JPH0244232Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は振動またはアラーム音を用いた目覚し
装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来のアラーム時計では、アラーム音によつて
聴覚的に起こすのが最も一般的であつた。

希ではあるが、人体に振動を与えて起こすもの
もあつた。

［考案が解決しようとする問題点］ アラーム音によるものでは、一人だけが起きよ
うとしても同室の人を起こしてしまうものであつ
た。

また振動によるものでは、人体の一部に振動体
を取り付けなければならず、しかもリード線を引
き出さなければならないため、就寝の邪魔になる
ものであつた。

本考案は、枕を振動させて一人だけを起こし、
枕上に頭がないときはアラーム音によつて起こす
ようにしたものである。

［問題点を解決するための手段］ 本考案は、枕上に頭があるか否かを検出する圧
力センサを用い、枕上に頭があるときは枕を振動
させる振動体を駆動し、枕上に頭がないときはア
ラーム音を発生する発音装置を設けたものであ
る。

［実施例］ 図面において、１は圧力センサ２および振動体
３を内蔵したブロツクで、枕４の下に置かれるも
のである。圧力センサ２は枕４上に頭があるか否
かを判断するもので、振動体３は枕４を振動させ
て起こすためのものである。５は選択回路で、圧
力センサ２の出力によつて振動体３の駆動回路６
およびアラーム装置７のいずれかを選択するもの
である。８はインバータ、９は予め設定した時刻
に出力を生じる時計である。１０はアラームスイ
ツチ、１１は鳴止めスイツチである。

つぎに動作について説明する。鳴止めスイツチ
１１を閉じた状態で、設定時刻にアラームスイツ
チ１０が閉じると、時計９から出力が発生し、駆
動回路６およびアラーム装置７に供給される。こ
のとき枕上に頭があれば、選択回路５の出力によ
つて駆動回路６が選択され、これが動作して振動
体３が駆動される。そのため、枕４を介して頭に
振動が伝わり、一人だけを起こすことができる。

枕４上に頭がない場合には、振動体３を駆動し
ても意味がない。そこで、この場合には、選択回
路５によつてアラーム装置７を選択し、アラーム
音を発生させるものである。

なお、ブロツク１については、枕４の中に設け
るようにしてもよい。

［効果］ 本考案によれば、枕上に頭があるときは振動に
よつて起こし、枕上に頭がない場合にはアラーム
音によつて起こすようにしたので、ほとんどの場
合、枕の振動によつて一人だけを起こすことがで
き、希に枕から頭がはずれていても、アラーム音
によつて確実に起こすことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示したブロツク図で
ある。 ２……圧力センサ、３……振動体、５……選択
回路、６……駆動回路、７……アラーム装置、９
……時計。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 予め設定した時刻に出力を生じる時計と、枕上
   に頭があるか否かの検出を行う圧力センサと、枕
   の中または枕の下に置かれて枕に振動を与える振
   動体と、枕上に頭があるときの上記圧力センサの
   出力および上記時計からの出力によつて上記振動
   体を駆動する駆動回路と、枕上に頭がないときの
   上記圧力センサの出力および上記時計からの出力
   によつてアラーム音を発生するアラーム装置とか
   らなる目覚し装置。