JPH10201174A - エンジンへの発電機取付構造 - Google Patents
エンジンへの発電機取付構造Info
- Publication number
- JPH10201174A JPH10201174A JP619697A JP619697A JPH10201174A JP H10201174 A JPH10201174 A JP H10201174A JP 619697 A JP619697 A JP 619697A JP 619697 A JP619697 A JP 619697A JP H10201174 A JPH10201174 A JP H10201174A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting boss
- stator
- collar
- engine
- positioning collar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンへの発電機取付構造において、圧入
工程に頼ることなく、薄肉の位置決めカラーによりステ
ータのクランク軸に対する同心位置を簡単、確実に規定
し得るようにする。 【解決手段】 クランク軸Sのジャーナル外方軸部4に
ロータ15を固着し、クランクケースCに形成されてジ
ャーナル外方軸部4を同心で囲繞する取付けボス10の
端面にステータ16をボルト接合する。その際、ステー
タ16及び取付けボス10の両内周面にわたり位置決め
カラー27を抜き差し可能に嵌合し、ステータ16及び
取付けボス10間に介在して該カラー27の軸方向の動
きを規制するクリップ29を該カラー27の外周に係止
する。
工程に頼ることなく、薄肉の位置決めカラーによりステ
ータのクランク軸に対する同心位置を簡単、確実に規定
し得るようにする。 【解決手段】 クランク軸Sのジャーナル外方軸部4に
ロータ15を固着し、クランクケースCに形成されてジ
ャーナル外方軸部4を同心で囲繞する取付けボス10の
端面にステータ16をボルト接合する。その際、ステー
タ16及び取付けボス10の両内周面にわたり位置決め
カラー27を抜き差し可能に嵌合し、ステータ16及び
取付けボス10間に介在して該カラー27の軸方向の動
きを規制するクリップ29を該カラー27の外周に係止
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンへの発電
機取付構造に関し、特に、クランク軸のジャーナル外方
軸部にロータを固着し、クランク軸を支承するクランク
ケースに形成されて前記ジャーナル外方軸部を同心で囲
繞する取付けボスの端面に、ロータ内に配置されるステ
ータを固着したものゝ改良に関する。
機取付構造に関し、特に、クランク軸のジャーナル外方
軸部にロータを固着し、クランク軸を支承するクランク
ケースに形成されて前記ジャーナル外方軸部を同心で囲
繞する取付けボスの端面に、ロータ内に配置されるステ
ータを固着したものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のかゝる発電機取付構造では、特開
平8−154354号公報に開示されているように、ス
テータの内周面に位置決めカラーの軸方向一半部を圧入
結合する一方、該カラーの他半部を取付けボスの内周面
に印籠嵌合して、ステータのクランク軸に対する同心位
置を規定するようにしている。
平8−154354号公報に開示されているように、ス
テータの内周面に位置決めカラーの軸方向一半部を圧入
結合する一方、該カラーの他半部を取付けボスの内周面
に印籠嵌合して、ステータのクランク軸に対する同心位
置を規定するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のかゝる発電機取
付構造では、位置決めカラーのステータへの圧入強度を
確保するために該カラーを厚肉に形成する必要があるこ
と、これらの圧入結合を確実にするために圧入部の寸法
を特に厳しく管理しなければならないこと、圧入機を使
用しての面倒な圧入工程を要すること、等によりコスト
の低減が困難であった。
付構造では、位置決めカラーのステータへの圧入強度を
確保するために該カラーを厚肉に形成する必要があるこ
と、これらの圧入結合を確実にするために圧入部の寸法
を特に厳しく管理しなければならないこと、圧入機を使
用しての面倒な圧入工程を要すること、等によりコスト
の低減が困難であった。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、圧入工程を要せず、薄肉の位置決めカラーにより
ステータのクランク軸に対する同心位置を簡単、確実に
規定することができ、コストの低減に寄与し得る、エン
ジンへの発電機取付構造を提供することを目的とする。
ので、圧入工程を要せず、薄肉の位置決めカラーにより
ステータのクランク軸に対する同心位置を簡単、確実に
規定することができ、コストの低減に寄与し得る、エン
ジンへの発電機取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、クランク軸のジャーナル外方軸部にロータを固着
し、クランク軸を支承するクランクケースに形成されて
ジャーナル外方軸部を同心で囲繞する取付けボスの端面
