JPH10201825A - 調剤用薬剤払出装置 - Google Patents

調剤用薬剤払出装置

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JPH10201825A
JPH10201825A JP731297A JP731297A JPH10201825A JP H10201825 A JPH10201825 A JP H10201825A JP 731297 A JP731297 A JP 731297A JP 731297 A JP731297 A JP 731297A JP H10201825 A JPH10201825 A JP H10201825A
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司郎 大村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の引出棚を有する和箪笥方式の筐体を備
え、自由度の高い薬剤配置が可能な調剤用薬剤払出装置
を提供する。 【解決手段】 アンプルを種類ごとに収容した薬剤カセ
ット21aを引出棚21にそれぞれ複数収納する。横搬
送コンベアおよび前後搬送コンベアが一体となって昇降
可能な払出搬送機構にピン駆動部を配設する。各引出棚
21には駆動モータや電気配線等を一切設けず、薬剤カ
セットの背面側にある突き板62をピン駆動部の駆動ピ
ンによって押すというワンアクションのみでアンプル排
出を行う。排出されたアンプルは横搬送コンベアおよび
前後搬送コンベアによってユニットの前面側に搬送さ
れ、薬剤トレイに投入される。引出棚21は、幅および
高さサイズの異なる複数種類の薬剤カセット21aを混
在させて収納可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は病院薬局等の調剤業
務における調剤用薬剤払出装置に係り、例えばアンプル
注射液のような容器入り薬剤を払い出すための調剤用薬
剤払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、病院薬局等においては患者に
投与する薬剤を1回分ずつ分包するために各種の薬剤分
包機が用いられているが、特に大規模病院の薬局等にお
いては全自動型の薬剤分包機が用いられ、省力化が図ら
れている。ここで、薬剤には、錠剤、散剤、水剤のほ
か、注射液やカプセル、錠剤のPTP、外用薬等の多種
多様なものがあるが、このうち、裸錠(裸の錠剤)につ
いては薬剤自体が取り扱い易い形態をしているので、そ
れを自動的に払い出して分包することは比較的容易であ
るが、アンプルタイプやバイアルタイプの注射液、シー
トパックタイプの錠剤(PTP錠剤)、目薬や軟膏等の
外用薬、さらには点滴等に使用する輸液パック等の薬剤
については、容器の形状や材質の特殊性から破損を回避
するための取り扱いが容易でなく、それらを自動払出し
するために従来より種々の工夫や改良がなされている。
【0003】図20はアンプルタイプの注射液(以下、
単にアンプルという。)を対象とした従来の調剤用薬剤
払出装置の外観構成を表すものである。この装置は、引
き出し自在な多数の引出棚1001を備えた和箪笥型ラ
ック1000として構成されている。各引出棚1001
は、複数の薬剤カセット1001aを着脱自在に収納で
きるようになっている。各引出棚1001はまた、各薬
剤カセット1001aに収容されたアンプルを1つずつ
払い出す(ディスペンス)するための払出駆動部100
1bを備えている。払出駆動部1001bは、各薬剤カ
セット1001aに対応した払出機構(本図では図示せ
ず、後述する)を有する。そして、これらの払出機構が
それぞれ独立に動作することによって、各薬剤カセット
1001a内のアンプルを引出棚1001の正面右側に
ある排出口1001cから払い出すようになっている。
【0004】図21は、引出棚1001の正面側からみ
た断面構成を表すものである。この図に示したように、
薬剤カセット1001aは各列につき2段に重ねること
ができるようになっており、この2段重ねの1列に対し
て1つの払出ロータ1001dが配置されている。払出
ロータ1001dは円筒形状を有し、その周面には円筒
軸方向に沿って深溝状の凹部1001eが形成されてい
る。払出ロータ1001dは図示しない駆動モータによ
って図の矢印方向に回転駆動され、これによって薬剤カ
セット1001aからアンプルを1つずつ取り出して排
出口1001cへと搬送するようになっている。図示の
ように、上下の各薬剤カセット1001aはそれぞれア
ンプルを1段に収容している。そして、まず、下段の薬
剤カセット1001aのアンプルが順次払い出されたの
ち、上段の薬剤カセット1001aのアンプルが順次払
い出されるようになっている。そして、払出駆動部10
01bによって排出口1001cから払い出されたアン
プルは、図20に示したように、中継部1002におけ
る中継搬送機構を経由して筐体最下部のセット部100
3に至り、ここで、搬送コンベア1004上を搬送され
