収性薄膜は、酸化ク
ロムが主体となることを特徴としている。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1記載の眼
鏡用レンズにおいて、前記赤外線吸収性薄膜に半透光性
薄膜が積層されていることを特徴としている。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項
3のいずれかに記載の眼鏡用レンズにおいて、前記赤外
線吸収性薄膜は平面六角形に形成され、前記レンズ表面
に対してハニカム状に配置されていることを特徴として
いる。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項4記載の眼
鏡用レンズにおいて、前記赤外線吸収性薄膜の長さ寸法
及び幅寸法がそれぞれ0.2〜0.3mmの範囲に設定
され、互いに隣接する前記赤外線吸収性薄膜の間隔が
0.05〜0.25mmの範囲に設定されていることを
特徴としている。
【0010】請求項6記載の発明は、眼鏡用レンズの製
造方法であって、眼鏡に装着されるレンズ本体の眼鏡の
内側に位置するレンズ表面側に、ドット状に多数の開口
部が形成されたハードマスクを略平行に配置し、前記ハ
ードマスクを介して前記レンズ表面に赤外線吸収性材料
を蒸着させることを特徴としている。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項6記載の眼
鏡用レンズの製造方法において、前記赤外線吸収性材料
を蒸着した後、半透光性材料及び/又は保護膜を蒸着さ
せることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る眼鏡用レンズ
及びその製造方法の詳細を図面に示す各実施形態に基づ
いて説明する。
【0013】(実施形態1)図1は本発明に係る眼鏡用
レンズの構成及び作用を示す断面説明図、図2は本実施
形態の眼鏡用レンズの部分拡大平面図、図3は図2のA
−A断面図である。
【0014】本実施形態の眼鏡用レンズ1は、ガラスも
しくはプラスチックでなるレンズ本体2の内側面(眼鏡
に装着した状態で目に近い方の面)にドット状の赤外線
吸収性薄膜3が多数形成されてなる。なお、本実施形態
では、赤外線吸収性薄膜3を主に酸化クロムで形成して
いる。また、この赤外線吸収性薄膜3は、図2に示すよ
うに、個々の形状が六角形状に形成され、互いに隣接す
るこれらの赤外線吸収性薄膜3の間隔が等距離になるよ
うにハニカム形状に配置されている。具体的には、図2
に示すように、赤外線吸収性薄膜3の縦長さ寸法Lが
0.2〜0.3mm、幅寸法Wが0.14〜0.18m
m、縦ピッチP1が0.13〜0.33mm、横ピッチ
P2が0.15〜0.38mmに設定されている。
【0015】このようなレイアウト及び寸法に設定した
ことにより、眼鏡用レンズ1の外側面(眼鏡に装着した
状態で目から遠い方の面)に外光が入射した場合に、赤
外線吸収性薄膜3の配置構造に起因して発生する光の干
渉作用により、図1に示すような、一般に雲膜と呼ばれ
る赤外線の透過を遮断する空間4が形成される。この現
象は、雲膜現象と呼ばれており、日常では、例えば網戸
や簾において光の入射量が多い外側からは内側は見えな
い(黒く見える)が、内側から外側は見えるという現象
が当てはまる。このように外側から内側が見えない理由
は、外側から入射する光が所謂雲膜空間4で遮断(散
乱)されるためである。このとき、赤外線の多くは遮断
されるため、網戸や簾を配置した内側では涼しく感じら
れる。なお、網戸や簾の内側から外側が見える理由は、
過剰な量の外光は遮られるが、目視に必要な量の可視光
は入射できるためである。
【0016】加えて、眼鏡用レンズ1の外側面から入射
した外光が赤外線吸収性薄膜3に入射した場合も、薄膜
3自体に赤外線吸収性作用が有るため、有効に赤外線の
吸収を行う。このように、赤外線吸収性薄膜3と所謂雲
膜現象との相乗効果により、眼鏡用レンズ1に入射した
光からは、赤外線成分の多くが取り除かれた状態で目に
到達する。よって、赤外線を含む外光が眼鏡用レンズ1
を介して目に入射しても、赤外線が取り除かれて目が赤
外線によってダメージを受けることを防止することがで
きる。特に、図1に太い矢印Sbで示す太陽光などが直
接眼鏡用レンズ1に入射する場合には、赤外線吸収性薄
膜3に入射した光は赤外線が吸収され且つ入射光量の何
割かが外側へ向けて反射される。また、赤外線吸収性薄
膜3に入射しない太陽光は、雲膜現象を起こしている空
間4で赤外線が遮断される。このように、本実施形態に
おいては、外光の赤外線成分を有効に取り除き、目視に
必要な可視光を通すという作用を有する。特に、本実施
