JP3240436B2 - 油圧エレベータ装置 - Google Patents

油圧エレベータ装置

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JP3240436B2
JP3240436B2 JP03970097A JP3970097A JP3240436B2 JP 3240436 B2 JP3240436 B2 JP 3240436B2 JP 03970097 A JP03970097 A JP 03970097A JP 3970097 A JP3970097 A JP 3970097A JP 3240436 B2 JP3240436 B2 JP 3240436B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁弁によるパイ
ロット油路の切換で開閉操作されるポペット弁方式の電
磁操作油圧開閉弁装置を乗りかご昇降用油圧ジャッキの
主流路の開閉に利用した油圧エレベータ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電磁弁によるパイロット油路の切換で開
閉操作されるポペット弁方式の電磁操作油圧開閉弁装置
を主流路の開閉に利用した油圧エレベータ装置は、例え
ば特開平5−193873号公報によって公知である。
【0003】この公知の油圧エレベータ装置は、乗りか
ごを昇降駆動する油圧ジャッキと、インバータモータに
よって可変速制御される可逆ポンプと、この可逆ポンプ
と油圧ジャッキとの間の主流路を開閉する電磁操作油圧
開閉弁装置と、これらの作動を制御するコントローラと
を備えている。
【0004】電磁操作油圧開閉弁装置は、パイロット圧
力室に導入される油圧に応じて主流路の開閉を行うメイ
ンチェック弁と、ソレノイドが消勢状態では導入油路を
介して油圧ジャッキ側の圧油を前記パイロット圧力室に
導入すると共にソレノイドが励磁されるとこの導入油路
とパイロット圧力室との連通を遮断する常時閉形の第1
の電磁弁と、ソレノイドが励磁されたときにメインチェ
ック弁のパイロット圧力室を可変制御される絞り弁を介
してタンクラインに接続する第2電磁弁とを備えてお
り、各電磁弁は、制御装置であるコントローラによって
オンオフ制御されている。
【0005】乗りかごの停止中は、コントローラによっ
てインバータモータと可逆ポンプとが停止されており、
第1電磁弁と第2電磁弁は共に消勢され、したがって第
1電磁弁により導入油路から導入された油圧ジャッキの
油圧がメインチェック弁のパイロット圧力室に導かれて
いるので、メインチェック弁が主流路を遮断し、乗りか
ごが動き出すことはない。
【0006】乗りかごの起動時には、まずコントローラ
が上昇又は下降速度パターンに応じた制御信号に基づい
てインバータモータを回転させる。可逆ポンプはインバ
ータモータの回転に応じて回転駆動され、可逆ポンプの
吐出流量(正転時はメインチェック弁へ向かって吐き出
し、逆転時はメインチェック弁から吸い込み)は、コン
トローラからの上昇又は下降速度パターンに応じて変化
し、したがってメインチェック弁のポンプ側油路の油圧
がこのパターンに応じて徐々に変化する。
【0007】メインチェック弁のポンプ側油路の油圧が
油圧ジャッキ側の油路の油圧とほぼ等しくなると、コン
トローラは、第1電磁弁のソレノイドと第2電磁弁のソ
レノイドとを励磁する。第1電磁弁と第2電磁弁とがそ
れぞれのソレノイドの励磁によって切り換わると、メイ
ンチェック弁のパイロット圧力室が導入油路から切り離
され、代わりに可変制御絞り弁を介してタンクラインに
接続されるので、メインチェック弁がポンプ側油路の油
圧によって押し開かれることとなる。
【0008】メインチェック弁が押し開かれるのと同時
にコントローラによる速度パターン制御に応じてポンプ
吐出量が変化し、ジャッキの伸長(上昇時)又は収縮
(下降時)により乗りかごが目的階に向って移動する。
このときの乗りかごの定常速度は一般的な低層建物用の
油圧エレベータでは約1m/秒程度である。
【0009】乗りかごが目的階に近付くと、コントロー
