JPH10202109A - NOx含有排ガス浄化用触媒、その製造方法及びその浄化方法 - Google Patents

NOx含有排ガス浄化用触媒、その製造方法及びその浄化方法

Info

Publication number
JPH10202109A
JPH10202109A JP9020028A JP2002897A JPH10202109A JP H10202109 A JPH10202109 A JP H10202109A JP 9020028 A JP9020028 A JP 9020028A JP 2002897 A JP2002897 A JP 2002897A JP H10202109 A JPH10202109 A JP H10202109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
exhaust gas
nox
purifying
containing exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9020028A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Satokawa
重夫 里川
Fumiyuki Hoshi
文之 星
Kenichi Yamazeki
憲一 山関
Hiroshi Uchida
洋 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP9020028A priority Critical patent/JPH10202109A/ja
Publication of JPH10202109A publication Critical patent/JPH10202109A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた耐久性を備えたPd担持のゼオライトか
らなるNOx含有排ガス浄化用触媒を得る。 【解決手段】Pdを担持したゼオライトからなるNOx
含有排ガス浄化用触媒であって、該触媒をシリコン化合
物を原料とするCVD法によりシリカコーティングして
なることを特徴とするNOx含有排ガス浄化用触媒、そ
の製造方法及び該触媒によるNOx含有排ガスの浄化方
法。CVD法としては好ましくは通気方式のCVD法が
用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パラジウム(P
d)を担持したゼオライトからなるNOx含有排ガス浄
化用触媒であって、耐久性を改善してなるNOx含有排
ガス浄化用触媒、その製造方法及び該触媒によるNOx
含有排ガスの浄化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車、航空機、火力発電、各種工場等
からの排ガスには、NOxやSOx、あるいは臭気物
質、ばいじん等が含有されており、また産業廃棄物、都
市ゴミ等の焼却時においては、それら廃棄物の由来、種
類、組成等の如何にもよるが、それら有害物質に加えて
塩化水素ガス等が生成する。このため、これらを含む排
ガスに対して種々の対策が採られ、さらに研究、開発が
進められており、そしてこの点はガスエンジン、ガスタ
ービン等を使用するコージェネレーションシステムから
の排ガスについても同様である。
【0003】各種排ガス中のそれら成分のうちでも、特
にNOやNO2 等のNOxの無害化処理については、い
わゆる排煙脱硝技術として、例えば無触媒還元法、接触
分解法、非選択又は選択接触還元法、吸着法、溶融塩吸
収法、アルカリ吸収法、還元吸収法その他種々の方法が
知られているが、これらのうちその処理に当たり触媒を
使用して浄化する接触還元法は、通常、NOxを最終的
にN2 に変え、無害とするものであるため特に注目され
る。
【0004】その接触還元法に使用する触媒としては各
種のものがあるが、その一種としてゼオライト系のもの
が知られており、このゼオライトは触媒自体としては勿
論、それら各種触媒用の担体としても有効に使用される
ものである。またゼオライトには、アルミナ成分とシリ
カ成分との量的割合、その結晶構造等の如何により、ア
ナルサイム、モルデナイト、チャバサイト等各種のもの
があり、また天然のものだけではなく、水熱合成等によ
る合成ゼオライトも製造、市販され、これらはNOx含
有排ガス用担体又は触媒としても研究、検討されてきて
いる。
【0005】ところで、自動車、航空機、火力発電、各
種工場やガスエンジン、ガスタービン等からのNOx含
有排ガス中には当該NOxのほか、水蒸気や炭化水素等
が含まれる。これらNOx含有排ガスを接触還元法によ
り脱硝、浄化する場合、殆んどの金属担持のゼオライト
は排ガス中の水蒸気により活性が低下する。例えばPd
担持のモルデナイト触媒の場合には、水蒸気存在下でも
初期活性は維持されるが、耐久性に欠けている。
【0006】ところで、Chem.Lett.275ー
276(1996)によれば、Pd担持のモルデナイト
