JPH1019884A - 遠心分離式血液分析計 - Google Patents

遠心分離式血液分析計

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JPH1019884A
JPH1019884A JP17001096A JP17001096A JPH1019884A JP H1019884 A JPH1019884 A JP H1019884A JP 17001096 A JP17001096 A JP 17001096A JP 17001096 A JP17001096 A JP 17001096A JP H1019884 A JPH1019884 A JP H1019884A
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disk
motor
rotation
linear
planetary gear
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JP17001096A
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English (en)
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Rokusaburo Kimura
六三郎 木村
Hiroyuki Nakamoto
博幸 中本
Hideo Kusuzawa
英夫 楠澤
Nobuhiro Kitagawa
信宏 喜多川
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Sysmex Corp
Original Assignee
Sysmex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠心分離処理を行った後に毛細管を移動させ
ることなく分析のためのスキャニングをすることが可能
な遠心分離式血液分析計を提供する。 【解決手段】 遠心分離式血液分析計Pは、ディスク
1、回転装置2、光センサ3、直線移動装置4などから
なる。ディスク1の載置部15には分析用血液を封入し
た毛細管が嵌め込まれる。回転装置2は、毛細管が載置
されたディスク1を回転させて、管内の血液を赤血球
帯、白血球帯及び血漿帯の3つの帯域に遠心分離する。
光センサ3はディスク1に沿って直線移動可能に配され
ている。直線移動装置4は光センサ3を毛細管に沿って
直線移動させる。これは、モータ20と、その逆方向の
回転を直線運動に変換して光センサ3に伝達する直線運
動発生機構40とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遠心分離式血液
分析計に関するものであり、さらに詳しくは、分析すべ
き血液を封入した毛細管に遠心分離処理を行うことによ
ってその血液成分の分析を行うための遠心分離式血液分
析計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遠心分離式血液分析計と
しては、特開平6−43158号公報に示されるような
もの(血液成分測定装置)が知られている。
【0003】この血液成分測定装置は、分析すべき血液
(全血)を封入した毛細管をディスクに取り付け、この
ディスクを回転させて毛細管に遠心分離処理を行って管
内の血液を血清部分と血球部分とに区分し、次いで、そ
のままの状態でディスクの上方から毛細管に投光し、毛
細管を透過した光をディスクの下方に列設された複数の
受光素子(自動検出するためには受光素子にCCDやリ
ニアイメージセンサを用いる)からなる光センサで検知
することにより、毛細管内の血液成分の測定−血清部分
と血球部分との比率の算出−を行うものである。
【0004】この血液成分測定装置は、遠心分離処理を
行った後の毛細管を移動させる必要がないため毛細管中
の血液分離状態を攪乱するおそれがなく、作業も簡単で
あることから測定能率が高いものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この血液成分
測定装置にあっては、ディスクの下方に列設される複数
の受光素子の数をディスクに取り付けられる毛細管の長
さにある程度対応させる必要があるうえ各受光素子の微
細化には限度があることから、それらの配設間隔に寸法
的な下限がある。このため、このような光センサによる
血液成分の分析時に微小のスキャニングができず、分析
時の分解能が充分ではない。
【0006】また、光センサとして複数の受光素子を用
いるため、それらの受光素子をCCDやリニアイメージ
センサのような比較的高価なもので構成したときには、
光センサのコストが高くなってしまう。このため、血液
成分測定システムを低価格で構成することが難しい。
【0007】この発明はこのような実情を考慮してなさ