形態では、ハニカム状に赤外線吸収性薄膜3を形成・配
置し、その寸法設定を赤外線吸収性薄膜3の縦長さ寸法
Lが0.2〜0.3mm、幅寸法Wが0.14〜0.1
8mm、縦ピッチP1が0.13〜0.33mm、横ピ
ッチP2が0.15〜0.38mmとしたことにより、
光の干渉による所謂雲膜現象を良好に起こすことができ
るものであり、ハニカム形状に配置したことで、赤外線
吸収性薄膜3どうしの間隔を均一にすることを可能にし
ている。
【0017】(実施形態2)図4及び図5は、本発明に
係る眼鏡用レンズの実施形態2を示している。なお、図
4は要部拡大平面図、図5は図4のB−B断面図であ
る。
【0018】本実施形態の眼鏡用レンズ1は、図4に示
すように平面円形状の赤外線吸収性薄膜3が平面円形状
に形成されている。また、赤外線吸収性薄膜3の列は、
隣接する列と半ピッチずれた配置に設定されている。こ
のため、赤外線吸収性薄膜3を均一に配置することがで
きる。図4に示すように、これら赤外線吸収性薄膜3の
直径lは0.2〜0.3mm、縦ピッチP1及び横ピッ
チP2はともに0.15〜0.4mmに設定されてお
り、このような寸法設定とすることにより光の干渉に起
因する雲膜現象を有効に発生させることができる。な
お、本実施形態2の作用は、上記した実施形態1と同様
であるためその説明を省略する。
【0019】以上、実施形態1及び実施形態2について
説明したが、次に、上記したような眼鏡用レンズ1を製
造する方法を以下に説明する。
【0020】図6は、本発明に係る眼鏡用レンズの製造
方法を示す断面説明図である。まず、レンズ本体2を図
示しない真空蒸着装置の真空槽内の支持台(サセプタ)
上に固定し、赤外線吸収性薄膜3を形成するレンズ表面
に、所望の赤外線吸収性薄膜3の形状の開口部5Aが多
数、所定の配列で形成されたハードマスク5を載せる
(又は図6に示すように所定の距離を隔てて対向するよ
うに配置する)。その後、蒸着源としての酸化クロム
(CrO2)を加熱して蒸発させ、この酸化クロムの蒸
気をハードマスク5を介して、レンズ表面へ蒸着させ
る。なお、このとき、レンズ本体2を冷却しながら蒸着
を行うことで、効率よく開口部5Aの形状の赤外線吸収
性薄膜3を成膜することができる。このように、真空蒸
着法を用いることにより、精細なドット状の赤外線吸収
性薄膜3を歩留まりよく形成することが可能となる。な
お、ここで用いたハードマスク5の開口部5の形状は、
上記した実施形態1又は実施形態2のように、六角形又
は円形とすればよく、さらには他の形状(矩形や三角形
などの形状)の開口部5を形成してもよい。
【0021】以上、実施形態について説明したが、本発
明はこれらに限定されるものではなく、構成の要旨に付
随する各種の設計変更が可能である。例えば、上記した
各実施形態では、赤外線吸収性薄膜3のみをレンズ表面
に形成したが、図7に示すように、赤外線吸収性薄膜3
の上に、例えば雲母でなる半透光性(偏光性)を有する
半透光性薄膜6を積層し、半透光性薄膜6の上に透明な
保護膜7を積層する構成とすることもできる。また、図
8に示すように、レンズ本体2の表面に赤外線吸収性薄
膜3と半透光性薄膜6を積層した後、全面に樹脂コート
膜8を塗布した構成としても勿論よい。さらに、上記し
た各実施形態では、赤外線吸収性薄膜3として酸化クロ
ムを用いたが、他の赤外線吸収性材料を用いることも可
能である。なお、上記した各実施形態では、赤外線吸収
性薄膜を均一に分散配置するように設定したが、必ずし
も均一に配置させる必要はなく、レンズ面近傍に所謂雲
膜現象を生じさせる範囲で不均一であってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、レンズ本体の眼鏡の内側に位置
するレンズ表面に半反射半透過性を有する赤外線吸収性
薄膜を形成したことにより、赤外線の入射を有効に抑え
ることができ、しかも視認性の高い眼鏡用レンズを実現
することができる。このため、例えばOA機器のディス
プレイを見たり、強い外光の下で作業をする場合に、こ
の眼鏡レンズを装着した眼鏡を使用すれば、赤外線によ
り目にダメージを受けるのを防止することができる。
【0023】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、赤外線吸収性薄膜を安価な酸
化クロムで形成できるため、低コストの眼鏡用レンズを
実現することができる。
【0024】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、半透光性機能を備えた多用途
に使用できる眼鏡用レンズを実現することができる。
