JPH1020285A - 液晶表示体用ガラス保護スペーサー - Google Patents

液晶表示体用ガラス保護スペーサー

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JPH1020285A
JPH1020285A JP18803696A JP18803696A JPH1020285A JP H1020285 A JPH1020285 A JP H1020285A JP 18803696 A JP18803696 A JP 18803696A JP 18803696 A JP18803696 A JP 18803696A JP H1020285 A JPH1020285 A JP H1020285A
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JP
Japan
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glass
liquid crystal
crystal display
protective spacer
glass protective
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JP18803696A
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English (en)
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Takashi Kikuchi
隆志 菊池
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示体用ガラスを製造するためにその面
上に行う必要がある複数の処理工程で或る工程までの処
理を行ったガラスを積み重ねて次の工程に移送する際に
各ガラス処理面を保護できるように各ガラス間に間隙を
形成させるために各ガラス間にその周縁に沿って配設さ
れる、経済性,品質特性,作業性に優れ、液晶製品の品
質を低下させる原因の一つとなっている微細粉末発生の
少ない液晶表示体用ガラス保護スペーサーを提供する。 【解決手段】 発泡倍率が5〜20倍で肉厚が0.5〜5.0mm
の発泡ポリスチレン1で構成されており、その片面又は
両面に所定厚さの熱可塑性プラスチックフィルム2が、
直接に、又は静電誘導防止剤層3及び/又は接着剤層4
を介して貼合されている場合があり、その断面形状は正
方形又は長方形である場合や液晶表示体用ガラスと接触
する一面に凹条部が設けられている場合がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示体用ガラ
スを製造するためにその面上に行う必要がある複数の処
理工程で或る工程までの処理を行ったガラスを積み重ね
て次の工程に移送する際に各ガラス処理面を保護できる
ように各ガラス間に間隙を形成させるために各ガラス間
にその周縁に沿って配設される液晶表示体用ガラス保護
スペーサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示体用ガラス保護スペーサ
ーとしては、一般的に発泡倍率が2〜3倍の低発泡ポリ
エチレンが使用されていた。しかしながら、この従来の
液晶表示体用ガラス保護スペーサーは発泡倍率が低い低
発泡ポリエチレンが使用されていたので所定厚さの液晶
表示体用ガラス保護スペーサーを製造する使用原料が多
いため高価であり、また硬くて脆いため加工性が悪いば
かりか力が加わると歪んだままとなることがあると共に
ガラス処理面を傷付け易くてガラス処理面の品質維持に
も問題を有しており、しかも所定の形状に切り出す際に
切口より微粉末を発生し易いのでその微粉末除去のため
洗浄や手拭きによる作業が必要であり、経済性,品質特
性,作業性等に種々の欠点を有していた。
【0003】また液晶表示体用ガラス保護スペーサー
は、その液晶表示体用ガラスのガラス処理面上の周囲に
沿って額縁状に配設されて使用されるものであるので、
その寸法はその液晶表示体用ガラスを使用する機器によ
って200×300mm,300×320mm,400×400mm等様々である
が、厚さは通常1.0〜2.5mm程度と薄く、またその幅は5
〜10mmと極度に狭いため、その素材が低発泡ポリエチレ
ンでは腰が弱く平坦な形状を保ち難いので、取扱いに不
便を来す場合が多かった。更に、ポリエチレン材料メー
カーは比較的規模が大きいため、打抜き後の残材を回収
して再利用することがないので、打抜き後の残材の有効
利用の面でも問題があり、打抜き後の残材が廃材となる
ため環境保護面でも不利であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述した従来
の液晶表示体用ガラス保護スペーサーの欠点を解消し、
経済性,品質特性,作業性に優れ、液晶製品の品質を低
下させる原因の一つとなっている微細粉末発生の少ない
液晶表示体用ガラス保護スペーサーを提供することを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記課題を解
決するには、経済性に関しては低発泡ポリエチレンは樹
脂の性質上品質や加工性等を考慮してその発泡倍率が2
〜3倍が限度であるため原料の使用量が多く不経済であ
るので原料の使用量を低減すべく発泡倍率を高くできる
ばかりでなく打抜き後の残材を回収して再使用が可能で
あり、品質特性に関しては軟らかくてガラス処理面を傷
付けることが無く、また液晶表示体用ガラス保護スペー
サーは前述した如く厚さが薄く(1.0〜2.5mm程度)且つ
幅も極度に狭い(5〜10mm程度)ので取扱いの面から腰
が強く且つ全体的に平坦な形状を保つことができる特性
を有し、更に作業性に関しては所定の形状に切り出す際
に切口より微粉末が発生し難い樹脂である必要があるの
で、これらの諸要求を満たす素材について種々検討の結
果、発泡倍率が5〜20倍で肉厚が0.5〜5.0mmの発泡ポリ
スチレンが最も好ましいことを究明したのである。
【0006】そして、前記発泡ポリスチレンの片面又は
両面に20〜50μm厚の熱可塑性プラスチックフィルムが
貼合されていれば、発泡ポリスチレンの液晶表示体用ガ
ラスと対向する面が発泡によりその面の表面粗度が大き
くなっていてもその大きな粗度を隠蔽して液晶表示体用
ガラスを疵付けることを防止できると共に液晶表示体用
ガラス保護スペーサーの腰を強くすることができ、また
発泡ポリスチレンと少なくとも片面の熱可塑性プラスチ
ックフィルムとが0.1〜1.0μm厚の誘電率/電導度の小
さい静電誘導防止剤層を介して貼合されていると液晶表
示体用ガラスのガラス処理面を汚染すること無く液晶表
示体用ガラス保護スペーサーの液晶表示体用ガラスとの
静電気による付着や粉塵等の液晶表示体用ガラス保護ス
ペーサーへの付着も防止でき、発泡ポリスチレンと少な
くとも片面の熱可塑性プラスチックフィルム又は静電誘
導防止剤層を備えた少なくとも片面の熱可塑性プラスチ
ックフィルムとが接着剤層を介して貼合されていれば、
耐衝撃性ポリスチレンフィルムやポリエチレンフィルム
やポリプロピレンフィルムやポリエチレンテレフタレー
トフィルムの如き接着性の悪い熱可塑性プラスチックフ
ィルムでも発泡ポリスチレンに強固に接着できると共に
その接着剤層の厚さを厚くすれば液晶表示体用ガラス保
護スペーサーの腰を強くすることができ、断面形状が正
方形又は長方形であれば前記発泡ポリスチレンのみで構
成されていたり,発泡ポリスチレンの片面又は両面に熱
可塑性プラスチックフィルムが貼合されていたり,発泡
ポリスチレンと少なくとも片面の熱可塑性プラスチック
フィルムとが静電誘導防止剤層を介して貼合されていた
り,発泡ポリスチレンと少なくとも片面の熱可塑性プラ
スチックフィルム又は静電誘導防止剤層を備えた少なく
とも片面の熱可塑性プラスチックフィルムとが接着剤層
を介して貼合されていたりするシートを所定形状に打ち
抜くだけで液晶表示体用ガラス保護スペーサーを製造で
き、また断面形状が液晶表示体用ガラスと接触する一面
に凹条部が設けられていると液晶表示体用ガラス保護ス
ペーサーの曲げ剛性を高めて形状保持性を向上させるこ
とができることも究明したのである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明に係る液
晶表示体用ガラス保護スペーサーについて詳細に説明す
る。図1は本発明に係る液晶表示体用ガラス保護スペー
サーの1実施例の正面図、図2は図1のA−A線拡大断
面説明図、図3は図2に相当する他の実施例の拡大断面
説明図、図4は図2に相当する更に他の実施例の拡大断
面説明図、図5は図2に相当する更に他の実施例の拡大
断面説明図、図6,図7及び図8はそれぞれ本発明に係
る液晶表示体用ガラス保護スペーサーの断面形状の実施
例を示す図である。
【0008】図面中、1は発泡倍率が5〜20倍で肉厚が
0.5〜5.0mmの発泡ポリスチレンである。この発泡ポリス
チレン1の発泡倍率が5〜20倍でなければならないの
は、発泡倍率が5倍未満では従来の発泡倍率が2〜3倍
の低発泡ポリエチレン製の液晶表示体用ガラス保護スペ
ーサーと比較して使用する原材料の使用量の差に大差が
無くなって経済的効果が少ないばかりか硬さが硬くなっ
て液晶表示体用ガラスを疵付ける現象が発生することが
あるからであり、発泡倍率が20倍を超えると柔軟性が大
きくなって形状保持性が低下するばかりでなく品質が均
一なシートが得られなくなるからであり、またその肉厚
が0.5〜5.0mmでなければならないのは、肉厚が0.5mm未
満ではその厚さが薄すぎて形状保持性が低下するばかり
でなく品質が均一なシートが得られなくなるからであ
り、肉厚が5.0mmを超えるとその厚さが厚すぎて所定枚
数の液晶表示体用ガラスを積み重ねた際の高さが高くな
って運搬効率が低下するばかりか使用する原材料の使用
量が多くなって不経済であるからである。
【0009】2は発泡ポリスチレン1の液晶表示体用ガ
ラスと対向する面が発泡によりその面の表面粗度が大き
くなって液晶表示体用ガラスを疵付ける可能性がある場
合や、発泡ポリスチレン1の腰が弱くて形状保持性が悪
い場合などに、発泡ポリスチレン1の片面又は両面に貼
合されている20〜50μm厚の熱可塑性プラスチックフィ
ルムであり、この熱可塑性プラスチックフィルム2とし
ては、例えばポリエチレンフィルム,ポリプロピレンフ
ィルム,ポリスチレンフィルム,ポリエステルフィルム
等の種々のフィルムを使用することができる。この熱可
塑性プラスチックフィルム2の厚さが20〜50μmでなけ
ればならないのは、20μm未満ではその厚さが薄すぎて
発泡ポリスチレン1の表面に平滑に貼合できない場合が
生じるばかりか、発泡ポリスチレン1の腰を強くする効
果が生じないからであり、50μmを超えるとその硬度が
大きくなって液晶表示体用ガラスを疵付ける可能性があ
るからである。この熱可塑性プラスチックフィルム2の
発泡ポリスチレン1への貼着は、熱融着以外に以下に記
載する方法もある。
【0010】3は発泡ポリスチレン1の少なくとも片面
に熱可塑性プラスチックフィルム2を貼合する際に、液
晶表示体用ガラスのガラス処理面を汚染せず且つ液晶表
示体用ガラス保護スペーサーの液晶表示体用ガラスとの
静電気による付着や粉塵等の液晶表示体用ガラス保護ス
ペーサーへの付着を防止するために、熱可塑性プラスチ
ックフィルム2の発泡ポリスチレン1側の面に塗布され
ている0.1〜1.0μm厚の誘電率/電導度の小さい静電誘
導防止剤層である。この静電誘導防止剤層3を構成する
静電誘導防止剤は、従来から使用されている静電防止剤
の如く物体の表面の電気抵抗を低減させるものではな
く、表面に+の静電荷が発生する絶縁体と裏面に−の静
電荷が発生する絶縁体との間に位置させて+の静電荷か
らの−の静電荷への電気力線と反対方向への電気力線を
発生させて+の静電荷からの−の静電荷への電気力線を
打ち消すことにより絶縁体表面への静電荷の発生を防止
するものであり、例えばアルテック株式会社製の商品目
「ボンディップ」などを使用することができ、「ボンデ
ィップ」の場合には種々のプラスチックへの接着性が良
好である。この静電誘導防止剤層3の厚さが0.1〜1.0μ
mでなけれなならないのは、0.1μm未満では静電誘導
防止効果が発生しないからであり、1.0μmを超えると
高価な静電誘導防止剤の使用量が多くなって経済的で無
いからである。
【0011】4は発泡ポリスチレン1の少なくとも片面
に熱可塑性プラスチックフィルム2又は静電誘導防止剤
層3を備えた熱可塑性プラスチックフィルム2とを貼合
する接着剤層であり、熱可塑性プラスチックフィルム2
が接着性の悪い場合でも発泡ポリスチレン1と熱可塑性
プラスチックフィルム2とを強固に接着すると共にその
接着剤層4の厚さを厚くすれば液晶表示体用ガラス保護
スペーサーの腰を強くする効果を発現するのである。例
えば、熱可塑性プラスチックフィルム2がポリスチレン
フィルムの場合にはポリエーテルウレタン系樹脂を特別
の前処理を施すこと無く、また熱可塑性プラスチックフ
ィルム2が接着性の悪い耐衝撃性ポリスチレンフィルム
やポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルムやポ
リエチレンテレフタレートフィルムの場合にはこれらの
フィルムの接着面にコロナ放電処理を行った後にポリエ
ステルウレタン系樹脂を塗布して発泡ポリスチレン1と
接着すれば良い。
【0012】前記接着剤層4で発泡ポリスチレン1と熱
可塑性プラスチックフィルム2とを強固に接着するだけ
であればその厚さは1〜2μm程度で充分であり、接着
剤層4の厚さを厚くして液晶表示体用ガラス保護スペー
サーの腰を強くする効果も発現させる場合には50〜200
μm程度までその厚さを厚くすることができる。
【0013】このような層構成の本発明に係る液晶表示
体用ガラス保護スペーサーの断面形状としては、図2〜
図5に示した如く正方形又は長方形であれば、前記発泡
ポリスチレンのみで構成されていたり,発泡ポリスチレ
ンの片面又は両面に熱可塑性プラスチックフィルムが貼
合されていたり,発泡ポリスチレンと少なくとも片面の
熱可塑性プラスチックフィルムとが静電誘導防止剤層を
介して貼合されていたり,発泡ポリスチレンと少なくと
も片面の熱可塑性プラスチックフィルム又は静電誘導防
止剤層を備えた少なくとも片面の熱可塑性プラスチック
フィルムとが接着剤層を介して貼合されていたりするシ
ートを所定形状に打ち抜くだけで液晶表示体用ガラス保
護スペーサーを製造できるので、その製造は非常に簡単
である。
【0014】またその断面形状が図6〜図8に示した如
く液晶表示体用ガラスと接触する一面に凹条部が設けら
れていると、液晶表示体用ガラス保護スペーサーの曲げ
剛性が高くなって形状保持性が向上する利点があり、こ
のような断面形状に製造するには前記構成のシートを所
定形状に打ち抜く前に加熱によりシートを軟化させた状
態で公知のプレス法又は真空成形法によって液晶表示体
用ガラスと接触する一面に凹条部を形成すれば良い。
【0015】
【発明の効果】以上に詳述した如く本発明に係る液晶表
示体用ガラス保護スペーサーは、発泡倍率が5〜20倍で
肉厚が0.5〜5.0mmの発泡ポリスチレンで構成されている
ので、従来の低発泡ポリエチレン製の液晶表示体用ガラ
ス保護スペーサーの如くその発泡倍率が2〜3倍と低い
ため原料の使用量が多いので不経済であるという欠点が
ないばかりかその打ち抜き後の残材を回収して再使用可
能であるので経済性に優れており、また軟らかくてガラ
ス処理面を傷付けることが無く、腰が強く且つ全体的に
平坦な形状を保つことができるばかりか力が加わると歪
んだままとなることがない特性を有しており、更に所定
の形状に切り出す際に切口より微粉末が発生し難いので
作業性が良いという利点を有している。
【0016】また、発泡ポリスチレンの片面又は両面に
20〜50μm厚の熱可塑性プラスチックフィルムが貼合さ
れていれば、発泡ポリスチレンの液晶表示体用ガラスと
対向する面が発泡によりその面の表面粗度が大きくなっ
ていても液晶表示体用ガラスを疵付けることを防止でき
ると共に液晶表示体用ガラス保護スペーサーの腰を強く
することができるという利点がある。
【0017】そして、発泡ポリスチレンと少なくとも片
面の熱可塑性プラスチックフィルムとが0.1〜1.0μm厚
の誘電率/電導度の小さい静電誘導防止剤層を介して貼
合されていると、従来の静電防止剤を熱可塑性プラスチ
ックフィルムの発泡ポリスチレンと反対側の面に塗布し
た場合のように液晶表示体用ガラスのガラス処理面を汚
染することが無いにも拘らず、液晶表示体用ガラス保護
スペーサーの液晶表示体用ガラスとの静電気による付着
や粉塵等の液晶表示体用ガラス保護スペーサーへの付着
も防止できる。
【0018】また、発泡ポリスチレンと少なくとも片面
の熱可塑性プラスチックフィルム又は静電誘導防止剤層
を備えた少なくとも片面の熱可塑性プラスチックフィル
ムとが接着剤層を介して貼合されていると、耐衝撃性ポ
リスチレンフィルムやポリエチレンフィルムやポリプロ
ピレンフィルムやポリエチレンテレフタレートフィルム
の如き接着性の悪い熱可塑性プラスチックフィルムでも
発泡ポリスチレンに接着できると共にその接着剤層の厚
さを厚くすれば液晶表示体用ガラス保護スペーサーの腰
を強くすることができる。
【0019】そして、断面形状が正方形又は長方形であ
ると、前記発泡ポリスチレンのみで構成されていたり,
発泡ポリスチレンの片面又は両面に熱可塑性プラスチッ
クフィルムが貼合されていたり,発泡ポリスチレンと少
なくとも片面の熱可塑性プラスチックフィルムとが静電
