JPH10197091A - 吸収冷凍機 - Google Patents

吸収冷凍機

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JPH10197091A
JPH10197091A JP8349940A JP34994096A JPH10197091A JP H10197091 A JPH10197091 A JP H10197091A JP 8349940 A JP8349940 A JP 8349940A JP 34994096 A JP34994096 A JP 34994096A JP H10197091 A JPH10197091 A JP H10197091A
Authority
JP
Japan
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low
temperature regenerator
pressure side
condenser
absorber
Prior art date
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Pending
Application number
JP8349940A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kojima
島 弘 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP8349940A priority Critical patent/JPH10197091A/ja
Publication of JPH10197091A publication Critical patent/JPH10197091A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温再生器の腐食や破損等の問題を惹起する
ことが無く、且つ、晶析を生じることが無く、そして、
作動濃度幅を大きくすることが可能な吸収冷凍機の提供
する。 【解決手段】 凝縮器(10)と蒸発器(20)と吸収
器(30)と高温再生器(40)と低温再生器(50)
とを有し、吸収器(30)から送り出される稀溶液が流
過する配管(L1)が分岐し、分岐したその配管(L
2、L3)のそれぞれが高温再生器(40)と低温再生
器(50)とへ連通しており、高温再生器(40)、低
温再生器(50)、凝縮器(10)をそれぞれ高圧側と
低圧側とに分離して両者を相互に熱的に離隔して設置
し、高温再生器高圧側(41)と低温再生器高圧側(5
1)と凝縮器高圧側(11)とを連通する冷媒ライン
(M2)と、高温再生器低圧側(42)と低温再生器低
圧側(52)と凝縮器低圧側(12)とを連通する冷媒
ライン(M2)とを含み、冷却水配管(N1)を凝縮器
低圧側(12)を経由し凝縮器高圧側(11)に至るよ
う配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸収冷凍機に関し、
特に、凝縮器と、蒸発器と、吸収器と、高温再生器と、
低温再生器とを有し、吸収器から送り出される稀溶液が
流過する配管が分岐し、分岐した該配管の各々が高温再
生器と低温再生器へ連通している、所謂「パラレルフロ
ー」タイプの吸収冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】図19は従来の吸収冷凍機の吸収サイク
ルを温度−圧力線図(T−P線図)上で示している。
【0003】吸収冷凍機の効率を向上させるためには、
作動濃度幅(図19の長さTH1及びTH2)を大きく
すれば良いことが知られている。作動濃度幅TH1、T
H2が大きいということは、蒸発熱で蒸発する冷媒の量
に対して吸収溶液の循環量が少ないという事を意味して
いるため、溶液の顕熱ロスも減少していることになるか
らである。
【0004】図20は、図19で示すサイクルにおい
て、単純に作動濃度幅(図19の長さTH1に対応する
作動濃度幅TH1Aと、長さTH2に対応する作動濃度
幅TH2Aもの)を大きくしたものである。
【0005】しかし、図20を図19とを比較して判断
すれば明確となる様に、単純に作動濃度幅を大きくした
場合には、次の様な2種類の問題が生じる。
【0006】問題1: 作動濃度幅TH1を単純に大き
くした場合には、図19と図20のサイクルを比較すれ
ば明らかな様に、図20のサイクルにおける最高温度の
箇所AT−2は、図19における最高温度の箇所AT−
1よりも高温である。なお、両者の温度差を符号「Δ
T」で示してある。ここで、図20のAT−2における
温度が高温である(或いは、図19に示す温度差ΔTが
大きな数値である)ということは、高温再生器における
加熱温度が高いことであり、高温再生器の腐食や破損等
の問題を惹起することを意味している。
【0007】問題2: 作動濃度幅TH1を単純に大き
くすれば、図19において符号TH2で示す濃度幅も必
然的に大きくなるため、晶析ラインに近付いてしまう。
そのため、晶析の問題が発生する。
【0008】このため、従来から作動濃度幅TH1、T
H2を大きくすることが望まれていたが、上記した問題
1、2のため困難であった。
【0009】その他の従来技術として、例えば特公平7
−60031号公報には、高温再生器、低温再生器、凝
縮器、蒸発器、吸収器を高圧側と低圧側とに分離する技
術が開示されている。しかし特公平7−60031号公
報の技術は、器内圧力が大気圧以下の状態で凝縮器及び
