JPH10204839A - バリケード - Google Patents

バリケード

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JPH10204839A
JPH10204839A JP2192497A JP2192497A JPH10204839A JP H10204839 A JPH10204839 A JP H10204839A JP 2192497 A JP2192497 A JP 2192497A JP 2192497 A JP2192497 A JP 2192497A JP H10204839 A JPH10204839 A JP H10204839A
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JP
Japan
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plate
plates
retaining plate
barricade
shape retaining
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JP2192497A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Niimura
俊幸 新村
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Individual
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現場で簡単に組立てることができ、しかも軽
量なバリケードが得られるようにする。 【解決手段】 プラスチック製の段ボール材等を用い
て、上端板2および両面板3,4を製作し、両面板3,
4を山形に開くことができるようにする。各面板3,4
の中央部に門形の切込みを入れ、面板3,4と一体の連
結板5,6を形成する。両連結板5,6を内側に折曲
げ、二枚重ね状に組合わせて固定する。両面板3,4の
両側端部に、上部保形板20と下部保形板21とをそれ
ぞれ取付ける。上部保形板20の上部に、棒材18を挿
通させるための挿通孔19を設ける。両保形板20,2
1を、両面板3,4を二枚合わせ状に折りたたんだ際
に、両面板3,4間に二つ折り状に折りたたんで収納で
きるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交通を遮断あるい
は制限するために用いられるバリケードに係り、特に現
場で簡単に組立てることができる軽量なバリケードに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、道路や駐車場等においては、交
通を遮断したり制限することが必要な場合には、移動可
能なバリケードを路上に設置するのが通例である。
【0003】ところで、従来のバリケードは、金属製の
アングル材等を溶接して構成され、バリケード自体の自
重により、多少風が吹いてもバリケードが転倒しないよ
うな構造になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のバリケード
は、金属材料を用いて自重を重くしているため、設置時
あるいは撤去時の取扱いが容易でないとともに、保管も
容易でないという問題がある。また、バリケードの自重
をある程度重くしても、風が吹いた際のバリケードの転
倒を完全に防止することはできず、バリケードの転倒を
防止するためには、砂袋等の重錘をバリケードに乗せて
安定化を図らねばならないのが現実であり、バリケード
を重くした意味が全くない。
【0005】また、交通を遮断する等の場合、複数のバ
リケードを横一列に連続して設置することもあるが、複
数のバリケードを離間して設置するとともに、隣位する
バリケード間に鉄パイプ等の棒材を架け渡すこともあ
る。そしてこのよな場合、従来のバリケードは棒材を保
持する構造になっていないため、針金等を用いて棒材を
バリケードに固縛しなければならず、その作業が容易で
ないとともに、バリケードの設置安定性も悪いという問
題がある。
【0006】本発明はかかる現況に鑑みなされたもの
で、現場で簡単に組立てることができるとともに、砂袋
等の重錘の設置も容易で、しかも軽量なバリケードを提
供することを目的とする。
【0007】本発明の他の目的は、山形に開いた一対の
面板が二枚合わせ状に折りたたまれるのを完全に防止す
ることができるバリケードを提供するにある。
【0008】本発明の他の目的は、ガムテープ等の補助
具を用いことなく、両連結板を組合わせ状態で固定する
ことができるバリケードを提供するにある。
【0009】本発明の他の目的は、両連結板の組合わせ
が容易なバリケードを提供するにある。
【0010】本発明の他の目的は、山形に開いた一対の
面板が必要以上に開くのを防止することができるバリケ
ードを提供するにある。
【0011】本発明の他の目的は、面板の各側端縁を保
形板で補強して設置安定性を向上させることができるバ
リケードを提供するにある。
【0012】本発明の他の目的は、針金等を用いること
なく棒材を隣位するバリケード間に架け渡すことがで
