JPH10199609A - 防水コネクタ装置 - Google Patents

防水コネクタ装置

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Publication number
JPH10199609A
JPH10199609A JP9005704A JP570497A JPH10199609A JP H10199609 A JPH10199609 A JP H10199609A JP 9005704 A JP9005704 A JP 9005704A JP 570497 A JP570497 A JP 570497A JP H10199609 A JPH10199609 A JP H10199609A
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JP
Japan
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waterproof
case
connector
grip
cap
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Withdrawn
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JP9005704A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kuroda
宏之 黒田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタを防水構造とするためにかぶせたケ
ースの外周を把持回転した際に、内部のコネクタに回転
トルクが加わるのを防ぐ 【解決手段】 防水キャップ17はケース5に対して冠
着されるが、その際、スリット38がケース5上のピン
24に係合することにより、ケース5に対して回動する
ことを制限される。また、グリップ19は、ケース5に
緩篏させた後、フタ15をケース5に取り付け、ケース
5の段部23とフタ15の鍔面34に挟まれることで、
ケース5に対し回動自在に取り付けられており、防水キ
ャップ17のネジ28のグリップ19のネジ35への螺
合固定は、このグリップ19を回すことで行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防水コネクタ装置、
更に詳しくは防水ケース及び防水キャップの取り付け構
造部分に特徴のある防水コネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】薬品に浸漬する医療用の機器は、防水が
必要でかつ耐薬品性も要求されるため、図7に示すよう
に、非防水型あるいは防水型でも耐薬品性の外装を持た
ない市販のコネクタ101を使用する場合、その市販の
コネクタ101のシェル102は、耐薬品性の材料で出
来た防水ケース103に収納され、防水ケース103に
放射状に設けられた固定手段104によって固定されて
いる。
【0003】市販のコネクタ101の防水性は、ケーブ
ル被覆105と防水ケース103との間にパッキン10
6を設け、図示しない制御器本体のコネクタ受けに差し
込まれるプラグ107側には、防水ケース103外周と
密着するパッキンを有する防水キャップ108をかぶせ
ることにより確保されている。この際、防水キャップ1
08は、防水ケース103に設けられたネジ等の固定手
段109に対して、回転しながら接続される。
【0004】制御器本体のコネクタ受けに対するコネク
タ101の接続は、コネクタ受けにプラグ107を差し
込んだ後、コネクタ101にあるネジリング110を回
し、コネクタ受けのネジに対し螺合させることで行われ
ている。
【0005】市販のコネクタは、前記のとおり、プラグ
部、シェル部、ネジリングの3部組で構成され、プラグ
部にはケーブルが接続される接点が、シェル部には前記
プラグ部とのネジ型接続手段と、このネジ型接続手段上
に放射状に設けられた固定手段と、ケーブルの固定手段
が、それぞれ設けられており、ネジリングは、前記プラ
グ部とシェル部の接続後に、前記プラグ部とシェル部に
よって回動自在に挟まれるように配置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防水ケースの外径は、市販のコネクタを収納するもので
あるから、市販のコネクタのシェルの外径よりも、大き
なものとなってしまうのみならず、防水キャップの取付
部を有することから、市販のコネクタのネジリングの外
径よりも大きい外径を有するものとなってしまう。
【0007】従って、制御器本体のコネクタ受けからコ
ネクタを取り外す際等に、本来まわすべきネジリングを
まわさずに、誤って防水ケースを回転させてしまう恐れ
がある。
【0008】また、制御器本体にプラグ部が差し込まれ
た状態で、防水ケースを把持回転させると、防水ケース
と市販のコネクタのシェルの間及び、市販のコネクタの
プラグ部の間に回転トルクが付与されることとなる。
【0009】この場合、防水ケースと市販のコネクタの
シェル間の固定手段に緩みを生じた場合は、市販のコネ
クタのシェルにおけるケーブル固定部と、防水ケースで
