JPH10205416A - 内燃機関の吸気系及びそれを備える内燃機関の制御システム - Google Patents
内燃機関の吸気系及びそれを備える内燃機関の制御システムInfo
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- JPH10205416A JPH10205416A JP9011360A JP1136097A JPH10205416A JP H10205416 A JPH10205416 A JP H10205416A JP 9011360 A JP9011360 A JP 9011360A JP 1136097 A JP1136097 A JP 1136097A JP H10205416 A JPH10205416 A JP H10205416A
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Abstract
ノイズを低減し、高精度な空気流量の測定を行える内燃
機関の吸気系及び、高精度な制御の行える内燃機関の制
御システムを提供するにある。 【解決手段】エアークリーナー側に連通するダクト10
と、このダクト10に接続されるとともに、内燃機関側
に連通する空気通路ボデイ20によって、吸入空気通路
が構成される。空気流量測定用センサ40は、空気通路
ボデイ20に形成された開口から空気流量を検出するセ
ンシング部42が吸入空気通路内に挿入され、空気通路
ボデイ20に取り付けられる。ここで、ダクト10の内
部には、第1の整流板100が設置され、空気通路ボデ
イ20の内部であって、空気流量測定用センサ40の取
付部よりも上流側には、第2の整流板200が設置され
ている。
Description
及びそれを備える内燃機関の制御システムに係り、特
に、吸入空気流量を測定する空気流量測定用センサを設
置した内燃機関の吸気系及びそれを備える内燃機関の制
御システムに関する。
気量を測定する空気流量測定用センサは、吸入空気通路
と同一内径を有するチャンバー内に、熱式抵抗のような
センシング部を取り付ける構造であった。このチャンバ
ーの上流側には、エアークリーナーまで続く吸入空気通
路が接続され、下流側は、スロットルチャンバーを経て
内燃機関に至る吸入空気通路が接続される。そして、セ
ンシング部を取り付けたチャンバーの上流端及び下流端
に、メッシュやハニカム等の整流格子を設置することに
より、吸入される空気を整流し、出力ノイズの低減を図
る構造となっていた。
センサの取付位置は、比較的エアークリーナーエレメン
トから離れており、スロットルボデイ側に近い位置が一
般的であった。しかしながら、最近、エアークリーナー
に近接した位置若しくは、エアークリーナーケースの中
に、空気流量測定用センサを取り付けることが検討され
ている。このような位置に空気流量測定用センサを取り
付ける場合の空気流量測定用センサの構造としては、セ
ンシング部を吸入空気通路の外壁に設けられた開口から
挿入するプラグインタイプのものが検討されている。
は、エアークリーナーケースの中に、空気流量測定用セ
ンサを取り付ける場合には、エンジンレイアウトの関係
により、その取付位置の上流側に曲がり管や拡がり管を
有している場合が多く、これらの曲がり管や拡がり管の
下流側に空気流量測定用センサを設置すると、空気流量
測定用センサの出力ノイズが増大し、高精度な空気流量
の測定が困難であることが判明した。しかも、プラグイ
ンタイプの空気流量測定用センサにおいては、メッシュ
やハニカム等の整流格子を設置することが困難である。
従って、曲がり管や拡がり管の下流側にプラグインタイ
プの空気流量測定用センサを設置する場合には、空気流
量測定用センサの出力ノイズが増大し、高精度な空気流
量の測定ができないという問題があった。
出力ノイズを低減し、高精度な空気流量の測定を行える
内燃機関の吸気系及び、高精度な制御の行える内燃機関
の制御システムを提供するにある。
に、本発明は、内燃機関に吸入される空気が流れる吸入
空気通路内に、この吸入空気通路中を流れる空気流量を
検出する空気流量測定用センサを有する内燃機関の吸気
系において、上記吸入空気通路は、少なくともエアーク
リーナー側に連通するダクトと、このダクトに接続され
るとともに、内燃機関側に連通する空気通路ボデイによ
って構成され、上記空気流量測定用センサは、上記空気
通路ボデイに形成された開口から空気流量を検出するセ
ンシング部が上記吸入空気通路内に挿入され、上記空気
通路ボデイに取り付けられる構造を有し、さらに、上記
ダクトの内部に設置された第1の整流板と、上記空気通
路ボデイの内部であって、上記空気流量測定用センサの
取付部よりも上流側に設置された第2の整流板とを備え
るようにしたものであり、かかる構成により、空気流量
測定用センサの出力ノイズを低減し、高精度な空気流量
の測定を行い得るものとなる。
は、上記第1の整流板は、上記ダクトと一体的に成型さ
れ、また、上記第2の整流板は、上記空気通路ボデイと
一体的に成型するようにしたものであり、かかる構成に
より、空気流量測定用センサの出力誤差を低減し得るも
のとなる。
は、上記第1の整流板は、上記ダクト内に形成される吸
入空気通路を2分割する板によって構成するようにした
ものである。
は、上記第1の整流板は、上記ダクト内に形成される吸
入空気通路を4分割する互いに直交する板によって構成
するようにしたものである。
は、上記第2の整流板は、上記空気通路ボデイ内に形成
