JPH10200077A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH10200077A
JPH10200077A JP9001544A JP154497A JPH10200077A JP H10200077 A JPH10200077 A JP H10200077A JP 9001544 A JP9001544 A JP 9001544A JP 154497 A JP154497 A JP 154497A JP H10200077 A JPH10200077 A JP H10200077A
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JP
Japan
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semiconductor
well region
memory
layer
region
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JP9001544A
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Shigeki Teramoto
茂樹 寺本
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造プロセス中におけるダメージを回避する
ことにより、歩留まり好く製造ができ、信頼性の高い半
導体装置及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板1上に複数の半導体メモリ1
0が形成され、複数の半導体メモリ10の制御電極9が
共通に接続され、この半導体メモリ10の共通に接続さ
れた制御電極9が、半導体基板1内に設けられた保護ダ
イオードPDに接続がなされた半導体装置30を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば不揮発性の
半導体記憶素子等に用いて好適な半導体装置及びその製
造方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】半導体装置を製造する際には、製造工程
中のダメージ、いわゆるPID(Process Induced Dama
ge)による不良が、歩留まりや信頼性に影響する大きな
ファクターとなっており、それを回避することが重要な
問題となっている。
【0003】しかしながら、例えばイオン注入や、プラ
ズマエッチング、CVDや逆スパッタリング工程等の電
気的物理的ダメージを引き起こす工程が含まれるため、
PIDを完全に回避することはほとんど不可能であっ
た。
【0004】図8に半導体記憶素子の一例の断面図を示
す。この構造はNOR型のフラッシュメモリ等でよく用
いられている構造である。この半導体記憶素子50は、
例えばn型のシリコンからなる半導体基板51内にp型
の拡散層として、メモリ素子形成用のp型半導体ウエル
領域(以下、メモリp型半導体ウエル領域という)53
及び周辺トランジスタ形成用のp型半導体ウエル領域
(以下、周辺p型半導体ウエル領域という)54が形成
され、周辺p型半導体ウエル領域54内には、さらにn
型の拡散層として、周辺トランジスタ形成用のn型半導
体ウエル領域(以下、周辺n型半導体ウエル領域とい
う)55が形成されている。
【0005】メモリp型半導体ウエル領域53は、複数
のメモリセル70から成るメモリ部71を構成し、周辺
p型半導体ウエル領域54及び周辺n型半導体ウエル領
域55は、メモリ部71の周辺に配された周辺トランジ
スタ部72を構成する。半導体基板51の表面には、そ
の一部に各半導体素子を分離する素子分離層52が形成
され、メモリ部71の各メモリセル70間、メモリ部7
1と周辺トランジスタ部72との間等を素子分離してい
る。
【0006】各メモリセル70は、素子分離層52によ
り分離された領域の半導体基板51表面に、メモリゲー
ト絶縁膜56を介して、フローティングゲート57が形
成され、このフローティングゲート57を覆うゲート間
絶縁層58を介して、これの上に複数のメモリセル70
に共通の、いわゆるワード線となるコントロールゲート
59が形成されて成る。尚、図示しないが、各メモリセ
ル70のn型のソース領域及びドレイン領域は、紙面に
直行する方向において、フローティングゲート57及び
コントロールゲート59を挟んでメモリp型半導体ウエ
ル領域53内に形成される。
【0007】周辺トランジスタ部72では、素子分離層
52により分離された領域において、半導体基板51上
に、ゲート絶縁膜を介して周辺トランジスタのゲート電
極60が形成され、周辺n型半導体ウエル領域55内に
ゲート電極60を挟んで周辺トランジスタのソース領域
やドレイン領域等となるp型の拡散層61が形成され
る。
【0008】メモリ部71のコントロールゲート59、
及び周辺トランジスタ部のゲート電極60上には層間絶
縁層63が形成されている。この層間絶縁層63の上