吸収器の冷却温度を上げることを目的としている。その
ため、高温再生器の腐食や破損等の問題を惹起すること
無く、且つ、晶析を生じること無く、作動濃度幅を大き
くする技術ではない。また、特公平7−60031号公
報の技術は所謂シリーズフローの吸収冷凍機に関するも
のであり、パラレルフロータイプの吸収冷凍機に対する
適用については全く開示されていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
技術の問題点に鑑みて提案されたもので、高温再生器の
腐食や破損等の問題を惹起すること無く、且つ、晶析を
生じること無く、作動濃度幅を大きくすることが可能な
吸収冷凍機の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】発明者は種々研究・開発
の結果、所望の濃度幅(図21中、符号「TH−S」で
示す幅)を得る際に、図21で示す吸収サイクルの様
に、異なる圧力にて複数段階にて加熱をすれば、作動濃
度幅を所望の濃度幅TH−Sにしても、上述した温度差
ΔTを非常に小さくして、理想的には従来のシステムに
対する前記温度差ΔTをゼロに出来ることを見出した。
【0012】この様な知見に基づいて創作された本発明
の二重効用吸収冷凍機は、凝縮器と、蒸発器と、吸収器
と、高温再生器と、低温再生器とを有し、吸収器から送
り出される稀溶液が流過する配管が分岐し、分岐した該
配管の各々が高温再生器と低温再生器へ連通しており、
高温再生器、低温再生器、凝縮器をそれぞれ高圧側と低
圧側とに分離して両者を相互に熱的に離隔して設置し、
高温再生器の高圧側と低温再生器の高圧側と凝縮器の高
圧側とを連通する冷媒ラインと、高温再生器の低圧側と
低温再生器の低圧側と凝縮器の低圧側とを連通する冷媒
ラインとを含み、冷却水配管は凝縮器の低圧側を経由し
て凝縮器の高圧側に至る様に配置されていることを特徴
としている。
【0013】ここで、高温再生器から吸収器へ溶液を供
給する配管と、低温再生器から吸収器へ溶液を供給する
配管とが合流しているのが好ましい。しかし、高温再生
器の低圧側と低温再生器の高圧側とを連通する溶液ライ
ンと、低温再生器の低圧側と吸収器とを連通する溶液ラ
イン、とを備える様に構成することも可能である。
【0014】上述した様な構成を具備する本発明によれ
ば、図21において、2点鎖線で示す吸収サイクル(図
19で示す従来の吸収サイクルに相当するサイクル)の
濃度幅をTH−Sまで拡大した際に、異なる圧力で複数
段階(図21の場合は2段階)に別けて加熱し、高濃度
側の加熱を低い圧力の側で行なっているため、最高温度
(図19のAT−1、図20のAT−2)を上昇させる
必要が無い。従って、高温再生器側の加熱温度は、図1
9で示す従来の吸収サイクルにおける高温再生器加熱温
度と同等であり、腐食や破損の恐れが飛躍的に減少す
る。
【0015】本発明の実施に際して、高温再生器と低温
再生器と凝縮器の内部に仕切壁を形成して各々を高圧側
と低圧側に分離し、高温再生器及び低温再生器の各々に
は高圧側の溶液を低圧側へ供給する再生器間配管が設け
られており、高温再生器は単一の加熱源を有しているの
が好ましい。そして、高温再生器と低温再生器の各々に
設けられた前記再生器間配管には、それぞれ補助ポンプ
が介装されているのが好ましい。或いは、前記再生器間
配管を設けることに代えて、稀溶液を高温再生器へ供給
する配管を分岐して高圧側と低圧側へそれぞれ連通し、
且つ、稀溶液を低温再生器へ供給する配管を分岐して高
圧側と低圧側へそれぞれ連通して構成することも好まし
い。
【0016】一方、前記高温再生器は高圧側高温再生器
と低圧側高温再生器から構成され、前記低温再生器は高
圧側低温再生器と低圧側低温再生器から構成され、前記
凝縮器は高圧側凝縮器と低圧側凝縮器から構成され、前
記高圧側高温再生器及び低圧側高温再生器の各々に加熱
源が設けても良い。
【0017】本発明において、高温再生器の低圧側と低
温再生器の高圧側とを連通する溶液ラインと、低温再生
器の低圧側と吸収器とを連通する溶液ライン、とを備え
た場合には、高温再生器と低温再生器と凝縮器の内部に
仕切壁を形成して各々を高圧側と低圧側に分離し、高温
再生器及び低温再生器の各々には高圧側の溶液を低圧側
へ供給する再生器間配管が設けられており、高温再生器
は単一の加熱源を有しる様に構成することが出来る。
【0018】これに対して、前記高温再生器は高圧側高
温再生器と低圧側高温再生器から構成され、前記低温再
生器は高圧側低温再生器と低圧側低温再生器から構成さ
れ、前記凝縮器は高圧側凝縮器と低圧側凝縮器から構成
され、前記高圧側高温再生器及び低圧側高温再生器の各
々に加熱源が設けられている様に構成しても良い。
【0019】また本発明の吸収冷凍機は、凝縮器と、蒸
発器と、吸収器と、高温再生器と、低温再生器とを有
し、吸収器から送り出される稀溶液が流過する配管が分
岐し、分岐した該配管の各々が高温再生器と低温再生器
へ連通しており、高温再生器、低温再生器、凝縮器、蒸
発器、吸収器をそれぞれ高圧側と低圧側とに分離して両
者を相互に熱的に離隔して設置し、高温再生器の高圧側
と低温再生器の高圧側と凝縮器の高圧側と蒸発器の低圧
側と吸収器の低圧側とを連通する冷媒ラインと、高温再
生器の低圧側と低温再生器の低圧側と凝縮器の低圧側と
蒸発器の高圧側と吸収器の高圧側とを連通する冷媒ライ
ンとを含み、冷却水配管は凝縮器の低温側を経由して凝
縮器の高温側に至る様に配置されていることを特徴とし
