JPH10203741A - 昇降機の制御盤交換方法及び仮設低速運転装置 - Google Patents

昇降機の制御盤交換方法及び仮設低速運転装置

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JPH10203741A
JPH10203741A JP9006828A JP682897A JPH10203741A JP H10203741 A JPH10203741 A JP H10203741A JP 9006828 A JP9006828 A JP 9006828A JP 682897 A JP682897 A JP 682897A JP H10203741 A JPH10203741 A JP H10203741A
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JP
Japan
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control panel
floor
elevator
low
car
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Application number
JP9006828A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Hirota
喜則 広田
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Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械室の制御盤及び電動機の改造工事期間中
であっても任意の時間帯にサービス運転が可能な昇降機
の仮設低速運転装置を提供し、且つ昇降機を長い時間連
続的に停止させることなく、制御盤及び電動機の交換を
行なう。 【解決手段】 既設制御盤2と既設電動機5を改造する
場合、機械室1もしくは、隣接した部屋及び通路等に新
設制御盤3を仮設し、新設電動機6に交換後に即刻低速
運転を可能とし、さらに、改造工事期間中であってもサ
ービス運転を可能とするために、乗りかごの床と各階乗
り場床が合った状態で停止できるようにする仮設低速運
転装置を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降機の制御盤交
換方法と、新設の制御盤に交換するときに荷物の昇降を
可能とする昇降機の仮設低速運転装置に好適な昇降機の
制御盤交換方法及び仮設低速運転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、既設昇降機の経年化に伴い、一部
または全部の装置を取換える改造作業は、しだいに増加
しつつあるが、小規模ビルのように1台だけの昇降機の
場合、ある期間にわたって休止することは、利用者に対
し多大な迷惑を掛けるという問題があった。
【0003】このため、近年土、日曜日などの休日を利
用し、部分的に交換を行うというものが提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の昇
降機の制御盤改造方法にあっては、エレベータが1台納
入されている小規模ビルの機械室の面積は狭く改造制御
盤と隣接させて新設制御盤を据付けることは不可能であ
った。
【0005】休日のある事務所ビル等には適用できて
も、休日のないビル、例えば病院等では定期的に配膳等
に昇降機を使用している場合が多く、適用できないとい
う問題がある。このような昇降機は、長時間に亘っての
改造工事ができなく、改善が進まないのが現状であるた
めに、改造工事期間中であっても配膳等の時間帯には、
一時的に使用できることが望まれ、また、昇降機を連続
的に停止させることは、前記病院等での配膳は階段に頼
らざるを得ず、多大な労力を費やさなければならなく、
関係者に多大な迷惑をかけていた。
【0006】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたもので機械室面積の狭い昇降機の制御盤交換が短
時間で行え、制御盤改造工事の途中であっても乗りかご
を昇降させて荷物の運搬を可能とする昇降機の制御盤交
換方法及び仮設低速運転装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、昇降機の既設制御盤及び既設電動機の少な
くとも既設制御盤を新設の制御盤と交換する昇降機の制
御盤交換方法において、新設制御盤を機械室の床に固定
せずに置き、前記新設制御盤に電源供給線と電動機との
配線及び、かご上低速運転制御用配線の通線を行い前記
新設制御盤でかご上低速運転を可能とした後、前記既設
制御盤を撤去し、前記既設制御盤を固定していた既設プ
ルボックスを用いて前記新設制御盤を据付けるようにし
たものである。
【0008】また、乗りかごに作動することで請求項1
記載のかご上低速運転を停止させる第1及び第2のスイ
ッチと、昇降路に階床数だけ設けられた前記第1のスイ
ッチを作動させて前記乗りかごが各階乗り場床面と同一
面となるように設けた第1の作動体と、前記昇降路の上
下端に設けられた前記第2のスイッチを作動させて前記