き、しかも棒材の架け渡しによりバリケードの設置安定
性が損なわれることもないバリケードを提供するにあ
る。
【0013】本発明の他の目的は、バリケードの設置安
定性をより向上させることができるバリケードを提供す
るにある。
【0014】本発明の他の目的は、より少ない材料で保
形板を構成し、バリケードの軽量化を図ることができる
バリケードを提供するにある。
【0015】本発明の他の目的は、平板状に開かれた保
形板が二つ折り状に折りたたまれるのを完全に防止する
ことができ、しかもガムテープ等の補助具を要しないバ
リケードを提供するにある。
【0016】本発明の他の目的は、より簡単な構造で、
平板状に開かれた保形板が二つ折り状に折りたたまれる
のを防止することができるバリケードを提供するにあ
る。
【0017】本発明の他の目的は、山形に開いた一対の
面板が必要以上に開くのを防止することができ、しかも
風等に対する受圧面積の増大を抑えることができるバリ
ケードを提供するにある。
【0018】本発明の他の目的は、隣位するバリケード
間に棒材を簡単に架け渡すことができ、棒材の設置安定
性も良好なバリケードを提供するにある。
【0019】本発明の他の目的は、薄肉の素材を用いて
軽量化を図った場合でも、一定以上の強度を確保するこ
とができ、しかも棒材の棒材載置部からの脱落を防止す
ることができるバリケードを提供するにある。
【0020】本発明のさらに他の目的は、一時保管時等
に、各バリケードを入れ子状に段重ねすることができる
バリケードを提供するにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、上端部間が上端板を介し相互に連結されて山
形に開かれる一対の面板と;門形の切込み線とこの切込
み線の下端間を連結する折れ線とに囲まれて前記各面板
内に一体に設けられ、両面板を山形に開いた際に前記折
れ線から他の面板側に折曲げられて相互に組合わされる
一対の連結板と;でバリケードを構成するようにしたこ
とを特徴とする。そしてこれにより、現場で簡単に組立
てることが可能となるとともに、防水性を有する紙やプ
ラスチックを用いてバリケードを構成できるので、軽量
化を図ることが可能となり、また一対の連結板で重錘の
設置台が構成されるので、砂袋等の重錘の設置が容易で
ある。
【0022】本発明はまた、両連結板を二枚重ね状に組
合わせ、かつ上側の連結板の折れ線位置には、任意数の
係止孔を設けるとともに、下側の連結板の先端部には、
前記係止孔に嵌入係止される係止片を設けるようにした
ことを特徴とする。そしてこれにより、両連結板を二枚
重ね状に組合わせた際に、下側の連結板がストッパとし
て機能し、山形に開いた一対の面板が二枚合わせ状に折
りたたまれるのを完全に防止することが可能となる。ま
た、両連結板上にかなり重い重錘を載置しても、両連結
板の組合わせ状態が壊れるおそれがない。
【0023】本発明はまた、上側の連結板の先端部にロ
ック片を設け、かつ下側の連結板に、前記ロック片の嵌
入係止により両連結板の二枚重ね状態を維持するロック
孔を設けるようにしたことを特徴とする。そしてこれに
より、ガムテープ等の補助具を用いることなく、両連結
板を組合わせ状態で固定することが可能となる。
【0024】本発明はまた、両連結板の先端部に、凹部
と凸部とを相互に噛合させることにより両連結板が一枚
の板状に組合わされる係合部をそれぞれ設けるようにし
たことを特徴とする。そしてこれにより、両連結板を容
易に組合わせることが可能となる。
【0025】本発明はまた、一対の面板の両端部間に、
両面板を二枚合わせ状に折りたたんだ際には両面板間に
二つ折り状に折りたたまれ、かつ両面板を山形に開いた
際には平板状となる保形板をそれぞれ設けるようにした
ことを特徴とする。そしてこれにより、山形に開いた一
対の面板が必要以上に開くのを防止することが可能とな
る。
【0026】本発明はまた、保形板により一対の面板の
両側端縁を上下方向に連結するようにしたことを特徴と
する。そしてこれにより、各面板の両側端縁が保形板で
補強され、バリケードの設置安定性を向上させることが
可能となる。
【0027】本発明はまた、保形板の上端位置に、上端
板,両面板および保形板の上端縁で囲まれ隣位するバリ
ケード間に架け渡される棒材が挿通される挿通孔を設け
るようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、棒
材の端部を挿通孔に挿通させるだけで棒材を架け渡すこ
とが可能となり、針金等を用いる必要がない。しかも、
棒材は一対の面板間に挿通配置されることになるので、
棒材の架け渡しによってバリケードの設置安定性が損な
われるといった不具合もない。
【0028】本発明はまた、保形板の上端縁を下方に湾
曲させるようにしたことを特徴とする。そしてこれによ
り、一対の面板間に挿通配置された棒材が、自動的に両
面板間の中央位置に配置されることになり、バリケード
の設置安定性をより向上させることが可能となる。
【0029】本発明はまた、保形板を、棒材の挿通孔を
形成する上部保形板と、上部保形板の下方に位置し両面
板下部の開きを規制する下部保形板とで構成するように
したことを特徴とする。そしてこれにより、より少ない