ている。
【0020】本発明の実施に際して、高温再生器から吸
収器へ溶液を供給する配管と、低温再生器から吸収器へ
溶液を供給する配管とが合流しているのが好ましい。但
し、高温再生器の低圧側と低温再生器の高圧側とを連通
する溶液ラインと、低温再生器の低圧側と吸収器とを連
通する溶液ライン、とを備えて構成することも出来る。
【0021】この様に構成された本発明によれば、吸収
冷凍機の効率がさらに向上する。これに加えて、図22
で示す様に、作動濃度幅がTH−S1、TH−S2まで
拡大しても、晶析ラインSに接近することが無い。従っ
て、晶析による溶液配管の閉塞等の不都合が防止され
る。また、高温再生器、低温再生器、凝縮器、蒸発器、
吸収器をそれぞれ高圧側と低圧側とに分離することによ
り、図23で示す様に、各機器の高圧側及び低圧側をそ
れぞれ1ユニットに構成し、配管系や熱交換器等の共通
部分も1ユニットに構成することにより、吸収冷凍機全
体のコンパクト化が可能となると共に、量産化が容易と
なる。
【0022】ここで、高温再生器と低温再生器と凝縮器
と蒸発器と吸収器の内部に仕切壁を形成して各々を高圧
側と低圧側に分離し、高温再生器及び低温再生器の各々
には高圧側の溶液を低圧側へ供給する再生器間配管が設
けられており、高温再生器は単一の加熱源を有している
のが好ましい。この場合、高温再生器と低温再生器の各
々に設けられた前記再生器間配管には、それぞれ補助ポ
ンプが介装されているのが好ましい。
【0023】或いは、前記再生器間配管を設けることに
代えて、稀溶液を高温再生器へ供給する配管を分岐して
高圧側と低圧側へそれぞれ連通し、且つ、稀溶液を低温
再生器へ供給する配管を分岐して高圧側と低圧側へそれ
ぞれ連通して構成するのが好ましい。
【0024】一方、本発明において、前記高温再生器は
高圧側高温再生器と低圧側高温再生器から構成され、前
記低温再生器は高圧側低温再生器と低圧側低温再生器か
ら構成され、前記凝縮器は高圧側凝縮器と低圧側凝縮器
から構成され、前記蒸発器は高圧側蒸発器と低圧側蒸発
器から構成され、前記吸収器は高圧側吸収器と低圧側吸
収器から構成され、前記高圧側高温再生器及び低圧側高
温再生器の各々に加熱源が設けられている様に構成する
ことが出来る。この場合においても、吸収器から稀溶液
を供給する配管が分岐してそれぞれ高圧側高温再生器と
低圧側高温再生器へ連通し、且つ、吸収器から稀溶液を
供給する配管が分岐してそれぞれ高圧側低温再生器と低
圧側低温再生器へ連通している様に構成する事が出来
る。
【0025】本発明において、高温再生器の低圧側と低
温再生器の高圧側とを連通する溶液ラインと、低温再生
器の低圧側と吸収器とを連通する溶液ライン、とを備え
る様に構成した場合には、高温再生器と低温再生器と凝
縮器と蒸発器と吸収器の内部に仕切壁を形成して各々を
高圧側と低圧側に分離し、高温再生器及び低温再生器の
各々には高圧側の溶液を低圧側へ供給する再生器間配管
が設けられており、高温再生器は単一の加熱源を有して
いるのが好ましい。但し、前記高温再生器は高圧側高温
再生器と低圧側高温再生器から構成され、前記低温再生
器は高圧側低温再生器と低圧側低温再生器から構成さ
れ、前記凝縮器は高圧側凝縮器と低圧側凝縮器から構成
され、前記蒸発器は高圧側蒸発器と低圧側蒸発器から構
成され、前記吸収器は高圧側吸収器と低圧側吸収器から
構成され、前記高圧側高温再生器及び低圧側高温再生器
の各々に加熱源が設けられていても良い。
【0026】上記した構成を有する本発明の実施に際し
て、冷却水配管は、凝縮器を経由して吸収器に至る様に
配置されているのが好ましい。空冷タイプの吸収器や凝
縮器の冷却温度が高い場合や、水冷タイプの機器の冷却
水温度が高い場合には、機器内の圧力が大気圧を越える
可能性がある。大気圧を越えた場合には、高圧容器とし
て規制の対象となるため、大気圧を越える事態は可能な
限り避けなければならない。上述した様に、凝縮器を経
由して吸収器に至る様に冷却水配管を配置すれば、凝縮
器に供給される冷却水の温度が比較的低温となるので、
凝縮圧力が下がる。その結果、高温再生器の高圧側及び
低圧側において、大気圧以下の運転が可能となり、高圧
容器としての規制を回避することが出来るのである。
【0027】ここで、前記冷却水配管は、冷却水が凝縮
器の低圧側、凝縮器の高圧側、吸収器の順に流過する様
に配置されているのが好ましい。或いは、前記冷却水配
管は、冷却水が凝縮器の低圧側、凝縮器の高圧側、吸収
器の高圧側、吸収器の低圧側の順に流過する様に配置さ
れているのが好ましい。
【0028】本発明において、凝縮器と、高温再生器
と、低温再生器とは、高圧側と低圧側の2領域に分離さ
れるのみならず、圧力が異なり且つ相互に熱的に離隔さ
れた複数の領域にそれぞれ分離しても良い。すなわち、
本発明において、凝縮器と、蒸発器と、吸収器と、高温
再生器と、低温再生器とを有し、吸収器から送り出され
る稀溶液が流過する配管が分岐し、分岐した該配管の各
々が高温再生器と低温再生器へ連通しており、高温再生
器、低温再生器、凝縮器を圧力が異なり且つ相互に熱的
に離隔された複数の領域にそれぞれ分割し、高温再生器
と低温再生器と凝縮器の対応する圧力の領域を連通する
複数の冷媒ラインとを含み、冷却水配管は冷却水が凝縮
器の圧力が低い側から圧力の高い側へ至る様に配置され
ているのが好ましい。
【0029】同様に、蒸発器と吸収器も、圧力が異なり
且つ相互に熱的に離隔された複数の領域にそれぞれ分離
しても良い。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0031】図1において、凝縮器10と、蒸発器20
と、吸収器30と、高温再生器40と、低温再生器50
とが設けられており、高温再生器40は高温側41と低
温側42とに、低温再生器50は高温側51と低温側5
2とに、凝縮器10は高圧側11と低圧側12とに、そ
れぞれその内部に仕切壁を形成して相互に熱的に分離さ
れている。
【0032】吸収器30から溶液ポンプ65を介して、
例えば臭化リチウムの稀溶液が送出される配管L1は、
途中で分岐して、その分岐した配管L2、L3が、高温
再生器40および低温再生器50の高圧側41、51に
それぞれ連通されている。また、高温再生器高圧側41
からは、配管L4で減圧されて低圧側42に連通されて
おり、その高温再生器低圧側42から吸収器30に濃溶
液を供給する配管L5が設けられている。そして、低温
再生器高圧側51からは、配管L6で減圧されて低圧側
52に連通されており、その低温再生器低圧側52から
配管L7が、前記高温再生器・吸収器間配管L5と合流
して設けられている。
【0033】また、高温再生器40には、高低圧側単一
の加熱源Hが設けられており、前記高温再生器40から
の戻り配管L5と高温再生器40への稀溶液供給配管L
2との間に高温溶液熱交換器61が、高低温再生器合流
後の戻り配管L8と高低温再生器分岐前の供給配管L1
との間に低温溶液熱交換器62が設けられている。
【0034】一方、高温再生器高圧側41からは、分離
器63を介して冷媒ラインM1が低温再生器高圧側51
で熱交換して凝縮器高圧側11に連通され、また、高温
再生器低圧側42からは、冷媒ラインM2が低温再生器
低圧側52で熱交換して凝縮器低圧側12に連通されて
いる。そして、低温再生器高圧側51は、冷媒ラインM
3で凝縮器高圧側11と、低温再生器低圧側52は、冷
媒ラインM4で凝縮器低圧側12とそれぞれ連通されて
いる。また、凝縮器10の高低圧側11、12のそれぞ
れからは、凝縮された冷媒が配管M5でまとめられて蒸
発器20に連通され、蒸発器20で気化された冷媒はさ
らに配管M7で吸収器30に戻されている。蒸発器20
には、熱交換して冷水を取出すための配管Cが設けら
れ、また、蒸発器20に液化して滞留した冷媒を環流
し、気化するために配管M6が設けられ、冷媒ポンプ6
4が介装されている。
【0035】そして、冷却水配管N1が、吸収器30を
冷却し、凝縮器低圧側12、凝縮器高圧側11を経由し
て冷却塔Tに至るよう配設されている。
【0036】図2に示す実施形態には、前記図1で説明
した構成に対して、高温再生器40および低温再生器5
0の高圧側41、51と低圧側42、52とを連通する
配管L4、L6にそれぞれ補助ポンプ66、66が設け
られている。
【0037】図3に示す実施形態においては、前記高温
再生器40は、高圧側高温再生器43と低圧側高圧再生
器44とで構成されてそれぞれに加熱源H、Hが設けら
れ(ダブルバーナ方式)、また、前記低温再生器50
は、高圧側低温再生器53と低圧側低温再生器54とで
構成され、そして、前記凝縮器10は、高圧側凝縮器1
3と低圧側凝縮器14とで構成されている。前記の実施
形態においては、凝縮器・高低温再生器10、40、5
0の内部を仕切って高低圧側が構成されたのに対し、別
体として配設されたものであって配管系統は同じであ
る。
【0038】図4に示す実施形態(パラレルフロー並
列)では、高低温再生器40、50の低圧側42、52
への稀溶液の供給配管L9、L10が、前記の実施形態
ではそれぞれ再生器高圧側41、51から配管されてい
たのに対し、高圧側への供給配管から分岐して並列に配
管されている。すなわち、高温再生器高圧側41への供
給管L2から分岐された配管L9が、高温再生器低圧側
42に連通され、高温再生器高圧側41からの溶液の戻
りの配管L11が、低圧側42からの配管L5に合流し
て吸収器30に連通されている。そして、低温再生器高
圧側51への供給管L3から分岐された配管L10が、
低温再生器低圧側52に連通され、低温再生器高圧側5
1からの戻りの配管L12が、低圧側42からの配管L
7に合流して設けられている。
【0039】図5に示す実施形態(変形パラレルフロー
直列)では、高温再生器40から吸収器30への溶液配
管が前記実施形態と相違している。すなわち、高温再生
器低圧側42から、直接吸収器30に戻らず、配管L1
3により低温再生器高圧側51に連通され、低温再生器
低圧側52からは配管L7によって吸収器30に戻され
ている。
【0040】図6に示す実施形態(変形パラレルフロー
直列、ダブルバーナ方式)は、上記図5に示した配管系
統に対して、高温再生器40は高圧側高温再生器43と
低圧側高圧再生器44とで、低温再生器50は高圧側低
温再生器53と低圧側低温再生器54とで、そして、凝
縮器10は高圧側凝縮器13と低圧側凝縮器14とで、
それぞれ別体で構成されている。なお、加熱源H、Hも
高低圧側高温再生器43、44にそれぞれ設けられてい
る。
【0041】図7に示す実施形態では、蒸発器20およ
び吸収器30もそれぞれ内部に仕切壁を形成して低圧側
21、31、高圧側22、32に分離されている。溶液
配管は、吸収器低圧側31から溶液ポンプ65が介装さ
れた配管L14で吸収器高圧側32に連通され、そし
て、吸収器高圧側32から前記図1の実施形態と同様に
再生器高圧側41、51に連通され、再生器低圧側4
2、52からの濃溶液の戻り配管L8は吸収器低圧側3
1に連通されている。なお、符号L15で示す配管は吸
収器低圧側31に滞留した溶液を還流させて冷却するも
のである。
【0042】凝縮器10からの冷媒ラインは、凝縮器高
圧側11から配管M5で蒸発器低圧側21に、そして配
管M7で吸収器低圧側31にそれぞれ連通して設けら
れ、また、凝縮器低圧側12から配管M8で蒸発器高圧
側22に、そして配管M10で吸収器高圧側32にそれ
ぞれ連通して設けられている。また、高低圧蒸発器2
2、21には液化滞留した冷媒の再気化のための還流管
路M9、M6がそれぞれ設けられている。なお、冷却水
流路は、吸収器高圧側32、同低圧側31、凝縮器低圧
側12、同高圧側の順に冷却水配管N1が設けられてい
る。
【0043】図8に示す実施形態は、前記図7で説明し
た構成に対して、高温再生器40および低温再生器50
の高圧側41、51と低圧側42、52とを連通する配
管L4、L6にそれぞれ補助ポンプ66、66が設けら
れた例である。
【0044】図9および図10に示す実施形態(ダブル
バーナ方式)は、凝縮器10、蒸発器20、吸収器3
0、高温再生器40、および低温再生器50の高低圧側
をそれぞれ別体としたものである。すなわち、前記図3
に示した構成に対し、蒸発器20は低圧側蒸発器23と
高圧側蒸発器24とで構成され、吸収器30は低圧側吸
収器33と高圧側吸収器34とで構成されており、管路
の構成は図8で説明したものと同様である。なお、図1
0に示す実施形態は、高温再生器から吸収器に至る冷媒
ラインを、高低圧の2系列並列に配したものである(分
離配置)。
【0045】図11に示す実施形態(パラレルフロー並
列)は、前記図4に示した高低温再生器40、50の高
圧側41、51と低圧側42、52とにそれぞれ並列に
配管した実施形態に対し、蒸発器20、吸収器30を、
それぞれ高圧側21、31、低圧側22、32に分離し
た実施形態である。
【0046】図12に示す実施形態(パラレルフロー並
列、ダブルバーナ方式)は、前記図10に示した実施形
態に対して、高低圧高温再生器43、44が並列に設け
られたものである。すなわち、吸収器34から高圧側高
温再生器43への稀溶液配管L2から分岐して配管L9
により低圧側高温再生器44に連通されており、また、
高圧側高温再生器4からは濃溶液配管L11が、低圧側
高温再生器44からの配管L5に合流して吸収器33に
もどるように設けられている。
【0047】図13に示す実施形態(変形パラレルフロ
ー直列)は、前記図5にて説明した高低圧高温再生器4
0、50を直列に配設した実施形態に対して蒸発器20
および吸収器30を、それぞれ高低圧21、22、およ
び31、32に分離したものである。
【0048】図14に示す実施形態(変形パラレルフロ
ー直列、ダブルバーナ方式)は、前記図13に示した実
施形態に対し、凝縮器10、蒸発器20、吸収器30、
および高低温再生器40、50をそれぞれ高圧側、低圧
側別体にし、ダブルバーナ方式にしたものである。
【0049】図15ないし図18には冷却水の通水経路
の異なる実施形態が示されている。すなわち、図15に
示す実施形態(パラレルフロー直列)は、前記図1に示
した構成に対し、また、図16に示す実施形態(変形パ
ラレルフロー直列)は、前記図5に示した構成に対し
て、それぞれ冷却水配管N2が、凝縮器低圧側12、同
高圧側11、吸収器30の順で流路を形成している。図
17に示す実施形態(パラレルフロー直列)は、前記図
7に示した構成に対し、図18に示す実施形態(変形パ
ラレルフロー直列)は、前記図13に示した構成に対し
て、それぞれ冷却水配管N2は、凝縮器低圧側12、同
高圧側11、吸収器高圧側32、同低圧側31の順で流
路を形成している。
【0050】次に、作用の態様について説明する。ま
ず、図1に示す構成について、図21を参照して説明す
る。なお、図21の縦軸は蒸気圧、横軸は温度を示して
いる。吸収器30内の臭化リチウム稀溶液は、図21に
点aで示す状態から、溶液ポンプ65により途中熱交換
器62、61により高温の濃溶液で加熱されて、高低温
再生器40、50に送られる。再生器40、50ではそ
れぞれ高圧側41、51に入り、高温再生器40では加
熱源H、低温再生器50では、冷媒ラインM1で加熱さ
れて、点c、eで示す状態の中間溶液となる。さらに、
配管L4、L6を経て減圧されて低圧側42、52に送
られ、再び加熱源H、冷媒ラインM2で加熱され、点
d、fの状態の濃溶液となる。そして、それぞれ低圧側
42、52から出て合流し、途中前記の熱交換器61、
62で稀溶液と熱交換し、吸収器30の点aで示す状態
に戻る。
【0051】高温再生器40では高低圧側41、42と
も同一加熱源Hによって加熱され、蒸発した冷媒(水蒸
気)は、分離器63で液体分を分離して図21の点p、
qの状態から、それぞれ冷媒ラインM1、M2によって
低温再生器高低圧側51、52の溶液を加熱し、凝縮器
高低圧側11、12に送られ、点r、sの状態となる。
また、低温再生器高低圧側51、52で冷媒ラインM
1、M2で加熱されて蒸発した冷媒は、点r、sの状態
で、それぞれ凝縮器高低圧側11、12に送られる。そ
して、凝縮器10では、冷却水N1で冷却されて冷媒は
凝縮され、高低圧側は合流されて蒸発器20に送られ、
気化されて点uの状態になって吸収器30に送られる。
蒸発器20では、気化熱により冷水配管Cが冷却され、
その冷水は冷房などの冷熱源に利用される。
【0052】図21には、従来の吸収サイクルが、併せ
て鎖線で示されており、最高温度の低下(ΔT)、およ
び晶析ラインSとの回避状態が示されている。
【0053】次に、図7に示す構成について、図22を
参照して説明する。吸収器低圧側31の稀溶液は、点a
の状態から溶液ポンプ65によって吸収器高圧側32に
送られ、点bの状態となり、別の溶液ポンプ65によっ
て途中熱交換器62、61で加熱されて、高温再生器高
圧側41および低温再生器高圧側51に送られ、加熱さ
れてそれぞれ点c、eの状態になる。そして、それぞれ
高圧側41、51から低圧側42、52に入り、さらに
加熱されて点d、fの状態になった濃溶液が再生器低圧
側42、52から途中前記熱交換器61、62で稀溶液
を加熱して、吸収器低圧側31に戻る。
【0054】高温再生器高低圧側41、42の溶液か
ら、加熱源Hによって加熱され蒸発した冷媒は、点p、
qの状態から、それぞれ低温再生器高低圧側51、52
を凝縮加熱し、凝縮器高低圧側11、12で点r、sの
状態になる。また、低温再生器高低圧側51、52で前
記高温再生器40の蒸気で加熱されて蒸発した冷媒も、
凝縮器高低圧側11、12で凝縮して点r、sの状態に
なる。そして、凝縮器高低圧側11、12の冷媒は、そ
れぞれ蒸発器低高圧側21、22で気化され、点t、u
の状態で、吸収器低高圧側31、32に戻される。こう
して、蒸発器低高圧側21、22を通る冷水配管C内の
冷水は、気化熱により冷却されて冷熱源に利用される。
【0055】図22に示されているように、この実施形
態では、作動濃度幅TH−S1、TH−S2が、鎖線で
示された従来の吸収サイクルに比べ、充分に大きい。
【0056】また、図15ないし図18に示した逆通水
冷却水配管N2は、空冷等の吸収器30、凝縮器10の
冷却水温度が高い場合、大気圧を越える可能性があり、
これを避けるためのもので、通常、配管N1のように吸
収器30から凝縮器10に流す流路を、凝縮器10から
吸収器30に流し、凝縮圧力を下げることができる。こ
れにより、高温再生器40の再生圧力を下降させ、大気
圧以下の運転が可能となる。
【0057】図24は、本発明の更に別の実施形態を示
している。図24の実施形態は、全体としては図7の実
施形態と概略同一であるが、吸収器に関する部分に特徴
がある。図24において、吸収器に関する符号であって
且つ図7と共通する部材を示す符号には、添字「A」を
付して図7で用いられた符号と区別している。
【0058】図24において、吸収器30Aの高圧側3
1Aから送出され、溶液ポンプ65でヘッドが付加され
た稀溶液は配管L1Aを流過して再生器40、50へ供
給される。ここで、該配管L1Aは、吸収器30Aの高
圧側31A及び低圧側32A内を通過して、高圧側32
A内を滴下する濃溶液と配管L1A内の稀溶液との間で
熱交換を行い(符号82で示す箇所)、そして、低圧側
31A内を滴下する濃溶液と配管L1A内の稀溶液との
間で熱交換を行う(符号84で示す箇所)様になってい
る。この様に構成する結果、熱効率がさらに向上するの
である。
【0059】
【発明の効果】本発明は、以下に記載される様な作用効
果を奏する。 (1) 従来の二重効用吸収冷凍機の高低温再生器及び
凝縮器を高圧側と低圧側の2つずつ(或いは複数個)設
置することにより、高温再生器の加熱温度を上げずに作
動濃度幅を広くすることが出来る。その結果、高効率の
冷凍機が得られ、且つ腐食が少ない吸収冷凍機が可能と
なる。 (2) これに加えて、吸収器、蒸発器を高圧側と低圧
側の2つずつ(或いは複数個)設置することにより、さ
らに作動濃度幅を広くして、より高効率が達成出来る。 (3) 配置を工夫して、吸収冷凍機の上胴側(再生
器、凝縮器)、下胴側(吸収器、蒸発器)、分離器や配
管等の共通部分に分割したレイアウトにすることで、省
スペース、省コスト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(パラレルフロー直列)を示
す構成図。
【図2】図1の構成に補助ポンプを加えた実施形態を示
す構成図。
【図3】ダブルバーナ方式の実施形態を示す構成図。
【図4】パラレルフロー並列の実施形態を示す構成図。
【図5】変形パラレルフロー直列の実施形態を示す構成
図。
【図6】図5のダブルバーナ方式の実施形態を示す構成
図。
【図7】蒸発器・吸収器を2要素とした実施形態を示す
構成図。
【図8】図7の構成に補助ポンプを加えた実施形態を示
す構成図。
【図9】図7のダブルバーナ方式の実施形態を示す構成
図。
【図10】蒸発器・吸収器を2要素としたダブルバーナ
方式、分離配置の実施形態を示す構成図。
【図11】蒸発器・吸収器が2要素のパラレルフロー並
列の実施形態を示す構成図。
【図12】図11のダブルバーナ方式の実施形態を示す
構成図。
【図13】蒸発器・吸収器を2要素とした変形パラレル
フロー直列の実施形態を示す構成図。
【図14】図13のダブルバーナ方式の実施形態を示す
構成図。
【図15】逆通水式パラレルフロー直列の実施形態を示
す構成図。
【図16】逆通水式変形パラレルフロー直列の実施形態
を示す構成図。
【図17】蒸発器・吸収器が2要素の逆通水式パラレル
フロー直列の実施形態を示す構成図。
【図18】蒸発器・吸収器が2要素の逆通水式変形パラ
レルフロー直列の実施形態を示す構成図。
【図19】従来のパラレルフロー直列型吸収サイクルの
デューリング線図。
【図20】図19において作動濃度幅を広くした場合の
説明図。
【図21】本発明のパラレルフロー吸収サイクルのデュ
ーリング線図。
【図22】蒸発器・吸収器を2要素としたパラレルフロ
ー吸収サイクルのデューリング線図。
【図23】本発明の吸収冷凍機をパッケージ化したユニ
ットの斜視図。
【図24】稀溶液ラインが吸収器の高圧側と低圧側を通
過している実施形態の構成図。
【符号の説明】
10・・・凝縮器 11・・・凝縮器高圧側 12・・・凝縮器低圧側 13・・・高圧側凝縮器 14・・・低圧側凝縮器 20・・・蒸発器 21・・・蒸発器低圧側 22・・・蒸発器高圧側 23・・・低圧側蒸発器 24・・・高圧側蒸発器 30・・・吸収器 31・・・吸収器低圧側 32・・・吸収器高圧側 33・・・低圧側吸収器 34・・・高圧側吸収器 40・・・高温再生器 41・・・高温再生器高圧側 42・・・高温再生器低圧側 43・・・高圧側高温再生器 44・・・低圧側高温再生器 50・・・低温再生器 51・・・低温再生器高圧側 52・・・低温再生器低圧側 53・・・高圧側低温再生器 54・・・低圧側低温再生器 61・・・高温溶液熱交換器 62・・・低温溶液熱交換器 63・・・分離器 64・・・冷媒ポンプ 65・・・溶液ポンプ 66・・・補助ポンプ H・・・加熱源 L1〜15・・・溶液ライン M1〜10・・・冷媒ライン N1、N2・・・冷却水配管 C・・・冷水配管

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凝縮器と、蒸発器と、吸収器と、高温再
    生器と、低温再生器とを有し、吸収器から送り出される
    稀溶液が流過する配管が分岐し、分岐した該配管の各々
    が高温再生器と低温再生器へ連通しており、高温再生
    器、低温再生器、凝縮器をそれぞれ高圧側と低圧側とに
    分離して両者を相互に熱的に離隔して設置し、高温再生
    器の高圧側と低温再生器の高圧側と凝縮器の高圧側とを
    連通する冷媒ラインと、高温再生器の低圧側と低温再生
    器の低圧側と凝縮器の低圧側とを連通する冷媒ラインと
    を含み、冷却水配管は凝縮器の低圧側を経由して凝縮器
    の高圧側に至る様に配置されていることを特徴とする吸
    収冷凍機。
  2. 【請求項2】 高温再生器から吸収器へ溶液を供給する
    配管と、低温再生器から吸収器へ溶液を供給する配管と
    が合流している請求項1の吸収冷凍機。
  3. 【請求項3】 高温再生器と低温再生器と凝縮器の内部
    に仕切壁を形成して各々を高圧側と低圧側に分離し、高
    温再生器及び低温再生器の各々には高圧側の溶液を低圧
    側へ供給する再生器間配管が設けられており、高温再生
    器は単一の加熱源を有している請求項2の吸収冷凍機。
  4. 【請求項4】 高温再生器と低温再生器の各々に設けら
    れた前記再生器間配管には、それぞれ補助ポンプが介装
    されている請求項3の吸収冷凍機。
  5. 【請求項5】 前記高温再生器は高圧側高温再生器と低
    圧側高温再生器から構成され、前記低温再生器は高圧側
    低温再生器と低圧側低温再生器から構成され、前記凝縮
    器は高圧側凝縮器と低圧側凝縮器から構成され、前記高
    圧側高温再生器及び低圧側高温再生器の各々に加熱源が
    設けられている請求項2の吸収冷凍機。
  6. 【請求項6】 高温再生器と低温再生器と凝縮器の内部
    に仕切壁を形成して各々を高圧側と低圧側に分離し、高
    温再生器は単一の加熱源を有しており、稀溶液を高温再
    生器へ供給する配管を分岐して高圧側と低圧側へそれぞ
    れ連通し、且つ、稀溶液を低温再生器へ供給する配管を
    分岐して高圧側と低圧側へそれぞれ連通した請求項2の
    吸収冷凍機。
  7. 【請求項7】 高温再生器の低圧側と低温再生器の高圧
    側とを連通する溶液ラインと、低温再生器の低圧側と吸
    収器とを連通する溶液ライン、とを備えた請求項1の吸
    収冷凍機。
  8. 【請求項8】 高温再生器と低温再生器と凝縮器の内部
    に仕切壁を形成して各々を高圧側と低圧側に分離し、高
    温再生器及び低温再生器の各々には高圧側の溶液を低圧
    側へ供給する再生器間配管が設けられており、高温再生
    器は単一の加熱源を有している請求項7の吸収冷凍機。
  9. 【請求項9】 前記高温再生器は高圧側高温再生器と低
    圧側高温再生器から構成され、前記低温再生器は高圧側
    低温再生器と低圧側低温再生器から構成され、前記凝縮
    器は高圧側凝縮器と低圧側凝縮器から構成され、前記高
    圧側高温再生器及び低圧側高温再生器の各々に加熱源が
    設けられている請求項7の吸収冷凍機。
  10. 【請求項10】 凝縮器と、蒸発器と、吸収器と、高温
    再生器と、低温再生器とを有し、吸収器から送り出され
    る稀溶液が流過する配管が分岐し、分岐した該配管の各
    々が高温再生器と低温再生器へ連通しており、高温再生
    器、低温再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器をそれぞれ高
    圧側と低圧側とに分離して両者を相互に熱的に離隔して
    設置し、高温再生器の高圧側と低温再生器の高圧側と凝
    縮器の高圧側と蒸発器の低圧側と吸収器の低圧側とを連
    通する冷媒ラインと、高温再生器の低圧側と低温再生器
    の低圧側と凝縮器の低圧側と蒸発器の高圧側と吸収器の
    高圧側とを連通する冷媒ラインとを含み、冷却水配管は
    凝縮器の低温側を経由して凝縮器の高温側に至る様に配
    置されていることを特徴とする吸収冷凍機。
  11. 【請求項11】 高温再生器から吸収器へ溶液を供給す
    る配管と、低温再生器から吸収器へ溶液を供給する配管
    とが合流している請求項10の吸収冷凍機。
  12. 【請求項12】 高温再生器と低温再生器と凝縮器と蒸
    発器と吸収器の内部に仕切壁を形成して各々を高圧側と
    低圧側に分離し、高温再生器及び低温再生器の各々には
    高圧側の溶液を低圧側へ供給する再生器間配管が設けら
    れており、高温再生器は単一の加熱源を有している請求
    項11の吸収冷凍機。
  13. 【請求項13】 高温再生器と低温再生器の各々に設け
    られた前記再生器間配管には、それぞれ補助ポンプが介
    装されている請求項12の吸収冷凍機。
  14. 【請求項14】 前記高温再生器は高圧側高温再生器と
    低圧側高温再生器から構成され、前記低温再生器は高圧
    側低温再生器と低圧側低温再生器から構成され、前記凝
    縮器は高圧側凝縮器と低圧側凝縮器から構成され、前記
    蒸発器は高圧側蒸発器と低圧側蒸発器から構成され、前
    記吸収器は高圧側吸収器と低圧側吸収器から構成され、
    前記高圧側高温再生器及び低圧側高温再生器の各々に加
    熱源が設けられている請求項11の吸収冷凍機。
  15. 【請求項15】 高温再生器と低温再生器と凝縮器の内
    部に仕切壁を形成して各々を高圧側と低圧側に分離し、
    高温再生器は単一の加熱源を有しており、稀溶液を高温
    再生器へ供給する配管を分岐して高圧側と低圧側へそれ
    ぞれ連通し、且つ、稀溶液を低温再生器へ供給する配管
    を分岐して高圧側と低圧側へそれぞれ連通した請求項1
    1の吸収冷凍機。
  16. 【請求項16】 前記高温再生器は高圧側高温再生器と
    低圧側高温再生器から構成され、前記低温再生器は高圧
    側低温再生器と低圧側低温再生器から構成され、前記凝
    縮器は高圧側凝縮器と低圧側凝縮器から構成され、前記
    蒸発器は高圧側蒸発器と低圧側蒸発器から構成され、前
    記吸収器は高圧側吸収器と低圧側吸収器から構成され、
    前記高圧側高温再生器及び低圧側高温再生器の各々に加
    熱源が設けられて、吸収器から稀溶液を供給する配管が
    分岐してそれぞれ高圧側高温再生器と低圧側高温再生器
    へ連通し、且つ、吸収器から稀溶液を供給する配管が分
    岐してそれぞれ高圧側高温再生器と低圧側高温再生器へ
    連通している請求項11の吸収冷凍機。
  17. 【請求項17】 高温再生器の低圧側と低温再生器の高
    圧側とを連通する溶液ラインと、低温再生器の低圧側と
    吸収器とを連通する溶液ライン、とを備えた請求項10
    の吸収冷凍機。
  18. 【請求項18】 高温再生器と低温再生器と凝縮器と蒸
    発器と吸収器の内部に仕切壁を形成して各々を高圧側と
    低圧側に分離し、高温再生器及び低温再生器の各々には
    高圧側の溶液を低圧側へ供給する再生器間配管が設けら
    れており、高温再生器は単一の加熱源を有している請求
    項17の吸収冷凍機。
  19. 【請求項19】 前記高温再生器は高圧側高温再生器と
    低圧側高温再生器から構成され、前記低温再生器は高圧
    側低温再生器と低圧側低温再生器から構成され、前記凝
    縮器は高圧側凝縮器と低圧側凝縮器から構成され、前記
    蒸発器は高圧側蒸発器と低圧側蒸発器から構成され、前
    記吸収器は高圧側吸収器と低圧側吸収器から構成され、
    前記高圧側高温再生器及び低圧側高温再生器の各々に加
    熱源が設けられている請求項17の吸収冷凍機。
  20. 【請求項20】 冷却水配管は、凝縮器を経由して吸収
    器に至る様に配置されている請求項1〜19のいずれか
    1項の吸収冷凍機。
  21. 【請求項21】 前記冷却水配管は、冷却水が凝縮器の
    低圧側、凝縮器の高圧側、吸収器の順に流過する様に配
    置されている請求項3の吸収冷凍機。
  22. 【請求項22】 前記冷却水配管は、冷却水が凝縮器の
    低圧側、凝縮器の高圧側、吸収器の順に流過する様に配
    置されている請求項7の吸収冷凍機。
  23. 【請求項23】 前記冷却水配管は、冷却水が凝縮器の
    低圧側、凝縮器の高圧側、吸収器の高圧側、吸収器の低
    圧側の順に流過する様に配置されている請求項12の吸
    収冷凍機。
  24. 【請求項24】 前記冷却水配管は、冷却水が凝縮器の
    低圧側、凝縮器の高圧側、吸収器の高圧側、吸収器の低
    圧側の順に流過する様に配置されている請求項17の吸
    収冷凍機。
  25. 【請求項25】 凝縮器と、蒸発器と、吸収器と、高温
    再生器と、低温再生器とを有し、吸収器から送り出され
    る稀溶液が流過する配管が分岐し、分岐した該配管の各
    々が高温再生器と低温再生器へ連通しており、高温再生
    器、低温再生器、凝縮器を圧力が異なり且つ相互に熱的
    に離隔された複数の領域にそれぞれ分割し、高温再生器
    と低温再生器と凝縮器の対応する圧力の領域を連通する
    複数の冷媒ラインとを含み、冷却水配管は冷却水が凝縮
    器の圧力が低い側から圧力の高い側へ至る様に配置され
    ていることを特徴とする吸収冷凍機。
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