に、ロータ内に配置されるステータを固着した、エンジ
ンへの発電機取付構造において、ステータ及び取付けボ
スの両内周面にわたり位置決めカラーを抜き差し可能に
嵌合し、この位置決めカラーの軸方向中間部外周に、ス
テータ及び取付けボス間に介在して該カラーの軸方向の
動きを規制する鍔部を設けたことを第1の特徴とする。
に、クランク軸のジャーナル外方軸部にロータを固着
し、クランク軸を支承するクランクケースに形成されて
ジャーナル外方軸部を同心で囲繞する取付けボスの端面
に、ロータ内に配置されるステータを固着した、エンジ
ンへの発電機取付構造において、ステータ及び取付けボ
スの両内周面にわたり位置決めカラーを抜き差し可能に
嵌合し、この位置決めカラーの軸方向中間部外周に、ス
テータ及び取付けボス間に介在して該カラーの軸方向の
動きを規制する鍔部を設けたことを第1の特徴とする。
【0006】この特徴によれば、圧入機などの特別な機
械に頼ることなく、位置決めカラーの取付けボス及びス
テータへの装着を容易、確実に行うことができると共
に、ステータをクランク軸との同心位置に保持すること
ができる。しかも、位置決めカラーは、取付けボス及び
ステータコアから大なる荷重を受けないことから、これ
を薄肉に形成して軽量化を図ることができる。
械に頼ることなく、位置決めカラーの取付けボス及びス
テータへの装着を容易、確実に行うことができると共
に、ステータをクランク軸との同心位置に保持すること
ができる。しかも、位置決めカラーは、取付けボス及び
ステータコアから大なる荷重を受けないことから、これ
を薄肉に形成して軽量化を図ることができる。
【0007】また本発明は、上記特徴に加えて、取付け
ボス部の端面内周縁に形成された環状の面取り部内に前
記鍔部を配置してステータ及び取付けボスの対向端面を
相互に当接させ、前記面取り部に誘導されて取付けボス
の内周に装着されたオイルシールの外端面に位置決めカ
ラーを対向させたことを第2の特徴とする。
ボス部の端面内周縁に形成された環状の面取り部内に前
記鍔部を配置してステータ及び取付けボスの対向端面を
相互に当接させ、前記面取り部に誘導されて取付けボス
の内周に装着されたオイルシールの外端面に位置決めカ
ラーを対向させたことを第2の特徴とする。
【0008】而して、取付けボスの面取り部は、位置決
めカラーの鍔部を納めて、ステータの取付けボス端面へ
の密着を可能にするので、取付けボスの端面に対しステ
ータを傾けることなく適正に取付けすることができる。
また該面取り部は、取付けボス内へのオイルシールの装
着誘導部ともなるので、そのオイルシールの装着を容易
に行うことができる。さらに位置決めカラーは、そのオ
イルシールの抜け止めをも果たすことができる。
めカラーの鍔部を納めて、ステータの取付けボス端面へ
の密着を可能にするので、取付けボスの端面に対しステ
ータを傾けることなく適正に取付けすることができる。
また該面取り部は、取付けボス内へのオイルシールの装
着誘導部ともなるので、そのオイルシールの装着を容易
に行うことができる。さらに位置決めカラーは、そのオ
イルシールの抜け止めをも果たすことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に示す本発明の一実施例に基づいて以下に説明する。
に示す本発明の一実施例に基づいて以下に説明する。
【0010】図1は自動二輪車用エンジンの一部を示
し、符号Sはそのエンジンのクランク軸、Cはクランク
ケース、Gはそれらに取付けられる発電機である。
し、符号Sはそのエンジンのクランク軸、Cはクランク
ケース、Gはそれらに取付けられる発電機である。
【0011】クランク軸Sのジャーナル1は、クランク
ケースCのベアリングハウジング2に装着されるローラ
ベアリング3を介してクランクケースCに支承される。
クランク軸Sは、ジャーナル1から外方へ延出するジャ
ーナル外方軸部4を有し、それにはジャーナル1側から
先端に向かって、オイルポンプ駆動用ねじ歯車5、それ
より小径のストレート部6、急テーパ部7、緩テーパ部
8及びねじ部9が順次連ねて形成される。一方、クラン
クケースCの側壁には、ねじ歯車5から急テーパ部7に
かけてジャーナル外方軸部4を囲繞する取付けボス10
が一体に形成される。この取付けボス10の内周面はジ
ャーナル外方軸部4と同心状に形成されると共に、その
内周縁に環状の面取り部11が形成される。そしてスト
レート部6の外周面にシールリップを密接させるオイル
シール12が上記面取り部11に誘導されながらジャー
ナル外方軸部4の内周面に軽圧入される。また取付けボ
ス10の端面には複数のねじ孔13(図には一つのねじ
孔13のみが示される。)が設けられる。
ケースCのベアリングハウジング2に装着されるローラ
ベアリング3を介してクランクケースCに支承される。
クランク軸Sは、ジャーナル1から外方へ延出するジャ
ーナル外方軸部4を有し、それにはジャーナル1側から
先端に向かって、オイルポンプ駆動用ねじ歯車5、それ
より小径のストレート部6、急テーパ部7、緩テーパ部
8及びねじ部9が順次連ねて形成される。一方、クラン
クケースCの側壁には、ねじ歯車5から急テーパ部7に
かけてジャーナル外方軸部4を囲繞する取付けボス10
が一体に形成される。この取付けボス10の内周面はジ
ャーナル外方軸部4と同心状に形成されると共に、その