触媒をシリカーCVD処理することで水蒸気存在下での
活性低下を抑制できると報告されているが、そこに経時
的な触媒特性の有無を目的に調べたデータはなく、触媒
として長期間にわたる使用に耐え得る耐久性については
何も記載されておらず、認識されていない。
【0007】そこで、本発明者等は、上記シリカーCV
D処理法を利用して、Pd担持のゼオライト触媒につい
て、NOx含有排ガス浄化触媒としての耐久性の改善の
可能性如何について各種実験を試みたが、必ずしも十分
な耐久性は得られなかった。上記報告においてはシリカ
ーCVD処理法の使用装置は明示されていないが、そこ
に引用された参照文献〔J.Chem.Soc.,Fa
raday.Trans.I(1984)80,313
5ー3145〕からすると、図1に示すような装置が用
いられたものと解される。
【0008】図1中、1は原料貯蔵兼蒸気発生管、2は
反応器、3は電気炉、4は試料(触媒)であり、試料4
は懸垂具5により保持される。6は減圧排気用導管であ
り、真空ポンプへ連結される。A〜Cはバルブである。
操作に際しては、原料であるテトラメトキシシランが原
料貯蔵兼蒸気発生管1から反応器2へ導入される。ここ
でテトラメトキシシランは、懸垂具5で保持され試料4
の触媒粒子表面に付着し、電気炉3による加熱により熱
分解を受け、シリカとなって触媒粒子表面をコーティン
グする。操作は、最初に真空ポンプにより系内を真空に
した後、バルブによってテトラメトキシシランの蒸気圧
を制御して行う(以下この方法を平衡法と指称する)。
【0009】前述のとおり、上記のような平衡法による
シリカーCVD処理は、担体粒子をコーティングするこ
とにより、ゼオライトの細孔径を制御したり、水蒸気に
よる活性低下を抑制するなどの効果については発表さ
れ、認識されているが、触媒の劣化防止、耐久性の向上
に関する作用、効果については知られていない。
【0010】本発明者等は、上記シリカーCVD処理に
よる活性金属のシンターリング防止効果の有無、触媒と
しての耐久性の保持効果の有無について、これを期待し
て各種実験、検討を試みた。ところが、上記平衡法を忠
実に追試しても、十分な耐久性はどうしても得られなか
った。そこで、さらに上記のように十分な耐久性は得ら
れない原因如何について多方面から追求、実験を続けた
ところ、その原因は全く偶然にも、上記のような通常の
バッチ式のCVD法(平衡法)ではシリカ担持量に限度
があり、シリカコーティング後、触媒としての使用時に
ゼオライトに担持されたPdO粒子がシンタリング(凝
集)していることが分かった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図1に示すようなバッ
チ形式の処理装置を連続式に切り換える場合は、通常、
処理効率の向上を狙いとするもので、得られる被処理物
の特性如何とは直接には関係がない。ところが、本発明
によれば、これを通気式のCVD法に切り替えることに
より、シリカ担持量を所望量担持でき、しかも均一にコ
ーティングでき、得られる触媒に優れた耐久性を付与で
きることが見い出された。
【0012】シリコンアルコキシド等を原料とするCV
D法によりシリカコーティングするに際して、シリカ担
持量を所望量、均一に担持させる必要があるが、本発明
においては、このためCVD法、好ましくは通気式のC
VD法を適用することにより該触媒の特性を長期間にわ
たり持続でき、優れた耐久性を有するNOx含有排ガス
浄化用触媒の製造方法、こうして得られたNOx含有排
ガス浄化用触媒及び該触媒によるNOx含有排ガスの浄
化方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、Pdを担持し
たゼオライトからなるNOx含有排ガス浄化用触媒であ
って、該触媒をシリコン化合物を原料とするCVD法に
よりシリカコーティングしてなることを特徴とするNO
x含有排ガス浄化用触媒を提供する。
【0014】本発明は、Pdを担持したモルデナイトか
らなるNOx含有排ガス浄化用触媒であって、該触媒を
シリコン化合物を原料とするCVD法によりシリカコー
ティングしてなることを特徴とするNOx含有排ガス浄
化用触媒を提供する。
【0015】本発明は、モルデナイトに対しPdをアン
モニウムイオン及び酢酸の共存下で担持させたPd担持
のモルデナイトからなるNOx含有排ガス浄化用触媒で
あって、該触媒をシリコン化合物を原料とするCVD法
によりシリカコーティングしてなることを特徴とするN
Ox含有排ガス浄化用触媒を提供する。
【0016】本発明は、Pdを担持したゼオライトから
なるNOx含有排ガス浄化用触媒の製造方法において、
該触媒をシリコン化合物を原料とするCVD法によりシ
リカコーティングすることを特徴とするNOx含有排ガ
ス浄化用触媒の製造方法を提供する。
【0017】本発明は、Pdを担持したモルデナイトか
らなるNOx含有排ガス浄化用触媒の製造方法におい
て、該触媒をシリコン化合物を原料とするCVD法によ
