JPH10203587A - 石炭バンカ - Google Patents

石炭バンカ

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JPH10203587A
JPH10203587A JP9009554A JP955497A JPH10203587A JP H10203587 A JPH10203587 A JP H10203587A JP 9009554 A JP9009554 A JP 9009554A JP 955497 A JP955497 A JP 955497A JP H10203587 A JPH10203587 A JP H10203587A
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JP
Japan
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main body
coal
bunker
body lower
chute
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Application number
JP9009554A
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English (en)
Inventor
Teruo Hoshino
輝男 星野
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉塞が生じない石炭バンカを提供する。 【解決手段】 中空の本体上部35と、該本体上部35
の下方に連続して截頭逆円錐形をなす中空の本体下部3
6と、該本体下部36に接続されて下方へ延びる円筒状
のバンカシュート37とからなる石炭バンカ34におい
て、本体下部36の軸心に対してバンカシュート37の
軸心が水平方向へ偏るようにバンカシュート37を本体
下部36に接続する。 【効果】 本体下部36からバンカシュート37へ移行
する斜面長さが四周の各部位において異なり、径方向断
面が円形とは異なる形状となって緩やかに変化し且つ断
面積の縮小率が緩和され、バンカ内原炭の流出阻害が生
じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微粉炭製造設備の
石炭バンカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】微粉炭焚ボイラに燃料としての微粉炭を
供給するために、原炭を粉砕する微粉炭製造設備が採用
されている。
【0003】図6は従来の微粉炭製造設備の一例を示す
ものである。
【0004】1は原炭2を粉砕する微粉炭ミルであり、
該微粉炭ミル1は、円筒形のミル本体ケーシング3内の
下部に、モータ4によって回転駆動される粉砕テーブル
5と、該粉砕テーブル5の上面にリング状に形成された
凹溝6に対して押圧される3個1組のミルローラ7(図
6では2個のみ示している)とから成る粉砕部8を備え
ている。
【0005】前記ミル本体ケーシング3の上部には、ベ
ルトコンベヤ等の原炭搬送装置Cによって搬送されて来
る原炭2を一時貯蔵する石炭バンカ9と、該石炭バンカ
9内の原炭2を、搬送モータ10の駆動によって所定量
を切り出し搬送するベルトコンベヤ11とから成る給炭
機12が配設されている。
【0006】前記の石炭バンカ9は、円筒形の本体上部
13と、該本体上部13の下方に連続し且つ下方へゆく
に従って徐々に直径が狭まる中空の截頭逆円錐形をなす
本体下部14と、該本体下部14の下端部に、本体下部
14と同じ軸線上にあるように接続されて略垂直に下方
へ延びる円筒状のバンカシュート15とにより形成され
ている。
【0007】前記ベルトコンベヤ11の上方位置にある
前記バンカシュート15の出側開口部には、ベルトコン
ベヤ11上に供給される原炭2の幅を規整するスカート
16と、層厚を調整するための上部擦り切り板17とが
備えられており、搬送モータ10によるベルトコンベヤ
11の搬送速度を調節することによって原炭2の供給量
を制御できるようになっている。
【0008】給炭機12の出側には、垂直下方へ延びる
ミルシュート管18が連結されており、該ミルシュート
管18は、ミル本体ケーシング3の軸心位置に貫挿され
た下端がミルローラ7の近傍まで延びている。
【0009】ミル本体ケーシング3内の上方には、逆円
錐形状をした分級胴19をミル本体ケーシング3と同心
に設け、該分級胴19の上部とミル本体ケーシング3と
の間に形成された開口部20に、角度を調整可能な複数
枚の旋回羽根21を備え、前記ミルシュート管18の外
周に分級胴19内の微粉炭22をミル本体ケーシング3
上方に設けられた微粉炭送給室23へ排出するための微
粉炭出口管24を同心状に設け、分級胴19の下部に、
堆積した粗粉炭25の自重及び分級胴19の内外間の差
圧によって開閉する遮蔽板26を設けて、分級機27を
構成している。32は遮蔽板26が開いたときに粉砕テ
ーブル5で粉砕された粉体が分級胴19の内部へ逆流す
るのを防止するための逆流防止部材である。
【0010】28は一次空気ダクトであり、該一次空気
ダクト28は、原炭2を乾燥し且つ粉砕された粉体を搬
送する一次空気29を吹き込むために、前記ミル本体ケ
ーシング3の下部に接続されている。30は粉砕テーブ
ル5の下部外周に形成された空気供給室、31はノズル
であり、該ノズル31は、前記空気供給室30の一次空
気29を上方に吹き出して粉砕された粉体を旋回羽根2
1に導くように粉砕テーブル5の外周に形成されてい
る。
【0011】33は微粉炭管であり、該微粉炭管33
は、図示しない微粉炭焚きボイラなどへ微粉炭22を送
出できるように前記ミル本体ケーシング3の上部の微粉
炭送給室23に接続されている。
【0012】上記の微粉炭製造設備では、給炭機12の
搬送モータ10を作動しベルトコンベヤ11を駆動する