の防水パッキンによるケーブル固定部との間で、ケーブ
ルのねじれが生じ、ケーブルの破断につながる恐れがあ
るし、前記防水ケースと市販のコネクタのシェル間の固
定手段が強固で緩まなかった場合には、市販のコネクタ
のプラグ部とシェル部の間の固定手段に緩みが生じ、ケ
ーブルのプラグ部の接点に接続された部分とシェルの固
定された部分との間で、ケーブルのねじれが生じ、ケー
ブルの破断につながる恐れがある。
【0010】そこで、防水ケースの外径の部分が自由に
回転することにより、防水ケースの外径の部分を保持し
ても内部に回転トルクが加わらないような構造が考えら
れるが、防水キャップをねじ込み式に取り付ける場合に
は、市販のコネクタ及びケーブルが回転しないように保
持できる部分が無くなるため、防水キャップ取付時のケ
ーブルのねじれが懸念される。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、コネクタを防水構造とするためにかぶせたケー
スの外周を把持回転した際に、内部のコネクタに回転ト
ルクが加わるのを防ぐことのできる防水コネクタ装置を
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の防水コネクタ装
置は、非防水あるいは防水されてはいるが耐薬品性を持
たないコネクタに被せ、前記コネクタのシェルを収納固
定し、前記コネクタに接続されたケーブルが挿通する穴
部にパッキンを有する防水ケースを有し、前記コネクタ
のコネクタ受けに接続される接点ピン側の開口に、前記
防水ケースに密着するパッキンを有する防水キャップを
冠着することによって、前記コネクターの防水を確保す
る防水コネクタ装置において、前記防水ケース外周部に
は、前記防水ケースに対して回動自在に取り付けられた
保持外装部が配設され、前記保持外装部には、前記防水
キャップの接続手段が設けられ構成される。
【0013】本発明の防水コネクタ装置では、前記防水
ケース外周部に前記防水ケースに対して回動自在に取り
付けられた保持外装部を配設し、前記保持外装部に前記
防水キャップの接続手段を設けることで、コネクタを防
水構造とするためにかぶせたケースの外周を把持回転し
た際に、内部のコネクタに回転トルクが加わるのを防ぐ
ことを可能とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。
【0015】図1及び図2は本発明の第1の実施の形態
に係わり、図1は防水コネクタ装置の構成を示す構成
図、図2は図1の防水コネクタ装置の制御器本体への取
り付けを説明する外観図である。
【0016】(構成)図1に示すように、複数の信号線
1を有する信号ケーブル2の端部に前記信号線1を接続
した市販のコネクタ3を内包する防水コネクタ装置4の
ケース5は、コネクタ3のシェル6を収納する第1の内
部空間7と、この第1の内部空間7に対して放射状に設
けられコネクタ3のシェル6を固定する固定手段8と、
コネクタ3に接続され組み付けられた信号ケーブル2が
挿通できる内径の貫通穴9を有するシリコンゴム等の弾
性体で生成された円筒状のパッキン10と、このパッキ
ン10を前後より挟む硬質のワッシャ11、12を収納
し前記第1の内部空間7と同軸に連続して設けられては
いるが前記ワッシャ11を係止するための段部13が設
けられた第2の内部空間14と、前記第1の内部空間7
及び第2の内部空間14と同軸に連続して設けられたフ
タ15を螺合するためのネジ部16と、後述する防水キ
ャップ17が緩篏しパッキンリング18が密着すると共
に後述するグリップ19も緩篏するコネクタ3のネジリ
ング20より大きい寸法の第1の外周部21と、前記第
1の外周部21より小径の第2の外周部22と、前記第
1の外周部21と第2の外周部22の外径差により形成
された段部23と、前記第1の外周部21上に設けられ
たピン24とを有している。
【0017】また、グリップ19は、前記ケース5の第
1の外径部21に緩篏する第1の貫通穴25と、前記ケ
ース5の第2の外径部22に緩篏する第2の貫通穴26
と、前記ケース5の段部23に当接する前記第1の貫通
穴25と第2の貫通穴26により形成された段差27
と、防水キャップ17を取り付けるためのネジ28と、
コネクタ着脱操作の際に把持部となる外面29とを有し
ている。
【0018】尚、このグリップ19の第2の貫通穴26
の軸方向の長さは、前記ケース5の第2の外周部22の
軸方向の長さより短く、ケース5上のピン24は、前記
グリップ19の防水キャップ17側の端部30と前記ケ
ース5の第1の外周部21のパッキンリング18の密着
部との間に設けられている。
【0019】また、フタ15には、前記信号ケーブル2
が挿通できる内径の貫通穴31と、前記ケース5のネジ
部16に螺合するネジ32と、ワッシャ12を介してパ
ッキン10を押圧するための押圧面33と、前記ケース
5の第2の外周部22の径より大きい外径の鍔面34と
が設けられている。
【0020】防水キャップ17には、前記グリップ19
のネジ28に対し螺合されるネジ35と、前記ケース5
の第1の外周部21に緩篏する内面36に設けられた溝
37と、この溝37に収納されるパッキンリング18
