JPH10196550A - ポンプ装置のリーク検出方法及び装置 - Google Patents

ポンプ装置のリーク検出方法及び装置

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JPH10196550A
JPH10196550A JP288197A JP288197A JPH10196550A JP H10196550 A JPH10196550 A JP H10196550A JP 288197 A JP288197 A JP 288197A JP 288197 A JP288197 A JP 288197A JP H10196550 A JPH10196550 A JP H10196550A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポンプ用シリンダ装置のピストン駆動により作
動するポンプ装置において、ポンプ部のシール部材から
の流体のリークを検出し、流体の脈動による不具合を防
止し、また、ポンプ用シリンダ装置の耐用年数を高め
る。 【解決手段】ポンプ用エアシリンダ装置1に対して検出
用エアシリンダ装置6を連動的に且つ着脱可能に取付
け、検出用エアシリンダ装置6のシリンダ室39を配管
47,48により圧力センサ51,52と排気用電磁弁
49,50を介して大気に連通させるようにし、前記排
気用電磁弁49または50の閉止状態で前記ポンプ装置
3を作動させ、先端に吐出弁21を備えた弁棒11の移
動時におけるシール部材16からの流体リーク状況を、
圧力センサ51または52を利用して前記検出用エアシ
リンダ装置6の内部圧が所定の基準圧に達するまでの時
間を計測し、シール部材16の正常な場合と比較して判
定できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装用ポンプ装置
等ポンプ装置のシール部における流体のリークを検出す
る方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、塗装系に使用される
従来の塗料供給装置Bは、外部のエアコンプレッサ等エ
アー源(図示せず)に連通するポンプ用エアシリンダ装
置101とこのポンプ用エアシリンダ装置101の下方
に接続した塗装用ポンプ装置102とからなる。
【0003】即ち、ポンプ用エアシリンダ装置101の
下部に支持部材103を介して塗装用ポンプ装置102
の円筒シリンダ状の塗料室104を支持してあり、この
塗料室104の下端部にボール弁による吸入弁105を
組み込んだキャップ106を螺合してある。また、この
塗料室104の上端部には前記ポンプ用エアシリンダ装
置101のピストン107のピストンロッド108に連
接した弁棒109の先端部を嵌挿するようにしてあり、
この弁棒109は先端に相互連通状の中心孔と側孔によ
る塗料排出孔110を形設し且つ先端部を小径部に形成
してボール弁による吐出弁111を組み込んだ鍔付円筒
部材112を螺着してある。また、この鍔付円筒部材1
12の外周にシール部材113を装着し、ポンプ作用時
の塗料のリークを防止するようにしている。
【0004】そして、ポンプ用エアシリンダ装置101
を作動させることにより、ピストン107が駆動し、ピ
ストンロッド108と共に弁棒109が上下動し、外部
に配設した塗料タンクPTの塗料が塗料室104内に吸
引され、塗料室104の塗料は塗料排出孔110から塗
料室104の上部室104aと配管114を経由しレギ
ュレータ115を介し塗装ガン116に供給されるよう
にされている。なお、ポンプ用エアシリンダ装置101
には、ピストン107の上下動限を規制するべく、ピス
トン107の上部に検出ロッド117を接続し、その上
端に係合片118を取り付け、外部保持したリミットス
イッチ119,120により位置検出ができるようにし
てある。また、レギュレータ115は調圧用電磁弁12
1を介してエアー源122に連通し、塗装ガン116は
トリガー用電磁弁123を介してトリガー操作用のエア
ー源124に連通するようにしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成の塗料供給装置Bにより塗料を塗装ガン116に供給
する時、塗装用ポンプ装置102のシール部材113の
シール性が低下すると、弁棒109における摺動抵抗が
減少し、所要の基準圧力を得るために単位時間当たりの
往復動の回数が増加し、この弁棒109の往復動により
