JPH10203758A - 油圧エレベータ装置 - Google Patents

油圧エレベータ装置

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Publication number
JPH10203758A
JPH10203758A JP9017677A JP1767797A JPH10203758A JP H10203758 A JPH10203758 A JP H10203758A JP 9017677 A JP9017677 A JP 9017677A JP 1767797 A JP1767797 A JP 1767797A JP H10203758 A JPH10203758 A JP H10203758A
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JP
Japan
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hydraulic
valve
main check
check valve
pressure chamber
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Application number
JP9017677A
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English (en)
Inventor
Toshio Yoshino
俊夫 吉野
Yasunori Ishikawa
康典 石川
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Yuken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Yuken Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コントローラで開度制御される可変絞りを用
いなくとも起動時に乗りかごにショックを生じさせるこ
とがなく、非常停止動作性能にも優れた油圧エレベータ
装置を提供する。 【解決手段】 メインチェック弁のパイロット圧力室を
メインチェック弁の下流側に接続する弁装置を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧エレベータに
おける乗りかご昇降用油圧ジャッキに対する圧油の給排
を制御する油圧エレベータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な油圧エレベータは、例え
ば、特開平5−193873号公報に示されるように、
大別して乗りかごを昇降駆動させる油圧ジャッキと、イ
ンバータモータによって駆動される油圧ポンプと、この
油圧ポンプと油圧ジャッキとの間で油路の開閉を行う電
磁操作油圧開閉弁装置と、これらの作動を制御する制御
装置とを備えている。
【0003】電磁操作油圧開閉弁装置は、パイロット圧
力室内に導入される油圧に応じて油路の開閉を行うメイ
ンチェック弁と、ソレノイドが励磁されると油圧ジャッ
キとメインチェック弁のパイロット圧力室との接続を絶
つように油路の接続を切り換える第1電磁弁と、ソレノ
イドが励磁されるとメインチェック弁のパイロット圧力
室をタンクラインに繋げるように油路の接続を切り換え
る第2電磁弁とを備えており、それぞれの電磁弁は、制
御装置であるコントローラによって制御されている。
【0004】乗りかごの停止中は、コントローラによっ
てインバータモータと油圧ポンプとが停止されており、
第1電磁弁と第2電磁弁とにより油圧ジャッキ側油路に
メインチェック弁のパイロット圧力室が連通されてい
る。油圧ジャッキ側油路には開度がコントローラによっ
て制御される可変絞りが設けられており、この可変絞り
を介してパイロット圧力室内に油圧ジャッキ側油圧が作
用している。従って、パイロット圧力室内の油圧は油圧
ポンプ側油路よりも高く、メインチェック弁がこの油圧
に押されて閉じた状態を保持していることとなる。
【0005】乗りかごを上昇又は下降方向に起動させる
時には、まず、コントローラが上昇又は下降速度パター
ンに応じた制御信号に基づいてインバータモータを正転
させる。油圧ポンプは、インバータモータの駆動に伴っ