と、前記溝37に対して干渉しない深さのスリット38
とが設けられている。
【0021】そして、防水コネクタ装置4は、図2に示
すように、防水キャップ17をはずした状態で、制御器
本体39のコネクタ受け40に差し込まれることになる
が、そのため、防水コネクタ装置4は、信号ケーブル2
の信号線1を接続した接点41を有するプラグ部42
と、前記コネクタ受け40のネジ部40aに螺合する前
記ネジリング20と、前記プラグ部42とのネジ型接続
手段43を持つシェル6を有する(図1参照)。
【0022】また、図1に示すように、前記シェル6に
は、前記ネジ型接続手段43に対して放射状に設けられ
た固定手段44及び信号ケーブル2の固定手段45が設
けられている。また、前記ネジリング20は、前記プラ
グ部42と前記シェル6とによって回動自在に挟まれて
いる。
【0023】なお、コネクタ3以外の前出の全ての部品
は、耐薬品腐食性を具備した材質あるいは表面処理を施
したもので構成されている。
【0024】(作用)市販のコネクタ3のシェル6は、
ケース5の第1の内部空間7に収納され、固定手段8に
よって取り付けられる。
【0025】そして、フタ15をケース5のネジ部16
に螺合させると、フタ15の押圧面33がパッキン10
を軸方向に押しつぶし、パッキン10の貫通穴9が信号
ケーブル2の被覆に、パッキン10の外周面がケース5
の第2の内部空間14の内面にそれぞれ密着することに
より、ケーブル側での防水が確保される。
【0026】また、コネクタ3のプラグ部42側では、
防水キャップ17をコネクタ3を収納固定したケース5
に対して冠着させた際に、防水キャップ17の溝37に
装着されたパッキンリング18がケース5の第1の外周
部21に密着することにより防水が確保される。
【0027】この2系統の防水構造により、ケース5内
の市販のコネクタ3の防水が確保される。
【0028】防水キャップ17は、前述のごとくケース
5に対して冠着されるが、その際、スリット38がケー
ス5上のピン24に係合することにより、ケース5に対
して回動することを制限される。
【0029】また、グリップ19は、ケース5に緩篏さ
せた後、フタ15をケース5に取り付け、ケース5の段
部23とフタ15の鍔面34に挟まれることで、ケース
5に対し回動自在に取り付けられており、防水キャップ
17のネジ28のグリップ19のネジ35への螺合固定
は、このグリップ19を回すことで行う。
【0030】防水コネクタ装置4の制御器本体39のコ
ネクタ受け40への取付は、グリップ19を把持しなが
らプラグ部42をコネクタ受け40へ差し込み、ネジリ
ング20を回転させて、コネクタ受け40のネジ部40
aに螺合させることにより行う。
【0031】また、コネクタ3への信号ケーブル2の接
続は、シェル6をプラグ部42から分離し、接点41を
露出させた状態で行われ、信号ケーブル2の接続後に、
シェル6とプラグ部42は、ネジリング20を間に入れ
て、シェル6に設けられたネジ型接続手段43で接続し
たのち固定手段44で固定し、さらに信号ケーブル2の
軸方向への移動と、シェル6内での信号ケーブル2の回
転を防ぎ、接点41へストレスが加わるのを防ぐため、
固定手段45でシェル6と信号ケーブル2を固定し、コ
ネクタ3の組立は完了する。
【0032】さらに、耐薬品性の材質、表面処理は、薬
液浸漬の際の薬品による外観面の腐食を防ぐ。
【0033】(効果)防水コネクタ装置4が制御器本体
39のコネクタ受け40に取り付けられた状態で、グリ
ップ19を握って回転させても、グリップ19はケース
5に対して回動自在であるため、ケース5には回転トル
クが伝わらず、コネクタ3のシェル6とケース5の固定
手段8並びに防水コネクタ装置4中のプラグ部42とシ
ェル6のネジ型接続手段43の固定手段44に対しても
回転トルクが伝わらず、前記これらの固定手段の緩みが
生じない。
【0034】また、防水キャップ17の取付時には、防
水キャップ17のスリット38がケース5のピン24と
係合することで、防水キャップ17とケース5が回転し
なくなるため、防水キャップ17を保持しグリップ19
を回転させることで、防水キャップ17を取り付けるこ
ととなり、防水キャップ17の取付時にケース5を回転
させることが無いため、信号ケーブル2も回転せず、信
号ケーブル2にねじりストレスが加わらないので、断線
などの発生を防ぐことができる。
【0035】さらに、コネクタ3の薬品に対する防食性
を有してない部分は、耐薬品性の外面を有した部品によ
って保護されるため、薬品による浸食を受けない。
【0036】図3及び図4は本発明の第2の実施の形態
に係わり、図3は防水コネクタ装置の構成を示す構成
図、図4は図3のA−A線断面を示す断面図である。
【0037】第2の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0038】(構成)図3に示すように、本実施の形態
では、ケース46は、グリップ19を緩篏する第1の外
周部47と、防水キャップ48のパッキンリング49が
密着する第2の外周部50とを有する。第1の外周部4
7の第2の外周部50側の端部には、平面部51が有
り、第2の外周部50は、この平面部51に干渉せず、
かつ市販のコネクタ3のネジリング20より大きい寸法