乗りかごの過昇及び過降を防止する第2の作動体と、押
圧しているときのみ前記乗りかごが低速上昇及び下降す
る上昇及び下降釦と、押圧しているときのみ前記第1の
スイッチ作動を無効とする無効釦とを備えたものであ
る。
【0009】このように構成したので、新設制御盤に組
込まれたかご上低速運転によって各階の昇降を可能とし
た後、既設制御盤を撤去した後のプルボックスに新設制
御盤を据付けることで、機械室の狭い昇降機の制御盤の
交換を短納期に行えると共に、荷物運搬等で顧客に迷惑
を掛けることもない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の昇降機の制御盤交
換方法及び仮設低速運転装置の実施の形態を図に基づき
説明する。
【0011】本実施形態は図6に示す既設制御盤2によ
り昇降器が稼動中、即ち昇降機を利用している状態で、
図1に示す既設制御盤2が設置されている機械室1の別
な位置もしくは、図示しない隣接する部屋や通路等に新
設制御盤3を置き、事前に電源線8と図示しないアース
線を新設制御盤3に接続しておき、昇降器が停止可能な
時間帯になったら、例えば病院等では朝食の配膳後から
昼食の配膳前までの間の約3時間程度で、図2に示す低
速運転用仮設ターミナルボックス11と低速運転仮設着
床装置13を乗りかご16上部に仮設し、リミットスイ
ッチ用ケーブル13Eとで接続してから、低速運転用仮
設ターミナルボックス11に低速運転用操作スイッチ1
2、AC100Vコンセント14及び低速運転操作ケー
ブル10を接続して、この低速運転操作ケーブル10を
図1に示す新設制御盤3に接続するとともに、巻上機7
に取付けてある既設電動機5を新設電動機6に交換し、
新設電動機6と新設制御盤3とを仮設配線ケーブル9で
接続することにより、低速運転が可能となる。更に、工
事期間中であっても前記病院等で、配膳用台車を使用で
きるように、図6に示す乗りかご床16Aと各階乗り場
床18が合った状態で停止させる必要があることから、
図2に示すように、乗りかご16の上部に低速運転仮設
着床装置13を取付け、各階乗り場床18と乗りかご床
16Aが合う位置に各階停止リミットスイッチ作動レバ
ー13Cを、そして、最上階及び最下階乗り場床18と
乗りかご床16Aが合う位置に端階停止リミットスイッ
チ作動レバー13Dを塔内15に据付けてあるガイドレ
ール17にレールクリップ17Aで仮設する。
【0012】次に、上記構成に基づいて本実施形態の動
作について説明する。
【0013】低速運転を行うために、図3に示す低速運
転用操作スイッチ12が低速運転用操作スイッチケーブ
ル12D、低速運転用操作スイッチケーブルコネクタ1
2E、低速運転用仮設ターミナルボックス11、低速運
転操作ケーブルコネクタ10A、低速運転操作ケーブル
10を介し新設制御盤3に接続されている。
【0014】先ず、上昇運転を行なうには、低速運転用
操作スイッチ12の上昇運転用押釦スイッチ12Aを押
すと図1に示す新設制御盤3により、仮設配線ケーブル
9を介し新設電動機6を動作させて低速上昇運転を行な
うことができ、上昇運転用押釦スイッチ12Aを離すと
停止する。そして、図6に示す乗りかご床16Aと乗り
場床18が合った状態で停止させるために、図2に示す
各階停止用リミットスイッチ作動レバー13Cで低速運
転仮設着床装置13の各階停止用リミットスイッチ13
Aを動作させ停止する。引き続き上昇運転を行なう場合
や、各階乗り場床18近傍を通過するには、図3に示す
低速運転用操作スイッチ12のスタート押釦12Cを押
して、各階停止用リミットスイッチ13Aを短絡するこ
とにより、上昇運転が可能となるが、最上階では端階停
止用リミットスイッチ13Bが端階停止用リミットスイ
ッチ作動レバー13Dで動作し、過昇運転の防止を図っ
ている。一方、下降運転を行なうには、低速運転用操作
スイッチ12の下降運転用押釦スイッチ12Bを押すと
図1に示す新設制御盤3により、仮設配線ケーブル9を
介し新設電動機6を動作させて低速下降運転を行なうこ
とができ、下降運転用押釦スイッチ12Bを離すと停止
する。そして、上昇運転と同様、図6に示す乗りかご床
16Aと乗り場床18が合った状態で停止させるため
に、図2に示す各階停止用リミットスイッチ作動レバー
13Cで低速運転仮設着床装置13の各階停止用リミッ
トスイッチ13Aを動作させ停止する。引き続き下降運
転を行なう場合や、各階乗り場床18近傍を通過するに
は、図3に示す低速運転用操作スイッチ12のスタート
押釦スイッチ12Cを押し、各階停止用リミットスイッ
チ13Aを短絡することにより、下降運転が可能となる
が、最下階では端階停止用リミットスイッチ13Bが端
階停止用リミットスイッチ作動レバー13Dで動作し
て、過降運転の防止を図っている。
【0015】図7に低速運転装置の回路図を示す。
【0016】電源P−N間に上昇運転用押釦スイッチ1
2Aの接点12Aaと、各階停止用リミットスイッチ1
3Aの常閉接点13Ab1と、端階停止用リミットスイ
ッチ13Bの常閉接点13Bb1と低速上昇指令用リレ
ーUが直列接続され、常閉接点13Ab1と並列にスタ
ート押釦スイッチ12Cの接点12Ca1が接続されて
いる。また、電源P−N間に下降運転用押釦スイッチ1
2Bの接点12Baと、各階停止用リミットスイッチ1