て作動するため、油圧ポンプの吐出流量は、コントロー
ラからの上昇又は下降速度パターンに応じて変化し、油
圧ポンプ側油路の油圧がこのパターンに応じて徐々に上
昇する。
【0006】油圧ポンプ側油路の油圧が油圧ジャッキ側
油路の油圧とほぼ等しくなると、コントローラは、第1
電磁弁のソレノイドと第2電磁弁のソレノイドとを励磁
する。第1電磁弁と第2電磁弁とがそれぞれのソレノイ
ドの励磁によって切り換わると、メインチェック弁のパ
イロット圧力室は、油圧ジャッキ側油路の油圧から切り
離され、代わりに絞りを介してタンクラインに接続され
て、メインチェック弁が押し開かれることとなる。
【0007】メインチェック弁が押し開かれるのと同時
にコントローラによる速度パターンに応じてポンプ吐出
圧が増減し、ジャッキの伸長(上昇時)又は収縮(下降
時)により乗りかごが目的階に向って移動する。
【0008】乗りかごが目的階に近付くと、コントロー
ラによる速度パターンに応じてポンプの流量が制限さ
れ、移動速度が減速されて停止する。この減速と停止に
ついては、各階に設けられたリミットスイッチ(LS)
がトリガーとなっている。
【0009】即ち、目的階のリミットスイッチ(LS)
からの停止信号がコントローラに与えられると、速度パ
ターンが所定減速率の減速信号を生じ、所定時間後にコ
ントローラによって第1電磁弁のソレノイドと第2電磁
弁のソレノイドとが消磁される。
【0010】これにより、メインチェック弁のパイロッ
ト圧力室には、絞り及び第1電磁弁を介して油圧ジャッ
キ側の油圧が徐々に供給され、メインチェック弁がショ
ックなく閉じられることとなる。この時、減速パターン
で乗りかごが減速して丁度停止するのと同時にメインチ
ェック弁が完全に閉じられるように、速度パターン、電
磁弁のOFF指令の遅延時間が設定調整されている。
【0011】この様な構成の油圧エレベータ装置では、
基本的に乗りかごの起動時にメインチェック弁のパイロ
ット圧力室をタンクラインに接続する方式である。その
ため、第1電磁弁と第2電磁弁とが切り換わった時に、
パイロット圧力室からパイロット圧油が急激に流出する
と、メインチェック弁が急激に開放されて乗りかごに起
動ショックが生じてしまうので、パイロット圧油の流出
流路中に絞りを介装している。
【0012】しかし、この絞りが固定絞りであると、パ
イロット圧力室からタンクラインへの圧油の流れ始め、
即ち、メインチェック弁が開いた瞬間には絞りの効果が
十分に得られない。この時に、インバータモータと油圧
ポンプの制御応答性が不足すると、メインチェック弁が
開いた瞬間に油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側に瞬間的
に圧油が流れ、これによって乗りかごが僅かに沈み込む
恐れがある。
【0013】このため、特開平5−193873号公報
に記載の油圧エレベータ装置では、この絞りを可変絞り
とし、しかもコントローラが第1電磁弁のソレノイドと
第2電磁弁のソレノイドとを励磁すると同時に、この絞
りの開度を零から徐々に増加させるものとしている。即
ち、パイロット圧力室内の油圧を可変絞りの開度の増加
に応じて下げ、油圧ポンプ側油路の油圧とパイロット圧
力室内の油圧との差圧によりメインチェック弁を徐々に
押し開くものとして起動ショックの発生を防止してい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な方式の油圧エレベータ装置は、起動ショックの発生を
防止するには有効であるが、コントローラによる可変絞
りの開度制御を始め、各電磁弁及び油圧ポンプの流量制
御パターンとの同期調整など、構造上及び制御調整上の
面で多くの煩雑さを余儀なくされ、油圧エレベータ装置
の製造及び保守コストの増加が避けられない。
【0015】また、この従来の油圧エレベータ装置で
は、メインチェック弁の開度が可変絞りの制御された開
度で定まり、乗りかごの起動後においては、加速終了前
にメインチェックは通過流量相当分より大きな全開の開
度となっている。そのため、停電等で電磁弁やモーター
及びコントローラへの電力の供給が絶たれ、乗りかごが
非常停止する時には、すべての電磁弁が消磁されてから
メインチェックが閉まりきるまでに無駄な時間が残り、
その間にメインチェックを通過する流量によって乗りか
ごに過剰なショックや着定位置不全等の不都合が生じる
恐れがある。
