JPH10204714A - キャップ付まち針 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】針先が、人体、物に刺さる危険を除去するキャ
ップ付まち針を提供する。 【解決手段】キャップ３の開口部に溝４を設け、針２を
設けたつまみ部１と円筒状のキャップ３に弓形のアーム
６を設けたキャップ付まち針。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、裁縫に使用でき
るまち針に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の裁縫時に使用するまち針は、２枚
の布の印どうしを合わせたり、長い距離を縫いやすくす
るために、とめたりする針として使用されている。針の
つまみにプラスチック製の花や玉などがついているもの
があった。まち針の針先は常時むき出しであった。した
がって使用、不使用時にかかわらず刺さる危険があっ
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の裁縫用まち針
は、布地にまち針をさして裁縫をしているとき、本人だ
けでなく側にいる人にあやまって針が刺さる危険があっ
た。本発明は、むき出しの針先を保護することを目的と
しており、常時針先への取付が容易であり、刺さる危険
を除去するまち針の提供を目的としている。

【０００４】

【問題を解決するための手段】まち針のつまみ（１）
に、アーム（６）が介在する針先を収めるキャップ
（３）を取り付ける。又、キャップ（３）に針先を押し
込む溝（４）を形成すると、キャップがしやすくなる。

【０００５】

【発明の実施の形態】まち針を布地にさして針の先端部
をキャップ（３）の溝（４）を通して収納部に納める。
まち針を布地から抜くときは、キャップ（３）をしたま
ま、布地とつまみ（１）を両手でつかみ反対方向に引き
離すとキャップ（３）が容易にはずれ針（２）が抜け
る。

【０００６】

【実施例】図１から図５に示される第１実施例では、金
属製による針（２）の後部を埋設するつまみ（１）とキ
ャップ（３）、および両方に介在するアーム（６）は柔
軟性のあるプラスチック製であり、アーム（６）の形状
は弓形で細長く丸い。キャップ（３）は円筒状で開口部
に針先を押し込む溝（４）を設ける。つまみ（１）と
キャップ（３）の外面部にアーム（６）を一体に成形す
る。

【０００７】図６から図１１に示される第２実施例で
は、硬質のプラスチック製、または金属製のつまみ
（１）とキャップ（３）には弓形で平らの細長い柔軟性
のあるアーム（６）を設ける。つまみ（１）には、金属
製による針（２）の後部を埋設する。キャップ（３）
は、円筒状であり針先を押し込む溝を設ける。キャップ
（３）の外面部にアーム（６）を接合成形する。

【０００８】本発明は次のように簡単に使用できる。ま
ち針を布地に刺して、針の先端部を円筒状のキャップ
（３）の溝（４）を通して収納部（５）に収める。この
結果、本人や側にいる人に誤って針に刺さる危険はな
い。

【０００９】使用後、まち針を布地から抜くときは、キ
ャップ（３）をしたまま布地とつまみ（１）を両手でつ
かみ、反対方向に引き離すとキャップ（３）が容易には
ずれ、針（２）が抜ける。その理由は、まち針を抜くと
きキャップ（３）が布地に引っかかり、弓形の柔軟性の
あるアーム（３）が直線状に伸びようと働く。直線状に
伸びたアーム（６）の長さより針（２）の長さの方が短
いためである。

【０００１０】

【発明の効果】むき出しの針先をキャップによって保護
することにより、本人だけでなく側にいる人に針が刺さ
ることがなく、安心して裁縫ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例によるまち針の正面図

【図２】図１に示すＡ−Ａ線断面図

【図３】第１実施例によるまち針の使用形態を示す正面
図

【図４】第１実施例によるまち針の底面図

【図５】第１実施例によるまち針の横断面図

【図６】第２実施例によるまち針の正面図

【図７】第２実施例によるまち針の平面図

【図８】第２実施例によるまち針の底面図

【図９】図６に示すＡ−Ａ線断面図

【図１０】第２実施例によるまち針の横断面図

【図１１】第２実施例によるまち針の使用形態を示す正
面図

【符号の説明】

１ つまみ ２ 針 ３ キャップ ４ 溝 ５ 収納部 ６ アーム

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】針（２）を設けたつまみ（１）と針先を収
   める溝（４）が形成されたキャップ（３）にアーム
   （６）を設けたキャップ付まち針。