れたものであり、その課題は、遠心分離処理を行った後
の毛細管を移動させる必要がなく、しかも、血液成分の
分析時に微小のスキャニングをすることが可能であって
その分解能が充分であり、さらに、システムを低価格で
構成することのできる遠心分離式血液分析計を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、回転
可能に配されかつ血液を封入した毛細管が半径方向に沿
って設けられた載置部に載置されるディスクと、毛細管
が載置されたこのディスクを回転させて管内の血液を複
数の帯域に遠心分離するための回転装置と、遠心分離後
の毛細管における前記複数の帯域を光学的に検出するた
めの光センサと、この光センサをディスクに載置された
毛細管に沿って直線移動させるための直線移動装置と、
この直線移動装置で移動された光センサによる検出結果
から前記複数の帯域の比率を求める演算装置と、この演
算装置により求められたその比率を外部に表示する表示
装置とを備えてなる遠心分離式血液分析計が提供され
る。
【0009】ディスクの中心部には通常、回転軸になる
ディスクシャフトが設けられる。このディスクは通常、
水平に配される。そして、その上面には、所定数の載置
部がディスクの半径方向に沿って上下貫通状に設けられ
ている。載置部は例えば、ディスクの中心部から周縁部
へディスクの半径方向に延び、分析対象となる血液を封
入した毛細管のそれぞれが載置されるスリット部として
形成される。
【0010】回転装置は、毛細管が載置されたディスク
を回転させて、毛細管内の血液を例えば血球帯及び血漿
帯の2つの帯域に遠心分離する。また、場合によっては
赤血球帯、白血球帯及び血漿帯の3つの帯域に遠心分離
する。この回転装置としては例えば、ディスクの下方に
配された正・逆方向へ回転可能な1個の駆動用モータ
と、このモータの一方方向の回転をディスクに伝達する
回転運動伝達機構とを備えてなるものが用いられる。
【0011】光センサは、発光素子及び受光素子を有し
てなり、例えばディスクの直下にディスクに沿って直線
移動可能に配される。そして、ディスクに載置された毛
細管に沿って直線移動することで、遠心分離後の毛細管
における前記複数の帯域を光学的に検出する。
【0012】直線移動装置は、光センサをディスクに載
置された毛細管に沿って直線移動させる。この直線移動
装置としては例えば、回転装置と併有される前記モータ
と、このモータの他方方向の回転を直線運動に変換する
直線運動発生機構とを備えてなるものが用いられる。
【0013】演算装置としては例えば、前記光センサに
接続され、直線移動装置で移動された光センサによる検
出結果から前記複数の帯域の比率を求めるマイクロコン
ピュータが用いられる。
【0014】表示装置としては例えば、演算装置により
求められた前記複数の帯域の比率を数値として外部に視
覚表示する液晶表示パネルが用いられる。
【0015】この発明に係る遠心分離式血液分析計は、
回転装置及び直線移動装置が正・逆方向へ回転可能な1
個の駆動用モータを併有し、回転装置が同モータの一方
方向の回転をディスクに伝達する回転運動伝達機構を、
直線移動装置が同モータの他方方向の回転を直線運動に
変換する直線運動発生機構を備えてなり、回転運動伝達
機構と直線運動発生機構とが同モータの回転方向の正・
逆切り換えにより択一的に作動されるものであるのがい
っそう好ましい。
【0016】遠心分離式血液分析計がこのようなもので
ある場合、1個の駆動用モータでディスクの回転運動と
光センサの直線運動とを行わせることが可能になり、部
品点数が少なくてすみ、血液分析計のコンパクト化を図
ることができるなど、好都合である。
【0017】ここで、回転運動伝達機構は好ましくは、
駆動用モータのモータシャフトとは独立してディスクに
設けられたディスクシャフトと、このディスクシャフト
とモータシャフトとの間に設けられ同モータの一方方向
の回転をディスクシャフトに伝達し他方方向の回転をデ
ィスクシャフトに伝達しないカップリング装置と、ディ
スクシャフトとシャーシとの間に設けられ同モータの一
方方向の回転がカップリング装置によりディスクシャフ
トに伝達されたときにディスクシャフトの回転を許容し
同モータの他方方向への回転時にディスクシャフトの回
転を阻止するワンウェイクラッチベアリングとを具備し
てなるものが用いられる。
【0018】また、直線運動発生機構は好ましくは、モ
ータシャフトと同軸に配された爪車と、この爪車とモー
タシャフトとの間に設けられ同モータの他方方向の回転
を爪車に伝達し一方方向の回転を爪車に伝達しないワン
ウェイクラッチベアリングと、その爪車に同モータの他
方方向の回転が伝達されたときにその爪車に係合して作
動しディスクの半径方向に沿った直線運動を発生させる
所定個数−例えば3個または6個−の遊星歯車装置とを
具備してなるものが用いられる。
【0019】ここで、各遊星歯車装置は、シャーシに固