される吸入空気通路を2分割する板によって構成するよ
うにしたものである。
は、上記第2の整流板は、上記空気通路ボデイ内に形成
される吸入空気通路を3分割する互いに平行な板によっ
て構成するようにしたものである。
は、上記第2の整流板は、上記空気通路ボデイ内に形成
される吸入空気通路を3分割する互いに平行な板及びこ
れらの板に直交する板によって構成するようにしたもの
である。
は、上記空気流量測定用センサの上記センシング部の中
の吸入空気量を直接検出する検出部は、上記板の投影面
から離れた位置に設置するようにしたものであり、かか
る構成により、第2の整流板の下流端において発生する
剥離渦による出力ノイズを低減し得るものとなる。
は、上記第1の整流板及び第2の整流板の空気流れ方向
の長さを10mm以上としたものであり、かかる構成に
より、出力ノイズを実用的範囲まで低減し得るものとな
る。
は、上記第1の整流板及び第2の整流板の空気流れ方向
の長さを70mm未満としたものであり、かかる構成に
より、圧力損失を実用的範囲まで低減し得るものとな
る。
は、上記第2の整流板の下流側端部を、上記空気流量測
定用センサの上記センシング部の中の吸入空気量を直接
検出する検出部よりも下流側,若しくは、上記センシン
グ部が内部に上記検出部を備える副通路の入口よりも下
流側まで延在させるようにしたものであり、かかる構成
により、第2の整流板の下流端で発生する剥離渦の影響
を影響を取り除き得るものとなる。
は、上記第1の整流板及び第2の整流板と、上記センシ
ング部とを、同じ直線上に設置するようにしたものであ
る。
燃機関に吸入される空気が流れる吸入空気通路内に、こ
の吸入空気通路中を流れる空気流量を検出する空気流量
測定用センサを有する内燃機関の吸気系を備え、上記空
気流量測定用センサによって検出した空気流量に基づい
て燃料噴射量を制御する内燃機関の制御システムにおい
て、上記吸入空気通路は、少なくともエアークリーナー
側に連通するダクトと、このダクトに接続されるととも
に、内燃機関側に連通する空気通路ボデイによって構成
され、上記空気流量測定用センサは、上記空気通路ボデ
イに形成された開口から空気流量を検出するセンシング
部が上記吸入空気通路内に挿入され、上記空気通路ボデ
イに取り付けられる構造を有し、さらに、上記ダクトの
内部に設置された第1の整流板と、上記空気通路ボデイ
の内部であって、上記空気流量測定用センサの取付部よ
りも上流側に設置された第2の整流板とを備えるように
したものであり、かかる構成により、高精度な内燃機関
の制御を行い得るものとなる。
明の一実施形態による内燃機関の吸気系について説明す
る。図1は、本発明の一実施形態による内燃機関の吸気
系の断面図である。
ィ20によって構成される吸気系の吸入空気通路30を
通って、図示しない内燃機関に供給される。ダクト10
及び空気通路ボディ20は、フランジ部12及びフラン
ジ部22によって相互に固定されている。
測定する空気流量測定用センサ40が設置され、内燃機
関に吸入される空気流量を測定している。空気流量測定
用センサ40は、空気通路ボディ20に形成された開口
部24にセンシング部42が挿入されるプラグインタイ
プである。センシング部42は、副通路44の中に設置
された流量測定用の感熱抵抗体46Aと温度補償用の感
熱抵抗体46Bから構成されている。
入空気は、感熱抵抗体46A,46Bを通過して、出口
44Bから流出する。副通路44に流入した流入空気量
は、感熱抵抗体46Aによって計量され、さらに、吸入
空気の温度の変化分を感熱抵抗体46Bによって補償さ
れ、吸入空気量が測定される。副通路44を流れる空気
量は、吸入空気通路30を流れる総空気流量に対して所
定流量比となっているため、副通路44を流れる空気量
を測定することにより、吸入空気通路30を流れる総空
気流量を測定することができる。
されている。最近は、エンジンレイアウト構成が激しく
なっており、図1にしめすような曲がり管14や、また
は拡がり管が、空気流量測定用センサ40の近接した上
流側に配置されることになる。曲がり管14や拡がり管
の中を流れる吸入空気には、管路の曲がりにより発生す
る旋回流のような二次流れや曲がり管・拡がり管の下流
にて発生する剥離渦等が存在する。これらの二次流れや
剥離渦の影響により、出力ノイズが増大し、従って、空
気流量測定用センサの計測精度が低下することになる。
0の曲がり部14の下流側に第1の整流板50Aを設置
し、空気流量測定用センサ4の上流側の空気通路ボデイ
20内に第2の整流板200を設置するようにしてい
る。
さらに、図2を用いて説明する。図2は、図1のA−A
断面図であり、本発明の一実施形態による内燃機関の吸
気系の第1の整流板の設置状態を示す断面図である。
すように、ダクト10内を流れる空気の流れに沿う方向
に設置されている。即ち、第1の整流板100は、ダク
ト10に直交する平面(図1におけるA−A断面)に直
交するように配置されている。
10内を流れる空気の流れに沿う方向に設置することに
より、吸入空気通路30中の流れる空気の内、通常の直
線的な流れに対しては、第1の整流板100の流路抵抗
は最も小さくなっている。しかしながら、二次流れや剥
離渦等は、第1の整流板100に衝突することにより、
整流され、空気の乱れを抑制することができる。
4の下流において発生した二次流れを抑制するのに効果
的である。ここで、第1の整流板100は、ダクト10
と一体的に成型されている。