りシリカコーティングすることを特徴とするNOx含有
排ガス浄化用触媒の製造方法を提供する。
【0018】本発明は、モルデナイトに対しPdをアン
モニウムイオン及び酢酸の共存下で担持させたPd担持
のモルデナイトからなる有排ガス浄化用触媒の製造方法
において、該触媒をシリコン化合物を原料とするCVD
法によりシリカコーティングすることを特徴とする、N
Ox含有排ガス浄化用触媒の製造方法を提供する。
【0019】本発明は、NOx含有排ガスを、Pdを担
持したゼオライトからなるNOx含有排ガス浄化用触媒
であって、該触媒をシリコン化合物を原料とするCVD
法によりシリカコーティングしてなるNOx含有排ガス
浄化用触媒に通すことを特徴とするNOx含有排ガスの
浄化方法を提供する。
【0020】本発明は、NOx含有排ガスを、Pdを担
持したモルデナイトからなるNOx含有排ガス浄化用触
媒であって、該触媒をシリコン化合物を原料とするCV
D法によりシリカコーティングしてなるNOx含有排ガ
ス浄化用触媒に通すことを特徴とするNOx含有排ガス
の浄化方法を提供する。
【0021】本発明は、NOx含有排ガスを、モルデナ
イトに対しPdをアンモニウムイオン及び酢酸の共存下
で担持させたPd担持のモルデナイトからなるNOx含
有排ガス浄化用触媒であって、該触媒をシリコン化合物
を原料とするCVD法によりシリカコーティングしてな
るNOx含有排ガス浄化用触媒に通すことを特徴とする
NOx含有排ガスの浄化方法を提供するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】前述のとおり、図1に示すような
バッチ形式の処理装置を連続式に切り換える場合は、通
常、処理効率の向上を狙いとするもので、得られる被処
理物の特性如何とは直接には関係がない。ところが、本
発明によれば、図1に示すような装置を用いるバッチ形
式のCVD法を通気式のCVD法に切り替えることによ
り、得られるシリカコーティング触媒の特性を格段に向
上させることができ、併わせて連続式本来の効果である
処理効率を上げ、また所望シリカ担持量をコントロール
することができる。
【0023】図2は本発明によるCVD法を実施するの
に好適な装置の一態様を示すものであり、図2中、図1
と共通する部分には同じ符号を使用している。この方式
を本明細書中、適宜通気式CVD法とも指称している。
1は原料貯蔵兼蒸気発生管、2は反応器、3は電気炉、
4は試料(触媒)層である。7は減圧排気用導管であ
り、真空ポンプへ連結される。またA〜Cはバルブであ
る。
【0024】操作に際しては、テトラメトキシシラン等
の原料を原料貯蔵兼蒸気発生管1から反応器2へ導入す
る。ここで導入原料は反応器2に層状に保持され試料4
の触媒粒子に付着し、電気炉3の加熱により加熱分解を
受け、シリカとしてコーティングする。この場合、残余
のガス成分は真空ポンプにより吸引され、導管7を経て
排出される。これにより反応器2中の雰囲気は流通する
ようになっており、随時残余ガスは除去され、新たに原
料ガスが導入できる。また圧力の調整はバルブCによっ
て行われる。
【0025】その操作条件としては、加熱温度を100
〜400℃、好ましくは250〜350℃とし、圧力は
0〜760Torrの範囲で行えるが、その操作効率か
らすると圧力1〜100Torrの範囲であるのが好ま
しい。本発明の通気式CVD法によれば、シリカとして
の担持量を焼成後のベースで触媒全体量の1〜30wt
%の範囲で担持させることができる。シリカ担持量が1
wt%を下回るとPdのシンタリング防止に必要なコー
ト量が足りず、所期の効果が得られず、逆にシリカ担持
量が30wt%を上回ると、触媒特性自体を減じるため
好ましくない。この点、平衡式による場合には、その条
件如何により、シリカを3wt%程度、或いはそれ以上
担持させることができるが、この意味では本発明におい
ても平衡式を適用することができる。
【0026】本発明はPdを担持したゼオナイトからな
るNOx含有排ガス浄化用触媒を対象とし、ゼオナイト
としてはMFI、モルデナイト等が使用されるが、その
好ましい例としてはPdを担持したモルデナイトからな
るNOx含有排ガス浄化用触媒が挙げられる。このモル
デナイトとしては(1)通常のモルデナイトのほか、
(2)モルデナイトを強酸性の鉄塩水溶液で処理して変
成したモルデナイト、(3)合成時に鉄含有原料を用い
てその構造中に鉄を含有させたモルデナイトを使用する
ことができる。これらのモルデナイトとしては天然のも
の、合成によるものを問わず使用することができ、また
そのSiO2 /Al23モル比については10〜50程
度のものを用いるが、好ましくはSiO2 /Al23
ル比が10〜30程度のものを使用する。
【0027】ここで、上記(2)モルデナイトを強酸性
の鉄塩水溶液で処理して変成したモルデナイトとは、モ
ルデナイトの素原料を好ましくは硝酸鉄又は塩化鉄から
なる強酸性の鉄塩水溶液で処理し、焼成して得られるも
ので、この場合その水溶液のpH値約1以下、特に0.