発生する塗料の頻繁な脈動をレギュレター115で調整
しきれず、結果として塗装パターンが乱れ、塗装不良に
なるという問題があった。また、このことにより駆動源
であるポンプ用エアシリンダ装置101のシリンダ内を
摺動するピストン107の磨耗を早め、ポンプ用エアシ
リンダ装置101の耐用年数の減少を招くという問題が
あった。
【0006】本発明はこのような問題に鑑み、ポンプ装
置のシール部よりの流体リークを簡便な装置により検出
し、早期のシール部材の交換等是正処置を行うことがで
き、それにより、例えば、塗料の脈動による塗装不良の
発生等流体の脈動による不具合を防止し、また、ポンプ
用流体圧シリンダ装置の耐用年数の向上が図れるように
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決すための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、先端部に吸入弁機構を備えるポンプ室の
基端側に吐出弁機構を備える弁棒を嵌挿し、該弁棒をポ
ンプ用流体圧シリンダ装置のピストンロッドに連結して
流体のポンプ作用を行うポンプ装置の前記吐出弁機構に
おける流体のリーク検出方法であって、前記ポンプ用流
体圧シリンダ装置の後方に検出用流体圧シリンダ装置を
配設し、該検出用流体圧シリンダ装置のピストンロッド
を前記ポンプ用流体圧シリンダ装置のピストンの背部に
接続した検出ロッドに連接すると共に、前記検出用流体
圧シリンダ装置のシリンダ室に連通し圧力センサと排気
用電磁弁を介して先端を大気に開放する配管を設け、リ
ミットスイッチによる前記検出ロッドの移動限位置の検
出で前記排気用電磁弁を閉鎖すると共に前記ポンプ用流
体圧シリンダ装置の前記ピストンを移動させ、前記圧力
センサが所定の基準圧力を検出するまでの時間を計測す
ることにより前記ポンプ装置の前記吐出弁機構における
流体のリークを検出することを特徴とするポンプ装置の
リーク検出方法を提供する。
【0008】また、本発明は、先端部に吸入弁機構を備
えるポンプ室の基端側に吐出弁機構を備える弁棒を嵌挿
し、該弁棒をポンプ用流体圧シリンダ装置のピストンロ
ッドに連結して流体のポンプ作用を行うポンプ装置の前
記吐出弁機構における流体のリーク検出装置であって、
前記ポンプ用流体圧シリンダ装置の後方に検出用流体圧
シリンダを配設し、該検出用流体圧シリンダ装置のピス
トンロッドを前記ポンプ用流体圧シリンダ装置のピスト
ンの背部に接続した検出ロッドに連接すると共に、検出
用流体圧シリンダ装置のシリンダ室に連通し圧力センサ
と排気用電磁弁を介して先端を大気に開放する配管を設
け、リミットスイッチによる前記検出ロッドの移動限位
置の検出で前記排気用電磁弁を閉鎖すると共に前記ポン
プ用流体圧シリンダ装置の前記ピストンを移動させ、前
記圧力センサが所定の基準圧力を検出するまでの時間を
計測することにより前記ポンプ装置の前記吐出弁機構に
おける流体のリークを検出することを特徴とするポンプ
装置のリーク検出装置を提供する。
【0009】さらにまた、本発明は、前記圧力センサに
おける圧力の経時変化を、制御盤に付設した記録部によ
り記録することを特徴とするポンプ装置のリーク検出装
置を、さらに、前記検出用流体圧シリンダ装置は、前記
ポンプ用流体圧シリンダ装置に着脱可能に付設されてい
ることを特徴とするポンプ装置のリーク検出装置を、そ
してまた、前記ポンプ装置は塗装用ポンプ装置であり、
検出対象とする前記流体は塗料であることを特徴とする
ポンプ装置のリーク検出装置を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。本発明のリーク検出装置を備える塗料供給装置
Aは、図1に示すように、エアによって作動するポンプ
用エアシリンダ装置1と、このポンプ用エアシリンダ装
置1のピストン2の上下動に連動して下方に配設した塗
料タンクPTの塗料の吸入吐出を行う塗装用ポンプ装置
3を支持部材4を介してポンプ用エアシリンダ装置1に
支持させると共に、前記ポンプ用エアシリンダ装置1の
上方に連結ロッド5を介して検出用エアシリンダ装置6
を付設している。
【0011】図2に拡大して示すように、前記ポンプ用
エアシリンダ装置1は、シリンダ室7の内部にピストン
2を収裝して上部室7aと下部室7bを形成させ、上下
端部にエアーを給排するエアー給排管8,9を設けて復
動シリンダ形とし、ピストンロッド10の先端には塗装