に設定されている。
【0039】防水キャップ48には、パッキンリング4
9を収納する溝52を有した、ケース46の第2の外周
部50に緩篏する第1の内面53と、前記ケース45の
第1の外周部47の平面部51を有する部分に対して緩
篏する、防水キャップ48の開口端側にある平面部54
を有した第2の内面55を有している(図4参照)。
【0040】その他の構成は第1の実施の形態と同じで
ある。
【0041】(作用)ケース46の第1の外周部47
に、防水キャップ48の第2の内面55を緩篏させる
と、平面部51、54により、防水キャップ48とケー
ス46は相互に回動しなくなる。
【0042】その他の作用は第1の実施の形態と同じで
ある。
【0043】(効果)従って、本実施の形態では、第1
の実施の形態の効果に加え、第1の実施の形態でのピン
24及びスリット38が不要になるため、部品点数、組
立工業、部品製作工数等が削減できる。
【0044】図5は本発明の第3の実施の形態に係る防
水コネクタ装置の構成を示す構成図である。
【0045】第3の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0046】(構成)図5に示すように、本実施の形態
では、防水キャップ56の開口端側の外周面57には、
ピン58、59が180°相対した位置に設けられてお
り、グリップ60の防水キャップ56側には、防水キャ
ップ56側が開口したカム溝61、62を180°相対
した位置に有し、前記防水キャップ56の外周面57に
緩篏する内面63を有する円筒部64が設けられてい
る。
【0047】その他の構成は第1の実施の形態と同じで
ある。
【0048】(作用)グリップ60内のカム溝62、6
3に、防水キャップ56のピン58、59を係合させ
て、グリップ60を回転させることにより、防水キャッ
プ56が引き込み固定される。
【0049】その他の作用は第1の実施の形態と同じで
ある。
【0050】(効果)従って、本実施の形態において
も、第1の実施の形態と同様な効果を得ることができ
る。
【0051】図6は本発明の第4の実施の形態に係る防
水コネクタ装置の構成を示す構成図である。
【0052】第4の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0053】(構成)図6に示すように、本実施の形態
では、グリップ65にはケース5の第1の外周部21に
緩篏する第1の貫通穴66と、前記第1の貫通穴66よ
り大きい内径でグリップ65の防水キャップ67側端面
に存在する第2の貫通穴68を有する。前記第2の貫通
穴68には、全周に渡る溝69が設けられている。
【0054】防水キャップ67は、前記ケース5の第1
の外周部21に密着するパッキン面70と、前記グリッ
プ65の第2の貫通穴68と略同寸法の外周面71と、
この外周面71に設けられた前記グリップ65の第2の
貫通穴68に設けられた溝69と略同形状を有した突起
部72と、前記外周面71が存在する位置と略同範囲に
わたって相対した位置に存在し、ケース1の第1の外周
部18に対して、前記突起部72の高さ寸法以上の隙間
73を確保できる寸法の内径面74を有している。
【0055】尚、前記防水キャップ67に設けられた突
起72は、前記外周71の全周にわたって存在しなくて
も構わない。また、突起部72も含めた、前記内径面7
4が存在する範囲の防水キャップ67の部分のみは、ゴ
ムあるいは軟性樹脂等の弾性体で形成されている。
【0056】その他の構成は第1の実施の形態と同じで
ある。
【0057】(作用)防水キャップ67をケース5に対
して冠着させる際、防水キャップ67を軸方向に押し込
むと、防水キャップ67の突起72は、グリップ65の
第2の貫通穴68によって押されるが、防水キャップ6
7の内径面74が存在する範囲は弾性体でできており、
かつ突起72が存在する部分の内径面74にはケース5
の第1の外周部21に対して突起72の高さ以上の隙間
73を有しているため、突起72部分は前記第2の貫通
穴68をもぐり込み、溝69を咬合する。
【0058】その他の作用は第1の実施の形態と同じで
ある。
【0059】(効果)従って、本実施の形態では、第1
の実施の形態の効果に加え、防水キャップ67はいかな
る部品の回動も必要とせずに取り付けられるため、第1
〜第3の実施の形態のように、防水キャップ67の回転
を規制する構造が不要となる。
【0060】また、第2の実施の形態では、回転の規制
を嵌合形状によって行うため部品の点数構成上は本実施
の形態と同程度の効果だが、第2の実施の形態のような
異形穴を容易に形成させるには、型を用いた部品製作法
によるしかなく、製作数量が少量である場合等は非効率
である。しかし、本実施の形態によれば単純な部品形状
で容易に加工製作できるため、前述のような問題点が解
消される。
【0061】[付記] (付記項1) 非防水あるいは防水されてはいるが耐薬
品性を持たないコネクタに被せ、前記コネクタのシェル
を収納固定し、前記コネクタに接続されたケーブルが挿
通する穴部にパッキンを有する防水ケースを有し、前記
コネクタのコネクタ受けに接続される接点ピン側の開口
に、前記防水ケースに密着するパッキンを有する防水キ