誘導防止剤層を介して貼合されていたり,発泡ポリスチ
レンと少なくとも片面の熱可塑性プラスチックフィルム
又は静電誘導防止剤層を備えた少なくとも片面の熱可塑
性プラスチックフィルムとが接着剤層を介して貼合され
ていたりするシートを所定形状に打ち抜くだけで液晶表
示体用ガラス保護スペーサーを製造できるので、製造単
価が安価になるという利点がある。
【0020】また、断面形状が液晶表示体用ガラスと接
触する一面に凹条部が設けられていると、断面形状が正
方形又は長方形である場合に比べて製造工程が1工程増
えるが、液晶表示体用ガラス保護スペーサーの曲げ剛性
を高めて形状保持性を向上させることができる利点があ
る。
【0021】このような種々の利点を有する本発明に係
る液晶用ガラス保護スペーサーは、安価であるため従来
の発泡倍率が2〜3倍のポリエチレン製の液晶用ガラス
保護スペーサーの如く数回の繰返し使用しなくても充分
に採算に合うものであり、その結果繰返し使用する場合
に必要であった使用済み液晶用ガラス保護スペーサーの
洗浄や手拭き作業も不要となるのであり、その工業的価
値は非常に大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示体用ガラス保護スペーサ
ーの1実施例の正面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面説明図である。
【図3】図2に相当する他の実施例の拡大断面説明図で
ある。
【図4】図2に相当する更に他の実施例の拡大断面説明
図である。
【図5】図2に相当する更に他の実施例の拡大断面説明
図である。
【図6】本発明に係る液晶表示体用ガラス保護スペーサ
ーの断面形状の実施例を示す図である。
【図7】本発明に係る液晶表示体用ガラス保護スペーサ
ーの断面形状の他の実施例を示す図である。
【図8】本発明に係る液晶表示体用ガラス保護スペーサ
ーの断面形状の更に他の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 発泡ポリスチレン 2 熱可塑性プラスチックフィルム 3 静電誘導防止剤層 4 接着剤層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡倍率が5〜20倍で肉厚が0.5〜5.0mm
    の発泡ポリスチレン(1)で構成されていることを特徴と
    する液晶表示体用ガラス保護スペーサー。
  2. 【請求項2】 発泡ポリスチレン(1)の片面又は両面に
    20〜50μm厚の熱可塑性プラスチックフィルム(2)が貼
    合されている請求項1に記載の液晶表示体用ガラス保護
    スペーサー。
  3. 【請求項3】 発泡ポリスチレン(1)と少なくとも片面
    の熱可塑性プラスチックフィルム(2)とが0.1〜1.0μm
    厚の誘電率/電導度の小さい静電誘導防止剤層(3)を介
    して貼合されている請求項2に記載の液晶表示体用ガラ
    ス保護スペーサー。
  4. 【請求項4】 発泡ポリスチレン(1)と少なくとも片面
    の熱可塑性プラスチックフィルム(2)又は静電誘導防止
    剤層(3)を備えた少なくとも片面の熱可塑性プラスチッ
    クフィルム(2)とが接着剤層(4)を介して貼合されてい
    る請求項2又は3に記載の液晶表示体用ガラス保護スペ
    ーサー。
  5. 【請求項5】 断面形状が、正方形又は長方形である請
    求項1から4までのいずれか1項に記載の液晶表示体用
    ガラス保護スペーサー。
  6. 【請求項6】 断面形状が、液晶表示体用ガラスと接触
    する一面に凹条部が設けられている請求項1から4まで
    のいずれか1項に記載の液晶表示体用ガラス保護スペー
    サー。
JP18803696A 1996-07-01 1996-07-01 液晶表示体用ガラス保護スペーサー Pending JPH1020285A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005134423A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Dainippon Printing Co Ltd 積層体及びカラーフィルター基板の利用方法
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