JPH10203336A - アンチスキッド制御装置 - Google Patents

アンチスキッド制御装置

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Publication number
JPH10203336A
JPH10203336A JP696797A JP696797A JPH10203336A JP H10203336 A JPH10203336 A JP H10203336A JP 696797 A JP696797 A JP 696797A JP 696797 A JP696797 A JP 696797A JP H10203336 A JPH10203336 A JP H10203336A
Authority
JP
Japan
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valve
open
mode
closed
wheel
Prior art date
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Application number
JP696797A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Matsuhashi
橋 孝 明 松
Masashi Sawada
田 昌 志 澤
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10203336A publication Critical patent/JPH10203336A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常開型の第1開閉弁を閉に切り換え且つ常閉
型の第2開閉弁を開に切り換える際、又は第1開閉弁を
閉から開に切り換え且つ第2開閉弁を開から閉に切り換
える際に、液圧発生装置内の加圧ブレーキ液がリザーバ
に流入するのを回避すること。 【解決手段】 常開型の第1開閉弁(例えば31)を閉
に切り換え且つ常閉型の第2開閉弁(例えば32)を開
に切り換える際に、第1開閉弁を閉作動させ、第1所定
時間t1 後に第2開閉弁を開作動させる。また、第1開
閉弁を閉から開に切り換え且つ第2開閉弁を開から閉に
切り換える際に、第2開閉弁を閉作動させ、第2所定時
間t2 後に第1開閉弁を開作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンチスキッド制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として実開昭63−
155770号公報に示されるものが知られている。こ
のものは、車輪に装着されそれに制動力を付与するホイ
ールシリンダと、ブレーキペダルの操作に応じた液圧を
発生するマスタシリンダとを備えている。マスタシリン
ダは、第1通路を介してホイールシリンダに接続され、
第1通路には常開型の第1開閉弁が配設されている。ホ
イールシリンダは、第2通路を介してリザーバに接続さ
れ、第2通路には常閉型の第2開閉弁が配設されてい
る。リザーバは、前記第1及び第2開閉弁の存在しない
第3通路を介してマスタシリンダに接続され、第3通路
にはリザーバからマスタシリンダへのブレーキ液の流通
のみを許容する逆止弁が配設されている。これらの第3
通路及び逆止弁により、アンチスキッド制御中に運転者
がブレーキペダルを解放した場合に、リザーバに溜まっ
たブレーキ液がマスタシリンダに戻されるようになって
いる。また、車輪には車輪の回転速度を検出する車輪速
度センサが設けられ、車輪速度センサの検出結果に基づ
きアンチスキッド制御が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アンチスキ
ッド制御では液圧モードが増圧モード、減圧モード、保
持モードの何れかに設定されるのが一般的である。増圧
モードでは、上記常開型の第1開閉弁及び常閉型の第2
開閉弁が常態のままとされ、減圧モードでは、第1開閉
弁が閉作動されると共に第2開閉弁が開作動される。ま
た、保持モードでは、第1開閉弁が閉作動される。
【0004】ここで、液圧モードが増圧モードから減圧
モードに変化した場合及びその逆の場合には、第1開閉
弁及び第2開閉弁を同時に駆動するのが一般的である。
この場合、両開閉弁の応答差によりマスタシリンダが両
