JPH10200255A - プリント基板からの電子部品および半田の分離装置および分離方法 - Google Patents

プリント基板からの電子部品および半田の分離装置および分離方法

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JPH10200255A
JPH10200255A JP5997A JP5997A JPH10200255A JP H10200255 A JPH10200255 A JP H10200255A JP 5997 A JP5997 A JP 5997A JP 5997 A JP5997 A JP 5997A JP H10200255 A JPH10200255 A JP H10200255A
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JP
Japan
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circuit board
printed circuit
solder
electronic component
hot air
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Application number
JP5997A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Wakukawa
朝宏 湧川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板から電子部品および半田を別々
に分離して回収できるプリント基板からの電子部品およ
び半田の分離装置および分離方法を提供することを目的
とする。 【解決手段】 プリント基板2を吸着ヘッドで真空吸着
し、分離ユニット30の上方を移動させる。ノズル34
から熱風が吹き付けられて半田8は溶融し、電子部品
5,6,7はコンベヤ上に落下する。落下しなかった電
子部品5,6,7はスキージ35で取落される。電子部
品5,6,7が落下した後、プリント基板2の下面に残
存付着する溶融半田8は吸引ケース36に吸引されて回
収され、またプリント基板2は回収ボックスにより別途
回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板から
の電子部品および半田の分離装置および分離方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】テレビ、ビデオ、パソコンなどの電気機
器にはプリント基板が内蔵されており、これらの電気機
器を廃棄するときは、プリント基板も一緒に廃棄され
る。しかしながらプリント基板に電子部品を接着する半
田は環境上の有害物であることから、電気機器を廃棄す
るときには別途回収することが望ましい。
【0003】このため従来、電気機器を廃棄するとき
は、プリント基板を電気機器から取りはずし、プリント
基板を焼却することが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらプリント
基板を焼却する方法では、半田は加熱されて溶融して他
の物質と混ざり合うため、半田だけを他の物質と分離し
て回収できないものであった。
【0005】したがって本発明は、プリント基板から電
子部品および半田を別々に分離して回収できるプリント
基板からの電子部品および半田の分離装置および分離方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のプリン
ト基板からの電子部品および半田の分離装置は、プリン
ト基板に熱風を吹き付けてプリント基板に電子部品を接
着する半田を溶融させる熱風手段と、熱風が吹き付けら
れたプリント基板の下面に沿って相対的に移動してこの
下面に接着された電子部品を取落す取落し手段と、電子
部品が取落された後の前記下面に残存付着する溶融半田
を真空吸引する真空吸引手段と、プリント基板を前記熱
風手段と前記取落し手段と前記真空吸引手段に対して相
対的に移動させる移動手段とを備えた。
【0007】また請求項2の発明のプリント基板からの
電子部品および半田の分離方法は、プリント基板に熱風
手段から熱風を吹き付けてプリント基板に電子部品を接
着する半田を溶融させる工程と、移動手段により取落し
手段をプリント基板の下面に沿って相対的に移動させて
この下面に接着された電子部品をプリント基板から取落
す工程と、真空吸引手段を前記下面に沿って相対的に移
動させることにより電子部品が取落された後の前記下面
に残存付着する溶融半田を真空吸引する工程と、を含
む。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1および2記載の発明によ
れば、電子部品をプリント基板に接着する半田を熱風で
溶融させて電子部品を基板から取落すようにしているの
で、電子部品をプリント基板から作業性よくスムーズに
分離することができる。また環境上の問題を生じる半田
を別途回収でき、更にはプリント基板から分離された電
子部品の再利用も可能となる。
【0009】以下、本発明の一実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は、本発明の一実施の形態のプリン
ト基板からの電子部品および半田の分離装置の全体側面
図、図2は同部分斜視図、図3は同部分側面図、図4は
同分離ユニットの拡大側面図である。
【0010】図1において、1はプリント基板2の予熱
手段である予熱室であって、内部にはプリント基板2を
加熱するヒータ3と、プリント基板2を搬送するチェン
コンベヤ4が設けられている。プリント基板2は、電子
部品が接着された面を下面にしてチェンコンベヤ4によ
り右方へ搬送されるが、その間に、電子部品をプリント
基板2に接着する半田は、その溶融温度(一般に、18
3°C)近くまで加熱される。
【0011】予熱室1の側部には、プリント基板2の移
動手段10が設けられている。移動手段10は、水平な
送りねじ11と、送りねじ11を回転させるモータ12
と、送りねじ11に螺着されたナット13から成ってい
る。図1および図2において、ナット13にはシャフト
14が垂設されており、シャフト14の下端部には吸着
ヘッド15が保持されている。吸着ヘッド15の内部に
は、プリント基板2を真空吸着する真空吸引系が内蔵さ
れている。図3に示すように、プリント基板2の下面に
は、多品種の電子部品5,6,7が半田8により接着さ
れている。吸着ヘッド15はプリント基板2を真空吸着
し、送りねじ11に沿ってプリント基板2の回収ボック
ス40へ搬送する。
【0012】図1において、移動手段10の下方には、
分離部20が設けられている。分離部20は、ケース2
1の内部に分離ユニット30を配設し、分離ユニット3
0の下方に複数段(本例では上下2段)のコンベヤ2
3,24を配設して構成されている。
【0013】次に、図2および図4を参照して、分離ユ
ニット30の詳細な構造を説明する。31はケースであ
り、その内部にはヒータ32とファン33が内蔵されて
いる。またケース31上には、熱風手段としてのノズル
34が設けられている。ヒータ32に加熱された空気
は、ファン33が回転することにより、熱風となってノ
ズル34から上方へ吹き出され、プリント基板2の下面
に吹き付けられる。
【0014】ノズル34の後方には、取落し手段として
のスキージ35が設けられている。またケース31の後
部には、プリント基板2に付着する溶融半田を真空吸引
する真空吸引手段である吸引ケース36が設けられてい
る。吸引ケース36は、チューブ37を通して真空吸引
ユニット38および半田の回収ボックス39(図1)に
接続されている。
【0015】図2において、上段のコンベヤ23には開
口部25が開口されている。コンベヤ23,24はそれ
ぞれプーリ26,27に調帯されており、モータ(図示
せず)に駆動されて回動する。図1および図3におい
て、コンベヤ23,24の下流側には電子部品の回収ボ
ックス28,29が設置されている。
【0016】このプリント基板からの電子部品および半
田の分離装置は上記のように構成されており、次に全体
の動作を説明する。図1において、プリント基板2は予
熱室1の内部をコンベヤ4により右方へ搬送され、半田
8の溶融温度近くまで加熱される。
【0017】予熱室1から搬出されたプリント基板2
は、吸着ヘッド15に真空吸着してピックアップされ、
モータ12が駆動して送りねじ11が回転することによ
り、ケース21の上方へ搬送される。このとき、ノズル
34から高温の熱風が吹き出しており、熱風はプリント
基板2の下面に吹き付けられて半田8は完全に溶融し、
その結果電子部品5,6,7は自重によりコンベヤ23
上に落下する。また落下しなかった電子部品5,6,7
は、次にスキージ35の上端部に当り、スキージ35に
より強制的にプリント基板2から取落される。コンベヤ
23上に落下した電子部品のうち、開口部25よりも大
形のものは、そのままコンベヤ23に搬送されて回収ボ
ックス28に回収される(図3の矢印a)。また開口部
5よりも小形の電子部品は、開口部25から下段のコン
ベヤ24上に落下し、コンベヤ24に搬送されて回収ボ
ックス29に落下する(図3の矢印b)。
【0018】図4において、プリント基板2は更に右方
へ搬送され、電子部品7が落下した後にプリント基板2
の下面に残存付着する溶融半田8は吸引ケース36内に
真空吸引されて回収ボックス39に回収される。そして
すべての電子部品と半田が分離されたプリント基板2
は、回収ボックス40の上方へ搬送され、そこで吸着ヘ
ッド15が真空吸着状態を解除することにより、回収ボ
ックス40内に落下して回収される。以上のように本装
置によれば、プリント基板2と電子部品5,6,7と半
田8を別々に回収することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は、電子部品をプリント基板に接
着する半田を熱風で溶融させて電子部品を基板から取り
外すようにしているので、電子部品をプリント基板から
作業性よく分離することができる。また環境上の問題を
生じる半田を別途回収でき、更にはプリント基板から分
離された電子部品の再利用も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のプリント基板からの電
子部品および半田の分離装置の全体側面図
【図2】本発明の一実施の形態のプリント基板からの電
子部品および半田の分離装置の部分斜視図
【図3】本発明の一実施の形態のプリント基板からの電
子部品および半田の分離装置の部分側面図
【図4】本発明の一実施の形態のプリント基板からの電
子部品および半田の分離装置の分離ユニットの拡大側面
【符号の説明】
2 プリント基板 5,6,7 電子部品 8 半田 10 移動手段 20 分離部 30 分離ユニット 32 ヒータ 33 ファン 34 ノズル 35 スキージ 36 吸引ケース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板に熱風を吹き付けてプリント
    基板に電子部品を接着する半田を溶融させる熱風手段
    と、熱風が吹き付けられたプリント基板の下面に沿って
    相対的に移動してこの下面に接着された電子部品を取落
    す取落し手段と、電子部品が取落された後の前記下面に
    残存付着する溶融半田を真空吸引する真空吸引手段と、
    プリント基板を前記熱風手段と前記取落し手段と前記真
    空吸引手段に対して相対的に移動させる移動手段とを備
    えたことを特徴とするプリント基板からの電子部品およ
    び半田の分離装置。
  2. 【請求項2】プリント基板に熱風手段から熱風を吹き付
    けてプリント基板に電子部品を接着する半田を溶融させ
    る工程と、移動手段により取落し手段をプリント基板の
    下面に沿って相対的に移動させてこの下面に接着された
    電子部品をプリント基板から取落す工程と、真空吸引手
    段を前記下面に沿って相対的に移動させることにより電
    子部品が取落された後の前記下面に残存付着する溶融半
    田を真空吸引する工程と、を含むことを特徴とするプリ
    ント基板からの電子部品および半田の分離方法。
JP5997A 1997-01-06 1997-01-06 プリント基板からの電子部品および半田の分離装置および分離方法 Pending JPH10200255A (ja)

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