内周縁に環状の面取り部11が形成される。そしてスト
レート部6の外周面にシールリップを密接させるオイル
シール12が上記面取り部11に誘導されながらジャー
ナル外方軸部4の内周面に軽圧入される。また取付けボ
ス10の端面には複数のねじ孔13(図には一つのねじ
孔13のみが示される。)が設けられる。
【0012】発電機Gは、有底円筒状のロータ15と、
その内側に配置されるステータ16からなっており、そ
のロータ15は、有底円筒状のロータ本体17の内周面
にマグネット18群を環状に配列して構成される。ロー
タ本体17の端壁中心にはボス17aがかしめ結合され
ており、このボス17aは前記緩テーパ部8にキー19
を介して嵌合されると共に、前記ねじ部9に螺着される
ナット20により固定される。
その内側に配置されるステータ16からなっており、そ
のロータ15は、有底円筒状のロータ本体17の内周面
にマグネット18群を環状に配列して構成される。ロー
タ本体17の端壁中心にはボス17aがかしめ結合され
ており、このボス17aは前記緩テーパ部8にキー19
を介して嵌合されると共に、前記ねじ部9に螺着される
ナット20により固定される。
【0013】またステータ16は、前記取付けボス10
の内周面と略同径の中心孔22aを有する円盤状のステ
ータコア22と、このステータコア22の外周部両側面
にボビン23を介して配設されるステータコイル24と
から構成される。ステータコア22には、ステータコイ
ル24の内側で複数のボルト孔25(図には一つのボル
ト孔25のみが示される。)が穿設されており、これら
ボルト孔25に通したボルト26を前記取付けボス10
のねじ孔13に螺着することにより、ステータコア22
は取付けボス10の端面に接合される。
の内周面と略同径の中心孔22aを有する円盤状のステ
ータコア22と、このステータコア22の外周部両側面
にボビン23を介して配設されるステータコイル24と
から構成される。ステータコア22には、ステータコイ
ル24の内側で複数のボルト孔25(図には一つのボル
ト孔25のみが示される。)が穿設されており、これら
ボルト孔25に通したボルト26を前記取付けボス10
のねじ孔13に螺着することにより、ステータコア22
は取付けボス10の端面に接合される。
【0014】その接合に先立って、ステータコア22
は、クランク軸Sとの同心位置が位置決めカラー27に
より次のように規定される。即ち、図2に示すように、
位置決めカラー27は、取付けボス10及びステータコ
ア22の内周面にそれぞれ抜き差し可能に嵌合する軸方
向一半部及び他半部を有しており、その両半部を区画す
るように環状溝28が位置決めカラー27の外周面に形
成され、これに本発明の鍔を構成する環状のクリップ2
9が係止される。
は、クランク軸Sとの同心位置が位置決めカラー27に
より次のように規定される。即ち、図2に示すように、
位置決めカラー27は、取付けボス10及びステータコ
ア22の内周面にそれぞれ抜き差し可能に嵌合する軸方
向一半部及び他半部を有しており、その両半部を区画す
るように環状溝28が位置決めカラー27の外周面に形
成され、これに本発明の鍔を構成する環状のクリップ2
9が係止される。
【0015】而して、位置決めカラー27の軸方向一半
部及び他半部を取付けボス10及びステータコア22の
内周面にそれぞれ嵌合することにより、ステータ16の
クランク軸Sとの同心位置が規定され、またクリップ2
9が取付けボス10及びステータコア22の対向面間に
介在することで、位置決めカラー27の軸方向移動が阻
止される。しかも、クリップ29は、その全体が取付け
ボス10の前記面取り部11内に納められるもので、こ
れがステータコア22の取付けボス10端面への密着を
阻害することはない。その結果、ステータコア22を取
付けボス10の端面に傾けることなく適正に接合するこ
とが可能となる。
部及び他半部を取付けボス10及びステータコア22の
内周面にそれぞれ嵌合することにより、ステータ16の
クランク軸Sとの同心位置が規定され、またクリップ2
9が取付けボス10及びステータコア22の対向面間に
介在することで、位置決めカラー27の軸方向移動が阻
止される。しかも、クリップ29は、その全体が取付け
ボス10の前記面取り部11内に納められるもので、こ
れがステータコア22の取付けボス10端面への密着を
阻害することはない。その結果、ステータコア22を取
付けボス10の端面に傾けることなく適正に接合するこ
とが可能となる。
【0016】また位置決めカラーは、取付けボス10及
びステータコア22の内周面にそれぞれ抜き差し可能に
嵌合されるものであるから、圧入機などの特別な機械に
頼ることなく、その装着を容易に行うことができる。そ
の上、位置決めカラー27は、取付けボス10及びステ
ータコア22から大なる荷重を受けないことから、これ
を薄肉に形成して、軽量化を図ることができる。
びステータコア22の内周面にそれぞれ抜き差し可能に
嵌合されるものであるから、圧入機などの特別な機械に
頼ることなく、その装着を容易に行うことができる。そ
の上、位置決めカラー27は、取付けボス10及びステ
ータコア22から大なる荷重を受けないことから、これ
を薄肉に形成して、軽量化を図ることができる。
【0017】さらに位置決めカラー27は、前記オイル
シール12の外端面に小間隙を存して対向するよう配置
