JP3114990U - かんたんボタン - Google Patents
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Abstract
【課題】ボタンに糸を通し、糸の先には布に刺し通す器具を取付けて縫うという手間を省くことができるボタンを提供する。
【解決手段】ボタンに糸が付けられており、さらにその糸には衣料品の布等に取り付けるための器具(以後、「取り付け器具」と称する)が取付けられている。この取り付け器具は木製または、プラスチック製とするので、従来の針のような危険性はない。また、糸が付属しているので、余分な糸を購入する必要が無い。
【選択図】図1
【解決手段】ボタンに糸が付けられており、さらにその糸には衣料品の布等に取り付けるための器具(以後、「取り付け器具」と称する)が取付けられている。この取り付け器具は木製または、プラスチック製とするので、従来の針のような危険性はない。また、糸が付属しているので、余分な糸を購入する必要が無い。
【選択図】図1
Description
本考案は、衣類等に付けるボタンに関する。
従来のボタンはボタン単独のものであり、取り付けの際に針に糸を通してボタンを布に縫い付けるものが一般的である。
上記のようなボタンでは、針に糸を通すことが困難な高齢者や、針を持ったことのない若年者、男性などは他人にボタン付けを依頼しなくてはならない。
ボタンをつけるために使用する針は金属製で極めて細く作成されており、人体に刺した場合、時には人命に関わるほどの危険物となる。
糸はボタン一つ取り付けるために必要な長さはわずかに0.5mほどであるにも関らず、1巻80mで市販されているためかなり不経済でもあり、残りの糸をほとんど未使用のまま捨てることは無駄であるともいえる。
そのため本考案では、ボタンに糸と、針に代わる器具を取り付けて、針を使わずに誰でも簡単にボタンを付けることができることを目的とした。
上記目的を達成するために、本考案はボタンに糸が付けられており、さらにその糸には衣料品の布等に取り付けるための器具(以後、「取り付け器具」と称する)が取付けられている。この取り付け器具は木製または、プラスチック製とするので、従来の針のような危険性はない。また、糸が付属しているので、余分な糸を購入する必要が無い。
添付図
添付図
は、本考案ボタン2つ穴の斜め方向、側面、裏面から見た図であり、
は、本考案ボタン4つ穴の斜め方向、側面、裏面から見た図である。
上記の器具は、太さφ0.5mm〜φ1mmとする。
上記の器具は、長さ10mm〜15mmとする。
上記の器具の材質は、木製または、プラスチック製とする。
上記の器具の形状は、先端を鋭利に尖らせた円錐形とする。この形状は、器具を布に通す際に、滑らかに布を貫通させることを目的とする。上記の器具の後部円形側は中央に幅0.05mm〜0.3mm、深さ2mm〜3mmの切り込みがある。この切り込みにボタンを通した糸をはさみ、接着剤で固定する。添付図
は、取り付け器具を斜め方向から見た図である。cは、糸を埋め込み接着剤で固定するための切り込み部を示している。
添付図
添付図
は、ボタンに通してある糸を取りつけ器具に接着した様子を示している。
ボタン穴に通した糸は、ボタンの裏側でなおかつ、糸の中央辺りで二重に結び(いわゆる堅結び)、ボタンが糸から外れないようにすると共に、糸上で位置がずれないように固定する。詳細は添付図
を参照。
上記の器具に取り付けられている糸は、市販されている糸と同種類の絹糸又は綿糸とする。
ボタン穴に糸を通し、ボタンの裏側で各々の穴から出た2束の糸を結ぶ。添付図
のaは、2つ穴ボタンの場合のボタン裏側での糸の結束を示す図である。
添付図
添付図
のbは、4つ穴ボタンの場合のボタン裏側での糸の結束を示す図である。四つ穴ボタンの場合はボタンの裏側で糸を結ぶとき、二つの穴の糸を一つにまとめたものを1束とし、糸2束にして結束する。その後、二つ穴ボタンと同様に2個の取り付け器具の切り込み部にそれぞれ1束ずつを接着剤で固定する。
取り付け器具は、糸の先端部を布に通し易くするための装置である。
ボタン裏側の2束に分けられた糸の先端部を、1束ずつ各々1個の取り付け器具の後部円形側中央にある切り込み部に、接着剤で固定する。
詳細は添付図
詳細は添付図
を参照。
取り付け器具に接着する糸は、取り付け器具を布に通す際、滑らかに通すことができるように、取付け器具の後部円形側中央の切り込み部に納まりきるようにし、糸が取り付け器具の端からはみ出さないようにする。添付図
のdは、糸が取り付け器具の後部円形側中央の切り込み部に納まっている様子を示す。
ボタンに装着された糸付きの器具を布に刺し入れる時には、同一場所に入れるのではなく、刺し入れる間隔を0.5mm以上あけて、2個所に分けて刺し入れる。詳細は添付図
を参照。添付図
においてeは、取り付け器具を布に刺したところを示すものである。また、fは布に糸を刺し通したところを示すものである。
添付図
添付図
は2束の糸を布に刺し通したところを示したものである。
添付図
添付図
において、gは2つの取り付け器具の差し込み位置を0.5mm以上離したため、刺し通された糸が0.5mm以上離れていることを表している。
ボタンを取りつけた後、布地の裏側で2筋に別れている糸を結ぶ。糸が緩まない様に、又、糸がほどけない様にきっちりと結ぶ。詳細は添付図
を参照。
においてhは布に通した糸2束を布の裏側で結束したことを表した図である。
糸を結んだ後は、ボタンを布に取付けておくのに必要な長さだけを残して、余分な糸を器具をつけたまま切り落とす。糸を切る位置は、結び目から1mm〜3mm程度とする。
切り落とした糸は、そのまま捨てることができる。詳細は添付図
切り落とした糸は、そのまま捨てることができる。詳細は添付図
を参照。
