JP3046409U - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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JP3046409U
JP3046409U JP1997007435U JP743597U JP3046409U JP 3046409 U JP3046409 U JP 3046409U JP 1997007435 U JP1997007435 U JP 1997007435U JP 743597 U JP743597 U JP 743597U JP 3046409 U JP3046409 U JP 3046409U
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stator
bearing
bearing fitting
stator cover
electric machine
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JP1997007435U
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雅一 芦川
賢 成富
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Kokusan Denki Co Ltd
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Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定子カバーの軸受嵌合筒部に対する軸受の
着脱を容易に行える回転電機を得る。 【解決手段】 筒状の固定子ケースとその先端開口部を
閉塞するカップ状の固定子カバー4とにより、環状の固
定子を挟持させる。固定子の内に、空隙を隔てて対向す
るように回転子を配置する。回転子は回転軸の外周に固
定する。固定子カバー4の内面中央には、この固定子カ
バー4で基端側を閉じて軸受嵌合筒部11を設ける。回
転軸の先端を支持する軸受を、固定子カバー4の軸受嵌
合筒部11にその先端開口部側から嵌合して支持させ
る。軸受嵌合筒部11には、軸受の着脱時に軸受嵌合筒
部11内の空気を出入りさせる空気流通路22を設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、エンジンで駆動される発電機の如き回転電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エンジンで駆動される従来の回転電機の一種である発電機は、図7及び図8( A)(B)に示すように、エンジン1のエンジンケース2に支持された筒状の固 定子ケース3とその先端開口部を閉塞するカップ状の固定子カバー4とにより環 状の固定子5がその外周部で挟持され、固定子5の内に空隙6を隔てて対向する ように回転子7が配置されている。回転子7はエンジン1のクランクシャフト8 で駆動される回転軸9の外周に固定されている。固定子カバー4の内面中央には 、該固定子カバー4で基端側が閉じられて軸受嵌合筒部11が設けられている。 回転軸9の先端を支持する軸受10は、固定子カバー4の軸受嵌合筒部11にそ の先端開口部側から嵌合されて支持されている。
【0003】 固定子5は固定子鉄心12に固定子コイル13が巻装された構造になっていて 、固定子鉄心12の外周が固定子ケース3の嵌合凹部3aと固定子カバー4の嵌 合凹部4aとにより嵌合されて挟持されている。
【0004】 固定子カバー4は、その外周に120 °間隔で突設されている突起部14に設け られているネジ通し孔15に固定ネジ16を通して、この固定ネジ16をエンジ ンケース2に螺着することによりエンジンケース2に取り付けられると共に固定 子鉄心12を締め付けるようになっている。
【0005】 回転子7は、回転子鉄心17に回転子コイル18が巻装された構造になってい る。
【0006】 回転軸9は、その基端の凹部9aをクランクシャフト8の先端の凸部8aに嵌 合して、該回転軸9の先端から通された固定ネジ19をクランクシャフト8に螺 合することにより該クランクシャフト8に連結されている。
【0007】 回転軸9の基端外周には冷却ファン20が取り付けられている。エンジンケー ス2には、冷却風の通路21が設けられている。
【0008】 このような発電機の組み立ては、軸受10と回転子7と冷却ファン20とを図 示のように支持した回転軸9を固定ネジ19でクランクシャフト8に連結した後 、固定子5の固定子鉄心12を固定子ケース3の嵌合凹部3aに嵌合して支持さ せた状態で、固定子カバー4を被せてその嵌合凹部4aを固定子鉄心12の外周 に嵌合させると共に該固定子カバー4の軸受嵌合筒部11を軸受10の外周に嵌 合させ、最後に固定子カバー4の突起部14に設けられているネジ通し孔15に 通した固定ネジ16をエンジンケース2に螺着することにより行う。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の回転電機では、固定子カバー4の軸受嵌合筒 部11を軸受10の外周に嵌合させる際に、軸受嵌合筒部11内の空気が軸受1 0の挿入につれて圧縮されて、軸受嵌合筒部11に対する軸受10の嵌合がし難 く、組み立て作業がやり難い問題点があった。また、固定子カバー4を取り外す 時には、軸受嵌合筒部11内の空気が軸受10の引き抜きにつれて減圧されて、 固定子カバー4の取り外しが行い難い問題点があった。