いて、さらに、図3を用いて説明する。図3は、図1の
B−B断面図であり、本発明の一実施形態による内燃機
関の吸気系の第2の整流板の設置状態を示す断面図であ
る。
すように、空気通路ボデイ20内を流れる空気の流れに
沿う方向に設置されている。即ち、第2の整流板200
は、空気通路ボデイ20に直交する平面(図1における
B−B断面)に直交するように配置されている。
路ボデイ20内を流れる空気の流れに沿う方向に設置す
ることにより、吸入空気通路30中の流れる空気の内、
通常の直線的な流れに対しては、第2の整流板200の
流路抵抗は最も小さくなっている。しかしながら、二次
流れや剥離渦等は、第2の整流板200に衝突すること
により整流され、空気の乱れを抑制することができる。
0において抑制しきれなかった空気の乱れを抑制するの
に効果的である。ここで、第2の整流板200は、空気
通路ボデイ20と一体的に成型されている。
び第2の整流板200を設けることにより、空気の乱れ
を抑制し、空気流量測定用センサ40の出力ノイズを低
減することができ、高精度な空気流量の測定が可能とな
る。
0の設置の方法としては、第1の整流板100及び第2
の整流板200を単品成型後、ダクト10や空気通路ボ
デイ20に対して溶着或いは接着する方法が考えられ
る。しかしながら、別体成型後、取り付ける方法につい
て実験したところ、整流板100,200の取付ばらつ
きにより、空気流量測定用センサ40の出力誤差が発生
することが判明した。そこで、整流板100,200
は、それぞれ、ダクト10や空気通路ボデイ20と一体
成型することにより、取付ばらつきによる出力誤差を無
くすることができた。
長い程整流効果が大きくなる。従って、整流板を、第1
の整流板100と第2の整流板200のように分割せ
ず、統合して設けることも考えられる。しかしながら、
整流板をダクト10や空気通路ボディ20と一体成型す
る場合、成形型の関係上、抜きテーパを設ける必要があ
る。整流板を長くすると、この抜きテーパにより、整流
板が厚くなり、通路の有効面積を大幅に減少させ、圧力
損失を増大にすることになる。そこで、本実施形態にお
いては、整流板を2分割して、それぞれ、ダクト10及
び空気通路ボデイ20に一体的に成型することにより、
成型性・生産性を考慮して、第1の整流板100及び第
2の整流板200の厚みを厚くすることなく、圧力損失
を大きくすることなく、整流効果を上げることができる
ようになる。
空気流量測定用センサ40のセンシング部42の中の感
熱抵抗体46Aとの関係で決定されている。即ち、第2
の整流板200の下流端部には、剥離渦が発生する。従
って、第2の整流板200の下流側の剥離渦の影響のあ
る位置に感熱抵抗体46Aを設置すると、空気流量測定
用センサ40の出力ノイズが増大することになる。そこ
で、図3に示すように、空気通路ボデイ20の断面の投
影面上において、第2の整流板200の設置位置(空気
通路ボデイ20の断面の中心を通る位置)と感熱抵抗体
46Aの設置位置(空気通路ボデイ20の断面の中心か
ら離れた位置)を異ならせるようにしている。
0及び第2の整流板200を設けることにより、大幅な
出力ノイズの低減を図ることができる。例えば、整流板
を全く設けない状態と比較すると、第1の整流板100
を設けることにより、出力ノイズを最大約5%低減する
ことができた。また、整流板を全く設けない状態と比較
すると、第2の整流板200を設けることにより、出力
ノイズを最大約5%低減することができた。即ち、第1
の整流板100及び第2の整流板200を設けることに
より、整流板を全く設けない状態と比較して、出力ノイ
ズを最大約10%低減することができた。
〜50g/sの中流量域において、従来のように整流格
子設置した場合よりも、出力ノイズの低減に特に効果が
あることが判明した。
サの出力ノイズを低減して、空気流量の測定を高精度に
行うことができるようになる。
形態による第1の整流板について説明する。図4は、本
発明の第2の実施形態による内燃機関の吸気系に用いる
第1の整流板の断面図であり、図1のA−A位置におけ
る断面図である。全体的な構造については、図1に示す
のものと同様である。
に、ダクト10内を流れる空気の流れに沿う方向に設置
されている。そして、第1の整流板110は、図2に示
した第1の整流板100と同一方向の第1の整流板11
0Aと、この第1の整流板110Aに直交する第1の整
流体110Bが一体的に成型されている。第1の整流板
110は、ダクト10と一体的に成型されている。
ぞれ、ダクト10に直交する平面(図1におけるA−A
断面)に直交するように配置されている。このように、
第1の整流板110A,110Bをダクト10内を流れ
る空気の流れに沿う方向に設置することにより、吸入空
気通路30中の流れる空気の内、通常の直線的な流れに
対しては、第1の整流板110A,110Bの流路抵抗
は最も小さくなっている。しかしながら、二次流れや剥
離渦等は、第1の整流板110A,110Bに衝突する
ことにより、整流され、空気の乱れを抑制することがで
きる。第1の整流板110A,110Bは、特に、曲が
り管14の下流において発生した二次流れを抑制するの
に効果的である。
設けることにより、空気の乱れを抑制し、空気流量測定
用センサ40の出力ノイズを低減することができ、高精
度な空気流量の測定が可能となる。例えば、整流板を全
く設けない状態と比較すると、第1の整流板110を設
