JPH10203522A - 耐内圧用蓋及び耐内圧用蓋を使用した容器 - Google Patents

耐内圧用蓋及び耐内圧用蓋を使用した容器

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JPH10203522A
JPH10203522A JP622197A JP622197A JPH10203522A JP H10203522 A JPH10203522 A JP H10203522A JP 622197 A JP622197 A JP 622197A JP 622197 A JP622197 A JP 622197A JP H10203522 A JPH10203522 A JP H10203522A
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JP
Japan
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container
pail
internal pressure
plate
top plate
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JP622197A
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English (en)
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Tadashi Hamada
正 浜田
Kenji Matsuda
賢治 松田
Itaru Yamashita
至 山下
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Kawatetsu Container Co Ltd
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Kawatetsu Container Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に機械的強度を向上させることができる
耐内圧用蓋及びこの耐内圧用蓋を使用した容器を提供す
る。 【解決手段】 製缶される容器3の天板1及び地板2の
それぞれの周縁部に沿って、天板及び地板の各中央部に
対して当該容器の内側へ凹となる湾曲部11,21をそ
れぞれ全周にわたり設けた。該湾曲部は、容器内圧力の
上昇による天板及び地板の変形を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば化学薬品等
を輸送するための容器であって容器内圧力が高くなる容
器の耐内圧用蓋、及び該耐内圧用蓋を使用した容器に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、JIS(日本工業規格)Z 16
20に規定されるような、いわゆるペール缶であって、
図8に示すように天板121及び地板122が胴板12
3の周縁部に巻締めされ、かつかしめられて固定される
タイプのペール缶内には、例えば化学薬品等が封入され
るが、ある種の内容物にあっては沸点温度が低く、又比
重の大きいものがある。このような内容物を封入し輸送
する場合、沸点温度が低いものでは輸送中にペール缶内
の圧力が上昇しそれによって図9に示すように天板12
1及び地板122が缶の外側へ膨れる事態が発生するこ
とがある。又、天板121及び地板122の上記膨れに
よる変形によって天板121あるいは地板122と胴板
123との巻締部に変形が生じ上記巻締部の機械的強度
が弱くなってしまう。さらに又、ペール缶は上記JIS
規格にも示されるように地板122側の胴体径が天板1
21側の胴体径に比べ小さく、よって輸送時には複数の
ペール缶をペール缶の軸方向へ積み重ねることができる
ようになっている。ところが上述したような天板及び地
板の膨れが発生すると、積み重ねていたペール缶が転倒
するという事態も生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような、天板
及び地板の膨れを防止する方法として以下の方法が考え
られる。 天板及び地板の板厚を厚くする。 天板及び地板に使用する材料に高張力材を使用する。 天板及び地板の形状を、例えばエアゾール缶の底板の