【0010】 本考案の目的は、固定子カバーの軸受嵌合筒部に対する軸受の着脱を容易に行 える回転電機を提供することにある。
【0011】 本考案の目的は、軸受嵌合筒部に対する軸受の着脱を容易に行える固定子カバ ーの作成が容易に行える回転電機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】 本考案は、筒状の固定子ケースとその先端開口部を閉塞するカップ状の固定子 カバーとにより環状の固定子が挟持され、固定子の内に空隙を隔てて対向するよ うに回転子が配置され、該回転子は回転軸の外周に固定され、固定子カバーの内 面中央には該固定子カバーで基端側が閉じられて軸受嵌合筒部が設けられ、回転 軸の先端を支持する軸受が固定子カバーの軸受嵌合筒部にその先端開口部側から 嵌合されて支持されている回転電機を改良するものである。エンジンで駆動され る回転電機にあっては、固定子ケースはエンジンケースに支持され、回転軸はエ ンジンのクランクシャフトに連結されている。
【0013】 本考案では、固定子カバーの軸受嵌合筒部には軸受の着脱時に該軸受嵌合筒部 内の空気を出入りさせる空気流通路が設けられている。
【0014】 このように軸受嵌合筒部に空気流通路を設けると、該軸受嵌合筒部に対する軸 受の嵌合時に該軸受嵌合筒部内の空気が空気流通路を経て外に押し出されること になり、このため該軸受嵌合筒部内の空気が圧縮されなくなって該軸受嵌合筒部 に対する軸受の嵌合を容易に行うことができる。また、固定子カバーの取り外し 時には、軸受嵌合筒部内から軸受を引き抜くにつれて該軸受嵌合筒部内に外部の 空気が空気流通路を経て入り込み、このため軸受の引き抜きにつれて軸受嵌合筒 部内が減圧されることがなくなり、固定子カバーの取り外しを容易に行うことが できる。
【0015】 この場合、空気流通路はスリットにより形成してもよいし、軸受嵌合筒部の内 周面に設けた溝により形成してもよいし、軸受嵌合筒部をその基端側で貫通する 孔により形成してもよい。
【0016】 特に、空気流通路をスリットまたは溝により形成すると、固定子カバーの鋳造 時に一緒に形成できて、コストアップを招かず好適である。
【0017】 なお本考案で、固定子ケースと固定子カバーとによる固定子の挟持は、該固定 子の外周が露出されるような挟持状態でも、該固定子の外周が露出されないよう な挟持状態であっても、いずれでもよい。
【0018】
【考案の実施の形態】
図1及び図2は、本考案に係る回転電機で用いる固定子カバー4の実施の形態 の第1例を示したものである。
【0019】 この固定子カバー4にあっては、その内面中央に前述したと同様に該固定子カ バー4で基端側が閉じられて軸受嵌合筒部11が設けられている。該軸受嵌合筒 部11には、軸受10の着脱時に該軸受嵌合筒部11内の空気を出入りさせる空 気流通路22が設けられている。この例では、空気流通路22は該軸受嵌合筒部 11の軸心方向に沿ったスリットにより形成されている。
【0020】 該回転電機が発電機の場合のその他の構成は、図7と同様になっている。
【0021】 図3及び図4は、本考案に係る回転電機で用いる固定子カバー4の実施の形態 の第2例を示したものである。
【0022】 この固定子カバー4にあっては、軸受嵌合筒部11に設けられている空気流通 路22は該軸受嵌合筒部11の内周面に該軸受嵌合筒部11の軸心方向に沿って 設けられた溝により形成されている。
【0023】 この場合も、該回転電機が発電機の場合のその他の構成は、図7と同様になっ ている。
【0024】 図5及び図6は、本考案に係る回転電機で用いる固定子カバー4の実施の形態 の第3例を示したものである。
【0025】 この固定子カバー4にあっては、軸受嵌合筒部11に設けられている空気流通 路22は該軸受嵌合筒部11をその基端側で貫通する孔により形成されている。
【0026】 この場合も、該回転電機が発電機の場合のその他の構成は、図7と同様になっ ている。
【0027】 このように軸受嵌合筒部11に気流通路22を設けていると、該軸受嵌合筒部 11に対する軸受10(図7参照)の嵌合時に該軸受嵌合筒部11内の空気が空 気流通路22を経て外に押し出されることになり、このため該軸受嵌合筒部11 内の空気が圧縮されなくなって該軸受嵌合筒部11に対する軸受10の嵌合を容 易に行うことができる。また、固定子カバー4の取り外し時には、軸受嵌合筒部 11内から軸受10を引き抜くにつれて該軸受嵌合筒部11内に外部の空気が空 気流通路22を経て入り込み、このため軸受10の引き抜きにつれて軸受嵌合筒 部11内が減圧されることがなくなり、固定子カバー4の取り外しを容易に行う ことができる。
【0028】 この場合、特に、空気流通路22をスリットまたは溝により形成すると、固定 子カバー4の鋳造時に一緒に形成できて、コストアップを招かず好適である。
【0029】 上記例では、本考案を発電機に適用した場合について説明したが、本考案は電 動機にも同様に適用できるものである。