開閉弁を介してリザーバに連通する恐れがあり、結果、
マスタシリンダ内の加圧ブレーキ液が不必要にリザーバ
に流入する恐れがある。特に、上記の実開昭63−15
5770号公報のものでは、リザーバ内に溜まったブレ
ーキ液を汲み出す電動ポンプが存在しないため、アンチ
スキッド制御中にリザーバのブレーキ液を汲み出すこと
ができない。このため、アンチスキッド制御の途中でリ
ザーバが満杯となる恐れがあり、アンチスキッド制御の
限界が早くなる。
【0005】本発明は、常開型の第1開閉弁を閉に切り
換え且つ常閉型の第2開閉弁を開に切り換える際、又は
第1開閉弁を閉から開に切り換え且つ第2開閉弁を開か
ら閉に切り換える際に、液圧発生装置内の加圧ブレーキ
液がリザーバに流入するのを回避することを、その技術
的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、請求項1の発明のアンチスキッド制御装置
は、車両の車輪に装着されそれに制動力を付与するホイ
ールシリンダと、ブレーキペダルの操作に応じた液圧を
発生する液圧発生装置と、前記液圧発生装置を前記ホイ
ールシリンダに接続する第1通路と、前記第1通路に配
設された常開型の第1開閉弁と、ブレーキ液を蓄えるた
めのリザーバと、前記ホイールシリンダを前記リザーバ
に接続する第2通路と、前記第2通路に配設された常閉
型の第2開閉弁と、前記車輪の回転速度を検出する車輪
速度センサと、前記車輪速度センサの検出結果に基づき
前記第1及び第2開閉弁を駆動制御しアンチスキッド制
御を行う制御手段を備えたアンチスキッド制御装置にお
いて、制御手段が、前記常開型の第1開閉弁を閉に切り
換え且つ前記常閉型の第2開閉弁を開に切り換える際
に、前記第1開閉弁を閉作動させ、所定時間後に前記第
2開閉弁を開作動させるものである。
【0007】請求項1の発明によれば、常開型の第1開
閉弁を閉に切り換え且つ前記常閉型の第2開閉弁を開に
切り換える際に、まず第1開閉弁を閉作動させ、所定時
間後に第2開閉弁を開作動させるので、両開閉弁が同時
に開になるのを回避でき、結果、液圧発生装置がリザー
バに連通するのを回避できる。従って、第1開閉弁を閉
に切り換え且つ第2開閉弁を開に切り換える際に、液圧
発生装置内の加圧ブレーキ液が不必要にリザーバに流入
するのを回避できる。
【0008】請求項1において、請求項2に示すよう
に、前記制御手段が、前記車輪速度センサの検出結果に
基づき前記ホイールシリンダの液圧モードを設定する液
圧モード設定手段と、前記液圧モード設定手段により設
定された液圧モードが増圧モードから減圧モードに変化
したことを検出する液圧モード変化検出手段と、前記液
圧モードが増圧モードから減圧モードに変化したときに
前記常開型の第1開閉弁を閉作動させる第1開閉弁作動
手段と、前記第1開閉弁が閉作動してから所定の遅れ時
間後に前記常閉型の第2開閉弁を開作動させる第2開閉
弁作動手段とを有する構成にすると、好ましい。
【0009】この構成によれば、液圧モードが増圧モー
ドから減圧モードに変化したときに両開閉弁が同時に開
になるのを回避でき、結果、液圧発生装置がリザーバに
連通するのを回避でき、これにより、液圧発生装置内の
加圧ブレーキ液が不必要にリザーバに流入するのを回避
できる。
【0010】上記技術的課題を解決するために、請求項
3の発明のアンチスキッド制御装置は、制御手段が、第
1開閉弁を閉から開に切り換え且つ第2開閉弁を開から
閉に切り換える際に、第2開閉弁を閉作動させ、所定時
間後に第1開閉弁を開作動させるものである。
【0011】請求項3の発明によれば、第1開閉弁を閉
から開に切り換え且つ第2開閉弁を開から閉に切り換え
る際に、まず第2開閉弁を閉作動させ、所定時間後に第
1開閉弁を開作動させるので、両開閉弁が同時に開にな
るのを回避でき、結果、液圧発生装置がリザーバに連通
するのを回避できる。従って、液圧発生装置内の加圧ブ
レーキ液が不必要にリザーバに流入するのを回避でき
る。
【0012】請求項3において、請求項4に示すよう
に、前記制御手段が、前記車輪速度センサの検出結果に
基づき前記ホイールシリンダの液圧モードを設定する液
圧モード設定手段と、前記液圧モード設定手段により設
定された液圧モードが減圧モードから増圧モードに変化
したことを検出する液圧モード変化検出手段と、前記液
圧モードが減圧モードから増圧モードに変化したときに
前記第2開閉弁を閉作動させる第2開閉弁作動手段と、
前記第2開閉弁が閉作動してから所定の遅れ時間後に前
記第1開閉弁を開作動させる第1開閉弁作動手段とを有
するように構成すると、好ましい。
【0013】この構成によれば、液圧モードが減圧モー
ドから増圧モードに変化したときに両開閉弁が同時に開
になるのを回避でき、結果、液圧発生装置がリザーバに
連通するのを回避でき、これにより、液圧発生装置内の
加圧ブレーキ液が不必要にリザーバに流入するのを回避
できる。
【0014】上記技術的課題を解決するために、請求項
5の発明のアンチスキッド制御装置は、制御手段が、常
開型の第1開閉弁を閉に切り換え且つ常閉型の第2開閉
弁を開に切り換える際に、第1開閉弁を閉作動させ、第
1所定時間後に第2開閉弁を開作動させ、第1開閉弁を
閉から開に切り換え且つ第2開閉弁を開から閉に切り換
える際に、第2開閉弁を閉作動させ、第2所定時間後に
第1開閉弁を開作動させるものである。
【0015】請求項5の発明によれば、常開型の第1開
閉弁を閉に切り換え且つ常閉型の第2開閉弁を開に切り
換える際、並びに第1開閉弁を閉から開に切り換え且つ
第2開閉弁を開から閉に切り換える際に、両開閉弁が同
時に開になるのを回避でき、結果、液圧発生装置がリザ
ーバに連通するのを回避できる。従って、液圧発生装置
内の加圧ブレーキ液が不必要にリザーバに流入するのを
一層回避できる。
【0016】請求項1〜5の発明において、請求項6に
示すように、前記第1及び第2開閉弁をバイパスするよ
うに前記リザーバを前記液圧発生装置に接続する第3通
路と、前記第3通路に配設され、前記液圧発生装置から
前記リザーバへのブレーキ液の流入を阻止する逆止弁と
を更に備えると、好ましい。
【0017】この構成によれば、リザーバ内に溜まった
ブレーキ液を汲み出す電動ポンプを用いることなく、ア
ンチスキッド制御を実行することができる。この電動ポ
ンプレスのアンチスキッド制御装置では、運転者がブレ
ーキペダルを解放したとき以外はアンチスキッド制御中
にリザーバのブレーキ液を汲み出すことができない。こ
のため、アンチスキッド制御の途中でリザーバが満杯と
なる恐れがあり、アンチスキッド制御の限界が早くな
る。ところが、上記請求項1〜5の発明を適用すること
により、アンチスキッド制御の限界を伸ばすことが可能
になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この出願に係るアンチスキ
ッド制御装置の実施形態について、添付図面を参照して
説明する。
【0019】図1は本実施形態のアンチスキッド制御装
置をFF駆動の自動車に適用した例(X配管構成を示
す)である。図1において、3はブレーキペダル、2は
ブレーキペダルの操作力に対応した液圧を発生し出力す
るタンデム型のマスタシリンダ(以下単にマスタシリン
ダと称する)である。マスタシリンダ2の一方の圧力室
(図示せず)は、第1通路P1を介して右前ホイールシ
リンダ51及び左後ホイールシリンダ54に接続されて
いる。右前ホイールシリンダ51は、右前輪FRに装着
され、それに制動力を付与し、左後ホイールシリンダ5
4は、左後輪RLに装着され、それに制動力を付与す
る。第1通路P1は、マスタシリンダ2側の主通路P1
1と、主通路P11から分岐し且つ右前ホイールシリン
ダ51,左後ホイールシリンダ54に夫々接続された第
1分岐通路P12及び第2分岐通路P13とから構成さ
れている。分岐通路P12,P13には、常開型の開閉
電磁弁(第1開閉弁)31,33が夫々配設されてい
る。開閉電磁弁31,33には、夫々戻し用の逆止弁C
1,C2が並列接続されている。
【0020】ホイールシリンダ51,54は、第2通路
P2を介して補助リザーバ23に接続されている。補助
リザーバ23は、ホイールシリンダ51,54のブレー
キ液圧の減少時にそのブレーキ液を蓄えるもので、マス
タシリンダ2に供給するためのブレーキ液を蓄えるマス
タシリンダリザーバ25とは別個に設置されている。第
2通路P2は、補助リザーバ23側の主通路P21と、
主通路P21から分岐し且つ右前ホイールシリンダ5
1,左後ホイールシリンダ54に夫々接続された第1分
岐通路P22及び第2分岐通路P23とから構成されて
いる。分岐通路P22,P23には、常閉型の開閉電磁
弁(第2開閉弁)32,34が夫々配設されている。
【0021】補助リザーバ23は、第3通路P3を介し
てマスタシリンダ2に接続されている。第3通路P3に
は、補助リザーバ23からマスタシリンダ2へのブレー
