JPH10200419A - ビタビ復号方法および装置 - Google Patents

ビタビ復号方法および装置

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JPH10200419A
JPH10200419A JP321097A JP321097A JPH10200419A JP H10200419 A JPH10200419 A JP H10200419A JP 321097 A JP321097 A JP 321097A JP 321097 A JP321097 A JP 321097A JP H10200419 A JPH10200419 A JP H10200419A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビタビ復号装置のパスメモリの回路規模を縮
小する。 【解決手段】 BMU5により計算されたブランチメト
リックは、正規化回路7で正規化され、ACSU9でパ
スメトリックと加算、比較、選択される。ACSU9で
選択されたパスメトリックΓは、最尤判定回路11で最
小値が判定され、最尤パスメトリックおよび最尤パス情
報が出力される。a及びbからなる2組のパスメモリ回
路13とトレースバック回路15は、それぞれACSU
9で選択されたパスを示す選択フラグβを記憶するとと
もにトレースバックを行って復号出力する。トレースバ
ック回路15a,15bの出力はセレクタ17により選
択され、バッファ回路19に入力される。バッファ回路
19は復号出力を正しい時系列に並べ替える。トレース
バック制御回路23は、a,bの組を互いに位相をずら
してトレースバック及び復号出力するように制御され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は畳み込み符号を復号
するビタビ復号方法および装置に関し、特にパスメモリ
回路に読出修正書込( Read Modify Write)を行ってそ
の回路規模縮小を可能とするビタビ復号方法および装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル伝送における誤り訂正法とし
て、ビタビ復号法(G.D.Forney, Jr.,“The Viterbi Al
gorithm” Proceedings of IEEE, vol.61, pp268-278,
Mar.1973. 参照)がある。このビタビ復号法は、最尤復
号を効率よく、実現するアルゴリズムである。
【0003】このビタビ復号法が適用されるたたみ込み
符号は、例えば、図5に示すたたみ込み符号器を用いて
送信側で符号化する。図5のたたみ込み符号器は、入力
uが接続されたa,bの2ビットからなるシフトレジス
タと、y(1) =u+b+a,y(2) =u+aを生成する
2つの排他的論理和回路とで構成されている。そしてこ
の符号器は、1ビットの入力uに対して2ビットの出力
(1),y(2)が生成され、入力の1ビットの変化が出力
の連続する3ビットに影響するので、符号化率R=1/
2,拘束長L=3である。こうして符号化が施されたビ
タビ符号は、受信側で図6に示すトレリス表現に基づい
た復号(誤り訂正)が行われる。
【0004】この図6を参照するに、各太線は時刻k=
4まで復号をすすめたときの、各状態{a,b}=
{0,0},〜,{1,1}でそれぞれ選択され生き残
った生き残りパス(復号系列の候補)V(0),〜,V
(3)を表すものである。この生き残りパスは、受信系
列と伝送系列の距離差をもとに選択される。各時刻まで
復号をすすめたときの、その距離差(ハミング距離差)
に相当するパスメトリックを図6では実線の四角で表し
ている。点線の四角は捨てられたパスのパスメトリック
である。
【0005】図6から明らかなように、時刻:k=4ま
で復号をすすめたときの生き残りパスV(0),〜,V
(3)のパスメトリックは、それぞれ1,1,2,2で
ある。一般に、各生き残りパスの過去の系列ほど1本に
まとまる確率が高いので、生き残りのパスのメモリ長を
適当な長さ(拘束長の4〜6倍)で打ち切り、最過去の
シンボルをその時刻の復号シンボルとして出力する。
【0006】また誤りパターンによっては各生き残りパ
スの最過去のビットが一致しないことがままあるが、上
記パスメトリックが最小のものが、最も確からしい復号
系列に相当することはいうまでもない。
【0007】ビタビ復号の装置化において、パスメトリ
ックの演算は図7に示す状態遷移の組を単位として実現
できる。時刻(k−1)で選択された生き残りパスのパ
スメトリックをそれぞれΓk−1,Γ’k−1とし、現
在の受信符号との距離差に相当するブランチメトリック
をλk,λ’kとする。現在の時刻kにおける生き残り
パスの候補は、各状態で2つずつ存在し、それぞれのパ
スメトリックはΓk−1,Γ’k−1,λk,λ’kを
用いて(Γk−1+λk),(Γ’k−1+λ’k),
(Γk−1+λ’k),(Γ’k−1+λk)で表され
る。また各状態ではそれぞれのパスメトリックの内、小
さい方に相当するパスが選択される。
【0008】このようにパスメトリックの演算は加算(A
dd)、比較(Compare)および選択(Select)の操作で実