けることにより、出力ノイズを最大約7%低減すること
ができた。即ち、第1の整流板110Bを追加すること
により、図2に示した実施形態に比較して、出力ノイズ
をさらに、約2%低減することができる。
サの出力ノイズを低減して、空気流量の測定を高精度に
行うことができるようになる。
形態による第2の整流板について説明する。図5は、本
発明の第2の実施形態による内燃機関の吸気系に用いる
第2の整流板の断面図であり、図1のB−B位置におけ
る断面図である。全体的な構造については、図1に示す
のものと同様である。
に、空気通路ボデイ20内を流れる空気の流れに沿う方
向に設置されている。そして、第2の整流板210は、
空気流量測定用センサ40のセンシング部42の延在す
る方向と平行であって、互いに平行な2枚の第2の整流
板210Aと210Bによって構成されている。第2の
整流板210A,210Bは、図1のB−B断面の投影
面上において、センシング部42の両側に位置するよう
に設けられている。
通路ボデイ20に直交する平面(図1におけるB−B断
面)に直交するとともに、互いに平行となるように配置
されている。このように、第2の整流板210A,21
0Bを空気通路ボデイ20内を流れる空気の流れに沿う
方向に設置することにより、吸入空気通路30中の流れ
る空気の内、通常の直線的な流れに対しては、第2の整
流板210A,210Bの流路抵抗は最も小さくなって
いる。しかしながら、二次流れや剥離渦等は、第2の整
流板210A,210Bに衝突することにより整流さ
れ、空気の乱れを抑制することができる。第2の整流板
210A,210Bは、第1の整流板100において抑
制しきれなかった空気の乱れを抑制するのに効果的であ
る。ここで、第2の整流板210A,210Bは、空気
通路ボデイ20と一体的に成型されている。
A,210Bを設けることにより、空気の乱れを抑制
し、空気流量測定用センサ40の出力ノイズを低減する
ことができ、高精度な空気流量の測定が可能となる。
設置位置は、空気流量測定用センサ40のセンシング部
42の中の感熱抵抗体46Aとの関係で決定されてい
る。即ち、第2の整流板210A,210Bの下流端部
には、剥離渦が発生する。従って、第2の整流板210
A,210Bの下流側の剥離渦の影響のある位置に感熱
抵抗体46Aを設置すると、空気流量測定用センサ40
の出力ノイズが増大することになる。そこで、図5に示
すように、空気通路ボデイ20の断面の投影面上におい
て、第2の整流板210A,210Bの設置位置(空気
通路ボデイ20の断面の中心から離れた位置)と感熱抵
抗体46Aの設置位置(空気通路ボデイ20の断面の中
心を通る位置)を異ならせるようにしている。第2の整
流板210A,210Bを、図示上において、空気通路
ボデイ20の軸中心に対して90度回転させ、図3に示
した第2の整流板200と平行な向きとすると、一方の
整流板が、丁度、感熱抵抗体46Aの上流側に位置する
ことになり、剥離渦の影響を受けることになるが、図5
に示す取付方向とすることにより、剥離渦の影響を低減
することができる。
0A,210Bを設けることにより、大幅な出力ノイズ
の低減を図ることができる。例えば、整流板を全く設け
ない状態と比較すると、第2の整流板210A,210
Bを設けることにより、出力ノイズを最大約7%低減す
ることができた。即ち、第2の整流板210A,210
Bを2枚の平行な整流板により構成することにより、図
3に示した1枚構成の整流板に比べて、出力ノイズを約
2%低減することができた。
サの出力ノイズを低減して、空気流量の測定を高精度に
行うことができるようになる。
形態による第2の整流板について説明する。図6は、本
発明の第3の実施形態による内燃機関の吸気系に用いる
第2の整流板の断面図であり、図1のB−B位置におけ
る断面図である。全体的な構造については、図1に示す
のものと同様である。
に、空気通路ボデイ20内を流れる空気の流れに沿う方
向に設置されている。そして、第2の整流板210は、
図3に示した第2の整流板200と同等な第2の整流板
220Aと、第2の整流板220Aに対して直交すると
ともに、図5に示した第2の整流板210A,210B
と同等な2枚の互いに平行な第2の整流板220B,2
20Cによって構成されている。第2の整流板220
A,220B,220cは、図1のB−B断面の投影面
上において、図6に示すように、センシング部42から
離れた位置に設けられている。
cは、空気通路ボデイ20に直交する平面(図1におけ
るB−B断面)に直交するように配置されている。この
ように、第2の整流板220A,220B,220cを
空気通路ボデイ20内を流れる空気の流れに沿う方向に
設置することにより、吸入空気通路30中の流れる空気
の内、通常の直線的な流れに対しては、第2の整流板2
20A,220B,220cの流路抵抗は最も小さくな
っている。しかしながら、二次流れや剥離渦等は、第2
の整流板220A,220B,220cに衝突すること
により整流され、空気の乱れを抑制することができる。
第2の整流板220A,220B,220cは、第1の
整流板100において抑制しきれなかった空気の乱れを
抑制するのに効果的である。ここで、第2の整流板22
0A,220B,220cは、空気通路ボデイ20と一
体的に成型されている。
A,220B,220cを設けることにより、空気の乱
れを抑制し、空気流量測定用センサ40の出力ノイズを
低減することができ、高精度な空気流量の測定が可能と