ラによる速度パターン制御に応じてポンプの流量が制限
され、乗りかごが減速されて停止する。この減速と停止
については、各階リミットスイッチ(LS)がトリガー
として利用される。
【0010】この様な油圧エレベータ装置では、非常時
や停電等によりシステムへの通電が絶たれると、可逆ポ
ンプがフリーになると共に第1電磁弁と第2電磁弁とが
同時に切り換わり、これによってメインチェック弁のパ
イロット圧力室には導入油路中の停止ショック緩和用の
絞り弁を介して油圧ジャッキの圧油が導入されることと
なる。
【0011】この停止ショック緩和用の絞り弁の開度
は、最大でも非常停止動作でメインチェック弁の閉弁動
作により乗りかごに過大な減速度がかからない程度、即
ち予め定められた非常停止所要時間内においてなるべく
少ない衝撃で乗りかごが停止するように設定されてはい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の油圧エレベータ装置では、非常停止動作に
際して、メインチェック弁の閉弁のためのパイロット圧
油の抑制された導入に有効な絞り要素が前記導入油路に
介装された単一段の可変制御形絞り弁だけとなってい
る。しかしながらこの可変制御形絞り弁は、非常時以外
の停止動作のためにコントローラによって絞り開度を制
御されており、したがって非常時に全システムの給電が
遮断された場合には、この可変制御形絞り弁は直前の制
御開度を維持しているので、非常停止のために設定され
た短い停止時間内で乗りかごを停止させるには開度が絞
られ過ぎていることが多く、ややもすると非常事態発生
により給電が断たれてから乗りかごが1m以上も移動し
てしまうだけでなく、特に下降中の非常停止に際して
は、停止に伴って乗りかごに生じる停止ショックが1G
以上となってしまうことも懸念される。
【0013】これは、乗りかごの下降中に非常停止がか
かると、給電の遮断によってすべての電磁弁が消磁され
るのと同時に可逆ポンプがフリーになるので、ある開度
で開弁しているメインチェック弁のポンプ側の油圧が急
激に減少するのに対して油圧ジャッキ側の油圧は乗りか
ごの荷重が同じなので元のままの値を保ち、したがって
ポンプ側と油圧ジャッキ側との差圧が大きくなることが
原因である。即ちこの状態でメインチェック弁のパイロ
ット圧力室は連通油路の可変制御形絞り弁を介して油圧
ジャッキ側に接続された状態となっており、このためメ
インチェック弁の開度は或る制限された速度で徐々に減
少するが、この間に給電遮断に伴う差圧の上昇に応じて
一時的にメインチェック弁を通過する流量が増大し、こ
れによって乗りかごがその下降速度を一時的の増加さ
せ、その後、メインチェック弁が開度を減じるに応じて
急激な減速に入ることによる。
【0014】ここで、図3に上述の従来の油圧エレベー
タ装置の乗りかごの下降中における非常停止時の各部圧
力の経時変化(a)、メインチェック弁前後の差圧の経
時変化(b)、メインチェック弁の開度の経時変化
(c)、乗りかごの速度の経時変化(d)を互いに相関
的に示す。
【0015】図3において、非常停止がかかった時点
(X)で可逆ポンプがフリーとなるため、図3(a)に
示したようにメインチェック弁のポンプ側の油圧は非常
停止がかかった時点(X)から急激に減少する。この
時、油圧ジャッキ側の油圧は一定であるため、メインチ
ェック弁前後の差圧は図3(b)に示したように非常停
止がかかった時点(X)からジャッキ圧となる時点
(Y)まで急激に上昇する。
【0016】図3(c)に示すように、メインチェック
弁の開度は徐々に小さくなっていくが、この間に図3
(b)に示すように差圧が上昇するので、それに応じて
メインチェック弁の通過流量が増加し、メインチェック
の開度が実際に流れを絞り始める時点(Q)までの不感
帯が生じることになる。このため、メインチェック弁を
通過する流量は図3(d)に示したように非常停止がか
かると初めのうちは増加し、ある時点(Q)で減少し始
める傾向を示す。
【0017】従って、乗りかごは、非常停止がかかって
から数秒間(XからはQまで)は初速より速い速度で落
