JPH10198870A - 安全機構付き扉装置 - Google Patents

安全機構付き扉装置

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JPH10198870A
JPH10198870A JP496497A JP496497A JPH10198870A JP H10198870 A JPH10198870 A JP H10198870A JP 496497 A JP496497 A JP 496497A JP 496497 A JP496497 A JP 496497A JP H10198870 A JPH10198870 A JP H10198870A
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JP
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door
main body
sensor
control device
door body
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JP496497A
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English (en)
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Motoyasu Kimura
元保 木村
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Kimura Giken KK
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Kimura Giken KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉が回転中または開扉若しくは閉扉時に
第三者が室内に侵入しようとした場合にこの第三者の存
在を検出し、外部に緊急状態を知らせるとともに速やか
に助力を得て第三者を排除することができる安全機能付
き扉装置を提供する。 【解決手段】 本願発明の安全機構付き扉装置は、半筒
状の扉本体と、所定範囲を有する入口部からなり、扉本
体が入口部の上下方向の中心軸線の回りに回転自在に支
持した扉装置において、扉本体に加わる負荷を検出する
センサと、センサに接続した制御装置とを備え、センサ
は、この扉本体が回転動作中に扉本体に加わる所定値以
上の負荷を検出するとともに、この扉本体が開扉時若し
くは閉扉時に扉本体に加わる所定値以上の負荷を検出し
てこの検出信号を制御装置に伝送し、制御装置は、この
検出信号を受けてセキュリティーシステムを作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレ・電話室・
更衣室等の部屋に備えた入口を閉鎖する回転自在に設け
た扉装置に係り、この扉装置にセキュリティーシステム
を設けた安全機構付き扉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トイレ・電話室・更衣室等の部屋
に備え付けた扉は、室内の構造体にヒンジ等で連結して
設けられることが一般的である。しかし、このような構
造の扉では室内の空間利用率を向上させて設置するとい
う配慮に欠けている。
【0003】そこで、使用時における室内空間を有効に
使用するため、室内の広さを空きの状態では狭く、使用
中の状態では広くするとともに扉が構成する入退室用の
開口部を充分大きくすることが望まれていた。
【0004】このような扉を備えた室を提供するために
扉を半円筒状の形状とし、この扉が上下方向の中心軸線
の回りに回転自在に支持されていて、室内が空きの状態
ではこの扉の凸部が室内に向いており、使用中の状態で
は逆に凸部が入口側を向くようにした回転式の扉が開示
されている(特開平5ー44348、特開平6ー108
754)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような回
転する扉では、この扉が開閉中に扉の回転を無理矢理に
止めて第三者等が室内に侵入したり、扉が開扉若しくは
閉扉時にこの扉を無理矢理こじ開けて第三者等が室内に
侵入することができてしまうことも考えられる。
【0006】そして、防犯手段等が何等設けられていな
い場合は、救援者に救援を要請等することや入室者が侵