定された内歯車と、この内歯車の2分の1の歯数を有し
その内歯車に係合する遊星歯車と、前記爪車に係合して
この遊星歯車を駆動させるための駆動歯車とを具備して
なるのがいっそう好ましい。
【0020】内歯車は例えば、血液分析計が水平板部の
あるシャーシを有してなるとき、そのシャーシの水平板
部に中心角120度ずつ、同じものが3つ設けられる。
遊星歯車は、内歯車の2分の1の歯数を有するように形
成され、内歯車のそれぞれに1つ係合するように配され
る。ここで、遊星歯車が内歯車の2分の1の歯数を有す
るように形成されるのは、機構学にいう「カルダン円」
を得るため、すなわち、遊星歯車が内歯車に係合して自
転しながら公転するときに、遊星歯車のピッチ円上にお
ける任意の1点の描く軌跡が内歯車の直径に重なる直線
になるようにするためである。
【0021】駆動歯車は例えば、前記直線運動発生機構
における爪車に係合するようにかつ遊星歯車の数と同数
設けられる。そして、その爪車が回転するとそれに係合
して回転し、その回転を遊星歯車に伝える。
【0022】各遊星歯車装置が、シャーシに固定された
内歯車と、この内歯車の2分の1の歯数を有しその内歯
車に係合する遊星歯車と、前記爪車に係合してこの遊星
歯車を駆動させるための駆動歯車とを具備してなる場
合、各遊星歯車装置に対応して設けられかつ前記光セン
サの直線移動をガイドする所定個数のリニアガイド装置
を備えているのがいっそう好ましい。
【0023】ここで、各リニアガイド装置は例えば、デ
ィスクの下方に固定されかつディスクの半径方向に沿う
直線状ガイド溝を有するガイド板と、対応する遊星歯車
装置における遊星歯車のピッチ円上に中心部が位置する
ようにその遊星歯車に設けられかつその遊星歯車の公転
に伴って自転しながらディスクの半径方向に沿った直線
移動を行う上方突起と、この突起に装着されかつ前記光
センサが搭載されてガイド板のガイド溝に自転を規制さ
れた状態に嵌め込まれその突起の動きに伴って同ガイド
溝内を自転することなく直線状にスライド移動する移動
体とを具備してなる。
【0024】リニアガイド装置におけるガイド板のガイ
ド溝は、遊星歯車の数に対応して例えば3本、穿設され
る。
【0025】遊星歯車のピッチ円上に中心部が位置する
ようにその遊星歯車に設けられる上方突起は、その遊星
歯車の公転に伴って自転しながらディスクの半径方向に
沿った直線移動を行う。これは、その突起の設けられた
遊星歯車が内歯車の2分の1の歯数を有するように形成
されているときに、その突起が前記の「カルダン円」に
基づく直線運動をするからである。
【0026】この突起には前記光センサを搭載した移動
体が装着される。このような移動体はガイド板のガイド
溝に自転を規制された状態に嵌め込まれる。そして、そ
の突起が自転するときの移動体の自転がガイド溝により
規制される。すなわち、遊星歯車の回転に伴ってその突
起が自転しながらディスクの半径方向に沿った直線移動
を行うと、移動体は同ガイド溝内を自転することなく直
線状にスライド移動する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明における1つの実
施の形態を図面に基づいて説明する。なお、これによっ
てこの発明が限定されるものではない。
【0028】図1及び図2において、この発明に係る遠
心分離式血液分析計Pは、全体形状がほぼ直方体であ
り、主として、ディスク1、回転装置2、光センサ3、
直線移動装置4、演算装置としてのマイクロコンピュー
タ5、及び表示装置としての液晶表示パネル6から構成
されている。
【0029】図3及び図4にも示すように、ディスク1
は円形格子状であり、回転軸になるディスクシャフト1
1と、これを中心にして同心状に設けられた大中小3つ
のリング部12・13・14と、これらに連なる6つの
放射状載置部15とを備えてなる。
【0030】それぞれの載置部15は、隣りのものとの
中心角が60度になるように設けられている。それぞれ
の載置部15には、分析対象となる血液を封入した毛細
管cが1つ載置されて、動かないように嵌め込まれる。
それぞれの載置部15は、上下に貫通した直線状スリッ
ト部として形成されており、中心部から周縁部へディス
ク1の半径方向に延びている。
【0031】ディスク1のディスクシャフト11には、
コイルバネ16、このコイルバネ16により上下移動可
能に上方へ付勢され図4に示すように毛細管cを傾斜状
に配した後にコイルバネ16の付勢力に抗して下方へ押
し付けて毛細管cを載置部15の定位置にワンタッチで
セットするための管ホルダ17、ディスクシャフト11
の上端部に取り付けられ管ホルダ17の上方への移動を
止めるための止め輪18、及びディスクシャフト11の
上端部にかぶせられたホルダキャップ19が装着されて
いる。また、各載置部15の大リング部12寄り端部に
は、毛細管cの一端部を保護するための留ゴム10が嵌