キ液の流通のみを許容する逆止弁C3が配設されてい
る。これら第3通路P3及び逆止弁C3により、アンチ
スキッド制御中に運転者がブレーキペダル3を解放した
場合に、補助リザーバ23に溜まったブレーキ液をマス
タシリンダ2を介してマスタシリンダリザーバ25に戻
すことができる。
【0022】マスタシリンダ2の他方の圧力室(図示せ
ず)は、第4通路(第1通路)P4を介して左前ホイー
ルシリンダ52及び右後ホイールシリンダ53に接続さ
れている。左前ホイールシリンダ52は、左前輪FLに
装着され、それに制動力を付与し、右後ホイールシリン
ダ53は、右後輪RRに装着され、それに制動力を付与
する。第4通路P4は、マスタシリンダ2側の主通路P
41と、主通路P41から分岐し且つ左前ホイールシリ
ンダ52,右後ホイールシリンダ53に夫々接続された
第1分岐通路P42及び第2分岐通路P43とから構成
されている。分岐通路P42,P43には、常開型の開
閉電磁弁(第1開閉弁)35,37が夫々配設されてい
る。開閉電磁弁35,37には、夫々戻し用の逆止弁C
4,C5が並列接続されている。
【0023】ホイールシリンダ52,53は、第5通路
(第2通路)P5を介して補助リザーバ24に接続され
ている。補助リザーバ24は、ホイールシリンダ52,
53のブレーキ液圧の減少時にそのブレーキ液を蓄える
もので、マスタシリンダリザーバ25とは別個に設置さ
れている。第5通路P5は、補助リザーバ24側の主通
路P51と、主通路P51から分岐し且つ左前ホイール
シリンダ52,右後ホイールシリンダ53に夫々接続さ
れた第1分岐通路P52及び第2分岐通路P53とから
構成されている。分岐通路P52,P53には、常閉型
の開閉電磁弁(第2開閉弁)36,38が夫々配設され
ている。
【0024】補助リザーバ23は、第6通路P6を介し
てマスタシリンダ2に接続されている。第6通路P6に
は、補助リザーバ24からマスタシリンダ2へのブレー
キ液の流通のみを許容する逆止弁C6が配設されてい
る。これら第6通路P6及び逆止弁C6により、アンチ
スキッド制御中に運転者がブレーキペダル3を解放した
場合に、補助リザーバ24に溜まったブレーキ液をマス
タシリンダ2を介してマスタシリンダリザーバ25に戻
すことができる。
【0025】上記電磁弁31〜38は、電子制御装置1
0に電気的に接続され、各々のソレノイドコイルに対す
る通電、非通電が制御される。電磁弁31〜38のコレ
ノイドコイル非通電時にはホイールシリンダ51〜54
にマスタシリンダ2からブレーキ液圧が供給され、ホイ
ールシリンダ51〜54が増圧する。また、通電時には
ホイールシリンダ51〜54が補助リザーバ23,24
に連通し減圧する。又、電磁弁31,33,35,37
のソレノイドコイルに通電しその他の電磁弁のソレノイ
ドコイルを非通電とすれば、ホイールシリンダ51〜5
4のブレーキ液圧が保持される。従って、通電、非通電
の時間間隔を調整することにより所謂パルス増圧又はパ
ルス減圧を行い、緩やかに増圧又は減圧をするように制
御することができる。
【0026】車輪FR,FL,RR,RLには、車輪の
回転速度が検出するための車輪速度センサ41〜44が
夫々設けられ、電子制御装置10に電気的に接続されて
いる。また、ブレーキペダル3が踏み込まれた時にオン
となるブレーキスイッチ45も、電子制御装置10に電
気的に接続されている。電子制御装置10は、上記した
センサ信号に基づき、アンチスキッド制御を行う。
【0027】電子制御装置10は、図2に示すように、
バスを介して相互に接続されたCPU14,ROM1
5,RAM16,タイマ17,入力ポート12及び出力
ポート13から成るマイクロコンピュータ11を備えて
いる。上記車輪速度センサ41〜44及びブレーキスイ
ッチ45の出力信号は増幅回路18a〜18eを介して
それぞれ入力ポート12からCPU14に入力されるよ
うに構成されている。又、出力ポート13からは、駆動
回路19a〜19hを介してそれぞれ電磁弁に制御信号
が出力されるように構成されている。マイクロコンピュ
ータ11においては、ROM15は図3及び図4に示し
たフローチャートに対応したプログラムを記憶し、CP
U14図示しないイグニッションスイッチが閉じている
間当該プログラムを実行し、RAM16は当該プログラ
ムの実行に必要な変数データを一時的に記憶する。
【0028】上記のように構成された本実施形態におい
ては、イグニッションスイッチが閉じると図3のフロー
チャートに対応したプログラムの実行が開始する。即
ち、先ずステップ101にてマイクロコンピュータが初
期化され、各種の演算値、各車輪の車輪速度Vw,車輪
加速度DVw,推定車体速度Vso等がクリアされる。
そして、ステップ102において、車輪速度センサ41
〜44の出力信号から各車輪の車輪速度Vwが演算さ
れ、ステップ103に進みこれらの値から車輪加速度D
Vwが演算される。次いで、ステップ104に進み、各
車輪の車輪速度Vwから推定車体速度VsoがVso=
MAX(Vw)として演算される。そして、ステップ1
05において、各車輪の車輪速度Vw及び推定車体速度
Vsoに基づき各車輪のスリップ率SpがSp=(Vs
o−Vw)/Vsoとして演算される。次いで、ステッ
プ106に進み、制御前路面摩擦係数推定の処理が行わ
れ、走行路面の摩擦係数μが高μか低μに特定される。
【0029】そして、ステップ107に進み、各車輪に
ついてアンチスキッド制御中か否かが判定され、制御中
であればステップ109に進み、そうでなければステッ
プ108に進み、各車輪に対しアンチスキッド制御開始
条件が成立したか否かが判定される。ここで、アンチス
キッド制御開始条件とは、車輪のスリップ率Spが第1
の所定値K0 を越え、且つ車輪加速度DVwが所定値G
0 以下(つまり車輪減速度が所定値以上)になったこと
を意味する。ステップ108で開始と判定されれば、ス
テップ109に進み、そうでなければステップ117に
ジャンプする。ステップ109においては、ステップ1
03で演算された車輪加速度DVw及びステップ105
で演算された車輪スリップ率Spに基づく制御マップ
(図示せず)に基づき、減圧、増圧及び保持の何れかの
制御モードに設定される。
【0030】そして、ステップ110において、制御モ
ードが減圧モードか否かが判定され、減圧モードであれ
ばステップ111に進み減圧信号の出力がセット(準
備)され、そうでなければステップ112に進む。ステ
ップ112では、制御モードがパルス増圧モードか否か
が判定され、パルス増圧モードであればステップ113
に進み増圧と保持を交互に繰り返すパルス増圧信号の出
力がセット(準備)される。パルス増圧モードでなけれ
ば、ステップ114に進み保持信号の出力がセット(準
備)される。ステップ111,113,114の後、ス
テップ115に進み、後述する電磁弁特定制御処理が行
われる。次いでステップ111,113,114,11
5の結果に基づき、ステップ116にて制御信号が電磁
弁のソレノイドに出力された後、ステップ102に戻
る。上記の制御モードの設定及び増減圧信号の出力は各
車輪のホイールシリンダについても同様に行われ、全て
の車輪FR,FL,RR,RLについて処理が完了する
まで上記ルーチンが繰り返される。
【0031】尚、ステップ117においては、制御前制
御が行われ、その後ステップ102に戻る。即ち、アン
チスキッド制御の開始前にその開始感度よりも浅い感度
でパルス増圧制御が行われる。
【0032】次に、図4〜図6を参照して図3の電磁弁
特定制御処理の詳細を説明する。
【0033】図4のステップ201において、アンチス
キッド制御初回の減圧モードか否か並びに制御モードが
パルス増圧モード(以下増圧モードという)から減圧モ
ードに変化したか否かが判定される。これらの何れかの
条件が成立すれば、ステップ202に進み、常閉型の開
閉電磁弁(例えば32;以下常閉弁という)用の第1デ
ィレー時間T1 がリセットされた後、ステップ203に
進む。一方、ステップ201において何れの条件も成立
しなければ、そのままステップ203に進む。
【0034】図5は、第1ディレー時間T1 のカウント
処理を示す割り込みルーチンであり、図3のメインルー
チンよりも短い周期で実行される。ステップ301に
て、第1ディレー時間T1 がカウントアップされ、次い
でステップ302に進み第1ディレー時間T1 がリセッ
トされている(つまり図4のステップ202を実行し
た)か否かが判定される。そうであればステップ303
にて、第1ディレー時間T1 が0に(クリア)された
後、再びステップ301に戻り、第1ディレー時間T1
が0からカウントアップされる。一方、ステップ302
において、第1ディレー時間T1 がリセットされてなけ
れば、ステップ301に戻り、第1ディレー時間T1 が
引き続きカウントアップされる。
【0035】図4に戻って、ステップ203において、
制御モードが減圧モードから増圧モードに変化したか否
かが判定され、そうであればステップ204に進み、常
開型の開閉電磁弁(例えば31;以下常開弁という)用
の第2ディレー時間T2 がリセットされた後、ステップ
205に進む。一方、ステップ203において減圧モー
ドから増圧モードに変化していないと判定されれば、そ
のままステップ205に進む。
【0036】図6は、第2ディレー時間T2 のカウント
処理を示す割り込みルーチンであり、図3のメインルー
チンよりも短い周期で実行される。ステップ401に
て、第2ディレー時間T2 がカウントアップされ、次い
でステップ402に進み第2ディレー時間T2 がリセッ
トされている(つまり図4のステップ204を実行し
た)か否かが判定される。そうであればステップ403
にて、第2ディレー時間T2 が0に(クリア)された
後、再びステップ401に戻り、第2ディレー時間T2
が0からカウントアップされる。一方、ステップ402
において、第2ディレー時間T2 がリセットされてなけ
れば、ステップ401に戻り、第2ディレー時間T2 が
引き続きカウントアップされる。
【0037】再び図4に戻って、ステップ205におい
て、図5でカウントアップされた第1ディレー時間T1
が第1設定時間t1 と比較される。ここで、第1設定時
間t1 は、常開弁(例えば31)にオン信号を出力して
から常開弁が閉状態に切り換わるまでに要する時間より
も僅かに長くなるように設定されている。第1ディレー
時間T1 が第1設定時間t1 よりも短ければ、ステップ
206に進み、常閉弁オンディレーフラグがセットされ
た後、ステップ208に進む。一方、第1ディレー時間
T1 が第1設定時間t1 を越えれば、ステップ207に
進み、常閉弁オンディレーフラグがリセットされた後、
ステップ208に進む。
【0038】ステップ208においては、図6でカウン
トアップされた第2ディレー時間T2 が第2設定時間t
2 と比較される。ここで、第2設定時間t2 は、常閉弁
(例えば32)にオフ信号を出力してから常閉弁が閉状
態に切り換わるまでに要する時間よりも僅かに長くなる
ように設定されている。第2ディレー時間T2 が第2設
定時間t2 よりも短ければ、ステップ209に進み、常
開弁オフディレーフラグがセットされた後、図3のメイ
ンルーチンに戻る。一方、第2ディレー時間T2 が第2
設定時間t2 を越えれば、ステップ210にて常開弁オ
フディレーフラグがリセットされた後、図3のメインル
ーチンに戻る。
【0039】最後に、前述したように、図3のステップ
116において電磁弁のソレノイドへの出力処理が行わ
れる。具体的には、図3のステップ111にて減圧出力
がセットされている下で、常閉弁オンディレーフラグが
セットされていれば、常閉弁へのオン信号出力が禁止さ
れ、常閉弁オンディレーフラグがリセットされていれ
ば、常閉弁へオン信号が出力され、結果、ホイールシリ
ンダのブレーキ液圧が減圧される。また、ステップ11
3にてパルス増圧出力がセットされている下で、常開弁
オフディレーフラグがセットされていれば、常開弁への
オフ信号出力が禁止され、常開弁オフディレーフラグが
リセットされていれば、常開弁へオフ信号が出力され、
結果、ホイールシリンダのブレーキ液圧が緩やかに増圧
される。更に、図3のステップ114に示すように保持
出力がセットされていれば、常開弁にオン信号が出力さ
れ、結果、ホイールシリンダのブレーキ液圧が保持され
る。図7は、図4の電磁弁特定制御のタイミングチャー
トである。同図に示すように、制御モードが増圧モード
から減圧モードに変化したときに、常開弁にオン信号が
出力されて常開弁が閉位置に切り換えられ、第1設定時
間t1 経過後、常閉弁にオン信号が出力されて常閉弁が
開位置に切り換えられる。また、制御モードが減圧モー
ドから増圧モードに変化したときに、常閉弁にオフ信号
が出力されて常閉弁が開位置から閉位置に切り換えら
れ、第2設定時間t2 経過後、常開弁にオフ信号が出力
されて常開弁が閉位置から開位置に切り換えられる。
尚、第1設定時間t1 は第2設定時間t2 と同じでも良
く、異なっても良い。
【0040】尚、本実施形態では、電動ポンプレスのア
ンチスキッド制御装置を例にとって説明したが、本発明
は、電動ポンプ付きのアンチスキッド制御装置にも適用
できる。この場合、電動ポンプの作動時間を減らすこと
ができ、騒音を低減できるという効果を奏する。更に、