入者を排除することができない場合があり安全性に欠け
る。特に、室内への入室者が女性や子ども若しくは高齢
者の場合は、第三者の侵入を阻むことが困難である場合
が多い。
【0007】本発明は、前記事項に鑑み改良を加えたも
のである。すなわち、扉が回転中または開扉若しくは閉
扉時に第三者が室内に侵入しようとした場合にこの第三
者の存在を検出し、外部に緊急状態を知らせるとともに
速やかに助力を得て第三者を排除することができる安全
機能付き扉装置を提供することを技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の特徴
は、半筒状の扉本体と、所定範囲を有する入口部からな
り、前記扉本体が入口部の上下方向の中心軸線の回りに
回転自在に支持した扉装置において、前記扉本体に加わ
る負荷を検出するセンサと、前記センサに接続した制御
装置とを備え、前記センサは、この扉本体が回転動作中
に扉本体に加わる所定値以上の負荷を検出するととも
に、この扉本体が開扉時若しくは閉扉時に扉本体に加わ
る所定値以上の負荷を検出してこの検出信号を前記制御
装置に伝送し、前記制御装置は、前記検出信号を受けて
セキュリティーシステムを作動することを特徴とした安
全機構付き扉装置としたことである。
【0009】次に、本発明に係る第2の特徴は、前記セ
ンサがひずみセンサであることを特徴とした安全機構付
き扉装置としたことである。また、本発明に係る第3の
特徴は、前記センサがトルク測定センサであることを特
徴とした安全機構付き扉装置としたことである。
【0010】さらに、前記扉本体を回動させるモータ駆
動の開閉装置が設けられている安全機構付き扉装置とし
たことである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本実施の形態に係る安全機
構付き扉装置を図1〜4に基づいて説明する。 (1)最初に、本実施の形態に係る安全機構付き扉装置
の概略を説明する。
【0012】まず、この安全機構付き扉装置は、図1が
示すようにトルク測定センサ1及びひずみセンサ2と、
このセンサ1、2に接続したセンサ1、2からの検出信
号を受信する制御装置4と、この制御装置4に接続した
警報装置5、6とで構成している。そして、これらセン
サ1、2及び制御装置4並びに警報装置5、6は、それ
ぞれケーブル9、10、12によって接続している。
【0013】なお、この扉装置は、入口部に形成した所
定の面積を有する円形状の入口床16と、入口部の上下
方向の中心軸線の回りに回転自在に支持した半筒状の扉
本体15と、入口床16に乗載した入室者を検出するセ
ンサ3と、扉本体15を回転させる駆動装置8を備え、
室内17には扉本体15の開扉用室内ボタンスイッチ1
9と便器18を載置している。
【0014】また、センサ3及び駆動装置8は、ケーブ
ル11、13を介して制御装置4と接続している。さら
に、制御装置4は、管理室等に備えた集中管理装置7等
とケーブル14を介して接続している。
【0015】一方、本実施の形態は、トイレを想定して
いるがトイレに限らず電話室、更衣室等にも使用が可能
である。 (2)以下、本実施の形態に係る安全機構付き扉装置の
構成を具体的に説明する。 [扉装置]まず、本実施の形態に係る扉装置は、図1が
示すように円形状の入口床16と扉本体15と駆動装置
8によって構成していて、この駆動装置8の動力を用い
て扉本体15を回転するものである。
【0016】そして、センサ1、2からの非常信号を受
けた制御装置4は、警報装置5、6に信号を伝送し、こ
の信号を受けて緊急状態の注意を促す人工音声や赤色
灯、回転灯等の発光体を発光させる。また、制御装置4
は、緊急状態を管理室等に備えた集中管理装置7等に知
らせ特定の援助者等が援助に向かうようにしても良い。
【0017】さらに、扉本体15は、本実施の形態とは
異なり手動式で回転するものでも良い。この場合におい
ても、センサからの非常信号を受けた制御装置4からさ
らに警報装置5、6に信号を伝送し、この信号を受けて
緊急状態の注意を促す人工音声や赤色灯、回転灯等の発
光体を発光させる。 (扉本体15)次に、扉本体15は、半筒形に湾曲した
横断面を有し、この扉本体15が入口部に形成した所定
の面積を有する円形状の入口床16に周設した凹部には
め込まれ、この入口床16の上下方向の中心軸線の回り
に双方向に回転するように支持されている。
【0018】すなわち、室内17が空きの状態では、こ
の扉本体15の凸部が室内17の内側に入った状態で閉
鎖する。また、室内17が使用中の場合は、この扉本体