下し、メインチェック弁が不感帯を過ぎて絞り効果を発
揮し始める時点(Q)に至って初めて初速より速度が下
がるので停止までに時間がかかるだけでなく、遅れて開
始された減速動作で所定時間内に乗りかごを停止させよ
うとするので急激な減速をかける必要があり、乗りかご
にかなり大きな停止ショックが生じるのを避けにくい。
【0018】この停止ショックを小さくするために、連
通油路中の停止ショック緩和用の可変制御形絞り弁の減
速効果を大きくする(即ち、絞り開度を小さくする)
と、この停止ショック緩和用の可変制御形絞り弁を通過
する閉弁用のジャッキ圧油も極端に流量が制限されてし
まうため、メインチェック弁の閉弁までに長い時間がか
かり、乗りかごを予め定めた時間内で停止させることが
できなくなるほか、油圧ジャッキの停止ストローク長も
長くなるという別の問題が生じてしまう。
【0019】本発明の目的は、非常時にシステムの電力
供給が絶たれた場合のメインチェック弁の閉弁動作によ
る乗りかごの非常停止動作を予め規定された停止時間内
で完了させるにあたって、乗りかごに生じる停止ショッ
クを極力低減することのできる油圧エレベータ装置を提
供することである。
【0020】また、本発明の別の目的は、乗りかごの下
降中の非常停止動作におけるメインチェック弁の閉弁動
作開始から完了までの間にメインチェック弁を通過する
圧油の流量を、例えば従来に比べて半減以上に低減する
ことのできる油圧エレベータ装置を提供することであ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による油
圧エレベータ装置は、乗りかごと、該乗りかごを昇降駆
動する油圧ジャッキと、正逆可変速制御される電動機
と、この電動機により駆動される可逆油圧ポンプと、こ
の可逆油圧ポンプと油圧ジャッキとの間の油路接続を開
閉する電磁操作油圧開閉弁装置と、前記電動機および前
記電磁操作油圧開閉弁装置に指令信号を与えて該電磁操
作油圧開閉弁装置の油圧ジャッキ側と可逆油圧ポンプ側
との圧力がほぼ等しくなったときに前記電磁操作油圧開
閉弁装置を開弁させると共に前記電動機の正逆可変速度
制御による可逆油圧ポンプの給排流量制御によって油圧
ジャッキの昇降速度を制御する制御装置とを有し、特に
前述の課題を解決するために、前記電磁操作油圧開閉弁
装置はメインチェック弁と起動用電磁弁と非常停止用電
磁弁とを含み、前記メインチェック弁は、パイロット圧
力室と、該パイロット圧力室へ閉弁用の圧油が導入され
ることにより閉弁して前記油路接続を遮断すると共に前
記パイロット圧力室から閉弁用の圧油が導出されること
により開弁して前記油路接続を連通させるポペット弁体
とを備え、前記起動用電磁弁は、消勢時に前記パイロッ
ト圧力室へ閉弁用の圧油を導入するための第1パイロッ
ト油路を前記パイロット圧力室に接続する第1切換ポジ
ションと、乗りかごの起動操作によって励磁されたとき
に前記パイロット圧力室から閉弁用の圧油を導出するた
めの第2パイロット油路を前記パイロット圧力室に接続
する第2切換ポジションとを有し、前記非常用電磁弁
は、励磁状態において閉弁用の圧油を前記第1パイロッ
ト油路に導入する第1ポジションと、消勢されたときに
閉弁用の圧油を絞りを介して前記第1パイロット油路に
導入する第2ポジションとを有し、前記非常用電磁弁に
は、前記起動用電磁弁と同時に消勢されたときに前記起
動用電磁弁よりも遅れて前記第2ポジションに切り換わ
るように消勢時の切換動作に遅延が与えられていること
を特徴とするものである。
【0022】油圧エレベータ装置では、非常時や停電等
によりシステムへの通電が絶たれると、起動用電磁弁と
非常停止用電磁弁とが同時に消勢され、それぞれ消勢状
態の切換位置に切り換わるが、本発明では、起動用電磁
弁と非常停止用電磁弁とが同時に消勢されても、非常停
止用電磁弁が起動用電磁弁よりも遅い切り換わりタイミ
ングで切り換わるものとしている。
【0023】図2に、本発明による油圧エレベータ装置
の場合の乗りかごの下降中における非常停止時の各部圧
力の経時変化(a)、メインチェック弁前後の差圧の経
時変化(b)、メインチェック弁の開度の経時変化