ように半球形状にする。 上記巻締部に補強部材を取り付けて天板及び地板の周
囲並びに上記巻締部を補強する。
【0004】ところが上記ないしの方法には以下に
示すような問題点がある。即ち、上記の方法における
板厚について、ペール缶用に使用される板材はティンフ
リースチール(JIS G 3315に規定)と呼ばれる鋼
板であり、通常、板厚が0.6mm程度のものを使用する
(JIS Z 1620に規定)。よって、板厚を厚く
した場合、現在使用している缶の製造機械が使用できな
くなるという欠点が生じる。したがって既存設備を使用
し、かつ材料購入費を上げることなく、板厚を厚くする
ことは困難であるという問題がある。
【0005】次に、の方法による使用材料を変更する
ことは、特殊仕様材料を使用することになるため材料入
手が困難となり、かつ材料購入費が上がることからコス
トアップにつながり、実用的ではないという問題があ
る。
【0006】次に、の方法による形状を変更すること
は、加工費等が上がることによりコストアップにつなが
るとともに、缶の内容量が大きく減少し、缶の使用用途
に制限が生じるという問題がある。
【0007】次に、の方法による補強部材を使用する
ことは、内圧に対する容器の強度を容易に向上させるこ
とができ非常に有効な方法であるが、上記補強部材の製
造費、取付作業の増加によるコストアップにつながると
いう欠点がある。
【0008】このように上記ないしのいずれの方法
においても、既存設備を変更することなく、かつ安価に
天板及び地板の機械的強度を向上させることはできない
という問題点がある。本発明はこのような問題点を解決
するためになされたもので、安価に機械的強度を向上さ
せることができる耐内圧用蓋及びこの耐内圧用蓋を使用
した容器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様である
耐内圧用蓋は、製缶される容器の天板及び地板に相当す
る耐内圧用蓋であって、容器胴板の上下端にて上記胴板
の周縁部とともに巻締められる巻締部と、上記巻締部か
ら容器内周面側を上記胴板に沿って上記容器の軸方向と
ほぼ平行に延在する脚部と、上記脚部の延長上に形成さ
れ、かつ該耐内圧用蓋の中央部に対して上記容器の内側
へ凹となり容器内周面に沿ってその全周にわたり形成さ
れ、上記容器の内圧上昇による当該耐内圧用蓋の変形を
抑える湾曲部と、上記湾曲部から上記容器のほぼ直径方
向へ延在する平坦部と、をそれぞれ備え、それぞれの上
記巻締部がかしめられることで上記胴板にそれぞれが固
定され上記容器を形成することを特徴とする。
【0010】又、本発明の第2態様である耐内圧用蓋を
使用した容器は、上記第1態様の耐内圧用蓋を、胴板の
上下端にて当該胴板の周縁部とともに巻締め、かしめる
ことで上記胴板の上下端に取り付けて製缶されることを
特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態である耐内圧
用蓋及び該耐内圧用蓋を使用した容器について図を参照
しながら以下に説明する。尚、各図において、同一の構
成部分については同じ符号を付している。又、上記耐内
圧用蓋の機能を果たす一実施形態が図1に示す天板1及
び地板2に相当し、上記容器の一実施形態が図1に示す
ペール缶3に相当する。尚、ペール缶3は、詳細後述す
る天板1及び地板2を設けた点を除き上述した従来のペ
ール缶と変わるものではなく、上述のように基本的にJ
IS(日本工業規格)Z 1620に規定されるものであ
る。又、耐内圧用蓋を使用した容器としては、このよう
なペール缶に限定されるものではなく、例えばJIS
Z 1601に規定される、20リットル用のドラム缶
等であって、容器内圧力が上昇するような容器に適用可
能である。
【0012】本実施形態のペール缶3は、図8に示す従
来のペール缶における天板121、地板122に、湾曲
部11,21がそれぞれ形成された天板1及び地板2を
設け、地板2についてはさらに当接部26を付加したも
のである。まず、天板1について詳しく説明する。天板
1は、従来のペール缶における天板121と同様に、胴
板123の上端にて胴板123の周縁部とともに巻締め
られる巻締部12と、該巻締部12から当該ペール缶3
の内周面側を胴板123に沿ってペール缶3の軸方向と