【0016】本発明の目的は、その様な従来技術の構造
上及び制御調整上の煩雑さを解消することであり、コン
トローラで開度制御される可変絞りを用いなくとも起動
時に乗りかごにショックを生じさせることがなく、非常
停止動作性能にも優れた油圧エレベータ装置を提供する
ことである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明の油圧エレベータ装置は、乗りかごを昇降駆動す
る油圧ジャッキと、正逆可変速度制御される電動機と、
この電動機により駆動される油圧ポンプと、この油圧ポ
ンプと前記油圧ジャッキとの間の油路接続を開閉する電
磁操作油圧開閉弁装置と、前記電動機と前記電磁操作油
圧開閉弁装置とに対し指令信号を与えて、油圧ジャッキ
側と油圧ポンプ側との圧力がほぼ等しくなった時に前記
電磁操作油圧開閉弁装置を開くと共に、前記電動機の正
逆可変速度制御による油圧ポンプの給排流量制御によっ
て油圧ジャッキの作動速度を制御する制御装置とを有す
る油圧エレベータ装置において、前記電磁操作油圧開閉
弁装置は、パイロット圧力室の油圧パイロット操作によ
って開閉動作するメインチェック弁と、乗りかごの起動
時に前記メインチェック弁の下流側油路に前記パイロッ
ト圧力室を連通させる弁装置とを備えたものとしてい
る。
【0018】即ち、本発明の油圧エレベータ装置は、乗
りかごの起動時に、弁装置がメインチェック弁のパイロ
ット圧力室をメインチェック弁の下流側(即ち、上昇時
は油圧ジャッキ側、下降時は油圧ポンプ側)に接続して
いる。このため、メインチェック弁は、上流側(即ち、
上昇時は油圧ポンプ側、下降時は油圧ジャッキ側)と下
流側との差圧に応じた開度で開く通常のチェック弁と同
じ動作をすることとなる。
【0019】乗りかごの起動時には上流側と下流側との
差圧がほぼ零であるため、メインチェック弁は、速度パ
ターンに応じたポンプの流量制御によって上流側と下流
側とに所定の差圧が生じるまでは閉じているが、差圧が
生じるとその大きさに応じた徐々に開度で徐々に開くの
で、乗りかごが起動直後に沈み込むことなくスムーズに
発進することとなる。
【0020】また、停止時は勿論、停電等で電磁弁やモ
ータ及びコントローラへの電力の供給が絶たれ、乗りか
ごが非常停止する時においても、メインチェック弁は常
にその前後に生じる差圧に応じた開度で徐々に閉止して
いくため、乗りかごは滑らかで且つ速やかに停止するこ
ととなる。
【0021】また、メインチェック弁の開度は、通過流
量(即ち、前後の差圧)に応じて自動的に定まるため、
例えば、糊かごの走行が高速モード又は低速モードにあ
るかあるいはジャッキシリンダの仕様等の機種間の差な
ど、種々の外乱に対してもメインチェック弁の開度の調
整操作は不要となる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による油圧エレベ
ータ制御装置の実施形態の一例を示す油圧回路図であ
る。本装置は、乗りかご1を昇降駆動する油圧ジャッキ
2と、インバータモータMによって正逆可変駆動される
油圧ポンプ4と、この油圧ポンプ4と油圧ジャッキ2と
の間の油路接続を開閉する電磁操作油圧開閉弁装置3
と、これらの作動を制御する制御装置であるコントロー
ラ12とを備えている。
【0023】電磁操作油圧開閉弁装置3は、主流路の開
閉を行うメインチェック弁5と、乗りかごの起動時にメ
インチェック弁5のパイロット圧力室を下流側油路に連
通させる弁装置を構成する第1電磁弁6及び第2電磁弁
7と、油圧ジャッキ2側の油圧と油圧ポンプ4側の油圧
とのいずれか高い方を選択して第1電磁弁6に導入する
シャトル弁形式のセレクター弁8と、この油圧選択弁に
より導かれた油圧を検知する圧力センサPGと、アンチ
キャビテーション弁9、安全弁10及び昇温用回路11
とを備えている。
【0024】また、セレクター弁8の両入口ポート間に
は差圧スイッチ13が接続されており、この差圧スイッ
チ13は、油圧ジャッキ2側の油圧に対して油圧ポンプ
4側の油圧がほぼ同等になった時にコントローラ12に
電気信号を与える。
【0025】第1電磁弁6は、二つの対向するソレノイ
ドA,Bを備え、セレクター弁8からの油圧を遮断する
と共に油圧ジャッキ2側の油圧をメインチェック弁5の
パイロット圧力室に導く第1の切換位置と、セレクター
弁8からの油圧と油圧ジャッキ2側の油圧とを共にパイ