てくる薬剤トレイ1005に投入されるようになってい
る。その他の段の引出棚についても構成および作用は同
様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の調
剤用薬剤払出装置では、和箪笥方式の筐体における各引
出棚1001ごとに払出駆動部1001bを配設してい
た。このため、各引出棚ごとに複数の駆動モータ等の駆
動源や電気配線が必要となって構成が複雑化すると共
に、コストが増大するという問題があった。また、引出
棚の数と同数の払出駆動部が必要となるため、装置全体
としての重量も大きくならざるを得なかった。
【0006】この問題を解決するため、例えば、処方情
報によって指示されたアンプルを収容する引出棚の位置
に自ら移動してその引出棚からそのアンプルを取り出し
所定の位置に搬送するという機能を有する払出搬送機構
を設ける一方、各引出棚には駆動モータや電気配線等を
一切設けないように構成する方法が考えられる。この場
合、薬剤名により50音順に上段の引出棚からアンプル
を配置収容したとすると、各引出棚に対する払出搬送機
構のアクセスは全くランダムに行われることから、移動
行程の長い(すなわち、払出搬送機構の現在位置から遠
い)引出棚に対するアクセス頻度が大きい場合には平均
アクセス時間が長くなり、迅速な払出業務が困難になる
という問題が生ずる。そこで、例えば最下段の引出棚か
ら順に払出し頻度の高いアンプルを収容すると共に、払
出搬送機構の初期待機位置を最下段またはその近傍に設
定することにより、目的の引出棚までの移動行程を極力
短くして平均のアクセス時間を短くするという方法が考
えられる。この場合には、各引出棚には同一サイズの薬
剤カセットを収納するようにし、異なる種類のアンプル
は異なる引出棚に収納するように構成するのが一般的と
考えられる。
【0007】しかしながら、このような調剤用薬剤払出
装置で取り扱う薬剤には、アンプルタイプのみならず、
バイアルや輸液ボトル等の種々の形状タイプやサイズの
ものがあり、しかも同一タイプの薬剤であっても種類に
よってその払出し頻度は大きく異なるのが現実である。
したがって、1つの引出棚には同一サイズの薬剤カセッ
トを収納することを前提としたうえで最も払出し頻度の
大きい薬剤を最下段の引出棚に収容配置しようとした場
合には、いずれのタイプあるいはサイズの薬剤を優先さ
せるかという点で競合が生じ、問題となる。
【0008】また、1つの引出棚には同一サイズの薬剤
カセットのみを収納可能とすると、薬剤配置の自由度が
小さくなることから、効率的な調剤業務を行う上で支障
が生ずる。また、場合によっては引出棚の内部に空きス
ペースが発生する事態も予想され、装置全体として収容
可能な薬剤数が少なくなる。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、水平方向に引き出し可能なように上
下に複数段積み重ねられた引出棚のうちの任意の引出棚
の位置に自ら移動して薬剤払出を行う方式の調剤用薬剤
払出装置において、円滑かつ効率的な薬剤の収容が可能
な調剤用薬剤払出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る調剤用薬剤
払出装置は、調剤用薬剤を種類ごとに収容する薬剤カセ
ットと、この薬剤カセットを脱着自在に複数収納すると
共に水平方向に引き出し可能なように上下に複数段積み
重ねられた引出棚と、指示された薬剤を収容している引
出棚の位置へ上下移動すると共にその引出棚に収納され
た薬剤カセットから指示された薬剤を取り出して所定の
位置に搬送する払出搬送機構と、を備えた調剤用薬剤払
出装置において、引出棚に幅の異なる複数種類の薬剤カ
セットを混在させて収納可能にしたものである。
【0011】この調剤用薬剤払出装置では、同一の引出
棚に異なる種類の薬剤が収容可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図2は本発明の一実
施の形態に係る調剤用薬剤払出装置を用いて構築した調
剤用薬剤払出システムの正面から見た状態を簡略化して
表すものである。ここでは、払い出し対象薬剤がアンプ
ルやバイアル等の注射薬であるものとして説明する。こ
のシステムは、空の薬剤トレイを多数収容する空トレイ
ストッカ10と、複数種類の薬剤を多数収容すると共
に、与えられた処方情報に基づいて必要な薬剤を払い出
し、空トレイストッカ10から供給される薬剤トレイ1
1内にセットするという機能を有する払出ユニット20
a,20bと、払出ユニット20a,20bにおいて薬
剤がセットされた薬剤トレイ11を順次収納するセット
済トレイストッカ30とを備えている。
【0013】空トレイストッカ10は、多数の空の薬剤
トレイ11を収容すると共に、図示しない制御部からの
指令に応じて薬剤トレイ11を下から順次1つずつ最下
部のトレイ搬送コンベア12に載せ、払出ユニット20
a,20bに供給する機能を有する。
【0014】払出ユニット20aおよび20bは相互に
連結されている。このうち、払出ユニット20aは前段
の空トレイストッカ10にも連結され、払出ユニット2
0bは後段のセット済トレイストッカ30にも連結され
ている。払出ユニット20aは、複数種類の薬剤を多数
収容する複数の引出棚21と、昇降自在に配設された払
出搬送機構(本図では前後搬送コンベア22bのみを図
示)と、最下部の前面側に設けられたトレイ搬送コンベ
ア23aと、運転状態やエラー情報等を表示するための
表示部24と、非常停止スイッチ25と、異常時に鳴動
する警報ブザー26とを備えている。
【0015】セット済トレイストッカ30は、払出ユニ
ット20a,20bからトレイ搬送コンベア31上を搬
送されてきた薬剤セット済みの薬剤トレイ11を下から
順次積み重ねるようにして収納保持する機能を有する。
【0016】払出ユニット20bの構成は払出ユニット
20aと同様である。なお、図2のシステムでは、払出
ユニットを2連結として構成しているが、単一あるいは
3連結以上とすることも可能である。また、空トレイス
トッカ10およびセット済トレイストッカ30について
も、それぞれ単一として構成しているが、それぞれ2連
結以上として構成することも可能である。
【0017】図3ないし図7は、図2における払出ユニ
ット20aの構造および作用をより詳細に表すものであ
る。ここで、図3は正面、図4は図2におけるX−X′
断面、図5は背面、図6は右側面からみた状態をそれぞ
れ表し、図7は払出ユニット20aの左前方から俯瞰し
た要部斜視図である。これらの図に示したように、払出
ユニット20aは、引き出し自在な多数の引出棚21を
備えた和箪笥型ラックとして構成されている。各引出棚
21には複数(図示例では8個)の薬剤カセット21a
を着脱自在に収納できるようになっている。
【0018】なお、薬剤カセット21aには、高さと幅
との組合せにより複数種類(高さが3種類で幅が3種類
の場合には、合計9種類)のサイズが用意されている。
通常、各引出棚21には同一種類の薬剤カセット21a
を収納するが、引出棚21の高さと幅が許容する限り、
必要に応じて、異った種類の薬剤カセット21aを同一
の引出棚21の中に混在させて収納することも可能にな
っている。
【0019】払出ユニット20aは、上記したように、
薬剤カセット21aからアンプルを1つずつ排出させる
と共に、その排出されたアンプルをトレイ搬送コンベア
23a上の薬剤トレイ11の所まで搬送するための払出
搬送機構22を備えている。この払出搬送機構22は、
薬剤カセット21aからユニットの背面側に排出された
アンプルを図の右方向に搬送する横搬送コンベア22a
と、横搬送コンベア22a上を搬送されてきたアンプル
をユニットの前面側へと搬送する前後搬送コンベア22
bと、薬剤カセット21aからアンプルを1つずつ排出
させるために往復動作を行う駆動ピン51を駆動するピ
ン駆動部22cと、横搬送コンベア22a、前後搬送コ
ンベア22bおよびピン駆動部22cの三者を一体に連
結する基台部22dと、基台部22dのねじ部に螺合す
るボールねじ部22e,22fとを備えている。そし
て、ボールねじ部22e,22fが回転することによっ
て払出搬送機構22全体が上下に昇降移動するようにな
っている。この払出搬送機構22は、初期状態(すなわ
ち、非動作状態)においては、図3に示したように、最
下段の引出棚21の位置(矢印Aの位置)に待機してい
る。
【0020】横搬送コンベア22a、前後搬送コンベア
22bおよびボールねじ部22e,22fは、それぞ
れ、図示しない駆動モータによって駆動されるようにな
っている。ピン駆動部22cは横搬送コンベア22aの
上方に配置されている。そして、各薬剤カセット21a
に対応する位置の駆動ピン51が選択的に往復運動して
薬剤カセット21aの後部の突き板62(図5)を押す
ことにより、指示された段の指示された薬剤カセット2
1aからアンプルが1つずつ排出されるようになってい
る。
【0021】図8および図9は、図4〜図7に示したピ
ン駆動部22cの構造を詳細に表すものである。ここ
で、図8は側面から見た状態を表し、図9は左斜め下方
から見た状態を表す。これらの図に示したように、ピン
駆動部22cは、角柱状の筐体部50と、この筐体部5
0の軸受け孔(図示せず)に摺動自在に挿通された駆動
ピン51と、コの字形の断面形状を有し駆動ピン51が
貫通固着しているカム受け部材52と、カム受け部材5
2の内部を転がりながら摺動可能なカム部材53と、カ
ム部材53を回転駆動する駆動モータ54とを備え、筐
体部50と一体に形成された取付部56によって基台部
22d(図4〜図6)に固定されている。カム部材53
の端部と駆動モータ54の回転軸55との間はクランク
56によって連結されている。そして、駆動モータ54
が回転駆動してカム部材53がカム受け部材52の内部
を転がりながら摺動すると、カム受け部材52が図の矢
印Yの方向に押されるため、これと一体の駆動ピン51
は筐体部50の軸受け孔によって案内され、矢印Yの方
向に直線往復運動をするようになっている。ピン駆動部
22cは、このような構造のピン駆動機構を等間隔で8
組備えている。
【0022】図10および図11は薬剤カセット21a