本発明は、ホイールシリンダのブレーキ液をマスタシリ
ンダリザーバに戻すタイプのアンチスキッド制御装置に
も適用できる。この場合、マスタシリンダを小型にでき
るという効果を奏する。
【0041】また、X配管構成を例にとって説明した
が、左前ホイールシリンダ及び右前ホイールシリンダを
一系統とし、左後ホイールシリンダ及び右後ホイールシ
リンダを一系統とする前後配管構成(FR駆動車)にも
適用できる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、常開型の第1開閉弁を
閉に切り換え且つ常閉型の第2開閉弁を開に切り換える
際、又は第1開閉弁を閉から開に切り換え且つ第2開閉
弁を開から閉に切り換える際に、液圧発生装置内の加圧
ブレーキ液がリザーバに流入するのを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るアンチスキッド制御装
置を示す全体構成図である。
【図2】図1の電子制御装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】電子制御装置が実行するメインルーチンのフロ
ーチャートである。
【図4】図3の電磁弁特定制御の内容を示すフローチャ
ートである。
【図5】図4で用いる第1ディレー時間T1 のカウント
処理を示すフローチァートである。
【図6】図4で用いる第2ディレー時間T2 のカウント
処理を示すフローチァートである。
【図7】図4の電磁弁特定制御のタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
3 ブレーキペダル 2 マスタシリンダ(液圧発生装置) 51〜54 ホイールシリンダ P1 第1通路 P2 第2通路 P3 第3通路 P4 第4通路(第1通路) P5 第5通路(第2通路) P6 第6通路(第3通路) 31,33,35,37 開閉電磁弁(第1開閉弁) 32,34,36,38 開閉電磁弁(第2開閉弁) C3,C6 逆止弁 41〜44 車輪速度センサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車輪に装着されそれに制動力を付
    与するホイールシリンダと、ブレーキペダルの操作に応
    じた液圧を発生する液圧発生装置と、前記液圧発生装置
    を前記ホイールシリンダに接続する第1通路と、前記第
    1通路に配設された常開型の第1開閉弁と、ブレーキ液
    を蓄えるためのリザーバと、前記ホイールシリンダを前
    記リザーバに接続する第2通路と、前記第2通路に配設
    された常閉型の第2開閉弁と、前記車輪の回転速度を検
    出する車輪速度センサと、前記車輪速度センサの検出結
    果に基づき前記第1及び第2開閉弁を駆動制御しアンチ
    スキッド制御を行う制御手段を備えたアンチスキッド制
    御装置において、 前記制御手段は、前記常開型の第1開閉弁を閉に切り換
    え且つ前記常閉型の第2開閉弁を開に切り換える際に、
    前記第1開閉弁を閉作動させ、所定時間後に前記第2開
    閉弁を開作動させることを特徴とするアンチスキッド制
    御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記制御手段は、前記車輪速度センサの検出結果に基づ
    き前記ホイールシリンダの液圧モードを設定する液圧モ
    ード設定手段と、 前記液圧モード設定手段により設定された液圧モードが
    増圧モードから減圧モードに変化したことを検出する液
    圧モード変化検出手段と、 前記液圧モードが増圧モードから減圧モードに変化した
    ときに前記常開型の第1開閉弁を閉作動させる第1開閉
    弁作動手段と、 前記第1開閉弁が閉作動してから所定の遅れ時間後に前
    記常閉型の第2開閉弁を開作動させる第2開閉弁作動手
    段とを有するアンチスキッド制御装置。
  3. 【請求項3】 車両の車輪に装着されそれに制動力を付
    与するホイールシリンダと、ブレーキペダルの操作に応
    じた液圧を発生する液圧発生装置と、前記液圧発生装置
    を前記ホイールシリンダに接続する第1通路と、前記第
    1通路に配設された常開型の第1開閉弁と、ブレーキ液
    を蓄えるためのリザーバと、前記ホイールシリンダを前
    記リザーバに接続する第2通路と、前記第2通路に配設