【0025】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
請求項3記載の発明の効果に加えて、レンズ表面に対し
てハニカム状に赤外線吸収性薄膜を配置されることによ
り、赤外線吸遮断機能をレンズ表面全体に亙って均一に
する効果がある。
【0026】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の効果に加えて、赤外線吸収性薄膜の寸法設定
により、光の干渉に起因する所謂雲膜現象を有効に発生
させる効果がある。
【0027】請求項6記載の発明は、赤外線吸収性薄膜
をレンズ表面にパターン再現性よく、形成することがで
き、また、精細なドット状の配列パターンを容易に形成
することが可能となる。加えて、効率的な量産が可能と
なり、製造コストを低くできるという効果がある。
【0028】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明の効果に加えて、赤外線吸収作用と半透光作用を兼ね
備える眼鏡用レンズを実現することができ、多目的な使
用を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る眼鏡用レンズの実施形態1の構成
及び作用を示す断面説明図である。
【図2】上記実施形態1の眼鏡用レンズにおける赤外線
吸収性薄膜のレイアウトを示す部分拡大平面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本発明に係る眼鏡用レンズの実施形態2におけ
る赤外線吸収性薄膜のレイアウトを示す部分拡大平面図
である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】本発明に係る眼鏡用レンズの製造方法を示す断
面説明図である。
【図7】本発明に係る眼鏡用レンズの変形例を示す部分
断面図である。
【図8】本発明に係る眼鏡用レンズの他の変形例を示す
部分断面図である。
【符号の説明】
1 眼鏡用レンズ 2 レンズ本体 3 赤外線吸収性薄膜 4 空間(雲膜空間) 5 ハードマスク 5A 開口部 6 半透光性薄膜 7 保護膜 8 樹脂コート膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月25日(1999.5.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 眼鏡用レンズ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は眼鏡用レンズに
し、さらに詳しくは、赤外領域の光を遮断することがで
きる眼鏡レンズに係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、眼鏡用レンズとしては、紫外線を
吸収性する色素で着色された光透過層を備え、目に対し
て紫外線が入射するの抑制するレンズが知られている。
この他に、水面や雪面の散乱光の入射を軽減して眩惑を
抑制する偏光レンズが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た眼鏡用レンズでは、紫外線や散乱光の入射を抑制でき
るものの、赤外線の入射には対処できないものであっ
た。この赤外線は、テレビ、パーソナルコンピュータな
どの各種の表示用CRTなどを見る場合に目に入射して
いる。この赤外線が目に継続的に入射すると、眼精疲労
などを起こすなどの支障を来す。また、屋外で直射日光
や強い照明光が目に入射する場合には、その赤外線の光
量も大きくなるため、紫外線の入射の被害と共に、避け
得べきものであった。
【0004】そこで、本発明は、赤外線の入射を有効に
抑えることができ、しかも視認性の高い眼鏡用レンズを
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
眼鏡用レンズであって、眼鏡に装着されるレンズ本体の
眼鏡の内側に位置するレンズ表面に、半反射半透過性を
有する赤外線吸収性薄膜ドット状に多数蒸着され、該
赤外線吸収性薄膜は、平面六角形に形成され、前記レン
ズ表面に対してハニカム形状に配置され、長さ寸法が
0.2〜0.3mmの範囲に設定され、幅寸法が0.1
4〜0.18mmの範囲に設定され、互いに隣接する前
記赤外線吸収性薄膜の間隔が0.05〜0.25mmの
範囲に設定されていることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る眼鏡用レン
詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0007】1は本発明に係る眼鏡用レンズの構成及
