JPH10197449A - 光測定装置 - Google Patents

光測定装置

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JPH10197449A
JPH10197449A JP9000735A JP73597A JPH10197449A JP H10197449 A JPH10197449 A JP H10197449A JP 9000735 A JP9000735 A JP 9000735A JP 73597 A JP73597 A JP 73597A JP H10197449 A JPH10197449 A JP H10197449A
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JP
Japan
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reagent
microplate
sample
light
dispenser
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JP9000735A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Mizuguchi
義則 水口
Yoshitaka Ohashi
祥高 大橋
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Hamamatsu Photonics KK
Nikon Corp
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンプルと試薬とが短時間で相互作用を起こ
す場合でもサンプルの蛍光又は吸光度の経時変化を迅速
に測定することができる光測定装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 本発明の光測定装置1は、透明なマイク
ロプレート4の複数のウェル5内の各サンプルSに、こ
のサンプルSと相互作用を起こす試薬を注入し、各サン
プルSからの蛍光又は透過光の経時変化を測定するもの
で、マイクロプレート4のウェル形成面4a側からマイ
クロプレート4の各サンプルSに試薬を一括に供給する
試薬供給手段6,7、マイクロプレート4の各サンプル
Sを所定波長の光で照明する照明手段28,31、マイ
クロプレート4のウェル形成面4aに対向する対向面4
bを撮像すると共に各サンプルSからの蛍光又は透過光
を選択的に通過させる撮像手段23,50を備えること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロプレート
の表面に形成される複数個のサンプル収容凹部(以下、
ウェルという)内のサンプルについての蛍光又は透過光
を測定する光測定装置に係り、特に、各ウェル内のサン
プルに試薬を注入する際に、サンプルから出射される蛍
光又は透過光の経時変化を測定する光測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、サンプルの蛍光などの光学的
特性を測定するための装置として、マイクロプレートを
使用するものがある。マイクロプレートは、その一面に
サンプルを収容するための複数個のウェルを有してい
る。マイクロプレートを使用する装置は、例えば、各ウ
ェル内に注入したサンプルに、このサンプルと相互作用
を起こす試薬を滴下し、このサンプルと試薬との相互作
用により発生する蛍光や透過光の経時変化を測定するこ
とにより、サンプルと試薬との相互作用の過程を調べる
のに使用される。この種の装置は、一度に測定するサン
プルの数により、個別サンプル測定装置と多サンプル同
時測定装置とに区別することができる。
【0003】まず、個別サンプル測定装置としての蛍光
測定装置は、1つの開口部をもった平板状の遮光部材を
有し、この開口部の上方に光源および光検出器を有し、
光源と光検出器との間に、試薬を滴下する注液ノズルを
有している。測定の際には、マイクロプレートが遮光部
材の下方に移動され、被測定サンプルを収容するウェル
と遮光部材の開口部とが一致され、開口部を通して光源
からの励起光がサンプルに照射され、このサンプルから
の蛍光が光検出器で検出される。そして、遮光部材の開
口部を通して注液ノズルからサンプルに試薬が滴下さ
れ、サンプルからの蛍光の経時変化が測定される。この
ようにして、マイクロプレートの全サンプルについて1
つずつ蛍光の経時変化の測定が行われる。
【0004】また、個別サンプル測定装置としての吸光
度測定装置は、光源がマイクロプレートの下方に配置さ
れている点で前述した蛍光測定装置と異なり、光源によ
りマイクロプレートの下面を照明し、サンプルからの透
過光を光検出器で検出する。
【0005】一方、多サンプル同時測定装置としての蛍
光測定装置は、マイクロプレートのウェルと同数の分注
ノズルをもった試薬分注器を有し、この試薬分注器の側
方には、マイクロプレートの上面を照明する一対の光源
を有し、各光源間には高感度ビデオカメラが配置されて
いる。そして、マイクロプレートは、この高感度ビデオ
カメラの下方位置と試薬分注器の下方位置との間を交互
に往復移動可能となっている。蛍光を測定する際には、
マイクロプレートが一旦試薬分注器の下方に配置され、
分注ノズルから各サンプルに試薬が分注された後、マイ
クロプレートが高感度ビデオカメラの下方に配置され、
各光源によりマイクロプレートの上面が照明され、各サ
ンプルからの蛍光が高感度ビデオカメラで一括に検出さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来からある個別サンプル測定装置は、マイクロプレ
ートの各サンプルについて1つずつ蛍光又は透過光の経
時変化を測定するので、多くのサンプルについての測定
を行う場合には、その測定に相当の時間がかかり、迅速
な測定を行うことができないという問題がある。
【0007】一方、多サンプル測定装置は、蛍光を測定
する毎に、マイクロプレートを一旦試薬分注器の下方に
移動させたのち高感度ビデオカメラの下方に移動させな
ければならないため、試薬をサンプルに滴下した直後か
らの蛍光の経時変化を連続的に測定することができず、
特に、サンプルと試薬とが短時間で相互作用を起こす場
合にはその測定が困難である。
【0008】本発明は、前述した従来の問題点に鑑みて
なされたもので、サンプルの蛍光又は吸光度の経時変化
を迅速にかつ連続的に測定することができる光測定装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明による光測定装置は、透明なマイクロプレ
ートの複数のウェル内に注入した各サンプルに、このサ
ンプルと相互作用を起こす試薬を注入し、各サンプルか
ら出射される蛍光又は透過光の経時変化を測定する光測
定装置において、マイクロプレートのウェルが形成され
るウェル形成面側からマイクロプレートの各サンプルに
試薬を一括に供給する試薬供給手段と、マイクロプレー
トの各サンプルを照明する照明手段と、マイクロプレー
トのウェル形成面に対向するウェル対向面を撮像すると
共に各サンプルからの蛍光又は透過光を選択的に通過さ
せる撮像手段とを備えることを特徴とする。
【0010】この光測定装置によれば、照明手段により
マイクロプレートの各ウェル内のサンプルが照明され、
各サンプルからの蛍光又は透過光がマイクロプレートの
ウェル対向面側から一括に撮像される。そして、このと
き、撮像手段により各サンプルからの蛍光又は透過光が
選択的に通過されるので、マイクロプレートの全てのサ
ンプルからの蛍光又は透過光が強調されて撮像される。
さらに、マイクロプレートのウェル形成面側から試薬供
給手段により各サンプルに試薬を供給する場合に、試薬
が各サンプルに一括に供給され、試薬供給直後からの各
サンプルからの蛍光又は透過光の経時変化が測定され
る。
【0011】また、前述した光測定装置において、試薬
供給手段は、試薬を収容する試薬収容部と、試薬収容部
から試薬を取り入れ、この試薬をマイクロプレートの各
ウェルに分注する試薬分注器とを備えることが好まし
い。また、試薬供給手段は、試薬を収容する複数の試薬
収容部と、各試薬収容部から試薬を取り入れ、この試薬
をマイクロプレートの各ウェルに分注する試薬収容部と
同数の試薬分注器とを備え、試薬は各試薬収容部につき
それぞれ異なることが好ましい。
【0012】ここで、試薬分注器は、例えばマイクロプ
レートのウェルと同数設けられると共にマイクロプレー
トの各ウェルと対向配置される分注ノズルと、各分注ノ
ズルと連通する分注シリンダと、各分注シリンダに気密
に嵌合可能となっている分注ピストンとを備える構成で
ある。
【0013】また、照明手段は、例えば、サンプルを励
起するための励起光を発する励起光源ユニットと、励起
光源ユニットからの励起光を伝送し、マイクロプレート
の各サンプルを照明する光伝送部材とを備える構成であ
る。
【0014】また、光測定装置は、光伝送部材からの励
起光をマイクロプレートの各ウェルと同数に分配する光
分配部材と、試薬分注器とマイクロプレートとの間に設
けられ、各光分配部材をガイドする分配部材ガイド用開
口部および試薬分注器の各分注ノズルをガイドするノズ
ルガイド用開口部をもったガイド部材とを備えることが
好ましい。
【0015】また、マイクロプレートを試薬分注器に対
向配置させるマイクロプレート搬送手段を備えるか、又
は試薬分注器をマイクロプレートに対向配置させる分注
器搬送手段を備えることが好ましい。
【0016】また、撮像手段は、例えば、マイクロプレ
ートのウェル対向面側に設けられる結像光学系と、マイ
クロプレートの各サンプルからの蛍光又は透過光を選択
的に通過させる波長選択手段と、結像光学系および波長
選択手段を通過するウェル対向面からの光に基づきウェ
ル対向面を撮像する撮像部とを備える構成である。
【0017】さらに、前述した光測定装置は、少なくと
もマイクロプレート、試薬供給手段及び結像光学系を収
納する遮光性をもった収納箱を備えることが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による光
測定装置の第1実施形態について詳細に説明する。
【0019】図1は、光測定装置としてのマイクロプレ
ート移動方式の蛍光測定装置の内部の正面図であり、図
2は、図1の蛍光測定装置の側面図である。図1に示す
ように、蛍光測定装置1は、マイクロプレート搬送手段
としての一対のガイドレール2,2を有し、このガイド
レール2,2は水平方向に平行に延びている。図2に示
すように、この一対のガイドレール2,2の間には、開
口部3aをもった平板状のホルダ3を介してマイクロプ
レート4が配置されている。このマイクロプレート4
は、ベルトコンベヤなどの駆動装置(図示せず)により
ホルダ3を駆動させることで、ガイドレール2,2に沿
って往復移動可能となっている。なお、前述したホルダ
3及び駆動装置もマイクロプレート搬送手段を構成する
ものである。
【0020】図2に示すように、マイクロプレート4
は、複数個(例えば96個)の円柱状のウェル5を有
し、各ウェル5は、マイクロプレート4の上面4aにお
いて例えば8列12行に配列されている。ここで、図1
の矢印A1及びA2で示されるマイクロプレート4の移
動方向、すなわちガイドレール2,2の延び方向を行方
向とし、この行方向に直交する方向を列方向とする。ま
た、各ウェル5の底面5aは、特に紫外域から赤外域ま
での範囲の波長の光を透過可能な物質(例えば、無蛍光
性の透明プラスティック)で形成され、各ウェル5内に
は、サンプルとして例えばCaイオンを含む細胞及びC
aイオンの蛍光指示薬としてのfura2等が注入され
ている。
【0021】また、ガイドレール2,2の上方には、試
薬供給手段として、同一構成の2つの試薬分注器6,7
が設けられ、各試薬分注器6,7は互いに異なる第2試
薬、第1試薬を分注する。この第2試薬、第1試薬とし
ては、測定するサンプルと相互作用を起こす試薬が用い
られる。
【0022】ここで、図2に示すように、試薬分注器6
は、筐体8の下部8aに、マイクロプレート4のウェル
5と同数(96個)の試薬分注部9を有し、この試薬分
注部9は、筐体8の下部8aから下方に突出するテーパ
形状の分注ノズル10と、この分注ノズル10に対応す
る位置に設けられ、この分注ノズルと連通する分注シリ
ンダ11とで構成されている。一方、試薬分注器6は、
筐体8の内部に設けられた可動プレート12から試薬分
注部9と同数だけ延びる分注ピストン13を有し、各分
注ピストン13は、各分注シリンダ11に気密に嵌合可
能となっている。可動プレート12は、筐体8の上部8
bを貫通する可動バー14を有し、この可動バー14
は、例えばステッピングモータとボールねじ(図示せ
ず)とにより上下方向(図2の矢印B方向)に移動可能
となっている。
【0023】なお、試薬分注部9及び分注ピストン13
は、それぞれ筐体8の下部8a及び可動プレート12に
おいてマイクロプレート4のウェル5の配列に対応して
8列12行で配列されている。また、試薬分注器6は、
筐体8の上部8bから上方に延びる支持バー15を有
し、この支持バー15は、可動バー14と同様に例えば
ステッピングモータとボールねじ(図示せず)とにより
上下方向に移動可能となっている。
【0024】また、図2に示すように、蛍光測定装置1
は、試薬供給手段として、第2試薬を貯留する第2試薬
収容部16を有し、この第2試薬収容部16は、水平方
向に移動可能な搬送プレート17上に支持されている。
なお、第2試薬は、ポンプ18により、試薬補充源(図
示せず)に接続された注入管19を通して第2試薬収容
部16内に補充され、常に一定量に保持される。なお、
試薬分注器7に対しても、試薬供給手段として、第1試
薬を貯留する第1試薬収容部、搬送プレート、ポンプ及
び注入管が設けられている。
【0025】なお、前述した試薬分注器6,7及びホル
ダ3は、駆動制御部40により制御可能となっている。
図3に示すように、駆動制御部40は、メイン制御回路
41と、試薬分注器6のステッピングモータを駆動する
第1駆動回路42と、試薬分注器7のステッピングモー
タを駆動する第2駆動回路43と、ホルダ3の駆動装置
を駆動する第3駆動回路44とで構成されている。メイ
ン制御回路41は、操作処理ユニット45に接続され、
この操作処理ユニット45の入力装置47に入力命令が
与えられる場合に、処理装置46を介して駆動指示信号
CBが与えられる。そして、この駆動指示信号CBに基
づき、第1駆動回路42から分注指示信号B1が送出さ
れ、試薬分注器6の上下移動がなされる。また、駆動指
示信号CBに基づき、第2駆動回路43から分注指示信
号B2が送出され、試薬分注器7の上下移動がなされ
る。さらに、駆動指示信号CBに基づき、第3駆動回路
44から搬送指示信号CRが送出され、ホルダ3の駆動
装置が駆動されてマイクロプレート4がガイドレール
2,2に沿って往復移動される。
【0026】そして、図1に示すように、ガイドレール
2,2の下方には、遮光性をもった屈曲した導光管20
が設けられている。この導光管20の一端は、矩形状の
入射開口部21で形成され、他端は矩形状の出射開口部
22で形成され、入射開口部21は試薬分注器6に対向
する位置に配置され、出射開口部22は、撮像部として
のビデオカメラ23に接続されている。ここで、入射開
口部21は、ホルダ3とほぼ等しい大きさとすることが
好ましい。このようにした場合、ホルダ3が入射開口部
21の真上に配置されたときに、入射開口部21がホル
ダ3及びマイクロプレート4の下面4bで覆われ、不要
な光の侵入を防止することができる。
【0027】導光管20の内部には、マイクロプレート
4の下面4bからの光をビデオカメラ23に導くための
結像光学系50が設けられ、この結像光学系50は、例
えば入射開口部21から出射開口部22に向けて、光軸
Cに沿って順に配列されるレンズ24、反射鏡25、レ
ンズ26等の光学素子により構成されている。また、ビ
デオカメラ23とレンズ26との間には、波長選択手段
としての波長選択フィルタ27が設けられ、波長選択フ
ィルタ27としては、サンプルに応じた蛍光を通過させ
る干渉フィルタが選択される。
【0028】なお、ビデオカメラ23は、画像処理ユニ
ット36のカメラ制御部37に接続されている。カメラ
制御部37は、操作処理ユニット45に接続され、操作
処理ユニット45の入力装置47に入力命令が与えられ
る場合に、その入力指示信号が処理装置46を介して与
えられる。そして、この入力指示信号に基づき、カメラ
制御部37がビデオカメラ23に撮像制御信号CCを送
出し、この撮像制御信号CCによりビデオカメラ23の
ON/OFFがなされる。また、カメラ制御部37は、
ビデオカメラ23で検知した映像信号VRを画像処理装
置38に送出する。そして、この映像信号VRに基づき
画像処理装置38で画像処理が行われ、この画像処理さ
れた画像が画像モニタ39に表示される。
【0029】一方、画像処理装置38は、操作処理ユニ
ット45に接続され、画像処理信号VPWを操作処理ユ
ニット45の処理装置46に送出し、この画像処理信号
VPWに基づき、ビデオカメラ23で撮像されるマイク
ロプレート4の各サンプルからの蛍光強度が処理装置4
6で算出され、その経時変化等が表示装置48で表示さ
れる。
【0030】なお、前述した導光管20、波長選択フィ
ルタ27、結像光学系50及びビデオカメラ23により
撮像手段が構成されている。また、前述した試薬分注器
6,7、ガイドレール2,2、マイクロプレート4、第
1、第2試薬収容部及び導光管20は、遮光性をもった
収納箱30により囲まれている。
【0031】また、蛍光測定装置1は、照明手段として
の励起光源ユニット31を有している。励起光源ユニッ
ト31は、マイクロプレート4の各ウェル5に注入した
サンプルを励起するためのものである。この励起光源ユ
ニット31は、筐体32の内部で配列される光源33、
集光レンズ34、及び波長選択手段としての波長選択部
35により構成されている。ここで、波長選択部35
は、例えば円形のプレート上に4枚の干渉フィルタ(図
示せず)を分配配置して構成されている。波長選択部2
7は、円形プレートを回転させて各干渉フィルタを光路
上に配置させることにより波長選択を行うものであり、
サンプルに応じた励起光を通過させる干渉フィルタが選
択される。
【0032】なお、波長選択部35は、操作処理ユニッ
ト45の入力装置47に入力命令が与えられる場合に、
処理装置46を介して選択指示信号WSが送出され、こ
の選択指示信号WSに基づき、円形プレートが回転され
て適当な干渉フィルタが選択される。
【0033】また、蛍光測定装置1は、光伝送部材とし
て、複数本(例えば40本)の光ファイバからなるバン
ドルファイバケーブル28を有している。このバンドル
ファイバケーブル28は、その一端が励起光源ユニット
31の筐体32に接続され、他端は途中で20本の光フ
ァイバからなるファイババンドル28a,28bに分岐
し、分岐した各ファイババンドル28a,28bの先端
は、収納箱30を貫通して導光管20の対向する内壁面
20a,20bにそれぞれ取り付けられている。各ファ
イババンドル28a,28bの各先端は、それぞれ金属
からなる円筒状の保持部材29a,29bにより導光管
20の各内壁面20a,20bに固定されている。そし
て、各ファイババンドル28a,28bの各出射端面
は、マイクロプレート4の下面4bに向けられている。
【0034】次に、前述した構成を有する蛍光測定装置
1の作用について説明する。
【0035】まず、搬送プレート17を試薬分注器6の
下方に配置させる。そして、試薬分注器6の筐体8を下
降させ、分注ノズル10の先端を第2試薬収容部16の
第2試薬内に浸漬させる。そして、この状態で可動バー
14を上昇させ、各分注ノズル10を通して第2試薬を
各シリンダ11内に吸引させる。その後、試薬分注器6
を上昇させ、第2試薬収容部16を元の位置に戻す(図
2参照)。
【0036】次に、マイクロプレート4をガイドレール
2,2に沿って移動させ、試薬分注器6と、導光管20
の入射開口部21との間に配置させる。このとき、マイ
クロプレート4を、その各ウェル5が試薬分注器6の各
分注ノズル10に対向する位置に配置させる。そして、
支持バー15を下降させることで試薬分注器6を下降さ
せ、マイクロプレート4の各サンプルに近接する位置で
停止させる。
【0037】そして、ファイババンドル28a,28b
によりマイクロプレート4の下面4bを励起光で照明す
ると、マイクロプレート4の下面4bからの光は、レン
ズ24、反射鏡25及びレンズ26を通りビデオカメラ
23で検出される。このとき、波長選択部27におい
て、その干渉フィルタをサンプルに応じた蛍光波長に合
わせると、マイクロプレート4の下面4bの映像におい
て、各サンプルからの蛍光強度が一括に撮像されると共
に各サンプルからの蛍光が強調される。このため、マイ
クロプレート4の全てのサンプルについての蛍光強度の
測定が極めて短時間で行われる。さらに、マイクロプレ
ート4の上面4a側から試薬分注器6により第2試薬を
マイクロプレート4の各サンプルに滴下すると、第2試
薬滴下直後から各サンプルの蛍光強度の経時変化を連続
的に測定することができる。従って、この蛍光測定装置
1は、試薬滴下後に短時間でサンプルとの相互作用を終
了させる試薬に対して特に有効である。
【0038】なお、各サンプルに試薬分注器6からの第
2試薬を滴下するだけとしたが、試薬分注器7からの第
1試薬をサンプルに滴下した後、このサンプルにさらに
第2試薬を滴下するようにしてもよい。この場合、サン
プルと、第1試薬及び第2試薬からなる複合試薬との相
互作用の過程を測定することもでき、一度に2種類の測
定を行うことができる。
【0039】また、試薬供給手段として試薬分注器6,
7を2台だけ使用しているが、使用する試薬の種類に応
じて1台とすることもでき、又は3台以上とすることも
できる。
【0040】次に、本発明の光測定装置の第2実施形態
について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等
の構成要素については同一の参照番号を付し、重複する
説明は省略する。
【0041】図4は、本発明による光測定装置の第2実
施形態としての蛍光測定装置の内部を示す断面図であ
る。同図に示すように、この蛍光測定装置52は、マイ
クロプレート4の下面4bを真下から照明する点で第1
実施形態の蛍光測定装置1と異なっている。図4に示す
ように、蛍光測定装置52は、試薬分注器6,7及びガ
イドレール2,2の下方に光源53を有し、光源53と
マイクロプレート4との間に照明用光学系54を配置さ
せている。この照明用光学系54は、光源53側からマ
イクロプレート4に向けて順に配列されるレンズ55,
56、ハーフミラー又はダイクロイックミラー57及び
レンズ58により構成されている。ここで、ダイクロイ
ックミラー57としては、光の入射角45゜で波長選択
部27で選択した波長を透過し、マイクロプレート4か
らの蛍光を反射するような特性をもつことが好ましい。
また、レンズ55,56の間には、波長選択部59が配
置され、この波長選択部59は、前述した波長選択部2
7,35と同一構成となっている。なお、光源53、照
明用光学系54及び波長光選択部59により照明手段が
構成され、この照明手段は、レンズ58、ダイクロイッ
クミラー57及びレンズ26により構成される結像光学
系50と共に導光管60で囲まれている。
【0042】このような構成をもった蛍光測定装置52
は、光源53を点灯させると、照明用光学系54を介し
てマイクロプレート4の下面4bが真下すなわちマイク
ロプレート4の下面4bに直交する方向から照明される
ことになる。このため、斜め下方からマイクロプレート
4の下面4bを照明する場合に比べて、下面4bにおけ
る照明ムラを少なくすることができる。
【0043】次に、本発明の光測定装置の第3実施形態
について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等
の構成要素については同一の参照番号を付し、重複する
説明は省略する。
【0044】図5は、本発明による光測定装置の第3実
施形態としての分注器移動方式の蛍光測定装置の内部を
示す断面図である。同図に示すように、蛍光測定装置6
1は、分注器搬送手段として、試薬分注器6,7をそれ
ぞれ導光管20の入射開口部21に対向配置させる一対
のガイドレール51,51を更に備えている点で第1実
施形態の蛍光測定装置1と異なっている。ここで、ガイ
ドレール51,51は、試薬分注器6,7の上方に配設
され、この試薬分注器6,7を移動可能に支持してい
る。なお、試薬分注器6,7は、駆動制御部40により
制御され、往復移動可能となっている。
【0045】前述した構成により、導光管20の入射開
口部21の真上で停止されるマイクロプレート4に対
し、試薬分注器6,7をガイドレール51,51に沿っ
て任意に選択して移動させることができ、サンプルに滴
下する試薬を任意に選択することができる。従って、試
薬を1種類だけ滴下させたり、2種類の試薬を滴下する
順序を任意に選んだりすることができる。
【0046】なお、本実施形態では、試薬分注器をガイ
ドレール51,51に沿って往復移動させたが、円環状
のガイドレールなどを使用し、ガイドレール2,2の上
方において複数の試薬分注器を周回移動させるようにし
てもよい。
【0047】次に、本発明の光測定装置の第4実施形態
について説明する。なお、第1〜第3実施形態と同一又
は同等の構成要素については同一の参照番号を付し、重
複する説明は省略する。
【0048】図6は、本発明の光測定装置の第4実施形
態としての蛍光測定装置の内部を概略的に示す断面図で
ある。同図に示すように、蛍光測定装置62は、測定す
べきサンプルが予め注入された複数のマイクロプレート
4を供給するオートローダ63と、測定が終了したマイ
クロプレート4を収納するオートストッカ64とを備え
ている点で、第3実施形態の蛍光測定装置61と異なっ
ている。
【0049】図6に示すように、オートローダ63は、
ガイドレール2,2の延長線上であって収納箱30の側
面30aに設けられるマイクロプレート4を貯留するボ
ックス状の貯留室65を有し、この貯留室65内にマイ
クロプレート4が複数段に積み重ねられている。また、
収納箱30の側面30aには、マイクロプレート4を送
出する送出口66が形成されている。そして、貯留室6
5内には、複数段に積み重ねられたマイクロプレート4
を貯留室65の底面まで下降させて順次送出口66を通
してガイドレール2,2上に送り出す送出し機構(図示
せず)が設けられている。なお、この送出し機構は、駆
動制御部40により制御可能となっている。
【0050】一方、オートストッカ64は、ガイドレー
ル2,2の延長線上であってオートローダ63に対向す
る位置にマイクロプレート4をストックするボックス状
の収容室67を有している。収容室67内では、マイク
ロプレート4が複数段に積み重ねられる。この収容室6
7は、収納箱30の側面30bに取り付けられている。
また、収納箱30の側面30bにはマイクロプレート4
を通過させる送入口68が形成されている。さらに、収
容室67内には、ガイドレール2,2からマイクロプレ
ート4が送り込まれる毎にマイクロプレート4を上方に
移動させる移動機構(図示せず)が設けられている。な
お、この移動機構は、駆動制御部40により制御可能と
なっている。
【0051】そして、オートローダ63内の最下段のマ
イクロプレート4を送出口66を通してガイドレール
2,2上に送り出し、マイクロプレート4をガイドレー
ル2,2に沿って導光管20の入射開口部21の真上に
配置させる。そして、このマイクロプレート4について
測定が終了した後、再びガイドレール2,2に沿ってマ
イクロプレート4を移動させ、送入口68を通してスト
ッカ64内に収容させる。このようにして、ローダ63
から送出されるマイクロプレート4は、順次ストッカ6
4内に複数段に積み重ねられる。このため、測定毎に1
枚ずつマイクロプレート4をセットする必要がなくな
り、連続的にマイクロプレート4の測定を行うことがで
き、省力化が可能となる。
【0052】次に、本発明の光測定装置の第5実施形態
について説明する。なお、第1〜第4実施形態と同一又
は同等の構成要素については同一の参照番号を付し、重
複する説明は省略する。
【0053】図7は、本発明による光測定装置の第5実
施形態としての蛍光測定装置の内部を概略的に示す断面
図である。同図に示すように、蛍光測定装置70は、マ
イクロプレート4の側方から光を照射する点で第3実施
形態の蛍光測定装置61と異なっている。
【0054】図7及び図8に示すように、蛍光測定装置
70は、複数本の光ファイバからなるバンドルファイバ
ケーブル71を有している。このバンドルファイバケー
ブル71の一端は、ガイドレール2に取り付けた金属か
らなる円筒状の保持部材72により固定され、バンドル
ファイバケーブル71の出射端面71aは、マイクロプ
レート4の側面4cに対向配置されている。ここで、マ
イクロプレート4の側面4cは、特に紫外域から赤外域
の光を透過可能な物質(例えば、無蛍光性透明プラステ
ィック)で形成されている。一方、図7に示すように、
バンドルファイバケーブル71の入射端は、励起光源ユ
ニット31の筐体32に接続され、バンドルファイバケ
ーブル71の入射端面には、筐体32内の光源33、集
光レンズ34および波長選択部35により励起光が入射
される。
【0055】そして、光源33を点灯させると、この光
は励起光としてバンドルファイバケーブル71の出射端
面71aから出射され、マイクロプレート4の側面4c
が照明され、マイクロプレート4の各ウェル5内のサン
プルSに励起光が照射される。このように、マイクロプ
レート4の側面4cを照明する場合、1本のバンドルフ
ァイバケーブル71のみの簡単な構成で照明が可能とな
り、ひいてはコストの低減を図ることができる。
【0056】ここで、特に、ファイババンドル71の出
射端面71aは、マイクロプレート4の側面4cから約
30cm離れた位置に配置され、マイクロプレート4の
側面4cにほぼ平行にされることが好ましい。この場
合、マイクロプレート4の側面4c全体が均一な光強度
で照明されると共に、この側面4cから最も離れた位置
のウェル5にも十分な強度をもった励起光を到達させる
ことができる。
【0057】なお、蛍光測定装置70は、吸光度測定装
置としても利用することができる。この場合、サンプル
Sを注入していないマイクロプレート4の下面4bを撮
像し、次に、サンプルSを注入したマイクロプレート4
の下面4bを撮像し、この撮像したマイクロプレート4
の下面4bの映像同士に基づいて吸光度測定を行うこと
ができる。
【0058】次に、本発明の光測定装置の第6実施形態
について説明する。なお、第1〜第5実施形態と同一又
は同等の構成要素については同一の参照番号を付し、重
複する説明は省略する。
【0059】図9は、本発明による光測定装置の第6実
施形態としての蛍光測定装置の要部を示す断面図であ
る。図9に示すように、この蛍光測定装置80は、マイ
クロプレート4の各サンプルSにマイクロプレート4の
上面4a側から励起光を照射する点で第1〜第5実施形
態の蛍光測定装置1,52,61,62,70と異なっ
ている。
【0060】蛍光測定装置80は、光分配部材として、
マイクロプレート4のウェル5と同数(96個)の光フ
ァイバ群82を有し、この光ファイバ群82の一端をバ
ンドルファイバケーブル71の出射端面71aに接合さ
せている。そして、この接合状態がガイドレール2,2
に固定された金属からなる保持部材81により保持され
ている。また、導光管20の入射開口部21の上方にマ
イクロプレート4が配置され(図7参照)、図9に示す
ように、マイクロプレート4の上面4aに対向する位置
に平板状のガイド部材83を有している。このガイド部
材83は、例えばガイドレール2,2に取り付けられ、
ガイドレール2,2から少なくともマイクロプレート4
の厚さとほぼ等しい高さに配置されている。このガイド
部材83には、分注ノズル10をガイドする円柱状のノ
ズルガイド用開口部84が96個形成され、各開口部8
4は、マイクロプレート4の各ウェル5に対向する位置
に8列12行に配列されている。
【0061】また、マイクロプレート4の各ウェル5に
対向する位置には、各ノズルガイド用開口部84の近傍
位置にファイバガイド用開口部85が形成されている。
一方、光ファイバ群82は、マイクロプレート4の行
(12行)に対応して12個の光ファイバ群82a〜8
2lに分割されている。ここで、図10に示すように、
例えば光ファイバ群82a〜82cは、ガイド部材4の
ノズルガイド用開口部84の行方向(図10の矢印D方
向)に沿って延び且つ隣接する各行間にそれぞれ配置さ
れている。このため、各分注ノズル10の各ノズルガイ
ド用開口部84への挿入が光ファイバ群82a〜82l
により妨げられることがない。なお、各光ファイバ群8
2a〜82lは、8本の光ファイバで構成され、各光フ
ァイバの先端がガイド部材83の各ファイバガイド用開
口部85に挿入されている。
【0062】このため、マイクロプレート4の各ウェル
5内のサンプルSに対して、その上方から励起光が照射
される。このとき、各サンプルSに対して、1本ずつ光
ファイバを配置させているので、各サンプルSに照射す
る励起光強度のムラが少なくなり、各サンプルSがほぼ
等しい励起光強度で照明される。しかも、ガイド部材8
3には、ノズルガイド用開口部84が形成されているの
で、分注ノズル10から滴下される試薬が対応するサン
プルSに確実に滴下される。
【0063】また、波長選択フィルタ27として蛍光を
通過するフィルタを選択すれば、蛍光を測定することが
でき、波長選択フィルタとして励起光を通過させるフィ
ルタを選択すれば、吸光度を測定することができる。す
なわち、この蛍光測定装置80は、蛍光測定および吸光
測定の2種類の測定を選択的に行うことができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明による光測定
装置は、試薬供給手段によりマイクロプレートのウェル
が形成されるウェル形成面側からマイクロプレートの各
サンプルに試薬を一括に供給し、照明手段によりマイク
ロプレートの各サンプルを照明し、撮像手段によりマイ
クロプレートのウェル形成面に対向するウェル対向面を
撮像すると共に各サンプルからの蛍光又は透過光を選択
的に通過させるようにしたので、マイクロプレートの全
てのサンプルについてその蛍光又は吸光度の経時変化を
迅速にかつ連続的に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光測定装置の第1実施形態を示す断面
図である。
【図2】図1の試薬分注器の構成を示す一部切欠側面図
である。
【図3】図1の駆動制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の光測定装置の第2実施形態を示す断面
図である。
【図5】本発明の光測定装置の第3実施形態を示す断面
図である。
【図6】本発明の光測定装置の第4実施形態を示す断面
図である。
【図7】本発明の光測定装置の第5実施形態を示す概略
断面図である。
【図8】図7の光測定装置の要部を示す拡大図である。
【図9】本発明の光測定装置の第6実施形態の要部を示
す側面図である。