15の凸部が入口側に突出した状態で閉鎖する。
【0019】なお、扉本体15の形状は、部屋の入口部
の面積や扉のデザイン等によって適時決定することがで
きる。たとえば、扉本体15を半筒状ではなく楕円形に
湾曲した横断面を有する形状等としたりすることもでき
る。 (扉の駆動)次に、扉本体15の駆動装置8は、ステッ
ピングモータを用いパルス電力に対応してモータを回転
させ、入力されたパルスの数に比例して回転角が変化す
るとともに入力周波数に比例して回転速度が変化するも
のである。
【0020】たとえば、1つのパルスで30°回転する
モータであれば6個のパルスで180°扉が回転するこ
とになる。そして、ステッピングモータとしては、直流
モータ、単相交流モータ、三相交流モータ等を使用する
ことができる。この駆動装置8によって、扉本体15を
原則として左回りに回転させ扉の開扉及び閉扉を行う。
【0021】ところで、扉を回転させる方法としては、
電動機の回転軸に平歯車を装着し、扉の底部をなす環状
の円盤にこの平歯車と噛み合うように歯を植え付け、電
動機の回転に伴い扉本体15が回転するようにしてい
る。
【0022】但し、このような方法のみならず、内接円
板車や外接円板車等を用いても良く、電動機の回転軸に
ウォームギヤを取り付け扉の底部をウォームホイルとす
ることもできる。 [制御の説明]次に、安全機構付き扉装置の制御につい
て説明する。
【0023】この扉装置の制御は、図1が示すようにセ
ンサ1、2とこのセンサ1、2にケーブル9、10によ
って接続したセンサ1、2からの検出信号を受信する制
御装置4と、この制御装置4にケーブル12、14によ
って接続した警報装置5、6及び管理室等に備えた集中
管理装置7等によって構成している。 (センサについて)最初に、本実施の形態に係るセンサ
1、2を説明する。
【0024】本実施の形態で使用するセンサ1は、トル
クを伝達する回転軸のねじれを検出するトルク測定セン
サ1を用いている。このトルク測定センサ1は、ひずみ
量を検出するひずみ式検出センサ、ねじれ角を検出する
ねじれ角検出センサ、応力に伴う磁気的性質の変化を検
出する磁歪式検出センサのいずれをも使用することがで
きる。
【0025】また、本実施の形態に係るセンサは、トル
ク測定センサ1とは別にひずみセンサ2を併せて用いて
いる。このひずみセンサ2は、ゲージの電気抵抗がひず
みにより変化することを利用したもので、物体に加えら
れた負荷(力)を検出するセンサである。
【0026】なお、ひずみセンサ2は、ゲージ材として
金属を用いた金属ゲージ及び半導体を用いた半導体ゲー
ジのいずれをも使用することができる。ここで、金属ゲ
ージとは、同種合金の抵抗箔が多く用いられていて物体
のひずみ量を電気抵抗値に変換して検出する。金属ゲー
ジは、低感度ではあるが出力の温度依存性、直接性等の
点で優れている。
【0027】また、半導体ゲージは、シリコン半導体の
電気抵抗がひずみによって変化するいわゆるピエゾ効果
を利用したものである。この半導体ゲージは、金属ゲー
ジに比べ数十倍の感度があること、小型になる等の長所
がある。
【0028】そして、ゲージとしては、シリコンを長方
形の薄板状に切り出したものをそのまま使用するバルク
型のゲージと、シリコンチップの表面の一部に不純物を
拡散させてゲージ部を形成した拡散型のゲージがある。
【0029】一方、これらのゲージとは異なり磁気式ゲ
ージを用いることもできる。この磁気式ゲージは、応力
によって強磁性体の磁気的性質が変化することを利用し
たひずみゲージである。
【0030】また、これらのセンサ1、2が検出する負
荷の検出量は、駆動装置8の容量や扉本体15の形状、
大きさ等によって適時調整することができる。なお、検
出量の大小に応じて、出力特性の異なるセンサを使用す
ることができる。 (センサの配置)トルク測定センサ1の配置は、図1が
示すようにステッピングモータの回転軸に取り付けられ
ていて、扉本体15が回転動作中に入室者または第三者
がこの回転を停止させまたは回転を促進させる行為を行
った場合、ステッピングモータにかかる負荷を検出す
る。
【0031】次に、ひずみセンサ2の配置は、図2及び
図3が示すように扉本体15が開扉及び閉扉した際に、
扉本体15の側面と入口部の側壁とが接する位置でかつ
入口部の側壁に取り付けている。
【0032】このように配置されたセンサ2は、扉本体
15が開扉している場合、入室者または第三者が閉扉動
作を行ったときにこの動作によって扉本体15に加わる