の構成を表すものである。このうち、図10は払出ユニ
ット20aに装着された場合における背面側から俯瞰し
た状態を表し、図11(A),(B)は、それぞれ、図
10における矢印Z1,Z2の方向から見た状態を表
す。これらの図に示したように、払出ユニット20a
は、細長形状の外箱部60と、外箱部60の内部に固定
されて多数のアンプル1を収容する細長形状の内箱部6
1とを備えている。内箱部61は外箱部60に対して2
つの方向に傾斜して固定されている。第1の方向は矢印
Z3(図10)の方向であり、払出ユニット20aに装
着された状態での前面側が高く、背面側が低くなってい
る。第2の方向は図の矢印Z4(図10)の方向であ
り、矢印Z2の方向から見て右側が高く、左側が低くな
っている。アンプル1は、図示のように、折り欠き部
(細い方)が傾斜の高い方を向くようにセットされる。
このように、外箱部60に対して内箱部61を傾斜させ
ると共にアンプル1を折り欠き部(細い方)を上にして
セットするようにしているのは、内箱部61内に収容し
た多数のアンプル1が整然と排出口に順送りされること
を可能にするためである。
【0023】図11に示したように、内箱部61の底部
は、可動底板63と排出案内底板65とから構成されて
いる。可動底板63は、突き板62と一体に構成される
と共に、収容されたアンプルと直接接しながら図示しな
い支持板の上を摺動できるように構成されている。この
可動底板63は、図示しないばね部材によって背面側に
付勢されており、ピン駆動部22c(図4〜図9)の駆
動ピン51を前進させて突き板62を突くと前面側に移
動する一方、駆動ピン51を後退させると背面側に戻る
ようになっている。内箱部61はまた、順送りされるア
ンプル群の最先頭部(背面側方向)を規制するストッパ
66を備えている。可動底板63の下方には、所定の距
離を隔てて排出案内底板65が配置されている。
【0024】可動底板63には1個のアンプル1が通過
可能な大きさの排出孔63aが設けられ、その前後に
は、排出孔63aから排出されたアンプル1が排出案内
底板65の斜面上を自由に転動して落下するのを規制す
るためのリブ63b,63cが設けられている。排出孔
63aは、通常時(突き板62が押されておらず可動底
板63が最後端側(背面側方向)に位置しているとき)
においては、ストッパ66よりも背面側に位置してい
る。排出案内底板65と可動底板63とはほぼ平行にな
っているが、排出案内底板65は、可動底板63との間
の距離がストッパ66の前方で小さくストッパ66の後
方で大きくなる段差形状を有するように構成されてい
る。
【0025】次に、図11ないし図14を参照して薬剤
カセット21aの動作を説明する。図11(A)に示し
たように、通常時(非動作時)において、可動底板63
の排出孔63aはストッパ66よりも背面側に位置して
いるため、アンプル1は排出されない。ここで、ピン駆
動部22cの駆動ピン51によって突き板62が押され
ると、図12に示したように、可動底板63が前面方向
に移動する。そして、可動底板63の排出孔63aの全
体がストッパ66よりも前面側に移動すると、この排出
孔63aを通ってアンプル1が落下する。この時点で
は、アンプル1は、リブ63b,63cおよび排出案内
底板65によって転がりが規制され、排出はされない。
【0026】このとき、可動底板63と直接接する最下
層のアンプルは、図12に示したように、可動底板63
との間の摩擦力により可動底板63の移動方向に僅かに
回転する。そして、それらのアンプルの上に接して重な
っているアンプルは、最下層アンプルの回転方向と逆方
向に回転する。以下同様に、上層のアンプルは下層のア
ンプルと逆方向に回転する。結局、薬剤カセット21a
に収容されているすべてのアンプルがそれぞれに回転す
ることとなるので、不安定に積み重なっているアンプル
群のいわば「地ならし」が自動的に行われ、不安定さが
解消される方向に作用する。この点が本発明の重要な特
徴をなしている。
【0027】アンプル落下後も、突き板62はピン駆動
部22cの駆動ピン51によって押され続け、図13に
示したように、可動底板63の排出孔63aが排出案内
底板65の段差部よりも十分前方に位置するに至るまで
移動する。こののち、ピン駆動部22cの駆動ピン51
が元に戻ると、図示しないばね部材の復元力によって可
動底板63が元の方向(背面側方向)に移動し、図14
に示した位置まで戻る。これにより、アンプル1は排出
案内底板65による規制がなくなり、傾斜した排出案内
底板65上を転がって薬剤カセット21aから排出さ
れ、横搬送コンベア22a(図3〜図7)上に載る。こ
れで、1つのアンプルの排出動作(ワンアクション)を
完了する。
【0028】このように、可動底板63の移動を、図1
2に示した位置(可動底板63の排出孔63aがストッ
パ66を越える位置)で終了させずに、さらに図13に
示した位置まで移動させるようにしているのは、次の理
由による。すなわち、図12において、1つのアンプル
1が排出された後は、残ったアンプル群が不安定な積み
重なり状態となっており、その状態のまま次のアンプル
排出を続行すると、アンプル群の不安定な積み重なり状
態が十分解消されず、あるいは益々不安定となり、やが
ては排出動作に支障が生ずるおそれがある。そこで、1
つのアンプル1が排出された後も可動底板63をさらに
前面側に移動させることにより、いわばアンプル群の
「地ならし」を確実に行うようにしているのである。こ
れにより、内箱部61内におけるアンプルの局在化を避
け、安定したアンプル排出動作を継続することが可能と
なる。
【0029】このように、本実施の形態では、可動底板
63を摺動させることで薬剤カセット21a内のアンプ
ルを排出すると同時にアンプル群の積み重なりの不安定
さを解消するようにしているので、円滑なアンプル排出
動作を連続的に行うことが可能となる。
【0030】図15は、払出ユニットにおける引出棚の
配列例、および払出搬送機構の初期位置と引出棚との関
係を表すものである。この図に示したように、この払出
ユニット20aには、L,M,Sの3種類の高さの引出
棚21が収納可能である。このうち、Lサイズの引出棚
21は最も高さが高く、L1 〜L3 の3段が配置されて
いる。Mサイズの引出棚21は次に高さが高く、M1
8 の8段が配置されている。Sサイズの引出棚21は
最も高さが低く、S1 〜S6 の6段が配置されている。
最下段はL1 であり、その上段にはL2 ,L3 ,M1
2 ,M3 …という順序になっている。ここで、引出棚
21(L1 )は、最も払出し頻度の高いアンプルを収容
した薬剤カセット21aを収納しており、引出棚21
(L2 )は、次に払出し頻度の高いアンプルを収容した
薬剤カセット21aを収納している。以下同様に、より
上段にいくほど払出し頻度が低いアンプルを収容した薬
剤カセット21aを収納している。通常、引出棚21
(L1 )には高さが最も高い薬剤カセット21aが収容
されるが、より低い高さの薬剤カセット21aを収納す
ることも可能である。
【0031】このように、最下段およびその上2段の位
置にLサイズの高さの引出棚21を配置すると共に、よ
り上段にいくほど小さいサイズの引出棚21を配置する
ようにしたのは、次の理由による。すなわち、上記した
ように、払出搬送機構22の初期位置が最下段の引出棚
21の位置であることを考慮すると、最下段およびその
近傍に払出し頻度の高いアンプルを収容しておくことが
アクセス時間を短くする上で得策であり、そのために
は、引出棚21中のアンプルがなくなるまでの時間を少
しでも長くすべく、できるだけ容積(収容能力)の大き
い引出棚21を最下段およびその近傍に配置するのが好
適だからである。
【0032】一方、最上段から4段目までの引出棚21
(S6 ,S5 ,M7 ,M8 )には、払出し頻度が比較的
低いアンプルを収容した薬剤カセット21aを収納して
いる。これは次の理由による。すなわち、通常、払出ユ
ニット20aにアンプルを補充するのは薬剤師等である
が、人(例えば女性とする)の身長を例えば160cm
とすると、目の高さは140cm程度になる。したがっ
て、この高さより高い位置にある引出棚21にアンプル
を補充する場合には、踏み台や脚立等が必要となり、極
めて作業性が悪くなる。そこで、図15に示したよう
に、人の目の高さHより低い位置の引出棚21には比較
的払出し頻度の高いアンプルを収容する一方、目の高さ
Hより高い位置の引出棚21には比較的払出し頻度の低
いアンプルを収容するようにしている。
【0033】次に、本発明の特徴である同一引出棚に異
種サイズの薬剤カセットを混在させて収納可能な点につ
いて説明する。
【0034】図16は、引出棚21への薬剤カセット2
1aの一収納例を簡略化して表すものである。この図に
示したように、引出棚21は最小幅の薬剤カセット21
aを8個収納可能になっている。この最小幅の薬剤カセ
ット21aをタイプAと表記する。この場合、ピン駆動
部22cの各駆動ピン51(ここではそれぞれをP1
8 で表す。) を駆動させ、対応する薬剤カセット21
aの突き板62の略中央部を突くことによりアンプル排
出を行う。
【0035】図17〜図19および図1は、引出棚21
への薬剤カセット21aの他の収納例を簡略化して表す
ものである。これらの図では、簡単化のため、駆動ピン
51(P1 〜P8 )は矢印および単なる棒線によって表
す。ここで、矢印は駆動させるピンを表し、棒線は駆動
させないピンを表す。
【0036】図17に示したように、引出棚21は、タ
イプAの薬剤カセット21aの2倍の幅をもつタイプC
の薬剤カセット21aを4個収納可能である。この場
合、ピン駆動部22cの駆動ピン51のうち、隣り合う
2本(例えばP1 とP2 ,P3とP4 ,…等)を1組と
して同時に駆動させ、1つの薬剤カセット21aの突き
板62を2本の駆動ピン51で一緒に突くことによりア
ンプル排出を行う。したがって、大きな容積のタイプC
の薬剤カセット21aに入ったアンプルの重量が大きく
ても、可動底板63のスライド移動に必要な駆動力を与
えることができる。
【0037】また、図18に示したように、引出棚21
は、タイプCの薬剤カセット21aと、タイプAの1.