と、石炭バンカ9内に貯留されている原炭2がバンカシ
ュート15を介して切り出され且つベルトコンベヤ11
によって搬送されてミルシュート管18へ投入される。
【0013】ミルシュート管18に投入された原炭2
は、該ミルシュート管18内を落下し、モータ4によっ
て駆動されて回転する粉砕テーブル5上に連続的に投入
され、ミルローラ7によって粉砕される。
【0014】粉砕された粉体は、一次空気ダクト28か
ら空気供給室30に供給されてノズル31から吹き出さ
れる一次空気29によって乾燥されるとともに、ミル本
体ケーシング3内部の上方へ吹き上げられる。
【0015】ミル本体ケーシング3内部の上方へ吹き上
げられた粉体は、分級胴19上部の開口部20に設けら
れた旋回羽根21の旋回角度の調整によって適度の遠心
力が付与され、適度の遠心力を付与されて分級胴19の
内部に流入した粉体中の粗粉炭25は、分級胴19の内
面に沿って下降し分離される。
【0016】粗粉炭25が分離された残余の粉体は、微
粉炭22として微粉炭出口管24を通って微粉炭送給室
23へ入り、該微粉炭送給室23から微粉炭管33を介
して図示しない微粉炭焚ボイラ等へ送出される。
【0017】一方、前記の分級機27の分級胴19で遠
心分離された粗粉炭25は、分級胴19の下部に堆積
し、該粗粉炭25がある程度堆積したときに、粗粉炭2
5の自重によって遮蔽板26が開くことにより、再び粉
砕テーブル5の中央部に放出され、ミルローラ7によっ
て再粉砕される。そして、遮蔽板26は、粗粉炭25が
落下したのち、分級胴19の内外間の差圧(粉体の旋回
によって分級胴19の内部は圧力が低下している)によ
って閉ざされ、以後、堆積した粗粉炭25の自重と分級
胴19の内外間の差圧の作用によって間欠的に開閉が繰
り返される。
【0018】上述の微粉炭製造設備では、給炭機12に
よって微粉炭ミル1へ送給する原炭2の供給量を制御し
ているが、給炭機12の上部に設けた石炭バンカ9が内
部に貯留された原炭2によって閉塞された場合には、微
粉炭ミル1への原炭2の供給が停止されてしまう。石炭
バンカ9の閉塞は、一般に截頭逆円錐形の本体下部14
の下端とバンカシュート15の上端との形状変化部Aに
起こるブリッジによって発生している。
【0019】このため、従来より石炭バンカ9の閉塞を
防止するための対策が講じられている。
【0020】即ち、中空の截頭逆円錐形に形成されてい
る本体下部14の壁面を、原炭2の安息角度や粘性など
の物性を勘案し且つ石炭バンカ9の必要容量を確保しな
がら高さ制限の範囲内において出来るだけ大きな傾斜角
度αとして原炭2の流動性を阻害しないように設定して
いる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6に示す
微粉炭製造設備の給炭機12の石炭バンカ9において
は、石炭バンカ9の本体下部14に対してバンカシュー
ト15を同じ軸線上にあるように接続しているので、前
記したように本体下部14の壁面の傾斜角度αを大きく
しても、本体下部14の内周斜面に沿って滑落する原炭
2の密圧と流動速度とが本体下部14の四周において略
同程度となるために、本体下部14の出側においてブリ
ッジを起こし易く、しばしば閉塞するという問題があっ
た。
【0022】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、閉塞が生じない石炭バンカを提供することを目的と
するものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の石炭バンカでは、中空の本体上部と、該本
体上部の下方に連続して截頭逆円錐形をなす中空の本体
下部と、該本体下部に接続されて下方へ延びる円筒状の
バンカシュートとからなる石炭バンカにおいて、本体下
部の軸心に対してバンカシュートの軸心が水平方向へ偏
るようにバンカシュートを本体下部に接続する。
【0024】上記の手段によれば、本体下部とバンカシ
ュートの接続部が、上下方向の各部位において周方向の
形状が変化し、本体下部の下端部からバンカシュートへ
移行する本体下部の斜面長さが本体下部の四周において
異なり且つ径方向断面が円形とは異なる形状となって断
面積が緩やかに変化し、本体下部とバンカシュートの接
続部における原炭の密圧と、流動速度とが四周で不均一
になることによってバンカ内原炭の流出阻害が生じな
い。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施する形態を、
図示例と共に説明する。
【0026】図1は本発明の石炭バンカを適用した微粉
炭製造設備の一例であり、図中、図6と同一の符号を付
した部分は同一物を表している。
【0027】図1の微粉炭製造設備に示す34は石炭バ
ンカであり、該石炭バンカ34は本体上部35と本体下
部36とバンカシュート37とによって構成されてい
る。
【0028】上記石炭バンカ34の他は、図6に示す微
粉炭製造設備と変わるところがないので説明を省略す
る。
【0029】図2〜図5は本発明の石炭バンカ34の実
施の形態の一例を示すものであり、該石炭バンカ34の
前記本体上部35は、所要の直径を有する円筒形をなし
ており、本体下部36は、前記の本体上部35の下端
に、該本体上部35と同軸的に接続され且つ下方へゆく
に従って徐々に直径が狭まる中空の截頭逆円錐形をなし
ている。
【0030】バンカシュート37は円筒状で、前記本体
下部36の軸心に対して該バンカシュート37の軸心が
水平方向へ若干(図1及び図2に示すE)偏るように本
体下部36の下端に接続されて略垂直に下方へ延び、図
1に示すようにベルトコンベヤ11の上方に達してい
る。
【0031】上記のようにして本体下部36とバンカシ
ュート37とを偏りEを持たせて接続すると、その接続
部38が、その上下方向の各部位において周方向の形状
が変化し、図3、図4、図5に示すように、本体下部3