される。したがって、前記オイルシール12が万一、取
付けボス10内を外方へ向かって動き出しても、位置決
めカラー27によってその動きを抑止することができ
る。
シール12の外端面に小間隙を存して対向するよう配置
される。したがって、前記オイルシール12が万一、取
付けボス10内を外方へ向かって動き出しても、位置決
めカラー27によってその動きを抑止することができ
る。
【0018】尚、前記ロータ本体17の外側面には冷却
ファン31がボルト32により固着され、この冷却ファ
ン31を包囲すると共に、その中心部に向けて空気取入
口33を有するシュラウド34がクランクケースCの外
周縁部に接合される。またロータ本体17の外周面に
は、その周方向に並ぶ多数の突起35が形成され、ロー
タ15の回転時、これら突起35の到来を感知するセン
サ36がクランクケースCに取付けられる。そのセンサ
36の感知信号はエンジン回転数信号として、図示しな
いタコメータに送られる。
ファン31がボルト32により固着され、この冷却ファ
ン31を包囲すると共に、その中心部に向けて空気取入
口33を有するシュラウド34がクランクケースCの外
周縁部に接合される。またロータ本体17の外周面に
は、その周方向に並ぶ多数の突起35が形成され、ロー
タ15の回転時、これら突起35の到来を感知するセン
サ36がクランクケースCに取付けられる。そのセンサ
36の感知信号はエンジン回転数信号として、図示しな
いタコメータに送られる。
【0019】図3は、本発明の別の実施例を示すもの
で、前記クリップ29に代えて、フランジ37を位置決
めカラー27の外周面に一体に形成した点を除けば、前
実施例と同様の構成であり、図中、前実施例との対応部
分には、それと同一の符号を付す。
で、前記クリップ29に代えて、フランジ37を位置決
めカラー27の外周面に一体に形成した点を除けば、前
実施例と同様の構成であり、図中、前実施例との対応部
分には、それと同一の符号を付す。
【0020】本発明は上記各実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
可能である。
はなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
可能である。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、ステータ及び取付けボスの両内周面にわたり位置決
めカラーを抜き差し可能に嵌合し、この位置決めカラー
の軸方向中間部外周に、ステータ及び取付けボス間に介
在して該カラーの軸方向の動きを規制する鍔部を設けた
ので、圧入機などの特別な機械に頼ることなく、位置決
めカラーの取付けボス及びステータへの装着を容易、確
実に行うことができると共に、ステータをクランク軸と
の同心位置に保持することができ、しかも、どこからも
大なる荷重を受けない位置決めカラーは、これを薄肉に
形成して軽量化を図ることができ、これらによりコスト
の低減を図ることができる。
ば、ステータ及び取付けボスの両内周面にわたり位置決
めカラーを抜き差し可能に嵌合し、この位置決めカラー
の軸方向中間部外周に、ステータ及び取付けボス間に介
在して該カラーの軸方向の動きを規制する鍔部を設けた
ので、圧入機などの特別な機械に頼ることなく、位置決
めカラーの取付けボス及びステータへの装着を容易、確
実に行うことができると共に、ステータをクランク軸と
の同心位置に保持することができ、しかも、どこからも
大なる荷重を受けない位置決めカラーは、これを薄肉に
形成して軽量化を図ることができ、これらによりコスト
の低減を図ることができる。
【0022】また本発明の第2の特徴によれば、取付け
ボス部の端面内周縁に形成された環状の面取り部内に前
記鍔部を配置してステータ及び取付けボスの対向端面を
相互に当接させ、前記面取り部に誘導されて取付けボス
の内周に装着されたオイルシールの外端面に位置決めカ
ラーを対向させたので、前記面取り部への鍔部の収納に
より、取付けボス端面へのステータの取付けを適正に行
うことができ、また該面取り部により、取付けボス内へ
のオイルシールの装着性を良好にすることができ、さら
にそのオイルシールの抜け止めを位置決めカラーによっ
て果たすことができる。
ボス部の端面内周縁に形成された環状の面取り部内に前
記鍔部を配置してステータ及び取付けボスの対向端面を
相互に当接させ、前記面取り部に誘導されて取付けボス
の内周に装着されたオイルシールの外端面に位置決めカ
ラーを対向させたので、前記面取り部への鍔部の収納に
より、取付けボス端面へのステータの取付けを適正に行
うことができ、また該面取り部により、取付けボス内へ
のオイルシールの装着性を良好にすることができ、さら
にそのオイルシールの抜け止めを位置決めカラーによっ
て果たすことができる。
【図1】本発明の実施例に係る自動二輪車用エンジンに
おける発電機周辺部の縦断面図。
おける発電機周辺部の縦断面図。
【図2】図1の2部拡大図。
【図3】本発明の別の実施例を示す、図2と同様な断面
図。
図。
C・・・・クランクケース G・・・・発電機 S・・・・クランク軸 4・・・・ジャーナル外方軸部 10・・・取付けボス 11・・・面取り部 12・・・オイルシール 15・・・ロータ 16・・・ステータ 27・・・位置決めカラー 29・・・鍔としてのクリップ 37・・・鍔としてのフランジ