に、例えば第1層Alによる第1の配線層65が形成さ
れる。第1の配線層65は、層間絶縁層63に埋め込ま
れた第1のプラグコンタクト層64により、メモリ部7
1のコントロールゲート59と接続され、同じく層間絶
縁層63に埋め込まれた周辺トランジスタのプラグコン
タクト層62により、周辺トランジスタ部72の拡散層
61と接続される。
【0009】第1の配線層65上には、これを覆って層
間絶縁層66が形成され、これの上に例えば第2層Al
による第2の配線層68が形成される。第2の配線層6
8は、層間絶縁層66に埋め込まれた第2のプラグコン
タクト層67により、第1の配線層65と接続される。
【0010】この半導体記憶素子50の構造において
は、第1の配線層65がワード線(コントロールゲー
ト)59の抵抗を下げるための裏打ちとしても用いられ
ていて、一旦第2の配線層68にまで引き上げた後、第
1の配線層65に落とし、最終的にはデコーダーの最終
段トランジスタの出力の拡散層61に繋がっている。こ
のように、一旦第2の配線層68にまで引き上げる理由
は、デコーダーとなる周辺トランジスタの数を減らす為
に、複数のワード線59を1本にまとめてから周辺トラ
ンジスタに接続する必要があるからである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の構造をとった場
合には、コントロールゲート59のパターン加工が終了
したときに、ワード線59が接地されてない状態、いわ
ゆるフローティング状態にあるため、この後の工程でチ
ャージアップによるダメージを受ける可能性がある。例
えば第1の配線層65を加工した時点では、裏打ちに使
われている第1の配線層65はワード線(コントロール
ゲート)59に接続されているのみで、周辺トランジス
タ部72の拡散層61には接続されておらず、フローテ
ィング状態にある。従って、第1の配線層65の加工の
際のオーバーエッチングや、それ以降の第2の配線層6
8が形成されるまでの工程におけるプラズマダメージ
は、全て第1の配線層65を通じてワード線(コントロ
ールゲート)59に伝達され、最終的にはワード線59
にぶら下がっているメモリセル70がダメージを受け、
メモリの歩留まり、信頼性に大きく影響してしまう。
尚、第2の配線層68が形成されると、この第2の配線
層68を通してデコーダーの最終段の周辺トランジスタ
部72の拡散層61に接続されるので、第1の配線層6
5のフローティング状態は解消される。
【0012】上述した問題の解決のために、本発明にお
いては、製造プロセス中におけるチャージアップによる
ダメージを回避することにより、歩留まり好く製造がで
き、信頼性の高い半導体装置及びその製造方法を提供す
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体基板上に複数の半導体メモリが形成され、これら
複数の半導体メモリに共通に接続された制御電極が、半
導体基板内に設けられた保護ダイオードに接続がなされ
て成る構成である。
【0014】上述の本発明の構成によれば、複数の半導
体メモリに共通に接続された制御電極が、半導体基板内
に設けられた保護ダイオードに接続されて成ることによ
り、この共通の制御電極を形成する際のプラズマダメー
ジを制御電極から保護ダイオードに逃がすことができる
ので、プラズマダメージによる半導体メモリの劣化を回
避することができる。
【0015】本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
基板上に半導体メモリを形成すべき第1の半導体ウエル
領域と、周辺トランジスタを形成すべき第2の半導体ウ
エル領域を形成する工程と、第2の半導体ウエル領域に
保護ダイオードを形成する工程と、第1の半導体ウエル
領域上に絶縁膜を介して一部保護ダイオードに接続され
るように半導体メモリの制御電極を形成する工程を有す
る。
【0016】上述の本発明製法によれば、半導体メモリ
の制御電極を、第1の半導体ウエル領域上に絶縁膜を介
して一部保護ダイオードに接続されるように形成するこ
とにより、この制御電極のパターン加工工程やその後の
工程において生じたプラズマダメージを、保護ダイオー
ドに逃がして半導体装置の製造を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、半導体基板上に複数の
半導体メモリが形成され、複数の半導体メモリの制御電
極が共通に接続された半導体装置において、半導体メモ
リの共通に接続された制御電極が、半導体基板内に設け
られた保護ダイオードに接続がなされて成る半導体装置
である。
【0018】また本発明は、上記半導体装置において、
複数の半導体メモリに共通に接続された制御電極をワー
ド線として構成し、複数の半導体メモリにより半導体記
憶素子を構成する。
【0019】また本発明は、半導体基板上に半導体メモ
リを形成すべき第1の半導体ウエル領域と、周辺トラン
ジスタを形成すべき第2の半導体ウエル領域を形成する
工程と、第2の半導体ウエル領域に保護ダイオードを形
成する工程と、第1の半導体ウエル領域上に絶縁膜を介
して一部保護ダイオードに接続されるように半導体メモ
リの制御電極を形成する工程を有する半導体装置の製造
方法である。
【0020】以下、図面を参照して本発明の半導体装置
の実施例を説明する。図1は、本発明を前述と同様のN
OR型のフラッシュメモリからなる半導体記憶素子に適
用した場合の断面構造を示す。また図2に一部の平面図
を示す。この半導体記憶素子30は、例えばn型のシリ
コンからなる半導体基板1内にp型の拡散層として、メ
モリ形成用のp型半導体ウエル領域(以下、メモリp型
半導体ウエル領域という)3及び周辺トランジスタ形成
用のp型半導体ウエル領域(以下、周辺p型半導体ウエ
ル領域という)4が形成され、周辺p型半導体ウエル領
域4内には、さらにn型の拡散層として、周辺トランジ
スタ形成用のn型半導体ウエル領域(以下、n型半導体
ウエル領域という)5が形成されている。
【0021】メモリp型半導体ウエル領域3は、複数の
メモリセル20から成るメモリ部21を構成し、周辺p
型半導体ウエル領域4及び周辺n型半導体ウエル領域5
は、メモリ部21の周辺に配された周辺トランジスタ部
22を構成する。半導体基板1の表面には、その一部に
各半導体素子を分離する素子分離層2が形成され、メモ
リ部21の各メモリセル20間、メモリ部21と周辺ト
ランジスタ部22との間等を素子分離している。
【0022】各メモリセル20は、素子分離層2により
分離された領域の半導体基板1表面に、メモリゲート絶
縁膜6を介して、フローティングゲート7が形成され、
このフローティングゲート7を覆うゲート間絶縁層8を
介して、これの上に複数のメモリセル20に共通の、い
わゆるワード線となるコントロールゲート9が形成され
て成る。尚、図2に示すように、各メモリセル20のn
型のソース領域及びドレイン領域は、即ち図1の紙面に
直行する方向において、フローティングゲート7及びコ
ントロールゲート9を挟んでメモリp型半導体ウエル領
域3内に形成される。
【0023】周辺トランジスタ部22では、素子分離層
2により分離された領域において、半導体基板1上に、
ゲート絶縁膜を介して周辺トランジスタのゲート電極1
0が形成され、その周辺n型半導体ウエル領域5内にゲ
ート電極10を挟んで周辺トランジスタのソース領域や
ドレイン領域となるp型の拡散層11が形成される。
【0024】メモリ部21のコントロールゲート9、及
び周辺トランジスタ部のゲート電極10上には層間絶縁
層13が形成されている。この層間絶縁層13の上に、
例えば第1層Alによる第1の配線層15が形成され
る。第1の配線層15は、層間絶縁層13に埋め込まれ
た第1のプラグコンタクト層14により、メモリ部21
のコントロールゲート9と接続され、同じく層間絶縁層
13に埋め込まれた周辺トランジスタのプラグコンタク
ト層12により、周辺トランジスタ部22の拡散層11
と接続される。
【0025】第1の配線層15上には、これを覆って層
間絶縁層16が形成され、これの上に例えば第2層Al
による第2の配線層18が形成される。第2の配線層1
8は、層間絶縁層16に埋め込まれた第2のプラグコン
タクト層17により、第1の配線層15と接続される。
【0026】そして、本例では特に、メモリ部21の周
辺に保護ダイオード領域23を設け、その保護ダイオー
ド領域23に形成された保護ダイオードPDに、複数の
メモリセル20共通のコントロールゲート9が接続され
る。即ち、この保護ダイオードPDは、素子分離層2に
より素子分離されたn型半導体ウエル領域5内にp型拡
散層19を形成して構成され、この拡散層19にワード
線となるメモリ部21の複数のメモリセル20に共通の
コントロールゲート9が延長して接続される。
【0027】図2の平面図に示すように、ワード線9
は、コンタクト部24を介して保護ダイオードPDの拡
散層19に接続される。また、例えばLOCOS(局所
的シリコン酸化)による酸化膜等により形成された素子
分離層2によって分離された領域がいわゆるアクティブ
領域となるが、ワード線9下のアクティブ領域がチャネ
ル領域26となる。そして、ワード線9下のチャネル領
域26を挟んだ両側には、ワード線9に平行に複数のメ
モリセルに共通のソース領域27及びワード線9に垂直
な方向に隣接するメモリセルに共通のドレイン領域28
が形成される。このドレイン領域28は、ドレインコン
タクト部29により、図示しないが、ワード線9と第1
の配線層15の間に形成されてワード線9に交差する方
向に延長される半導体記憶素子30のビット線に接続し
ている。
【0028】この保護ダイオード領域23の周辺p型半
導体ウエル領域4及び周辺n型半導体ウエル領域5のそ
れぞれの電位は、周辺トランジスタ部22の周辺p型半
導体ウエル領域4及び周辺n型半導体ウエル領域5のそ
れぞれの電位と同じである。
【0029】ここで、周辺n型半導体ウエル領域5とp
型の拡散層19から成る保護ダイオードPDのpn接合
は、ワード線(コントロールゲート)9に印加される高
電圧で破壊しないように、高耐圧の構造となる必要があ
