JPH10206553A - 固体撮像装置及びx線固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置及びx線固体撮像装置

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JPH10206553A
JPH10206553A JP9006386A JP638697A JPH10206553A JP H10206553 A JPH10206553 A JP H10206553A JP 9006386 A JP9006386 A JP 9006386A JP 638697 A JP638697 A JP 638697A JP H10206553 A JPH10206553 A JP H10206553A
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solid
imaging device
sensor
image
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JP9006386A
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Yutaka Endo
豊 遠藤
Toshikazu Tamura
敏和 田村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で簡単な構成で、画像の向きを変換可能
な固体撮像装置及びX線撮像装置を実現するとともに、
可搬型センサユニットを用いる場合に、各撮影装置に特
有の画像の向きを、操作者が設定する煩雑さや、間違い
を無くす。 【解決手段】 携帯可能なセンサユニットと、該センサ
ユニットを取り付けるアダプタを備えた本体とからなる
固体撮像装置において、前記センサユニットは、画像の
読み出し開始位置及び読み出し終了位置を設定する手段
18と、読み出し方向を切り替える手段18と、上記手
段を任意に制御して得た画像データを出力する手段16
と、を有することを特徴とする固体撮像装置、及び、こ
の固体撮像装置を用いたX線撮像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置及び
X線撮像装置に関し、特に可搬型のセンサユニットを、
撮影方向が異なる種々の撮影装置に取り付けて用いられ
る固体撮像装置及びX線撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用X線診断装置は、CT・MRなど
の普及によりディジタル化が進んできた。さらに、従
来、X線フィルムで撮影されてきた胸部などの一般撮影
領域にもCRなどのディジタル撮影装置が普及してき
て、診断画像のほとんどの分野でディジタル画像の取得
が可能となってきた。また最近、一般撮影領域では、C
Rでは不可能なリアルタイム撮影装置として、固体セン
サを用いた種々のディジタルX線撮影装置が発表されて
いる。
【0003】一般的に、これらの大面積固体センサは高
価なため、撮影室毎に設置することは困難である。従っ
て、固体センサの薄型・軽量という特徴を生かし、セン
サ部のみを携帯型とし、撮影室毎にセンサを接続するた
めのアダプタを設けてセンサを共用するという方式が考
えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】携帯型センサは、胸部
単純撮影装置、血管撮影装置、マーゲン撮影装置などの
種々の装置に装着される。しかしながら、これらの撮影
装置の画像の向きは一様ではない。例えば、アンダーチ
ューブ、オーバーチューブでは出力画像の向きが逆であ
るため、正規の表示をするためには画像の表裏反転の機
能が必要となる。また、カセッテ撮影に使用した場合、
固体撮像装置に電源を供給するケーブルや、データ転送
用のケーブルが邪魔をして撮影部位によってはカセッテ
を正規の向きで使用出来ない場合がある。この場合は止
むを得ずケーブルの無い端面を基準にして撮影せざるを
得ない。この時も画像を正規の向きで表示するためには
画像の向きを変える必要がある。
【0005】図9は、従来の、これらのディジタル画像
の向きを変換するための方法を説明するための概略構成
図である。図9に示すように、X線発生装置(不図示)
から照射されたX線により撮影された診断画像は、セン
サユニット101内の二次元固体撮像素子により電気信
号に変換された後、内部のA/D変換器によりディジタ
ルデータに変換される。このディジタルデータはシリア
ル通信によりフレームメモリ102に導かれる。
【0006】このフレームメモリから、画像の向きに応
じた方向から画像データを読み出すようなアドレスがア
ドレス発生器から出力される。読み出された画像データ
は表示用メモリ103に導かれる。この表示用メモリは
一般的にはデュアルポートとなっており書き込みはラン
ダムアクセス可能であり、出力は画面の上から下、左か
らの右の順にシリアルに読み出される。読み出されたデ
ータはD/A変換されディスプレイ105上に表示され
る。
【0007】上で述べたように、従来の方法では画像の
向きを変換するためにフレームメモリとアドレス発生器
が必要となるため、装置が複雑・高価となる欠点があっ
た。この欠点は二次元固体撮像素子を透視撮影のような
リアルタイムの動画に応用した場合にさらに顕著とな
る。
【0008】また各撮影装置に特有の画像の向きをいち
いち設定するのは煩雑であり間違いも多いという欠点も
あった。
【0009】[発明の目的]本発明の目的は、従来、画
像の向きを変換するために必要であったフレームメモリ
とアドレス発生器を不要とし、これにより装置が複雑、
高価となることがなく、画像の向きを変換可能なX線装
置などの固体撮像装置を実現することにある。
【0010】また、これにより、透視撮影のようなリア
ルタイムの動画に応用した場合にも、装置が複雑、高価
にならないようにすることにある。
【0011】また、各撮影装置に特有の画像の向きを、
操作者がいちいち設定する煩雑さや、間違いを無くした
X線撮影装置を実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、撮影画像を得るための二次元
固体センサと、該センサの各信号ラインを順次活性化す
るためのドライブ回路と、該センサからの信号を読み出
すためのマルチプレクサとを有し、前記ドライブ回路及
びマルチプレクサの両方が、前記センサの読み出し開始
位置、読み出し終了位置を任意に設定する手段と、読み
出し方向を切り替える手段と、を有することを特徴とす
る固体撮像装置を提供するものである。
【0013】また、携帯可能なセンサユニットと、該セ
ンサユニットを取り付けるアダプタを備えた本体とから
なる固体撮像装置において、前記センサユニット側に、
画像の読み出し開始位置及び読み出し終了位置を設定す
る手段と、読み出し方向を切り替える手段と、上記手段
を任意に制御して得た画像データを出力する手段と、を
具備したことを特徴とする固体撮像装置でもある。
【0014】また、上記本体側に、少なくとも装置固有
の画像方向のパラメータを予め設定記憶したパラメータ
管理ユニットを備え、前記センサユニット装填時に、前
記パラメータを該センサユニット側に自動的に読み込
み、設定された前記パラメータに従って前記センサユニ
ット内の上記読み出し方向切り替え手段を制御すること
を特徴とする固体撮像装置でもある。
【0015】また更に、上記パラメータ管理ユニットの
記憶手段に設定されたファイリングデータを有し、該フ
ァイリングデータを、読み込んだ画像と共に出力する手
段を有することを特徴とする固体撮像装置でもある。
【0016】また、撮影者が、実際撮影する向きに応じ
た撮影パラメータを入力して設定する撮影パラメータ設
定手段を有することを特徴とする固体撮像装置でもあ
る。
【0017】また、上記ドライブ回路は、前記読み出し
開始位置及び読み出し終了位置をプリセット可能で、か
つ、読取方向を切り替えるアップ/ダウン機能を有する
シフトレジスタと、該シフトレジスタを制御するCPU
ユニットから成ることを特徴とする固体撮像装置でもあ
る。
【0018】また、二次元固体センサに接続されたドラ
イブ回路と、前記二次元固体センサのセンサ信号出力側
に設けられたアナログマルチプレクサと、前記アナログ
マルチプレクサからの出力側に接続されたA/D変換器
と、前記A/D変換器の出力側に接続されたFIFOメ
モリと、前記FIFOメモリの出力側に接続されたディ
ジタルマルチプレクサと、前記ディジタルマルチプレク
サの出力側に接続された通信用FIFOメモリと、前記
ドライブ回路及び、前記アナログマルチプレクサ及び、
前記FIFOメモリ及び、前記ディジタルマルチプレク
サ及び、前記通信用FIFOメモリの、データ読み出し
開始位置、及びデータ読み出し終了位置、及び読み出し
方向を制御するタイミング制御回路と、を有することを
特徴とする固体撮像装置でもある。
【0019】また、前記タイミング制御回路は、前記二
次元固体センサの読み出しラインに接続されたシフトレ
ジスタと、前記アナログマルチプレクサのセレクト端子
に接続されたアップダウンカウンタと、前記シフトレジ
スタと前記アップダウンカウンタに、初期値のプリセッ
トと、画像の向きによりアップカウントかダウンカウン
トかを設定するCPUと、を有することを特徴とする固
体撮像装置でもある。
【0020】また、上記の固体撮像装置と、X線を光に
変換して前記固体撮像装置に入射させる蛍光体等の光変
換体と、を有することを特徴とするX線固体撮像装置に
より、上記課題を解決しようとするものである。
【0021】[作用]本発明の要旨は、二次元固体撮像
素子の読み出し回路に使用されるセンサの各ラインを活
性化するドライブ回路と、画像データを順次読み出すた
めのアナログマルチプレクサおよびバッファの読み取り
順序を可変とすることで、センサユニットからの画像そ
のものを表裏・上下反転させ、後処理の負荷を減らすこ
とを可能とするものである。
【0022】さらに、二次元撮像素子を用いたセンサー
ユニットを装填出来るアダプタを備えた各種の撮影装置
に、あらかじめ設定した装置固有の画像方向をメモリす
る手段を設けて、センサユニット装填時にこのデータを
自動的に読み込み、設定されたデータに従ってセンサ内
にある画像読取方向切り替え回路を制御することによ
り、操作者が煩わしい設定をすることなく、間違いの無
い画像方向の設定が可能となる。
【0023】さらに、各装置特有な撮影パラメータも同
時にメモリに設定することにより、画像ファイリング等
のデータベース作成に有効なファイリング用データを同
時に読み取ることが出来る。
【0024】さらに、上記したドライブ回路、アナログ
マルチプレクサの読み出し回路の読み出し開始位置、読
み出し終了位置を設定可能とすることにより、センサユ
ニットの任意の領域を読み出し可能とし、余分なデータ
を切り取ることができるため、メモリの節約にも役立
つ。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、図を用いて本発明の実施例
をさらに詳しく説明する。
【0026】
【実施例】
[実施例1]図1は、本発明を利用したX線二次元固体
撮像装置の一例の概略構成を示すブロック図である。
【0027】図1において、1は二次元固体センサ、2
〜5はアナログマルチプレクサ、6は読み出し回路を選
択するドライブ回路、7〜10はA/D変換器、11〜
14はFIFOメモリ、15はディジタルマルチプレク
サ、16はFIFOメモリ、17はホストインターフェ
ース、18はタイミング制御回路である。
【0028】なお、本実施例は、X線を光に変換して固
体撮像装置に入射させる蛍光体等の光変換体を有して構
成されるが、図1上では、省略する。
【0029】二次元固体センサ1は、図2で模式的に示
したような構造となっている。図2は、二次元固体セン
サの一部を表す回路図である。
【0030】図2において、被写体を透過したX線は蛍
光体により可視光に変換されフォトダイオード20によ
り電気信号に変換される。これらの信号がX線画像とし
てセンサ内部に蓄積される。画像データを読み出すに
は、まず、y1ラインに接続されているドライブ22を
駆動する。これによりスイッチング素子21が導通状態
になる。この状態になると(x1,y1)、(x2,y
1)に接続されているフォトダイオード20に蓄積され
ていた画像信号がそれぞれx1,x2に接続されている
アンプ23の入力に導かれ増幅された後、外部に読み出
される。同様な操作をy2,y3,y4と順次行うこと
により二次元の画像データを読み取ることができる。
【0031】二次元固体センサ1には、ドライブ回路6
が接続されている。このドライブ回路6はタイミング制
御回路18に接続されている。
【0032】タイミング制御回路18には、このドライ
ブ回路6を制御するための機能があり、図1で上から下
の方向、下から上の方向の切り替え、またセンサの一部
分だけを読み出すために途中の任意のラインからの活性
化もできるようになっている。
【0033】信号出力側には、アナログマルチプレクサ
2,3,4,5が接続されている。これらのアナログマ
ルチプレクサの切り替えの制御は、タイミング制御回路
18に接続されている。
【0034】タイミング制御回路18は、これらのアナ
ログマルチプレクサ2〜5を図1で左から右、右から
左、またセンサの一部分だけを読み出すために途中のラ
インからデータを読み出すこともできる様になってい
る。アナログマルチプレクサからの出力にはそれぞれA
/D変換回路7,8,9,10が接続されている。アナ
ログマルチプレクサおよびA/D変換回路が複数(図1
では4回路)あるのは動画などのリアルタイム撮影時に
読み出しスピードをあげるため画像信号をパラレルに読
み出すためである。
【0035】A/D変換器の出力は、FIFO(Fir
st In First Out)メモリ11,12,
13,14にそれぞれ接続されている。これらのFIF
Oメモリはタイミング制御回路18に接続されている。
FIFOメモリの出力側はディジタルマルチプレクサ1
5に接続されている。
【0036】ディジタルマルチプレクサ15は、タイミ
ング制御回路18により4つのFIFO11〜14の読
み出し順序を11→12→13→14、14→13→1
2→11の双方向に制御出来る。ディジタルマルチプレ
クサの出力側はFIFOメモリ16に接続されていてタ
イミング制御回路18の制御の元にホストコンピュータ
などへ転送出来るようになっている。
【0037】タイミング制御回路18は、ホストインタ
ーフェイス17に接続されていてホストからの画像の向
き、有効画像領域の設定ができるようになっている。
【0038】タイミング制御回路18の詳細を図3、図
4に示す。
【0039】図3は、読み出しラインの選択をするバッ
ファ6の制御回路である。30はタイミング制御回路1
8全体を制御するCPUユニットである。また、31,
32,33,34はプリセット可能なシフトレジスタで
ある。またこのシフトレジスタはアップ/ダウン機能も
有している。シフトレジスタは二次元固体センサのライ
ン数分のビットを有している。
【0040】二次元固体センサのマトリクスサイズが2
048×2048の場合を例に具体的に説明する。ホス
トからの設定データが次の様であるとする。
【0041】 ・画像の向き TD(Top→Down:上から下に読む) ・読み出し開始位置(Y:縦方向) 500 ・読み出し終了位置(Y) 2000 CPUは、まず図3のシフトレジスタの左から500番
目のビットをセットし、それ以外のビットをクリアす
る。こうすると上から500番目のラインが活性化され
る。1ライン分のデータを読み出した後シフトレジスタ
にアップパルスを1パルス与える。これにより、始めに
セットされていたビットが右に1ビットシフトし下の次
のラインが選択される。この操作を2000番目のライ
ンまで繰り返す。2000番目の読み取りが終わると一
画面の読み取り動作が終了したことになる。
【0042】ホストからの画像の読み取り方向がDT
(下から上)であった場合には、シフトレジスタにダウ
ンパルスを与えればよい。このようにして二次元固体セ
ンサの上下の任意の領域を任意の方向で読み出すことが
できる。
【0043】図4は、図1のアナログマルチプレクサ
2,3,4,5の制御回路である。この例ではセンサの
マトリクスサイズは2048×2048でありデータの
読み出しは4系統に分割されている。すなわちひとつの
アナログマルチプレクサにセンサからの読み出し信号ラ
イン44〜47の512本の信号ラインが接続されてい
る。
【0044】また、40〜43は、512ビットのアッ
プダウンカウンタであり、その出力48〜51は、アナ
ログマルチプレクサのセレクト端子に接続されている。
このセレクト信号により512ラインのうちの1ライン
が選択されA/D変換器の入力に接続される。アップダ
ウンカウンタ40〜43は、CPU30により初期値が
プリセットされる。また画像の向きによりアップカウン
トかダウンカウントかが選択される。
【0045】読み出し開始位置(X:横方向)が35
0、読み出し終了位置(X)が1800で、画像の向き
がノーマル方向の場合、まず、CPU30によりアップ
ダウンカウンタ40には349、アップダウンカウンタ
41〜43にはそれぞれ0が設定される。その後、CP
U30からそれぞれのアップダウンカウンタにupパル
スが入力される。アップダウンカウンタ40,41,4
2はカウント値が512になるまでカウントアップされ
る。アップダウンカウンタ43は263までカウントを
ストップする。このようにして指定された有効画面範囲
を指定された画像読み取り方向で読み取ることができ
る。
【0046】画像読み取り方向が逆の場合は、upパル
スのかわりにdownパルスを与えればよい。
【0047】図5は、図4で画像読み取り方向に従い読
み取られたデータがそれぞれA/D変換され、4系統そ
れぞれのバッファ用FIFO11〜14にいったん貯え
られた後、通信用FIFO16に画像読み取り方向に応
じて順番に入力されるまでの詳細を示したものである。
4系統に分割されたA/D出力はそれぞれのバッファ用
FIFO11〜14に入力される。バッファ用FIFO
11〜14の出力はそれぞれディジタルマルチプレクサ
に接続されている。
【0048】CPU30は、指示された画像の方向に従
ってセレクト信号をディジタルマルチプレクサに入力す
る。画像の読み出し方向がノーマル方向の場合は11→
12→13→14の順に、逆方向の場合は14→13→
12→11の順に画像データを読み出す。画像を読み出
す方法は、読み出しパルスをFIFOがEmpty信号
を出力するまでそれぞれのセレクトされたFIFOにつ
いて行う。同時に通信用FIFOにも書き込みパルスを
入力して1ラインの画像データを作成する。このように
して指示された画像読み出し方向に従った順に1ライン
の画像データが作成される。
【0049】以上説明したように、センサ部において画
像読み出し方向に応じた画像が形成されるので、ホスト
側で何ら特殊な画像方向変換を必要とせず各撮影装置お
よびカセッテの撮影方向に応じた画像を得ることができ
る。また撮影範囲に応じた画像読み取り領域から画像デ
ータを得ることができ必要最小限のメモリしか消費しな
いという利点も生まれる。
【0050】[実施例2]図6は、本発明の実施例2を
示した概略構成図である。
【0051】図6において、67はマーゲン撮影用の撮
影台である。61はX線管球である。62は可搬型セン
サユニットをセットするためのアダプタ、63はセット
されたセンサユニット、64は撮影装置特有の各種撮影
パラメータを設定・記憶するためのパラメータ管理ユニ
ット、65は各種パラメータを設定するためのターミナ
ル、66はX線制御装置である。
【0052】本実施例では、まず撮影装置の設置時にサ
ービスマンなどが画像読み出し方向を含む撮影装置特有
の撮影パラメータをターミナル65からパラメータ管理
ユニット64に入力する。パラメータ管理ユニット64
内にはEEPROMまたはバッテリバックアップされた
不揮発性メモリがあり、設定されたパラメータはここに
保存される。
【0053】また、撮影時の有効撮影範囲、撮影時の撮
影条件、すなわち撮影管電圧、撮影管電流、撮影時間、
図示していないID入力装置から入力された患者ID情
報、撮影年月日などのデータはX線制御装置66からシ
リアルインターフェイスによりパラメータ管理ユニット
64に読み込まれ、さらにセンサユニット63に入力さ
れる。これらのデータは撮影画像のヘッダ情報として使
用される。
【0054】図7は、パラメータ管理ユニット64の詳
細を示す図である。図7において、71はセンサユニッ
トに接続されるコネクタである。72,75,76はシ
リアルインターフェイス用LSI、73は不揮発性メモ
リ、74はCPU、77はX線発生装置とのインターフ
ェイス用コネクタ、78はパラメータ設定用のターミナ
ルのインターフェイス用コネクタである。79はセンサ
ユニット用の電源である。各種パラメータはインターフ
ェイス用コネクタを介して不揮発性メモリに保存され撮
影時にセンサユニットに送られる。
【0055】以上説明したように、可搬型センサユニッ
トを使用したときでも、撮影装置特有の画像読み出し方
向、有効撮影範囲などの各種パラメータを、パラメータ
管理ユニットに設定しておくことにより、撮影時に、い
ちいちユーザが設定することなく診断装置に応じた画像
を得ることができる。また撮影時の撮影パラメータなど
も撮影画像のヘッダに入れることができ、ファイリング
などに有用な情報を診断画像と同時に得ることができ
る。
【0056】[実施例3]図8は、本発明の実施例3を
示す概略構成図である。
【0057】図8において、80はカセッテタイプのセ
ンサユニット、81はセンサ制御ユニットであり、セン
サ用電源、画像読み取り方向制御回路、撮影パラメータ
設定器インターフェイス、ホストインターフェイス等を
含んでいる。82は撮影パラメータ設定器である。
【0058】このようなカセッテタイプのセンサユニッ
ト80を用いて撮影を行なう場合、通常は、コネクタ8
3が上側になるようにして被写体にセットするが、例え
ば、人体の腋の下などにセンサユニット80を挟んで撮
影するような場合には、電源、データ転送ラインを含む
コネクタ83が邪魔になるため、コネクタ83を下側に
して撮影することになる。この場合でも、画像の読み出
し方向は正常な向きでなければならないため、画像を上
下・左右反転しなければならない。
【0059】この撮影の向きを設定するには、撮影者が
実際撮影する向きに応じて撮影パラメータ設定器82に
より設定する。またこの撮影パラメータ設定器82は、
画像の向きの設定だけではなく、撮影有効範囲や、撮影
パラメータ設定器に接続可能なID読取装置からのID
データ、患者名、撮影年月日などの、後の診断・ファイ
リングに必要な撮影パラメータも入力出来る。これらの
データはセンサ制御ユニット81内で撮影画像と一組に
され、ホストに送られる。
【0060】このようにカセッテの撮影方向に応じた画
像読み取り方向、有効撮影範囲が、ホスト出力時に反映
され、同時に各種撮影パラメータも画像と一体化される
ため、ホスト側の負荷が低減され、シンプルなシステム
構築が可能となる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
二次元固体センサの各ラインの読み出し用ドライブライ
ン、画像データ読み出しのためのアナログマルチプレク
サおよびバッファの読み出し順序を正逆切り替え可能と
し、さらに両者の読み出し開始位置、読み出し終了位置
をプリセット可能とすることにより、センサからの出力
画像そのものを撮影装置に応じた向きに変換し、また有
効画面範囲も設定可能とすることで、ホスト側の負荷を
軽減し、シンプルな構成のシステム構築が可能となっ
た。
【0062】また、撮影時に各種撮影パラメータをセン
サ部から入力出来るようにしたことにより、画像ファイ
リングシステムに有用な診断画像を得ることができた。
【0063】このような固体撮像素子をX線撮像装置に
用いることにより、特に、顕著な効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のX線二次元固体センサの概
略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例1の二次元固体センサの概略構
成を示す部分回路図である。
【図3】本発明のタイミング制御回路の詳細を示す図で
あり、読み出しラインの選択をするドライブ回路6の制
御回路の概略構成を示すブロック図である。
【図4】本発明のタイミング制御回路の詳細を示す図で
あり、アナログマルチプレクサの制御回路の概略構成を
示すブロック図である。
【図5】図4で、画像読み取り方向に従い読み取られた
データがそれぞれA/D変換され、4系統それぞれのバ
ッファ用FIFO11〜14にいったん貯えられた後、
通信用FIFO16に画像読み取り方向に応じて順番に
入力されるまでのデータの流れを示した図である。
【図6】本発明の実施例2のX線二次元固体センサの概
略構成を示すブロック図である。
【図7】本発明のパラメータ管理ユニット64の構成を
示すブロック図である。
【図8】本発明の実施例3のX線二次元固体センサの概
略構成を示すブロック図である。
【図9】従来のディジタル画像の向きを変換するための
構成を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 二次元固体センサ 2〜5 アナログマルチプレクサ 7〜10 A/D変換器 11〜14 バッファ用FIFO 15 バッファ用FIFOの読み出し順序を可変とす
るためのディジタルマルチプレクサ 16 通信用FIFO 17 ホストインターフェイス 18 タイミング制御回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画像を得るための二次元固体センサ