(c)、乗りかごの速度の経時変化(d)を互いに相関
的に示す。
【0024】図2(a)に示すように、非常停止がかか
ると、すべての電磁弁が消磁されると共に可逆ポンプが
フリーになり、可逆ポンプ側の油圧が急激に減少する
が、油圧ジャッキ側の油圧は元のままの値を保つため、
可逆ポンプ側と油圧ジャッキ側との差圧が図2(b)の
ように大きくなる。
【0025】本発明では、両電磁弁が同時に消磁されて
も、先に起動用電磁弁が消勢状態の第1切換ポジション
に切り換わり、これによりまず先にパイロット圧力室へ
の接続をタンクラインから油圧ジャッキ側の油圧が導入
されている第1パイロット油路に切換えてパイロット圧
力室に素早く閉弁用の圧油圧力を立たせ、前述の不感帯
を瞬時に通過させてメインチェック弁を絞り開始開度ま
で閉弁操作する。その後、非常停止用電磁弁が第2ポジ
ションに切り換わり、これによりパイロット圧力室への
閉弁用の圧油の導入が絞りによって制限されてメインチ
ェック弁の通過流量が徐々に絞られ、結果として乗りか
ごに過大な減速度を与えずに短い時間内でショックなく
停止させるようにしている。
【0026】即ち、システムへの給電の遮断により両電
磁弁が消勢されたとき、非常停止用電磁弁が第2ポジシ
ョンに切り換わるより先に起動用電磁弁が第1切換ポジ
ションに切り換わると、油圧ジャッキ側の圧油がパイロ
ット圧力室内に比較的大流量で直ちに導入されるので、
メインチェック弁は図2(c)に示したように絞り開始
開度Aまで高速で閉弁動作することになる。この時、メ
インチェック弁のポンプ側と油圧ジャッキ側との差圧が
大きくなることに起因してメインチェック弁を通過する
圧油流量が増加しようとするが、メインチェック弁の迅
速な閉弁動作により相殺されて結果として非常停止がか
かる前と同程度またはそれ以下の通過流量に抑えられる
こととなる。
【0027】起動用電磁弁が第1切換ポジションに切り
換わった後に遅れて非常停止用電磁弁が第2ポジション
に切り換わると、パイロット圧力室には絞りを介して制
限された流量で油圧ジャッキ側の圧油が導入されること
となる。
【0028】この絞りは、非常停止ショックを緩和する
ための調整可能な絞り弁などにより実現でき、この絞り
効果によりパイロット圧力室には図2(c)に示すよう
なゆっくりとした閉弁動作を行わせるように圧油が導入
され、これに伴って乗りかごも図2(d)に示したよう
に徐々に減速されて停止することとなる。
【0029】尚、両電磁弁が消勢されてから非常停止用
電磁弁が第2ポジションに切り換わるまでの間は、第1
パイロット油路は未だ第1ポジションにある非常停止用
電磁弁を介して閉弁用の圧油をパイロット圧力室に導入
している。この状態は、非常時以外の通常の停止操作時
に閉弁用の圧油をパイロット圧力室に導入する状態と同
じであり、したがって非常停止用電磁弁が第1ポジショ
ンにあるときに第1パイロット油路に装入される別の通
常停止時のショック緩和用の絞りをさらに設けてもよい
が、この通常停止時のショック緩和用の絞りは、前述の
非常停止ショック緩和用の絞りよりも開度が大きくなけ
ればならない。
【0030】非常停止用電磁弁の切り換わりタイミング
として最も理想的なのは、メインチェック弁を通過する
圧油の流量が減少し始める開度Aの時点Yであり、時点
Xから時点Yまでの時間は上述の別の通常停止時のショ
ック緩和用の絞りの開度を適当に選ぶことによって調整
することもできる。このような時間を消勢時の切換遅延
時間としてもつ非常停止用電磁弁を使用することによ
り、最適な停止時間内で乗りかごにショックを生じさせ
ることのない滑らかな非常停止を実現でき、その様な非
常停止用電磁弁として特に限定するものではないが、例
えばショックレス形の電磁弁や、容量性の消磁遅延回路
を励磁回路中に含む電磁弁等を挙げることができる。
【0031】また、請求項2の発明では、請求項1に記
載の油圧エレベータ装置において、前記起動用電磁弁と
前記非常用電磁弁がそれぞれ直流電磁弁によって構成さ
れ、各直流電磁弁は交流電源から供給される直流電源の
出力によって励磁され、各直流電磁弁には、直流電源に