Claims (2)
- 【請求項1】 クランク軸(S)のジャーナル外方軸部
(4)にロータ(15)を固着し、クランク軸(S)を
支承するクランクケース(C)に形成されてジャーナル
外方軸部(4)を同心で囲繞する取付けボス(10)の
端面に、ロータ(15)内に配置されるステータ(1
6)を固着した、エンジンへの発電機取付構造におい
て、 ステータ(16)及び取付けボス(10)の両内周面に
わたり位置決めカラー(27)を抜き差し可能に嵌合
し、この位置決めカラー(27)の軸方向中間部外周
に、ステータ(16)及び取付けボス(10)間に介在
して該カラー(27)の軸方向の動きを規制する鍔部
(29,37)を設けたことを特徴とする、エンジンへ
の発電機取付構造。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 取付けボス(10)の端面内周縁に形成された環状の面
取り部(11)内に前記鍔部(29,37)を配置して
ステータ(16)及び取付けボス(10)の対向面を相
互に密着させ、前記面取り部(11)に誘導されて取付
けボス(10)の内周に装着されたオイルシール(1
2)の外端面に位置決めカラー(27)を対向させたこ
とを特徴とする、エンジンへの発電機取付構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00619697A JP3706706B2 (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | エンジンへの発電機取付構造 |
TW086116919A TW349285B (en) | 1997-01-17 | 1997-11-13 | Generator mounting structure of engine |
IT97TO001098 IT1296647B1 (it) | 1997-01-17 | 1997-12-16 | Struttura per il montaggio di un generatore per un motore. |
CN98104240A CN1070002C (zh) | 1997-01-17 | 1998-01-14 | 在发动机上安装发电机的结构 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00619697A JP3706706B2 (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | エンジンへの発電機取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10201174A true JPH10201174A (ja) | 1998-07-31 |
JP3706706B2 JP3706706B2 (ja) | 2005-10-19 |
Family
ID=11631799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00619697A Expired - Fee Related JP3706706B2 (ja) | 1997-01-17 | 1997-01-17 | エンジンへの発電機取付構造 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3706706B2 (ja) |
CN (1) | CN1070002C (ja) |
IT (1) | IT1296647B1 (ja) |
TW (1) | TW349285B (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1447541A1 (en) * | 2003-02-17 | 2004-08-18 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Engine generator |
JP2006352956A (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | Kokusan Denki Co Ltd | 信号発電子 |
JP2008193841A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Yamaha Motor Co Ltd | アキシャルギャップ型回転電機付きエンジン |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104653285A (zh) * | 2013-11-22 | 2015-05-27 | 比亚迪股份有限公司 | 发动机和具有其的车辆 |
CN104653286B (zh) * | 2013-11-22 | 2017-09-29 | 比亚迪股份有限公司 | 发动机及具有该发动机的车辆 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08154354A (ja) * | 1994-11-28 | 1996-06-11 | Honda Motor Co Ltd | エンジンの発電機取付構造 |
-
1997