8程度以下とすることにより、その処理を有効に実施
し、モルデナイトの構造そのものに鉄を含有させること
ができる。これにPdを担持させるが、一度上記鉄処
理、焼成をした後、再度鉄処理をし、Pdイオン交換及
び焼成という工程を採ることにより、さらに優れたNO
x除去能を有する触媒とすることができる。
【0028】また、上記(3)合成時に鉄含有原料を用
いてその構造中に鉄を含有させたモルデナイトとは、水
熱合成によりモルデナイトを製造するに当たり、その合
成原料成分としてのアルミン酸ナトリウム等のアルミナ
原料、無定形シリカ等のシリカ原料及びカ性ソーダ等の
アルカリ金属化合物に加えて、その原料成分そのものと
して硝酸鉄等の鉄を含む原料を存在させ、この原料水溶
液をオートクレーブ中で水熱反応をさせることにより製
造される。
【0029】ここで、上記アルミナ原料としては、アル
ミン酸ナトリウムのほか、アルミナゾル、アルミナゲ
ル、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、水酸化アル
ミニウム等が使用でき、またシリカ原料としては、非晶
質シリカ、水ガラス、シリカゾル、シリカゲル、ケイソ
ウ土、粘土鉱物等が使用できる。これら原料に加えて、
その原料成分そのものとして鉄を含む原料を存在させる
が、この鉄を含む原料としては、上記硝酸鉄のほか、塩
化鉄、臭化鉄、酸化鉄、硫酸鉄、有機鉄化合物等を使用
することができる。また各原料の量的割合としては、モ
ルデナイト構造の生成物を得ることができる組成に相当
する量を使用する。
【0030】本発明では、以上の(1)〜(3)のモル
デナイトに対してPd金属を担持させるが、担持法とし
ては特に限定はなく、例えば含浸法やイオン交換法、或
いは沈着法、混練法等、何れも用いられる。このうち含
浸法、イオン交換法又は沈着法を適用する場合には、P
dを好ましくはPd塩の形とし、その水性媒体中で担持
させる。Pd塩としては、例えば塩化パラジウム等も使
用されるが、好ましくは硝酸パラジウム、酢酸パラジウ
ム、ジニトロテトラアンミンパラジウム等を使用するこ
とができる。これらを純水中に溶解又は加熱溶解して水
溶液として調製する。
【0031】また、Pdを担持する場合、その担持に際
してアンモニウムイオン及び酢酸を共存させるとさらに
有効である。こうしてその担持に際してアンモニウムイ
オン及び酢酸を共存させて得られる触媒は、水蒸気を含
み、酸素が濃度0ppmから10%以上というように広
い範囲で含まれるNOx含有排ガスをきわめて有効に浄
化することができる(特開平8ー303838号)。
【0032】上記その担持に際してアンモニウムイオン
及び酢酸を共存させて得られる触媒では、上記水溶液に
アンモニウムイオン及び酢酸を有効量添加、共存させる
が、その添加、共存のさせ方としては、例えばそのパラ
ジウム塩の水溶液に対して、まずアンモニアガスを注
入し又はアンモニア水を添加した後、酢酸を加える、
まず酢酸を添加した後、アンモニアガスを注入するか又
はアンモニア水を添加する、アンモニア水と酢酸水溶
液とを両者の混合水溶液として添加する等、各種態様を
採ることができる。
【0033】前記「Pd塩の水溶液」、或いは上記態様
のようにして「アンモニウムイオン及び酢酸を添加、共
存させたPd塩の水溶液」の形でPdをモルデナイトに
担持させた後、常法により乾燥し、焼成する。またモル
デナイトの形状としては、以上何れの態様の場合にも、
粉末状、粒状、ペレット状等の形状のものをそのまま担
持原料とすることができる。このうち粒状の場合は、必
要に応じて整粒等により粒度等を揃えたものであるのが
望ましく、これによりパラジウムの担持を均一に行わ
せ、触媒としての均質な特性を確保することができる。
【0034】本発明で使用するこれら触媒の使用形態と
しては、上記のようにして得られた粉末状、粒状(含:
球状粒子)等の形態でそのまま使用することもでき、ま
たこれらの形態で製造したパラジウム金属担持のモルデ
ナイトをさらにペレット状、球状、モノリス体(ハニカ
ム体)等の適宜の形態にしても使用される。
【0035】この場合、必要に応じて結合剤を添加使用
してペレット状やモノリス体に成形するが、特にハニカ
ム体として構成する場合の別法としては、担持体として
例えばコーディエライト製のハニカムを別途用意し、こ
れに対して、モルデナイトの粉末を例えばアルミナゾル
(結合剤)とともに水性懸濁液としてウオッシュコート
した後、Pd金属を担持させる態様を採ることもでき
る。
【0036】以上のような各種態様で得たPd担持モル
デナイト触媒に対してシリカをコーティングすることに
より耐久性を付与するが、本発明においてはこのコーテ
ィングに際して、好ましくはシリコンアルコキシドを原
料とする通気方式のCVD法を適用する。前述のとお
り、図2に示す装置はその通気方式のCVD法を実施す
る装置のうちの一例であるが、このほか、操作中、触媒
試料表面にコーティング原料を連続して供給でき、反応
器内すなわち反応系内での分解生成物を常時排気し得る
装置であれば何れも使用される。なお、平衡法によるシ
リカ担持量には限度があるが、本発明においては、平衡
方式においてシリカを1wt%以上担持させ得る条件を
選定することにより、平衡方式を適用することができ
る。
【0037】またコーティング用の原料としては好まし
くはシリコンアルコキシドを使用するが、加熱により熱
分解しCVD法が適用できるシリコン化合物であればよ