6の下端部からバンカシュート37へ移行する直前の本
体下部36の斜面長さが本体下部36の四周の各部位に
おいて異なり、且つ径方向断面が円形とは異なる形状
(図4参照)となって緩やかに変化し且つ断面積の縮小
率が緩和される。
【0032】以下、図1から図5に示す本形態例の石炭
バンカの作動について説明する。
【0033】給炭機12の搬送モータ10を作動しベル
トコンベヤ11を駆動すると、石炭バンカ34内に貯留
されている原炭2がバンカシュート37を介して切り出
され且つベルトコンベヤ11によって搬送されてミルシ
ュート管18へ投入される。
【0034】その際、石炭バンカ34の本体下部36の
内周面に沿って滑落する原炭2は、本体下部36出側の
周辺において、本体下部36の出口近傍四周の斜面長さ
の差異と、本体下部36からバンカシュート37にかけ
た断面形状の変化及び断面積の縮小率の緩慢なる変化の
影響を受ける。
【0035】そのため、本体下部36出側付近の周方向
に占める位置によって、流動する原炭2の落下速度と密
圧とに差異が発生する。また、流動する原炭2による本
体下部36の出側付近に対する急激な充塞が緩和され密
圧の高騰が抑制される。
【0036】従って上記形態例によれば、本体下部36
の出側付近において、原炭2の流動状態が不均一となり
且つ密圧の高騰が避けられるので、原炭2によるブリッ
ジの発生が抑制されるため、石炭バンカ34の閉塞を未
然に防止できる。
【0037】なお、本発明の石炭バンカは上述した形態
例の石炭バンカ34にのみ限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の石炭バンカ
によれば、本体下部とバンカシュートの接続部が、上下
方向の各部位において周方向の形状が変化しているの
で、本体下部の下端部からバンカシュートへ移行する本
体下部の斜面長さが本体下部の四周の各部位において異
なり、また、前記接続部の径方向断面が円形とは異なる
形状となって緩やかに変化し且つ断面積の縮小率が緩和
される。従って、本体下部の出側付近において、原炭の
流動状態が不均一となり且つ密圧の高騰が避けられるの
で、原炭によるブリッジの発生が抑制されるため、石炭
バンカの閉塞を未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の石炭バンカを適用した微粉炭製造設備
の実施の形態の一例を示す切断側面図である。
【図2】図1に関連する石炭バンカの実施の形態例を示
す切断側面図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【図4】図2のIV−IV矢視図である。
【図5】図2のV−V矢視図である。
【図6】従来の微粉炭製造設備の一例を示す切断側面図
である。
【符号の説明】
34 石炭バンカ 35 本体上部 36 本体下部 37 バンカシュート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の本体上部と、該本体上部の下方に
    連続して截頭逆円錐形をなす中空の本体下部と、該本体
    下部に接続されて下方へ延びる円筒状のバンカシュート
    とからなる石炭バンカにおいて、本体下部の軸心に対し
    てバンカシュートの軸心が水平方向へ偏るようにバンカ
    シュートを本体下部に接続したことを特徴とする石炭バ
    ンカ。
JP9009554A 1997-01-22 1997-01-22 石炭バンカ Pending JPH10203587A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9009554A JPH10203587A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 石炭バンカ

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JP9009554A JPH10203587A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 石炭バンカ

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JPH10203587A true JPH10203587A (ja) 1998-08-04

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ID=11723508

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JP9009554A Pending JPH10203587A (ja) 1997-01-22 1997-01-22 石炭バンカ

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JP (1) JPH10203587A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008239156A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Chugoku Electric Power Co Inc:The 石炭バンカ
CN113306897A (zh) * 2021-06-21 2021-08-27 华能(福建漳州)能源有限责任公司 一种火电厂“双漏斗”防堵型进料煤仓

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008239156A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Chugoku Electric Power Co Inc:The 石炭バンカ
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