現できる。そこで、このようなパスメトリックの演算器
をACSユニット(ACSU)と呼ぶことにする。
【0009】ビタビ復号器全体の構成例を図8のブロッ
ク図に示す。ACSU(図8では804a及び804b
で示す)の数は可能な状態数をNs=2L−1(L:拘
束長)とすると、それぞれが状態2個分に対応するの
で、(Ns/2)個である。したがって、この従来例で
はL=3のため、Ns/2=2である。
【0010】3つの比較判定回路821a,821b,
821cにより構成される最尤判定部805は最も確か
らしい生き残りパス(最尤パス)を判定するために、最
小のパスメトリックを検出することを目的とするもので
ある。図8に示すように比較判定回路821a,821
b,821cをツリー状に構成して最尤判定部805を
構成するときには、(Ns−1)個の比較選択回路を必
要とする。
【0011】パスメモリ更新回路807は各状態で残す
パスを更新することを目的とするものである。すなわ
ち、各状態{0,0}=(0),{0,1}=(1),
{0,1}=(2),{1,1}=(3)で選択し残し
たパスを示すパス選択信号β(0),β(1),β
(2),β(3)により、図6に示すV(0),〜,V
(3)の最過去のシンボルに相当する復号シンボルの候
補σ(0),〜,σ(3)を出力する。
【0012】ビタビ復号のセレクタ808はこれらの復
号シンボルの候補σ(0),〜,σ(3)のうちから最
尤パスに相当する復号シンボルを選択し、ビタビ復号シ
ンボルとして、出力するものである。この選択には最尤
判定部805から出力される最尤パスを示す選択情報P
m(=0 or 1 or 2 or 3)を用いる。
【0013】ところで図6では、ブランチメトリックと
してハミング距離を用いたが、より訂正能力を高めるた
め、軟判定を導入して、ユークリッド距離、あるいは、
ユークリッド距離の二乗をブランチメトリックに用いる
方法がある。この場合、ブランチメトリックを3bit
で表現するとすれば、復号性能を劣化させないためには
各パスメトリックのレジスタは6bitから8bitが
必要である。
【0014】実際に用いるたたみ込み符号は、拘束長が
大きいほど、訂正能力が大きいので、L=7程度のもの
がよく用いられている。符号化率R=1/2,拘束長L
=7の場合のビタビ復号器の全体構成図を図9に示す。
たたみ込み符号器の状態数はNa=2L-1 =64である
から最尤判定部の比較入力の数も64となる。
【0015】ビタビ復号は復号パスの候補を、各状態に
対応したパスメトリックに基づいて逐次的に切り捨てて
いくことで、常に状態数(Ns)分の復号パス(生き残
りパス)しか残さないようにする。こうすることで、効
率的な最尤復号を実現できるわけである。
【0016】図10のように各生き残りパスは、ある適
当な長さMsより過去に相当するパスについて1本に合
流する確率が高い。生き残りパスのうち対応するパスメ
トリックが最小のパス(最尤パス)をMs段分さかのぼ
った遷移に対応する情報ビットδ(t−Ms)がビタビ
復号出力になる。
【0017】これをこのまま、パスメモリ上にすべての
64個のパスを記憶し、1ステップごとに選択、記録し
ていたのでは効率が悪い。それを改善する手法としてト
レースバック方法がある。
【0018】トレースバック方法では、パスメモリでは
各状態からの遷移方向(r=1/2の時1ビット)のみ
を記録しておき、最終状態から逆方向にパスの遷移をM
sだけ遡り復号出力を行う。
【0019】ただし、毎ステップにこの遡る動作を行う
ことは、大変なので、ある程度の長さ分を一度に行う。
例えば、Msは十分な長さの(遡りパスが収束するぐら
いの)値を取る得る値とした時、2Ms分を行えば、前
半のMsは、パスの収束がないため、信頼性が低いとい
うことでデータを捨て、残りのMs遡る時の復号出力を
行う。ただし、時間方向とは逆方向に進むので、一度バ
ッファリングを行い出力する(LIFOのようなも
の)。
【0020】トレースバック回路は図11に示すよう
な、たたみ込み符号化を鏡に向かって、折り返した様な
回路を用いる。たたみ込みとは時間的に逆の動作が行わ
れる。状態数のレジスタはちょうど、逆方向にシフト
し、状態変化は符号化とまったく逆となる。この出力を
とると、たたみ込みの入力系列が再現される。
【0021】トレースバック動作ではパスメモリのデー
タの読み込みが時間的に逆方向なため、実際に必要なデ
ータ長さは、 [パスメモリの時間方向の書き込み2Ms]+[トレー
スバック前半Ms分だけのデータ破棄]+[復号Ms]
=4Ms となり、Ms長のデータを復号するためには4Msだけ
の時間が必要になる。そこでデータを連続に復号するた
めには4個のRAMを必要とする。図12にRAMを
A,B,C,Dとした時のタイミング図を示す。それぞ
れは位相をずらして、実行を行う。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来開
発されているビタビ復号器は例えば拘束長7の時、パス
メモリの幅が64ビットとなり、深さはトレースバック
に必要なパスメモリ長Msの2倍のRAMが4個必要と
なっており、回路構成上、規模の大きいものであり、民
生品に応用するのはかなり困難であるという問題点があ
った。
【0023】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、特にその装置化において、パスメモリの縮小化を可
能としたビタビ復号方法および装置を提供することを目
的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次の構成を有する。すなわち請求項1記載
の発明は、復調シンボルを入力してブランチメトリック
を発生するブランチメトリック演算手段と、前記ブラン
チメトリックとパスメトリックを加算する加算手段と、
該加算手段の出力を比較および選択する比較選択手段
と、該比較選択手段の選択結果を記録する複数のパスメ
モリ手段と、該複数のパスメモリ手段の各々に対して設
けられ対応するパスメモリ手段の値から情報系列を推定
する複数のトレースバック手段と、該複数のトレースバ
ック手段の出力を多重して所定の順序に並べ替えるバッ
ファ手段と、を備えてなるビタビ復号装置によるビタビ
復号方法であって、前記パスメモリ手段と前記トレース
バック手段とを互いに独立に動作可能な複数組とし、こ
の各組それぞれがパスメモリ更新動作及び出力動作を同
時に行うとともに、各組で位相をずらして交互に動作す
ることを要旨とするビタビ復号方法である。
【0025】また請求項2記載の発明は、復調シンボル
を入力してブランチメトリックを発生するブランチメト
リック演算手段と、ブランチメトリックとパスメトリッ
クを加算する加算手段と、該加算手段の出力を比較およ
び選択する比較選択手段と、該比較選択手段の選択結果
を記録する複数のパスメモリ手段と、パスメトリックの
うち最小パスの状態を選択する最尤判定手段と、前記複
数のパスメモリ手段の各々に対して設けられ前記最尤判
定手段結果を初期値として対応するパスメモリ手段の値
から情報系列を推定する複数のトレースバック手段と、
該複数のトレースバック手段の出力を多重して所定の順
序に並べ替えるバッファ手段と、を備えてなるビタビ復
号装置によるビタビ復号方法であって、前記パスメモリ
手段と前記トレースバック手段とを互いに独立に動作可
能な複数組とし、この各組それぞれがパスメモリ更新動
作及び出力動作を同時に行うとともに、各組で位相をず
らして交互に動作することを要旨とするビタビ復号方法
である。
【0026】また請求項3記載の発明は、復調シンボル
を入力してブランチメトリックを発生するブランチメト
リック演算手段と、ブランチメトリックとパスメトリッ
クを加算する加算手段と、該加算手段の出力を比較およ
び選択する比較選択手段と、該比較選択手段の選択結果
を記録する複数のパスメモリ手段と、パスメトリックの
うち最小パスの状態を選択する最尤判定手段と、該最尤
判定手段の判定結果によりパスメトリックを正規化する
正規化手段と、前記複数のパスメモリ手段の各々に対し
て設けられ前記最尤判定手段の判定結果を初期値として
対応するパスメモリ手段の値から情報系列を推定する複
数のトレースバック手段と、該複数のトレースバック手
段の出力を多重して所定の順序に並べ替えるバッファ手
段と、を備えてなるビタビ復号装置によるビタビ復号方
法であって、前記パスメモリ手段と前記トレースバック
手段とを互いに独立に動作可能な複数組とし、この各組
それぞれがパスメモリ更新動作及び出力動作を同時に行
うとともに、各組で位相をずらして交互に動作すること
を要旨とするビタビ復号方法である。
【0027】また請求項4記載の発明は、請求項1ない
し請求項3のいずれか1項記載のビタビ復号方法におい
て、前記パスメモリ手段と前記トレースバック手段との
組は2組備えられ、これらの組の動作位相は、第1の組
がパスメモリ更新及び読出出力のための読出修正書込動
作を行っている間に第2の組がパスメモリ更新及び読み
捨てのための読出修正書込動作を行う第1の位相と、第
2の組がパスメモリ更新及び読出出力のための読出修正
書込動作を行っている間に第1の組がパスメモリ更新及
び読み捨てのための読出修正書込動作を行う第2の位相
と、を含み、これら第1の位相及び第2の位相を交互に
繰り返すことを要旨とする。
【0028】また請求項5記載の発明は、復調シンボル
を入力してブランチメトリックを発生するブランチメト
リック演算手段と、前記ブランチメトリックとパスメト
リックを加算する加算手段と、該加算手段の出力を比較
および選択する比較選択手段と、該比較選択手段の選択
結果を記録する複数のパスメモリ手段と、該複数のパス
メモリ手段の各々に対して設けられ対応するパスメモリ
手段の値から情報系列を推定する複数のトレースバック
手段と、該複数のトレースバック手段の出力を多重して
所定の順序に並べ替えるバッファ手段と、前記パスメモ
リ手段とこれに対応する前記トレースバック手段とを互
いに独立に動作可能な複数組とし、この各組それぞれに
パスメモリ更新動作及び出力動作を同時に行わせるとと
もに、各組で位相をずらして交互に動作させる制御手段
と、を備えたことを要旨とするビタビ復号装置である。
【0029】また請求項6記載の発明は、復調シンボル
を入力してブランチメトリックを発生するブランチメト
リック演算手段と、ブランチメトリックとパスメトリッ
クを加算する加算手段と、該加算手段の出力を比較およ
び選択する比較選択手段と、該比較選択手段の選択結果
を記録する複数のパスメモリ手段と、パスメトリックの
うち最小パスの状態を選択する最尤判定手段と、前記複
数のパスメモリ手段の各々に対して設けられ前記最尤判
定手段結果を初期値として対応するパスメモリ手段の値
から情報系列を推定する複数のトレースバック手段と、
該複数のトレースバック手段の出力を多重して所定の順
序に並べ替えるバッファ手段と、前記パスメモリ手段と
これに対応する前記トレースバック手段とを互いに独立
に動作可能な複数組とし、この各組それぞれにパスメモ
リ更新動作及び出力動作を同時に行わせるとともに、各
組で位相をずらして交互に動作させる制御手段と、を備
えたことを要旨とするビタビ復号装置である。
【0030】また、請求項7記載の発明は、復調シンボ
ルを入力してブランチメトリックを発生するブランチメ
トリック演算手段と、ブランチメトリックとパスメトリ
ックを加算する加算手段と、該加算手段の出力を比較お
よび選択する比較選択手段と、該比較選択手段の選択結
果を記録する複数のパスメモリ手段と、パスメトリック
のうち最小パスの状態を選択する最尤判定手段と、該最
尤判定手段の判定結果によりパスメトリックを正規化す
る正規化手段と、前記複数のパスメモリ手段の各々に対
して設けられ前記最尤判定手段の判定結果を初期値とし
て対応するパスメモリ手段の値から情報系列を推定する
複数のトレースバック手段と、該複数のトレースバック
手段の出力を多重して所定の順序に並べ替えるバッファ
手段と、前記パスメモリ手段とこれに対応する前記トレ
ースバック手段とを互いに独立に動作可能な複数組と
し、この各組それぞれにパスメモリ更新動作及び出力動
作を同時に行わせるとともに、各組で位相をずらして交
互に動作させる制御手段と、を備えたことを要旨とする
ビタビ復号装置である。
【0031】また請求項8記載の発明は、請求項5ない
し請求項7のいずれか1項記載のビタビ復号装置におい
て、前記パスメモリ手段と前記トレースバック手段との
組は2組備えられ、これらの組の動作位相は、第1の組
がパスメモリ更新及び読出出力のための読出修正書込動
作を行っている間に第2の組がパスメモリ更新及び読み
捨てのための読出修正書込動作を行う第1の位相と、第
2の組がパスメモリ更新及び読出出力のための読出修正
書込動作を行っている間に第1の組がパスメモリ更新及
び読み捨てのための読出修正書込動作を行う第2の位相
と、を含み、これら第1の位相及び第2の位相を交互に
繰り返すことを要旨とする。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係るビ
タビ復号装置の構成を示すブロック図である。
【0033】同図において、ビタビ復号装置1は、復調
シンボルが入力される入力端子3と、復調シンボルから
ブランチメトリックを計算するブランチメトリック演算
手段であるブランチメトリックユニット(以下、BMU
と略す)5と、正規化回路7と、ブランチメトリックと
パスメトリックとの加算及び加算結果の比較選択を行う
加算比較選択ユニット(以下、ACSUと略す)9と、
パスメトリックのうち最小パスを選択する最尤判定回路
11と、それぞれ2×Ms段からなりACSUの選択結
果を記憶するパスメモリ回路13a,13bと、パスメ
モリ回路13a,13bから情報系列を推定するトレー
スバック回路15a、15bと、トレースバック回路1
5a、15bの一方を選択して出力するセレクタ17
と、セレクタ17の時系列出力をラストイン・ファース
トアウト(以下、LIFOと表記する)の順序で並べ変
えるバッファ回路19と、出力端子21と、トレースバ
ック制御回路23とを備えて構成されている。
【0034】パスメモリ回路13a、13bは、それぞ
れ64ビット×(2×Ms)ワードのRAMである。ま
た、パスメモリ回路13aとトレースバック回路15
a、パスメモリ回路13bとトレースバック回路15b
は、それぞれ互いに独立に動作可能な組をなすものであ
る。
【0035】次に、本実施の形態の動作を説明する。軟
判定された復調データ’I’及び’Q‘は、BMU5に
よりブランチメトリックが算出される。次いで、正規化
回路7によるパスメトリックのオーバフローを防ぐため
の正規化処理の後、各状態に対応したACSU9(図8
に示した構成を32組備える)にてパスメトリックの更
新が行われる。各パスメトリックΓ(0)〜Γ(63)
のうち最尤パスに対応した最尤パスメトリックΓ(通常
はΓの最小値:Γmin )が最尤判定回路11にて判定さ
れ、これが前記正規化に用いられる。
【0036】ビタビ復号の候補を必要段数(Ms段)記
憶・保持するのが、それぞれ2×Ms段(2×Msワー
ド)のパスメモリ回路13a、13bである。この内容
の更新には、各状態に対応したいずれのパスを選択した
かを示す選択フラグβ(0)〜β(63)と、最尤パス
に対応した最尤パス情報を用いる。なお、必要段数より
も十分大なる段数分記憶保持することが可能ならば、必
ずしも最尤パス情報を必要としない。
【0037】トレースバック法を用いて数十Mbpsの
復号レートを実現する要点は、図10に示したように、
生き残りパスをいったんMs段さかのぼったときに、す
べての生き残りパスが1本に合流している場合には、さ
らにその先も1本に合流している(図10の破線部分)
という、きわめて明快で単純な原理を利用することであ
る。
【0038】例えば、パスメモリ回路として2×Ms段
分用意しておき、トレースバックの1周期を2×Msス
テップとする。上記の原理から、一旦Ms段トレースバ
ックするとそこから先のトレースバックは、ビタビ復号
の訂正能力の範囲内で正しい復号出力を次々と得ること
ができる。
【0039】kステップのトレースバック後のレジスタ
の内容Sr,kを、
【数1】Sr,k=βr−k(Sr,k−1)^(S
r,k−1>>1) とする。ここで、Sr,0=SL,tである。すると、
ビタビ復号出力はMs≦k≦2×Msの範囲で有効とな
り、
【数2】δ(t−k)=Sr,k^1 となる。
【0040】ただし、時間的に逆の順番で再生されるの
で、LIFO機能を有するバッファ回路19を設けて正
しい順に出力する。バッファ回路19には、例えば1ビ
ット×Msワードのメモリまたは左右シフト可能なシフ
トレジスタを用いても良い。このように、1回のトレー
スバックでビタビ復号出力がMsビット得られる。
【0041】トレースバックの開始する状態数は、最尤
判定回路11によって行われた最小状態から開始すると
より正しいパスに収束しやすくなる。ただし、パスメモ
リの段数Msが十分に長い場合はどの状態からトレース
バックを行っても、パスが収束する可能性が高いので、
最尤判定を行わなくてもかまわない。
【0042】連続的にビタビ復号を行うには、2×Ms
段のパスメモリ回路13と図11に詳細を示したトレー
スバック回路15をそれぞれaおよびbの2組用意し、
時間差を与えて動作させ、それぞれの復号出力をセレク
タ17で切り替えて用いる。その動作を説明するタイミ
ング図を図2に示す。
【0043】なお、パスメモリ回路13とトレースバッ
ク回路15との組の数は2に限定されず、例えば3組設
けて、各パスメモリ回路を3×Ms段とし、各組を2×
Ms段トレースバックした後、Ms段出力動作させるこ
ともできる。
【0044】図2のタイミング図において、十分に長い
復号系列のビタビ復号が行われるものとし、それぞれβ
(0)〜β(63)からなる64ビットで構成されたパ
ス選択フラグβ(以下、64ビットのパス選択フラグを
単にβで示すとともに、時刻を示す添え字を付加する)
がACSU9よりクロック毎に出力されるとする(図2
(a))。
【0045】これによりパス選択フラグβtはクロック
毎に状態が変化するが、時系列上でMs個ずつのパス選
択フラグβtにより、本実施の形態の動作の区切り(位
相)がつけられている。図2(j)には、Msクロック
毎に動作の区切りを示す期間Ti(i=1,2,…)を
付与している。
【0046】まず、図2(a)ないし(d)及び(h)
ないし(j)を参照して、パスメモリ回路13a及びト
レースバック回路15aからなるa組の動作について説
明する。
【0047】パスメモリ回路13aは、T1及びT2か
らなる最初の2Msクロックの期間に、2Ms個のパス
選択フラグ部β0 〜β2Ms-1を順次アドレス昇順で各記
憶番地に記憶する。そして、次のMsクロックの期間
(T3)に、パスメモリ回路13aからパス選択フラグ
β2Ms-1〜βMsがアドレス降順で読み出され、トレース
バック回路aによりトレースバックされる(TBa)。
このトレースバック回路の“TB”とは、トレースバッ
ク動作のみでは出力しない読み捨てサイクルを示す。
【0048】次いで、次のMsクロックの期間(T4)
に、パスメモリ回路13aからパス選択フラグβMs-1
β0 がアドレス降順で読み出され、トレースバック回路
15aによりトレースバックされ、有効なMs個のトレ
ースバック出力が出力される(OUTa)とともに、セ
レクタ17を介して順次バッファ回路19に書き込まれ
る。
【0049】次いで、次のMsクロックの期間(T5)
に、バッファ回路19から書きこまれた順序と逆の順序
(LIFO)でトレースバックデータを読み出し、ビタ
ビ復号出力として出力端子21より出力される。
【0050】次に、図2(e)ないし(j)を参照し
て、パスメモリ回路13b及びトレースバック回路15
bからなるb組の動作について説明する。b組の動作
は、a組の動作からMsクロックだけ位相が遅れてい
る。
【0051】すなわち、パスメモリ回路13aの書き込
み開始(T1の開始)からMsクロック遅れたT2の開
始からパスメモリ回路13bの書き込みが始まり、2M
sクロックの期間(T2及びT3)に、2Ms個のパス
選択フラグβMs〜β3Ms-1 を順次アドレス昇順で各記憶
番地に記憶する。そして、次のMsクロックの期間(T
4)に、パスメモリ回路13bからパス選択フラグβ
3Ms-1 〜β2Ms がアドレス降順で読み出され、トレース
バック回路15bによりトレースバックされる(TB
b)。
【0052】次いで、次のMsクロックの期間(T5)
に、パスメモリ回路13bからパス選択フラグβ2Ms-1
〜βMsがアドレス降順で読み出され、トレースバック回
路15bによりトレースバックされ、有効なMs個のト
レースバック出力が出力される(OUTb)とともに、
セレクタ17を介して順次バッファ回路19に書き込ま
れる。
【0053】次いで、次のMsクロックの期間(T6)
に、バッファ回路19から書き込まれた順序と逆の順序
(LIFO)でトレースバックデータを読み出してビタ
ビ復号出力として出力端子21より出力される。
【0054】次に、パスメモリ回路13a及びトレース
バック回路15aからなるa組の読出修正書込動作につ
いて説明する。パスメモリ回路13a(13bも同様)
は、前に説明したように4Msサイクルかけてデータを
復号する。ただし、後半の2Msサイクル(例えば期間
T3、T4)ではアドレスを降順でRAMを読み出して
いるが、この1サイクルごとに各アドレスに対して読み
出し−修正−書き込みを行う(リードモデファイライ
ト)。
【0055】この2Msクロックの期間T3、T4に、
パスメモリ回路13aの各記憶番地に対し、読み出し−
修正−書き込みにより、2Ms個のパス選択フラグβ0
〜β2Ms-1 に対する読出しを順次アドレス“降順”で行
うとともに、2Ms個のパス選択フラグβ2Ms 〜β
4Ms-1 を順次アドレス“降順”(β0 〜β2Ms-1 を記憶
したアドレス昇順とは逆であることに注目)で記憶す
る。
【0056】そして、次のMsクロックの期間(T5)
に、読出−修正−書込により、パスメモリ回路13aか
らパス選択フラグβ4Ms-1 〜β3Ms がアドレス“昇順”
で読み出され、トレースバック回路15aによりトレー
スバックされる(TBa)とともに、パス選択フラグβ
4Ms 〜β5Ms-1 がアドレス“昇順”で書き込まれる。次
いで、次のMsクロックの期間(T6)に、読出−修正
−書込により、パスメモリ回路13aからパス選択フラ
グβ3Ms-1 〜β2Ms がアドレス“昇順”で読み出される
とともに、パス選択フラグβ5Ms 〜β6Ms-1 がアドレス
“昇順”で書き込まれる。
【0057】このパスメモリ回路13aから読み出され
たパス選択フラグβ3Ms-1 〜β2Msは、有効なMs個の
トレースバック出力として出力される(OUTa)とと
もに、セレクタ17を介して順次バッファ回路19に書
き込まれる。
【0058】同様に、パスメモリ回路13bにおいて
も、読出−修正−書込と、アドレスの昇順、降順の反転
が行われる。
【0059】このようにRAMのアクセスをアドレス昇
順とアドレス降順とを交互に繰り返す利用法により、従
来4個必要だったRAMを2個で実現することが可能に
なった。
【0060】図3は、パスメモリ回路13a、13bを
構成するメモリ回路周辺の入出力信号の詳細を示す回路
図である。図3において、RAM101には、入力信号
であるアドレスADDR、書込信号WE、及び双方のメ
モリデータDATAがある。DATAは、REでラッチ
されるラッチ105で受けられて、読出データReadDa
ta として出力される。また外部から入力される書込デ
ータWrite Data は、3状態のバッファ103を介し
てDATAに接続されている。書込モードまたは読出モ
ードを指定するR/Wは、書込のとき3状態のバッファ
103を有効し、読出のときに3状態のバッファ103
の出力を無効にする。
【0061】図4は、図3のメモリの読出−修正−書込
の動作のタイミングを示すタイムチャートである。アド
レスADDRとして、2Ms−1が与えられたとき、こ
のADDRの値の期間の前半で、R/Wが読出モードR
を示し、この期間の後半で、R/Wが書込モードWを示
す。R/Wが読出モードRから書込モードWに変わる直
前のタイミングでRE信号が”1”から”0”に変化
し、読出データをラッチする。これと同時にS状態バッ
ファが出力を有効とし、次いで、WEパルスが与えら
れ、メモリに書込が行われる。このような、メモリの読
出ー修正ー書込動作は、読出と書込とを同一アドレスに
対して行うので、読出と書込とをそれぞれ別のアドレス
に対して行うよりも高速に実行できる。
【0062】また本発明は実施の形態に示した回路構成
だけでなく、例えばDSPやMPUといったソフトウェ
ア操作によるビタビ復号においても、アドレスの共有
化、パスメモリの節約、アクセス量の減少による高速化
効果が確認された。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、A
CSUのパス選択結果を記録するパスメモリ手段と、こ
のパスメモリ手段の値から情報系列を推定する複数のト
レースバック手段と、備えるビタビ復号装置において、
パスメモリ手段とトレースバック手段とを互いに独立に
動作可能な複数組とし、この各組それぞれがパスメモリ
更新動作及び出力動作を同時に行うとともに、各組で位
相をずらして交互に動作することにより、パスメモリの
アドレス発生回路およびRAMが半分となるので大幅に
回路規模を削減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】トレースバックによる復号動作を示すタイミン
グ図である。
【図3】パスメモリ回路の詳細を示す回路図である。
【図4】パスメモリ回路の読出修正書込(RMW)のタ
イミング図である。
【図5】たたみ込み符号器の構成例を示す回路図であ
る。
【図6】ビタビ復号法を説明するトレリス線図である。
【図7】状態遷移の組とパスメトリックとの関係を説明
するための図である。
【図8】従来のビタビ復号装置全体の構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】従来のビタビ復号装置全体の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】生き残りパスの説明図である。
【図11】従来のトレースバック回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図12】従来のトレースバックによる復号動作を示す
タイミング図である。
【符号の説明】
1…ビタビ復号装置、3…入力端子、5…BMU、7…
正規化回路、9…ACSU、11…最尤判定回路、13
a、13b…パスメモリ回路、15a、15b…トレー
スバック回路、17…セレクタ、19…バッファ回路、
21…出力端子、23…トレースバック制御回路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 復調シンボルを入力してブランチメトリ
    ックを発生するブランチメトリック演算手段と、 前記ブランチメトリックとパスメトリックを加算する加
    算手段と、 該加算手段の出力を比較および選択する比較選択手段
    と、 該比較選択手段の選択結果を記録する複数のパスメモリ
    手段と、 該複数のパスメモリ手段の各々に対して設けられ対応す
    るパスメモリ手段の値から情報系列を推定する複数のト
    レースバック手段と、 該複数のトレースバック手段の出力を多重して所定の順
    序に並べ替えるバッファ手段と、 を備えてなるビタビ復号装置によるビタビ復号方法であ
    って、 前記パスメモリ手段と前記トレースバック手段とを互い
    に独立に動作可能な複数組とし、 この各組それぞれがパスメモリ更新動作及び出力動作を
    同時に行うとともに、各組で位相をずらして交互に動作
    することを特徴とするビタビ復号方法。
  2. 【請求項2】 復調シンボルを入力してブランチメトリ
    ックを発生するブランチメトリック演算手段と、 ブランチメトリックとパスメトリックを加算する加算手
    段と、 該加算手段の出力を比較および選択する比較選択手段
    と、 該比較選択手段の選択結果を記録する複数のパスメモリ
    手段と、 パスメトリックのうち最小パスの状態を選択する最尤判
    定手段と、 前記複数のパスメモリ手段の各々に対して設けられ前記
    最尤判定手段結果を初期値として対応するパスメモリ手
    段の値から情報系列を推定する複数のトレースバック手
    段と、 該複数のトレースバック手段の出力を多重して所定の順
    序に並べ替えるバッファ手段と、 を備えてなるビタビ復号装置によるビタビ復号方法であ
    って、 前記パスメモリ手段と前記トレースバック手段とを互い
    に独立に動作可能な複数組とし、 この各組それぞれがパスメモリ更新動作及び出力動作を
    同時に行うとともに、各組で位相をずらして交互に動作
    することを特徴とするビタビ復号方法。
  3. 【請求項3】 復調シンボルを入力してブランチメトリ
    ックを発生するブランチメトリック演算手段と、 ブランチメトリックとパスメトリックを加算する加算手
    段と、 該加算手段の出力を比較および選択する比較選択手段
    と、 該比較選択手段の選択結果を記録する複数のパスメモリ
    手段と、 パスメトリックのうち最小パスの状態を選択する最尤判
    定手段と、 該最尤判定手段の判定結果によりパスメトリックを正規
    化する正規化手段と、 前記複数のパスメモリ手段の各々に対して設けられ前記
    最尤判定手段の判定結果を初期値として対応するパスメ
    モリ手段の値から情報系列を推定する複数のトレースバ
    ック手段と、 該複数のトレースバック手段の出力を多重して所定の順
    序に並べ替えるバッファ手段と、 を備えてなるビタビ復号装置によるビタビ復号方法であ
    って、 前記パスメモリ手段と前記トレースバック手段とを互い
    に独立に動作可能な複数組とし、 この各組それぞれがパスメモリ更新動作及び出力動作を
    同時に行うとともに、各組で位相をずらして交互に動作
    することを特徴とするビタビ復号方法。
  4. 【請求項4】 前記パスメモリ手段と前記トレースバッ
    ク手段との組は2組備えられ、これらの組の動作位相
    は、 第1の組がパスメモリ更新及び読出出力のための読出修
    正書込動作を行っている間に第2の組がパスメモリ更新
    及び読み捨てのための読出修正書込動作を行う第1の位
    相と、 第2の組がパスメモリ更新及び読出出力のための読出修
    正書込動作を行っている間に第1の組がパスメモリ更新
    及び読み捨てのための読出修正書込動作を行う第2の位
    相と、 を含み、これら第1の位相及び第2の位相を交互に繰り
    返すことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
    か1項記載のビタビ復号方法。
  5. 【請求項5】 復調シンボルを入力してブランチメトリ
    ックを発生するブランチメトリック演算手段と、 前記ブランチメトリックとパスメトリックを加算する加
    算手段と、 該加算手段の出力を比較および選択する比較選択手段
    と、 該比較選択手段の選択結果を記録する複数のパスメモリ
    手段と、 該複数のパスメモリ手段の各々に対して設けられ対応す
    るパスメモリ手段の値から情報系列を推定する複数のト
    レースバック手段と、 該複数のトレースバック手段の出力を多重して所定の順
    序に並べ替えるバッファ手段と、 前記パスメモリ手段とこれに対応する前記トレースバッ
    ク手段とを互いに独立に動作可能な複数組とし、この各
    組それぞれにパスメモリ更新動作及び出力動作を同時に
    行わせるとともに、各組で位相をずらして交互に動作さ
    せる制御手段と、 を備えたことを特徴とするビタビ復号装置。
  6. 【請求項6】 復調シンボルを入力してブランチメトリ
    ックを発生するブランチメトリック演算手段と、 ブランチメトリックとパスメトリックを加算する加算手
    段と、 該加算手段の出力を比較および選択する比較選択手段
    と、 該比較選択手段の選択結果を記録する複数のパスメモリ
    手段と、 パスメトリックのうち最小パスの状態を選択する最尤判
    定手段と、 前記複数のパスメモリ手段の各々に対して設けられ前記
    最尤判定手段結果を初期値として対応するパスメモリ手
    段の値から情報系列を推定する複数のトレースバック手
    段と、 該複数のトレースバック手段の出力を多重して所定の順
    序に並べ替えるバッファ手段と、 前記パスメモリ手段とこれに対応する前記トレースバッ
    ク手段とを互いに独立に動作可能な複数組とし、この各
    組それぞれにパスメモリ更新動作及び出力動作を同時に
    行わせるとともに、各組で位相をずらして交互に動作さ
    せる制御手段と、 を備えたことを特徴とするビタビ復号装置。
  7. 【請求項7】 復調シンボルを入力してブランチメトリ
    ックを発生するブランチメトリック演算手段と、 ブランチメトリックとパスメトリックを加算する加算手
    段と、 該加算手段の出力を比較および選択する比較選択手段
    と、 該比較選択手段の選択結果を記録する複数のパスメモリ
    手段と、 パスメトリックのうち最小パスの状態を選択する最尤判
    定手段と、 該最尤判定手段の判定結果によりパスメトリックを正規
    化する正規化手段と、 前記複数のパスメモリ手段の各々に対して設けられ前記
    最尤判定手段の判定結果を初期値として対応するパスメ
    モリ手段の値から情報系列を推定する複数のトレースバ
    ック手段と、 該複数のトレースバック手段の出力を多重して所定の順
    序に並べ替えるバッファ手段と、 前記パスメモリ手段とこれに対応する前記トレースバッ
    ク手段とを互いに独立に動作可能な複数組とし、この各
    組それぞれにパスメモリ更新動作及び出力動作を同時に
    行わせるとともに、各組で位相をずらして交互に動作さ
    せる制御手段と、 を備えたことを特徴とするビタビ復号装置。
  8. 【請求項8】 前記パスメモリ手段と前記トレースバッ
    ク手段との組は2組備えられ、これらの組の動作位相
    は、 第1の組がパスメモリ更新及び読出出力のための読出修
    正書込動作を行っている間に第2の組がパスメモリ更新
    及び読み捨てのための読出修正書込動作を行う第1の位
    相と、 第2の組がパスメモリ更新及び読出出力のための読出修
    正書込動作を行っている間に第1の組がパスメモリ更新
    及び読み捨てのための読出修正書込動作を行う第2の位
    相と、 を含み、これら第1の位相及び第2の位相を交互に繰り
    返すことを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれ
    か1項記載のビタビ復号装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100306878B1 (ko) * 1998-12-30 2001-11-02 박종섭 비터비 복호 방법 및 이를 이용한 비터비 복호기
US6810095B2 (en) 1999-12-20 2004-10-26 Nec Corporation Viterbi decoder with reduced number of bits in branch metric calculation processing
CN112532554A (zh) * 2020-10-29 2021-03-19 西安空间无线电技术研究所 一种GMSK系统Viterbi解调的一步回溯方法
CN112865814A (zh) * 2021-01-05 2021-05-28 成都航天通信设备有限责任公司 一种卷积码的Viterbi译码方法及译码器

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