め込まれている。
【0032】回転装置2は、1〜6本の毛細管cが載置
されたディスク1をディスクシャフト11で回転させ
て、毛細管c内の血液を赤血球帯、白血球帯及び血漿帯
の3つの帯域に遠心分離するためのものである。
【0033】回転装置2は、図5及び図6に示すよう
に、垂直に配されるモータシャフト24を有し交流電源
に接続されて切替スイッチ(図示略)により正・逆方向
へ回転可能な1個の駆動用モータ20と、このモータ2
0の一方方向の回転である正方向(モータ20の上方か
ら見て時計回り方向)の回転をディスク1に伝達する回
転運動伝達機構23とを備えてなる。
【0034】モータ20は取付ネジ21でモータ取付板
22に取り付けられている。回転運動伝達機構23は、
モータシャフト24と、このモータシャフト24とは独
立してディスクに設けられたディスクシャフト11と、
このディスクシャフト11にモータ20の前記正方向の
回転をモータシャフト24を介して伝達し他方方向の回
転である逆方向(モータ20の上方から見て反時計回り
方向)の回転を伝達しないカップリング装置25とを具
備してなる。
【0035】カップリング装置25は、図2、図6及び
図7に示すように、モータシャフト24の上端部に取り
付けられたカップリング爪7と、ディスクシャフト11
の下端部に取り付けられカップリング爪7に係合/係合
解除されるカップリングラチェット(内側にラチェット
部)8とからなる。モータシャフト24には、ワンウェ
イクラッチベアリング26を介して爪車27が装着され
ている。爪車27は、小径の上段部27aと、大径の下
段部27bとから構成されている。
【0036】ワンウェイクラッチベアリング26は、モ
ータシャフト24に内輪部が装着され爪車27に外輪部
が連結されている。そして、爪車27にモータ20の前
記逆方向の回転を伝達し前記正方向の回転を伝達しない
ようになっている。すなわち、ワンウェイクラッチベア
リング26は、モータ20が前記正方向に回転するとき
にモータシャフト24を空転させることで爪車27にモ
ータ20の正方向の回転を伝達しないようにし、モータ
20が前記逆方向に回転するときにモータシャフト24
にかみ合うことで爪車27にモータ20の逆方向の回転
を伝達する。
【0037】光センサ3は、図2及び図8に示すように
発光素子31と受光素子32とを有してなり、マイクロ
コンピュータ5に接続され、ディスク1の直下にディス
ク1に沿って直線移動可能に配されている。すなわち、
光センサ3は、ディスク1の載置部15に載置された毛
細管cに発光素子31から光を照射し、その毛細管cか
らの反射光を受光素子32で受けるようにされている。
そして、後述するように、遠心分離後の各毛細管cに沿
ってその下方を直線移動することで前記3つの帯域を光
学的に検出し、マイクロコンピュータ5がこれらの帯域
の長さ比率を演算する。
【0038】直線移動装置4は、光センサ3をディスク
1の載置部15に載置された毛細管cに沿って直線移動
させるための装置であり、モータ20と、モータ20の
前記逆方向の回転を直線運動に変換して光センサ3に伝
達する直線運動発生機構40とを備えてなる。
【0039】直線運動発生機構40は、図8に示すよう
に、ワンウェイクラッチベアリング26と、爪車27に
モータ20の前記逆方向の回転が伝達されたときに爪車
27に係合して作動しディスク1の半径方向に沿った直
線運動を発生させる3つの遊星歯車装置41と、各遊星
歯車装置41に対応して設けられかつ光センサ3をディ
スク1の半径方向に沿って直線移動させるべくガイドす
る3つのリニアガイド装置42とを具備してなる。
【0040】各遊星歯車装置41は、取付板22に固定
されたシャーシ43の水平板部に形成された内歯車44
と、この内歯車44の2分の1の歯数を有しその内歯車
44に係合する遊星歯車45と、この遊星歯車45を駆
動させるための駆動歯車46とを具備してなる。駆動歯
車46は、シャーシ43に設けられた上方突出状の駆動
歯車用回転軸部43aに留具36で取り付けられ、爪車
27の上段部27aに係合している。また、駆動歯車4
6の上面には、遊星歯車45が留具35で取り付けられ
かつ遊星歯車45の回転軸になる遊星歯車用回転軸部4
6aが設けられている。
【0041】シャーシ43の回転軸部43aの下方には
下方突出状の回転軸部43bが設けられている。この回
転軸部43bには、図8及び図9に示すように、爪車2
7の下段部27bに係合する状態に係止爪47が装着さ
れ、留具37により止められている。係止爪47は、モ
ータ20の前記逆方向の回転が爪車27に伝達されたと
きに爪車27の同方向への回転を許容しかつ反対方向へ
の回転を阻止する。
【0042】各リニアガイド装置42は、図8及び図1
0に示すように、ディスク1の下方においてほぼ水平に
シャーシ43に固定されたガイド板48と、遊星歯車装
置41における遊星歯車45のピッチ円上に中心部が位