負荷を検出するとともに、扉本体15が閉扉している場
合は、入室者第三者が開扉動作を行ったときにこの動作
によって扉本体15に加わる負荷を検出する。
【0033】なお、本実施の形態では、圧力センサ3を
入口床16の背面に埋設し、入口床16に入室者が乗載
した場合、この入室者の重量を検出して扉本体15の自
動閉扉を行うようになっている。 (制御装置4について)次に、制御の方法及び制御装置
4について説明する。
【0034】最初に、入室者が入口床16に乗載すると
センサ3がその存在を検出して制御装置4に信号を送
る。そして、制御装置4では、この検出信号を受けてス
テッピングモータを作動させ扉本体15の閉扉を行うと
ともに、ひずみセンサ2の検出機能を一時停止させる。
【0035】次に、制御装置4は、トルク測定センサ1
を操作し扉本体15が回転を開始すると同時に扉本体1
5にかかる所定値以上の負荷を検出するように指令を出
す。ここで、トルク測定センサ1は、入室者または第三
者が扉本体15の回転中にこの扉本体15の回転を停止
させまたは回転を促進させる行為によってかかる負荷を
検出してこの検出信号を制御装置4に伝送する。
【0036】そして、制御装置4では、この検出信号を
受けて警報装置5、6に設けた音声発生装置から音声を
発生させたり、赤色灯、回転灯等の発光体を発光させ
る。また、制御装置4は、警報装置5、6から音声の発
生や発光体の発光が行われてから所定時間経過後に扉本
体15にかかる負荷が除去された場合、音声の発生や発
光体の発光を停止する指令を出す。そして、警報装置
5、6は、この指令を受けて音声の発生や発光体の発光
を停止する。ここで、所定時間は、3秒〜5秒の間で設
定することが好ましい。但し、この時間については特に
限定はない。
【0037】一方、制御装置4は、警報装置5、6から
音声の発生や発光体の発光が行われてから所定時間経過
後であっても扉本体15にかかる負荷が除去されない場
合、緊急状態を管理室等に備えた集中管理装置7等に音
声や発光体等によって知らせる。
【0038】なお、入室者が第三者の侵入や何等の妨害
もなく室内17に入室し、扉本体15が閉扉を完了した
場合、制御装置4は、トルク測定センサ1及び圧力セン
サ3の検出機能を停止するとともに、ひずみセンサ2を
操作し扉本体15にかかる所定値以上の負荷を検出する
ように指令を出す。
【0039】ここで、ひずみセンサ2は、扉本体15の
閉扉時にこの扉本体15を開扉させる動作によってかか
る負荷を検出してこの検出信号を制御装置4に伝送す
る。そして、制御装置4では、この信号を受けて警報装
置5、6に設けた音声発生装置から音声を発生させた
り、赤色灯、回転灯等の発光体を発光させる。
【0040】また、制御装置4は、警報装置5、6から
音声の発生や発光体の発光が行われてから所定時間経過
後に扉本体15にかかる負荷が除去された場合、音声の
発生や発光体の発光を停止する指令を出す。そして、警
報装置5、6は、この指令を受けて音声の発生や発光体
の発光を停止する。
【0041】一方、制御装置4は、警報装置5、6から
音声の発生や発光体の発光が行われてから所定時間経過
後であっても扉本体15にかかる負荷が除去されない場
合、緊急状態を管理室7等に音声や発光体等によって知
らせる。
【0042】次に、入室者が室内17から退出する場合
は、入室者が室内17に設置されたモメンタリ動作型等
の開扉用室内ボタンスイッチ19を押すことにより制御
装置4に信号を送る。
【0043】そして、制御装置4では、この信号を受け
て圧力センサ3の検出機能を復活させて、入室者が入口
床16に乗載するとセンサ3がその存在を検出して制御
装置4に信号を送る。
【0044】そして、制御装置4では、この検出信号を
受けてステッピングモータを作動させ扉本体15の開扉
を行うとともに、ひずみセンサ2の検出機能を一時停止
させる。
【0045】次に、制御装置4は、トルク測定センサ1
の検出機能を復活させて扉本体15が回転を開始すると
同時に扉本体15にかかる所定値以上の負荷を検出する
ように指令を出す。
【0046】ここで、トルク測定センサ1は、入室者ま
たは第三者が扉本体15の回転中にこの扉本体15の回
転を停止させまたは回転を促進させる行為によってかか
る負荷を検出してこの検出信号を制御装置4に伝送す
る。
【0047】そして、制御装置4では、この信号を受け
て警報装置5、6に設けた音声発生装置から音声を発生
させたり、赤色灯、回転灯等の発光体を発光させる。ま
た、制御装置4は、警報装置5、6から音声の発生や発
光体の発光が行われてから所定時間経過後に扉本体15
にかかる負荷が除去された場合、音声の発生や発光体の
発光を停止する指令を出す。そして、警報装置5、6
は、この指令を受けて音声の発生や発光体の発光を停止
する。
【0048】一方、制御装置4は、警報装置5、6から
音声の発生や発光体の発光が行われてから所定時間経過
後であっても扉本体15にかかる負荷が除去されない場
合、緊急状態を管理室等に備えた集中管理装置7等に音
声や発光体等によって知らせる。
【0049】なお、入室者が第三者の侵入や何等の妨害
もなく室内17から退出し、扉本体15が開扉を完了し
た場合、制御装置4は、トルク測定センサ1及び圧力セ
ンサ3の検出機能を一時停止するとともに、ひずみセン
サ2を操作し扉本体15にかかる所定値以上の負荷を検
出するように指令を出す。
【0050】その後、制御装置4は、所定時間経過後に
圧力センサ3の検出機能を復活させる。ここで、ひずみ
センサ2は、扉本体15の開扉時にこの扉本体15を閉
扉させる動作によってかかる負荷を検出してこの検出信
号を制御装置4に伝送する。
【0051】そして、制御装置4では、この信号を受け
て警報装置5、6に設けた音声発生装置から音声を発生
させたり、赤色灯、回転灯等の発光体を発光させる。ま
た、制御装置4は、警報装置5、6から音声の発生や発
光体の発光が行われてから所定時間経過後に扉本体15
にかかる負荷が除去された場合、音声の発生や発光体の
発光を停止する指令を出す。そして、警報装置5、6
は、この指令を受けて音声の発生や発光体の発光を停止
する。
【0052】一方、制御装置4は、警報装置5、6から
音声の発生や発光体の発光が行われてから所定時間経過
後であっても扉本体15にかかる負荷が取り除かれない
場合、緊急状態を管理室等に備えた集中管理装置7等に
音声や発光体等によって知らせる。
【0053】このようにすることで第三者が室内17に
侵入しようとした場合、緊急状態を外部に知らせること
ができるとともに援助者の救援を要請することもでき
る。次に、制御装置4は、PC(プログラマブルコント
ローラ)を使用し、特にマイクロコントローラ、マイク
ロPC等の超小型PCを使用することが好ましい。
【0054】ここで、PCとは、論理演算、順序操作、
時限及び算術演算等の制御動作を行わせるための、制御
手順を一連の命令語の形で記憶するメモリを持ち、この
メモリの内容に従って諸種の機械プロセスの制御をデジ
タルまたはアナログの入力を介してデジタル方式で制御
する工業用電子装置をいう。
【0055】そして、このPCは、センサ信号を高速に
取り込み必要な論理演算を行い出力処理する等の制御を
行うことができ、制御全体を機能毎に分ける分散制御に
も対応できる。
【0056】PC内に時計(年、月、日、曜日、時、
分、秒の設定が可能)を持っていて、毎日の決まった時
間や周の決まった時間に機械や負荷を起動させたり停止
させたりすることができる。すなわち、プログラムタイ
マ機能とシーケンス制御機能を簡単に実現できる。 [動作フローチャートの説明]次に、本実施の形態に係
る安全停止機構付き扉装置の閉扉及び開扉の動作原理
を、動作フローチャート図4に基づいて説明する。
【0057】まず、扉本体15の閉扉若しくは開扉の作
動準備をし(ステップ1)、次に、入室者が円形状の入
口床16に乗載した場合、センサ3が入室者の存在を検
出して(ステップ2)この検出信号を制御装置4に送
り、制御装置4は、ステッピングモータ等を作動させて
扉本体15の閉扉を行う(ステップ3)。
【0058】また、入室者が室内17に設置された開扉
用室内ボタンスイッチ19を押し、入室者が円形状の入
口床16に乗載すると(ステップ2)この信号が制御装
置4に送られ、制御装置4は、ステッピングモータ等を
作動させて扉本体15の開扉を行う(ステップ3)。
【0059】一方、扉本体15の閉扉若しくは開扉が行
われると同時に制御装置4は、トルク測定センサ1を作
動させる(ステップ4)。次いで、扉本体15が回転中
に扉本体15に加えられる所定値以上の負荷をトルク測
定センサ1が検出したか否かを判断する(ステップ
5)。
【0060】そして、トルク測定センサ1が所定値以上
の負荷を検出しない場合、扉本体15の回転を継続させ
(ステップ6)、扉本体15の閉扉若しくは開扉が完了
する(ステップ7)。そして、扉本体15の閉扉若しく
は開扉が完了と同時に制御装置4は、トルク測定センサ
1の作動を一時停止させ代わりにひずみセンサ2を作動
させる(ステップ8)。
【0061】次に、扉本体15の閉扉若しくは開扉時に