ロット圧力室に対して遮断する第2の切換位置と、セレ
クター弁8により選択された側の油圧をパイロット圧力
室に導く第3の切換位置との三つの切換位置を二つのソ
レノイドA,Bの励磁状態に応じて切換えるスプリング
センター方式の三位置切換弁よりなっている。
【0026】また、第2電磁弁7は、バネに対向する一
つのソレノイドCを備え、ソレノイドCが励磁されると
油路を接続する第1の切換位置となり、ソレノイドCが
消磁されると油路を遮断する第2の切換位置となるポペ
ット形の二位置切換弁である。
【0027】セレクター弁8は、一方の入口ポート8b
にメインチェック弁5の油圧ジャッキ2側の油圧を受
け、他方の入口ポート8aにメインチェック弁5の油圧
ポンプ4側の油圧を受けており、双方の圧力に応じてい
ずれか高い方の油圧を第1電磁弁6に導入している。こ
のセレクター弁8の出口側には圧力センサPGが設けら
れており、セレクター弁8により選択された油圧の圧力
を測定している。
【0028】また、アンチキャビテーション弁9、安全
弁10及び昇温用回路11は、油圧ポンプ側の油圧の圧
力及び温度が危険な状態とならないように監視し、それ
ぞれ予め定めた値よりも小さくなるように制御してい
る。
【0029】乗りかご1が停止状態にあるときは、第1
電磁弁6及び第2電磁弁7のそれぞれのソレノイドA,
B,Cが消磁されているため、第1電磁弁6はセレクタ
ー弁8により選択された側の油圧をパイロット圧力室に
導く第3の切換位置、第2電磁弁7は油路を遮断する第
2の切換位置となっており、更に、セレクター弁8は油
圧ジャッキ2側の油圧を第1電磁弁6に導いている。そ
のため、メインチェック弁5のパイロット圧力室内には
油圧ジャッキ2側の油圧が導入され、メインチェック弁
5がこの油圧により押し下げられて閉止している。
【0030】各階に設けられたリミットスイッチLSの
内の一つから指令信号がコントローラ12に印加される
と、コントローラ12は、まず、上昇又は下降速度パタ
ーンに応じた制御信号に基づいてインバータモータMを
正転させる。
【0031】油圧ポンプ4は、インバータモータMの駆
動に伴って作動するため、油圧ポンプ4の吐出流量は、
コントローラ12からの上昇又は下降速度パターンに応
じて変化し、油圧ポンプ4側油路の油圧がこの速度パタ
ーンに応じて徐々に上昇する。
【0032】第1電磁弁6は、乗りかご1の起動時には
セレクター弁8により選択された油圧ジャッキ2側の油
圧をパイロット圧力室に導く第3の切換位置となってい
る。油圧ポンプ4側の油圧が油圧ジャッキ2側油路の油
圧とほぼ等しくなると、差圧スイッチ13からの電気信
号に基づくコントローラ12の動作により、上昇の場合
は第1電磁弁6のソレノイドA、下降の場合は第1電磁
弁6ソレノイドBと第2電磁弁7のソレノイドCとが励
磁される。
【0033】即ち、乗りかご1を上昇させる場合、コン
トローラ12は速度パターンに基づいた速度で油圧ポン
プを正転させると共に、第1電磁弁6のソレノイドAだ
けを励磁する。これにより、メインチェック弁5のパイ
ロット圧力室は、このときの下流側である油圧ジャッキ
2側に接続されるので、メインチェック弁5のポペット
が油圧ポンプ4側と油圧ジャッキ2側との差圧により徐
々に押し開かれることとなる。
【0034】また逆に、乗りかご1を下降させる場合、
コントローラ12は速度パターンに基づいた速度で油圧
ポンプを正転から逆転に切り換えると共に、第1電磁弁
6のソレノイドBと第2電磁弁7のソレノイドCとを励
磁させる。これにより、メインチェック弁5のパイロッ
ト圧力室は、第2電磁弁7を介してこのときの下流側で
ある油圧ポンプ4側に接続されるのでメインチェック弁
5のポペットが油圧ジャッキ2側側と油圧ポンプ4側と
の差圧により徐々に押し開かれることとなる。
【0035】即ち、メインチェック弁5が押し開かれる
のと同時にコントローラ12による速度パターンに応じ
てポンプ吐出圧が増減するので、油圧ジャッキ2の伸長
(上昇時)又は収縮(下降時)により乗りかご1が目的
階に向って移動することとなる。
【0036】このように本実施形態では、エレベータの
移動中は上昇時でも下降時でも常にメインチェック弁5
のパイロット圧力室がその時の下流側に接続されている
ので、メインチェック弁5が上流側と下流側との差圧に
応じた開度で開く通常のバネ付勢されたチェック弁と同
じ動作をすることとなる。