- 1997-01-17 JP JP00619697A patent/JP3706706B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1997-11-13 TW TW086116919A patent/TW349285B/zh active
- 1997-12-16 IT IT97TO001098 patent/IT1296647B1/it active IP Right Grant
-
1998
- 1998-01-14 CN CN98104240A patent/CN1070002C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1447541A1 (en) * | 2003-02-17 | 2004-08-18 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Engine generator |
JP2006352956A (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | Kokusan Denki Co Ltd | 信号発電子 |
JP2008193841A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Yamaha Motor Co Ltd | アキシャルギャップ型回転電機付きエンジン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW349285B (en) | 1999-01-01 |
CN1190274A (zh) | 1998-08-12 |
IT1296647B1 (it) | 1999-07-14 |
ITTO971098A1 (it) | 1999-06-16 |
CN1070002C (zh) | 2001-08-22 |
JP3706706B2 (ja) | 2005-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6204577B1 (en) | Method and apparatus for space-saving installation of a starter-alternator | |
US5528092A (en) | Spindle motor | |
EP1553683A1 (en) | Outer rotor type multipolar generator | |
WO2007126570A1 (en) | Brushless alternator with stationary shaft | |
JP3607511B2 (ja) | ロータとロータの組立方法及びそのロータを用いたモータ | |
US7687952B2 (en) | Brushless alternator with stationary shaft | |
JPH04224284A (ja) | 冷凍用圧縮機とその組立方法 | |
JPH10201174A (ja) | エンジンへの発電機取付構造 | |
JP2005531271A (ja) | 発電ユニットを組み立てるための方法ならびに構成 | |
EP1513245A2 (en) | Electric generator for internal combustion engine | |
US20020033605A1 (en) | Power transmission structure of a motor assist apparatus for a vehicle | |
JP2002327731A (ja) | エンジンのクランクシャフト支持構造 | |
WO2019054218A1 (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 | |
JP3494065B2 (ja) | アウターロータ形磁石式回転機 | |
JPS5915239Y2 (ja) | 内燃機関駆動発電機 | |
GB2358741A (en) | Pilot-less self-centring installation of a starter-alternator | |
JPH09309349A (ja) | 車両用動力伝達装置 | |
JP4128426B2 (ja) | 電動ファンモータ | |
WO2018071245A1 (en) | Single piece bearing housing with turbine end plate | |
US6416035B1 (en) | Throttle body | |
JP2005121172A (ja) | 発電機付車輪用軸受装置 | |
JP2000166163A (ja) | 油漏れ防止構造を備えた直流ブラシレスモータ | |
JPH11299206A (ja) | ブラシレスモータ | |
JP3046409U (ja) | 回転電機 | |
JP2594199Y2 (ja) | スピンドルモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050801 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |