JPH10196645A - すべり軸受装置及びその関連技術 - Google Patents
すべり軸受装置及びその関連技術Info
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- JPH10196645A JPH10196645A JP35791696A JP35791696A JPH10196645A JP H10196645 A JPH10196645 A JP H10196645A JP 35791696 A JP35791696 A JP 35791696A JP 35791696 A JP35791696 A JP 35791696A JP H10196645 A JPH10196645 A JP H10196645A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転中に回転部の軸心線が固定部の軸心線に
精度良く一致した状態が維持され、容易且つ確実に製造
することができ、薄型化に適する。 【解決手段】 回転軸30の中央部下端に、軸心線のま
わりに回転対称状をなす下に凸の回転凸曲面部30aを
設ける。スリーブ部材12の軸心線に対し垂直な方向に
移動するスラスト受板14の上側に、スリーブ部材12
の軸心線のまわりに回転対称状をなす下に凹の固定凹曲
面部14aを設ける。回転軸30にスリーブ部材12を
スリーブ嵌合させると共に、固定凹曲面部14aに回転
凸曲面部30aを嵌合させる。スラスト受板14は、回
転凸曲面部30aと固定凹曲面部14aの軸心線が一致
しない場合、それらが一致するようにが移動した後、基
盤10に対し固定される。
精度良く一致した状態が維持され、容易且つ確実に製造
することができ、薄型化に適する。 【解決手段】 回転軸30の中央部下端に、軸心線のま
わりに回転対称状をなす下に凸の回転凸曲面部30aを
設ける。スリーブ部材12の軸心線に対し垂直な方向に
移動するスラスト受板14の上側に、スリーブ部材12
の軸心線のまわりに回転対称状をなす下に凹の固定凹曲
面部14aを設ける。回転軸30にスリーブ部材12を
スリーブ嵌合させると共に、固定凹曲面部14aに回転
凸曲面部30aを嵌合させる。スラスト受板14は、回
転凸曲面部30aと固定凹曲面部14aの軸心線が一致
しない場合、それらが一致するようにが移動した後、基
盤10に対し固定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】]本発明は、軸部にスリーブ
部がスリーブ嵌合し、軸部の端部をスラスト受部により
受ける、特に薄型化に適したすべり軸受装置及びそのす
べり軸受装置を備えた電動機並びにそのすべり軸受装置
の製造方法に関する。
部がスリーブ嵌合し、軸部の端部をスラスト受部により
受ける、特に薄型化に適したすべり軸受装置及びそのす
べり軸受装置を備えた電動機並びにそのすべり軸受装置
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】回転軸
部に固定スリーブ部がスリーブ嵌合し、回転軸部の下端
部をスラスト受部により受けるすべり軸受装置を有する
モータとしては、例えば特開平1−11867号に開示
された図3に示すようなフロッピーディスク駆動用モー
タがある。
部に固定スリーブ部がスリーブ嵌合し、回転軸部の下端
部をスラスト受部により受けるすべり軸受装置を有する
モータとしては、例えば特開平1−11867号に開示
された図3に示すようなフロッピーディスク駆動用モー
タがある。
【0003】このモータのすべり軸受装置においては、
回転軸aの球面状下端部を平板状のスラスト受板bによ
り受けている。この場合、回転軸aの軸心線が固定スリ
ーブcの軸心線dに一致した状態で回転軸aが回転する
ことが理想的である。
回転軸aの球面状下端部を平板状のスラスト受板bによ
り受けている。この場合、回転軸aの軸心線が固定スリ
ーブcの軸心線dに一致した状態で回転軸aが回転する
ことが理想的である。
【0004】ところが、回転軸a及び固定スリーブcの
加工精度並びにそれらを含めた各部品の組立て精度が何
れも良くなければ、このような理想に近い回転を達成す
ることはできず、固定スリーブcの軸心線の回りに回転
軸aが回転するような、いわゆる振れ回転が生じる。特
に、小型化・薄型化が進むと、固定スリーブcが回転軸
aを支持する軸心線方向の長さがますます短くなって回
転の安定性は低下する。勿論、そのような薄型の軸受と
しては、玉軸受を用いることもできない。
加工精度並びにそれらを含めた各部品の組立て精度が何
れも良くなければ、このような理想に近い回転を達成す
ることはできず、固定スリーブcの軸心線の回りに回転
軸aが回転するような、いわゆる振れ回転が生じる。特
に、小型化・薄型化が進むと、固定スリーブcが回転軸
aを支持する軸心線方向の長さがますます短くなって回
転の安定性は低下する。勿論、そのような薄型の軸受と
しては、玉軸受を用いることもできない。
【0005】そこで、例えば図4(a)に示すように、
回転軸eの中央部下端に球面凸部e1を、スラスト受板
fに球面凹部f1をそれぞれ設け、その球面凸部e1を
球面凹部f1により受けることにより、回転軸eが不安
定な運動(径方向移動)をすることを防ぎ、回転を安定
させる技術を利用することが考えられる。
回転軸eの中央部下端に球面凸部e1を、スラスト受板
fに球面凹部f1をそれぞれ設け、その球面凸部e1を
球面凹部f1により受けることにより、回転軸eが不安
定な運動(径方向移動)をすることを防ぎ、回転を安定
させる技術を利用することが考えられる。
【0006】しかしながらこの場合、球面凹部e1の軸
心線が固定スリーブgの軸心線に一致していなければ、
例えば図4(b)に示されるように、回転軸eの軸心線
が固定スリーブgの軸心線に一致せず、正確な回転を実
現することはできない。
心線が固定スリーブgの軸心線に一致していなければ、
例えば図4(b)に示されるように、回転軸eの軸心線
が固定スリーブgの軸心線に一致せず、正確な回転を実
現することはできない。
【0007】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、回転中に回転部の軸心線が固定部の軸心線に精
度良く一致した状態が維持され、然も容易且つ確実に製
造することができる、薄型化に適したすべり軸受装置及
びそのすべり軸受装置を備えた電動機並びにそのすべり
軸受装置の製造方法を提供することにある。
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、回転中に回転部の軸心線が固定部の軸心線に精
度良く一致した状態が維持され、然も容易且つ確実に製
造することができる、薄型化に適したすべり軸受装置及
びそのすべり軸受装置を備えた電動機並びにそのすべり
軸受装置の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のすべり軸受装置は、少なくとも回転軸部を有する回
転部と、少なくとも、その回転軸部にスリーブ嵌合した
固定スリーブ部と、前記回転軸部の下端部を受けるスラ
スト受部を有する固定部とを備え、前記回転軸部の中央
部下端に、その回転軸部の軸心線のまわりに回転対称状
をなす、下に凸の回転凸曲面部又は上に凹の回転凹曲面
部を有し、前記スラスト受部の上側に、固定スリーブ部
の軸心線のまわりに回転対称状をなし、前記回転凸曲面
部又は回転凹曲面部に嵌合する、下に凹の固定凹曲面部
又は上に凸の固定凸曲面部を有し、前記回転凸曲面部又
は回転凹曲面部と前記固定凹曲面部又は固定凸曲面部の
軸心線が一致した状態で、回転軸部の回転凸曲面部又は
回転凹曲面部の中心が、スラスト受部の固定凹曲面部又
は固定凸曲面部の中心上に回転自在に支持されてなるす
べり軸受装置であって、前記回転軸部の回転凸曲面部又
は回転凹曲面部と前記スラスト受部の固定凹曲面部又は
固定凸曲面部がそれらの軸心線が一致しない状態で嵌合
した場合に、その両軸心線が一致するように固定スリー
ブ部の軸心線に対し垂直な方向に移動するスラスト受部
が、固定部に対し固定されていることを特徴とする。
明のすべり軸受装置は、少なくとも回転軸部を有する回
転部と、少なくとも、その回転軸部にスリーブ嵌合した
固定スリーブ部と、前記回転軸部の下端部を受けるスラ
スト受部を有する固定部とを備え、前記回転軸部の中央
部下端に、その回転軸部の軸心線のまわりに回転対称状
をなす、下に凸の回転凸曲面部又は上に凹の回転凹曲面
部を有し、前記スラスト受部の上側に、固定スリーブ部
の軸心線のまわりに回転対称状をなし、前記回転凸曲面
部又は回転凹曲面部に嵌合する、下に凹の固定凹曲面部
又は上に凸の固定凸曲面部を有し、前記回転凸曲面部又
は回転凹曲面部と前記固定凹曲面部又は固定凸曲面部の
軸心線が一致した状態で、回転軸部の回転凸曲面部又は
回転凹曲面部の中心が、スラスト受部の固定凹曲面部又
は固定凸曲面部の中心上に回転自在に支持されてなるす
べり軸受装置であって、前記回転軸部の回転凸曲面部又