く、その例としては各種シラン化合物(テトラクロロシ
ラン、メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラ
ン、トリメチルクロロシラン等)やアルコキシシラン化
合物(テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、
テトライソプロポキシシラン等)、その他有機珪素化合
物が挙げられる。
【0038】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明が本実施例に限定されないことは勿
論である。まず、モルデナイトにPd金属を担持させ、
Pd担持のモルデナイト触媒を製造した。Pd担持用の
水溶液としては、容量500mlのフラスコ中で、濃度
0.01mol/lの硝酸パラジウム水溶液380ml
に酢酸12mlを混合し、これにアンモニア水を添加し
てpHを7に調整したものを使用した。
【0039】この水溶液に市販のH型モルデナイト〔S
iO2/Al23 =12.8(モル比):PQ社製〕粉
末40gを添加分散させ、温度50℃で1時間攪拌した
後、この溶液を濾過した。以上の処理を再度繰り返した
後、固形分を引続き温度110℃で約12時間乾燥処理
し、引続き電気炉中温度500℃で3時間焼成を行うこ
とにより製造した。この触媒のPd担持量は1.2wt
%であった。
【0040】上記で得たPd担持のモルデナイト触媒を
20〜42メッシュに整粒した後、それぞれ平衡法及び
流通法を適用してシリカコーティングを行った。平衡法
及び流通法ともに原料としてテトラメトキシシランを使
用し、装置としては、平衡法では基本的に図1に示す装
置を使用し、流通法では図2に示す装置を用いた。平衡
法の操作は、上記粒状触媒4をスプリング形式の懸垂具
5で保持して反応器(反応系)2に入れ、バルブB、C
を開け、電気炉3で300℃に加熱しながら、反応器2
を真空ポンプにより導管6を経て3時間真空脱気した。
次いでバルブAを開、バルブBを閉として、系内を真空
脱気した後、バルブBを開、バルブCを閉とし、電気炉
3で温度320℃に加熱して、原料の室温での飽和蒸気
圧下で原料を導入し、12時間試料表面に原料を吸着さ
せ、熱分解によりシリカを沈着させた。以上のCVD処
理の後、副生成物を除去するため、空気中、温度400
℃で12時間焼成した。粒状触媒に対するシリカ担持量
は3wt%であった。
【0041】一方、流通法の操作は、図2に示す装置に
おいて、前記粒状触媒4を反応器2内に層状に配置し、
バルブCを開け、電気炉3で300℃に加熱しながら、
反応器2を真空ポンプにより導管7を経て3時間真空脱
気した。次に、電気炉3で温度320℃に加熱しながら
バルブA、Bを開とし、原料としてのテトラメトキシシ
ランを反応器内における原料の気圧が17Torrとな
るようにバルブCで調節しながら導入し、試料層を通し
て原料を吸着させ、原料の熱分解によりシリカを沈着さ
せた。以上のCVD処理の後、副生成物を除去するた
め、空気中、温度400℃で12時間焼成した。粒状触
媒に対するシリカ担持量は19.5wt%であった。
【0042】《耐久試験》以上で得た各供試触媒、すな
わちシリカコートをしない触媒、平衡法によりシリ
カコートをした触媒及び流通法によりシリカコートを
した触媒を用い、NOxを含有する排ガスの浄化試験を
実施した。反応装置としては、固定床流通型反応装置を
使用したが、これはステンレス製の反応管からなり、そ
の内径10mm、長さ300mmのものである。本実施
例ではその管内に供試触媒の4.5ml量を層状に充填
して実施した。
【0043】被処理排ガスとしてはNO=91ppm、
CH4 =1080ppm、CO=910ppm、CO2
=6.8%、O2=9.1%、H2O=9.1%、N2
バランスを含むガスを用いた。また処理温度すなわち反
応温度を400℃とし、被処理排ガスの空間速度(S
V)を44000hr-1とした。なお、ここで被処理排
ガス中のNO量は91ppmというきわめて希薄なもの
としているが、これは含有NO量が少ないガスエンジン
等からの排ガスへの有効性をもみるためである。
【0044】図3はこの耐久試験により得られた触媒活
性の変化を示す図である。ここでNOx除去率とは、各
時間経過時点における、処理前のNOx濃度をX、処理
後のNOx濃度をYとし、下記式(1)によって算出し
たものである。
【数 1】
【0045】図3のとおり、シリカコートをしない触
媒の場合には、NOx除去率は、初期の段階では60%
もの性能を示すが、40時間の経過前後から急激に低下
し、200時間経過時点では殆んどゼロになってしま
う。また平衡法によりシリカコートをした触媒の場合
には、NOx除去率は初期の段階では38%程度の性能
を示すが、以降徐々に低下している。この場合、300
時間経過時において8%で、なお有効であり、耐久性は
シリカコートをしない触媒の場合に比べれば改善され
ている。
【0046】これに対して、流通法によりシリカコー
トをした触媒の場合のNOx除去率は、初期の段階では
やや下回るが、100時間経過時以降ほぼ一定のNOx
除去率を示し、300時間経過時、450時間経過時以
降もその性能に変化はなく、16%強のNOx除去率を
維持している。本実施例における排ガス中のNOxは9
1ppmと非常に少なく、しかも触媒活性を経時的に低
下させる成分である水蒸気は9.1%と多いが、本発明
によれば、触媒性能に初期の段階では幾分低下はする