用ポンプ装置3の弁棒11を接続し、前記ピストン2の
上部側には検出ロッド12を固設し、後記するように、
検出用エアシリンダ装置6のピストンロッド13を接続
させてある。
【0012】塗装用ポンプ装置3は前記支持部材4に上
端部を固定された円筒状シリンダによる塗料室14を備
え、前記弁棒11の下端部がこの塗料室14内に嵌挿さ
れるようにしてある。図3の拡大図にも示したように、
弁棒11は下端を小径に形成し、キャップ状の鍔付円筒
部材15を螺着し、その外周、即ち、鍔付円筒部材15
の外壁と塗料室14の内壁との間にシール部材16とこ
のシール部材16を弾発的に抑えるバネ部材17を収裝
して、その上端部には抜け出しを規制する断面コ字型の
規制板18を取り付けることにより、弁棒11の先端部
をピストン状に形成し、塗料室14内を摺動できるよう
にしてある。
【0013】また、鍔付円筒部材15の鍔部の中央には
塗料導入孔19を穿設し、鍔付円筒部材15の内部には
弁座20とこの弁座20に当接するボール弁による吐出
弁21を収裝し、さらにまた、前記弁棒11の下端部に
は相互に連通する中央孔と側孔とを穿設して塗料排出孔
22とすることにより、弁棒11の先端部を吐出弁機構
に構成してあり、シール部材16を施された鍔付円筒部
材15を上下往復動させることにより、塗装室14の塗
料を上部室14aと配管30(図1)を経由して塗装ガ
ン23側に吐出できるようにしてある。なお、この中央
孔部分にはボール規制棒24を配置して前記吐出弁21
がこの塗料排出孔22を塞がないように規制している。
【0014】そして、図2のように、塗料室14の下端
の開口部に、外部の塗料タンクPT(図1)に連通する
塗料供給孔25を備え、且つ、弁座26と、この弁座2
6に当接して塗料吸入孔25を開閉するボール弁による
吸入弁27と、この吸入弁27の後退を規制する規制板
28との吸入弁機構の一式を備えたキャップ29を螺合
してある。
【0015】さらに、塗料室14から吐出された塗料
は、図1のように、配管30により調圧用のレギュレー
タ31を経由して塗装ガン23に連通するようにしてあ
り、前記塗装ガン23はトリガーの開閉用としてエアー
供給配管32によりトリガー用電磁弁33を介してコン
プレッサ等エアー源34を接続させてある。また、前記
レギュレータ31にはエアー配管35により調圧用電磁
弁36を介して調圧用エアー源37が接続されている。
【0016】検出用エアシリンダ装置6は、図2に示す
ように、前記ポンプ用エアシリンダ装置1の上方に離間
して設けられ、介在する連結ロッド38をポンプ用エア
シリンダ装置1の上部に螺着状態で接続させてある。シ
リンダ室39は収裝したピストン40によって仕切られ
た後部室(上部室)39aと前部室(下部室)39bに
エアーを給排するエアー給排管41,42をそれぞれ上
下端部に設けた複動形シリンダに形成し、前記のよう
に、ピストンロッド13の下端はポンプ用エアシリンダ
装置1の検出ロッド12にネジ接続してある。
【0017】この検出ロッド12にはピストンロッド1
3との接続部に近接して、リミットスイッチ用の係合片
43を取り付け、この係合片43と係合可能に検出ロッ
ド13の上端部位置と下端部位置にそれぞれ上側リミッ
トスイッチ44と下側リミットスイッチ45を外部保持
させてあり、上側リミットスイッチ44と下側リミット
スイッチ45はそれぞれ制御盤46に導線接続し(図
1)、係合片43が上側リミットスイッチ44のレバー
に係合することにより、図示しないエアー源の切換え電
磁弁が操作され、エアー給排管8を経由してポンプ用エ
アシリンダ装置1の上部室7aにエアーを供給してピス
トン2を下動させ、係合片43が下側リミットスイッチ
45のレバーに係合することにより、切換え電磁弁が操
作されてピストン2の下部室7bにエアーを供給してピ
ストン2を上動させるようにしてある。
【0018】そして、図1に示すように、検出用エアシ
リンダ装置6におけるシリンダ室39の後部室39aと
前部室39b内のエアーは、上下端のエアー給排管4
1,42に接続した配管47,48によりそれぞれ排気
用電磁弁49,50を経由して大気開放できるようにし
ている。また、前記配管47,48には、前記排気用電
磁弁49,50より前流側において分岐して圧力センサ
51,52を接続させてある。
【0019】そしてまた、前記排気用電磁弁49,50
と圧力センサ51,52と前記トリガー用電磁弁33
は、それぞれ制御盤46に導線接続させてあり、制御盤