3Aの常閉接点13Ab2と、端階停止用リミットスイ
ッチ13Bの常閉接点13Bb2と低速下降指令用リレ
ーDが直列接続され、常閉接点13Ab2と並列にスタ
ート押釦スイッチ12Cの接点12Ca2が接続されて
いる。
【0017】したがって、この発明では上述のように、
短時間で新設制御盤3による低速運転を可能とし、低速
運転仮設着床装置13により、図6に示す乗りかご床1
6Aと乗り場床18が合った状態で停止できることか
ら、一時的なサービス運転が可能となるために、長期間
に亘って昇降機の停止が不可能な上述した病院等でも、
従来通り日々定期的に配膳の運搬に使用できるので改造
工事が可能となる。また、上述の昇降機の仮設低速運転
方法は、乗りかご16を作業床として塔内15の機器の
取換えや配線接続作業が容易にできる上に、図4に示す
既設制御盤用プルボックス2Aに据付けてある既設制御
盤2の撤去や、図5に示す配管4を流用して新設制御盤
3と新設電動機6との間の配線作業並びに、新設制御盤
3の据付け等の機械室1作業も同時に進めることができ
る。更に、図2に示す低速運転用仮設ターミナルボック
ス11には、AC100Vコンセント用ケーブル14A
を介しAC100Vコンセントを設けているので、乗り
かご16を作業床としての作業時の証明及び電動工具の
電源として使用できることから、塔内15での作業を効
率良く行なうことができる。
【0018】尚、昇降機の機械室が狭く新設制御盤3が
仮設できない場合でも、図示しない隣接する部屋や通路
等に仮設可能なことから、殆どの昇降機に、本発明の昇
降機の制御盤交換方法及び仮設低速運転装置が適用可能
である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、新設制御盤に組み込ま
れたかご上低速運転によって各階の昇降を可能とした
後、既設制御盤を撤去した後のプルボックスに新設制御
盤を据付けることで、機械室の狭い昇降機の制御盤の交
換を短納期に行えると共に、荷物運搬等で顧客に迷惑を
掛けることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の昇降機の仮設低速運転装置の実施形態
を説明する斜視図である。
【図2】本発明の実施形態を説明する平面図である。
【図3】本発明の全体構成を示す回路図である。
【図4】本発明による仮設低速運転方法を用いて作業し
ている途中状態を示す斜視図である。
【図5】本実施形態が完了した状態を示す斜視図であ
る。
【図6】改造前の昇降機の設置状態を示す斜視図であ
る。
【図7】エレベータ低速運転の要部回路図である。
【符号の説明】
1 機械室 2 既設制御盤 3 新設制御盤 5 既設電動機 6 新設電動機 9 仮設配線ケーブル 10 低速運転操作ケーブル 11 低速運転用仮設ターミナルボックス 12 低速運転用操作スイッチ 13 低速運転仮設着床装置 14 AC100Vコンセント 15 塔内 16 乗りかご 17 ガイドレール 18 乗り場床

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降機の既設制御盤及び既設電動機の少
    なくとも既設制御盤を新設の制御盤と交換する昇降機の
    制御盤交換方法において、新設制御盤を機械室の床に固
    定せずに置き、前記新設制御盤に電源供給線と電動機と
    の配線及び、かご上低速運転制御用配線の通線を行い前
    記新設制御盤でかご上低速運転を可能とした後、前記既
    設制御盤を撤去し、前記既設制御盤を固定していた既設
    プルボックスを用いて前記新設制御盤を据付ける昇降機
    の制御盤交換方法。
  2. 【請求項2】 乗りかごに作動することで請求項1記載
    のかご上低速運転を停止させる第1及び第2のスイッチ
    と、昇降路に階床数だけ設けられた前記第1のスイッチ
    を作動させて前記乗りかごが各階乗り場床面と同一面と
    なるように設けた第1の作動体と、前記昇降路の上下端
    に設けられた前記第2のスイッチを作動させて前記乗り
    かごの過昇及び過降を防止する第2の作動体と、押圧し
    ているときのみ前記乗りかごが低速上昇及び下降する上
    昇及び下降釦と、押圧しているときのみ前記第1のスイ
    ッチ作動を無効とする無効釦とを備えたことを特徴とす
    る昇降機の仮設低速運転装置。
JP9006828A 1997-01-17 1997-01-17 昇降機の制御盤交換方法及び仮設低速運転装置 Pending JPH10203741A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012201417A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベータの制御盤の交換方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012201417A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベータの制御盤の交換方法

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