において、iは糸の結び目から1mm〜3mmのところで糸を切ったことを表している。また、jは取り付け器具の付いた側の糸が切り落とされたところを示している。
針に糸を通すという面倒な作業が無いので、針に糸を通すことが困難な高齢者や、針を持ったことのない若年者、男性でも、簡単にボタンを取りつけることが可能となる。また、子供でも要領を教えれば、ボタン付けが可能となると思われる。
布に通すための器具は、木またはプラスチックを使用しているので、金属に比べ危険性が少ない。
糸はボタンに取付けられている分量だけで必要量を満たすので、糸を購入する必要が無く、使い残しの糸を処分するという無駄を省くことができる。
1は、ボタンを示す。
2は、糸を示す。
3は、取り付け器具を示す。
4は、布を示す。
aは、2つ穴ボタンの場合のボタン裏側での糸の結束を示す。
bは、4つ穴ボタンの場合のボタン裏側での糸の結束を示す。
cは、取りつけ器具に糸を接着するために作られた幅0.05mm〜0.3mm、深さ2mm〜3mmの切り込み部を示す。
dは、取り付け器具に接着した糸が、取り付け器具の切り込み部に納まり、器具の外部にはみ出していない様子を示す。
eは、取りつけ器具を布に刺したところを示す。
fは、取りつけ器具を布に刺し通し、糸を引きぬいたところを示す。
gは、2つの取り付け器具の差し込み位置を0.5mm以上離して刺したために、刺し通された2束の糸の距離が0.5mm以上離れていることを示している。
hは、2個の取りつけ器具を布に刺し通した後、布の裏側で2束に分かれている糸を結んだところを示す。
iは、ボタンを取り付けた後、布の裏側で糸を処理したもののうち、布側に残された糸部を示す。糸の結び目から1mm〜3mm程度を残して、取りつけ器具の付いている側を切り落としたことを示している。
jは、糸の後端部が、取りつけ器具と共に切り落とされたことを示す。
2は、糸を示す。
3は、取り付け器具を示す。
4は、布を示す。
aは、2つ穴ボタンの場合のボタン裏側での糸の結束を示す。
bは、4つ穴ボタンの場合のボタン裏側での糸の結束を示す。
cは、取りつけ器具に糸を接着するために作られた幅0.05mm〜0.3mm、深さ2mm〜3mmの切り込み部を示す。
dは、取り付け器具に接着した糸が、取り付け器具の切り込み部に納まり、器具の外部にはみ出していない様子を示す。
eは、取りつけ器具を布に刺したところを示す。
fは、取りつけ器具を布に刺し通し、糸を引きぬいたところを示す。
gは、2つの取り付け器具の差し込み位置を0.5mm以上離して刺したために、刺し通された2束の糸の距離が0.5mm以上離れていることを示している。
hは、2個の取りつけ器具を布に刺し通した後、布の裏側で2束に分かれている糸を結んだところを示す。
iは、ボタンを取り付けた後、布の裏側で糸を処理したもののうち、布側に残された糸部を示す。糸の結び目から1mm〜3mm程度を残して、取りつけ器具の付いている側を切り落としたことを示している。
jは、糸の後端部が、取りつけ器具と共に切り落とされたことを示す。
Claims (1)
- ボタンに取り付け用器具を装着した糸が付いていて、針を使用せずに取り付けられるボタン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005099U JP3114990U (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | かんたんボタン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005005099U JP3114990U (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | かんたんボタン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3114990U true JP3114990U (ja) | 2005-11-04 |
Family
ID=43277265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005005099U Expired - Fee Related JP3114990U (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | かんたんボタン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3114990U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017095414A1 (en) * | 2015-12-03 | 2017-06-08 | Howard Jacobson | Multistrand button retention system |
-
2005
- 2005-06-03 JP JP2005005099U patent/JP3114990U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017095414A1 (en) * | 2015-12-03 | 2017-06-08 | Howard Jacobson | Multistrand button retention system |
US11072875B2 (en) | 2015-12-03 | 2021-07-27 | Howard Jacobson | Multistrand button retention system |
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Legal Events
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