46は排気用電磁弁49,50の開閉信号と圧力センサ
51,52からの圧力信号と前記トリガー用電磁弁33
からの開閉信号とリミットスイッチ44,45からの係
合信号を受発信するようにしてある。また、前記制御盤
46には記録部としてプリンタ53を接続させてあり、
前記圧力センサ51,52の圧力信号を経時的にプリン
トアウトできるようにしてある。
【0020】上記構成の装置の作用を、本発明のリーク
検出方法の説明を兼ねて説明する。上端のリミットスイ
ッチ44が検出ロッド12の係合片43と係合した時、
制御盤46は、その係合信号に基づき、塗装ガン23の
トリガー用電磁弁33を開放させ、配管48によって検
出用エアシリンダ装置6の前部室39b側に連通する排
気用電磁弁50を閉止させ、後部室39a側に連通する
排気用電磁弁49を開放させるようにすると共に、ポン
プ用エアシリンダ装置1の上部のエアー給排管8からの
エアー供給と下部のエアー給排管9からのエアー排出を
行わせる。これにより、ポンプ用エアシリンダ装置1の
ピストン2が下動し、ピストン2の下動と共にピストン
ロッド10を介して塗装用ポンプ装置3の弁棒11が下
動し、塗料室14の塗料が弁棒11の先端部の塗料導入
孔19から吐出弁21を介して塗料排出孔22と上部室
14a側に取り込まれる。同時に、検出用エアシリンダ
室39のピストンも下動し、前部室39bと配管48内
のエアーは昇圧する。
【0021】この時、弁棒11の先端部のシール部材1
6が正常であれば、塗料は塗料導入孔19と吐出弁21
と塗料排出孔22の正常経路のみによって上部室14a
側に供給されるので、シール部材16と塗料室14間の
摺動抵抗と前記正常経路における塗料の導入抵抗があ
り、弁棒11の下動速度が抑制され、従って、検出用エ
アシリンダ6の前部室39bと配管48におけるエアー
圧即ち圧力センサ52の検出圧の上昇速度が遅く、プリ
ンタ53には、図4の(a)線で示したように、所定の
基準圧力に達するまでの比較的長い昇圧時間が記録され
る。
【0022】もし、弁棒11の先端部のシール部材16
が正常にシール作用を行っていない場合は、塗料室14
の塗料は、シール部材16と塗料室14間の摺動抵抗が
少なく、また、シール部材16の部分からの塗料のリー
クがあり、上部室14a側に供給される塗料の導入抵抗
が少なくなり、従って、弁棒11の下動速度が早く、従
って、また検出用エアシリンダ装置6のピストン40の
下動速度が早くなり、前記検出用エアーシリンダ装置6
の前部室39b側の前記圧力センサ52の検出圧の上昇
速度が早く、図4の(b)あるいは(c)のように、プ
リンタ53には比較的短い昇圧時間が記録されることに
なる。従って、プリンタ53により、予め、シール部材
16が正常な場合の図表を作製して置き、適宜計測の都
度得られた図表を比較することにより、シール部材の状
況を把握することができる。
【0023】なお、下側リミットスイッチ45が係合片
43に係合した時、検出用エアシリンダ装置6の後部室
39aに連通する排気用電磁弁49を閉止し、一方の排
気用電磁弁50を開放するようにすれば、圧力センサ5
1により、同様にして弁棒11の上昇時におけるシール
部材16のリーク状況を検出することができる。
【0024】このように、ポンプ用エアシリンダ装置1
に連動する検出用エアシリンダ装置6を設け、内部のエ
アー圧力の経時変化を圧力センサからの圧力信号により
制御盤46で検出し、プリンタ53により記録させるよ
うにすることにより、塗装用ポンプ装置3のシール部材
16の塗料リークを確実に早期に検出でき、塗料の脈動
による塗装不良の発生を防止でき、また、ポンプ用エア
シリンダ装置1におけるピストン2の磨耗等を抑制で
き、ポンプ用エアシリンダ装置1の耐久性を向上でき
る。
【0025】さらに、検出用エアシリンダ装置6は、シ
リンダ本体部を連結ロッド5のネジ螺着によってポンプ
用エアシリンダ装置1に容易に取り付けられ、、ピスト
ンロッド13はポンプ用エアシリンダ装置1の検出ロッ
ド12とのネジ螺合で容易に連結されるので、検出用エ
アシリンダ装置6の着脱は簡単に行えるものであり、既
存の塗料供給装置に簡便に取り付けできて経済性があ
り、また、設備の点検あるいは部品交換等の保守管理が
容易になる利点がある。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明の方法及び装置は、
ポンプ装置を操作するポンプ用流体圧シリンダ装置に対
して検出用流体圧シリンダ装置を連動的に設け、先端に