5倍の幅をもつタイプBの薬剤カセット21aとを混在
させて収納可能である。この場合、タイプCの薬剤カセ
ット21aに対してはピン駆動部22cの駆動ピン51
のうちの2本(P1 およびP2 )を同時に駆動させる
が、タイプBの薬剤カセット21aに対しては隣り合う
駆動ピン51のいずれか一方のみ(この図ではP3 ,P
5 ,P6 ,P8 )をそれぞれ駆動するようにする。この
場合、タイプBについては、駆動ピン51は突き板62
のやや端寄りを突くこととなるが、可動底板63のスラ
イド移動に特に支障はない。
【0038】また、図19に示したように、引出棚21
は、タイプAおよびタイプBの2種類の薬剤カセット2
1aを混在させて収納することも可能である。この場
合、タイプAの薬剤カセット21aに対しては、それぞ
れ対応する駆動ピン51(ここでは、P7 ,P8 )を駆
動させるが、タイプBの薬剤カセット21aに対しては
図18の場合と同様に隣り合う駆動ピン51のいずれか
一方のみ(この図ではP1 ,P3 ,P4 ,P6 )を駆動
するようにする。
【0039】さらに、図1に示したように、引出棚21
は、タイプA、タイプBおよびタイプCの3種類の薬剤
カセット21aを混在させて収納することも可能であ
る。この場合、タイプAの薬剤カセット21aに対して
は、それぞれ対応する駆動ピン51(ここでは、P6
7 ,P8 )を駆動させ、タイプBの薬剤カセット21
aに対しては、図18の場合と同様に隣り合う駆動ピン
51のいずれか一方のみ(この図ではP3 ,P5 )を駆
動させ、タイプCの薬剤カセット21aに対しては、ピ
ン駆動部22cの駆動ピン51のうちの2本(ここでは
1 およびP2 )を同時に駆動させるようにする。
【0040】なお、図18,図19および図1は、異な
るタイプの薬剤カセット21aを混在させる場合の例示
であって、その他の組合せも可能である。また、この場
合、1つの組合せにおいて異種の薬剤カセット間で配置
を相互に入れ換えることも可能である。また、通常、
L,M,Sの各高さサイズの引出棚には、それぞれの引
出棚の高さに合った深さの薬剤カセットを収納するが、
引出棚の高さが許容する限り、異った高さサイズの薬剤
カセットを1つの引出棚の中に混在させて収納すること
も可能である。例えば、Lサイズの薬剤カセットには、
3種類(L,M,Sサイズ)の引出棚用の薬剤カセット
が混在して収納可能であり、Mサイズの薬剤カセットに
は、2種類(M,Sサイズ)の引出棚用の薬剤カセット
が混在して収納可能である。
【0041】このように、本実施の形態では、同一の引
出棚21の中に複数種類の薬剤カセット21aを収納で
きるようにしたので、異なる種類の薬剤を同一の引出棚
21に混在させて収容することができる。したがって、
サイズや種類にかかわらず、払出し頻度に応じて任意の
位置の引出棚21に任意の薬剤を収容配置することがで
きることとなり、薬剤配置の自由度が向上する。この点
が本発明の特徴とするところである。
【0042】次に、以上のような構成の調剤用薬剤払出
システムにおける全体動作を説明する。
【0043】図2において、まず、制御部(図示せず)
からの指令に基づいて空トレイストッカ10から1つの
空の薬剤トレイ11がトレイ搬送コンベア12上に供給
される。この薬剤トレイ11はトレイ搬送コンベア12
によって搬送され、払出ユニット20aのトレイ搬送コ
ンベア23aに渡される。トレイ搬送コンベア23aに
よってさらに右方に搬送された薬剤トレイ11は、払出
ユニット20aの右端位置に至り、そこで一旦停止す
る。なお、制御部によって指示された払出しアンプルが
払出ユニット20a内に収容されておらず払出ユニット
20b内に収容されているときには、薬剤トレイ11は
上記の位置で停止せずにそのまま払出ユニット20bの
トレイ搬送コンベア23bへと渡され、払出ユニット2
0bの右端位置で一旦停止することとなる。
【0044】ここで、制御部は処方情報に基づくアンプ
ルの払出しを指示する。具体的には、払出し対象のアン
プルが収容されている引出棚21および払出ユニット2
0aのアドレスを指示する。これを受けた払出搬送機構
22は、ボールねじ部22e,22fの回転駆動によ
り、初期位置(最下段の引出棚21の位置)から目的の
引出棚21の高さ位置にまで上昇移動する。そして、そ
の引出棚21に収納された薬剤カセット21aのうち、
指示されたアドレスの薬剤カセット21aに対応する駆
動ピン51を駆動する。この駆動ピン51の駆動は、図
8および図9で説明したように行われる。
【0045】駆動ピン51が駆動されると、これによっ