は回転凹曲面部と前記スラスト受部の固定凹曲面部又は
固定凸曲面部がそれらの軸心線が一致しない状態で嵌合
した場合に、その両軸心線が一致するように固定スリー
ブ部の軸心線に対し垂直な方向に移動するスラスト受部
が、固定部に対し固定されていることを特徴とする。
【0009】回転対称状というのは、軸心線のまわりに
回転させた場合に、任意の回転角において元の形状に一
致する形状を言う。
回転させた場合に、任意の回転角において元の形状に一
致する形状を言う。
【0010】上記回転凸曲面部又は回転凹曲面部は、回
転軸部の中央部下端にのみ位置するものである必要はな
く、例えば回転軸部の下端部全体が回転凸曲面部又は回
転凹曲面部に形成されていてもよい。
転軸部の中央部下端にのみ位置するものである必要はな
く、例えば回転軸部の下端部全体が回転凸曲面部又は回
転凹曲面部に形成されていてもよい。
【0011】回転軸部の中央部下端に回転凸曲面部を有
する場合は、スラスト受部の上側には、それに嵌合する
固定凹曲面部を有し、回転軸部の中央部下端に回転凹曲
面部を有する場合は、スラスト受部の上側には、それに
嵌合する固定凸曲面部を有する。回転凸曲面部又は固定
凸曲面部の中央部表面と、その軸心線を含む平面との交
差曲線の曲率は、通常、回転凹曲面部又は固定凹曲面部
の中央部表面と、その軸心線を含む平面との交差曲線の
曲率よりも大きい。
する場合は、スラスト受部の上側には、それに嵌合する
固定凹曲面部を有し、回転軸部の中央部下端に回転凹曲
面部を有する場合は、スラスト受部の上側には、それに
嵌合する固定凸曲面部を有する。回転凸曲面部又は固定
凸曲面部の中央部表面と、その軸心線を含む平面との交
差曲線の曲率は、通常、回転凹曲面部又は固定凹曲面部
の中央部表面と、その軸心線を含む平面との交差曲線の
曲率よりも大きい。
【0012】スラスト受部が、固定部に対し固定されて
おらず、固定スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向に移
動する状態で、回転軸部に固定スリーブ部をスリーブ嵌
合させると共に、回転軸部の中央部下端の回転凸曲面部
又は回転凹曲面部を、回転軸部の下端部を受けるスラス
ト受部の上側の固定凹曲面部又は固定凸曲面部と嵌合さ
せると、回転軸部の軸心線は固定スリーブ部の軸心線に
一致し、回転軸部の軸心線のまわりに回転対称状をなす
回転凸曲面部又は回転凹曲面部の軸心線は、固定凹曲面
部又は固定凸曲面部の軸心線と一致する。この場合の固
定凹曲面部又は固定凸曲面部は、固定スリーブ部の軸心
線のまわりに回転対称状をなす。なお、軸心線が一致す
るという場合、許容範囲の誤差があってもよいことは言
うまでもない。
おらず、固定スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向に移
動する状態で、回転軸部に固定スリーブ部をスリーブ嵌
合させると共に、回転軸部の中央部下端の回転凸曲面部
又は回転凹曲面部を、回転軸部の下端部を受けるスラス
ト受部の上側の固定凹曲面部又は固定凸曲面部と嵌合さ
せると、回転軸部の軸心線は固定スリーブ部の軸心線に
一致し、回転軸部の軸心線のまわりに回転対称状をなす
回転凸曲面部又は回転凹曲面部の軸心線は、固定凹曲面
部又は固定凸曲面部の軸心線と一致する。この場合の固
定凹曲面部又は固定凸曲面部は、固定スリーブ部の軸心
線のまわりに回転対称状をなす。なお、軸心線が一致す
るという場合、許容範囲の誤差があってもよいことは言
うまでもない。
【0013】すなわち、回転軸部が固定スリーブ部に径
方向に支持されることにより、回転軸部の軸心線は固定
スリーブ部の軸心線に一致する。また、回転軸部の中央
部下端の回転凸曲面部又は回転凹曲面部と、スラスト受
部の上側の固定凹曲面部又は固定凸曲面部が、それらの
軸心線が一致しない状態で嵌合すると、両軸心線が一致
するように、固定スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向
にスラスト受部が移動し、回転軸部の回転凸曲面部又は
回転凹曲面部とスラスト受部の固定凹曲面部又は固定凸
曲面部が、両軸心線が一致した状態で嵌合すると、その
まま一致状態が維持される。
方向に支持されることにより、回転軸部の軸心線は固定
スリーブ部の軸心線に一致する。また、回転軸部の中央
部下端の回転凸曲面部又は回転凹曲面部と、スラスト受
部の上側の固定凹曲面部又は固定凸曲面部が、それらの
軸心線が一致しない状態で嵌合すると、両軸心線が一致
するように、固定スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向
にスラスト受部が移動し、回転軸部の回転凸曲面部又は
回転凹曲面部とスラスト受部の固定凹曲面部又は固定凸
曲面部が、両軸心線が一致した状態で嵌合すると、その
まま一致状態が維持される。
【0014】この状態で、スラスト受部を固定部に対し
固定すれば、回転軸部の軸心線が固定スリーブ部の軸心
線に一致した状態で、回転軸部が固定スリーブ部に径方
向に支持されると共に、回転軸部の中央部下端の回転凸
曲面部又は回転凹曲面部の中心が、スラスト受部の上側
の固定凹曲面部又は固定凸曲面部の中心上に回転自在に
支持される。
固定すれば、回転軸部の軸心線が固定スリーブ部の軸心
線に一致した状態で、回転軸部が固定スリーブ部に径方
向に支持されると共に、回転軸部の中央部下端の回転凸
曲面部又は回転凹曲面部の中心が、スラスト受部の上側
の固定凹曲面部又は固定凸曲面部の中心上に回転自在に
支持される。
【0015】回転軸部の回転凸曲面部又は回転凹曲面部
がスラスト受部の固定凹曲面部又は固定凸曲面部に嵌合
しているので、回転部を固定部に対し回転させた場合
に、回転軸部の下端の中心がスラスト受部の固定凹曲面
部又は固定凸曲面部の中心から径方向にずれることが防
がれ、回転軸部の軸心線が固定スリーブ部の軸心線に精
度良く一致した状態が維持される。
がスラスト受部の固定凹曲面部又は固定凸曲面部に嵌合
しているので、回転部を固定部に対し回転させた場合
に、回転軸部の下端の中心がスラスト受部の固定凹曲面
部又は固定凸曲面部の中心から径方向にずれることが防
がれ、回転軸部の軸心線が固定スリーブ部の軸心線に精
度良く一致した状態が維持される。
【0016】このすべり軸受装置は、スラスト受部が、
固定スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向への移動が可
能なように上下から支持されたものとすることが好まし
い。
固定スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向への移動が可
能なように上下から支持されたものとすることが好まし
い。
【0017】スラスト受部を上下から支持する位置は、
例えばスラスト受部の外周部とすることができる。
例えばスラスト受部の外周部とすることができる。
【0018】回転軸部の中央部下端の回転凸曲面部又は
回転凹曲面部と、スラスト受部の上側の固定凹曲面部又
は固定凸曲面部が、それらの軸心線が一致しない状態で
嵌合すると、スラスト受部は、上下から支持されている
ので、固定スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向へのみ
移動し、前記両軸心線が一致する。
回転凹曲面部と、スラスト受部の上側の固定凹曲面部又
は固定凸曲面部が、それらの軸心線が一致しない状態で
嵌合すると、スラスト受部は、上下から支持されている
ので、固定スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向へのみ
移動し、前記両軸心線が一致する。
【0019】また、このすべり軸受装置は、スラスト受
部が、その一部が外部に露出した状態で、固定スリーブ
部の軸心線に対し垂直な方向への移動が可能なように上
下から支持され、そのスラスト受部の外部露出部におい
て固定部に対し固定されたものとすることが好ましい。
部が、その一部が外部に露出した状態で、固定スリーブ
部の軸心線に対し垂直な方向への移動が可能なように上
下から支持され、そのスラスト受部の外部露出部におい
て固定部に対し固定されたものとすることが好ましい。
【0020】例えば、スラスト受部を下側から支持する
支持部材の一部に、スラスト受部に通じる上下方向の貫
通孔を設けることにより、スラスト受部の一部を下方の
外部に露出させることができる。また、例えばその貫通
孔に充填接着剤を充填してスラスト受部を前記支持部材
に接着固定させることにより、スラスト受部を固定部に
対し固定させることができる。
支持部材の一部に、スラスト受部に通じる上下方向の貫
通孔を設けることにより、スラスト受部の一部を下方の
外部に露出させることができる。また、例えばその貫通
孔に充填接着剤を充填してスラスト受部を前記支持部材
に接着固定させることにより、スラスト受部を固定部に
対し固定させることができる。
【0021】回転軸部の中央部下端の回転凸曲面部又は
回転凹曲面部と、スラスト受部の上側の固定凹曲面部又
は固定凸曲面部が、それらの軸心線が一致しない状態で
嵌合すると、スラスト受部は、上下から支持されている
ので、固定スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向へのみ
移動し、前記両軸心線が一致する。その状態で、スラス
ト受部の一部が外部に露出しているので、そのスラスト
受部の外部露出部において、スラスト受部を固定部に対
し容易に固定させることができる。
回転凹曲面部と、スラスト受部の上側の固定凹曲面部又
は固定凸曲面部が、それらの軸心線が一致しない状態で
嵌合すると、スラスト受部は、上下から支持されている
ので、固定スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向へのみ
移動し、前記両軸心線が一致する。その状態で、スラス
ト受部の一部が外部に露出しているので、そのスラスト
受部の外部露出部において、スラスト受部を固定部に対
し容易に固定させることができる。
【0022】更に、このすべり軸受装置は、回転軸部の
回転凸曲面部又は回転凹曲面部にスラスト受部の固定凹
曲面部又は固定凸曲面部が嵌合し得る範囲内で、固定ス
リーブ部の軸心線に対し垂直な方向へスラスト受部が移
動可能なものとすることが好ましい。
回転凸曲面部又は回転凹曲面部にスラスト受部の固定凹
曲面部又は固定凸曲面部が嵌合し得る範囲内で、固定ス
リーブ部の軸心線に対し垂直な方向へスラスト受部が移
動可能なものとすることが好ましい。
【0023】例えば、固定スリーブ部の軸心線に対し垂
直な方向へ移動可能なスラスト受部の外周側に、一定範
囲内でのみスラスト受部の移動が可能なように移動規制
壁面部を設けることにより、スラスト受部の移動範囲
を、回転軸部の回転凸曲面部又は回転凹曲面部にスラス
ト受部の固定凹曲面部又は固定凸曲面部が嵌合し得る範
囲内にのみ限定することができる。
直な方向へ移動可能なスラスト受部の外周側に、一定範
囲内でのみスラスト受部の移動が可能なように移動規制
壁面部を設けることにより、スラスト受部の移動範囲
を、回転軸部の回転凸曲面部又は回転凹曲面部にスラス
ト受部の固定凹曲面部又は固定凸曲面部が嵌合し得る範
囲内にのみ限定することができる。
【0024】このすべり軸受装置を製造する場合、回転
軸部に固定スリーブ部をスリーブ嵌合させると、スラス
ト受部の位置がどこに位置していても、回転軸部の中央
部下端の回転凸曲面部又は回転凹曲面部とスラスト受部
の上側の固定凹曲面部又は固定凸曲面部が必ず嵌合し、
両者の軸心線が一致するようにスラスト受部が移動す
る。
軸部に固定スリーブ部をスリーブ嵌合させると、スラス
ト受部の位置がどこに位置していても、回転軸部の中央
部下端の回転凸曲面部又は回転凹曲面部とスラスト受部
の上側の固定凹曲面部又は固定凸曲面部が必ず嵌合し、
両者の軸心線が一致するようにスラスト受部が移動す
る。
【0025】本発明の別のすべり軸受装置は、少なくと
も固定軸部を有する固定部と、少なくとも、その固定軸
部にスリーブ嵌合した回転スリーブ部と、前記固定軸部
の上端部を受けるスラスト受部を有する回転部とを備
え、前記固定軸部の中央部上端に、その固定軸部の軸心
線のまわりに回転対称状をなす、上に凸の固定凸曲面部
又は下に凹の固定凹曲面部を有し、前記スラスト受部の
中央部下側に、回転スリーブ部の軸心線のまわりに回転
対称状をなし、前記固定凸曲面部又は固定凹曲面部に嵌
合する、上に凹の回転凹曲面部又は下に凸の回転凸曲面
部を有し、前記固定凸曲面部又は固定凹曲面部と前記回
転凹曲面部又は回転凸曲面部の軸心線が一致した状態
で、スラスト受部の回転凹曲面部又は回転凸曲面部の中
心が、固定軸部の固定凸曲面部又は固定凹曲面部の中心
上に回転自在に支持されてなるすべり軸受装置であっ
て、前記固定軸部の固定凸曲面部又は固定凹曲面部と前
記スラスト受部の回転凹曲面部又は回転凸曲面部がそれ
らの軸心線が一致しない状態で嵌合した場合に、その両
軸心線が一致するように回転スリーブ部の軸心線に対し
垂直な方向に移動するスラスト受部が、回転部に対し固
定されていることを特徴とする。
も固定軸部を有する固定部と、少なくとも、その固定軸
部にスリーブ嵌合した回転スリーブ部と、前記固定軸部
の上端部を受けるスラスト受部を有する回転部とを備
え、前記固定軸部の中央部上端に、その固定軸部の軸心
線のまわりに回転対称状をなす、上に凸の固定凸曲面部
又は下に凹の固定凹曲面部を有し、前記スラスト受部の
中央部下側に、回転スリーブ部の軸心線のまわりに回転
対称状をなし、前記固定凸曲面部又は固定凹曲面部に嵌
合する、上に凹の回転凹曲面部又は下に凸の回転凸曲面
部を有し、前記固定凸曲面部又は固定凹曲面部と前記回
転凹曲面部又は回転凸曲面部の軸心線が一致した状態
で、スラスト受部の回転凹曲面部又は回転凸曲面部の中
心が、固定軸部の固定凸曲面部又は固定凹曲面部の中心
上に回転自在に支持されてなるすべり軸受装置であっ
て、前記固定軸部の固定凸曲面部又は固定凹曲面部と前
記スラスト受部の回転凹曲面部又は回転凸曲面部がそれ
らの軸心線が一致しない状態で嵌合した場合に、その両
軸心線が一致するように回転スリーブ部の軸心線に対し
垂直な方向に移動するスラスト受部が、回転部に対し固
定されていることを特徴とする。
【0026】固定軸部の中央部上端に固定凸曲面部を有
する場合は、スラスト受部の下側には、それに嵌合する
回転凹曲面部を有し、固定軸部の中央部上端に固定凹曲
面部を有する場合は、スラスト受部の下側には、それに
嵌合する回転凸曲面部を有する。回転凸曲面部又は固定
凸曲面部の中央部表面と、その軸心線を含む平面との交
差曲線の曲率は、通常、回転凹曲面部又は固定凹曲面部
の中央部表面と、その軸心線を含む平面との交差曲線の
曲率よりも大きい。
する場合は、スラスト受部の下側には、それに嵌合する
回転凹曲面部を有し、固定軸部の中央部上端に固定凹曲
面部を有する場合は、スラスト受部の下側には、それに
嵌合する回転凸曲面部を有する。回転凸曲面部又は固定
凸曲面部の中央部表面と、その軸心線を含む平面との交
差曲線の曲率は、通常、回転凹曲面部又は固定凹曲面部
の中央部表面と、その軸心線を含む平面との交差曲線の
曲率よりも大きい。
【0027】スラスト受部が、固定部に対し固定されて
おらず、回転スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向に移
動する状態で、固定軸部に回転スリーブ部をスリーブ嵌
合させると共に、固定軸部の中央部上端の固定凸曲面部
又は固定凹曲面部を、固定軸部の上端部を受けるスラス
ト受部の下側の回転凹曲面部又は回転凸曲面部と嵌合さ
せると、固定軸部の軸心線は回転スリーブ部の軸心線に
一致し、固定軸部の軸心線のまわりに回転対称状をなす
固定凸曲面部又は固定凹曲面部の軸心線は、回転凹曲面
部又は回転凸曲面部の軸心線と一致する。この場合の回
転凹曲面部又は回転凸曲面部は、回転スリーブ部の軸心
線のまわりに回転対称状をなす。
おらず、回転スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向に移
動する状態で、固定軸部に回転スリーブ部をスリーブ嵌
合させると共に、固定軸部の中央部上端の固定凸曲面部
又は固定凹曲面部を、固定軸部の上端部を受けるスラス
ト受部の下側の回転凹曲面部又は回転凸曲面部と嵌合さ
せると、固定軸部の軸心線は回転スリーブ部の軸心線に
一致し、固定軸部の軸心線のまわりに回転対称状をなす
固定凸曲面部又は固定凹曲面部の軸心線は、回転凹曲面
部又は回転凸曲面部の軸心線と一致する。この場合の回
転凹曲面部又は回転凸曲面部は、回転スリーブ部の軸心
線のまわりに回転対称状をなす。
【0028】この状態で、スラスト受部を回転部に対し
固定すれば、固定軸部の軸心線が回転スリーブ部の軸心
線に一致した状態で、固定軸部が回転スリーブ部に径方
向に支持されると共に、スラスト受部の下側の回転凹曲
面部又は回転凸曲面部の中心が、固定軸部の中央部上端
の固定凸曲面部又は固定凹曲面部の中心上に回転自在に
支持される。
固定すれば、固定軸部の軸心線が回転スリーブ部の軸心
線に一致した状態で、固定軸部が回転スリーブ部に径方
向に支持されると共に、スラスト受部の下側の回転凹曲
面部又は回転凸曲面部の中心が、固定軸部の中央部上端
の固定凸曲面部又は固定凹曲面部の中心上に回転自在に
支持される。
【0029】固定軸部の固定凸曲面部又は固定凹曲面部
がスラスト受部の回転凹曲面部又は回転凸曲面部に嵌合
しているので、回転部を固定部に対し回転させた場合
に、スラスト受部の固定凹曲面部又は固定凸曲面部の中
心が回転軸部の上端の中心から径方向にずれることが防
がれ、回転スリーブ部の軸心線が固定軸部の軸心線に精
度良く一致した状態が維持される。
がスラスト受部の回転凹曲面部又は回転凸曲面部に嵌合
しているので、回転部を固定部に対し回転させた場合
に、スラスト受部の固定凹曲面部又は固定凸曲面部の中
心が回転軸部の上端の中心から径方向にずれることが防
がれ、回転スリーブ部の軸心線が固定軸部の軸心線に精
度良く一致した状態が維持される。
【0030】なお、このすべり軸受装置は、スラスト受
部が、回転スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向への移
動が可能なように上下から支持されたものとすることが
好ましい。また、このすべり軸受装置は、スラスト受部
が、その一部が外部に露出した状態で、回転スリーブ部
の軸心線に対し垂直な方向への移動が可能なように上下
から支持され、そのスラスト受部の外部露出部において
回転部に対し回転されたものとすることが好ましい。更
に、このすべり軸受装置は、固定軸部の固定凸曲面部又
は固定凹曲面部にスラスト受部の回転凹曲面部又は回転
凸曲面部が嵌合し得る範囲内で、回転スリーブ部の軸心
線に対し垂直な方向へスラスト受部が移動可能なものと
することが好ましい。
部が、回転スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向への移
動が可能なように上下から支持されたものとすることが
好ましい。また、このすべり軸受装置は、スラスト受部
が、その一部が外部に露出した状態で、回転スリーブ部
の軸心線に対し垂直な方向への移動が可能なように上下
から支持され、そのスラスト受部の外部露出部において
回転部に対し回転されたものとすることが好ましい。更
に、このすべり軸受装置は、固定軸部の固定凸曲面部又
は固定凹曲面部にスラスト受部の回転凹曲面部又は回転
凸曲面部が嵌合し得る範囲内で、回転スリーブ部の軸心
線に対し垂直な方向へスラスト受部が移動可能なものと
することが好ましい。
【0031】本発明の電動機は、上記のすべり軸受装置
の回転部及び固定部に、それぞれロータ及びステータが
結合されてなるものである。
の回転部及び固定部に、それぞれロータ及びステータが
結合されてなるものである。
【0032】本発明のすべり軸受装置の製造方法は、少
なくとも回転軸部を有する回転部と、少なくとも、その
回転軸部にスリーブ嵌合した固定スリーブ部と、前記回
転軸部の下端部を受けるスラスト受部を有する固定部と
を備え、前記回転軸部の中央部下端に、その回転軸部の
軸心線のまわりに回転対称状をなす、下に凸の回転凸曲
面部又は上に凹の回転凹曲面部を有し、前記スラスト受
部の中央部上側に、固定スリーブ部の軸心線のまわりに
回転対称状をなし、前記回転凸曲面部又は回転凹曲面部
に嵌合する、下に凹の固定凹曲面部又は上に凸の固定凸
曲面部を有してなるすべり軸受装置の製造方法であっ
て、前記スラスト受部が固定スリーブ部の軸心線に対し
垂直な方向に移動し得る状態で、回転軸部に固定スリー
ブ部をスリーブ嵌合させると共に、回転軸部の回転凸曲
面部又は回転凹曲面部とスラスト受部の固定凹曲面部又
は固定凸曲面部を嵌合させることにより、前記回転凸曲
面部又は回転凹曲面部と前記固定凹曲面部又は固定凸曲
面部の軸心線を一致させて回転軸部の回転凸曲面部又は
回転凹曲面部の中心をスラスト受部の固定凹曲面部又は
固定凸曲面部の中心上に回転自在に支持させ、その後、
スラスト受部を固定部に対し固定することを特徴とす
る。
なくとも回転軸部を有する回転部と、少なくとも、その
回転軸部にスリーブ嵌合した固定スリーブ部と、前記回
転軸部の下端部を受けるスラスト受部を有する固定部と
を備え、前記回転軸部の中央部下端に、その回転軸部の
軸心線のまわりに回転対称状をなす、下に凸の回転凸曲
面部又は上に凹の回転凹曲面部を有し、前記スラスト受
部の中央部上側に、固定スリーブ部の軸心線のまわりに
回転対称状をなし、前記回転凸曲面部又は回転凹曲面部
に嵌合する、下に凹の固定凹曲面部又は上に凸の固定凸
曲面部を有してなるすべり軸受装置の製造方法であっ
て、前記スラスト受部が固定スリーブ部の軸心線に対し
垂直な方向に移動し得る状態で、回転軸部に固定スリー
ブ部をスリーブ嵌合させると共に、回転軸部の回転凸曲
面部又は回転凹曲面部とスラスト受部の固定凹曲面部又
は固定凸曲面部を嵌合させることにより、前記回転凸曲
面部又は回転凹曲面部と前記固定凹曲面部又は固定凸曲
面部の軸心線を一致させて回転軸部の回転凸曲面部又は
回転凹曲面部の中心をスラスト受部の固定凹曲面部又は
固定凸曲面部の中心上に回転自在に支持させ、その後、
スラスト受部を固定部に対し固定することを特徴とす
る。
【0033】スラスト受部が固定スリーブ部の軸心線に
対し垂直な方向に移動し得る状態で、回転軸部に固定ス
リーブ部をスリーブ嵌合させると共に、回転軸部の回転
凸曲面部又は回転凹曲面部とスラスト受部の固定凹曲面
部又は固定凸曲面部を嵌合させることにより、回転凸曲
面部又は回転凹曲面部と固定凹曲面部又は固定凸曲面部
の軸心線が一致する。この場合の固定凹曲面部又は固定
凸曲面部は、固定スリーブ部の軸心線のまわりに回転対
称状をなす。すなわち、回転軸部が固定スリーブ部に径
方向に支持されることにより、回転軸部の軸心線は固定
スリーブ部の軸心線に一致する。また、回転軸部の中央
部下端の回転凸曲面部又は回転凹曲面部と、スラスト受
部の上側の固定凹曲面部又は固定凸曲面部が嵌合する
と、それらの軸心線が一致しない状態で嵌合した場合
は、両軸心線が一致するようにスラスト受部が固定スリ
ーブ部の軸心線に対し垂直な方向に移動して、両軸心線
が一致した状態となる。
対し垂直な方向に移動し得る状態で、回転軸部に固定ス
リーブ部をスリーブ嵌合させると共に、回転軸部の回転
凸曲面部又は回転凹曲面部とスラスト受部の固定凹曲面
部又は固定凸曲面部を嵌合させることにより、回転凸曲
面部又は回転凹曲面部と固定凹曲面部又は固定凸曲面部
の軸心線が一致する。この場合の固定凹曲面部又は固定
凸曲面部は、固定スリーブ部の軸心線のまわりに回転対
称状をなす。すなわち、回転軸部が固定スリーブ部に径
方向に支持されることにより、回転軸部の軸心線は固定
スリーブ部の軸心線に一致する。また、回転軸部の中央
部下端の回転凸曲面部又は回転凹曲面部と、スラスト受
部の上側の固定凹曲面部又は固定凸曲面部が嵌合する
と、それらの軸心線が一致しない状態で嵌合した場合
は、両軸心線が一致するようにスラスト受部が固定スリ
ーブ部の軸心線に対し垂直な方向に移動して、両軸心線
が一致した状態となる。
【0034】その後、この状態でスラスト受部を固定部
に対し固定すれば、回転軸部の軸心線が固定スリーブ部
の軸心線に一致した状態で、回転軸部が固定スリーブ部
に径方向に支持されると共に、回転軸部の中央部下端の
回転凸曲面部又は回転凹曲面部の中心が、スラスト受部
の上側の固定凹曲面部又は固定凸曲面部の中心上に回転
自在に支持される。
に対し固定すれば、回転軸部の軸心線が固定スリーブ部
の軸心線に一致した状態で、回転軸部が固定スリーブ部
に径方向に支持されると共に、回転軸部の中央部下端の
回転凸曲面部又は回転凹曲面部の中心が、スラスト受部
の上側の固定凹曲面部又は固定凸曲面部の中心上に回転
自在に支持される。
【0035】本発明の別のすべり軸受装置の製造方法
は、少なくとも固定軸部を有する固定部と、少なくと
も、その固定軸部にスリーブ嵌合した回転スリーブ部
と、前記固定軸部の上端部を受けるスラスト受部を有す
る回転部とを備え、前記固定軸部の中央部上端に、その
固定軸部の軸心線のまわりに回転対称状をなす、上に凸
の固定凸曲面部又は下に凹の固定凹曲面部を有し、前記
スラスト受部の中央部下側に、回転スリーブ部の軸心線
のまわりに回転対称状をなし、前記固定凸曲面部又は固
定凹曲面部に嵌合する、上に凹の回転凹曲面部又は下に
凸の回転凸曲面部を有してなるすべり軸受装置の製造方
法であって、前記スラスト受部が回転スリーブ部の軸心
線に対し垂直な方向に移動し得る状態で、固定軸部に回
転スリーブ部をスリーブ嵌合させると共に、固定軸部の
固定凸曲面部又は固定凹曲面部とスラスト受部の回転凹
曲面部又は回転凸曲面部を嵌合させることにより、前記
固定凸曲面部又は固定凹曲面部と前記回転凹曲面部又は
回転凸曲面部の軸心線を一致させてスラスト受部の回転
凹曲面部又は回転凸曲面部の中心を固定軸部の固定凸曲
面部又は固定凹曲面部の中心上に回転自在に支持させ、
スラスト受部を回転部に対し固定することを特徴とす
る。
は、少なくとも固定軸部を有する固定部と、少なくと
も、その固定軸部にスリーブ嵌合した回転スリーブ部
と、前記固定軸部の上端部を受けるスラスト受部を有す
る回転部とを備え、前記固定軸部の中央部上端に、その
固定軸部の軸心線のまわりに回転対称状をなす、上に凸
の固定凸曲面部又は下に凹の固定凹曲面部を有し、前記
スラスト受部の中央部下側に、回転スリーブ部の軸心線
のまわりに回転対称状をなし、前記固定凸曲面部又は固
定凹曲面部に嵌合する、上に凹の回転凹曲面部又は下に
凸の回転凸曲面部を有してなるすべり軸受装置の製造方
法であって、前記スラスト受部が回転スリーブ部の軸心
線に対し垂直な方向に移動し得る状態で、固定軸部に回
転スリーブ部をスリーブ嵌合させると共に、固定軸部の
固定凸曲面部又は固定凹曲面部とスラスト受部の回転凹
曲面部又は回転凸曲面部を嵌合させることにより、前記
固定凸曲面部又は固定凹曲面部と前記回転凹曲面部又は
回転凸曲面部の軸心線を一致させてスラスト受部の回転
凹曲面部又は回転凸曲面部の中心を固定軸部の固定凸曲
面部又は固定凹曲面部の中心上に回転自在に支持させ、
スラスト受部を回転部に対し固定することを特徴とす
る。
【0036】スラスト受部が回転スリーブ部の軸心線に
対し垂直な方向に移動し得る状態で、固定軸部に回転ス
リーブ部をスリーブ嵌合させると共に、固定軸部の固定
凸曲面部又は固定凹曲面部とスラスト受部の回転凹曲面
部又は回転凸曲面部を嵌合させることにより、固定凸曲
面部又は固定凹曲面部と回転凹曲面部又は回転凸曲面部
の軸心線が一致する。この場合の回転凹曲面部又は回転
凸曲面部は、回転スリーブ部の軸心線のまわりに固定対
称状をなす。すなわち、回転スリーブ部が固定軸部に径
方向に支持されることにより、回転スリーブ部の軸心線
は固定軸部の軸心線に一致する。また、固定軸部の中央
部上端の固定凸曲面部又は固定凹曲面部と、回転スリー
ブ部の下側の回転凹曲面部又は回転凸曲面部が嵌合する
と、それらの軸心線が一致しない状態で嵌合した場合
は、両軸心線が一致するようにスラスト受部が回転スリ
ーブ部の軸心線に対し垂直な方向に移動して、両軸心線
が一致した状態となる。
対し垂直な方向に移動し得る状態で、固定軸部に回転ス
リーブ部をスリーブ嵌合させると共に、固定軸部の固定
凸曲面部又は固定凹曲面部とスラスト受部の回転凹曲面
部又は回転凸曲面部を嵌合させることにより、固定凸曲
面部又は固定凹曲面部と回転凹曲面部又は回転凸曲面部
の軸心線が一致する。この場合の回転凹曲面部又は回転
凸曲面部は、回転スリーブ部の軸心線のまわりに固定対
称状をなす。すなわち、回転スリーブ部が固定軸部に径
方向に支持されることにより、回転スリーブ部の軸心線
は固定軸部の軸心線に一致する。また、固定軸部の中央
部上端の固定凸曲面部又は固定凹曲面部と、回転スリー
ブ部の下側の回転凹曲面部又は回転凸曲面部が嵌合する
と、それらの軸心線が一致しない状態で嵌合した場合
は、両軸心線が一致するようにスラスト受部が回転スリ
ーブ部の軸心線に対し垂直な方向に移動して、両軸心線
が一致した状態となる。
【0037】その後、この状態でスラスト受部を回転部
に対し固定すれば、回転スリーブ部の軸心線が固定軸部
の軸心線に一致した状態で、回転スリーブ部が固定軸部
に径方向に支持されると共に、スラスト受部の下側の回
転凹曲面部又は回転凸曲面部の中心が、固定軸部の中央
部上端の固定凸曲面部又は固定凹曲面部の中心上に固定
自在に支持される。
に対し固定すれば、回転スリーブ部の軸心線が固定軸部
の軸心線に一致した状態で、回転スリーブ部が固定軸部
に径方向に支持されると共に、スラスト受部の下側の回
転凹曲面部又は回転凸曲面部の中心が、固定軸部の中央
部上端の固定凸曲面部又は固定凹曲面部の中心上に固定
自在に支持される。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1及び
図2を参照しつつ説明する。
図2を参照しつつ説明する。
【0039】図1は、本発明の実施の形態の一例として
の、すべり軸受装置を備えた電動機の断面図であり、図
2は、その要部拡大図である。
の、すべり軸受装置を備えた電動機の断面図であり、図
2は、その要部拡大図である。
【0040】この電動機の固定部は、主として、平板状
の基盤10と、基盤10上に固定されたスリーブ部材1
2(固定スリーブ部の一例)と、スラスト受板14(ス
ラスト受部の一例)と、スリーブ部材12に外嵌され、
ステータコイル16が巻回されたステータコア18と、
ステータコア18及びスリーブ部材12を基盤10に固
定するリベット20からなる。回転部は、回転軸30
(回転軸部の一例)と、回転軸30の上部に外嵌固定さ
れた合成樹脂製(金属製等であってもよい)の環状体3
2と、内周部が環状体32に外嵌固定された略椀形状の
強磁性材料製のロータフレーム34と、ロータフレーム
34の外周壁部の内周面に固定されてステータコア18
と径方向に相対するロータマグネット36からなり、ロ
ータフレーム34の基部には、環状の記録用ディスクを
保持するための環状板状のクランプ用マグネット38が
外嵌固定されている。
の基盤10と、基盤10上に固定されたスリーブ部材1
2(固定スリーブ部の一例)と、スラスト受板14(ス
ラスト受部の一例)と、スリーブ部材12に外嵌され、
ステータコイル16が巻回されたステータコア18と、
ステータコア18及びスリーブ部材12を基盤10に固
定するリベット20からなる。回転部は、回転軸30
(回転軸部の一例)と、回転軸30の上部に外嵌固定さ
れた合成樹脂製(金属製等であってもよい)の環状体3
2と、内周部が環状体32に外嵌固定された略椀形状の
強磁性材料製のロータフレーム34と、ロータフレーム
34の外周壁部の内周面に固定されてステータコア18
と径方向に相対するロータマグネット36からなり、ロ
ータフレーム34の基部には、環状の記録用ディスクを
保持するための環状板状のクランプ用マグネット38が
外嵌固定されている。
【0041】スリーブ部材12の内周面は、下端部を除
き、軸心線が上下方向の直線で一定内径のラジアル受面
12aであり、スリーブ部材12の下端内側部は、ラジ
アル受面12aよりも内径が大きいスラスト受板収容部
12bに形成されている。
き、軸心線が上下方向の直線で一定内径のラジアル受面
12aであり、スリーブ部材12の下端内側部は、ラジ
アル受面12aよりも内径が大きいスラスト受板収容部
12bに形成されている。
【0042】スリーブ部材12の外周部には、等中心角
毎の3箇所に外方突部12cが設けられ、この各外方突
部12cとステータコア18の内周部が、リベット20
によって基盤10に固定されている。
毎の3箇所に外方突部12cが設けられ、この各外方突
部12cとステータコア18の内周部が、リベット20
によって基盤10に固定されている。
【0043】基盤10上のスラスト受板収容部12bに
は、そのスラスト受板収容部12bの内周面の径よりも
やや小さい外径の円板状のスラスト受板14が収容され
ており、スラスト受板14の上側中央部には、上下方向
の軸心線のまわりに回転対称状をなす下に凹の固定凹曲
面部14a(例えば球面状の凹曲面部)を有する。
は、そのスラスト受板収容部12bの内周面の径よりも
やや小さい外径の円板状のスラスト受板14が収容され
ており、スラスト受板14の上側中央部には、上下方向
の軸心線のまわりに回転対称状をなす下に凹の固定凹曲
面部14a(例えば球面状の凹曲面部)を有する。
【0044】すべり軸受装置及び電動機が完成する前の
スラスト受板14は、その外周部がスラスト受板収容部
12bの環状上面12b1と基盤10の間に挟まれた状
態で上下から支持されることにより、スリーブ部材12
の軸心線に対し垂直な方向においてのみ、スラスト受板
収容部12bの内周面との間の間隙の範囲内で円滑に移
動し得るよう構成されており、スラスト受板14の下面
は、基盤10における、スリーブ部材12の軸心線を中
心とした等中心角毎の複数箇所に設けた透孔10aによ
り、基盤10の下方、すなわち外部に露出している。
スラスト受板14は、その外周部がスラスト受板収容部
12bの環状上面12b1と基盤10の間に挟まれた状
態で上下から支持されることにより、スリーブ部材12
の軸心線に対し垂直な方向においてのみ、スラスト受板
収容部12bの内周面との間の間隙の範囲内で円滑に移
動し得るよう構成されており、スラスト受板14の下面
は、基盤10における、スリーブ部材12の軸心線を中
心とした等中心角毎の複数箇所に設けた透孔10aによ
り、基盤10の下方、すなわち外部に露出している。
【0045】回転軸30の中央部下端には、その回転軸
30の軸心線のまわりに回転対称状をなす、下に凸の回
転凸曲面部30a(例えば球面状の凸曲面部)を有す
る。回転凸曲面部30aの中央部表面と、その軸心線を
含む平面との交差曲線の曲率は、スラスト受板14の固
定凹曲面部14aの中央部表面と、その軸心線を含む平
面との交差曲線の曲率よりも大きい。
30の軸心線のまわりに回転対称状をなす、下に凸の回
転凸曲面部30a(例えば球面状の凸曲面部)を有す
る。回転凸曲面部30aの中央部表面と、その軸心線を
含む平面との交差曲線の曲率は、スラスト受板14の固
定凹曲面部14aの中央部表面と、その軸心線を含む平
面との交差曲線の曲率よりも大きい。
【0046】回転部を組み立てた後、回転軸30の下部
をスリーブ部材12に対し上方から挿入して回転軸30
にスリーブ部材12をスリーブ嵌合させる。なお、例え
ばスラスト受板14が上方に位置するようにスリーブ部
材12の開口部を下向きにし、回転軸30の回転凸曲面
部30aを有する側を下方からスリーブ部材12に挿入
しても良い。
をスリーブ部材12に対し上方から挿入して回転軸30
にスリーブ部材12をスリーブ嵌合させる。なお、例え
ばスラスト受板14が上方に位置するようにスリーブ部
材12の開口部を下向きにし、回転軸30の回転凸曲面
部30aを有する側を下方からスリーブ部材12に挿入
しても良い。
【0047】すると、回転軸30の下部外周面に有する
動圧発生用のへリングボーン溝30bは、スリーブ部材
12のラジアル受面12aに潤滑液を介して相対する。
また、リベット20の上端部に設けられた内方突起20
aを、合成樹脂製の環状体32の外周部に有する垂下部
32aに設けられた外方突起32a1が、主に垂下部3
2aの弾性変形により乗り越えて、外方突起32a1が
内方突起20aの下方に達し、これにより、回転軸30
がスリーブ部材12から上方へ離脱することが防止され
る。外方突起32a1及び内方突起20aの周方向配置
は、回転軸30の回転角度の如何によらず離脱防止が有
効なように行われる。更に、スラスト受板収容部12b
においてスラスト受板14が移動し得る範囲が、スラス
ト受板14がどこに位置していてもその固定凹曲面部1
4aに回転凸曲面部30aが嵌合し得るよう設定されて
いるため、回転軸30の回転凸曲面部30aは、スラス
ト受板14の固定凹曲面部14aに必ず嵌合する。
動圧発生用のへリングボーン溝30bは、スリーブ部材
12のラジアル受面12aに潤滑液を介して相対する。
また、リベット20の上端部に設けられた内方突起20
aを、合成樹脂製の環状体32の外周部に有する垂下部
32aに設けられた外方突起32a1が、主に垂下部3
2aの弾性変形により乗り越えて、外方突起32a1が
内方突起20aの下方に達し、これにより、回転軸30
がスリーブ部材12から上方へ離脱することが防止され
る。外方突起32a1及び内方突起20aの周方向配置
は、回転軸30の回転角度の如何によらず離脱防止が有
効なように行われる。更に、スラスト受板収容部12b
においてスラスト受板14が移動し得る範囲が、スラス
ト受板14がどこに位置していてもその固定凹曲面部1
4aに回転凸曲面部30aが嵌合し得るよう設定されて
いるため、回転軸30の回転凸曲面部30aは、スラス
ト受板14の固定凹曲面部14aに必ず嵌合する。
【0048】回転軸30にスリーブ部材12がスリーブ
嵌合すると、回転軸30がスリーブ部材12のラジアル
受面12aにより径方向に支持されることにより、回転
軸30の軸心線はスリーブ部材12の軸心線に一致す
る。また、回転軸30の中央部下端の回転凸曲面部30
aと、スリーブ部材12の上側の固定凹曲面部14a
が、それらの軸心線が一致しない状態で嵌合した場合、
両軸心線が一致するように、スリーブ部材12の軸心線
に対し垂直な方向にスラスト受板14が移動し、回転軸
30の回転凸曲面部30aとスラスト受板14の固定凹
曲面部14aが、両軸心線が一致した状態で嵌合した場
合は、そのまま一致状態が維持される。この状態におい
て、スラスト受板14の固定凹曲面部14aの軸心線は
スリーブ部材12の軸心線に一致する。
嵌合すると、回転軸30がスリーブ部材12のラジアル
受面12aにより径方向に支持されることにより、回転
軸30の軸心線はスリーブ部材12の軸心線に一致す
る。また、回転軸30の中央部下端の回転凸曲面部30
aと、スリーブ部材12の上側の固定凹曲面部14a
が、それらの軸心線が一致しない状態で嵌合した場合、
両軸心線が一致するように、スリーブ部材12の軸心線
に対し垂直な方向にスラスト受板14が移動し、回転軸
30の回転凸曲面部30aとスラスト受板14の固定凹
曲面部14aが、両軸心線が一致した状態で嵌合した場
合は、そのまま一致状態が維持される。この状態におい
て、スラスト受板14の固定凹曲面部14aの軸心線は
スリーブ部材12の軸心線に一致する。
【0049】この状態で、基盤10の各透孔10aに充
填接着剤22(例えば紫外線硬化型接着剤)を注入して
スラスト受板14を基盤10に接着固定すれば、回転軸
30の軸心線がスリーブ部材12の軸心線に一致した状
態で、回転軸30がスリーブ部材12のラジアル受面1
2aにより径方向に支持されると共に、回転軸30の中
央部下端の回転凸曲面部30aの中心が、スラスト受板
14の上側の固定凹曲面部14aの中心上に回転自在に
支持される。
填接着剤22(例えば紫外線硬化型接着剤)を注入して
スラスト受板14を基盤10に接着固定すれば、回転軸
30の軸心線がスリーブ部材12の軸心線に一致した状
態で、回転軸30がスリーブ部材12のラジアル受面1
2aにより径方向に支持されると共に、回転軸30の中
央部下端の回転凸曲面部30aの中心が、スラスト受板
14の上側の固定凹曲面部14aの中心上に回転自在に
支持される。
【0050】ロータマグネット36の磁気センタは、ス
テータコア18の磁気センタよりも上方に位置させてい
るため、回転軸30からスラスト受板14に対し下向き
の力が作用する。回転部を固定部に対し回転させた場
合、回転軸30の回転凸曲面部30aがスラスト受板1
4の固定凹曲面部14aに嵌合しているので、前記下向
きの力と相俟って、ラジアル受面12aの軸心方向長さ
が短くても、回転軸30の下端の中心がスラスト受板1
4の固定凹曲面部14aの中心から径方向にずれること
が防がれ、回転軸30の軸心線がスリーブ部材12の軸
心線に精度良く一致した状態が維持される。従って、こ
のすべり軸受装置及び電動機は、薄型化に最適である。
テータコア18の磁気センタよりも上方に位置させてい
るため、回転軸30からスラスト受板14に対し下向き
の力が作用する。回転部を固定部に対し回転させた場
合、回転軸30の回転凸曲面部30aがスラスト受板1
4の固定凹曲面部14aに嵌合しているので、前記下向
きの力と相俟って、ラジアル受面12aの軸心方向長さ
が短くても、回転軸30の下端の中心がスラスト受板1
4の固定凹曲面部14aの中心から径方向にずれること
が防がれ、回転軸30の軸心線がスリーブ部材12の軸
心線に精度良く一致した状態が維持される。従って、こ
のすべり軸受装置及び電動機は、薄型化に最適である。
【0051】なお、回転軸の回転凸曲面部及びスラスト
受板の固定凹曲面部を、それぞれ回転凹曲面部及び固定
凸曲面部に替えることもでき、軸を固定し、その固定軸
の上側をスラスト受板により受けてスリーブをスラスト
受板と共に回転させるものとすることもできる。
受板の固定凹曲面部を、それぞれ回転凹曲面部及び固定
凸曲面部に替えることもでき、軸を固定し、その固定軸
の上側をスラスト受板により受けてスリーブをスラスト
受板と共に回転させるものとすることもできる。
【0052】また、スラスト受部の一方の側を図1にお
ける基盤10のようなものにより支持するのではなく、
軸部にスリーブ部をスリーブ嵌合させると共にスラスト
受部を位置決めする場合にスラスト受部を支持し、スラ
スト受部を固定部に固定した後取外す治具のようなもの
を利用することもできる。
ける基盤10のようなものにより支持するのではなく、
軸部にスリーブ部をスリーブ嵌合させると共にスラスト
受部を位置決めする場合にスラスト受部を支持し、スラ
スト受部を固定部に固定した後取外す治具のようなもの
を利用することもできる。
【0053】また、本発明のすべり軸受装置は、電動機
以外にも利用することができる。
以外にも利用することができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1のすべり軸受装置及び請求項6
の電動機においては、固定スリーブ部をスリーブ嵌合さ
せた回転軸部の中央部下端に設けた、回転軸部の軸心線
のまわりに回転対称状をなす回転凸曲面部又は回転凹曲
面部が、回転軸部の下端部を受けるスラスト受部の上側
の、固定スリーブ部の軸心線のまわりに回転対称状をな
す固定凹曲面部又は固定凸曲面部と嵌合しているので、
回転部を固定部に対し回転させた場合に、回転軸部の下
端の中心がスラスト受部の固定凹曲面部又は固定凸曲面
部の中心から径方向にずれることが防がれる。そのた
め、たとえ回転軸部を径方向に支持する固定スリーブ部
の軸心線方向の長さが短くても、回転中に回転軸部の軸
心線が固定スリーブ部の軸心線に精度良く一致した状態
が維持されるので、薄型化に適する。
の電動機においては、固定スリーブ部をスリーブ嵌合さ
せた回転軸部の中央部下端に設けた、回転軸部の軸心線
のまわりに回転対称状をなす回転凸曲面部又は回転凹曲
面部が、回転軸部の下端部を受けるスラスト受部の上側
の、固定スリーブ部の軸心線のまわりに回転対称状をな
す固定凹曲面部又は固定凸曲面部と嵌合しているので、
回転部を固定部に対し回転させた場合に、回転軸部の下
端の中心がスラスト受部の固定凹曲面部又は固定凸曲面
部の中心から径方向にずれることが防がれる。そのた
め、たとえ回転軸部を径方向に支持する固定スリーブ部
の軸心線方向の長さが短くても、回転中に回転軸部の軸
心線が固定スリーブ部の軸心線に精度良く一致した状態
が維持されるので、薄型化に適する。
【0055】然も、このすべり軸受装置及び電動機は、
スラスト受部が固定スリーブ部の軸心線に対し垂直な方
向に移動する状態で回転軸部に固定スリーブ部をスリー
ブ嵌合させると共に回転軸部の中央部下端の回転凸曲面
部又は回転凹曲面部をスラスト受部の上側の固定凹曲面
部又は固定凸曲面部と嵌合させて、回転軸部の軸心線が
固定スリーブ部の軸心線に一致すると共に回転凸曲面部
又は回転凹曲面部の軸心線と固定凹曲面部又は固定凸曲
面部の軸心線が一致した状態とし、その後スラスト受部
を固定部に対し固定することにより、容易且つ確実に製
造することができる。
スラスト受部が固定スリーブ部の軸心線に対し垂直な方
向に移動する状態で回転軸部に固定スリーブ部をスリー
ブ嵌合させると共に回転軸部の中央部下端の回転凸曲面
部又は回転凹曲面部をスラスト受部の上側の固定凹曲面
部又は固定凸曲面部と嵌合させて、回転軸部の軸心線が
固定スリーブ部の軸心線に一致すると共に回転凸曲面部
又は回転凹曲面部の軸心線と固定凹曲面部又は固定凸曲
面部の軸心線が一致した状態とし、その後スラスト受部
を固定部に対し固定することにより、容易且つ確実に製
造することができる。
【0056】請求項3のすべり軸受装置においては、ス
ラスト受部の一部が外部に露出しているので、回転軸部
の中央部下端の回転凸曲面部又は回転凹曲面部とスラス
ト受部の上側の固定凹曲面部又は固定凸曲面部の両軸心
線が一致した状態で、そのスラスト受部の外部露出部に
おいて、スラスト受部を固定部に対し容易に固定させる
ことができる。
ラスト受部の一部が外部に露出しているので、回転軸部
の中央部下端の回転凸曲面部又は回転凹曲面部とスラス
ト受部の上側の固定凹曲面部又は固定凸曲面部の両軸心
線が一致した状態で、そのスラスト受部の外部露出部に
おいて、スラスト受部を固定部に対し容易に固定させる
ことができる。
【0057】請求項4のすべり軸受装置においては、回
転軸部に固定スリーブ部をスリーブ嵌合させると、スラ
スト受部の位置がどこに位置していても、回転軸部の中
央部下端の回転凸曲面部又は回転凹曲面部とスラスト受
部の上側の固定凹曲面部又は固定凸曲面部が必ず嵌合す
るので、より容易且つ確実に回転凸曲面部又は回転凹曲
面部の軸心線と固定凹曲面部又は固定凸曲面部の軸心線
を一致させて製造することができる。
転軸部に固定スリーブ部をスリーブ嵌合させると、スラ
スト受部の位置がどこに位置していても、回転軸部の中
央部下端の回転凸曲面部又は回転凹曲面部とスラスト受
部の上側の固定凹曲面部又は固定凸曲面部が必ず嵌合す
るので、より容易且つ確実に回転凸曲面部又は回転凹曲
面部の軸心線と固定凹曲面部又は固定凸曲面部の軸心線
を一致させて製造することができる。
【0058】請求項5のすべり軸受装置においては、回
転スリーブ部をスリーブ嵌合させた固定軸部の中央部上
端に設けた、固定軸部の軸心線のまわりに回転対称状を
なす固定凸曲面部又は固定凹曲面部が、固定軸部の上端
部を受けるスラスト受部の下側の、回転スリーブ部の軸
心線のまわりに回転対称状をなす回転凹曲面部又は回転
凸曲面部と嵌合しているので、固定部を回転部に対し回
転させた場合に、スラスト受部の回転凹曲面部又は回転
凸曲面部の中心が固定軸部の上端の中心から径方向にず
れることが防がれる。そのため、たとえ回転スリーブ部
を径方向に支持する固定軸部の軸心線方向の長さが短く
ても、回転中に回転スリーブ部の軸心線が固定軸部の軸
心線に精度良く一致した状態が維持されるので、薄型化
に適する。
転スリーブ部をスリーブ嵌合させた固定軸部の中央部上
端に設けた、固定軸部の軸心線のまわりに回転対称状を
なす固定凸曲面部又は固定凹曲面部が、固定軸部の上端
部を受けるスラスト受部の下側の、回転スリーブ部の軸
心線のまわりに回転対称状をなす回転凹曲面部又は回転
凸曲面部と嵌合しているので、固定部を回転部に対し回
転させた場合に、スラスト受部の回転凹曲面部又は回転
凸曲面部の中心が固定軸部の上端の中心から径方向にず
れることが防がれる。そのため、たとえ回転スリーブ部
を径方向に支持する固定軸部の軸心線方向の長さが短く
ても、回転中に回転スリーブ部の軸心線が固定軸部の軸
心線に精度良く一致した状態が維持されるので、薄型化
に適する。
【0059】然も、このすべり軸受装置は、スラスト受
部が回転スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向に移動す
る状態で固定軸部に回転スリーブ部をスリーブ嵌合させ
ると共に固定軸部の中央部上端の固定凸曲面部又は固定
凹曲面部をスラスト受部の下側の回転凹曲面部又は回転
凸曲面部と嵌合させて、回転スリーブ部の軸心線が固定
軸部の軸心線に一致すると共に回転凹曲面部又は回転凸
曲面部の軸心線と固定凸曲面部又は固定凹曲面部の軸心
線が一致する状態とし、その後スラスト受部を回転部に
対し固定することにより、容易且つ確実に製造すること
ができる。
部が回転スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向に移動す
る状態で固定軸部に回転スリーブ部をスリーブ嵌合させ
ると共に固定軸部の中央部上端の固定凸曲面部又は固定
凹曲面部をスラスト受部の下側の回転凹曲面部又は回転
凸曲面部と嵌合させて、回転スリーブ部の軸心線が固定
軸部の軸心線に一致すると共に回転凹曲面部又は回転凸
曲面部の軸心線と固定凸曲面部又は固定凹曲面部の軸心
線が一致する状態とし、その後スラスト受部を回転部に
対し固定することにより、容易且つ確実に製造すること
ができる。
【0060】請求項7のすべり軸受装置の製造方法にお
いては、スラスト受部が固定スリーブ部の軸心線に対し
垂直な方向に移動する状態で回転軸部に固定スリーブ部
をスリーブ嵌合させると共に回転軸部の中央部下端の回
転凸曲面部又は回転凹曲面部をスラスト受部の上側の固
定凹曲面部又は固定凸曲面部と嵌合させて、回転軸部の
軸心線を固定スリーブ部の軸心線に一致させると共に回
転凸曲面部又は回転凹曲面部の軸心線と固定凹曲面部又
は固定凸曲面部の軸心線を一致させ、その後、スラスト
受部を固定部に対し固定することにより、回転軸部の軸
心線が固定スリーブ部の軸心線に精度良く一致し、回転
中にもその状態が維持されるすべり軸受装置を、容易且
つ確実に製造することができる。
いては、スラスト受部が固定スリーブ部の軸心線に対し
垂直な方向に移動する状態で回転軸部に固定スリーブ部
をスリーブ嵌合させると共に回転軸部の中央部下端の回
転凸曲面部又は回転凹曲面部をスラスト受部の上側の固
定凹曲面部又は固定凸曲面部と嵌合させて、回転軸部の
軸心線を固定スリーブ部の軸心線に一致させると共に回
転凸曲面部又は回転凹曲面部の軸心線と固定凹曲面部又
は固定凸曲面部の軸心線を一致させ、その後、スラスト
受部を固定部に対し固定することにより、回転軸部の軸
心線が固定スリーブ部の軸心線に精度良く一致し、回転
中にもその状態が維持されるすべり軸受装置を、容易且
つ確実に製造することができる。
【0061】請求項8のすべり軸受装置の製造方法にお
いては、スラスト受部が回転スリーブ部の軸心線に対し
垂直な方向に移動する状態で固定軸部に回転スリーブ部
をスリーブ嵌合させると共にスラスト受部の下側の回転
凹曲面部又は回転凸曲面部を固定軸部の中央部上端の固
定凸曲面部又は固定凹曲面部と嵌合させて、回転スリー
ブ部の軸心線を固定軸部の軸心線に一致させると共に固
定凸曲面部又は固定凹曲面部の軸心線と回転凹曲面部又
は回転凸曲面部の軸心線を一致させ、その後、スラスト
受部を回転部に対し固定することにより、回転スリーブ
部の軸心線が固定軸部の軸心線に精度良く一致し、回転
中にもその状態が維持されるすべり軸受装置を、容易且
つ確実に製造することができる。
いては、スラスト受部が回転スリーブ部の軸心線に対し
垂直な方向に移動する状態で固定軸部に回転スリーブ部
をスリーブ嵌合させると共にスラスト受部の下側の回転
凹曲面部又は回転凸曲面部を固定軸部の中央部上端の固
定凸曲面部又は固定凹曲面部と嵌合させて、回転スリー
ブ部の軸心線を固定軸部の軸心線に一致させると共に固
定凸曲面部又は固定凹曲面部の軸心線と回転凹曲面部又
は回転凸曲面部の軸心線を一致させ、その後、スラスト
受部を回転部に対し固定することにより、回転スリーブ
部の軸心線が固定軸部の軸心線に精度良く一致し、回転
中にもその状態が維持されるすべり軸受装置を、容易且
つ確実に製造することができる。
【図1】すべり軸受装置を備えた電動機の断面図であ
る。
る。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】従来のすべり軸受装置を備えた電動機の半断面
図である。
図である。
【図4】従来の別のすべり軸受装置の要部断面図であ
る。
る。
10 基盤 12 スリーブ部材 14 スラスト受板 14a 固定凹曲面部 30 回転軸 30a 回転凸曲面部
Claims (8)
- 【請求項1】少なくとも回転軸部を有する回転部と、少
なくとも、その回転軸部にスリーブ嵌合した固定スリー
ブ部と、前記回転軸部の下端部を受けるスラスト受部を
有する固定部とを備え、前記回転軸部の中央部下端に、
その回転軸部の軸心線のまわりに回転対称状をなす、下
に凸の回転凸曲面部又は上に凹の回転凹曲面部を有し、
前記スラスト受部の上側に、固定スリーブ部の軸心線の
まわりに回転対称状をなし、前記回転凸曲面部又は回転
凹曲面部に嵌合する、下に凹の固定凹曲面部又は上に凸
の固定凸曲面部を有し、前記回転凸曲面部又は回転凹曲
面部と前記固定凹曲面部又は固定凸曲面部の軸心線が一
致した状態で、回転軸部の回転凸曲面部又は回転凹曲面
部の中心が、スラスト受部の固定凹曲面部又は固定凸曲
面部の中心上に回転自在に支持されてなるすべり軸受装
置であって、前記回転軸部の回転凸曲面部又は回転凹曲
面部と前記スラスト受部の固定凹曲面部又は固定凸曲面
部がそれらの軸心線が一致しない状態で嵌合した場合
に、その両軸心線が一致するように固定スリーブ部の軸
心線に対し垂直な方向に移動するスラスト受部が、固定
部に対し固定されていることを特徴とするすべり軸受装
置。 - 【請求項2】スラスト受部が、固定スリーブ部の軸心線
に対し垂直な方向への移動が可能なように上下から支持
された請求項1記載のすべり軸受装置。 - 【請求項3】スラスト受部が、その一部が外部に露出し
た状態で、固定スリーブ部の軸心線に対し垂直な方向へ
の移動が可能なように上下から支持され、そのスラスト
受部の外部露出部において固定部に対し固定された請求
項1記載のすべり軸受装置。 - 【請求項4】回転軸部の回転凸曲面部又は回転凹曲面部
にスラスト受部の固定凹曲面部又は固定凸曲面部が嵌合
し得る範囲内で、固定スリーブ部の軸心線に対し垂直な
方向へスラスト受部が移動可能な請求項1、2又は3記
載のすべり軸受装置。 - 【請求項5】少なくとも固定軸部を有する固定部と、少
なくとも、その固定軸部にスリーブ嵌合した回転スリー
ブ部と、前記固定軸部の上端部を受けるスラスト受部を
有する回転部とを備え、前記固定軸部の中央部上端に、
その固定軸部の軸心線のまわりに回転対称状をなす、上
に凸の固定凸曲面部又は下に凹の固定凹曲面部を有し、
前記スラスト受部の中央部下側に、回転スリーブ部の軸
心線のまわりに回転対称状をなし、前記固定凸曲面部又
は固定凹曲面部に嵌合する、上に凹の回転凹曲面部又は
下に凸の回転凸曲面部を有し、前記固定凸曲面部又は固
定凹曲面部と前記回転凹曲面部又は回転凸曲面部の軸心
線が一致した状態で、スラスト受部の回転凹曲面部又は
回転凸曲面部の中心が、固定軸部の固定凸曲面部又は固
定凹曲面部の中心上に回転自在に支持されてなるすべり
軸受装置であって、前記固定軸部の固定凸曲面部又は固
定凹曲面部と前記スラスト受部の回転凹曲面部又は回転
凸曲面部がそれらの軸心線が一致しない状態で嵌合した
場合に、その両軸心線が一致するように回転スリーブ部
の軸心線に対し垂直な方向に移動するスラスト受部が、
回転部に対し固定されていることを特徴とするすべり軸
受装置。 - 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5記載のすべり
軸受装置の回転部及び固定部に、それぞれロータ及びス
テータが結合されてなる電動機。 - 【請求項7】少なくとも回転軸部を有する回転部と、少
なくとも、その回転軸部にスリーブ嵌合した固定スリー
ブ部と、前記回転軸部の下端部を受けるスラスト受部を
有する固定部とを備え、前記回転軸部の中央部下端に、
その回転軸部の軸心線のまわりに回転対称状をなす、下
に凸の回転凸曲面部又は上に凹の回転凹曲面部を有し、
前記スラスト受部の中央部上側に、固定スリーブ部の軸
心線のまわりに回転対称状をなし、前記回転凸曲面部又
は回転凹曲面部に嵌合する、下に凹の固定凹曲面部又は
上に凸の固定凸曲面部を有してなるすべり軸受装置の製
造方法であって、前記スラスト受部が固定スリーブ部の
軸心線に対し垂直な方向に移動し得る状態で、回転軸部
に固定スリーブ部をスリーブ嵌合させると共に、回転軸
部の回転凸曲面部又は回転凹曲面部とスラスト受部の固
定凹曲面部又は固定凸曲面部を嵌合させることにより、
前記回転凸曲面部又は回転凹曲面部と前記固定凹曲面部
又は固定凸曲面部の軸心線を一致させて回転軸部の回転
凸曲面部又は回転凹曲面部の中心をスラスト受部の固定
凹曲面部又は固定凸曲面部の中心上に回転自在に支持さ
せ、その後、スラスト受部を固定部に対し固定すること
を特徴とするすべり軸受装置の製造方法。 - 【請求項8】少なくとも固定軸部を有する固定部と、少
なくとも、その固定軸部にスリーブ嵌合した回転スリー
ブ部と、前記固定軸部の上端部を受けるスラスト受部を
有する回転部とを備え、前記固定軸部の中央部上端に、
その固定軸部の軸心線のまわりに回転対称状をなす、上
に凸の固定凸曲面部又は下に凹の固定凹曲面部を有し、
前記スラスト受部の中央部下側に、回転スリーブ部の軸
心線のまわりに回転対称状をなし、前記固定凸曲面部又
は固定凹曲面部に嵌合する、上に凹の回転凹曲面部又は
下に凸の回転凸曲面部を有してなるすべり軸受装置の製
造方法であって、前記スラスト受部が回転スリーブ部の
軸心線に対し垂直な方向に移動し得る状態で、固定軸部
に回転スリーブ部をスリーブ嵌合させると共に、固定軸
部の固定凸曲面部又は固定凹曲面部とスラスト受部の回
転凹曲面部又は回転凸曲面部を嵌合させることにより、
前記固定凸曲面部又は固定凹曲面部と前記回転凹曲面部
又は回転凸曲面部の軸心線を一致させてスラスト受部の
回転凹曲面部又は回転凸曲面部の中心を固定軸部の固定
凸曲面部又は固定凹曲面部の中心上に回転自在に支持さ
せ、スラスト受部を回転部に対し固定することを特徴と
するすべり軸受装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35791696A JPH10196645A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | すべり軸受装置及びその関連技術 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35791696A JPH10196645A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | すべり軸受装置及びその関連技術 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10196645A true JPH10196645A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=18456604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35791696A Pending JPH10196645A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | すべり軸受装置及びその関連技術 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10196645A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008261353A (ja) * | 2007-04-10 | 2008-10-30 | Nippon Densan Corp | 軸受装置の製造方法、モータ、および記録ディスク駆動装置 |
JP2010286071A (ja) * | 2009-06-12 | 2010-12-24 | Nippon Densan Corp | 軸受装置、スピンドルモータ、及びディスク駆動装置 |
JP2013210096A (ja) * | 2013-03-22 | 2013-10-10 | Nippon Densan Corp | 軸受装置、スピンドルモータ、及びディスク駆動装置フォームの始まり |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35791696A patent/JPH10196645A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008261353A (ja) * | 2007-04-10 | 2008-10-30 | Nippon Densan Corp | 軸受装置の製造方法、モータ、および記録ディスク駆動装置 |
JP2010286071A (ja) * | 2009-06-12 | 2010-12-24 | Nippon Densan Corp | 軸受装置、スピンドルモータ、及びディスク駆動装置 |
JP2013210096A (ja) * | 2013-03-22 | 2013-10-10 | Nippon Densan Corp | 軸受装置、スピンドルモータ、及びディスク駆動装置フォームの始まり |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050104 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050510 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |