JPH10198426A - ワゴンの安全装置 - Google Patents
ワゴンの安全装置Info
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- JPH10198426A JPH10198426A JP9001824A JP182497A JPH10198426A JP H10198426 A JPH10198426 A JP H10198426A JP 9001824 A JP9001824 A JP 9001824A JP 182497 A JP182497 A JP 182497A JP H10198426 A JPH10198426 A JP H10198426A
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 29
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 12
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
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- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ワゴン3に設けた安全装置1、4、5の動作
の状況を迅速で確実に搬送車11に伝達することがで
き、かつ、安全装置自体が正常に動作しない場合にも、
搬送車の走行の継続によるワゴンの損壊を回避できるよ
うに構成されるワゴンの安全装置を提供する。 【解決手段】 幅広ワゴン3と該ワゴン3を支承し走行
自在な搬送車11とに備わるワゴンの安全装置を、前記
搬送車11側の受光手段2と、該受光手段2に対峙して
ワゴン側に設けられる光パターン発生手段6と、前記ワ
ゴン3と地上機器等との接触を検知するように前記ワゴ
ンの側面に設けられるバンパー手段4と、前記ワゴンの
上部に設けられ前記搬送車を停止させるためのスイッチ
手段5とを備えて構成する。
の状況を迅速で確実に搬送車11に伝達することがで
き、かつ、安全装置自体が正常に動作しない場合にも、
搬送車の走行の継続によるワゴンの損壊を回避できるよ
うに構成されるワゴンの安全装置を提供する。 【解決手段】 幅広ワゴン3と該ワゴン3を支承し走行
自在な搬送車11とに備わるワゴンの安全装置を、前記
搬送車11側の受光手段2と、該受光手段2に対峙して
ワゴン側に設けられる光パターン発生手段6と、前記ワ
ゴン3と地上機器等との接触を検知するように前記ワゴ
ンの側面に設けられるバンパー手段4と、前記ワゴンの
上部に設けられ前記搬送車を停止させるためのスイッチ
手段5とを備えて構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送車で牽引され
るワゴンの地上機器等との接触を検知するためのワゴン
の安全装置に関する。
るワゴンの地上機器等との接触を検知するためのワゴン
の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ワゴンを工場等の作業現場におい
て搬送する場合に、搬送作業の自動化を図るため、自動
運転される無人搬送車が採用されるようになっており、
無人搬送車でワゴンを牽引する等して、目的位置までワ
ゴンを自動搬送することが行われる。そして、通常搬送
車よりワゴンが地上機器等に接触すると、ワゴンあるい
は地上機器等が損傷を受けるおそれがあるので、接触を
検知するための安全装置を設け、この安全装置の動作に
より搬送車を停止させる等している。
て搬送する場合に、搬送作業の自動化を図るため、自動
運転される無人搬送車が採用されるようになっており、
無人搬送車でワゴンを牽引する等して、目的位置までワ
ゴンを自動搬送することが行われる。そして、通常搬送
車よりワゴンが地上機器等に接触すると、ワゴンあるい
は地上機器等が損傷を受けるおそれがあるので、接触を
検知するための安全装置を設け、この安全装置の動作に
より搬送車を停止させる等している。
【0003】従来の安全装置は、安全装置の動作に基づ
いて停止等の制御を受ける搬送車に設けられている。即
ち、搬送車が走行する方向の先端部に非常停止ボタンを
設ける等し、この非常停止ボタンの作動が、搬送車の走
行を制御している制御装置に検出されるようになってい
る。そして、搬送車が障害物に接触して非常停止ボタン
が作動すると、制御装置は搬送車の走行を停止させるよ
うになっており、搬送されるワゴンが大きな衝撃を受け
ることなく保護されるようになっている。
いて停止等の制御を受ける搬送車に設けられている。即
ち、搬送車が走行する方向の先端部に非常停止ボタンを
設ける等し、この非常停止ボタンの作動が、搬送車の走
行を制御している制御装置に検出されるようになってい
る。そして、搬送車が障害物に接触して非常停止ボタン
が作動すると、制御装置は搬送車の走行を停止させるよ
うになっており、搬送されるワゴンが大きな衝撃を受け
ることなく保護されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の非常
停止ボタン等の安全装置を搬送車に設ける構成では、ワ
ゴンが搬送車よりも幅広である場合等には、ワゴンが接
触を起こす前に安全装置を作動させることが不可能であ
る等の操作上の問題がある。そこで、ワゴンの側に非常
停止ボタンやバンパー等の安全装置を設け、この安全装
置の作動を搬送車側に伝達するように構成することが考
えられる。
停止ボタン等の安全装置を搬送車に設ける構成では、ワ
ゴンが搬送車よりも幅広である場合等には、ワゴンが接
触を起こす前に安全装置を作動させることが不可能であ
る等の操作上の問題がある。そこで、ワゴンの側に非常
停止ボタンやバンパー等の安全装置を設け、この安全装
置の作動を搬送車側に伝達するように構成することが考
えられる。
【0005】ここで、安全装置の作動を搬送車側に伝達
する方法として、搬送車側に設けられる押しボタンをワ
ゴン側から押さえる等の機械的接触を伴う動きによる方
法が考えられる。しかし、機械的な動作を介したので
は、安全装置の作動を必ずしも迅速で確実に伝達するこ
とができない。
する方法として、搬送車側に設けられる押しボタンをワ
ゴン側から押さえる等の機械的接触を伴う動きによる方
法が考えられる。しかし、機械的な動作を介したので
は、安全装置の作動を必ずしも迅速で確実に伝達するこ
とができない。
【0006】また、このようにワゴンに安全装置を備え
た場合に、搬送車側に備えた電源によりワゴン側の安全
装置を動作させるような構成とすることが考えられる
が、かかる構成にすると機構が複雑になるので、充電式
のバッテリーをワゴン側に備えることが考えられる。こ
のような場合に、バッテリーの消耗をできるだけ避ける
ようにするのが望ましく、ワゴンが搬送車に牽引された
ときのみバッテリーを安全装置に接続する構成が考えら
れる。しかし、かかる構成としても、安全装置自体にト
ラブルを生じて動作しない場合には、ワゴンに生じた地
上機器等との接触等を判断することができない。
た場合に、搬送車側に備えた電源によりワゴン側の安全
装置を動作させるような構成とすることが考えられる
が、かかる構成にすると機構が複雑になるので、充電式
のバッテリーをワゴン側に備えることが考えられる。こ
のような場合に、バッテリーの消耗をできるだけ避ける
ようにするのが望ましく、ワゴンが搬送車に牽引された
ときのみバッテリーを安全装置に接続する構成が考えら
れる。しかし、かかる構成としても、安全装置自体にト
ラブルを生じて動作しない場合には、ワゴンに生じた地
上機器等との接触等を判断することができない。
【0007】そこで、本発明において、ワゴンに設けた
安全装置の動作の状況を迅速で確実に搬送車に伝達する
ことができ、かつ、安全装置自体が正常に動作しない場
合にも搬送車が走行を継続することを防止し、搬送車に
よるワゴンの牽引の安全をより確実に保つことのできる
ワゴンの安全装置を提供することを目的とする。
安全装置の動作の状況を迅速で確実に搬送車に伝達する
ことができ、かつ、安全装置自体が正常に動作しない場
合にも搬送車が走行を継続することを防止し、搬送車に
よるワゴンの牽引の安全をより確実に保つことのできる
ワゴンの安全装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明にかかる請求項1記載の発明は、幅広ワゴン
と該ワゴンを支承し走行自在な搬送車とに備わるワゴン
の安全装置であって、該安全装置は、前記搬送車側の受
光手段と、該受光手段に対峙してワゴン側に設けられる
光パターン発生手段と、前記ワゴンと地上機器等との接
触を検知するように前記ワゴンの側面に設けられるバン
パー手段と、前記ワゴンの上部に設けられ前記搬送車を
停止させるためのスイッチ手段とを備えて構成され、前
記安全装置は、前記バンパー手段による接触が検知され
ず、かつ前記スイッチ手段が操作されない時に特定の変
化パターンからなる特定光パターンを前記光パターン発
生手段に発生させ、前記バンパー手段により接触が検知
された時に前記特定光パターンと異なる第一光パターン
を前記光パターン発生手段に発生させ、前記スイッチ手
段が操作された時に前記特定光パターンおよび前記第一
光パターンと異なる第二光パターンを前記光パターン発
生手段に発生させるように構成され、これらの光パター
ンを受光する前記受光手段が、前記ワゴンの地上機器等
との接触と、前記搬送車の停止とを判断するように構成
されることを特徴とするワゴンの安全装置である。
め、本発明にかかる請求項1記載の発明は、幅広ワゴン
と該ワゴンを支承し走行自在な搬送車とに備わるワゴン
の安全装置であって、該安全装置は、前記搬送車側の受
光手段と、該受光手段に対峙してワゴン側に設けられる
光パターン発生手段と、前記ワゴンと地上機器等との接
触を検知するように前記ワゴンの側面に設けられるバン
パー手段と、前記ワゴンの上部に設けられ前記搬送車を
停止させるためのスイッチ手段とを備えて構成され、前
記安全装置は、前記バンパー手段による接触が検知され
ず、かつ前記スイッチ手段が操作されない時に特定の変
化パターンからなる特定光パターンを前記光パターン発
生手段に発生させ、前記バンパー手段により接触が検知
された時に前記特定光パターンと異なる第一光パターン
を前記光パターン発生手段に発生させ、前記スイッチ手
段が操作された時に前記特定光パターンおよび前記第一
光パターンと異なる第二光パターンを前記光パターン発
生手段に発生させるように構成され、これらの光パター
ンを受光する前記受光手段が、前記ワゴンの地上機器等
との接触と、前記搬送車の停止とを判断するように構成
されることを特徴とするワゴンの安全装置である。
【0009】ワゴンに備わる前記安全装置は、前記バン
パー手段による接触が検知されず、前記スイッチ手段も
操作されない時に限り、前記光パターン発生手段に特定
光パターンを発生させる。そして、搬送車に備わる受光
手段において、この特定光パターンを受光すると、搬送
車の走行を継続しても安全であることが判断される。ま
た、安全装置は、バンパー手段による地上機器等との接
触が検知されると、前記特定パターンと異なる第一光パ
ターンを前記光パターン発生手段に発生させる。これに
より、受光手段において、ワゴンに備わるバンパー手段
が地上機器等と接触を生じていることが判断され、搬送
車の走行を一旦停止させる等の判断がされる。さらに、
安全装置は、前記スイッチ手段が操作されると、前記特
定光パターンおよび前記第一光パターンと異なる第二光
パターンを前記光パターン発生手段に発生させる。これ
により、受光手段において、ワゴンに備わるスイッチ手
段が操作されたことが判断され、搬送車の走行を停止さ
せるべきことの判断がされる。前記のとおり、安全装置
は、バンパー手段による地上機器等との接触が検知され
ず、前記スイッチ手段も操作されない時に限り、前記特
定光パターンを発生するように構成される。そのため、
光パターン発生手段のなんらかの動作トラブルにより前
記特定光パターンの発生がない場合にも、前記受光手段
において、搬送車の走行の継続が安全であると判断され
ない。従って、前記安全装置を所謂フェイルセーフなも
のにできる。
パー手段による接触が検知されず、前記スイッチ手段も
操作されない時に限り、前記光パターン発生手段に特定
光パターンを発生させる。そして、搬送車に備わる受光
手段において、この特定光パターンを受光すると、搬送
車の走行を継続しても安全であることが判断される。ま
た、安全装置は、バンパー手段による地上機器等との接
触が検知されると、前記特定パターンと異なる第一光パ
ターンを前記光パターン発生手段に発生させる。これに
より、受光手段において、ワゴンに備わるバンパー手段
が地上機器等と接触を生じていることが判断され、搬送
車の走行を一旦停止させる等の判断がされる。さらに、
安全装置は、前記スイッチ手段が操作されると、前記特
定光パターンおよび前記第一光パターンと異なる第二光
パターンを前記光パターン発生手段に発生させる。これ
により、受光手段において、ワゴンに備わるスイッチ手
段が操作されたことが判断され、搬送車の走行を停止さ
せるべきことの判断がされる。前記のとおり、安全装置
は、バンパー手段による地上機器等との接触が検知され
ず、前記スイッチ手段も操作されない時に限り、前記特
定光パターンを発生するように構成される。そのため、
光パターン発生手段のなんらかの動作トラブルにより前
記特定光パターンの発生がない場合にも、前記受光手段
において、搬送車の走行の継続が安全であると判断され
ない。従って、前記安全装置を所謂フェイルセーフなも
のにできる。
【0010】請求項2記載の発明は、前記搬送車が前記
ワゴンを支承すると、光スイッチング素子を備える前記
光パターン発生手段は、搬送車からの投光を受光するこ
とによりバッテリー電源から電力を供給され、前記受光
手段は前記光パターン発生手段が発生する光パターンを
受光できるように構成される請求項1記載のワゴンの安
全装置である。前記光スイッチング素子は、ワゴンが未
だ搬送車に支承されず搬送車からの投光を受光できない
状態では開放状態にあり、搬送の開始に先がけてワゴン
が搬送車により支承され搬送車からの投光を受光できる
と導通状態となる。従って、光パターン発生手段は、前
記投光を受光しない状態で光スイッチング素子がオフさ
れていると、バッテリー電源より電力の供給を受けるこ
とがない。一方、光パターン発生手段は、前記光スイッ
チング素子が前記投光を受光することによりオンされる
と、バッテリー電源から電力の供給を受けることがで
き、前記特定光パターン等の所定の光パターンを発生す
る動作を行うことが可能になる。
ワゴンを支承すると、光スイッチング素子を備える前記
光パターン発生手段は、搬送車からの投光を受光するこ
とによりバッテリー電源から電力を供給され、前記受光
手段は前記光パターン発生手段が発生する光パターンを
受光できるように構成される請求項1記載のワゴンの安
全装置である。前記光スイッチング素子は、ワゴンが未
だ搬送車に支承されず搬送車からの投光を受光できない
状態では開放状態にあり、搬送の開始に先がけてワゴン
が搬送車により支承され搬送車からの投光を受光できる
と導通状態となる。従って、光パターン発生手段は、前
記投光を受光しない状態で光スイッチング素子がオフさ
れていると、バッテリー電源より電力の供給を受けるこ
とがない。一方、光パターン発生手段は、前記光スイッ
チング素子が前記投光を受光することによりオンされる
と、バッテリー電源から電力の供給を受けることがで
き、前記特定光パターン等の所定の光パターンを発生す
る動作を行うことが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1乃至図4
を用いて説明する。図1は、本発明にかかる安全装置が
設けられる、ワゴン3とこれを支承して走行する搬送車
11との構成例を示している。ワゴン3は、この例で
は、長辺と短辺と一定高さとを備える直方体形状に構成
されている。図1(a)は、搬送車11がワゴン3を支
承した状態の側面図であり、図1(b)は、その正面図
である。
を用いて説明する。図1は、本発明にかかる安全装置が
設けられる、ワゴン3とこれを支承して走行する搬送車
11との構成例を示している。ワゴン3は、この例で
は、長辺と短辺と一定高さとを備える直方体形状に構成
されている。図1(a)は、搬送車11がワゴン3を支
承した状態の側面図であり、図1(b)は、その正面図
である。
【0012】ワゴン3は、図1の14、15に示すよう
に、搬送車11に対して幅広の寸法に構成されている。
また、ワゴン3の例として、各辺が等しい寸法からなる
立法体形状に構成することもできる。なお、ワゴン3
は、その寸法がどのように構成されるとしても、ワゴン
3と地上機器等との接触をバンパー4により検知できる
ように搬送車11に対して少なくとも走行方向に幅広に
構成されている。
に、搬送車11に対して幅広の寸法に構成されている。
また、ワゴン3の例として、各辺が等しい寸法からなる
立法体形状に構成することもできる。なお、ワゴン3
は、その寸法がどのように構成されるとしても、ワゴン
3と地上機器等との接触をバンパー4により検知できる
ように搬送車11に対して少なくとも走行方向に幅広に
構成されている。
【0013】搬送車11は、ワゴン3の下側から支持機
構12によりワゴン3を支承するようになっている。ま
た、ワゴン3を支承した状態において、車輪13の駆動
により走行自在であり、目的とする作業位置までワゴン
3を搬送できるようになっている。そして、車輪13
は、駆動機構26により駆動されるようになっている。
構12によりワゴン3を支承するようになっている。ま
た、ワゴン3を支承した状態において、車輪13の駆動
により走行自在であり、目的とする作業位置までワゴン
3を搬送できるようになっている。そして、車輪13
は、駆動機構26により駆動されるようになっている。
【0014】また、搬送車11は、本発明にかかる受光
手段を備える制御装置2と、点光源16とを備えてい
る。制御装置2については後に説明する。点光源16
は、後に説明する光パターン発生回路をバッテリー32
に接続し動作させるための光源であり、搬送車11の上
部に設けられ、ワゴン3に備わる光スイッチング素子7
との間で投受光の関係にある。
手段を備える制御装置2と、点光源16とを備えてい
る。制御装置2については後に説明する。点光源16
は、後に説明する光パターン発生回路をバッテリー32
に接続し動作させるための光源であり、搬送車11の上
部に設けられ、ワゴン3に備わる光スイッチング素子7
との間で投受光の関係にある。
【0015】ワゴン3は、本発明にかかる安全装置を構
成するバンパー手段とスイッチ手段と光パターン発生手
段とを備えている。光パターン発生手段については、後
に説明する。ワゴン3は、バンパー手段としてワゴン3
の側面の周囲を覆うように設けられるバンパー4とスイ
ッチ手段としてワゴン3の上部に設けられる上部ボタン
5とを備えている。バンパー4は、搬送車11がワゴン
3を牽引しながら走行している状態において、地上機器
等との間で生ずる側面方向の接触を検知するための部材
である。上部ボタン5は、搬送車11を停止させたい時
に、人間による上側から押す操作を受けることにより搬
送車11の走行を緊急停止させるための部材である。
成するバンパー手段とスイッチ手段と光パターン発生手
段とを備えている。光パターン発生手段については、後
に説明する。ワゴン3は、バンパー手段としてワゴン3
の側面の周囲を覆うように設けられるバンパー4とスイ
ッチ手段としてワゴン3の上部に設けられる上部ボタン
5とを備えている。バンパー4は、搬送車11がワゴン
3を牽引しながら走行している状態において、地上機器
等との間で生ずる側面方向の接触を検知するための部材
である。上部ボタン5は、搬送車11を停止させたい時
に、人間による上側から押す操作を受けることにより搬
送車11の走行を緊急停止させるための部材である。
【0016】図2は、本発明にかかる安全装置の信号処
理にかかるブロック構成を示している。光パターン発生
手段を構成する発光素子6は、バンパー4や上部ボタン
5を回路要素に含む光パターン発生回路1の動作を介し
て、各々に異なる一定の光パターン27を発生する。こ
の光パターンは、27に示すように時系列的に明るさI
0 が変化する光からなるパターンである。この光パター
ン27には、この例では、バンパー4による接触が検知
されず上部ボタン5が押されることもない場合に発生す
る特定光パターンと、バンパー4による接触が検知され
た場合に発生する第一光パターン、上部ボタン5が押さ
れた場合に発生する第二光パターンがある。これらの特
定光パターンと、第一光パターンと、第二光パターンと
は相互に異なる光のパターンであるが、バンパー4によ
る接触の検知等とこれらの光パターンとの関係について
は、後の光パターン発生回路1の説明において説明す
る。
理にかかるブロック構成を示している。光パターン発生
手段を構成する発光素子6は、バンパー4や上部ボタン
5を回路要素に含む光パターン発生回路1の動作を介し
て、各々に異なる一定の光パターン27を発生する。こ
の光パターンは、27に示すように時系列的に明るさI
0 が変化する光からなるパターンである。この光パター
ン27には、この例では、バンパー4による接触が検知
されず上部ボタン5が押されることもない場合に発生す
る特定光パターンと、バンパー4による接触が検知され
た場合に発生する第一光パターン、上部ボタン5が押さ
れた場合に発生する第二光パターンがある。これらの特
定光パターンと、第一光パターンと、第二光パターンと
は相互に異なる光のパターンであるが、バンパー4によ
る接触の検知等とこれらの光パターンとの関係について
は、後の光パターン発生回路1の説明において説明す
る。
【0017】制御装置2は、光検出素子25と、I/O
24と、第一メモリ22と、第二メモリ23と、CPU
21とを備えている。そして、制御装置2により、アク
チュエータ26aを備える駆動機構26の動作が制御さ
れる。光検出素子25は、前記光パターン27を検出し
電気信号に変換する部分であり、発光ダイオード6によ
る光パターンの発光を受光できるように搬送車11の上
部に設けられている。この光検出素子25の具体例とし
て、光電変換作用を有するフォトトランジスタやフォト
ダイオードを上げることができる。そして、光パターン
より変換された電気信号は、CPU21等により処理で
きるようにディジタル信号からなるパターン検出データ
とされる。このパターン検出データに変換するため、必
要に応じて図示しないA/Dコンバータ等が備えられ
る。
24と、第一メモリ22と、第二メモリ23と、CPU
21とを備えている。そして、制御装置2により、アク
チュエータ26aを備える駆動機構26の動作が制御さ
れる。光検出素子25は、前記光パターン27を検出し
電気信号に変換する部分であり、発光ダイオード6によ
る光パターンの発光を受光できるように搬送車11の上
部に設けられている。この光検出素子25の具体例とし
て、光電変換作用を有するフォトトランジスタやフォト
ダイオードを上げることができる。そして、光パターン
より変換された電気信号は、CPU21等により処理で
きるようにディジタル信号からなるパターン検出データ
とされる。このパターン検出データに変換するため、必
要に応じて図示しないA/Dコンバータ等が備えられ
る。
【0018】この光パターン検出データは、I/O24
を介してメモリ23へと格納され、CPU21により演
算処理される。メモリ22には、検出された光パターン
に基づき、バンパー4に接触を生じていること、上部ボ
タン5が押されたこと、または、光パターン発生回路が
正常に動作していないことを判断するための判断ルーチ
ンが格納されている。また、メモリ22には、特定光パ
ターンや第一光パターンや第二光パターンをディジタル
データとして表現したデータからなるファイルが予め記
憶されている。そして、前記判断ルーチンの具体例とし
て、光検出素子25より得た前記パターン検出データと
特定光パターン等とを比較、照合することにより、ワゴ
ン3に接触を生じているか等を判断し、または、光パタ
ーン発生回路が正常に動作していないことの判断を行う
手順からなるルーチンを挙げることができる。
を介してメモリ23へと格納され、CPU21により演
算処理される。メモリ22には、検出された光パターン
に基づき、バンパー4に接触を生じていること、上部ボ
タン5が押されたこと、または、光パターン発生回路が
正常に動作していないことを判断するための判断ルーチ
ンが格納されている。また、メモリ22には、特定光パ
ターンや第一光パターンや第二光パターンをディジタル
データとして表現したデータからなるファイルが予め記
憶されている。そして、前記判断ルーチンの具体例とし
て、光検出素子25より得た前記パターン検出データと
特定光パターン等とを比較、照合することにより、ワゴ
ン3に接触を生じているか等を判断し、または、光パタ
ーン発生回路が正常に動作していないことの判断を行う
手順からなるルーチンを挙げることができる。
【0019】そして、バンパー4による接触が検知され
たことが判断されると車輪13による走行を一旦停止さ
せるように制御される。上部ボタン5が押されたことが
判断されると車輪13を緊急停止するように制御され
る。この制御は、CPU21による緊急停止や一旦停止
の指令がI/O24を介して駆動機構26へ伝達される
ことにより行われる。そして、アクチュエータ26aに
より駆動機構26を停止させるために必要なアナログ量
からなる電流等に変換され、車輪13の動きを停止させ
るようになっている。また、搬送車11によるワゴン3
の牽引に先がけて、支持機構12が駆動機構26によっ
て駆動されることにより、搬送車11がワゴン3を下側
から支承するようになっている。
たことが判断されると車輪13による走行を一旦停止さ
せるように制御される。上部ボタン5が押されたことが
判断されると車輪13を緊急停止するように制御され
る。この制御は、CPU21による緊急停止や一旦停止
の指令がI/O24を介して駆動機構26へ伝達される
ことにより行われる。そして、アクチュエータ26aに
より駆動機構26を停止させるために必要なアナログ量
からなる電流等に変換され、車輪13の動きを停止させ
るようになっている。また、搬送車11によるワゴン3
の牽引に先がけて、支持機構12が駆動機構26によっ
て駆動されることにより、搬送車11がワゴン3を下側
から支承するようになっている。
【0020】また、光パターン発生回路1に生じたトラ
ブル、例えば、バッテリー32の消耗や回路素子の故障
により、地上機器等との接触を表す光パターンのいずれ
をも発生できなくなった場合に、電子ブザー等を設けて
警報音を発するようにし光パターン発生回路1が動作で
きないことを警告するような構成とすることができる。
かかる構成とすると、搬送車11の走行の継続を中止す
べき状況のうち、光パターン発生回路1が動作していな
いことを区別して判断することができる。
ブル、例えば、バッテリー32の消耗や回路素子の故障
により、地上機器等との接触を表す光パターンのいずれ
をも発生できなくなった場合に、電子ブザー等を設けて
警報音を発するようにし光パターン発生回路1が動作で
きないことを警告するような構成とすることができる。
かかる構成とすると、搬送車11の走行の継続を中止す
べき状況のうち、光パターン発生回路1が動作していな
いことを区別して判断することができる。
【0021】図3は、光パターン発生回路1を示してい
る。この光パターン発生回路1は、光パターンを発生す
る光発生素子として発光ダイオード6を備えており、発
光ダイオード6の発生する光パターンは、発振回路素子
31より出力される電圧パルスのパルス幅により変化す
るようになっている。
る。この光パターン発生回路1は、光パターンを発生す
る光発生素子として発光ダイオード6を備えており、発
光ダイオード6の発生する光パターンは、発振回路素子
31より出力される電圧パルスのパルス幅により変化す
るようになっている。
【0022】バッテリー32は、光パターン発生回路1
を動作させる電力を供給するための直流電源である。バ
ッテリー32は、交流電源による充電が可能になってお
り、ワゴン3の搬送時において外部から電源の供給を受
けることなく、独立して光パターン発生回路1に電力を
供給できるようになっている。
を動作させる電力を供給するための直流電源である。バ
ッテリー32は、交流電源による充電が可能になってお
り、ワゴン3の搬送時において外部から電源の供給を受
けることなく、独立して光パターン発生回路1に電力を
供給できるようになっている。
【0023】バッテリー32に対して、光スイッチング
素子としてのフォトトランジスタ7が直列に接続されて
いる。そして、フォトトランジスタ7のエミッタ側端子
7eとバッテリー32の負側端子に対して、発光ダイオ
ード6と抵抗34とトランジスタ33とを直列接続した
回路と、発振回路素子31を備える回路とが並列に接続
されている。また、トランジスタ7のエミッタ側端子7
eと発振回路素子31の端子52に対して、抵抗R1
と、上部ボタン5により形成される機械的な接点からな
るスイッチと抵抗38とからなる回路と、バンパー4に
より形成される回路とが並列に接続されている。このバ
ンパー4を構成するための具体的な素子として、力の作
用を検知して動作する所謂テープスイッチを上げること
ができる。
素子としてのフォトトランジスタ7が直列に接続されて
いる。そして、フォトトランジスタ7のエミッタ側端子
7eとバッテリー32の負側端子に対して、発光ダイオ
ード6と抵抗34とトランジスタ33とを直列接続した
回路と、発振回路素子31を備える回路とが並列に接続
されている。また、トランジスタ7のエミッタ側端子7
eと発振回路素子31の端子52に対して、抵抗R1
と、上部ボタン5により形成される機械的な接点からな
るスイッチと抵抗38とからなる回路と、バンパー4に
より形成される回路とが並列に接続されている。このバ
ンパー4を構成するための具体的な素子として、力の作
用を検知して動作する所謂テープスイッチを上げること
ができる。
【0024】発振回路素子31は、その内部に無安定マ
ルチバイブレータからなる発振回路を備えている。発振
回路素子31は、端子53を介してバッテリー32より
直流電圧の供給を受けて動作する。そして、出力端子5
1から、周辺に接続される抵抗等の回路定数によって定
まるパルス幅からなる電圧パルスを出力する。即ち、抵
抗R1、R2、容量C1、上部ボタン5により形成され
る回路やバンパー4により形成される回路の状況の変化
に応じて、端子51から出力される電圧パルスのパルス
幅が決まるようになっている。
ルチバイブレータからなる発振回路を備えている。発振
回路素子31は、端子53を介してバッテリー32より
直流電圧の供給を受けて動作する。そして、出力端子5
1から、周辺に接続される抵抗等の回路定数によって定
まるパルス幅からなる電圧パルスを出力する。即ち、抵
抗R1、R2、容量C1、上部ボタン5により形成され
る回路やバンパー4により形成される回路の状況の変化
に応じて、端子51から出力される電圧パルスのパルス
幅が決まるようになっている。
【0025】抵抗34は発光ダイオード6に過大な電流
が注入されることを防ぐために備えられている。抵抗3
5はトランジスタ33のベース端子に過大な電流が注入
されることを防ぐために備えられている。コンデンサ4
3は、動作電圧に重畳する高周波成分を除去するための
バイパスフィルタとして備えられる。
が注入されることを防ぐために備えられている。抵抗3
5はトランジスタ33のベース端子に過大な電流が注入
されることを防ぐために備えられている。コンデンサ4
3は、動作電圧に重畳する高周波成分を除去するための
バイパスフィルタとして備えられる。
【0026】光パターン発生回路1のうち上部ボタン5
とバンパー4との部分を除く主要部分は1つのプリント
基板上に実装されており、このプリント基板をワゴン3
の底部分に装填できるようになっている。なお、バンパ
ー4や上部ボタン5の部分は、ワゴン3の内部に設けら
れる回路を通じて前記プリント基板と接続されるように
なっている。また、発光ダイオード6は、ワゴン3の最
下面の所定位置に備えられ、その発光面が下方に投光す
るようになっており、搬送車11が所定の位置でワゴン
3を支承して搬送する状態において、前記の光検出素子
25が発光ダイオード6による投光を受光できるように
なっている。
とバンパー4との部分を除く主要部分は1つのプリント
基板上に実装されており、このプリント基板をワゴン3
の底部分に装填できるようになっている。なお、バンパ
ー4や上部ボタン5の部分は、ワゴン3の内部に設けら
れる回路を通じて前記プリント基板と接続されるように
なっている。また、発光ダイオード6は、ワゴン3の最
下面の所定位置に備えられ、その発光面が下方に投光す
るようになっており、搬送車11が所定の位置でワゴン
3を支承して搬送する状態において、前記の光検出素子
25が発光ダイオード6による投光を受光できるように
なっている。
【0027】また、前記のフォトトランジスタ7は、ワ
ゴン3の下部において、前記点光源16による投光を受
光できる位置に設けられている。このフォトトランジス
タ7は、遮光状態においては、トランジスタ7のコレク
タ側端子7cとエミッタ側端子7eとは開放状態にあ
る。この場合には、発振回路素子31は、バッテリー3
2より電力の供給を受けることができず、動作できな
い。
ゴン3の下部において、前記点光源16による投光を受
光できる位置に設けられている。このフォトトランジス
タ7は、遮光状態においては、トランジスタ7のコレク
タ側端子7cとエミッタ側端子7eとは開放状態にあ
る。この場合には、発振回路素子31は、バッテリー3
2より電力の供給を受けることができず、動作できな
い。
【0028】搬送車11がワゴン3を牽引する際に、搬
送車11がワゴン3を支承して所定位置に位置し、トラ
ンジスタ7が点光源16の投光を受光することができる
と、前記コレクタ側端子7cとエミッタ側端子7eとが
導通状態となる。これにより、発振回路素子31はバッ
テリー32から電力の供給を受けることができる。従っ
て、ワゴン3の搬送が行なわれない場合には、バッテリ
ー32により電力を供給されることがなく、不要な電力
の消費を避けることができる。
送車11がワゴン3を支承して所定位置に位置し、トラ
ンジスタ7が点光源16の投光を受光することができる
と、前記コレクタ側端子7cとエミッタ側端子7eとが
導通状態となる。これにより、発振回路素子31はバッ
テリー32から電力の供給を受けることができる。従っ
て、ワゴン3の搬送が行なわれない場合には、バッテリ
ー32により電力を供給されることがなく、不要な電力
の消費を避けることができる。
【0029】また、上記の構成において、ワゴン3に対
する搬送車11の位置決めは、発光ダイオード6がワゴ
ンの接触等の状態に対応して発生する光パターンの明る
さの変化を光検出素子25が検出できる程度の位置決め
精度によりなされていれば十分である。従って、機械的
スイッチを操作させる場合のように、スイッチの接点の
寸法程度に位置決め精度が要求されるということがな
い。
する搬送車11の位置決めは、発光ダイオード6がワゴ
ンの接触等の状態に対応して発生する光パターンの明る
さの変化を光検出素子25が検出できる程度の位置決め
精度によりなされていれば十分である。従って、機械的
スイッチを操作させる場合のように、スイッチの接点の
寸法程度に位置決め精度が要求されるということがな
い。
【0030】以下に、ワゴン3の接触にかかる状態を検
知するための安全装置の動作について、出力端子51か
らの前記電圧パルスの出力と、これに伴って発光ダイオ
ード6が光パターンを発生する動作を中心に説明する。
図4は、バンパー4と上部ボタン5とにより形成される
回路の状態の変化に対して、出力端子51より出力され
る電圧パルスの波形の変化を示している。
知するための安全装置の動作について、出力端子51か
らの前記電圧パルスの出力と、これに伴って発光ダイオ
ード6が光パターンを発生する動作を中心に説明する。
図4は、バンパー4と上部ボタン5とにより形成される
回路の状態の変化に対して、出力端子51より出力され
る電圧パルスの波形の変化を示している。
【0031】搬送車11がワゴン3を支承して走行して
いる状態において、バンパー4による接触が検知されて
おらず、上部ボタン5が押されてもいない場合には、バ
ンパー4により形成される回路について変化はなく、ま
た、スイッチ5a、5bは短絡されている。この状態に
おいては、図3に示される光パターン発生回路1におけ
る抵抗R1と抵抗R3と抵抗(R4+R5)とが並列に
接続されている。この時の出力端子51より出力される
正電圧パルスのパルス幅は、前記の並列に接続される3
つの合成抵抗とコンデンサC1の容量とによって決まる
時間となるのであり、これをT1とする。即ち、図4
(a)に示すように、(T1+Td )時間の周期で、パ
ルス幅T1時間の正電圧V0 からなるパルスの出力を繰
り返す。なお、出力なき時間Td は、R2とC1とによ
って決まる。
いる状態において、バンパー4による接触が検知されて
おらず、上部ボタン5が押されてもいない場合には、バ
ンパー4により形成される回路について変化はなく、ま
た、スイッチ5a、5bは短絡されている。この状態に
おいては、図3に示される光パターン発生回路1におけ
る抵抗R1と抵抗R3と抵抗(R4+R5)とが並列に
接続されている。この時の出力端子51より出力される
正電圧パルスのパルス幅は、前記の並列に接続される3
つの合成抵抗とコンデンサC1の容量とによって決まる
時間となるのであり、これをT1とする。即ち、図4
(a)に示すように、(T1+Td )時間の周期で、パ
ルス幅T1時間の正電圧V0 からなるパルスの出力を繰
り返す。なお、出力なき時間Td は、R2とC1とによ
って決まる。
【0032】次に、上部ボタン5が押され、スイッチ5
a、5bのいずれかが開放されると、抵抗R1と抵抗
(R4+R5)との並列接続となる。この場合には、図
4(b)に示すように、(T2+Td )時間の周期で、
パルス幅T2時間の正電圧V0からなるパルスの出力を
繰り返す。
a、5bのいずれかが開放されると、抵抗R1と抵抗
(R4+R5)との並列接続となる。この場合には、図
4(b)に示すように、(T2+Td )時間の周期で、
パルス幅T2時間の正電圧V0からなるパルスの出力を
繰り返す。
【0033】次に、バンパー4のみが接触を検知してバ
ンパー4に変形を生じ、端子4a、4bに短絡を生ずる
と、バンパー4により形成される抵抗に変化を生じ、抵
抗R1と抵抗R3と抵抗R4との並列接続となる。この
場合には、図4(c)に示すように、(T3+Td )時
間の周期でパルス幅T3時間の正電圧V0 からなるパル
スの出力を繰り返す。
ンパー4に変形を生じ、端子4a、4bに短絡を生ずる
と、バンパー4により形成される抵抗に変化を生じ、抵
抗R1と抵抗R3と抵抗R4との並列接続となる。この
場合には、図4(c)に示すように、(T3+Td )時
間の周期でパルス幅T3時間の正電圧V0 からなるパル
スの出力を繰り返す。
【0034】次に、バンパー4にトラブル、例えばバン
パー4に断線を生じた場合には、抵抗R1と抵抗3との
並列接続となる。この場合には、図4(d)に示すよう
に、(T4+Td )時間の周期でパルス幅T4時間の正
電圧V0 からなるパルスの出力を繰り返す。
パー4に断線を生じた場合には、抵抗R1と抵抗3との
並列接続となる。この場合には、図4(d)に示すよう
に、(T4+Td )時間の周期でパルス幅T4時間の正
電圧V0 からなるパルスの出力を繰り返す。
【0035】このように、ワゴン3に生じた接触が検知
された場合や、上部ボタン5が押された場合等の異なる
状況に対応して異なるパルス幅からなる電圧パルスが端
子51より出力される。そして、このような電圧パルス
がトランジスタ33のベース端子33bに印加される
と、トランジスタ33のコレクタ端子33cとエミッタ
端子33eとの間は、V0 の正電圧パルスが出力される
T1等の期間のみ導通状態となり、出力なき期間Td に
おいては開放状態となる。これにより、発光ダイオード
6に対してバッテリー32によって印加される電圧変化
のパターンは、ワゴン3についての上記の異なる状況の
違いを反映するものとなる。
された場合や、上部ボタン5が押された場合等の異なる
状況に対応して異なるパルス幅からなる電圧パルスが端
子51より出力される。そして、このような電圧パルス
がトランジスタ33のベース端子33bに印加される
と、トランジスタ33のコレクタ端子33cとエミッタ
端子33eとの間は、V0 の正電圧パルスが出力される
T1等の期間のみ導通状態となり、出力なき期間Td に
おいては開放状態となる。これにより、発光ダイオード
6に対してバッテリー32によって印加される電圧変化
のパターンは、ワゴン3についての上記の異なる状況の
違いを反映するものとなる。
【0036】そして、発光ダイオード6は、トランジス
タ33の前記導通状態となるT1等の期間にのみ通電さ
れ、該T1等の期間のみに発光し、期間Td においては
発光しない。即ち、発光ダイオード6は、出力端子51
より出力される電圧パルスの出力波形に追随する光パタ
ーンを発生するので、ワゴン3に生じている上記の状況
の違いに対応して相互に異なる光パターンを発生する。
このようにして、光パターン発生回路1は、バンパー4
による接触が検知されず上部ボタン5が押されることも
ない場合に発生する特定光パターンと、バンパー4によ
る接触が検知された場合に発生する第一光パターンと、
上部ボタン5が押された場合に発生する第二光パターン
とを発生させるようになっている。
タ33の前記導通状態となるT1等の期間にのみ通電さ
れ、該T1等の期間のみに発光し、期間Td においては
発光しない。即ち、発光ダイオード6は、出力端子51
より出力される電圧パルスの出力波形に追随する光パタ
ーンを発生するので、ワゴン3に生じている上記の状況
の違いに対応して相互に異なる光パターンを発生する。
このようにして、光パターン発生回路1は、バンパー4
による接触が検知されず上部ボタン5が押されることも
ない場合に発生する特定光パターンと、バンパー4によ
る接触が検知された場合に発生する第一光パターンと、
上部ボタン5が押された場合に発生する第二光パターン
とを発生させるようになっている。
【0037】ここで、光パターン発生回路1にトラブル
を生じて発振回路31が動作できない場合には、端子5
1は例えば図4(e)に示すように電圧を全く出力しな
いか、または、常にV0 を出力し続ける状態となる。一
方、正常に動作している場合で、上部ボタン5やバンパ
ー4に対する接触が検知されない場合であれば、端子5
1は前記のように図4(a)に示すパルス波形からなる
電圧を出力し、発光ダイオード6はこれに対応する特定
光パターンを発生している。従って、搬送車11による
走行の継続に支障がないことを表す特定光パターンを出
力する場合以外は、ワゴン3に生じた接触が検知されて
いる等か、光パターン発生回路1に何らかのトラブルを
生じていることが判断される。即ち、本発明にかかる安
全装置は所謂フェイルセーフなものとなる。
を生じて発振回路31が動作できない場合には、端子5
1は例えば図4(e)に示すように電圧を全く出力しな
いか、または、常にV0 を出力し続ける状態となる。一
方、正常に動作している場合で、上部ボタン5やバンパ
ー4に対する接触が検知されない場合であれば、端子5
1は前記のように図4(a)に示すパルス波形からなる
電圧を出力し、発光ダイオード6はこれに対応する特定
光パターンを発生している。従って、搬送車11による
走行の継続に支障がないことを表す特定光パターンを出
力する場合以外は、ワゴン3に生じた接触が検知されて
いる等か、光パターン発生回路1に何らかのトラブルを
生じていることが判断される。即ち、本発明にかかる安
全装置は所謂フェイルセーフなものとなる。
【0038】なお、ここでは、発光ダイオード6に所定
の光パターンを発生させるための電圧パターン形成の具
体例として、マルチバイブレータを備える発振回路素子
31を用いたトランジスタ33によるスイッチングによ
り行うものを上げたが、ワゴン3に生じている接触等の
状況に一対一対応に対応する複数の電圧パターンを再現
性よく繰り返し発生できればよい。即ち、ワゴン3に生
じる複数の状況に一対一対応に対応する符合としての光
パターンを発生させることができれば十分である。
の光パターンを発生させるための電圧パターン形成の具
体例として、マルチバイブレータを備える発振回路素子
31を用いたトランジスタ33によるスイッチングによ
り行うものを上げたが、ワゴン3に生じている接触等の
状況に一対一対応に対応する複数の電圧パターンを再現
性よく繰り返し発生できればよい。即ち、ワゴン3に生
じる複数の状況に一対一対応に対応する符合としての光
パターンを発生させることができれば十分である。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる請求項1
記載の発明は、ワゴンの安全装置につて、ワゴンに生ず
る地上機器との接触がバンパー手段により検知された場
合に第一光パターンを発生し、スイッチ手段が操作され
た場合に第二光パターンを発生し、地上機器等との接触
が検知されずスイッチ手段も操作されない場合に限って
特定光パターンを発生させるように構成するので、ワゴ
ンに生ずる状況をこれらの光パターンの差異によって伝
達して搬送車の走行を制御するにあたり、非接触で迅速
確実に制御することができ、所謂フェイルセーフである
ので、ワゴンの安全をより確実に図ることができるとい
う効果を奏する。
記載の発明は、ワゴンの安全装置につて、ワゴンに生ず
る地上機器との接触がバンパー手段により検知された場
合に第一光パターンを発生し、スイッチ手段が操作され
た場合に第二光パターンを発生し、地上機器等との接触
が検知されずスイッチ手段も操作されない場合に限って
特定光パターンを発生させるように構成するので、ワゴ
ンに生ずる状況をこれらの光パターンの差異によって伝
達して搬送車の走行を制御するにあたり、非接触で迅速
確実に制御することができ、所謂フェイルセーフである
ので、ワゴンの安全をより確実に図ることができるとい
う効果を奏する。
【0040】請求項2記載の発明は、搬送車がワゴンの
支承を行わない場合、即ち、ワゴンが停止中の際には、
光パターン発生手段、バンパー手段、スイッチ手段への
電力を供給しないので、不要な電力の消費を避けること
ができ、バッテリー電源を長時間にわたって使用できる
という効果を奏する。
支承を行わない場合、即ち、ワゴンが停止中の際には、
光パターン発生手段、バンパー手段、スイッチ手段への
電力を供給しないので、不要な電力の消費を避けること
ができ、バッテリー電源を長時間にわたって使用できる
という効果を奏する。
【図1】本発明にかかる安全装置が組み込まれるワゴン
と搬送車を示す図である。
と搬送車を示す図である。
【図2】本発明にかかる安全装置の信号処理にかかるブ
ロック構成を示す図である。
ロック構成を示す図である。
【図3】光パターン発生回路の構成を示す図である。
【図4】ワゴンの状態の違いに対応して形成される電圧
パルスのパルス波形にかかる図である。
パルスのパルス波形にかかる図である。
1 光パターン発生回路 2 制御装置 3 ワゴン 4 バンパー 5 上部ボタン 6 発光ダイオード 7 フォトトランジスタ 11 搬送車 12 支持機構 13 車輪 14、15 搬送車とワゴンの幅の差 16 点光源 21 CPU 22 第一メモリ 23 第二メモリ 24 I/O 25 光検出素子 26 駆動機構 27 光パターン 31 発振回路素子 32 バッテリー 33 トランジスタ
Claims (2)
- 【請求項1】 幅広ワゴンと該ワゴンを支承し走行自在
な搬送車とに備わるワゴンの安全装置であって、 該安全装置は、前記搬送車側の受光手段と、該受光手段
に対峙してワゴン側に設けられる光パターン発生手段
と、前記ワゴンと地上機器等との接触を検知するように
前記ワゴンの側面に設けられるバンパー手段と、前記ワ
ゴンの上部に設けられ前記搬送車を停止させるためのス
イッチ手段とを備えて構成され、 前記安全装置は、前記バンパー手段による接触が検知さ
れず、かつ前記スイッチ手段が操作されない時に特定の
変化パターンからなる特定光パターンを前記光パターン
発生手段に発生させ、前記バンパー手段により接触が検
知された時に前記特定光パターンと異なる第一光パター
ンを前記光パターン発生手段に発生させ、前記スイッチ
手段が操作された時に前記特定光パターンおよび前記第
一光パターンと異なる第二光パターンを前記光パターン
発生手段に発生させるように構成され、 これらの光パターンを受光する前記受光手段が、前記ワ
ゴンの地上機器等との接触と、前記搬送車の停止とを判
断するように構成されることを特徴とするワゴンの安全
装置。 - 【請求項2】 前記搬送車が前記ワゴンを支承すると、
光スイッチング素子を備える前記光パターン発生手段
は、搬送車からの投光を受光することによりバッテリー
電源から電力を供給され、前記受光手段は前記光パター
ン発生手段が発生する光パターンを受光できるように構
成される請求項1記載のワゴンの安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9001824A JPH10198426A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | ワゴンの安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9001824A JPH10198426A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | ワゴンの安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10198426A true JPH10198426A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=11512321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9001824A Pending JPH10198426A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | ワゴンの安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10198426A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1445600A1 (en) | 2003-01-14 | 2004-08-11 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Optical switch and safety apparatus using the same |
WO2010058498A1 (ja) * | 2008-11-19 | 2010-05-27 | 村田機械株式会社 | 自律移動装置 |
KR101019284B1 (ko) | 2009-05-01 | 2011-03-07 | 박형기 | 디지털 커터의 안전가이드 |
JP2021160564A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 株式会社フジタ | 連結器および台車 |
-
1997
- 1997-01-09 JP JP9001824A patent/JPH10198426A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1445600A1 (en) | 2003-01-14 | 2004-08-11 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Optical switch and safety apparatus using the same |
WO2010058498A1 (ja) * | 2008-11-19 | 2010-05-27 | 村田機械株式会社 | 自律移動装置 |
KR101019284B1 (ko) | 2009-05-01 | 2011-03-07 | 박형기 | 디지털 커터의 안전가이드 |
JP2021160564A (ja) * | 2020-03-31 | 2021-10-11 | 株式会社フジタ | 連結器および台車 |
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