JPH10202564A - 直線移動型ロボット - Google Patents

直線移動型ロボット

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JPH10202564A
JPH10202564A JP2597397A JP2597397A JPH10202564A JP H10202564 A JPH10202564 A JP H10202564A JP 2597397 A JP2597397 A JP 2597397A JP 2597397 A JP2597397 A JP 2597397A JP H10202564 A JPH10202564 A JP H10202564A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
pulley
frame
rotated
spline
Prior art date
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Pending
Application number
JP2597397A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinji Obata
欽司 小畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP2597397A priority Critical patent/JPH10202564A/ja
Publication of JPH10202564A publication Critical patent/JPH10202564A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ケーブルの切れをなくし、スライダが小型軽量
で、かつ、スライダの速度制約を緩和した直線移動型ロ
ボットを提供することを目的とする。 【構成】直方体状のフレーム4と、スライダ10と、モ
ータ2と、移動方向に沿って設けられたスプラインシャ
フト5と、移動方向に沿って設けられ、フレーム4に固
定されたボールネジ3と、スライダ10に回動自在に設
けられ、スプラインシャフト5と噛合するスプラインブ
ッシュ15と、スプラインブッシュ15の側端突出部に
設けられ、該ブッシュ15と共に回動する第1プーリ1
3と、スライダ10に回動自在に設けられ、ボールネジ
3が貫通するボールナット16と、ボールナット16の
側端突出部に設けられ、該ボールナット16と共に回動
する第2プーリ14と、第1プーリ13と第2プーリ1
4とを連結するタイミングベルト17とにより構成され
た直線移動型ロボットである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用ロボットであっ
て、直方体状のフレームを、直線上に移動する直線移動
型ロボットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、直方体状のフレーム内部に、
ボールネジを設けて、このボールネジに沿ってスライダ
が移動する産業用ロボットがある。
【0003】この産業用ロボットの構造としては2種類
あり、第1のものは、ボールネジをモータにより回転さ
せてスライダを移動させるものである。
【0004】しかしながら、この構造のものであると、
ボールネジのストロークを長くして高速で回転させる
と、ボールネジの危険速度に達して共振をおこし、ボー
ルネジが振動し弓なりになるため、最高速度に制約があ
る。
【0005】そのため、第2のものとして、ボールネジ
はフレームに固定し、スライダに中空モータを設け、こ
の中空モータの中空回転子内部にボールネジと螺合する
雌ネジ部を設けて、中空回転子を回転させることによ
り、スライダを移動させるものがある。
【0006】この構造であるとボールネジが回転しない
ため、スライダを高速で移動させても、第1の構造のよ
うな危険速度によるスライダの速度制約がない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この第
2の構造の産業用ロボットであると、スライダの移動に
より中空モータ用ケーブルが移動するするためにケーブ
ルが切れたり、また、スライダ内部にモータが装着され
ているので重くなり、かつ、構造が複雑で大きくなると
いう問題があり、さらに、スライダにモータを取付けて
いるため熱が発生し、スライダ全体が加熱されるという
問題があった。
【0008】本発明はこの様な問題を鑑みてなされたも
のであり、ケーブルの切れをなくし、また、スライダが
小型軽量で構造が簡単であり、さらに、スライダの加熱
をなくし、スライダの速度制約を緩和した直線移動型ロ
ボットを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】ロボット本体である直方
体状のフレームと、前記フレームの移動方向に沿って直
線移動するスライダと、前記フレームの一端部に設けら
れた駆動用モータと、前記モータに連結され、前記フレ
ームの一端部から他端部まで移動方向に沿って設けら
れ、軸受けを介して保持されたスプラインシャフトと、
前記フレームの一端部から他端部まで移動方向に沿って
設けられ、フレームに固定されたボールネジと、前記ス
ライダに回動自在に設けられ、前記スプラインシャフト
と噛合するスプラインブッシュと、前記スプラインブッ
シュの側端突出部の外周に設けられ、該スプラインブッ
シュと共に回動する第1プーリと、前記スライダに回動
自在に設けられ、前記ボールネジが貫通するボールナッ
トと、前記ボールナットの側端突出部の外周に設けら
れ、該ボールナットと共に回動する第2プーリと、前記
第1プーリと前記第2プーリとを連結するタイミングベ
ルトとよりなる構成にすることにより、ケーブルが切断
する恐れがなく、また、スライダが小型軽量になり、ス
ライダの速度制約を緩和し課題を解決している。
【0010】
【作用】上記構成の直線移動型ロボットの動作状態につ
いて説明する。制御部で制御された駆動モータが、スプ
ラインシャフトを一定方向(以下、正方向という)に回
転させる。この回転により、スプラインブッシュ及び第
1プーリが回される。この第1プーリの回転により、こ
のプーリと噛合しているタイミングベルトが回され、さ
らに、第2プーリが回される。この回転により第2プー
リを保持しているボールナットが回され、かつ、ボール
ネジはフレームに固定されているのでスライダがフレー
ムの長手方向に直線移動をする。そして、駆動モータを
逆回転(以下、負方向という)することによりスライダ
は逆方向に直線移動をする。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例を示す直線移動型ロボ
ットの斜視図であり、図2は同じく要部拡大斜視図であ
り、図3はスライダの一部欠載平面図であり、図4はス
ライダの正面図である。
【0012】符号1は、本実施例の直線移動型ロボット
であって、直方体状のフレーム4の上面及び内面を長手
方向である左右にスライダ10が移動する。
【0013】符号2はフレーム4の左端部に内蔵された
駆動用モータである。このモータ2の回転軸には、カッ
プリング21を介してスプラインシャフト5が連結され
ている。このスプラインシャフト5のモータ2側の軸端
近傍及び他端は、軸受19を介してフレーム4の両端部
の支持板に回転自在に取り付けられている。
【0014】符号3はボールネジである。このボールネ
ジ3の両端部は、フレーム4の両端部の支持板に固定さ
れている。なお、スプラインシャフト5とボールネジ3
とは、平行に設けられている。
【0015】符号15は、スライダー10に形成された
孔に軸受を介して回転自在に保持されているスプライン
ブッシュ15である。このスプラインブッシュ15に
は、この第1貫通孔8が軸心にスプライン状に形成され
ており、この孔8にスプラインシャフト5が貫通しスプ
ライン部で噛合している。
【0016】そして、このスプラインブッシュ15の一
側面には突出した第1支持軸11が形成されており、こ
の支持軸11に第1プーリ13が保持されている。
【0017】符号16はスライダー10に形成された孔
に軸受を介して回転自在に保持されているボールナット
16である。ボールナット16には第2貫通孔9が軸心
にボールネジ3の外径よりも大きく形成されており、そ
して、このボールナット15はボール24を介してボー
ルネジ3と螺合している。
【0018】このボールナット15の一側面には突出し
た第2支持軸12が形成されており、この支持軸12に
第2プーリ14が保持されている。そして、第1貫通孔
8と第2貫通孔9とは平行に設けられている。
【0019】符号17は、第1プーリ13と第2プーリ
14を掛け渡す無端状のタイミングベルトであり、そし
て、タイミングベルト17とプーリ13、14とは噛合
している。このベルト17により、第2プーリ14は第
1プーリ13と同一方向に回される。
【0020】符号18は、スライダ10の底面に設けら
れた接触部である。この接触部18は、フレーム4の内
部の底面に設けられた一対のレール22に沿って軸方向
に移動する。
【0021】符号20は、モータ2を制御する制御部で
ある。この制御部20によりモータ2を正方向及び負方
向に回転数を制御しながら回転させる。
【0022】この様な構成において、直線移動型ロボッ
ト1の動作状態について説明する。
【0023】制御部20はモータ2を正方向に回転数n
1で回転させる。
【0024】この回転により、カップリング21を介し
スプラインシャフト5はn1で正方向に回され、さら
に、スプラインブッシュ15が正方向に回される。この
回転により、スプラインブッシュ15及び第1プーリ1
3が正方向に回される。この第1プーリ13の回転によ
り、このプーリ13と噛合しているタイミングベルト1
7が回され、さらに、第2プーリ14が第1プーリ13
と同一方向にn2(第1プーリ13の歯数と第2プーリ
14の歯数が異なる場合)で回される。この回転により
第2プーリ14を保持しているボールナット16が回さ
れる。ボールネジ3はフレーム4に固定されているの
で、スライダ10がフレーム4の長手方向に直線移動を
する。
【0025】そして、駆動モータ2を逆回転(負方向に
回転)させることにより、スライダ10が上記とは逆方
向に直線移動をする。
【0026】なお、フレーム4の端部より内側に支持板
を設け、この箇所でスプラインシャフト5及びボールネ
ジ3を保持してもよい。
【0027】以上、この様な構成にすることにより、モ
ータ2はフレーム4に固定されているのでケーブル移動
がなくなり、断線の恐れがなくなる。
【0028】そして、スライダ10にモータが内蔵して
いないので軽量で小型になり、かつ、スライダ10の構
造が簡単になる。さらに、モータからの熱伝導がなくな
るのでスライダの加熱がなくなる。
【0029】また、従来、スライダ10の移動速度はモ
ータ2の回転数だけで決まっていたが、本願の場合に
は、さらに、二つのプーリ13、14の歯数の差により
変化するため、第1プーリ13より第2プーリ14の歯
数を減少させることにより、モータ2及びスプラインシ
ャフト5の回転数よりも第2プーリ14の回転数を上げ
ることができる。従って、スプラインシャフト5の回転
数を共振回転数以下に抑え、スライダ10の移動速度を
上げることが可能となる。
【0030】
【発明の効果】以上により、本発明の直線移動型ロボッ
トは、スプラインシャフトを回転させ、タイミングベル
トを介しボールナットを回転させ、スライダを移動させ
る構成にすることにより、ケーブルが断線する恐れがな
く、かつ、スライダを小型軽量化することができ、さら
に、スライダの加熱を防止し、従来より高速で、かつ、
安全にスライダを移動させることができ、その効果は大
である。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す直線移動型ロボットの
斜視図である。
【図2】同じく要部拡大斜視図である。
【図3】スライダの一部欠載平面図である。
【図4】スライダの正面図である。
【符号の説明】
1・・・・・直線移動型ロボット 2・・・・・駆動用モータ 3・・・・・ボールネジ 4・・・・・フレーム 5・・・・・スプラインシャフト 8・・・・・第1貫通孔 9・・・・・第2貫通孔 10・・・・・スライダ 11・・・・・第1支持軸 12・・・・・第2支持軸 13・・・・・第1プーリ 14・・・・・第2プーリ 15・・・・・スプラインブッシュ 16・・・・・ボールナット 17・・・・・タイミングベルト 20・・・・・制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロボット本体である直方体状のフレーム
    と、 前記フレームの移動方向に沿って直線移動するスライダ
    と、 前記フレームの一端部に設けられた駆動用モータと、 前記モータに連結され、前記フレームの一端部から他端
    部まで移動方向に沿って設けられ、軸受けを介して保持
    されたスプラインシャフトと、 前記フレームの一端部から他端部まで移動方向に沿って
    設けられ、フレームに固定されたボールネジと、 前記スライダに回動自在に設けられ、前記スプラインシ
    ャフトと噛合するスプラインブッシュと、 前記スプラインブッシュの側端突出部の外周に設けら
    れ、該スプラインブッシュと共に回動する第1プーリ
    と、 前記スライダに回動自在に設けられ、前記ボールネジが
    貫通するボールナットと、 前記ナットの側端突出部の外周に設けられ、該ボールナ
    ットと共に回動する第2プーリと、 前記第1プーリと前記第2プーリとを連結するタイミン
    グベルトとよりなることを特徴とする直線移動型ロボッ
    ト。
JP2597397A 1997-01-23 1997-01-23 直線移動型ロボット Pending JPH10202564A (ja)

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JPH10202564A true JPH10202564A (ja) 1998-08-04

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ID=12180683

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1332786C (zh) * 2004-05-28 2007-08-22 哈尔滨工业大学 滚珠花键驱动的三自由度串并联混合式机器人
KR100829000B1 (ko) 2006-10-16 2008-05-23 박영태 아크릴 수지 판재 절단기의 아크릴 수지 판재 가이드 장치
JP2008260041A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 Hoden Seimitsu Kako Kenkyusho Ltd プレス装置
CN103978399A (zh) * 2014-03-24 2014-08-13 西北工业大学 一种四坐标自动上下料机器人
CN107374911A (zh) * 2017-08-29 2017-11-24 中航创世机器人(东莞)有限公司 一种用于下肢康复治疗的智能医疗机器人

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