対する交流電源からの給電が絶たれたときに遮断動作す
るリレースイッチ手段を介して直流電源の出力が供給さ
れていることを特徴とするものとしている。
【0032】本発明では、リレースイッチ手段が、直流
電源に対する交流電源からの給電状態に応じて、前記起
動用電磁弁と前記非常用電磁弁との両電磁弁の遮断動作
を行っている。即ち、非常停止がかかって直流電源に対
する交流電源からの給電が絶たれると、リレースイッチ
手段が直流電源の出力電圧の漸減に無関係に瞬時に前記
起動用電磁弁と前記非常用電磁弁とに対する給電を遮断
するため、非常停止がかかってから両電磁弁が消勢され
るまでの時間が直流電源の遮断特性にかかわらず常に一
定となり、直流電源の負荷仕様の異なるエレベータ装置
でも設計通りのの安定した非常停止動作を無調整で実現
できると共に、乗りかごの非常停止ショック及び通過流
量を一律に管理することが可能となる。この場合、非常
用電磁弁としての直流電磁弁には上記のショックレス型
の電磁弁を使用すると良い。
【0033】この様に本発明では、非常時の給電遮断に
よって起動用電磁弁と非常停止用電磁弁とが同時に消勢
されても、非常停止用電磁弁の方が起動用電磁弁よりも
遅いタイミングで切り換わるため、通電遮断直後はメイ
ンチェック弁が比較的高速で閉まり、次いで非常停止用
電磁弁が切り換わってメインチェック弁を低速で閉止さ
せるという複数段階の流量制御を行うので、非常停止時
に生ずる停止ショックを低減させることができる。
【0034】勿論、非常事態の発生から乗りかごが完全
停止するまでの間にメインチェック弁を通過する圧油の
流量が従来よりも少なくなるので、油圧ジャッキの停止
ストローク長も短くなるという利点も備えている。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による油圧エレベ
ータ装置の実施形態の一例を示す油圧回路図である。本
装置は、乗りかご1を昇降駆動する油圧ジャッキ2と、
インバータモータMによって正逆可変駆動される可逆ポ
ンプ4と、この可逆ポンプ4と油圧ジャッキ2との間の
主流路の開閉を行うメインチェック弁5と、起動用電磁
弁である第1電磁弁6と、非常停止用電磁弁であるショ
ックレス形の第2電磁弁7と、油圧ジャッキ2側の油圧
と可逆ポンプ4側の油圧とのいずれか高い方を選択して
第2電磁弁7に導くシャトル弁形式のセレクター弁8
と、油圧を検知する圧力センサPGと、アンチキャビテ
ーション弁9、安全弁10及び昇温用回路11と、これ
らの作動を制御する制御装置であるコントローラ12と
を備えている。
【0036】セレクター弁8の両入口ポート間には差圧
スイッチ13が接続されており、この差圧スイッチ13
は、油圧ジャッキ2側の油圧に対して可逆ポンプ4側の
油圧がほぼ同等になった時にコントローラ12に電気信
号を与えている。
【0037】第1電磁弁6は、バネに対向する一つのソ
レノイドAを備えており、このソレノイドAが消勢され
ると、第1電磁弁6はメインチェック弁5のパイロット
圧力室5aを第2電磁弁7からの第1パイロット油圧L
1に接続する第1切換ポジション6aとなり、励磁され
るとパイロット圧力室をタンクラインへ通じる第2パイ
ロット油路L2に繋げる第2切換ポジション6bに切り
換わる。
【0038】第2電磁弁7は、バネに対向する一つのソ
レノイドBを備えており、このソレノイドBはソレノイ
ドAよりも切り換わるタイミングが遅くなるように調整
されたショックレス形のソレノイドである。この第2電
磁弁7は、平常状態では常に励磁されてセレクター弁8
からの油圧を油路L11を介して第1電磁弁6に導く第
1ポジション7bとなっており、非常の際に消磁される
と第1電磁弁6よりも遅れて切り換わって油圧ジャッキ
の圧油を油路L12中の非常停止ショック調整絞り弁1
4を介して第1電磁弁6に導入する第2ポジション7a
となる。
【0039】セレクター弁8は、一方の入口ポート8b
にメインチェック弁5の油圧ジャッキ2側の油圧を受
け、他方の入口ポート8aにメインチェック弁5の可逆
ポンプ4側の油圧を受けており、双方の圧力に応じてい