が、それ以降触媒能に変化はなく、優れた耐久性を有す
ることが明らかである。
【0047】上記のとおり、触媒としての耐久性は平
衡法によりシリカコートした触媒でも改善されるが、そ
の改善度は流通法によりシリカコートした触媒より弱
い。これは主としてシリカ担持量の差(平衡法で3w
t%、流通法で19.5wt%)によるものと解され
るが、このほか流通法による場合、シリカの担持が均
一に行われる等の原因も関与しているものと思われる。
【0048】図4は、以上の各触媒について、各々触媒
としての使用前及び使用後の時点でのX線回折分析(X
RD)によるパターンを示している。図4中、(a)は
使用前の触媒で、各触媒とも同じである。(b)はシ
リカコートなしの触媒の耐久試験後、(c)は平衡法
によりシリカコートをした触媒の耐久試験後、(d)は
流通法によりシリカコートをした触媒の耐久試験後に
ついてのものであり、図4中、2θ=34゜(CuK
α)でのピークが、凝集したPdOによるピークであ
る。
【0049】図4から明らかなとおり、(b)すなわち
シリカコートなしの触媒の耐久試験後には、2θ=3
4゜の箇所に強いピークがみられ、PdOが凝集し、こ
のため触媒としての機能そのものを失っていることが裏
付けられる。また(c)すなわち平衡法によりシリカ
コートをした触媒の耐久試験後の場合には、やはり2θ
=34゜の箇所に、シリカコートなしの触媒よりかな
り弱いが、なだらかなピークがみられる。上記のとお
り、その触媒能は300時間経過時には8%程度となる
が、なお有効ではある。これはシリカコートが十分では
ないため、時間の経過とともにPdOが凝集したものと
推認される。
【0050】これに対して、(d)すなわち流通法に
よりシリカコートをした触媒は、耐久試験後にも図4中
(a)、すなわち使用前の触媒と実質上何の変化もな
く、PdO粒子はモルデナイト粒子面に当初の状態のま
ま保持されていることを示している。さらに図5は、以
上の実験、観察結果を基にして触媒面を模式的に示した
ものであるが、図5中比較例として示しているものは
シリカコートなしの触媒の場合、実施例として示してい
るものは流通法によりシリカコートをした触媒の場合
である。図5には示していないが、平衡法によりシリ
カコートをした触媒の場合は両者の中間の状態に相当し
ている。
【0051】図5のように、シリカコートをしない触媒
においては、触媒としての使用時にPdO粒子が凝集す
る結果、触媒としての機能を急速になくしてしまう。こ
の点平衡法によりシリカコートをした触媒の場合に
も、その傾向はあるが、耐久性は改善される。これに対
して、本発明に係る流通法によりシリカコートをした
触媒の場合には、20日間以上という長時間の使用後で
も、PdO粒子は凝集することなく、蒸着シリカにより
当初のまま個々にPdO粒子として保持されている。
【0052】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、Pd担
持のゼオライトからなるNOx含有排ガス浄化用触媒を
シリコン化合物を原料とする通気方式のCVD法により
シリカコーティングすることにより、Pd担持のゼオラ
イト触媒に優れた耐久性を付与し、触媒としての特性を
長期間にわたり保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来におけるシリカコート用装置を示す図(平
衡法)。
【図2】本発明によるシリカコート用装置を示す図(流
通法)。
【図3】実施例における耐久試験での触媒活性の経時的
変化を示す図。
【図4】各触媒について使用前及び使用後の時点でのX
線回折分析(XRD)によるパターンを示す図。
【図5】各触媒について使用前及び使用後の時点でのP
dOの付着状態を模式的に示す図。
【符号の説明】
1 原料貯蔵兼蒸気発生管 2 反応器 3 電気炉 4 試料(触媒) 5 懸垂具 6、7 減圧排気用導管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01D 53/36 102H

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Pdを担持したゼオライトからなるNOx
    含有排ガス浄化用触媒であって、該触媒をシリコン化合
    物を原料とするCVD法によりシリカコーティングして
    なることを特徴とするNOx含有排ガス浄化用触媒。
  2. 【請求項2】Pdを担持したモルデナイトからなるNO
    x含有排ガス浄化用触媒であって、該触媒をシリコン化
    合物を原料とするCVD法によりシリカコーティングし
    てなることを特徴とするNOx含有排ガス浄化用触媒。
  3. 【請求項3】モルデナイトに対しPdをアンモニウムイ
    オン及び酢酸の共存下で担持させたPd担持のモルデナ
    イトからなるNOx含有排ガス浄化用触媒であって、該
    触媒をシリコン化合物を原料とするCVD法によりシリ
    カコーティングしてなることを特徴とするNOx含有排
    ガス浄化用触媒。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3の何れかに記載のN
    Ox含有排ガスの浄化用触媒において、上記CVD法に
    よるシリカコーティングが通気式のCVD法によるシリ
    カコーティングであるNOx含有排ガス浄化用触媒。
  5. 【請求項5】請求項4記載のNOx含有排ガスの浄化用
    触媒において、上記通気式のCVD法によるシリカコー
    ティングによるシリカ担持量が1〜30wt%であるN
    Ox含有排ガス浄化用触媒。
  6. 【請求項6】請求項2又は請求項3記載のNOx含有排
    ガス浄化用触媒において、上記モルデナイトが、SiO
    2 /Al23モル比が10〜30の範囲のモルデナイト
    であるNOx含有排ガス浄化用触媒。
  7. 【請求項7】請求項2又は請求項3記載のNOx含有排
    ガス浄化用触媒において、上記モルデナイトが、モルデ
    ナイトを強酸性の鉄塩水溶液で処理して変成したモルデ
    ナイトであるNOx含有排ガス浄化用触媒。
  8. 【請求項8】請求項2又は請求項3記載のNOx含有排
    ガス浄化用触媒において、上記モルデナイトが、合成時
    に鉄含有原料を用いてその構造中に鉄を含有させたモル
    デナイトであるNOx含有排ガス浄化用触媒。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項8の何れかに記載のN
    Ox含有排ガスの浄化用触媒において、該浄化用触媒が
    還元剤として低級炭化水素を用いる触媒であるNOx含
    有排ガスの浄化用触媒。
  10. 【請求項10】請求項9記載のNOx含有排ガスの浄化
    用触媒において、上記低級炭化水素がメタンであるNO
    x含有排ガスの浄化用触媒。
  11. 【請求項11】Pdを担持したゼオライトからなるNO
    x含有排ガス浄化用触媒の製造方法において、該触媒を
    シリコン化合物を原料とするCVD法によりシリカコー
    ティングすることを特徴とするNOx含有排ガス浄化用
    触媒の製造方法。
  12. 【請求項12】Pdを担持したモルデナイトからなるN
    Ox含有排ガス浄化用触媒の製造方法において、該触媒
    をシリコン化合物を原料とするCVD法によりシリカコ
    ーティングすることを特徴とするNOx含有排ガス浄化
    用触媒の製造方法。
  13. 【請求項13】モルデナイトに対しPdをアンモニウム
    イオン及び酢酸の共存下で担持させたPd担持のモルデ
    ナイトからなる有排ガス浄化用触媒の製造方法におい
    て、該触媒をシリコン化合物を原料とするCVD法によ
    りシリカコーティングすることを特徴とするNOx含有
    排ガス浄化用触媒の製造方法。
  14. 【請求項14】請求項11乃至請求項13の何れかに記
    載のNOx含有排ガス浄化用触媒の製造方法において、
    上記CVD法が通気式のCVD法であるNOx含有排ガ
    ス浄化用触媒の製造方法。
  15. 【請求項15】請求項14記載のNOx含有排ガスの浄
    化用触媒の製造方法において、上記通気式のCVD法に
    よるシリカコーティングによるシリカ担持量が1〜30
    wt%であるNOx含有排ガス浄化用触媒の製造方法。
  16. 【請求項16】請求項12又は請求項13記載のNOx
    含有排ガス浄化用触媒の製造方法において、上記モルデ
    ナイトがSiO2 /Al23モル比が10〜30の範囲
    のモルデナイトであるNOx含有排ガス浄化用触媒の製
    造方法。
  17. 【請求項17】請求項12又は請求項13記載のNOx
    含有排ガス浄化用触媒の製造方法において、上記モルデ
    ナイトがモルデナイトを強酸性の鉄塩水溶液で処理して
    変成したモルデナイトであるNOx含有排ガス浄化用触
    媒の製造方法。
  18. 【請求項18】請求項12又は請求項13記載のNOx
    含有排ガス浄化用触媒の製造方法において、上記モルデ
    ナイトが合成時に鉄含有原料を用いてその構造中に鉄を
    含有させたモルデナイトであるNOx含有排ガス浄化用
    触媒の製造方法。
  19. 【請求項19】NOx含有排ガスを、Pdを担持したゼ
    オライトからなるNOx含有排ガス浄化用触媒であっ
    て、該触媒をシリコン化合物を原料とするCVD法によ
    りシリカコーティングしてなるNOx含有排ガス浄化用
    触媒に通すことを特徴とするNOx含有排ガスの浄化方
    法。
  20. 【請求項20】NOx含有排ガスを、Pdを担持したモ
    ルデナイトからなるNOx含有排ガス浄化用触媒であっ
    て、該触媒をシリコン化合物を原料とするCVD法によ
    りシリカコーティングしてなるNOx含有排ガス浄化用
    触媒に通すことを特徴とするNOx含有排ガスの浄化方
    法。
  21. 【請求項21】NOx含有排ガスを、モルデナイトに対
    しPdをアンモニウムイオン及び酢酸の共存下で担持さ
    せたPd担持のモルデナイトからなるNOx含有排ガス
    浄化用触媒であって、該触媒をシリコン化合物を原料と
    するCVD法によりシリカコーティングしてなるNOx
    含有排ガス浄化用触媒に通すことを特徴とするNOx含
    有排ガスの浄化方法。
  22. 【請求項22】請求項19乃至請求項21の何れかに記
    載のNOx含有排ガスの浄化方法において、上記CVD
    法が通気式のCVD法であるNOx含有排ガスの浄化方
    法。
  23. 【請求項23】請求項22記載のNOx含有排ガスの浄
    化方法において、上記通気式のCVD法によるシリカコ