【0037】乗りかご1が目的階に近付くと、各階に設
けられたリミットスイッチ(LS)からの停止信号がコ
ントローラ12に印加され、これによりコントローラ1
2が所定減速率の速度パターンに応じて油圧ポンプの流
量を制限すると共に、励磁されているソレノイドをすべ
て消磁する。これにより、速度パターンの減速率に応じ
て生じる上流側と下流側との差圧に応じてメインチェッ
ク弁5が徐々に閉められるので、乗りかご1はこの閉止
速度に応じた速度で減速されて停止することとなる。従
って、メインチェック弁がショックなく閉じられ停止時
に乗りかご1にショックが生じないという利点を有す
る。
【0038】また、停電などで電力の供給が絶たれた場
合でも、上流側と下流側との差圧に応じてメインチェッ
ク弁5が徐々に閉められるので、メインチェック弁がシ
ョックなく閉じられ、ショックなく乗りかご1が停止す
ることとなる。
【0039】即ち、メインチェック弁が上流側と下流側
との差圧に応じて開閉する通常のチェック弁と同じ動作
をすると共に、第1電磁弁6の二つのソレノイドA,B
及び第2電磁弁7のソレノイドCが消磁された状態が、
乗りかご1の停止ポジションであるため、停電等による
緊急停止の際においても通常の停止と同様な滑らかな停
止が実現する。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明の油圧エレベータ
装置は、メインチェック弁が上流側と下流側との差圧に
応じて開閉する通常のチェック弁と同じ動作をするた
め、停止時に乗りかごに過剰なショックや着定位置不全
等の不都合が生じる恐れがない。
【0041】また、可変絞り制御装置が不必要であるの
で、構成及び制御が簡単となる。従って、可変絞り制御
装置を用いる場合のような構造上及び制御調整上におけ
る煩雑さが生じず、製造上及び保守上のコストを抑える
ことができる。
【0042】また、起動の際の油路切り換え時において
もメインチェック弁が上流側と下流側との差圧に応じて
開閉するため、スムーズな切り換えが実現でき、乗りか
ごに起動ショックが生じることがない。
【0043】さらに、すべての電磁弁が消磁された状態
が、乗りかごの停止ポジションであるため、停電等によ
る緊急停止の際においても通常の停止と同様に滑らかに
停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による油圧エレベータ装置の実施形態の
例を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1 :乗りかご 2 :油圧ジャッキ 3 :電磁操作油圧開閉弁装置 4 :油圧ポンプ 5 :メインチェック弁 5a :パイロット圧力室 6 :第1電磁弁 7 :第2電磁弁 8 :セレクター弁 8a,8b:入口ポート 9 :アンチキャビテーション弁 10 :安全弁 11 :昇温用回路 12 :コントローラ 13 :差圧スイッチ M :インバータモータ PG :圧力センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗りかごを昇降駆動する油圧ジャッキ
    と、正逆可変速度制御される電動機と、この電動機によ
    り駆動される油圧ポンプと、この油圧ポンプと前記油圧
    ジャッキとの間の油路接続を開閉する電磁操作油圧開閉
    弁装置と、前記電動機と前記電磁操作油圧開閉弁装置と
    に対し指令信号を与えて、油圧ジャッキ側と油圧ポンプ
    側との圧力がほぼ等しくなった時に前記電磁操作油圧開
    閉弁装置を開くと共に、前記電動機の正逆可変速度制御
    による油圧ポンプの給排流量制御によって油圧ジャッキ
    の作動速度を制御する制御装置とを有する油圧エレベー
    タ装置において、 前記電磁操作油圧開閉弁装置は、パイロット圧力室の油
    圧パイロット操作によって開閉動作するメインチェック
    弁と、 乗りかごの起動時に前記メインチェック弁の下流側油路
    に前記パイロット圧力室を連通させる弁装置とを備えた
    ことを特徴とする油圧エレベータ装置。
JP9017677A 1997-01-17 1997-01-17 油圧エレベータ装置 Pending JPH10203758A (ja)

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