JPH10202428A - 管体用のねじ孔加工装置 - Google Patents

管体用のねじ孔加工装置

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JPH10202428A
JPH10202428A JP1072997A JP1072997A JPH10202428A JP H10202428 A JPH10202428 A JP H10202428A JP 1072997 A JP1072997 A JP 1072997A JP 1072997 A JP1072997 A JP 1072997A JP H10202428 A JPH10202428 A JP H10202428A
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JP
Japan
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pipe
drill
hole
tap
screw hole
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Application number
JP1072997A
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English (en)
Inventor
Naomi Yamamoto
直美 山本
Atsumasa Katsuki
惇正 勝木
Kensaku Kiyozawa
研作 清沢
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Kubota Corp
Yachiyo Engineering Co Ltd
Original Assignee
Kubota Corp
Yachiyo Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管体に径方向に貫通するねじ孔を周方向に等
ピッチで複数加工する際に、短時間のうちに能率良く加
工を行えるようにする。 【解決手段】 管体をねじ孔加工部における軸心の回り
に回転可能にクランプするエアチャック装置28と、こ
のエアチャック装置28によってクランプされた管体に
ねじの下孔を加工するドリルユニット60、60と、下
孔が加工されたうえでエアチャック装置28によって1
ピッチ分だけ周方向に回転された管体の前記下孔部分に
ねじ加工を行うタップユニット58、58とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管体用のねじ孔加
工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】管体として、図7に示される継手構造を
有したものがある。すなわち、互いに接合される一方の
管1の端部には受口2が形成され、他方の管3の端部に
は、この受口2の内部に挿入される挿口4が形成されて
いる。受口2の内周面には、開口端側から順に、屈曲防
止リング収容溝5と、シール材収容溝6と、ロックリン
グ収容溝7と、奥端面8とが形成されている。屈曲防止
リング収容溝5が形成された部分には、受口2の壁部を
径方向に貫通するねじ孔9が、周方向に沿って等ピッチ
で複数形成されている。
【0003】屈曲防止リング収容溝5には周方向に沿っ
て適当数に分割された屈曲防止リング10が収容され、
この屈曲防止リング10は、受口2の外周からねじ孔9
にねじ込まれる六角孔付きのセットボルト11によって
挿口4の外周面に押圧状態で保持される。
【0004】シール材収容溝6にはゴム製の管状のシー
ル材12が収容されており、このシール材12が収容溝
6の底部と挿口4の外周面との間で圧縮されることで、
所要のシール機能が発揮されている。
【0005】ロックリング収容溝7にはロックリング1
3が収容されており、このロックリング13の外周面と
収容溝7の底部との間には、芯出し用ゴム材14が設け
られている。このゴム材14は、受口2内への挿口4の
挿入時にロックリング13を芯出し状態で保持するとと
もに、受口2内へ挿口4を挿入した後はロックリング1
3を挿口4の外周面に向けて押圧する役割を果たす。ロ
ックリング13よりも受口2の奥側まで挿入される挿口
4の先端部の外周には、挿口4が受口2から抜け出そう
とするときにロックリング13に掛かり合い可能な突部
15が形成されている。
【0006】このような構成において、管路の直管部分
では、受口2に屈曲防止リング収容溝5を形成せずに、
したがって屈曲防止リング10を用いることなしに、管
継手が構成される。すると、突部15とロックリング1
3との掛かり合いによって管継手の離脱が防止されると