材料で保形板を構成し、バリケードの軽量化を図ること
が可能となる。
【0030】本発明はまた、下部保形板に、その上端部
に折れ線を介して連結され下部保形板の外側に二枚合わ
せ状に折返される折返し片と、この折返し片の上端部に
設けられた係合舌片と、折返し片と下部保形板の外側に
折返した際に前記係合片が嵌入係止される係合孔部とを
設けるようにしたことを特徴とする。そして、折返し片
を下部保形板の外側に折返し、係合舌片を係合孔部に嵌
入係止することにより、下部保形板が平板状態で固定さ
れ、二つ折り状に折りたたまれるのを完全に防止するこ
とが可能となり、しかもその際にガムテープ等の補助具
を要しない。
【0031】本発明はまた、下部保形板に、その上端部
に折れ線を介して連結され下部保形板の内側に直角状に
折曲げられる折曲げ片を設け、この折曲げ片の先端部
を、両連結板の下面側に配して折曲げ状態が維持される
ようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、より
簡単な構造で、下部保形板が二つ折り状に折りたたまれ
るのを防止することが可能となる。
【0032】本発明はまた、保形板により一対の面板の
下端部近傍位置間を連結し、両面板を二枚合わせ状に折
りたたんだ際に山形の二つ折り状に折りたたまれるよう
にしたことを特徴とする。そしてこれにより、山形に開
いた一対の面板が必要以上に開くのを防止することが可
能となり、しかも保形板を設けることに伴なって風等に
対する受圧面積が増大するのを極力抑えることが可能と
なる。
【0033】本発明はまた、上端板を、中央部の折れ線
を介しV溝状に折曲げ、隣位するバリケード間に架け渡
された棒材を載置する棒材載置部が構成されるようにし
たことを特徴とする。そしてこれにより、隣位するバリ
ケード間に棒材を簡単に架け渡すことが可能となり、棒
材の設置安定性も良好である。
【0034】本発明はまた、上端板および両面板の両端
部外面に、帯板状の補強材をそれぞれ配設し、棒材を、
上端板と各補強材との間に挿通させるようにしたことを
特徴とする。そしてこれにより、薄肉の素材を用いても
必要な強度が得られ、また棒材の棒材載置部からの脱落
を完全に防止することが可能となる。
【0035】本発明はさらに、一対の面板の両側端縁
を、上端から下端に向かって末拡がり状に傾斜させるよ
うにしたことを特徴とする。そしてこれにより、一時保
管等の際に、各バリケードを入れ子状に段重ねして小ス
ペース化を図ることが可能となる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るバリ
ケードを示すもので、このバリケード1は、上端部間が
上端板2を介し相互に連結されて山形に開かれる一対の
面板3,4と、これら各面板3,4から切起こされる一
対の連結板5,6,と、一対の面板3,4の両端部間に
それぞれ設けられた保形板7とを備えており、このバリ
ケード1は、その構成各部材が防水性を有する紙製ある
いはプラスチック製の段ボール素材で形成され、薄肉の
素材を用いて充分な強度が得られ、しかも軽量化を図る
ことができるようになっている。
【0037】前記上端板2は、図1および図2に示すよ
うに、各面板3,4の板厚の4倍程度の幅寸法を有する
帯板状に形成されており、その幅方向両端部には、折れ
線8,9を介し面板3,4の上端側がそれぞれ連結され
ている。そして、各面板3,4の下端両側部には、中央
部をカットすることにより脚部3a,4aがそれぞれ形
成されている。
【0038】これら各面板3,4の中央部には、図2に
示すように、門形の切込み線10,11とこの切込み線
10,11の下端間を連結する折れ線12,13とで囲
まれる連結板5,6がそれぞれ一体に設けられており、
これら各連結板5,6は、図1,図3および図4に示す
ように、両面板3,4を山形に開いた際に各折れ線1
2,13から他の面板3,4側に折曲げられ、二枚重ね
状に組合わされるようになっている。そして、組合わさ
れた両連結板5,6上には、砂袋等の重錘(図示せず)
が載置され、強風下でもバリケード1が転倒することが
ないよう考慮されている。
【0039】前記連結板5側の折れ線12位置には、図
1および図2に示すように、例えば3個の係止孔14が
設けられており、一方連結板6の先端部には、前記各係
止孔14に嵌入係止される係止片15が設けられてい
る。そして、これら各係止片15の係止孔14への嵌入
係止により、連結板6が両連結板5,6を二枚重ね状に
組合わせた際のストッパとして機能し、山形に開いた一
対の面板3,4が二枚合わせ状に折りたたまれるのを完
全に防止することができるようになっているとともに、
両連結板5,6上に載置される重錘の重量を充分に支持
することができるようになっており、かつ、バリケード
1に加わる捩り力に対しても、充分な耐力が得られるよ
うになっている。
【0040】また、前記連結板5の先端部には、図1お
よび図2に示すようにロック片16が設けられており、
一方連結板6の折れ線13に近い位置には、両連結板
5,6を二枚重ね状に組合わせた際に前記ロック片16
が嵌入係止されるロック孔17が設けられている。そし
て、ロック片16のロック孔17への嵌入係止により、