置するようにその遊星歯車45に一体に設けられた上方
突起45aと、この突起45aにゆるく装着された移動
体49とを具備してなる。
【0043】ガイド板48は、ディスク1の半径方向に
沿って穿設された3本の直線状ガイド溝48aを有して
いる。これらのガイド溝48aは隣りのものとの中心角
が120度になるように設けられている。突起45a
は、その遊星歯車45が内歯車44の2分の1の歯数を
有しているため、遊星歯車45の公転に伴って自転しな
がらディスク1の半径方向に沿った直線移動を行う。移
動体49には、発光素子31及び受光素子32を有して
なる光センサ3が搭載されている。移動体49は、ガイ
ド板48のガイド溝48aに自転を規制された状態にゆ
るく嵌め込まれており、突起45aの動きに伴ってガイ
ド溝48a内を自転することなく直線状にスライド移動
するようにされている。
【0044】なお、図8において、38はガイド板48
の下面中央に嵌め込まれかつディスクシャフト11を保
持するための通常ベアリングを示し、39はディスクシ
ャフト11の所定箇所に装着されかつガイド板48の下
面中央に配されたスナップリングを示す。
【0045】また、この血液分析計Pにあっては、回転
装置2による遠心分離のための回転が施された後のディ
スク1の載置部15を、引き続いて行われる、直線移動
装置4によるスキャニングに最適な位置に置くために、
使用者が遠心分離後のディスク1を手で回転させて、デ
ィスク1の載置部15に載置されている毛細管cの長手
方向とガイド板48のガイド溝48aの長手方向とが平
行になるようにする。このように、使用者によるマニュ
アル操作を採用したのは、血液分析計Pの構造をできる
だけ簡単にするためである。
【0046】しかし、場合によっては、そのようなマニ
ュアル操作を採用することなく、遠心分離後のディスク
1の載置部15を前記の最適な位置に置くための構造に
してもよい。例えば、モータ20をステップモータで構
成し、そのパルス数を制御することで、ディスク1の載
置部15を最適位置で停止させることができる。このよ
うな場合は、血液分析計Pにステップ角を決めるための
センサなどを付加しておけばよい。
【0047】次に、この血液分析計Pによって、毛細管
cに遠心分離を行い、引き続いてスキャニングを行うと
きの各構成部分の作動状態を示す。
【0048】A.遠心分離操作について図11におい
て、まず、ディスク1の6つの載置部15に分析対象と
なる血液を封入した6本の毛細管cのそれぞれを載置す
る。載置の方法は、図4に示すように、引き上げられた
管ホルダ17と各載置部15の大リング部12寄り箇所
との間に各毛細管cを傾斜状に配した後に管ホルダ17
をコイルバネ16の付勢力に抗して下方へ押し付けてデ
ィスク1の中央部に係合させるという方法による。
【0049】6本の毛細管cが載置されると、モータ2
0の切替スイッチを操作してモータ20を正方向(モー
タ20の上方から見て時計回り方向)に回転させる。す
ると、モータシャフト24が図11の円弧状矢印方向へ
回転する。
【0050】モータシャフト24のこの回転は、カップ
リング爪7に伝達された後、カップリング爪7に係合す
るカップリングラチェット8に伝達される。このとき、
ワンウェイクラッチベアリング26により、モータシャ
フト24の回転は爪車27には伝達されないため、直線
移動装置4は作動することがない。
【0051】カップリングラチェット8に伝達された回
転により、ディスクシャフト11が図11の矢印方向へ
回転する。これにより、ディスク1が同方向へ高速で回
転し、6つの載置部15に載置された6本の毛細管cに
遠心分離処理が施される。
【0052】なお、図11における28は、ディスクシ
ャフト11に装着されたワンウェイクラッチベアリング
を示している。このワンウェイクラッチベアリング28
は、内輪部がディスクシャフト11に装着され外輪部が
シャーシ43に連結されている。そして、モータ20が
図11の矢印方向(一方方向)へ回転してその回転がカ
ップリング装置25によりディスクシャフト11に伝達
されたときにディスクシャフト11の回転を許容し、モ
ータ20の他方方向への回転時にディスクシャフト11
の回転を阻止する。
【0053】ディスク1が高速で所定時間だけ回転して
6本の毛細管cに遠心分離処理が施されると、モータ2
0が停止される。この遠心分離処理により、各毛細管c
の内部における血液は、ディスク1の大リング部12か
ら小リング部14へ向かって、赤血球帯、白血球帯及び
血漿帯の3つの帯域に区画されている。
【0054】B.スキャニング操作について次いで、使
用者がディスク1を手で回転させて、ディスク1の1つ
の載置部15に載置されている毛細管cの長手方向とガ
イド板48の1つのガイド溝48aの長手方向とが平行
になるようにする。これにより、ガイド板48の3つの
ガイド溝48aが、ディスク1に載置された6本の毛細