ほぼ平行に延在する脚部13と、ペール缶3のほぼ直径
方向へ延在する平坦部14とを有する。さらに、天板1
には、脚部13に連なり、天板1の中央部15に対して
当該ペール缶3の内側へ凹となる湾曲部11が、ペール
缶3の内周面に沿って、図4に示すように、全周にわた
り形成される。尚、本実施形態における天板1では、図
示するように、湾曲部11は脚部13の延長上に形成さ
れる。又、該湾曲部11に連なり上記平坦部14が形成
される。このような湾曲部11は、密閉されたペール缶
3の内圧が上昇したときに、平坦部14が図9に示すよ
うに膨れるのを防止するように作用する。
【0013】このような天板1の実施例における具体的
な寸法、及びある特定寸法の変動幅について図2を参照
して説明する。天板1は板厚0.6mm、胴板123は
板厚0.5mmのティンフリースチール(JIS G 3
315に規定)と呼ばれる鋼板にて作製されている。容
器上端縁部19から平坦部14までの深さ寸法Aは21
mmであり、平坦部14からの湾曲部11の深さ寸法B
は9mmであり、湾曲部11を形成する半径寸法Rは5
mmである。又、上記寸法Aと寸法Bとは、寸法A≧寸
法Bの関係を有し、上記半径寸法Rは3〜7mmの任意
の値を採ることができ、上記寸法Bは上記半径寸法Rの
1〜2倍に相当する。
【0014】尚、平坦部14には、従来の天板121と
同様に、上記中央部15に持ち運び用の取手16、内容
物の出入口部17、及び装飾用窪み18が設けられてい
る。
【0015】次に地板2について説明する。地板2も天
板1と同様に、胴板123の下端にて胴板123の周縁
部とともに巻締められる巻締部22と、該巻締部22か
ら当該ペール缶3の内周面側を胴板123に沿ってペー
ル缶3の軸方向とほぼ平行に延在する脚部23と、ペー
ル缶3のほぼ直径方向へ延在する平坦部24とを有す
る。さらに、地板2には、脚部23に連なり、地板2の
中央部25に対して当該ペール缶3の内側へ凹となる湾
曲部21が、ペール缶3の内周面に沿って、図5に示す
ように、全周にわたり形成される。尚、該湾曲部21に
連なり上記平坦部24が形成される。湾曲部21は、湾
曲部11と同様に、密閉されたペール缶3の内圧が上昇
したときに、平坦部24が図9に示すように膨れるのを
防止するように作用する。
【0016】本実施形態のペール缶3では、さらに当接
部26が形成されている。当接部26について説明す
る。ペール缶3は、図1に示すように、天板1の巻締部
12における直径が地板2の巻締部22における直径よ
りも若干小さい。よって、2つのペール缶3,3につい
て、一方のペール缶3の天板1側の容器上端縁部19
と、他方のペール缶3の地板2とを当接させて積み重ね
る場合がある。このような場合に、地板2についても天
板1と同様に、地板2の脚部23の延長上に湾曲部21
を設けた構造では、上記一方のペール缶3の容器上端縁
部19が上記他方のペール缶3の地板2の湾曲部21に
嵌まり込み、上記一方のペール缶3の天板1に備わる出
入口部17の上端17aが上記他方のペール缶3の地板
2に干渉する場合が発生する。このような干渉が発生し
たときには、積み重ねられたペール缶3は姿勢が不安定
な状態となり、多段にわたりペール缶を積み重ねること
ができなくなる。そこで、地板2では脚部23の延長上
に湾曲部21を設けるのでなく、容器上端縁部19が当
接する当接部26を胴板123の内周面に沿って地板2
の全周にわたって形成する。このように当接部26を設
けることで、図6に示すように、一方のペール缶3の天
板1側の容器上端縁部19と、他方のペール缶3の地板
2とを当接させて積み重ねた場合でも、上記一方のペー
ル缶3の天板1に備わる出入口部17の上端17aと上
記他方のペール缶3の地板2との間には、隙間27が形
成されることになる。よって、積み重ねられたペール缶
3の姿勢は安定しており、よって多段にわたりペール缶
を積み重ねることも可能となる。
【0017】このように当接部26は、ペール缶を積み
重ねたときに上記隙間27を形成させるためのものであ
る。よって、本実施形態では、図3に示すように、当接
部26は、ペール缶3の軸方向において地板2の平坦部
24に対してペール缶3の下端側に位置するが、これに
限定されるものではない。即ち、ペール缶を積み重ね、
かつペール缶の内圧が上昇したときにおいても、上記出