    された常閉型の第2開閉弁と、前記車輪の回転速度を検
    出する車輪速度センサと、前記車輪速度センサの検出結
    果に基づき前記第1及び第2開閉弁を駆動制御しアンチ
    スキッド制御を行う制御手段を備えたアンチスキッド制
    御装置において、 前記制御手段は、前記第1開閉弁を閉から開に切り換え
    且つ前記第2開閉弁を開から閉に切り換える際に、前記
    第2開閉弁を閉作動させ、所定時間後に前記第1開閉弁
    を開作動させることを特徴とするアンチスキッド制御装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記制御手段は、前記車輪速度センサの検出結果に基づ
    き前記ホイールシリンダの液圧モードを設定する液圧モ
    ード設定手段と、 前記液圧モード設定手段により設定された液圧モードが
    減圧モードから増圧モードに変化したことを検出する液
    圧モード変化検出手段と、 前記液圧モードが減圧モードから増圧モードに変化した
    ときに前記第2開閉弁を閉作動させる第2開閉弁作動手
    段と、 前記第2開閉弁が閉作動してから所定の遅れ時間後に前
    記第1開閉弁を開作動させる第1開閉弁作動手段とを有
    するアンチスキッド制御装置。
  5. 【請求項5】 車両の車輪に装着されそれに制動力を付
    与するホイールシリンダと、ブレーキペダルの操作に応
    じた液圧を発生する液圧発生装置と、前記液圧発生装置
    を前記ホイールシリンダに接続する第1通路と、前記第
    1通路に配設された常開型の第1開閉弁と、ブレーキ液
    を蓄えるためのリザーバと、前記ホイールシリンダを前
    記リザーバに接続する第2通路と、前記第2通路に配設
    された常閉型の第2開閉弁と、前記車輪の回転速度を検
    出する車輪速度センサと、前記車輪速度センサの検出結
    果に基づき前記第1及び第2開閉弁を駆動制御しアンチ
    スキッド制御を行う制御手段を備えたアンチスキッド制
    御装置において、 前記制御手段は、前記常開型の第1開閉弁を閉に切り換
    え且つ前記常閉型の第2開閉弁を開に切り換える際に、
    前記第1開閉弁を閉作動させ、第1所定時間後に前記第
    2開閉弁を開作動させ、前記第1開閉弁を閉から開に切
    り換え且つ前記第2開閉弁を開から閉に切り換える際
    に、前記第2開閉弁を閉作動させ、第2所定時間後に前
    記第1開閉弁を開作動させることを特徴とするアンチス
    キッド制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5において、 前記第1及び第2開閉弁をバイパスするように前記リザ
    ーバを前記液圧発生装置に接続する第3通路と、 前記第3通路に配設され、前記液圧発生装置から前記リ
    ザーバへのブレーキ液の流入を阻止する逆止弁とを更に
    備えたアンチスキッド制御装置。
JP696797A 1997-01-17 1997-01-17 アンチスキッド制御装置 Pending JPH10203336A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2239797B (en) * 1989-11-09 1994-06-15 Asta Pharma Ag Medicaments containing as active substance sulphur-containing carboxylic acids and their use in combatting retroviruses
KR100426730B1 (ko) * 2000-07-22 2004-04-13 주식회사 만도 차량의 제동압 제어방법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2239797B (en) * 1989-11-09 1994-06-15 Asta Pharma Ag Medicaments containing as active substance sulphur-containing carboxylic acids and their use in combatting retroviruses
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