扉本体15に加えられる所定値以上の負荷をひずみセン
サ2が検出したか否かを判断する(ステップ9)。そし
て、ひずみセンサ2が所定値以上の負荷を検出した場
合、この検出信号を制御装置4に伝送し、制御装置4
は、警報装置5、6を作動させ(ステップ10)、警報
装置5、6は、音声を発生するかまたは赤色灯、回転灯
等の発光体を発光する。
【0062】なお、ステップ9でひずみセンサ2が所定
値以上の負荷を検出しない場合、この検出信号を制御装
置4に伝送し、処理を終了する(ステップ15)。次
に、ステップ9に戻ってひずみセンサ2が所定値以上の
負荷を検出した場合は、所定時間経過後にひずみセンサ
2に加えられる所定値以上の負荷が除去されたか否かを
判断する(ステップ11)。
【0063】そして、所定時間経過後この負荷が除去さ
れない場合、制御装置4は、さらに警報装置5、6の作
動を継続させるとともに(ステップ12)管理室等に信
号を送って連絡をする(ステップ13)。その後制御装
置4は、この状態を維持し処理を終了する(ステップ1
5)。
【0064】また、ステップ11に戻って所定時間経過
後この負荷が除去された場合、制御装置4は、警報装置
5、6の作動を停止させ(ステップ14)、処理を終了
する(ステップ15)。
【0065】次に、ステップ5に戻ってトルク測定セン
サ1が所定値以上の負荷を検出した場合、この検出信号
を制御装置4に伝送し、制御装置4は、警報装置5、6
を作動させ(ステップ16)、警報装置5、6は、音声
を発生するかまたは赤色灯、回転灯等の発光体を発光す
る。
【0066】次いで、所定時間経過後、トルク測定セン
サ1に加えられる所定値以上の負荷が除去されたか否か
を判断する(ステップ17)。そして、所定時間経過後
この負荷が除去されない場合、制御装置4は、さらに警
報装置5、6の作動を継続させるとともに(ステップ1
8)管理室等に信号を送って連絡をする(ステップ1
9)。その後制御装置4は、この状態を維持し処理を終
了する(ステップ21)。
【0067】一方、ステップ17に戻って所定時間経過
後にこの負荷が除去された場合、制御装置4は、警報装
置5、6の作動を停止させ(ステップ20)、処理を終
了する(ステップ21)。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、回転する扉が回転中ま
たは開扉若しくは閉扉時に第三者が室内に侵入しようと
した場合にこの第三者の存在を検出し、周囲に緊急状態
を知らせたり速やかに助力等を得てこの第三者を排除す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る扉装置の正面図
【図2】本実施の形態に係る扉装置の閉扉動作中の上面
【図3】本実施の形態に係る扉装置の開扉動作中の上面
【図4】本実施の形態に係る扉装置の動作フローチャー
ト図
【符号の説明】
1 ・・・トルク測定センサ 2 ・・・ひずみセンサ 3 ・・・圧力センサ 4 ・・・制御装置 5、6 ・・・警報装置 7 ・・・集中管理装置 8 ・・・駆動装置 15・・・扉本体 19・・・開扉用室内ボタンスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半筒状の扉本体と、所定範囲を有する入口
    部からなり、前記扉本体が入口部の上下方向の中心軸線
    の回りに回転自在に支持した扉装置において、 前記扉本体に加わる負荷を検出するセンサと、前記セン
    サに接続した制御装置とを備え、 前記センサは、この扉本体が回転動作中に扉本体に加わ
    る所定値以上の負荷を検出するとともに、この扉本体が
    開扉時若しくは閉扉時に扉本体に加わる所定値以上の負
    荷を検出してこの検出信号を前記制御装置に伝送し、前
    記制御装置は、前記検出信号を受けてセキュリティーシ
    ステムを作動することを特徴とした安全機構付き扉装
    置。
  2. 【請求項2】前記センサがひずみセンサであることを特
    徴とした請求項1記載の安全機構付き扉装置。
  3. 【請求項3】前記センサがトルク測定センサであること
    を特徴とした請求項1記載の安全機構付き扉装置。
  4. 【請求項4】前記扉本体を回動させるモータ駆動の開閉
    装置が設けられている請求項1ないし請求項3のいずれ
    かに記載の安全機構付き扉装置。
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