る。
【0030】このような高耐圧の接合の例としては、例
えば次の2つの例が挙げられる。まず、図3に示すよう
に、例えば素子分離層2下に設けたn型のチャネルスト
ップ領域31と、p型の高不純物濃度拡散層32との間
に、p型の低不純物濃度拡散層33の領域を設ける構造
である。この場合、n型のチャネルストップ領域31
は、素子分離層2をLOCOSにより厚く形成する前
に、酸化のマスクとして用いる窒化膜をマスクとして半
導体基板内にイオン注入することにより形成される。
【0031】また、図4に示すように、図3の構造か
ら、さらにn型のチャネルストップ領域31とp型の低
不純物濃度拡散層33との間にオフセット34を設ける
構造を採ることができる。この場合には、上述の酸化の
マスクの窒化膜より広く形成したレジストパターン等を
マスクとしてイオン注入することにより形成することが
できる。
【0032】本例によれば、保護ダイオードPDを設け
ることにより、コントロールゲート9の加工時や、第1
の配線層15の加工のオーバーエッチング、その他それ
以降第2の配線層18が形成されるまでの工程のプラズ
マダメージは、全て保護ダイオードPDを通じて開放さ
れるので、最終的にはワード線9にぶら下がっているメ
モリセル10がダメージを受けることがなく、メモリの
歩留まりや信頼性を向上させることができる。
【0033】上述の本実施例の半導体記憶素子30は、
例えば次のように製造する。まず、図5Aに示すよう
に、例えばn型のシリコンからなる半導体基板1に素子
分離層2を形成した後、半導体基板1内にメモリp型半
導体ウエル領域3を形成しメモリ部21を形成する。ま
た、素子分離層2に分離された半導体基板1表面にメモ
リゲート絶縁膜6及び周辺ゲート絶縁膜41をそれぞれ
形成する。
【0034】次に、図5Bに示すように、表面を覆って
不純物のP(燐)をドープしたポリシリコン層42を堆
積し、これをパターニングしてメモリゲート絶縁膜6上
にフローティングゲート7を形成した後、さらに表面を
覆って例えばSiO2 /SiN/SiO2 の積層膜から
成るゲート間絶縁層8を形成する。
【0035】さらに、図6Cに示すように、周辺トラン
ジスタが形成される領域のゲート間絶縁層8及びポリシ
リコン層42を除去した後、半導体基板1内に周辺p型
半導体ウエル領域4、周辺n型半導体ウエル領域5を順
次形成する。これにより保護ダイオード領域23及び周
辺トランジスタ部22が形成される。
【0036】次に、図6Dに示すように、レジスト43
によるパターニングを行って保護ダイオード領域23の
周辺n型半導体ウエル領域5にp型の拡散層19を形成
して保護ダイオードPDを形成した後、保護ダイオード
領域23のゲート間絶縁層8及びゲート絶縁膜41を除
去する。
【0037】そして、図7に示すように、例えばWSi
/ポリの積層膜を堆積形成した後に、これをパターン加
工することにより、その一端が保護ダイオードPDの拡
散層19に接続するコントロールゲート9と周辺トラン
ジスタのゲート電極10を形成する。
【0038】この後は、周辺トランジスタ部22に拡散
層11を形成した後、さらに層間絶縁層13,16を介
して第1の配線層15及び第2の配線層18を形成する
と共に、各配線を接続する第1のプラグコンタクト層1
4,周辺トランジスタのプラグコンタクト層12及び第
2のプラグコンタクト層17をそれぞれ形成して、図1
の構造の半導体記憶素子30を得る。
【0039】このようにして半導体記憶素子30を製造
することにより、コントロールゲート9のパターン加工
時や、第1の配線層15の加工のオーバーエッチング、
その他それ以降の第2の配線層18が形成されるまでの
工程において、プラズマダメージが生じても、これらが
コントロールゲート9を通じて、全て保護ダイオードP
Dを通じて開放されるので、最終的にはワード線9にぶ
ら下がっているメモリセル10がダメージを受けること
がなく半導体記憶素子30を製造することができる。こ
れにより、歩留まりを向上させ、信頼性の高い半導体記
憶素子を製造することができる。また、プラズマダメー
ジの影響を考慮しないでも、加工条件の設定を行うこと
ができるため、より加工精度のよい加工条件を選定する
ことができる。
【0040】この例においては、不揮発型の半導体記憶
素子に本発明の半導体装置を適用したが、その他の構
成、例えばその他の半導体記憶素子や、複数の半導体素
子のゲート電極を共通に繋いだ構成等の半導体装置につ
いても、同様に本発明を適用して目的の半導体装置を得
ることができる。
【0041】本発明の半導体装置及びその製造方法は、
上述の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲でその他様々な構成が取り得る。
【0042】
【発明の効果】上述の本発明による半導体装置によれ
ば、例えば保護ダイオード領域等の拡散層が半導体基板
内に形成され、この拡散層上に複数の半導体素子に共通
に接続された配線が延長されて拡散層に電気的に接続さ
れて成ることにより、配線形成工程や、その工程以降の
工程におけるダメージを配線から拡散層に回避すること
ができ、これによりメモリ等の半導体素子の劣化を防止
することができる。従って、半導体装置の歩留まりや信
頼性が向上する。
【0043】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、半導体基板上に複数の半導体素子を形成し、この
半導体素子に共通の配線を半導体基板表面に予め設けた
拡散層に接続して形成することにより、共通の配線を形
成する工程及びその後の工程において、生じたプラズマ
ダメージを拡散層に逃がして、プラズマダメージにより
半導体素子を劣化させることなく半導体装置を製造する
ことができる。
【0044】従って本発明製法により、プラズマダメー
ジの影響を考慮しないでも、加工等の製造条件の設定を
行うことができるため、より加工精度のよい条件を選定
して目的の半導体装置の製造を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の実施例の概略構成図(断
面図)である。
【図2】図1の半導体装置の一部の平面図である。
【図3】図1の半導体装置の保護ダイオード領域の構造
の他の例の断面図である。
【図4】図1の半導体装置の保護ダイオード領域の構造
のさらに他の例の断面図である。
【図5】A、B 図1の半導体装置の製造工程の工程図
である。
【図6】C、D 図1の半導体装置の製造工程の工程図
である。
【図7】図1の半導体装置の製造工程の工程図である。
【図8】従来の半導体記憶素子の概略構成図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、2 素子分離層、3 メモリp型半導
体ウエル領域、4 周辺p型半導体ウエル領域、5 周
辺n型半導体ウエル領域、6 メモリゲート絶縁膜、7
フローティングゲート(ビット線)、8 ゲート間絶
縁層、9 コントロールゲート(ワード線)、10 周
辺トランジスタのゲート電極、11 周辺トランジスタ
の拡散層、12 周辺トランジスタのプラグコンタクト
層、13,16 層間絶縁層、14 第1のプラグコン
タクト層、15 第1の配線層、17 第2のプラグコ
ンタクト層、18 第2の配線層、19 拡散層、20
メモリセル、21 メモリ部、22 周辺トランジス
タ部、23 保護ダイオード領域、24 保護ダイオー
ドコンタクト部、26 チャネル領域、27 ソース領
域、28 ドレイン領域、29 ドレインコンタクト
部、30 半導体記憶素子、31 チャネルストップ領
域、32 高不純物濃度拡散層、33 低不純物濃度拡
散層、34 オフセット、41 周辺ゲート絶縁膜、4
2 ポリシリコン層、43 レジスト、50 半導体記
憶素子、51 半導体基板、52 素子分離層、53
メモリp型半導体ウエル領域、54 周辺p型半導体ウ
エル領域、55 周辺n型半導体ウエル領域、56 メ
モリゲート絶縁膜、57 フローティングゲート、58
ゲート間絶縁層、59 コントロールゲート(ワード
線)、60 周辺トランジスタのゲート電極、61 周
辺トランジスタの拡散層、62 周辺トランジスタのプ
ラグコンタクト層、63,66 層間絶縁層、64第1
のプラグコンタクト層、65 第1の配線層、67 第
2のプラグコンタクト層、68 第2の配線層、70
メモリセル、71 メモリ部、72 周辺トランジスタ
部、PD 保護ダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に複数の半導体メモリが形
    成され、該複数の半導体メモリの制御電極が共通に接続
    された半導体装置において、 上記半導体メモリの共通に接続された制御電極が、上記
    半導体基板内に設けられた保護ダイオードに接続がなさ
    れて成ることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記複数の半導体メモリに共通に接続さ
    れた制御電極をワード線として構成し、上記複数の半導
    体メモリにより半導体記憶素子を構成したことを特徴と
    する請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に半導体メモリを形成すべ
    き第1の半導体ウエル領域と、 周辺トランジスタを形成すべき第2の半導体ウエル領域
    を形成する工程と、 上記第2の半導体ウエル領域に保護ダイオードを形成す
    る工程と、 上記第1の半導体ウエル領域上に絶縁膜を介して一部上
    記保護ダイオードに接続されるように半導体メモリの制
    御電極を形成する工程を有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
JP9001544A 1997-01-08 1997-01-08 半導体装置及びその製造方法 Pending JPH10200077A (ja)

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