なる。
220cの設置位置は、空気流量測定用センサ40のセ
ンシング部42の中の感熱抵抗体46Aとの関係で決定
されている。即ち、第2の整流板220A,220B,
220cの下流端部には、剥離渦が発生する。従って、
第2の整流板220A,220B,220cの下流側の
剥離渦の影響のある位置に感熱抵抗体46Aを設置する
と、空気流量測定用センサ40の出力ノイズが増大する
ことになる。そこで、図6に示すように、空気通路ボデ
イ20の断面の投影面上において、第2の整流板220
A,220B,220cの設置位置と感熱抵抗体46A
の設置位置を異ならせるようにしている。このように構
成することにより、剥離渦の影響を低減することができ
る。
0A,220B,220cを設けることにより、大幅な
出力ノイズの低減を図ることができる。例えば、整流板
を全く設けない状態と比較すると、第2の整流板220
A,220B,220cを設けることにより、出力ノイ
ズを最大約9%低減することができた。即ち、第2の整
流板220A,220B,220cを2枚の平行な整流
板により構成することにより、図3に示した1枚構成の
整流板に比べて、出力ノイズを約4%低減することがで
き、また、図5に示した2枚構成の整流板に比べて、出
力ノイズを約2%低減することができた。
サの出力ノイズを低減して、空気流量の測定を高精度に
行うことができるようになる。
形態による第2の整流板について説明する。図7は、本
発明の第7の実施形態による内燃機関の吸気系に用いる
第2の整流板の断面図であり、図1のB−B位置におけ
る断面図である。
のと同様であるが、空気流量測定用センサ40’のセン
シング部42’の構造が多少変更されている。即ち、図
3,図5及び図6に示す例においては、感熱抵抗体は、
空気通路ボデイ20の軸中心から離れた位置に形成され
ていたのに対して、本実施形態においては、センシング
部42’の感熱抵抗体46A’は、空気通路ボデイ20
の軸中心に配置される構造となっている。
に、空気通路ボデイ20内を流れる空気の流れに沿う方
向に設置されている。そして、第2の整流板230は、
互いに平行であって、空気通路ボデイ20の軸中心から
離れた位置を通る2枚の第2の整流板230Aと230
Bによって構成されている。第2の整流板210A,2
10Bは、図1のB−B断面の投影面上において、セン
シング部42の感熱抵抗体46A’の両側に位置するよ
うに設けられている。
通路ボデイ20に直交する平面(図1におけるB−B断
面)に直交するとともに、互いに平行となるように配置
されている。このように、第2の整流板230A,23
0Bを空気通路ボデイ20内を流れる空気の流れに沿う
方向に設置することにより、吸入空気通路30中の流れ
る空気の内、通常の直線的な流れに対しては、第2の整
流板230A,230Bの流路抵抗は最も小さくなって
いる。しかしながら、二次流れや剥離渦等は、第2の整
流板230A,230Bに衝突することにより整流さ
れ、空気の乱れを抑制することができる。第2の整流板
230A,230Bは、第1の整流板100において抑
制しきれなかった空気の乱れを抑制するのに効果的であ
る。ここで、第2の整流板230A,230Bは、空気
通路ボデイ20と一体的に成型されている。
A,230Bを設けることにより、空気の乱れを抑制
し、空気流量測定用センサ40の出力ノイズを低減する
ことができ、高精度な空気流量の測定が可能となる。
設置位置は、空気流量測定用センサ40’のセンシング
部42’の中の感熱抵抗体46A’との関係で決定され
ている。即ち、第2の整流板230A,230Bの下流
端部には、剥離渦が発生する。従って、第2の整流板2
30A,230Bの下流側の剥離渦の影響のある位置に
感熱抵抗体46A’を設置すると、空気流量測定用セン
サ40’の出力ノイズが増大することになる。そこで、
図7に示すように、空気通路ボデイ20の断面の投影面
上において、第2の整流板230A,230Bの設置位
置(空気通路ボデイ20の断面の中心から離れた位置)
と感熱抵抗体46A’の設置位置(空気通路ボデイ20
の断面の中心位置)を異ならせるようにしている。即
ち、本実施形態は、図5に示した実施形態と比較するな
らば、第2の整流板の構造は、基本的に同じものとし、
感熱抵抗体46A’の位置が整流板の下流の剥離渦の影
響を受けない位置となるように、空気流量測定用センサ
40’の構造を多少変更したものとみることもできるも
のである。かかる構成とすることにより、剥離渦の影響
を低減することができる。
0A,230Bを設けることにより、大幅な出力ノイズ
の低減を図ることができる。例えば、整流板を全く設け
ない状態と比較すると、第2の整流板230A,230
Bを設けることにより、出力ノイズを最大約7%低減す
ることができた。即ち、第2の整流板230A,230
Bのノイズ低減効果は、図5に示した第2の整流板21
0A,210Bと同等なものである。
サの出力ノイズを低減して、空気流量の測定を高精度に
行うことができるようになる。
3),2枚構造(図5,7),3枚構造(図6)に限ら
ず、左右・上下の4方向に設置する4枚構造としても、
出力ノイズの低減効果がある。
近接して空気流量測定用センサを配置する場合の整流板
の構成について説明する。図8は、本発明の他の実施形
態による内燃機関の吸気系の断面図である。
クリーナーエレメント52が取り付けられている。エア
ークリーナー50には、ダクト54が一体的に成型され
ている。ダクト54の内部には、エアークリーナーエレ
メント52に近接した曲がり部56と、ダクト54の出
口側の拡がり部58を有している。
センサ40が取り付けられる空気通路ボデイ60は、ダ
クト54側の狭まり部62と、円筒部64から構成され
ている。空気流量測定用センサ40のセンシング部42
は、円筒部64に設けられた開口から、空気通路内に挿
入され、取り付けられる。
通路ボデイ60は、それぞれ、フランジ部59,66に
よって取付固定されている。ダクト54及び空気通路ボ
デイ60の形状は、エンジンレイアウト構成によって決
定されるものである。
入され、エアークリーナーエレメント52を通り、ダク
ト54,空気通路ボディ60を通って、図示しない内燃
機関に供給される。エアークリーナーエレメント52の
下流においては、エアクリーナ出口部とダクト54の接
続部56が曲がり管形状となっており、曲がり形状の下
流に吸入空気流量検出用の空気流量測定用センサ40が
設置される。
1の整流板120が設置される。第1の整流板120
は、図4に示したように、互いに直交する2枚の整流板
120A,120Bによって構成されている。第1の整
流板120は、ダクト54内を流れる空気の流れに沿う
方向に設置されている。そして、第1の整流板120
A,120Bは、ダクト54と一体的に成型されてい
る。
54内を流れる空気の流れに沿う方向に設置することに
より、吸入空気通路中の流れる空気の内、通常の直線的
な流れに対しては、第1の整流板120A,120Bの
流路抵抗は最も小さくなっている。しかしながら、二次
流れや剥離渦等は、第1の整流板120A,120Bに
衝突することにより、整流され、空気の乱れを抑制する
ことができる。第1の整流板120A,120Bは、特
に、曲がり管56の下流において発生した二次流れを抑
制するのに効果的である。
は、第2の整流板240が設置される。第2の整流板
は、空気通路ボデイ20内を流れる空気の流れに沿う方
向に設置されている。そして、第2の整流板240は、
図6に示したように、第2の整流板240Aと、第2の
整流板240Aに対して直交するとともに、2枚の互い
に平行な第2の整流板240B,240Cによって構成
されている。第2の整流板240A,240B,240
cは、図1のB−B断面の投影面上において、図6に示
したように、センシング部42から離れた位置に設けら
れている。
cを空気通路ボデイ20内を流れる空気の流れに沿う方
向に設置することにより、吸入空気通路中の流れる空気
の内、通常の直線的な流れに対しては、第2の整流板2
40A,240B,240cの流路抵抗は最も小さくな
っている。しかしながら、二次流れや剥離渦等は、第2
の整流板240A,240B,240cに衝突すること
により整流され、空気の乱れを抑制することができる。
第2の整流板240A,240B,240cは、第1の
整流板100において抑制しきれなかった空気の乱れを
抑制するのに効果的である。ここで、第2の整流板24
0A,240B,240cは、空気通路ボデイ20と一
体的に成型されている。
A,240B,240cを設けることにより、空気の乱
れを抑制し、空気流量測定用センサ40の出力ノイズを
低減することができ、高精度な空気流量の測定が可能と
なる。
240cの設置位置は、空気流量測定用センサ40のセ
ンシング部42の中の感熱抵抗体46Aとの関係で決定
されている。即ち、第2の整流板240A,240B,
240cの下流端部には、剥離渦が発生する。従って、
第2の整流板240A,240B,240cの下流側の
剥離渦の影響のある位置に感熱抵抗体46Aを設置する
と、空気流量測定用センサ40の出力ノイズが増大する
ことになる。そこで、図6に示すように、空気通路ボデ
イ20の断面の投影面上において、第2の整流板240
A,240B,240cの設置位置と感熱抵抗体46A
の設置位置を異ならせるようにしている。このように構
成することにより、剥離渦の影響を低減することができ
る。
0の長さL1及び第2の整流板240の長さL2を変え
て、種々の実験を行った。吸入空気通路を流れる空気流
量を、2g/sから200g/sまで変えて、それぞれ
の場合における空気流量測定用センサ40の出力ノイズ
を測定した。
を20mmとし、第2の整流板240の長さL2を30
mmとした時に、最大出力ノイズが最も低下することが
判明した。なお、第1の整流板120の長さL1及び第
2の整流板240の長さL2を、共に、10mmとする
と、出力ノイズが10%以上となり、実用的でないこと
が判明した。即ち、整流板120,240の長さL1,
L2を10mm以上とすることにより、出力ノイズを実
用的範囲まで低減することができる。
1及び第2の整流板240の長さL2を、共に、70m
mとすると、抜きテーパの影響により、圧力損失が大き
くなり、例えば、空気流量が140g/sの場合の圧力
損失は、3.5kPa以上となり、実用的でないことが
判明した。即ち、整流板120,240の長さL1,L
2を70mm未満とすることにより、圧力損失を実用的
範囲まで低減することができる。
設けることにより、空気の乱れを抑制し、空気流量測定
用センサ40の出力ノイズを低減することができ、高精
度な空気流量の測定が可能となる。例えば、整流板を全
く設けない状態と比較すると、長さL1が20mmの第
1の整流板110を設けることにより、出力ノイズを最
大約7%低減することができた。
より、空気流量測定用センサ40の出力ノイズを低減す
ることができ、高精度な空気流量の測定が可能となる。
例えば、整流板を全く設けない状態と比較すると、長さ
L2が30mmの第2の整流板240を設けることによ
り、出力ノイズを最大約9%低減することができた。
流板240B,240Cの長さL2を、第2の整流板2
40Aの長さよりも長くしている。即ち、第2の整流板
240B,240Cの下流端部240Xは、空気流量測
定用センサ40の副通路44の入口44Aよりも下流側
に位置するように構成している。この構成によって、第
2の整流板240B,240Cの下流端部240Xにお
いて発生する剥離渦が、副通路44内に侵入することな
く、空気流量測定用センサ40の出力ノイズを低減する
ことができる。第2の整流板240B,240Cの下流
端部240Xを、空気流量測定用センサ40の副通路4
4の入口44Aよりも2mm下流側に位置するように構
成することによって、出力ノイズを最大約2%低減する
ことができた。
量測定用センサにおいては、第2の整流板の下流端部
を、空気流量測定用センサの感熱抵抗体よりも下流側に
位置するように構成することによって、同様の効果を達
成することができる。
ば、第1及び第2の整流板を採用し、第2の整流板の下
流端の位置を規定することにより、整流板を全く使用し
ない場合に比べて、出力ノイズを最大約18%低減する
ことができ、高精度な空気流量の測定を行うことができ
た。
を採用することにより、吸気系内の曲がりダクト下流や
エアクリーナケースの曲がり部下流等に空気流量測定用
センサを設置することができ、吸気系内の取付可能範囲
を広げることができ、エンジンレイアウト設計等の工数
を大幅に低減することができる。
サの出力ノイズを低減して、空気流量の測定を高精度に
行うことができるようになる。
態によりエンジン制御システムについて説明する。図9
は、本発明の他の実施の形態による内燃機関の吸気系を
用いるエンジン制御システムの全体構成図である。
ぞれ、ピストン302,シリンダ304で構成される燃
焼室(気筒)306がある。燃焼室306には、吸気弁
308及び排気弁310が装着され、燃焼室306内に
導かれた混合気は、図示しない点火プラグによって点火
に至らしめられる。また、エンジン300の各気筒の吸
気弁308の近傍には、コントローラ320より指令が
出力され、燃料を計量し、噴射する燃料噴射弁330が
装着されている。燃料は、燃料噴射弁330によって、
最適なタイミングで各気筒内に間接的に供給される。
応じて、吸気管335内に配置されたスロットル弁34
0が回動し、スロットル弁340の開度は、スロットル
弁角度センサ345によって検出される。スロットル弁
角度センサ345の信号は、コントローラ320に入力
される。コントローラ320は、入力されたスロットル
開度に基づいて演算を行い、エンジン300の負荷を推
定する。
ローラ320の総合演算部17に入力される。総合演算
部17は、入力されたクランク角度センサ12の信号に
よって、エンジン300の回転数を計算する。
される空気流量は、吸気管335に装着された空気流量
測定用センサ40によって測定され、その空気流量信号
及び排気管350内の酸素濃度から空燃比を推定する酸
素濃度センサ355の信号が、コントローラ320に取
り込まれ、空燃比が演算処理される。
に基づいて、検出された空気流量に応じた燃料を内燃機
関に供給するように、燃料噴射弁330からの燃料噴射
量を最適に制御する。
355の信号に基づき、コントローラ320において、
燃料量が制御され、触媒の転換効率を維持する燃料量、
点火時期が制御されている。さらに、燃焼温度が高まる
ため、窒素酸化物(NOx)が多く排出されるので、空
気流量測定用センサ40の信号及び吸気管圧力センサ3
60等の信号に基づき、EGR弁の開口面積をコントロ
ーラ320により制御し、計量し、排気の一部を吸気管
335内に還流して、既燃ガス混合効果に基づいて、燃
焼温度が下げられ、NOx排出量は低減する。
する吸気管圧力センサ360が設置されている。圧力セ
ンサ360は、EGR率を推定する他、エンジン始動時
の吸気管内の空気充填率を推定して、適正なる燃料を各
気筒に供給するのに用いる。
ナー50と空気流量測定用センサ40の間の吸気管に
は、第1の整流板120及び第2の整流板240を設け
ることにより、エアークリーナー50から吸入される空
気の乱れを抑えて、空気流量測定用センサ40の出力ノ
イズを低減して、高精度な空気流量の測定を行うことが
できる。従って、コントローラ320は、空気流量測定
用センサ40によって高精度に測定された空気流量に基
づいて、高精度な内燃機関の制御を行うことができる。
した内燃機関の吸気系を採用することにより、より高精
度な内燃機関の制御を行うことを可能にしている。
1及び第2の整流板を備えた内燃機関の吸気系を採用す
ることにより、空気流量測定用センサの精度を向上させ
ることができるので、プラグインタイプの空気流量測定
用センサを使用できる。プラグインタイプの空気流量測
定用センサにおいては、従来のように、個々のエンジン
に合わせた形状や構造の空気流量測定用センサを用意す
る必要はなく、空気流量測定用センサを標準化できる。
その結果、空気流量測定用センサを低価格にて提供でき
るものとなる。更に、空気流量測定用センサを設置する
位置が広範囲となり、エンジンレイアウトの設計工数を
大幅に低減することができる。
の出力ノイズを低減し、高精度な空気流量の測定を行え
るようになる。
御精度を向上することができる。