組合わされた両連結板5,6が二枚重ね状態で固定さ
れ、ガムテープ等の補助具を用いることなく、両連結板
5,6を現場で容易に組合わせ固定できるようになって
いる。
【0041】一方、前記保形板7は、図1,図3ないし
図5に示すように、後述する棒材18の挿通孔19を形
成する上部保形板20と、この上部保形板20の下方に
位置し両面板3,4下部の開きを規制する下部保形板2
1とを備え、この保形板7は、一対の面板3,4の両側
端縁を上下方向に連結するようになっている。
【0042】前記上部保形板20は、図5に示すよう
に、概略台形板状に形成されており、その中央位置に
は、両面板3,4を二枚合わせ状に折りたたんだ際に上
部保形板20を両面板3,4間に二つ折り状に折りたた
むための折れ線22が設けられており、また上部保形板
20の両側縁部には、各面板3,4に貼着固定される糊
代23が折れ線24を介しそれぞれ連結されている。そ
して、この上部保形板20を、一対の面板3,4の両側
端縁上部に貼着固定することにより、図1に示すよう
に、上端板2と両面板3,4と上部保形板20の上端縁
とで囲まれる挿通孔19が形成されるようになってい
る。そして、この挿通孔19には、隣位するバリケード
1の間に架け渡される鉄パイプ等の棒材18が挿通され
るようになっている。
【0043】前記上部保形板20の上端縁は、図1およ
び図5に示すように、下方に円弧状に湾曲しており、こ
れにより挿通孔19に挿通された棒材18を自動的に両
面板3,4間の中央位置に案内し、バリケード1の設置
安定性を向上させることができるようになっている。
【0044】一方、前記下部保形板21は、図5に示す
ように概略台形板状に形成されており、その下端両側端
部には、中央部をカットすることにより、脚部21aが
それぞれ形成され、また下部保形板21の中央位置に
は、両面板3,4を二枚合わせ状に折りたたんだ際に下
部保形板21を両面板3,4間に二つ折り状に折りたた
むための折れ線25が、後述する折返し片28および係
合舌片30まで通しで設けられている。また、下部保形
板21の両側縁部には、各面板3,4に貼着固定される
糊代26が折れ線27を介しそれぞれ連結されている。
【0045】また、前記下部保形板21の上端縁には、
図5に示すように、所定の上下幅を有する折返し片28
が折れ線29を介し連結されており、この折返し片28
の上端部には、下部保形板21に設けた係合孔部31に
嵌入係止される係合舌片30が設けられている。そし
て、前記折返し片28は、図1および図4に示すよう
に、下部保形板21を平板状に開いた後に下部保形板2
1の外側に二枚合わせ状に折返され、前記係合舌片30
は、この状態で前記係合孔部31に嵌入係止されるよう
になっている。この嵌入係止により、折返し片28が下
部保形板21に対して二枚合わせ状態で固定され、下部
保形板21が二つ折り状に折りたたまれるのを防止でき
るようになっている。すなわち、二枚合わせ状態におい
ては、下部保形板21の折れ線25の折れ曲がり方向
と、折返し片28の折れ線25の折れ曲がり方向とが逆
となる。このため、両者を二枚合わせ状態で固定するこ
とにより、下部保形板21を平板状に維持することがで
きるようになっている。
【0046】なお、図2において符号32は、各面板
3,4の下端寄りの部位にそれぞれ設けられた手掛け孔
であり、これら両手掛け孔32は、両面板3,4を二枚
合わせ状に折りたたんだ状態において合致し、作業員が
手を掛けて容易に運搬できるようになっている。
【0047】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。バリケード1の使用前においては、両面板3,4が
二枚合わせ状に折りたたまれ、また両側端の保形板7
は、上下各部の保形板20,21が両面板3,4間に二
つ折り状に折りたたまれた状態となっている。
【0048】この状態のバリケード1を使用する場合に
は、二枚合わせ状に折りたたまれている両面板3,4を
山形に開く。すると、両面板3,4両側端の各保形板2
0,21が、二つ折り状態から平板状に開かれる。そこ
で、図1および図4に示すように、下部保形板21の外
側に折返し片28を二枚合わせ状に折返すとともに、係
合舌片30を係合孔部31に嵌入係止する。これによ
り、両保形板20,21が平板状に開いたままの状態で
固定される。
【0049】次いで、面板4側の連結板6を両板3側に
折曲げ、その先端の係止片15を係止孔14に嵌入係止
するとともに、面板3側の連結板5を面板4側に折曲
げ、その先端のロック片16をロック孔17に嵌入係止
する。これにより、図1に示すように、両連結板5,6
が二枚重ね状に組合わされて固定され、バリケード1の
組立てが完了する。
【0050】完成したバリケード1は、複数のバリケー
ド1を横一列に連続して設置するか、複数のバリケード
1を離間して設置するとともに、隣位するバリケード1
間に棒材18を架け渡し、交通を遮断する場合等に使用
する。そしてその際、組合わされた両連結板5,6上に
は、必要に応じ砂袋等の重錘を載置する。
【0051】しかして、バリケード1は板材を折曲げて
構成されているので、現場で簡単に組立てることができ
るとともに、両連結板5,6の上方に大きな空間が確保
されるので、砂袋等の重錘の設置も容易である。また、
重錘の設置が容易であるので、バリケード1自体は軽量
化でき、保管時,運搬時,あるいは組立て時等の取扱い
が容易である。
【0052】また、板材が用いられているので、各面板
3,4には広い平面が確保され、別部材を用いることな
く、迂回路を示す矢印等を各面板3,4上に直接配する
ことができる。
【0053】なお、前記第1の実施の形態においては、
両面板3,4の両側端縁が垂直である場合について説明
したが、図6(a)に示すように、上端から下端に向か
って末拡がり状に傾斜させるようにしてもよい。そし
て、このようにすることにより、図6(b)に示すよう
に、両連結板5,6を組合わせる前であれば、両面板
3,4を山形に開いた状態のバリケード1を、入れ子状
に段重ねすることができ、一時保管等の際に小さなスペ
ースに保管することができる。
【0054】図7ないし図11は、本発明の第2の実施
の形態を示すもので、前記第1の実施の形態における連
結板5,6に代え、連結板45,46を用いるととも
に、前記第1の実施の形態における保形板7に代え、保
形板47を用いるようにしたものである。
【0055】すなわち、前記各連結板45,46は、図
10に示すように、前記第1の実施の形態における各連
結板5,6と同様、切込み線10,11および折れ線1
2,13を介し各面板3,4の中央部に一体に設けられ
ており、各連結板45,46の先端部には、任意数の凸
部48a,49aと凹部48b,49bとを交互に配し
て構成される係合部48,49がそれぞれ設けられてい
る。そして、これらの両連結板45,46は、図7ない
し図9に示すように、自己の係合部48,49の凸部4
8a,49aを相手方の係合部49,48の凹部49
b,48bに噛合させることにより、一枚の板状に組合
わされるようになっている。
【0056】一方、前記保形板47は、図11に示すよ
うに、前記第1の実施の形態と全く同一構成の上部保形
板20と、この上部保形板20の下方に位置し両面板
3,4下部の開きを規制する下部保形板51とを備え、
この保形板47は、一対の面板3,4の両側端縁を上下
方向に連結するようになっている。
【0057】前記下部保形板51は、図11に示すよう
に、概略台形板状に形成されており、その下端両側端部
には、中央部をカットすることにより脚部51aがそれ
ぞれ形成され、また下部保形板51の中央位置には、両
面板3,4を二枚合わせに折たたんだ際に下部保形板5
1を両面板3,4間に二つ折り状に折りたたむための折
れ線52が、後述する折曲げ片55まで通しで設けられ
ている。また、下部保形板51の両側縁部には、各面板
3,4に貼着固定される糊代53が折れ線54を介しそ
れぞれ連結されている。
【0058】また、前記下部保形板51の上端縁には、
図11に示すように、概略台形板状をなす折曲げ片55
が折れ線56を介し連結されており、この折曲げ片55
は、図7ないし図9に示すように、両面板3,4を山形
に開いた際に下部保形板51の内側に直角状に折曲げら
れるとともに、その先端部は、一枚板状に組合わされた
両連結板45,46の下面側に配されて折曲げ状態が維
持されるようになっている。そしてこれにより、下部保
形板51が平板状に開いた状態で固定され、下部保形板
51が二つ折りに折りたたまれるのを完全に防止できる
ようになっている。なお、その他の点については、前記
第1の実施の形態と同一構成となっており、作用も同一
である。
【0059】しかして、両連結板45,46は、その先
端の係合部48,49を相互に噛合させることにより一
枚板状に組合わされるので、組合わせが容易であるとと
もに、各係合部48,49の凸部48a,49aは、相
手方の連結板46,45の上面側に配されるので、両連
結板45,46上に重い重錘を載置しても、この重量を
充分に支持することができる。また、下部保形板51
は、折曲げ片55を内側に直角状に折曲げるだけで、平
板状に開いた状態で固定されるので、組立て作業が容易
である。なお、折曲げ片55の先端部は、特に連結板4
5,46に固定されているわけではないが、折曲げ片5
5には、素材が有する弾性力により上方に揺動する力が
常に作用しているので、両連結板45,46の組合わせ
を解除しない限り、直角状に折曲げられた状態が維持さ
れる。
【0060】図12ないし図15は、本発明の第3の実
施の形態を示すもので、前記第2の実施の形態における
上端板2に代えて上端板62を用いるとともに、前記第
2の実施の形態における保形板47に代えて保形板67
を用いるようにしたものである。
【0061】すなわち、前記上端板62は、図12ない
し図14に示すように、中央部の折れ線68を介しV溝
状に折曲げられており、その上面は、隣位するバリケー
ド1間に架け渡される棒材18を載置するための棒材載
置部69を構成している。
【0062】また、前記保形板67は、図12,図13
および図15に示すように、中央部に折れ線70を有す
る帯板状に形成されており、その長手方向両端部には、
折れ線71を介して糊代72がそれぞれ設けられてい
る。そしてこの保形板67は、一対の面板3,4の下端
部近傍位置間を連結し、両面板3,4を二枚合わせ状に
折りたたんだ際に、前記折れ線70から上方に折れて山
形の二つ折り状に折りたたまれるようになっている。な
お、その他の点については、前記第2の実施の形態と同
一構成となっており、作用も同一である。
【0063】しかして、V溝状の上端板62を用いるの
で、隣位するバリケード1間に棒材18を簡単に架け渡
すことができ、しかも棒材18の設置安定性も良好で、
針金等の補助具を用いる必要がない。また、保形板67
の設置により、山形に開いた一対の面板3,4が必要以
上に開くのを防止することができ、しかも図12に示す
ように、両面板3,4の両側端部をほとんど閉止するこ
とがないので、保形板67を設けることに伴なって風等
に対する受圧面積が増大するのを極力抑えることができ
る。
【0064】図16ないし図19は、本発明の第4の実
施の形態を示すもので、前記第1の実施の形態における
上端板2に代え、前記第3の実施の形態における上端板
62を用いるとともに、前記第1の実施の形態における
保形板7に代え、一対の補強材81,82を用いるよう
にしたものである。
【0065】すなわち、各面板3,4の脚部3a,4a
側の端部中央位置には、図18に示すように、両側端の
切込み線83および折れ線84で囲まれる折返し補強片
85がそれぞれ設けられており、これら各折返し補強片
85には、図16および図17に示すように、折返し補
強片85を連結板5,6側に折返して貼着固定した際に
手掛け孔32に合致する手掛け孔86がそれぞれ設けら
れている。
【0066】また、前記一対の補強材81,82は、図
19に示すように、上端板部81a,82aと、その両
側に折れ線87,88を介しそれそぞれ連結される補強
板部81b,82bとから帯板状に形成されており、各
補強板部81b,82bの内端縁には、切欠き89がそ
れぞれ設けられている。そして、これら各補強材81,
82は、図16および図17に示すように、上端板62
および両面板3,4の両端部外面にそれぞれ貼着固定さ
れるようになっており、その際各切欠き89には、前記
折返し補強片85の端部が係合し、位置合わせ用として
利用されるようになっている。
【0067】また、上端板62上に形成される棒材載置
部69上に載置された棒材18は、図16および図17
に示すように、バリケード1の両端位置において、上端
板62と各補強材81,82とで形成される孔部に挿通
され、棒材載置部69からの脱落が完全に防止されるよ
うになっている。なお、その他の点については、前記第
1の実施の形態と同一構成となっており、作用も同一で
ある。
【0068】しかして、バリケード1の両側端部が一対
の補強材81,82で補強されるので、板厚の薄い素材
を用いてバリケード1を製作しても、充分な強度が得ら
れるとともに、これら両補強材81,82により、棒材
18の棒材載置部69からの脱落も完全に防止すること
ができる。
【0069】なお、本発明は前記各実施の形態に限定さ
れるわけではなく、例えば各実施の形態の構成を適宜組
合わせて用いるようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、一対の面
板と一対の連結板とでバリケードを構成するようにして
いるので、現場で簡単に組立てることができるととも
に、防水性を有する紙やプラスチックを用いてバリケー
ドを構成できるので、軽量化を図ることができる。ま
た、一対の連結板により重錘の設置台が構成されるの
で、砂袋等の重錘の設置が容易で、強風下でも問題なく
使用することができる。
【0071】本発明はまた、両連結板を二枚重ね状に組
合わせ、かつ上側の連結板の折れ線位置には、任意数の
係止孔を設けるとともに、下側の連結板の先端部には、
前記係止孔に嵌入係止される係止片を設けるようにして
いるので、両連結板を二枚重ね状に組合わせた際に、下
側の連結板がストッパとして機能し、山形に開いた一対
の面板が二枚合わせ状に折りたたまれるのを完全に防止
することができる。また、両連結板上にかなり重い重錘
を載置しても、両連結板の組合わせ状態が壊れるおそれ
がない。
【0072】本発明はまた、上側の連結板の先端部にロ
ック片を設け、かつ下側の連結板に、前記ロック片の嵌
入係止により両連結板の二枚重ね状態を維持するロック
孔を設けるようにしているので、ガムテープ等の補助具
を用いることなく、両連結板を組合わせ状態で容易に固
定することができる。
【0073】本発明はまた、両連結板の先端部に、凹部
と凸部とを相互に噛合させることにより両連結板が一枚
の板状に組合わされる係合部を設けるようにしているの
で、両連結板を容易に組合わせることができ、しかも上
側に載置される重錘に対しては、充分な耐力が得られ
る。
【0074】本発明はまた、一対の面板の両端部間に、
両面板を二枚合わせ状に折りたたんだ際には、両面板間
に二つ折り状に折りたたまれ、かつ両面板を山形に開い
た際には平板状となる保形板をそれぞれ設けるようにし
ているので、山形に開いた一対の面板が必要以上に開く
のを防止することができる。
【0075】本発明はまた、保形板により一対の面板の
両側端縁を上下方向に連結するようにしているので、各
面板の両側端縁が保形板で補強され、バリケードの設置
安定性を向上させることができる。
【0076】本発明はまた、保形板の上端位置に、上端
板,両面板および保形板の上端縁で囲まれ隣位するバリ
ケード間に架け渡される棒材が挿通される挿通孔を設け
るようにしているので、棒材の端部を挿通孔に挿通させ
るだけで棒材を架け渡すことができ、針金等を用いる必
要がない。しかも、棒材は一対の面板間に挿通配置され
ることになるので、棒材の架け渡しによってバリケード
の設置安定性が損なわれるといった不具合がない。
【0077】本発明はまた、保形板の上端縁を下方に湾
曲させるようにしているので、一対の面板間に挿通配置
された棒材が、自動的に両面板間の中央位置に配置され
ることになり、バリケードの設置安定性をより向上させ
ることができる。
【0078】本発明はまた、保形板を、棒材の挿通孔を
形成する上部保形板と、上部保形板の下方に位置し両面
板下部の開きを規制する下部保形板とで構成するように
しているので、より少ない材料で保形板を構成し、バリ
ケードの軽量化を図ることができるとともに、上下部の
両保形板の間に空気の通り抜け口を確保することができ
る。
【0079】本発明はまた、下部保形板に、その上端部
に折れ線を介し連結され下部保形板の外側に二枚合わせ
状に折返される折返し片と、この折返し片の上端部に設
けられた係合舌片と、折返し片を下部保持板の外側に折
返した際に前記係合舌片が嵌入係止される係合孔部とを
設けるようにしているので、折返し片を下部保持板の外
側に折返し、係合舌片を係合孔部に嵌入係止することに
より、下部保持板が平板状態で固定され、二つ折り状に
折りたたまれるのを完全に防止することができ、しかも
その際にガムテープ等の補助具を要しない。
【0080】本発明はまた、下部保形板に、その上端部
に折れ線を介して連結され下部保形板の内側に直角状に
折曲げられる折曲げ片を設け、この折曲げ片の先端部
を、両連結板の下面側に配して折曲げ状態が維持される
ようにしているので、より簡単な構造で、下部保形板が
二つ折り状に折りたたまれるのを防止することができ
る。
【0081】本発明はまた、保形板により一対の面板の
下端部近傍位置間を連結し、両面板を二枚合わせ状に折
りたたんだ際に山形の二つ折り状に折りたたまれるよう
にしているので、山形に開いた一対の面板が必要以上に
開くのを防止することができ、しかも保形板を設けるこ
とに伴なって風等に対する受圧面積が増大するのを、極
力抑えることができる。
【0082】本発明はまた、上端板を、中央部の折れ線
を介しV溝状に折曲げ、隣位するバリケード間に架け渡
された棒材を載置する棒材載置部が構成されるようにし
ているので、隣位するバリケード間に棒材を簡単に架け
渡すことができ、棒材の設置安定性も良好である。
【0083】本発明はまた、上端板および両面板の両端
部外面に、帯板状の補強材をそれぞれ配設し、棒材を、
上端板と各補強材との間に挿通させるようにしているの
で、薄肉の素材を用いてバリケードを製作しても必要な
強度が得られ、また棒材の棒材載置部からの脱落を完全
に防止することができる。
【0084】本発明はさらに、一対の面板の両側端縁
を、上端から下端に向かって末拡がり状に傾斜させるよ
うにしているので、一時保管等の際に、各バリケードを
入れ子状段重ねして小スペース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るバリケードを
示す斜視図である。
【図2】図1の上端板および両面板の展開図である。
【図3】図1のバリケードの中央縦断面図である。
【図4】図3の IV −IV線断面図である。
【図5】図1の保形板の展開図である。
【図6】(a),(b)は両側端縁を傾斜させた効果を
示す説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す図3相当図で
ある。
【図8】図7のVIII− VIII 線断面図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】図7の上端板および両面板の展開図である。
【図11】図7の保形板の展開図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態を示す図3相当図
である。
【図13】図12のXIII−XIII線断面図である。
【図14】図12の上端板および両面板の展開図であ
る。
【図15】図12の保形板の展開図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態を示す図3相当図
である。
【図17】図16の側面図である。
【図18】図16の上端板および両面板の展開図であ
る。
【図19】図16の一対の補強材の展開図である。
【符号の説明】
1 バリケード 2,62 上端板 3,4 面板 3a,4a,21a,51a 脚部 5,6,45,46 連結板 7,47,67 保形板 8,9,12,13,22,24,25,27,29,
52,54,56,68,70,71,84,87,8
8 折れ線 10,11,83 切込み線 14 係止孔 15 係止片 16 ロック片 17 ロック孔 18 棒材 19 挿通孔 20 上部保形板 21,51 下部保形板 28 折返し片 30 係合舌片 31 係合孔部 48,49 係合部 48a,49a 凸部 48b,49b 凹部 55 折曲げ片 69 棒材載置部 81,82 補強材 81a,82a 上端板部 81b,82b 補強板部 85 折返し補強片 89 切欠き

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部間が上端板を介し相互に連結され
    て山形に開かれる一対の面板と;門形の切込み線とこの
    切込み線の下端間を連結する折れ線とに囲まれて前記各
    面板内に一体に設けられ、両面板を山形に開いた際に前
    記折れ線から他の面板側に折曲げられて相互に組合わさ
    れる一対の連結板と;を具備することを特徴とするバリ
    ケード。
  2. 【請求項2】 両連結板は二枚重ね状に組合わされ、か
    つ上側の連結板の折れ線位置には、任意数の係止孔が設
    けられているとともに、下側の連結板の先端部には、前
    記係止孔に嵌入係止される係止片が設けられていること
    を特徴とする請求項1記載のバリケード。
  3. 【請求項3】 上側の連結板の先端部にはロック片が設
    けられ、かつ下側の連結板には、前記ロック片の嵌入係
    止により両連結板の二枚重ね状態を維持するロック孔が
    設けられていることを特徴とする請求項2記載のバリケ
    ード。
  4. 【請求項4】 両連結板の先端部には、凹部と凸部とを
    相互に噛合させることにより両連結板が一枚の板状に組
    合わされる係合部がそれぞれ設けられていることを特徴
    とする請求項1記載のバリケード。
  5. 【請求項5】 一対の面板の両端部間には、両面板を二
    枚合わせ状に折りたたんだ際に両面板間に二つ折り状に
    折りたたまれ、かつ両面板を山形に開いた際に平板状と
    なる保形板がそれぞれ設けられていることを特徴とする
    請求項1,2,3または4記載のバリケード。
  6. 【請求項6】 保形板は、一対の面板の両側縁を上下方
    向に連結していることを特徴とする請求項5記載のバリ
    ケード。
  7. 【請求項7】 保形板の上端位置には、上端板,両面板
    および保形板の上端縁で囲まれ隣位するバリケードの間
    に架け渡される棒材が挿通される挿通孔が設けられてい
    ることを特徴とする請求項6記載のバリケード。
  8. 【請求項8】 保形板は、その上端縁が下方に湾曲して
    いることを特徴とする請求項7記載のバリケード。
  9. 【請求項9】 保形板は、棒材の挿通孔を形成する上部
    保形板と、上部保形板の下方に位置し両面板下部の開き
    を規制する下部保形板とを備えていることを特徴とする
    請求項6,7または8記載のバリケード。
  10. 【請求項10】 下部保形板は、その上端部に折れ線を
    介して連結され下部保形板の外側に二枚合わせ状に折返
    される折返し片と、この折返し片の上端部に設けられた
    係合舌片と、折返し片を下部保形板の外側に折返した際
    に前記係合舌片が嵌入係止される係合孔部とを有してい
    ることを特徴とする請求項9記載のバリケード。
  11. 【請求項11】 下部保形板は、その上端部に折れ線を
    介して連結され下部保形板の内側に直角状に折曲げられ
    る折曲げ片を有し、折曲げ片は、その先端部が両連結板
    の下面側に配されて折曲げ状態が維持されることを特徴
    とする請求項9記載のバリケード。
  12. 【請求項12】 保形板は、一対の面板の下端近傍位置
    間を連結し、両面板を二枚合わせ状に折りたたんだ際に
    山形の二つ折り状に折りたたまれることを特徴とする請
    求項5記載のバリケード。
  13. 【請求項13】 上端板は、中央部の折れ線を介しV溝
    状に折曲げられ、隣位するバリケード間に架け渡した棒
    材が載置される棒材載置部を構成していることを特徴と
    する請求項1,2,3,4,5,6または12記載のバ
    リケード。
  14. 【請求項14】 上端板および両面板の両端部外面に
    は、帯板状の補強材がそれぞれ配設され、棒材は、上端
    板と各補強材との間に挿通されることを特徴とする請求
    項13記載のバリケード。
  15. 【請求項15】 一対の面板の両側端縁は、上端から下
    端に向かって末拡がり状に傾斜していることを特徴とす
    る請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10ま
    たは11記載のバリケード。
JP2192497A 1997-01-22 1997-01-22 バリケード Pending JPH10204839A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011052410A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Ssc:Kk 標示具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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