ずれか高い方の油圧を第2電磁弁7に導入している。非
常停止の際には、油圧ジャッキ2側の油圧が高くなるた
め、油圧ジャッキ2側の油圧を第2電磁弁7に導入す
る。
【0040】また、アンチキャビテーション弁9、安全
弁10及び昇温用回路11は、可逆ポンプ側の油圧の圧
力及び温度が危険な状態とならないように監視し、それ
ぞれ予め定めた値よりも小さくなるように制御してい
る。
【0041】乗りかご1は、コントローラ12によって
正転又は逆転作動されるインバータモータMと可逆ポン
プ4とによりその移動が制御されている。乗りかご1の
移動の際には、まずコントローラ12によってインバー
タモータMが正転され、それによってメインチェック弁
5のポンプ側の油圧とジャッキ側の油圧とがほぼ等しく
なって差圧スイッチ13が電気信号を生じると、起動用
電磁弁である第1電磁弁6がコントローラ12により励
磁状態にされ、メインチェック弁5のパイロット圧力室
5aを可変制御絞り3を介してタンクラインに接続し、
同時にインバータモータMの可変速パターン制御により
可逆ポンプを正転または逆転方向に可変流量制御し始め
る。
【0042】第1電磁弁が励磁されて第2切換ポジショ
ン6bに切り換わると同時にパイロット圧力室5a内の
圧力が低下するのでメインチェック弁5がポンプ吐出圧
(正転時)または油圧ジャッキ圧(逆転時)によって徐
々に押し開かれ、可逆ポンプ4の正転又は逆転に応じた
向きに滑らかな流量制御で圧油が流れてシリンダが伸長
又は伸縮し、乗りかご1が昇降移動する。
【0043】乗りかご1が目的階に近付くと、コントロ
ーラ12による速度パターンに応じて可逆ポンプ4の流
量が制限され、移動速度が減速されて停止する。この減
速と停止については、各階に設けられたリミットスイッ
チ(LS)がトリガーとなっている。
【0044】即ち、目的階のリミットスイッチ(LS)
からの停止信号がコントローラに与えられると、速度パ
ターンが所定減速率の減速信号を生じ、所定時間後にコ
ントローラによって第1電磁弁6のソレノイドが消磁さ
れ、第1電磁弁6が第1切換ポジション6aに復帰す
る。
【0045】これにより、メインチェック弁5のパイロ
ット圧力室5aに第1電磁弁6を介して油圧ジャッキ2
側の油圧が供給され、メインチェック弁5が閉じられ
る。この時、減速パターンで乗りかごが減速して丁度停
止するのと同時にメインチェック弁5が完全に閉じられ
るように、速度パターン、電磁弁のOFF指令の遅延時
間が設定調整されている。
【0046】また、コントローラ12には、交流電源1
7と直流電源15との間に挿入接続した交流リレー16
とその接点(常開接点)18a,18bで構成されたリ
レースイッチ手段が設けられており、このリレースイッ
チ手段が非常時等の直流電源15に対する交流電源17
からの給電が絶たれた際に、瞬時に第1電磁弁6、第2
電磁弁7への給電を遮断する。尚、この構成は実施形態
の一例であり、本発明はこの構成に限定されるものでは
ない。
【0047】この様な構成の油圧エレベータ装置におい
ては、乗りかごの昇降中に非常停止がかかると交流電源
17からのシステムへの給電が遮断され、リレー16が
消勢されるので第1電磁弁6と第2電磁弁7への給電が
リレー接点18a,18bの開成により瞬時に同時遮断
される。直流電源15の電圧が消失すると、可逆ポンプ
4がフリーになり、第1電磁弁6の切換わりとその後の
第2電磁弁7の切換わりによって以下に詳述するよう
に、エレベータの非常停止動作が行われる。
【0048】本実施形態では、非常停止用電磁弁である
第2電磁弁7としてショックレス形の電磁弁を使用して
いるため、第1電磁弁6と第2電磁弁7とが同時に消勢
されても、第2電磁弁7は第1電磁弁6が切り換わって
から或る遅れ時間を経過するまでは第1ポジション7b
のまま変わらない。
【0049】従ってリレー接点18a,18bが開成さ
れると、まず初めに第1電磁弁6だけが切換わり、メイ
ンチェック弁5のパイロット圧力室5aを第2電磁弁7
に接続する第1切換ポジション6aとなる。第2電磁弁
7は、切り換わる前の第1ポジション7bのままである