【図10】図9のガイド部材の平面図である。
【符号の説明】
1…蛍光測定装置(光測定装置)、2…ガイドレール
(マイクロプレート搬送手段)、3…ホルダ(マイクロ
プレート搬送手段)、4…マイクロプレート、4a…上
面(ウェル形成面)、4b…下面(ウェル対向面)、5
…ウェル、6,7…試薬分注器(試薬供給手段)、10
…分注ノズル(試薬分注器)、11…分注シリンダ(試
薬分注器)、13…分注ピストン(試薬分注器)、23
…ビデオカメラ(撮像部)、27…波長選択フィルタ
(波長選択手段)、28…バンドルファイバケーブル
(光伝送部材)、30…収納箱、31…励起光源ユニッ
ト(照明手段)、50…結像光学系(撮像手段)、51
…ガイドレール(分注器搬送手段)、S…サンプル。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明なマイクロプレートの複数のウェル
    内に注入した各サンプルに、このサンプルと相互作用を
    起こす試薬を注入し、前記各サンプルから出射される蛍
    光又は透過光の経時変化を測定する光測定装置におい
    て、 前記マイクロプレートの前記ウェルが形成されるウェル
    形成面側から前記マイクロプレートの各サンプルに前記
    試薬を一括に供給する試薬供給手段と、 前記マイクロプレートの前記各サンプルを照明する照明
    手段と、 前記マイクロプレートの前記ウェル形成面に対向するウ
    ェル対向面を撮像すると共に前記各サンプルからの蛍光
    又は透過光を選択的に通過させる撮像手段と、を備える
    ことを特徴とする光測定装置。
  2. 【請求項2】 前記試薬供給手段は、前記試薬を収容す
    る試薬収容部と、前記試薬収容部から前記試薬を取り入
    れ、この試薬を前記マイクロプレートの各ウェルに分注
    する試薬分注器とを備えることを特徴とする請求項1記
    載の光測定装置。
  3. 【請求項3】 前記試薬供給手段は、前記試薬を収容す
    る複数の試薬収容部と、前記各試薬収容部から前記試薬
    を取り入れ、この試薬を前記マイクロプレートの各ウェ
    ルに分注する前記試薬収容部と同数の試薬分注器とを備
    え、前記試薬は前記各試薬収容部につきそれぞれ異なる
    ことを特徴とする請求項1記載の光測定装置。
  4. 【請求項4】 前記試薬分注器は、前記マイクロプレー
    トのウェルと同数設けられると共に前記ウェル形成面と
    対向配置される分注ノズルと、前記各分注ノズルと連通
    する分注シリンダと、前記各分注シリンダに気密に嵌合
    可能となっている分注ピストンとを備えることを特徴と
    する請求項2又は3に記載の光測定装置。
  5. 【請求項5】 前記照明手段は、前記サンプルを励起す
    るための励起光を発する励起光源ユニットと、前記励起
    光源ユニットからの励起光を伝送し、前記マイクロプレ
    ートの各サンプルを照明する光伝送部材とを備えること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光測
    定装置。
  6. 【請求項6】 前記光伝送部材からの励起光を前記マイ
    クロプレートの各ウェルと同数に分配する光分配部材
    と、前記試薬分注器と前記マイクロプレートとの間に設
    けられ、前記各光分配部材をガイドする分配部材ガイド
    用開口部および前記試薬分注器の各分注ノズルをガイド
    するノズルガイド用開口部をもったガイド部材とを備え
    ることを特徴とする請求項5記載の光測定装置。
  7. 【請求項7】 前記マイクロプレートを前記試薬分注器
    に対向配置させるマイクロプレート搬送手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載の光
    測定装置。
  8. 【請求項8】 前記試薬分注器をマイクロプレートに対
    向配置させる分注器搬送手段を備えることを特徴とする
    請求項2〜7のいずれか一項に記載の光測定装置。
  9. 【請求項9】 前記撮像手段は、前記マイクロプレート
    の前記ウェル対向面側に設けられる結像光学系と、前記
    マイクロプレートの前記各サンプルからの蛍光又は透過
    光を選択的に通過させる波長選択手段と、前記結像光学
    系および前記波長選択手段を通過する前記ウェル対向面
    からの光に基づき前記ウェル対向面を撮像する撮像部と
    を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項
    に記載の光測定装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも前記マイクロプレート、前
    記試薬供給手段及び前記結像光学系を収納する遮光性を
    もった収納箱を備えることを特徴とする請求項9記載の
    光測定装置。
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