管cのうちの1つおきの3本の毛細管cの直下に位置す
ることになる。
【0055】このような3本の毛細管cの位置決めが終
わると、モータ20の切替スイッチを操作してモータ2
0を逆方向(モータ20の上方から見て反時計回り方
向)に回転させる。すると、モータシャフト24が図1
2の円弧状矢印方向へ回転する。
【0056】モータシャフト24のこの回転は、ワンウ
ェイクラッチベアリング26により爪車27に伝達され
る。そして、爪車27が回転することにより、爪車27
に係合する3つの駆動歯車46がそれぞれ図12の円弧
状矢印方向へ回転する。
【0057】すると、各駆動歯車46の回転軸部46a
に取り付けられた遊星歯車45がモータシャフト24の
回転方向と同じ方向(図12の円弧状矢印方向)へ減速
回転(自転)する。次いで、各遊星歯車45が内歯車4
4に係合して、図13に示すように、駆動歯車46の回
転軸部46aの回りに自転しながら内歯車44に沿って
公転する。
【0058】各遊星歯車45が内歯車44の2分の1の
歯数を有しており、かつ、上方突起45aにゆるく装着
された移動体49がガイド板48のガイド溝48aに自
転を規制された状態にゆるく嵌め込まれているので、各
遊星歯車45の自転及び公転により、移動体49はガイ
ド溝48a内を自転することなく、図13の直線状外向
き矢印方向すなわち図12の直線状矢印方向へ低速でス
ライド移動した後、折り返して、図13の直線状内向き
矢印方向へ低速でスライド移動する。
【0059】すなわち、各遊星歯車45が内歯車44に
関して1回の公転を行うと、各移動体49は、図12に
示す初期位置(ガイド溝48aの内側の端部)からガイ
ド溝48aの外側の端部へ向かって直線状にスライド移
動(往路移動)した後、同端部で折り返し、再びガイド
溝48a内をスライド移動(復路移動)して初期位置に
戻る。
【0060】以上のように、モータシャフト24が図1
2の円弧状矢印方向へ回転すると、3つの移動体49が
ディスク1に載置された3本の毛細管cのそれぞれに沿
って往路移動して直線状のスキャニングを行う。そし
て、各移動体49に搭載された光センサ3の発光素子3
1から対応する毛細管cに光を照射し、その毛細管cか
らの反射光を受光素子32で受けることで、1本の毛細
管cごとに前記3つの帯域を光学的に検出する。
【0061】その後、各移動体49は復路移動して初期
位置に戻り、停止する。次いで、使用者がディスク1を
中心角60度だけ回転させて、ディスク1に載置された
残り3本の毛細管cの位置決めを行う。そして、これら
の毛細管cについて、前記と同様なスキャニング操作を
行うことで、毛細管cごとに前記3つの帯域を光学的に
検出する。
【0062】以上のようにして、6本の毛細管cについ
て前記3つの帯域が検出されると、光センサ3に接続さ
れたマイクロコンピュータ5が毛細管cごとにそれらの
帯域の長さ比率を演算する。
【0063】そして、その結果が、マイクロコンピュー
タ5に接続された液晶表示パネル6に数値として、すな
わち、赤血球○○%、白血球××%、血漿△△%として
視覚表示される。
【0064】以上のようなスキャニング操作の際は、前
記のように、ワンウェイクラッチベアリング28の作用
でディスクシャフト11の回転が阻止されるので、ディ
スク1が回転するというおそれが有効に防止される。
【0065】この発明に係る遠心分離式血液分析計P
は、以上のように構成されており、遠心分離処理を行っ
た後の毛細管cを移動させる必要がないため毛細管c中
の血液分離状態を攪乱するおそれがなく、作業も簡単で
あることから測定能率が高いものであるうえ、1個の駆
動用モータ20でディスク1の回転運動と光センサ3の
直線運動とを行わせることが可能になり、部品点数が少
なくてすみ、コンパクト化を図ることができるなど、好
都合である。
【0066】
【発明の効果】この発明に係る遠心分離式血液分析計は
前記のように構成されているので、次のような顕著な効
果を奏する。
【0067】請求項1記載の遠心分離式血液分析計は、
血液を封入した毛細管が半径方向に沿って設けられた載
置部に載置されたディスクを回転装置により回転させ
て、管内の血液を複数の帯域に遠心分離し、直線移動装
置により、ディスクに載置された遠心分離後の毛細管に
沿って光センサを直線移動させて前記複数の帯域を光学
的に検出し、光センサによる検出結果から前記複数の帯
域の比率を演算装置により求め、求めたその比率を表示
装置により外部に表示するように構成されている。した
がって、遠心分離処理を行った後の毛細管を移動させる
必要がないため、管中の血液分離状態を攪乱するおそれ
がなく、作業も簡単であるうえ測定能率が高く、しかも
前記複数の帯域の比率を求めてそれを表示装置により外
部に表示することができるので便利である。
【0068】請求項2記載の遠心分離式血液分析計によ
れば、回転装置及び直線移動装置が正・逆方向へ回転可