ため、油圧ジャッキ2側の圧油を通常の停止時と同様に
油路L11を介してメインチェック弁5のパイロット圧
力室5aに導入している。そのため、パイロット圧力室
5a内には油圧ジャッキ2側の圧油が高速で導入される
ので、メインチェック弁5が高速で閉弁動作することと
なる。
【0050】第1電磁弁6が切り換わってから或る遅延
時間の経過後に第2電磁弁7が第2ポジション7aに切
り換わるので、この時点からパイロット圧力室5aには
絞り14を介してジャッキ側の圧油が制限された流量で
導入される。この絞り14は図示の例では非常停止ショ
ック緩和用の可変調整絞り弁であり、第2電磁弁7が切
り換わると油圧ジャッキ側から導入された圧油は可変調
整絞り弁14により調整された流量に制限されてパイロ
ット圧力室内に導入される。
【0051】非常停止ショック緩和用の可変調整絞り弁
14は、油路L12を油路11よりも絞るためのもので
あり、油路L11中に通常の停止ショック緩和用の絞り
が設けられている場合は、その絞り量よりも小さい絞り
量に設定する。この絞り弁14絞り効果によりパイロッ
ト圧力室5aには制限された流量で圧油が導入され、そ
の結果、メインチェック弁が低速で閉弁動作することと
なる。
【0052】従って、メインチェック弁の開度は、図2
(c)に示したように、初めのうちは急速に、或る遅延
時間が経過した後は比較的ゆっくりと小さくなってゆ
く。特に乗りかごの下降時における非常停止動作では、
メインチェック弁を流れる圧油は初めのうちは差圧の上
昇により増加しようとするが、メインチェック弁5の開
度が初めのうちは急速に減少するため、結果として相殺
されて図2(d)に示したように非常停止がかかる前と
同程度に維持される。
【0053】遅延時間(X−Y)が経過すると、差圧が
ジャッキ圧に依存する状態となり、メインチェック弁5
の絞り効果が有効となる。この時点Yで第2電磁弁7が
第2ポジション7aに切換わり、油路L12に設けられ
た非常停止ショック緩和用の可変絞り14による絞り効
果が発揮されてメインチェック弁が比較的低速で閉弁動
作する。
【0054】このような、第2電磁弁7の切換わりタイ
ミングとして本実施形態では、メインチェック弁を通過
する流量が絞られ始める時点Yで第2電磁弁7が第2ポ
ジション7bに切り換わるようにしている。そのため、
非常停止時における乗りかご1の移動距離は前述の従来
例と同様の条件下で200mmに短縮され、この時に生
じる停止ショックは0.3Gにまで抑えることができ
た。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明の油圧エレベータ
装置は、非常時にシステムに対する通電が遮断される
と、その直後はメインチェック弁が比較的高速で閉ま
り、次いで非常停止用電磁弁が切り換わってメインチェ
ック弁を低速で閉弁動作させるという複数段階の流量制
御を行うので、非常停止時に生ずる停止ショックを低減
させることができる。
【0056】勿論、非常事態の発生から乗りかごが完全
停止するまでの間にメインチェック弁を通過する圧油の
流量が従来よりも少なくなるので、油圧ジャッキの停止
ストローク長も短くなるという利点も備えている。
【0057】更に、本願発明では、装置全体としての設
計を大幅に変更することなく実現できるので、従来品と
の互換性も良く、コスト的にも低く抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による油圧エレベータ装置
の油圧回路図である。
【図2】本発明による油圧エレベータ装置において乗り
かごの下降時に非常停止がかかった場合の各部圧力の経
時変化(a)、メインチェック弁前後の差圧の経時変化
(b)、メインチェック弁の開度の経時変化(c)、乗
りかごの速度の経時変化(d)を互いに相関的に示す線
図である。
【図3】従来の油圧エレベータ装置において乗りかごの
下降時に非常停止がかかった場合の各部圧力の経時変化
(a)、メインチェック弁前後の差圧の経時変化
(b)、メインチェック弁の開度の経時変化(c)、乗
りかごの速度の経時変化(d)を互いに相関的に示す線