ともに、受口挿口間の隙間の範囲で管継手にある程度の
屈曲性が付与される。
【0007】しかし、図8に示すような管路の曲がり部
を構成する異形管16の部分にこの種の屈曲性を有した
管継手を適用すると、管内の水圧によってこの異形管1
6を動かそうとする不平均力Pが働き、これによって管
路に無理な曲げ応力が作用したりずれが生じたりするお
それがある。
【0008】そこで従来においては、このような異形管
16の部分では、図7に示された屈曲防止リング10を
用いることで、受口2と挿口4とを互いに径方向に固定
させ、それによって両者が相互に屈曲することを防止し
ている。
【0009】このような管継手を構成するためには、受
口2にねじ孔9を形成する必要があるが、従来において
は、作業者がこのねじ孔の形成位置を位置決めしたうえ
で、手動の加工機を用いて、下孔加工とタップ加工とを
行うのが一般的である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、作業者が目視
による位置決めを行うものであるために、その作業に時
間を要するという問題点がある。また、下孔をあけた後
にタップ加工を行う際に改めて芯出し作業を実施する必
要があり、このためさらに時間を要するという問題点が
ある。
【0011】そこで本発明は、このような問題点を解決
して、短時間のうちに能率良く管体にねじ孔を加工でき
るようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、管体に径方向に貫通するねじ孔を周方向に等
ピッチで複数加工するための装置が、前記管体をねじ孔
加工部における軸心の回りに回転可能にクランプする手
段と、このクランプ手段によってクランプされた管体に
ねじの下孔を加工するドリルユニットと、前記下孔が加
工されたうえでクランプ手段によって1ピッチ分だけ周
方向に回転された管体の前記下孔部分にねじ加工を行う
タップユニットとを有するようにしたものである。
【0013】このような構成であると、クランプ手段に
よって管体がクランプされるとともにねじ孔を加工すべ
き位置が位置決めされ、この位置決め状態でドリルユニ
ットによって下孔が加工される。この下孔の加工後にク
ランプ手段によって管体が1ピッチ分だけ周方向に回転
されると、タップユニットとその下孔とが自動的に位置
決めされ、その下孔にねじ加工が行われる。このとき、
ドリルユニットは次の下孔の加工位置に位置決めされた
状態となるため、改めて位置決めを行うことなしに能率
良く次の下孔が加工される。
【0014】
【発明の実施の形態】図6において、16は45度方向
に曲がって形成された異形管であり、図8に示されたも
のと同様の構成である。この図6の異形管16におい
て、図7および図8に示された部材と同一の部材には同
一の参照番号が付されている。この図6の異形管16
は、鋳造された直後の状態のものであり、これに受口2
の壁部を貫通して屈曲防止リング収容溝5に至るねじ孔
が加工される。19は受口2の端面である。
【0015】このとき、異形管16が45度方向に曲が
って形成されていることから、上記ねじ孔は、互換性な
どの観点より、この管の曲がり方向に対応して周方向の
特定位置すなわち特定の位相に形成されることが要求さ
れる。このねじ孔の位置を周方向に特定するために、異
形管16におけるねじ孔を加工すべき部分の受口2の外
面には、周方向の一か所に位置決め用凹部18が形成さ
れている。この位置決め用凹部18は、ねじ孔を加工す
るときの位置の基準点となるものであり、焼失模型鋳造
法により異形管16を製造する場合には鋳出しによって
容易に形成することができ、あるいは鋳造後の機械加工
によっても形成することができる。また位置決め用凹部
18は、異形管16の受口2の軸心方向については、屈
曲防止用リング収容溝5の中心の位置に対応して形成さ
れている。
【0016】図1〜図5は、本発明にもとづくねじ孔加
工装置の詳細構造を示す。図1および図2に示すよう
に、床面21に固定された基礎フレーム22の上には、
四隅の上下方向のガイドシャフト23に案内される平面
視で矩形状の昇降フレーム24が設けられている。25
は昇降駆動装置で、モータによって駆動されるスクリュ
ウジャッキを有して、この昇降フレーム24を昇降させ
ることが可能である。
【0017】昇降フレーム24の上には割り出しテーブ
ル26が設けられており、この割り出しテーブル26
は、割り出し駆動装置27の作用によって、鉛直軸心の
まわりに割り出しを受けるように構成されている。さら
にこの割り出しテーブル26の上には鉛直方向の異形管
16の受口2をクランプ可能なエアチャック装置28が
設けられている。このエアチャック装置28は、本体部
29と、三爪方式のチャック爪30とを有した構成とさ
れている。
【0018】図3〜図5に詳細に示すように、各チャッ
ク爪30は、それぞれ複数の爪部31A〜31Eを有す
る。これらの爪部31A〜31Eは、鉛直方向に沿って
複数段となるように階段状に形成されている。すなわ
ち、最も下側の爪部31Aがエアチャック装置28の中
心部32から水平方向に最も距離をおいて配置されると
ともに、上側の爪部31B…ほど中心部32に近づくよ
うに配置されている。上下に隣り合う爪部31A、31
B、…どうしの間には隙間33が形成され、各爪部31
A…の先端の上面および下面には、これら爪部31A…
を先細り状に形成する傾斜面34、35がそれぞれ形成
されている。
【0019】他よりも下側に位置する爪部31A〜31
Dの上面には、管受け突部38が形成されている。そし
て、爪部31A〜31Eの大きさに対応した口径の異形
管16の受口2をチャック爪30にかぶせると、この異
形管16は、この異形管16に対応したサイズの爪部3
1B〜31Eのすぐ下側の、一段階だけサイズの大きな
爪部31A〜31Dの管受け突部38に受口2の端面1
9が接して支持された状態となる。なお、エアチャック
装置28の本体部29には、最も下側の爪部31Aに対
応して、この爪部31Aのサイズに対応した異形管16
の受口2の端面19を支持するための受け台39が設け
られている。また各爪部31A〜31Eは、チャックす
べき口径の異形管16の屈曲防止リング収容溝5の幅に
応じた厚みすなわち上下方向の寸法で形成されている。
【0020】このように管受け突部38あるいは受け台
39にて異形管16をその受口2の端面19で支持した
状態で、エアチャック装置28のチャック爪30を拡径
方向に作動させると、その異形管16に対応した爪部3
1A〜31Eの先端が異形管16の屈曲防止リング収容
溝5に入り込み、その傾斜面34、35が収容溝の一方
および他方の溝縁部40、40に掛かり合うことで、こ
のエアチャック装置28によって異形管16が内面側か
らクランプされることになる。このとき、上述のように
爪部31A〜31Eの上下の傾斜面34、35が受口2
の収容溝5の両側の溝縁部40、40に掛かり合うた
め、このように異形管16をクランプすると、それによ
って異形管16すなわち収容溝5が爪部31A〜31E
に対して軸心方向に位置決めされることになる。
【0021】このようにエアチャック装置28のチャッ
ク爪30によってクランプされた異形管16の屈曲防止
リング収容溝5に対し、後述のように管16の外面側か
らドリルによる下孔とタップによるねじ孔とが機械加工
されるが、図5に示すように、チャック爪30の各爪部
31A〜31Eの先端には、この機械加工の際の刃物4
1の先端部との干渉を避けるための平面視で円弧状の切
欠部42が形成されている。また、各爪部31A〜31
Eの先端面37は、収容溝7が形成された部分の受口2
の内周に対応した円弧状に形成されている。
【0022】エアチャック装置28の各チャック爪30
は、それぞれ軸心方向すなわち上下方向の2本のボルト
43、44によって本体部29に取り付けられている。
これらのボルト43、44は径方向に並んだ状態で配置
されており、その径方向の外側に位置するボルト43
は、一番下側の爪部31Aの基端部分に通されている。
このため、爪部31Aには、ボルト43を通すための孔
部45とボルト頭部の収容部46とが形成されている。
このボルト43を通すための爪部31Aよりもすぐ上側
の爪部31Bには、このボルト43を孔部45に通すと
きの干渉を避けるための円弧状の切欠部47が、切欠部
42に連続する形で形成されている。
【0023】同様に、下から二番目の爪部31Bの基端
部分には、この爪部31Bよりも下側の部分にわたっ
て、内側のボルト44を通すための孔部48が形成され
ている。49はボルトの頭部の収容部である。また同様
に、下から三番目の爪部31Cには、ボルト44を孔部
48に通すときの干渉を避けるための切欠部50が、切
欠部42に連続する形で形成されている。
【0024】図1および図2に示すように、基礎フレー
ム22の上には複数の支柱56が設けられ、これらの支
柱56によって水平方向の支持プレート57が支持され
ている。そして、支持プレート57の上には、水平方向
のねじ孔を加工可能な一対のタップユニット58、58
が、エアチャック装置28の周囲に沿って互いに180
度の間隔をおいて設けられている。すなわち、これらタ
ップユニット58、58は、各々のタップ59、59の
先端が互いに向き合うように配置され、各タップ59
は、エアチャック装置28のセンタに向けてこのエアチ
ャック装置28の径方向に送りが与えられるように構成
されている。
【0025】支持プレートの上には、さらに、一対のド
リルユニット60、60が配置されている。各ドリルユ
ニット60は、タップユニット58にて加工されるねじ
孔のための水平方向の下孔を加工可能なドリル61を有
し、このドリル61は、タップ59と同じ高さの位置に
設けられている。そしてこれらドリルユニット60、6
0も、各々のドリル61、61の先端が互いに向き合う
ように配置され、各ドリル61は、同様にエアチャック
装置28のセンタに向けてこのエアチャック装置28の
径方向に送りが与えられるように構成されている。
【0026】各ドリルユニット60は、支持プレート5
7の上面に設けられた円弧状のガイドレール62に案内
されて周方向に移動可能とされ、その周方向に沿った所
定の位置に位置決めされたうえで、固定ボルト63によ
って支持プレート57に固定可能なように構成されてい
る。すなわち、異形管16のねじ孔9を周方向に等ピッ
チで90度おきに四箇所形成する場合には、ドリルユニ
ット60は、タップユニット58から周方向に90度の
間隔をおいた位置に設置される。またねじ孔9を周方向
に等ピッチで60度おきに六箇所形成する場合には、ド
リルユニット60はタップユニット58から周方向に6
0度の間隔をおいた位置に設置される。さらにねじ孔9
を周方向に等ピッチで45度おきに八箇所形成する場合
には、ドリルユニット60はタップユニット58から周
方向に45度の間隔をおいた位置に設置される。つまり
ドリルユニット60は、異形管16の周方向に沿ったね
じ孔9の形成数すなわちそのピッチに応じた角度だけ、
タップユニット58から周方向に間隔をおいて設置され
る。
【0027】このような構成において、異形管16にね
じ孔9を加工する際には、その異形管16の種類に対応
したねじ孔9の数すなわち加工ピッチに応じて、一対の
ドリルユニット60、60をガイドレール62に沿って
周方向に移動させたうえで固定ボルト63により支持プ
レート57に固定する。そして、異形管16の搬入を行
い、この異形管16の受口2を下向きの姿勢でエアチャ
ック装置28のチャック爪30にかぶせて、この異形管
16の口径に応じた爪部31A〜31Dの管受け突部3
8または受け台39によって受口2の端面19を支持さ
せる。
【0028】この状態でエアチャック装置28のチャッ
ク爪30を拡径方向に作動させると、受口2の端面19
を支持した管受け突部38または受け台39のすぐ上側
の爪部31A〜31Eが屈曲防止リング収容溝5に入り
込み、その傾斜面34、35が収容溝5の溝縁部40に
掛かり合うことで、このエアチャック装置28によって
異形管16が受口2の軸心のまわりに芯出し状態でチャ
ックされる。かつ異形管16は、傾斜面34、35の作
用によってエアチャック装置28に対し受口2の軸心方
向にも位置決めされた状態でチャックされる。このと
き、昇降フレーム24を昇降させて、爪部31A〜31
Eのうち収容溝5を介してその異形管16をクランプす
るものの高さを、ドリル61およびタップ59の高さに
合わせておく。
【0029】また、図1に示すようにチャック爪30を
ドリル61に向かい合わせた状態でエアチャック装置2
8に異形管16の受口2をかぶせ、この受口2の外面の
位置決め用凹部18をドリル61に向かい合わせたうえ
でクランプを行うことで、ドリル61と、位置決め用凹
部18と、チャック爪30すなわち爪部の切欠部42と
が互いに位置決めされた状態で、クランプが行われるこ
とになる。
【0030】したがって、このように異形管16を内面
側からクランプできるようにしたことで、小スペースで
クランプを行うことが可能となる。また異形管16の口
径に対応した複数段の爪部31A〜31Eを設けている
ため、どの口径の異形管16をクランプする場合にも、
チャック爪30を交換することなく、しかも一定のわず
かな移動ストロークだけで、簡単かつ迅速にクランプ動
作を行うことが可能である。
【0031】このようにして異形管16を位置決め状態
でクランプしたなら、その位置決め用凹部18と一対の
ドリルユニット60、60のうちの一方のもののドリル
61とが向かい合っているため、これらドリルユニット
60、60を回転駆動させるとともにドリル61に送り
を与えて、下孔の加工を行う。すると、位置決め用凹部
18が形成されていた位置と、そこから180度離れた
位置との二か所に下孔が形成される。
【0032】このように最初の一対の下孔の加工が完了
したなら、割り出しテーブル26をねじ孔の形成ピッチ
に応じた角度だけ回転させる。すると、これらの下孔は
一対のタップユニット58、58の各タップ59に対し
てそれぞれ位置決めされることになる。そこで、これら
の下孔にタップ59によりねじ切り加工を施すことで、
その部分に所要のねじ孔が形成される。このとき、同時
にドリルユニット60、60で次の一対の下孔を加工す
る。
【0033】以後、同様の操作を繰り返し、最後はタッ
プ加工のみを施せば、所定の位置に等ピッチでねじ孔が
加工されることになる。加工が完了したなら、エアチャ
ック装置28によるクランプを解除して、加工後の管を
搬出する。
【0034】なお、上述のようにタップユニット58、
58に対するドリルユニット60、60の位置を45
度、60度、90度あるいはその他の角度に変更可能と
したため、ねじ孔の形成ピッチの異なる多種類の異形管
19に容易に加工を施すことができる。反対に、ドリル
ユニット60、60を固定式として、タップユニット5
8、58の位置を設定変更可能とすることもできる。ま
た上述のようにねじ孔9を45度おきまたは60度おき
または90度おきの三種類のピッチでのみ形成すれば良
いだけである場合には、割り出しテーブルは15度ピッ
チのものを使用すれば足り、したがってこれを安価に構
成することができる。
【0035】また、ドリルユニット60とタップユニッ
ト61とをねじ孔9の形成ピッチに一致した角度で配置
可能としたため、隣り合うねじ孔の下孔加工とねじ切り
加工とを同時に行うことができ、したがって加工時間を
短縮することができる。またドリルユニット60、60
とタップユニット58、58とをそれぞれ180度おき
に一対ずつ設けたため、こにによっても加工時間の短縮
を図ることができるのみならず、加工時の反力が打ち消
しあうことになって割り出しテーブル26などへの偏荷
重の発生を防止できるなどの効果もある。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によると、管体をね
じ孔加工部における軸心の回りに回転可能にクランプす
る手段と、このクランプ手段によってクランプされた管
体にねじの下孔を加工するドリルユニットと、前記下孔
が加工されたうえでクランプ手段によって1ピッチ分だ
け周方向に回転された管体の前記下孔部分にねじ加工を
行うタップユニットとを有するようにしたため、クラン
プ手段による位置決め状態で管体に下孔の加工ができる
とともに下孔へのねじ加工を行うことができ、しかも、
そのときにクランプ手段によって管体を1ピッチ分だけ
周方向に回転することで、タップユニットによる下孔へ
のねじ加工とドリルユニットによる次の下孔の加工とを
同時に行うことができ、したがって下孔をあけた後に改
めて芯出し作業を行わずにねじ加工を行うことができ、
このため短時間のうちに能率良く管体にねじ孔を加工す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の管体用のねじ孔加工装置
の全体平面図である。
【図2】図1の装置の全体側面図である。
【図3】図2におけるエアチャック装置を拡大して示す
一部切欠側面図である。
【図4】図3におけるチャック爪を拡大して示す図であ
る。
【図5】図4のチャック爪の平面図である。
【図6】図1の装置によってねじ孔が加工される管体の
断面図である。
【図7】同管体を用いた管継手の縦断面図である。
【図8】同管体を用いて敷設した管路を例示する図であ
る。
【符号の説明】
16 異形管 26 割り出しテーブル 28 エアチャック装置 58 タップユニット 60 ドリルユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清沢 研作 千葉県船橋市栄町2丁目16番1号 株式会 社クボタ船橋工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管体に径方向に貫通するねじ孔を周方向
    に等ピッチで複数加工するための装置であって、前記管
    体をねじ孔加工部における軸心の回りに回転可能にクラ
    ンプする手段と、このクランプ手段によってクランプさ
    れた管体にねじの下孔を加工するドリルユニットと、前
    記下孔が加工されたうえでクランプ手段によって1ピッ
    チ分だけ周方向に回転された管体の前記下孔部分にねじ
    加工を行うタップユニットとを有することを特徴とする
    管体用のねじ孔加工装置。
JP1072997A 1997-01-24 1997-01-24 管体用のねじ孔加工装置 Pending JPH10202428A (ja)

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JP1072997A JPH10202428A (ja) 1997-01-24 1997-01-24 管体用のねじ孔加工装置

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Cited By (3)

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