入口部17の上端17aが上記他方のペール缶3の地板
2に干渉しない上記隙間27が形成できれば、当接部2
6は、例えば平坦部24よりもペール缶3の内側の位置
27や、平坦部24と同レベルの位置28に設けられて
もよい。
【0018】このような地板2の実施例における具体的
な寸法、及びある特定寸法の変動幅について図3を参照
して説明する。地板2は、天板1と同様に板厚0.6m
mの上記ティンフリースチールと呼ばれる鋼板にて作製
されている。容器下端縁部29から当接部26までの深
さ寸法Cは14mmであり、当接部26からの湾曲部2
1の深さ寸法Dは16mmであり、天板1の湾曲部11
の場合と同様に湾曲部21を形成する半径寸法Rは5m
mである。又、容器下端縁部29から平坦部24までの
寸法Fは21mmであり、胴板123の内周面123a
から湾曲部21の内周面21aまでの寸法Eは6mmで
ある。尚、上記寸法Eは、天板1の巻締部12の内径寸
法Gに応じて決定されるものである。又、上記寸法Cは
10〜15mmの任意の値を採ることができ、上記寸法
Dは上記寸法Cの1〜2倍に相当し、上記寸法Fの変動
幅は5〜10mmである。
【0019】尚、本実施形態では上述のように天板1に
は上述したような当接部26を有していないが、地板2
のような当接部26を設けた天板を使用してもよい。
又、逆に、上述したような当接部26を有する地板2に
代えて、天板1のような当接部26を有しない地板を使
用してもよい。但しこの場合には、ペール缶3どうしを
積み重ねるとき、上述したように一方のペール缶3の天
板1に備わる出入口部17の上端17aと他方のペール
缶3の地板2との間に隙間27を形成する必要があるの
で、上記一方のペール缶3における容器上端縁部19と
上記他方のペール缶3の地板2の湾曲部21との間にス
ペーサ等を設ける必要がある。
【0020】上述した天板1及び地板2を設けたペール
缶3においては、上記出入口部17から内容物をペール
缶3内部へ収納し当該出入口部17を閉じ、搬送や貯留
等が行われる。このときにペール缶3の内圧が上昇した
場合においても、天板1及び地板2にそれぞれ湾曲部1
1,21を設けているので、天板1及び地板2の膨れを
抑えることができる。よって、ペール缶3どうしを積み
重ねた場合においても、天板1及び地板2の膨れが原因
で積み重ねられたペール缶3の安定性が悪くなることは
ない。又、さらに当接部26を設けることで、ペール缶
3どうしを積み重ねた場合の姿勢をより安定させること
ができ、多段にわたりペール缶3を積み重ねることが可
能となる。
【0021】本実施形態のような上記湾曲部11,21
を設けていない従来の天板121、地板122を設けた
従来のペール缶と、上記湾曲部11,21を有する天板
1、地板2を設けた本実施形態のペール缶3とについ
て、内圧が上昇した場合にそれぞれの天板の膨れ具合の
対比についての実験データを図7に示す。尚、実験は水
圧にて行い、実験に使用したペール缶は天板、地板及び
胴板ともに0.6mmの板厚のものであり、天板の膨れ量
は天板の中心点にて測定しペール缶内圧力が0paのとき
を基準とした。又、図7においては、横軸にペール缶内
圧力、縦軸に上記膨れ量(変形量)をとり、従来のペール
缶における上記膨れ量の変化を点線で、本実施形態のペ
ール缶3における天板1の膨れ量の変化を実線にて示し
ている。
【0022】図7に示すグラフから明らかなように、本
実施形態のペール缶3の天板1の膨れ量は、ペール缶内
圧力値に拘わらず従来のペール缶に比べ約1/3に減少
し、本実施形態のペール缶3における上記膨れ量は、1
20Kpaにおいても約12mmである。例えば輸送のた
めにペール缶3が軸方向に積み重ねられ、かつペール缶
3の内圧が120Kpaに上昇した場合であっても、対
向する天板1と地板2との間には約2mmの隙間が形成
される。よって上記内圧が120Kpaに上昇したときで
も、一方のペール缶の天板1が他方のペール缶の地板2
に接触することはなく、積み重ねられたペール缶が天板
の膨れにより転倒することはない。
【0023】以上説明したように、天板1及び地板2に
湾曲部11,21を設けるだけであり、従来のペール缶
の製造コストに対するコスト上昇は小さいが、ペール缶
の天板及び地板の膨れ量を大幅に減少させることができ
る。よって、又、ペール缶全体の製造設備に変更は発生