ャップを冠着することによって、前記コネクターの防水
を確保する防水コネクタ装置において、前記防水ケース
外周部には、前記防水ケースに対して回動自在に取り付
けられた保持外装部が配設され、前記保持外装部には、
前記防水キャップの接続手段が設けられていることを特
徴とする防水コネクタ装置。
【0062】(付記項2) 前記防水ケース及び防水キ
ャップ及びパッキン類の薬品に接する部分は、耐薬品腐
食性を具備した材質あるいは表面処理を施したもので構
成されていることを特徴とする付記項1に記載の防水コ
ネクタ装置。
【0063】(付記項3) 前記防水キャップの前記防
水ケースに対する回動規制手段を有することを特徴とす
る付記項1に記載の防水コネクタ装置。
【0064】(付記項4) 前記防水キャップは、前記
防水ケースに対して、軸方向に押し引きすることによっ
て挿脱可能であることを特徴とする付記項1に記載の防
水コネクタ装置。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明の防水コネク
タ装置によれば、防水ケース外周部に防水ケースに対し
て回動自在に取り付けられた保持外装部を配設し、保持
外装部に防水キャップの接続手段を設けているので、コ
ネクタを防水構造とするためにかぶせたケースの外周を
把持回転した際に、内部のコネクタに回転トルクが加わ
るのを防ぐことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る防水コネクタ
装置の構成を示す構成図
【図2】図1の防水コネクタ装置の制御器本体への取り
付けを説明する外観図
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る防水コネクタ
装置の構成を示す構成図
【図4】図3のA−A線断面を示す断面図
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る防水コネクタ
装置の構成を示す構成図
【図6】本発明の第4の実施の形態に係る防水コネクタ
装置の構成を示す構成図
【図7】従来の防水コネクタ装置の構成を示す構成図
【符号の説明】
1…信号線 2…信号ケーブル 3…コネクタ 4…防水コネクタ装置 5…ケース 6…シェル 7…第1の内部空間 8、44、45…固定手段 9、31…貫通穴 10…パッキン 11、12…ワッシャ 13、23…段部 14…第2の内部空間 15…フタ 16、40a…ネジ部 17…防水キャップ 18…パッキンリング 19…グリップ 20…ネジリング 21…第1の外周部 22…第2の外周部 24…ピン 25…第1の貫通穴 26…第2の貫通穴 27…段差 28、32、35…ネジ 29…外面 30…端部 33…押圧面 34…鍔面 36…内面 37…溝 38…スリット 39…制御器本体 40…コネクタ受け 41…接点 42…プラグ部 43…ネジ型接続手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非防水あるいは防水されてはいるが耐薬
    品性を持たないコネクタに被せ、前記コネクタのシェル
    を収納固定し、前記コネクタに接続されたケーブルが挿
    通する穴部にパッキンを有する防水ケースを有し、前記
    コネクタのコネクタ受けに接続される接点ピン側の開口
    に、前記防水ケースに密着するパッキンを有する防水キ
    ャップを冠着することによって、前記コネクターの防水
    を確保する防水コネクタ装置において、 前記防水ケース外周部には、前記防水ケースに対して回
    動自在に取り付けられた保持外装部が配設され、前記保
    持外装部には、前記防水キャップの接続手段が設けられ
    ていることを特徴とする防水コネクタ装置。
JP9005704A 1997-01-16 1997-01-16 防水コネクタ装置 Withdrawn JPH10199609A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9005704A JPH10199609A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 防水コネクタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9005704A JPH10199609A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 防水コネクタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10199609A true JPH10199609A (ja) 1998-07-31

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WO2012008188A1 (ja) 2010-07-13 2012-01-19 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 医療装置
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