断面図である。
態による内燃機関の吸気系の第1の整流板の設置状態を
示す断面図である。
態による内燃機関の吸気系の第2の整流板の設置状態を
示す断面図である。
系に用いる第1の整流板の断面図であり、図1のA−A
位置における断面図である。
系に用いる第2の整流板の断面図であり、図1のB−B
位置における断面図である。
系に用いる第2の整流板の断面図であり、図1のB−B
位置における断面図である。
系に用いる第2の整流板の断面図であり、図1のB−B
位置における断面図である。
の断面図である。
系を用いるエンジン制御システムの全体構成図である。
板 240X…第2の整流板の下流端部
Claims (13)
- 【請求項1】 内燃機関に吸入される空気が流れる吸入
空気通路内に、この吸入空気通路中を流れる空気流量を
検出する空気流量測定用センサを有する内燃機関の吸気
系において、 上記吸入空気通路は、少なくともエアークリーナー側に
連通するダクトと、 このダクトに接続されるとともに、内燃機関側に連通す
る空気通路ボデイによって構成され、 上記空気流量測定用センサは、上記空気通路ボデイに形
成された開口から空気流量を検出するセンシング部が上
記吸入空気通路内に挿入され、上記空気通路ボデイに取
り付けられる構造を有し、さらに、 上記ダクトの内部に設置された第1の整流板と、 上記空気通路ボデイの内部であって、上記空気流量測定
用センサの取付部よりも上流側に設置された第2の整流
板とを備えたことを特徴とする内燃機関の吸気系。 - 【請求項2】 請求項1記載の内燃機関の吸気系におい
て、 上記第1の整流板は、上記ダクトと一体的に成型され、
また、 上記第2の整流板は、上記空気通路ボデイと一体的に成
型されていることを特徴とする内燃機関の吸気系。 - 【請求項3】 請求項1記載の内燃機関の吸気系におい
て、 上記第1の整流板は、上記ダクト内に形成される吸入空
気通路を2分割する板によって構成されていることを特
徴とする内燃機関の吸気系。 - 【請求項4】 請求項1記載の内燃機関の吸気系におい
て、 上記第1の整流板は、上記ダクト内に形成される吸入空
気通路を4分割する互いに直交する板によって構成され
ていることを特徴とする内燃機関の吸気系。 - 【請求項5】 請求項1記載の内燃機関の吸気系におい
て、 上記第2の整流板は、上記空気通路ボデイ内に形成され
る吸入空気通路を2分割する板によって構成されている
ことを特徴とする内燃機関の吸気系。 - 【請求項6】 請求項1記載の内燃機関の吸気系におい
て、 上記第2の整流板は、上記空気通路ボデイ内に形成され
る吸入空気通路を3分割する互いに平行な板によって構
成されていることを特徴とする内燃機関の吸気系。 - 【請求項7】 請求項1記載の内燃機関の吸気系におい
て、 上記第2の整流板は、上記空気通路ボデイ内に形成され
る吸入空気通路を3分割する互いに平行な板及びこれら
の板に直交する板によって構成されていることを特徴と
する内燃機関の吸気系。 - 【請求項8】 請求項5乃至請求項7のいずれかに記載
の内燃機関の吸気系において、 上記空気流量測定用センサの上記センシング部の中の吸
入空気量を直接検出する検出部は、上記板の投影面から
離れた位置に設置されていることを特徴とする内燃機関
の吸気系。 - 【請求項9】 請求項1記載の内燃機関の吸気系におい
て、 上記第1の整流板及び第2の整流板の空気流れ方向の長
さを10mm以上としたことを特徴とする内燃機関の吸
気系。 - 【請求項10】 請求項1記載の内燃機関の吸気系にお
いて、 上記第1の整流板及び第2の整流板の空気流れ方向の長
さを70mm未満としたことを特徴とする内燃機関の吸
気系。 - 【請求項11】 請求項1記載の内燃機関の吸気系にお
いて、 上記第2の整流板の下流側端部を、上記空気流量測定用
センサの上記センシング部の中の吸入空気量を直接検出
する検出部よりも下流側,若しくは、上記センシング部
が内部に上記検出部を備える副通路の入口よりも下流側
まで延在させたことを特徴とする内燃機関の吸気系。 - 【請求項12】 請求項1記載の内燃機関の吸気系にお
いて、 上記第1の整流板及び第2の整流板と、上記センシング
部とを、同じ直線上に設置したことを特徴とする内燃機
関の吸気系。 - 【請求項13】 内燃機関に吸入される空気が流れる吸
入空気通路内に、この吸入空気通路中を流れる空気流量
を検出する空気流量測定用センサを有する内燃機関の吸
気系を備え、上記空気流量測定用センサによって検出し
た空気流量に基づいて燃料噴射量を制御する内燃機関の
制御システムにおいて、 上記吸入空気通路は、少なくともエアークリーナー側に
連通するダクトと、 このダクトに接続されるとともに、内燃機関側に連通す
る空気通路ボデイによって構成され、 上記空気流量測定用センサは、上記空気通路ボデイに形
成された開口から空気流量を検出するセンシング部が上
記吸入空気通路内に挿入され、上記空気通路ボデイに取
り付けられる構造を有し、さらに、 上記ダクトの内部に設置された第1の整流板と、 上記空気通路ボデイの内部であって、上記空気流量測定
用センサの取付部よりも上流側に設置された第2の整流
板とを備えたことを特徴とする内燃機関の吸気系を備え
る内燃機関の制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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