    ーティングによるシリカ担持量が1〜30wt%である
    NOx含有排ガスの浄化方法。
JP9020028A 1997-01-17 1997-01-17 NOx含有排ガス浄化用触媒、その製造方法及びその浄化方法 Pending JPH10202109A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9020028A JPH10202109A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 NOx含有排ガス浄化用触媒、その製造方法及びその浄化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9020028A JPH10202109A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 NOx含有排ガス浄化用触媒、その製造方法及びその浄化方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10202109A true JPH10202109A (ja) 1998-08-04

Family

ID=12015628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9020028A Pending JPH10202109A (ja) 1997-01-17 1997-01-17 NOx含有排ガス浄化用触媒、その製造方法及びその浄化方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10202109A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009519824A (ja) * 2005-12-20 2009-05-21 アンスティテュ フランセ デュ ペトロール 変性ゼオライト含有触媒の調製方法および軽質オレフィン類のオリゴマー化におけるそれの使用
WO2014087910A1 (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 日立造船株式会社 燃焼排ガス浄化用触媒およびこの触媒を用いる脱硝浄化方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009519824A (ja) * 2005-12-20 2009-05-21 アンスティテュ フランセ デュ ペトロール 変性ゼオライト含有触媒の調製方法および軽質オレフィン類のオリゴマー化におけるそれの使用
WO2014087910A1 (ja) * 2012-12-03 2014-06-12 日立造船株式会社 燃焼排ガス浄化用触媒およびこの触媒を用いる脱硝浄化方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6176891B2 (ja) 新規鉄含有アルミノケイ酸塩ゼオライト、ならびにその作製方法および使用方法
JP5261189B2 (ja) Nox選択的触媒還元効率の改善されたゼオライト触媒
CN105312081B (zh) 用于NOx还原的新型含金属的沸石β
US6042797A (en) Adsorbent for ethylene, method for adsorbing and removing ethylene and method for purifying an exhaust gas
JP4319222B2 (ja) 排ガス浄化用触媒と排ガスの浄化方法
CN110546108B (zh) 具有低碱金属含量的含铜小孔沸石、其制备方法以及它们作为scr催化剂的用途
US5795553A (en) Nitrogen oxide adsorbing material
EP0667181B1 (en) Method and catalyst for the purification of NOx-containing exhaust gases
CN104190464B (zh) 一种Sn基微孔分子筛NOx‑SCR催化剂制备方法
JPH08323151A (ja) NOx含有排ガスの浄化方法
JPH10202109A (ja) NOx含有排ガス浄化用触媒、その製造方法及びその浄化方法
JPH09299806A (ja) NOx含有排ガス浄化用触媒及びその浄化方法
EP2870996A1 (en) Exhaust gas control catalyst
JP4711731B2 (ja) 排ガス浄化用触媒組成物
JPH0824656A (ja) 排気ガス浄化用触媒
JP3395219B2 (ja) 窒素酸化物の除去方法
JPH03101836A (ja) 窒素酸化物の分解触媒
JP3456014B2 (ja) 金属含有シリケート及びその製造方法
JP3395221B2 (ja) 窒素酸化物の除去方法
JPH10151325A (ja) 排気ガス浄化方法
CN118843512A (zh) 用于改进的NOx还原的SCR沸石催化剂
JPH08215575A (ja) NOx含有排ガス浄化用触媒及びその浄化方法
JPH07303838A (ja) NOx含有排ガス浄化用触媒、その浄化方法及びその製造方法
JPH05269386A (ja) 窒素酸化物還元除去用触媒及び還元除去方法
JPH08155307A (ja) NOx含有排ガスの浄化用触媒及び浄化方法