【0030】 本考案で、固定子ケース3と固定子カバー4とによる固定子5の挟持は、該固 定子5における固定子鉄心12の外周部が図7に示すように露出されるような挟 持状態でも、或いは該固定子5における固定子鉄心13の外周部が固定子ケース 3と固定子カバー4とにより覆われて露出されないような挟持状態であってもい ずれでもよい。後者の状態は、嵌合凹部3a,4aの少なくとも一方或いは双方 の深さを深くすることにより形成することができる。
【0031】
【考案の効果】 本考案では、固定子カバーの軸受嵌合筒部に、軸受の着脱時に該軸受嵌合筒部 内の空気を出入りさせる空気流通路を設けているので、該軸受嵌合筒部に対する 軸受の嵌合時に該軸受嵌合筒部内の空気が空気流通路を経て外に押し出されるこ とになり、このため該軸受嵌合筒部内の空気が圧縮されなくなって該軸受嵌合筒 部に対する軸受の嵌合を容易に行うことができる。また、固定子カバーの取り外 し時には、軸受嵌合筒部内から軸受を引き抜くにつれて該軸受嵌合筒部内に外部 の空気が空気流通路を経て入り込み、このため軸受の引き抜きにつれて軸受嵌合 筒部内が減圧されることがなくなり、固定子カバーの取り外しを容易に行うこと ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る回転電機で用いる固定子カバーの
実施の形態の第1例を示した背面図である。
【図2】図1のZa方向矢視図である。
【図3】本考案に係る回転電機で用いる固定子カバーの
実施の形態の第2例を示した背面図である。
【図4】図3のZb方向矢視図である。
【図5】本考案に係る回転電機で用いる固定子カバーの
実施の形態の第3例を示した背面図である。
【図6】図5のZc方向矢視図である。
【図7】回転電機の一種である従来の発電機の縦断面図
である。
【図8】(A)(B)は図7に示す従来の発電機で用い
ている固定子カバーの一部縦断側面図及び背面図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン 2 エンジンケース 3 固定子ケース 3a 嵌合凹部 4 固定子カバー 4a 嵌合凹部 5 固定子 6 空隙 7 回転子 8 クランクシャフト 8a 凸部 9 回転軸 9a 凹部 10 軸受 11 軸受嵌合筒部 12 固定子鉄心 13 固定子コイル 14 突起部 15 ネジ通し孔 16 固定ネジ 17 回転子鉄心 18 回転子コイル 19 固定ネジ 20 冷却ファン 21 冷却風の通路 22 空気流通路

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の固定子ケースとその先端開口部を
    閉塞するカップ状の固定子カバーとにより環状の固定子
    が挟持され、前記固定子の内に空隙を隔てて対向するよ
    うに回転子が配置され、前記回転子は回転軸の外周に固
    定され、前記固定子カバーの内面中央には該固定子カバ
    ーで基端側が閉じられて軸受嵌合筒部が設けられ、前記
    回転軸の先端を支持する軸受が前記固定子カバーの前記
    軸受嵌合筒部にその先端開口部側から嵌合されて支持さ
    れている回転電機において、 前記軸受嵌合筒部には前記軸受の着脱時に該軸受嵌合筒
    部内の空気を出入りさせる空気流通路が設けられている
    ことを特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 エンジンケースに支持された筒状の固定
    子ケースとその先端開口部を閉塞するカップ状の固定子
    カバーとにより環状の固定子が挟持され、前記固定子の
    内に空隙を隔てて対向するように回転子が配置され、前
    記回転子はエンジンのクランクシャフトで駆動される回
    転軸の外周に固定され、前記固定子カバーの内面中央に
    は該固定子カバーで基端側が閉じられて軸受嵌合筒部が
    設けられ、前記回転軸の先端を支持する軸受が前記固定
    子カバーの前記軸受嵌合筒部にその先端開口部側から嵌
    合されて支持されている回転電機において、 前記軸受嵌合筒部には前記軸受の着脱時に該軸受嵌合筒
    部内の空気を出入りさせる空気流通路が設けられている
    ことを特徴とする回転電機。
  3. 【請求項3】 前記空気流通路がスリットにより形成さ
    れている請求項1または2に記載の回転電機。
  4. 【請求項4】 前記空気流通路が前記軸受嵌合筒部の内
    周面に設けられた溝により形成されている請求項1また
    は2に記載の回転電機。
  5. 【請求項5】 前記空気流通路が前記軸受嵌合筒部を基
    端側で貫通する孔により形成されている請求項1または
    2に記載の回転電機。
JP1997007435U 1997-08-21 1997-08-21 回転電機 Expired - Lifetime JP3046409U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017085873A1 (ja) * 2015-11-20 2018-03-08 三菱電機株式会社 回転電機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017085873A1 (ja) * 2015-11-20 2018-03-08 三菱電機株式会社 回転電機
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