て薬剤カセット21aの突き板62が押される。これに
より、図11〜図14で説明した動きに従って薬剤カセ
ット21aから1つのアンプルが排出され、払出搬送機
構22における横搬送コンベア22a(図3〜図7)に
載る。横搬送コンベア22aに載置され搬送されたアン
プルは、さらに前後搬送コンベア22bに渡されて前面
側方向へと搬送され、薬剤トレイ11内に投入される。
【0046】このように、処方情報に従って必要なアン
プルが次々と払い出されて薬剤トレイ11内にセットさ
れる。ここで、処方情報が1患者分を単位とするもので
あるとすると、1つの薬剤トレイ11内には1患者分の
アンプルがセットされることとなる。
【0047】ここで、図15においても説明したよう
に、払出し対象のアンプルは、払出し頻度が高いほど、
より下段の引出棚21に収容されている。一方、払出搬
送機構22の待機位置は最下段の引出棚21(L1 )の
位置である。したがって、本実施の形態において、処方
情報を受けてから目的の引出棚21の位置に到達するの
に要する平均時間(平均アクセス時間)は、例えば薬剤
を上段側から50音順に配列収容した場合と比べて、は
るかに小さくなる。このため、1つの処方情報に対する
払出所要時間の短縮が可能となる。
【0048】さて、こうしてセットの完了した薬剤トレ
イ11は、トレイ搬送コンベア23aから払出ユニット
20bのトレイ搬送コンベア23bを経由してセット済
トレイストッカ30のトレイ搬送コンベア31へと搬送
される。そして、図示しないスタック機構により、セッ
ト済トレイストッカ30の最下部から順にセット済みの
薬剤トレイ11がスタックされる。
【0049】このように、本実施の形態では、横搬送コ
ンベア22aおよび前後搬送コンベア22bが一体に昇
降自在な払出搬送機構22にピン駆動部22cを配設す
る一方、各引出棚21には駆動モータや電気配線等を一
切設けず、薬剤カセット21aの突き板62(図10)
をピン駆動部22cの駆動ピン51によって押すという
ワンアクションのみでアンプル排出を可能にしたので、
引出棚21の構成を簡略化することができ、また、その
重量も軽量化することができる。また、払出し頻度の高
いアンプルほどより下段の引出棚21に収容すると共
に、払出搬送機構22の待機位置を最下段の引出棚21
(L1 )の位置としたので、目的の引出棚21に対する
払出搬送機構22のアクセス時間が短くなり、全体とし
ての薬剤払出所要時間を相当短縮できる。
【0050】以上、実施の形態を挙げて本発明を説明し
たが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではな
く、その均等の範囲で種々変形可能である。
【0051】例えば、上記の実施の形態では、Bおよび
Cタイプの薬剤カセット21aの幅はAタイプのそれぞ
れ1.5倍、2倍としたが、本発明はこれに限定される
ことはなく、駆動ピン51によって突き板62を突いて
アンプル排出ができ、かつ1つの引出棚に無駄なく薬剤
カセットを配置できるのであれば、他の幅サイズにして
もよい。さらに、薬剤カセット21aの種類も3種類に
は限定されず、より多くの種類に適用可能としたり、あ
るいは2種類に限定するようにしてもよい。
【0052】また、上記の実施の形態では、引出棚21
の配置は下から順にL1 ,L2 ,L3 ,M1 ,M2 ,M
3 ,…というようにしたが、必要に応じてそれ以外の配
置としてもよい。また、本実施の形態では、引出棚21
の高さを例えば3種類として説明したが、それ以下ある
いはそれ以上の種類を用意するようにしてもよい。な
お、引出棚21の高さサイズは、収容するアンプルサイ
ズやアンプル収容数等に応じて種々変更可能である。こ
の場合、異なる高さサイズの引出棚同士を自由に相互入
れ換えできるように構成することも可能である。
【0053】また、上記の実施の形態では、払出し対象
の薬剤をアンプルとして説明したが、その他にバイアル
タイプの注射液、目薬や軟膏等の外用薬、あるいは、点
滴等に使用する輸液パック等の薬剤についても適用可能
である。また、PTPタイプの錠剤や裸錠にも適用する
ことも可能である。
【0054】また、上記の実施の形態ではピン駆動部2
2cに8本の駆動ピン51を設けるようにしたが、その
本数は8本に制限されず、1つの引出棚21に収納する
薬剤カセット21aの数や幅に応じて適宜変更可能であ
る。
【0055】なお、上記の実施の形態では、アンプルを
背面側に排出させると共に、排出されたアンプルを横搬
送コンベア22aおよび前後搬送コンベア22bによっ
て前面側の薬剤トレイ11へと搬送するようにしたが、