    と、該センサの各信号ラインを順次活性化するためのド
    ライブ回路と、該センサからの信号を読み出すためのマ
    ルチプレクサとを有し、 前記ドライブ回路及びマルチプレクサの両方が、前記セ
    ンサの読み出し開始位置、読み出し終了位置を任意に設
    定する手段と、読み出し方向を切り替える手段と、を有
    することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 携帯可能なセンサユニットと、該センサ
    ユニットを取り付けるアダプタを備えた本体とからなる
    固体撮像装置において、 前記センサユニット側に、 画像の読み出し開始位置及び読み出し終了位置を設定す
    る手段と、 読み出し方向を切り替える手段と、 上記手段を任意に制御して得た画像データを出力する手
    段と、を具備したことを特徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記本体側に、少なくとも装置固有の画
    像方向のパラメータを予め設定記憶したパラメータ管理
    ユニットを備え、 前記センサユニット装填時に、前記パラメータを該セン
    サユニット側に自動的に読み込み、 設定された前記パラメータに従って前記センサユニット
    内の上記読み出し方向切り替え手段を制御することを特
    徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記パラメータ管理ユニットの記憶手段
    に設定されたファイリングデータを有し、 該ファイリングデータを、読み込んだ画像と共に出力す
    る手段を有することを特徴とする請求項3記載の固体撮
    像装置。
  5. 【請求項5】 撮影者が、実際撮影する向きに応じた撮
    影パラメータを入力して設定する撮影パラメータ設定手
    段を有することを特徴とする請求項3又は4記載の固体
    撮像装置。
  6. 【請求項6】 上記ドライブ回路は、前記読み出し開始
    位置及び読み出し終了位置をプリセット可能で、かつ、
    読取方向を切り替えるアップ/ダウン機能を有するシフ
    トレジスタと、該シフトレジスタを制御するCPUユニ
    ットから成ることを特徴とする請求項1記載の固体撮像
    装置。
  7. 【請求項7】 二次元固体センサに接続されたドライブ
    回路と、 前記二次元固体センサのセンサ信号出力側に設けられた
    アナログマルチプレクサと、 前記アナログマルチプレクサからの出力側に接続された
    A/D変換器と、 前記A/D変換器の出力側に接続されたFIFOメモリ
    と、 前記FIFOメモリの出力側に接続されたディジタルマ
    ルチプレクサと、 前記ディジタルマルチプレクサの出力側に接続された通
    信用FIFOメモリと、 前記ドライブ回路及び、前記アナログマルチプレクサ及
    び、前記FIFOメモリ及び、前記ディジタルマルチプ
    レクサ及び、前記通信用FIFOメモリの、データ読み
    出し開始位置、及びデータ読み出し終了位置、及び読み
    出し方向を制御するタイミング制御回路と、を有するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記タイミング制御回路は、 前記二次元固体センサの読み出しラインに接続されたシ
    フトレジスタと、 前記アナログマルチプレクサのセレクト端子に接続され
    たアップダウンカウンタと、 前記シフトレジスタと前記アップダウンカウンタに、初
    期値のプリセットと、画像の向きによりアップカウント
    かダウンカウントかを設定するCPUと、を有すること
    を特徴とする請求項7記載の固体撮像装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の固
    体撮像装置と、X線を光に変換して前記固体撮像装置に
    入射させる光変換体と、を有することを特徴とするX線
    固体撮像装置。
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