しない。したがって、本実施形態によれば、既存設備を
変更することなく、かつ安価に天板及び地板の機械的強
度を向上させることができる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
耐内圧用蓋によれば、従来の天板及び地板に、容器内圧
力の上昇による当該耐内圧用蓋の変形を抑える湾曲部を
備えたことより、天板等の機械的強度を向上させること
ができる。このように従来の天板等に新たに設けたのは
上記湾曲部のみであるので、製造コストアップも小さく
したがって安価に天板及び地板の機械的強度を向上させ
ることができる。
【0025】又、本発明の第2態様の容器によれば、上
記第1態様の耐内圧用蓋を使用したことより、安価に天
板及び地板の機械的強度を向上させることができる。
又、容器本体の製造設備は、既存設備をそのまま使用す
ることができるので、容器としての製造コストアップは
小さく、かつ安価に天板及び地板の機械的強度を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の耐内圧用蓋を備えた容
器の一例であるペール缶を示す図である。
【図2】 図1に示す耐内圧用蓋の内、天板の拡大断面
図である。
【図3】 図1に示す耐内圧用蓋の内、地板の拡大断面
図である。
【図4】 図1に示す耐内圧用蓋の内、天板の平面図で
ある。
【図5】 図1に示す耐内圧用蓋の内、地板の平面図で
ある。
【図6】 図1に示すペール缶を積み重ねた状態におけ
る天板と地板との断面図である。
【図7】 従来のペール缶と図1に示すペール缶とにお
いて、ペール缶内圧力と天板の膨れ量との関係を示すグ
ラフである。
【図8】 従来のペール缶の上面図及び側面図である。
【図9】 従来のペール缶において内圧力の上昇により
天板及び地板が膨れた状態を示す図である。
【符号の説明】
1…天板、2…地板、3…ペール缶、11…湾曲部、1
2…巻締部、13…脚部、14…平坦部、19…容器上
端縁部、21…湾曲部、22…巻締部、23…脚部、2
4…平坦部、26…当接部、19…容器下端縁部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製缶される容器の天板及び地板に相当す
    る耐内圧用蓋(1,2)であって、 容器胴板の上下端にて上記胴板の周縁部とともに巻締め
    られる巻締部(12,22)と、 上記巻締部から容器内周面側を上記胴板に沿って上記容
    器の軸方向とほぼ平行に延在する脚部(13,23)
    と、 上記脚部の延長上に形成され、かつ該耐内圧用蓋の中央
    部(15,25)に対して上記容器の内側へ凹となり容
    器内周面に沿ってその全周にわたり形成され、上記容器
    の内圧上昇による当該耐内圧用蓋の変形を抑える湾曲部
    (11,21)と、 上記湾曲部から上記容器のほぼ直径方向へ延在する平坦
    部(14,24)と、をそれぞれ備え、それぞれの上記
    巻締部がかしめられることで上記胴板にそれぞれが固定
    され上記容器を形成することを特徴とする耐内圧用蓋。
  2. 【請求項2】 それぞれの上記耐内圧用蓋における上記
    脚部から上記容器のほぼ直径方向へ延在し上記容器内周
    面に沿って形成される当接部(26)を備え、上記湾曲
    部は上記当接部よりも容器中央部側に形成される、請求
    項1記載の耐内圧用蓋。
  3. 【請求項3】 上記当接部は、上記容器の地板に相当す
    る耐内圧用蓋にのみ設けられ、天板側の容器上端縁部
    (19)と上記地板とを当接させて上記容器を積み重ね
    るとき、上記当接部には上記容器上端縁部が当接する、
    請求項2記載の耐内圧用蓋。
  4. 【請求項4】 上記湾曲部は、3〜7mmの半径にてな
    るほぼ半円状の断面にてなる、請求項1ないし3のいず
    れかに記載の耐内圧用蓋。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の耐
    内圧用蓋を、胴板の上下端にて当該胴板の周縁部ととも
    に巻締め、かしめることで上記胴板の上下端に取り付け
    て製缶されることを特徴とする容器。
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