そのほか例えば、アンプルを引出棚21の側面側に排出
させると共に、排出されたアンプルを前後搬送コンベア
22bによって前面側の薬剤トレイ11へと搬送するよ
うにしてもよい。
【0056】また、上記実施の形態では、ピン駆動部2
2cにおける駆動ピン51の駆動方式を、カムとクラン
クとを組合せた方式(図8および図9)として説明した
が、本発明はこれに限定されず、他の方式としてもよ
い。但し、本実施の形態の駆動方式では、駆動ピン51
の往復運動の速度は、端部で遅く中央部で速くなるの
で、駆動ピン51が突き板62を突く際の衝撃を緩和す
ることができ、好適である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の調剤用薬
剤払出装置によれば、調剤用薬剤を種類ごとに収容する
薬剤カセットと、この薬剤カセットを脱着自在に複数収
納すると共に水平方向に引き出し可能なように上下に複
数段積み重ねられた引出棚と、指示された薬剤を収容し
ている引出棚の位置へ上下移動すると共にその引出棚に
収納された薬剤カセットから指示された薬剤を取り出し
て所定の位置に搬送する払出搬送機構と、を備えた調剤
用薬剤払出装置において、引出棚に幅の異なる複数種類
の薬剤カセットを混在させて収納できるようにしたの
で、一の引出棚に異なる種類の薬剤が収容可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る調剤用薬剤払出装
置における薬剤カセットの収納例を簡略化して表す平面
図である。
【図2】この調剤用薬剤払出装置を用いて構築した調剤
用薬剤払出システムの構成を表す正面図である。
【図3】図2における払出ユニットの正面図である。
【図4】図3のX−X′線に沿った断面構造を表す断面
図である。
【図5】払出ユニットの背面図である。
【図6】払出ユニットの右側面図である。
【図7】薬剤カセット、搬送機構および薬剤トレイの相
互の位置関係、ならびにアンプルの搬送状況を説明する
ための要部斜視図である。
【図8】ピン駆動部の構造を表す側面図である。
【図9】ピン駆動部の構造を表す斜視図である。
【図10】薬剤カセットの構成を表す斜視図である。
【図11】薬剤カセットの構成を表す側面図(A)およ
び正面図(B)である。
【図12】薬剤カセットの動作状態を表す側面図であ
る。
【図13】薬剤カセットの動作状態を表す側面図であ
る。
【図14】薬剤カセットの動作状態を表す側面図であ
る。
【図15】払出ユニットにおける引出棚の配置例、およ
び払出搬送機構の初期位置と引出棚との関係を表す図で
ある。
【図16】引出棚に対する薬剤カセットの一収納例を簡
略化して表す平面図である。
【図17】引出棚に対する薬剤カセットの他の収納例を
簡略化して表す平面図である。
【図18】引出棚に対する薬剤カセットの他の収納例を
簡略化して表す平面図である。
【図19】引出棚に対する薬剤カセットの他の収納例を
簡略化して表す平面図である。
【図20】従来の調剤用薬剤払出装置の要部構造を表す
外観斜視図である。
【図21】図20に示した引出棚における薬剤カセット
および払出駆動部の構造を表す側断面図である。
【符号の説明】
10 空トレイストッカ 11 薬剤トレイ 12,23a,23b トレイ搬送コンベア 20a,20b 払出ユニット 21 引出棚 21a 薬剤カセット 22 払出搬送機構 22a 横搬送コンベア 22b 前後搬送コンベア 22c ピン駆動部 22d 基台部 22e,22f ボールねじ部 30 セット済トレイストッカ 51 駆動ピン 52 カム受け部材 53 カム部材 54 駆動モータ 60 外箱部 61 内箱部 62 突き板 63 可動底板 63a 排出孔 63b,63c リブ 65 排出案内底板 66 ストッパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調剤用薬剤を種類ごとに収容する薬剤カ
    セットと、この薬剤カセットを脱着自在に複数収納する
    と共に水平方向に引き出し可能なように上下に複数段積
    み重ねられた引出棚と、指示された薬剤を収容している
    引出棚の位置へ上下移動すると共にその引出棚に収納さ
    れた薬剤カセットから前記指示された薬剤を取り出して
    所定の位置に搬送する払出搬送機構と、を備えた調剤用
    薬剤払出装置において、 前記引出棚に幅の異なる複数種類の薬剤カセットを混在
    させて収納可能にしたことを特徴とする調剤用薬剤払出
    装置。
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