図である。
【符号の説明】 1 :乗りかご 2 :油圧ジャッキ 3 :可変制御形絞り弁 4 :可逆油圧ポンプ 5 :メインチェック弁 5a :パイロット圧力室 6 :第1電磁弁(起動用電磁弁) 7 :第2電磁弁(非常停止用電磁弁) 8 :セレクター弁 8a,8b:入口ポート 9 :アンチキャビテーション弁 10 :安全弁 11 :昇温用回路 12 :コントローラ(制御装置) 13 :差圧スイッチ 14 :非常停止ショック緩和用可変調整絞り弁 15 :直流電源 16 :交流リレー 17 :交流電源 18a,18b,18c:リレー接点 M :インバータモータ PG :圧力センサ T :タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−153171(JP,A) 特開 平4−277172(JP,A) 特開 平5−193873(JP,A) 特開 平7−267524(JP,A) 特開 平9−124256(JP,A) 特開 平9−194152(JP,A) 特開 平9−315733(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 1/00 - 9/193

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗りかごと、該乗りかごを昇降駆動する
    油圧ジャッキと、正逆可変速制御される電動機と、この
    電動機により駆動される可逆油圧ポンプと、この可逆油
    圧ポンプと油圧ジャッキとの間の油路接続を開閉する電
    磁操作油圧開閉弁装置と、前記電動機および前記電磁操
    作油圧開閉弁装置に指令信号を与えて該電磁操作油圧開
    閉弁装置の油圧ジャッキ側と可逆油圧ポンプ側との圧力
    がほぼ等しくなったときに前記電磁操作油圧開閉弁装置
    を開弁させると共に前記電動機の正逆可変速度制御によ
    る可逆油圧ポンプの給排流量制御によって油圧ジャッキ
    の昇降速度を制御する制御装置とを有する油圧エレベー
    タ装置において、 前記電磁操作油圧開閉弁装置は、メインチェック弁と起
    動用電磁弁と非常停止用電磁弁とを含み、 前記メインチェック弁は、パイロット圧力室と、該パイ
    ロット圧力室へ閉弁用の圧油が導入されることにより閉
    弁して前記油路接続を遮断すると共に前記パイロット圧
    力室から閉弁用の圧油が導出されることにより開弁して
    前記油路接続を連通させるポペット弁体とを備え、 前記起動用電磁弁は、消勢時に前記パイロット圧力室へ
    閉弁用の圧油を導入するための第1パイロット油路を前
    記パイロット圧力室に接続する第1切換ポジションと、
    乗りかごの起動操作によって励磁されたときに前記パイ
    ロット圧力室から閉弁用の圧油を導出するための第2パ
    イロット油路を前記パイロット圧力室に接続する第2切
    換ポジションとを有し、 前記非常用電磁弁は、励磁状態において閉弁用の圧油を
    前記第1パイロット油路に導入する第1ポジションと、
    消勢されたときに閉弁用の圧油を絞りを介して前記第1
    パイロット油路に導入する第2ポジションとを有し、 前記非常用電磁弁には、前記起動用電磁弁と同時に消勢
    されたときに前記起動用電磁弁よりも遅れて前記第2ポ
    ジションに切り換わるように消勢時の切換動作に遅延が
    与えられていることを特徴とする油圧エレベータ装置。
  2. 【請求項2】 前記起動用電磁弁と前記非常用電磁弁が
    それぞれ直流電磁弁によって構成され、各直流電磁弁は
    交流電源から供給される直流電源の出力によって励磁さ
    れ、各直流電磁弁には、直流電源に対する交流電源から
    の給電が絶たれたときに遮断動作するリレースイッチ手
    段を介して直流電源の出力が供給されていることを特徴
    とする請求項1に記載の油圧エレベータ装置。
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