び作用を示す断面説明図、図2は本実施形態の眼鏡用レ
ンズの部分拡大平面図、図3は図2のA−A断面図であ
る。
【0008】本実施形態の眼鏡用レンズ1は、ガラスも
しくはプラスチックでなるレンズ本体2の内側面(眼鏡
に装着した状態で目に近い方の面)にドット状の赤外線
吸収性薄膜3が多数形成されてなる。なお、本実施形態
では、赤外線吸収性薄膜3を主に酸化クロムで形成して
いる。また、この赤外線吸収性薄膜3は、図2に示すよ
うに、個々の形状が六角形状に形成され、互いに隣接す
るこれらの赤外線吸収性薄膜3の間隔が等距離になるよ
うにハニカム形状に配置されている。具体的には、図2
に示すように、赤外線吸収性薄膜3の縦長さ寸法Lが
0.2〜0.3mm、幅寸法Wが0.14〜0.18m
m、縦ピッチP1が0.13〜0.33mm、横ピッチ
P2が0.15〜0.38mmに設定されている。
【0009】このようなレイアウト及び寸法に設定した
ことにより、眼鏡用レンズ1の外側面(眼鏡に装着した
状態で目から遠い方の面)に外光が入射した場合に、赤
外線吸収性薄膜3の配置構造に起因して発生する光の干
渉作用により、図1に示すような、一般に雲膜と呼ばれ
る赤外線の透過を遮断する空間4が形成される。この現
象は、雲膜現象と呼ばれており、日常では、例えば網戸
や簾において光の入射量が多い外側からは内側は見えな
い(黒く見える)が、内側から外側は見えるという現象
が当てはまる。このように外側から内側が見えない理由
は、外側から入射する光が所謂雲膜空間4で遮断(散
乱)されるためである。このとき、赤外線の多くは遮断
されるため、網戸や簾を配置した内側では涼しく感じら
れる。なお、網戸や簾の内側から外側が見える理由は、
過剰な量の外光は遮られるが、目視に必要な量の可視光
は入射できるためである。
【0010】加えて、眼鏡用レンズ1の外側面から入射
した外光が赤外線吸収性薄膜3に入射した場合も、薄膜
3自体に赤外線吸収性作用が有るため、有効に赤外線の
吸収を行う。このように、赤外線吸収性薄膜3と所謂雲
膜現象との相乗効果により、眼鏡用レンズ1に入射した
光からは、赤外線成分の多くが取り除かれた状態で目に
到達する。よって、赤外線を含む外光が眼鏡用レンズ1
を介して目に入射しても、赤外線が取り除かれて目が赤
外線によってダメージを受けることを防止することがで
きる。特に、図1に太い矢印Sbで示す太陽光などが直
接眼鏡用レンズ1に入射する場合には、赤外線吸収性薄
膜3に入射した光は赤外線が吸収され且つ入射光量の何
割かが外側へ向けて反射される。また、赤外線吸収性薄
膜3に入射しない太陽光は、雲膜現象を起こしている空
間4で赤外線が遮断される。このように、本実施形態に
おいては、外光の赤外線成分を有効に取り除き、目視に
必要な可視光を通すという作用を有する。特に、本実施
形態では、ハニカム状に赤外線吸収性薄膜3を形成・配
置し、その寸法設定を赤外線吸収性薄膜3の縦長さ寸法
Lが0.2〜0.3mm、幅寸法Wが0.14〜0.1
8mm、縦ピッチP1が0.13〜0.33mm、横ピ
ッチP2が0.15〜0.38mmとしたことにより、
光の干渉による所謂雲膜現象を良好に起こすことができ
るものであり、ハニカム形状に配置したことで、赤外線
吸収性薄膜3どうしの間隔を均一にすることを可能にし
ている。
【0011】図4は、本発明に係る眼鏡用レンズの製造
方法を示す断面説明図である。まず、レンズ本体2を図
示しない真空蒸着装置の真空槽内の支持台(サセプタ)
上に固定し、赤外線吸収性薄膜3を形成するレンズ表面
に、所望の赤外線吸収性薄膜3の形状の開口部5Aが多
数、所定の配列で形成されたハードマスク5を載せる
(又は図に示すように所定の距離を隔てて対向するよ
うに配置する)。その後、蒸着源としての酸化クロム
(CrO2)を加熱して蒸発させ、この酸化クロムの蒸
気をハードマスク5を介して、レンズ表面へ蒸着させ
る。なお、このとき、レンズ本体2を冷却しながら蒸着
を行うことで、効率よく開口部5Aの形状の赤外線吸収
性薄膜3を成膜することができる。このように、真空蒸
着法を用いることにより、精細なドット状の赤外線吸収
性薄膜3を歩留まりよく形成することが可能となる。な
お、ここで用いたハードマスク5の開口部5の形状は、
上記したように六角形とすればよい。
【0012】以上、実施形態について説明したが、本発
明はこれらに限定されるものではなく、構成の要旨に付
随する各種の設計変更が可能である。例えば、上記し
施形態では、赤外線吸収性薄膜3のみをレンズ表面に
形成したが、図に示すように、赤外線吸収性薄膜3の
上に、例えば雲母でなる半透光性(偏光性)を有する半
透光性薄膜6を積層し、半透光性薄膜6の上に透明な保
護膜7を積層する構成とすることもできる。また、図
に示すように、レンズ本体2の表面に赤外線吸収性薄膜
3と半透光性薄膜6を積層した後、全面に樹脂コート膜
8を塗布した構成としても勿論よい。さらに、上記し
施形態では、赤外線吸収性薄膜3として酸化クロムを
用いたが、他の赤外線吸収性材料を用いることも可能で
ある。なお、上記した実施形態では、赤外線吸収性薄膜
を均一に分散配置するように設定したが、必ずしも均一
に配置させる必要はなく、レンズ面近傍に所謂雲膜現象
を生じさせる範囲で不均一であってもよい。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、レンズ本体の眼鏡の内側に位置
するレンズ表面に半反射半透過性を有する赤外線吸収性
薄膜を形成したことにより、赤外線の入射を有効に抑え
ることができ、しかも視認性の高い眼鏡用レンズを実現
することができる。このため、例えばOA機器のディス
プレイを見たり、強い外光の下で作業をする場合に、こ
の眼鏡レンズを装着した眼鏡を使用すれば、赤外線によ
り目にダメージを受けるのを防止することができる。
【0014】また、レンズ表面に対してハニカム状に赤
外線吸収性薄膜を配置したことにより、赤外線吸遮断機
能をレンズ表面全体に亙って均一にする効果もあり、赤
外線吸収性薄膜の寸法設定により、光の干渉に起因する
所謂雲膜現象を有効に発生させる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る眼鏡用レンズの実施形態1の構成
及び作用を示す断面説明図である。
【図2】上記実施形態1の眼鏡用レンズにおける赤外線
吸収性薄膜のレイアウトを示す部分拡大平面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】本発明に係る眼鏡用レンズの製造方法を示す断
面説明図である。
【図5】本発明に係る眼鏡用レンズの変形例を示す部分
断面図である。
【図6】本発明に係る眼鏡用レンズの他の変形例を示す
部分断面図である。
【符号の説明】 1 眼鏡用レンズ 2 レンズ本体 3 赤外線吸収性薄膜 4 空間(雲膜空間) 5 ハードマスク 5A 開口部 6 半透光性薄膜 7 保護膜 8 樹脂コート膜
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】削除

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡に装着されるレンズ本体の眼鏡の内
    側に位置するレンズ表面に、半反射半透過性を有する赤
    外線吸収性薄膜をドット状に多数配設したことを特徴と
    する眼鏡用レンズ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の眼鏡用レンズにおいて、 前記赤外線吸収性薄膜は、酸化クロムが主体となること
    を特徴とする眼鏡用レンズ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の眼鏡用レンズにおいて、 前記赤外線吸収性薄膜に半透光性薄膜が積層されている
    ことを特徴とする眼鏡用レンズ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    眼鏡用レンズにおいて、 前記赤外線吸収性薄膜は平面六角形に形成され、前記レ
    ンズ表面に対してハニカム形状に配置されていることを
    特徴とする眼鏡用レンズ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の眼鏡用レンズにおいて、 前記赤外線吸収性薄膜の長さ寸法及び幅寸法がそれぞれ
    0.2〜0.3mmの範囲に設定され、互いに隣接する
    前記赤外線吸収性薄膜の間隔が0.05〜0.25mm
    の範囲に設定されていることを特徴とする眼鏡用レン
    ズ。
  6. 【請求項6】 眼鏡に装着されるレンズ本体の眼鏡の内
    側に位置するレンズ表面側に、ドット状に多数の開口部
    が形成されたハードマスクを略平行に配置し、前記ハー
    ドマスクを介して前記レンズ表面に赤外線吸収性材料を
    蒸着させることを特徴とする眼鏡用レンズの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の眼鏡用レンズの製造方法
    において、 前記赤外線吸収性材料を蒸着した後、半透光性材料及び
    /又は保護膜を蒸着させることを特徴とする眼鏡用レン
    ズの製造方法。
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