能な1個の駆動用モータを併有し、回転装置が同モータ
の一方方向の回転をディスクに伝達する回転運動伝達機
構を、直線移動装置が同モータの他方方向の回転を直線
運動に変換する直線運動発生機構を備えてなり、回転運
動伝達機構と直線運動発生機構とが同モータの回転方向
の正・逆切り換えにより択一的に作動されるように構成
されているので、請求項1記載の血液分析計が奏する前
記効果をコンパクトで低コストの血液分析計により確保
することができる。
【0069】請求項3記載の遠心分離式血液分析計によ
れば、回転運動伝達機構が、駆動用モータのモータシャ
フトとは独立してディスクに設けられたディスクシャフ
トと、このディスクシャフトとモータシャフトとの間に
設けられ同モータの一方方向の回転をディスクシャフト
に伝達し他方方向の回転をディスクシャフトに伝達しな
いカップリング装置と、ディスクシャフトとシャーシと
の間に設けられ同モータの一方方向の回転がカップリン
グ装置によりディスクシャフトに伝達されたときにディ
スクシャフトの回転を許容し同モータの他方方向への回
転時にディスクシャフトの回転を阻止するワンウェイク
ラッチベアリングとを具備してなり、直線運動発生機構
が、モータシャフトと同軸に配された爪車と、この爪車
とモータシャフトとの間に設けられ同モータの他方方向
の回転を爪車に伝達し一方方向の回転を爪車に伝達しな
いワンウェイクラッチベアリングと、その爪車に同モー
タの他方方向の回転が伝達されたときにその爪車に係合
して作動しディスクの半径方向に沿った直線運動を発生
させる所定個数の遊星歯車装置とを具備してなるので、
よりいっそう確実に、請求項2記載の遠心分離式血液分
析計が奏する前記効果を確保することができる。
【0070】請求項4記載の遠心分離式血液分析計は、
各遊星歯車装置が、シャーシに固定された内歯車と、こ
の内歯車の2分の1の歯数を有しその内歯車に係合する
遊星歯車と、前記爪車に係合してこの遊星歯車を駆動さ
せるための駆動歯車とを具備してなる。したがって、機
構学にいう「カルダン円」を得ることができ、遊星歯車
が内歯車に係合して自転しながら公転するときに、遊星
歯車のピッチ円上における任意の1点の描く軌跡が内歯
車の直径に重なる直線になることから、簡単な構成で光
センサをディスクの半径方向に沿って直線移動させるこ
とが可能になり、請求項3記載の遠心分離式血液分析計
が奏する前記効果を確保することができる。
【0071】請求項5記載の遠心分離式血液分析計は、
各遊星歯車装置に対応して設けられかつ前記光センサの
直線移動をガイドする所定個数のリニアガイド装置を備
え、各リニアガイド装置が、ディスクの下方に固定され
かつディスクの半径方向に沿う直線状ガイド溝を有する
ガイド板と、対応する遊星歯車装置における遊星歯車の
ピッチ円上に中心部が位置するようにその遊星歯車に設
けられかつその遊星歯車の公転に伴って自転しながらデ
ィスクの半径方向に沿った直線移動を行う上方突起と、
この突起に装着されかつ前記光センサが搭載されてガイ
ド板のガイド溝に自転を規制された状態に嵌め込まれそ
の突起の動きに伴って同ガイド溝内を自転することなく
直線状にスライド移動する移動体とを具備してなる。し
たがって、遊星歯車の回転に伴って上方突起が自転しな
がらディスクの半径方向に沿った直線移動を行うと、移
動体は同ガイド溝内を自転することなく直線状にスライ
ド移動することで、いっそう安定した直線移動を実現
し、請求項4記載の遠心分離式血液分析計が奏する前記
効果を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る遠心分離式血液分析計の1つの
実施の形態を示す全体斜視図である。
【図2】図1の血液分析計の主要部を示す一部切欠斜視
図である。
【図3】図1の血液分析計におけるディスクを示す分解
斜視図である。
【図4】図1の血液分析計におけるディスクを示す中央
部垂直断面図である。
【図5】図1の血液分析計における駆動用モータを示す
斜視図である。
【図6】図1の血液分析計における回転運動伝達機構を
示す分解斜視図である。
【図7】図6の回転運動伝達機構におけるカップリング
装置を示す中央部水平断面図である。
【図8】図1の血液分析計における直線運動発生機構を
示す分解斜視図である。
【図9】図1の血液分析計における直線運動発生機構を
示す平面図である。
【図10】図1の血液分析計における直線運動発生機構
を示す一部切欠平面図である。
【図11】図1の血液分析計における遠心分離操作時の
関連各部材の作動状態を説明する作動説明図である。
【図12】図1の血液分析計におけるスキャニング操作
時の関連各部材の作動状態を説明する作動説明図であ
る。
【図13】図1の血液分析計におけるスキャニング操作
時の「カルダン円」を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 回転装置 3 光センサ 4 直線移動装置 5 マイクロコンピュータ(演算装置) 6 液晶表示パネル(表示装置) 7 カップリング爪(カップリング装置) 8 カップリングラチェット(カップリング装置) 11 ディスクシャフト 15 載置部 20 駆動用モータ 23 回転運動伝達機構 24 モータシャフト 25 カップリング装置 26 ワンウェイクラッチベアリング 27 爪車 31 発光素子 32 受光素子 40 直線運動発生機構 41 遊星歯車装置 42 リニアガイド装置 44 内歯車 45 遊星歯車 45a 上方突起 46 駆動歯車 48 ガイド板 48a ガイド溝 49 移動体
フロントページの続き (72)発明者 喜多川 信宏 神戸市中央区港島中町7丁目2番1号 東 亜医用電子株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に配されかつ血液を封入した毛
    細管が半径方向に沿って設けられた載置部に載置される
    ディスクと、毛細管が載置されたこのディスクを回転さ
    せて管内の血液を複数の帯域に遠心分離するための回転
    装置と、遠心分離後の毛細管における前記複数の帯域を
    光学的に検出するための光センサと、この光センサをデ
    ィスクに載置された毛細管に沿って直線移動させるため
    の直線移動装置と、この直線移動装置で移動された光セ
    ンサによる検出結果から前記複数の帯域の比率を求める
    演算装置と、この演算装置により求められたその比率を
    外部に表示する表示装置とを備えてなる遠心分離式血液
    分析計。
  2. 【請求項2】 回転装置及び直線移動装置が正・逆方向
    へ回転可能な1個の駆動用モータを併有し、回転装置が
    同モータの一方方向の回転をディスクに伝達する回転運
    動伝達機構を、直線移動装置が同モータの他方方向の回
    転を直線運動に変換する直線運動発生機構を備えてな
    り、回転運動伝達機構と直線運動発生機構とが同モータ
    の回転方向の正・逆切り換えにより択一的に作動される
    請求項1記載の遠心分離式血液分析計。
  3. 【請求項3】 回転運動伝達機構が、駆動用モータのモ
    ータシャフトとは独立してディスクに設けられたディス
    クシャフトと、このディスクシャフトとモータシャフト
    との間に設けられ同モータの一方方向の回転をディスク
    シャフトに伝達し他方方向の回転をディスクシャフトに
    伝達しないカップリング装置と、ディスクシャフトとシ
    ャーシとの間に設けられ同モータの一方方向の回転がカ
    ップリング装置によりディスクシャフトに伝達されたと
    きにディスクシャフトの回転を許容し同モータの他方方
    向への回転時にディスクシャフトの回転を阻止するワン
    ウェイクラッチベアリングとを具備してなり、直線運動
    発生機構が、モータシャフトと同軸に配された爪車と、
    この爪車とモータシャフトとの間に設けられ同モータの
    他方方向の回転を爪車に伝達し一方方向の回転を爪車に
    伝達しないワンウェイクラッチベアリングと、その爪車
    に同モータの他方方向の回転が伝達されたときにその爪
    車に係合して作動しディスクの半径方向に沿った直線運
    動を発生させる所定個数の遊星歯車装置とを具備してな
    る請求項2記載の遠心分離式血液分析計。
  4. 【請求項4】 各遊星歯車装置が、シャーシに固定され
    た内歯車と、この内歯車の2分の1の歯数を有しその内
    歯車に係合する遊星歯車と、前記爪車に係合してこの遊
    星歯車を駆動させるための駆動歯車とを具備してなる請
    求項3記載の遠心分離式血液分析計。
  5. 【請求項5】 各遊星歯車装置に対応して設けられかつ
    前記光センサの直線移動をガイドする所定個数のリニア
    ガイド装置を備え、 各リニアガイド装置が、ディスクの下方に固定されかつ
    ディスクの半径方向に沿う直線状ガイド溝を有するガイ
    ド板と、対応する遊星歯車装置における遊星歯車のピッ
    チ円上に中心部が位置するようにその遊星歯車に設けら
    れかつその遊星歯車の公転に伴って自転しながらディス
    クの半径方向に沿った直線移動を行う上方突起と、この
    突起に装着されかつ前記光センサが搭載されてガイド板
    のガイド溝に自転を規制された状態に嵌め込まれその突
    起の動きに伴って同ガイド溝内を自転することなく直線
    状にスライド移動する移動体とを具備してなる請求項4
    記載の遠心分離式血液分析計。
JP17001096A 1996-06-28 1996-06-28 遠心分離式血液分析計 Pending JPH1019884A (ja)

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