吐出弁機構を備えた弁棒の移動時における外周のシール
部材からの塗料リーク状況を、前記検出用流体圧シリン
ダ装置においてシリンダ室に連通する圧力センサが所定
の基準圧力を検出するまでの時間によって検出できるよ
うにしたから、比較的簡単な設備で、容易にシール部材
の状況を把握でき、早期にシール部材の交換等の処置か
可能となり、弁棒の頻繁な往復動による流体の脈動及び
それによる不具合を防止でき、また、ポンプ用流体圧シ
リンダ装置のピストン磨耗を防止してその耐久性を高め
ることができるという効果を奏する。
【0027】前記弁棒による経時圧力変化を制御盤を介
して記録部により記録させることにより、目視的な判定
が可能となり、判定を確実に行い得、ポンプ用流体圧シ
リンダ装置やポンプ装置等の保守管理が容易になるとい
う効果を奏する。また、検出用流体圧シリンダ装置を、
ポンプ用流体圧シリンダ装置にボルトやネジ等による螺
合手段によって着脱可能とすることにより、既製のポン
プ装置に簡便に取り付けられる経済性があり、また、設
備の保守管理が容易になるという効果を奏する。
【0028】上記のポンプ装置を塗装用ポンプ装置に適
用して吐出弁機構のシール部における塗料のリーク検出
に利用することにより、リークに基づく塗料の脈動を早
期において防止し、塗装不良の発生を防止できる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による塗料リーク検出装置を施した塗料
供給装置に全体構成を示す概略側面断面図である。
【図2】図1における塗料リーク検出装置を施した塗料
供給装置の拡大側面断面図である。
【図3】図2における塗料供給装置の塗料室上部を示す
部分拡大側面断面図である。
【図4】本発明の塗料リーク検出装置による塗料の吐出
圧力の経時変化を示す図表である。
【図5】塗料リーク検出装置を施さない従来の塗料供給
装置を示す側面断面図である。
【符号の説明】
A 塗料供給装置 PT 塗料タンク 1 ポンプ用エアシリンダ装置 2 ピストン 3 塗装用ポンプ装置 4 支持部材 5 連結ロッド 6 検出用エアシリンダ装置 7 シリンダ室 8,9 エアー給排管 10 ピストンロッド 11 弁棒 12 検出ロッド 13 ピストンロッド 14 塗料室 14a 上部室 15 鍔付円筒部材 16 シール部材 17 バネ部材 18 規制板 19 塗料導入孔 21 吐出弁 22 塗料排出孔 23 塗装ガン 24 ボール規制棒 25 塗料吸入孔 27 吸入弁 28 規制板 29 キャップ 31 レギュレータ 33 トリガー用電磁弁 34 エアー源 36 調圧用電磁弁 37 調圧用エアー源 38 連結ロッド 39 シリンダ室 39a 後部室 39b 前部室 40 ピストン 41,42 エアー給排管 43 係合片 44 上側リミットスイッチ 45 下側リミットスイッチ 46 制御盤 49,50 排気用電磁弁 51,52 圧力センサ 53 プリンタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部に吸入弁機構を備えるポンプ室の基
    端側に吐出弁機構を備える弁棒を嵌挿し、該弁棒をポン
    プ用流体圧シリンダ装置のピストンロッドに連結して流
    体のポンプ作用を行うポンプ装置の前記吐出弁機構にお
    ける流体のリーク検出方法であって、 前記ポンプ用流体圧シリンダ装置の後方に検出用流体圧
    シリンダ装置を配設し、該検出用流体圧シリンダ装置の
    ピストンロッドを前記ポンプ用流体圧シリンダ装置のピ
    ストンの背部に接続した検出ロッドに連接すると共に、
    前記検出用流体圧シリンダ装置のシリンダ室に連通し圧
    力センサと排気用電磁弁を介して先端を大気に開放する
    配管を設け、リミットスイッチによる前記検出ロッドの
    移動限位置の検出で前記排気用電磁弁を閉鎖すると共に
    前記ポンプ用流体圧シリンダ装置の前記ピストンを移動
    させ、前記圧力センサが所定の基準圧力を検出するまで
    の時間を計測することにより前記ポンプ装置の前記吐出
    弁機構における流体のリークを検出することを特徴とす
    るポンプ装置のリーク検出方法。
  2. 【請求項2】 先端部に吸入弁機構を備えるポンプ室の
    基端側に吐出弁機構を備える弁棒を嵌挿し、該弁棒をポ
    ンプ用流体圧シリンダ装置のピストンロッドに連結して
    流体のポンプ作用を行うポンプ装置の前記吐出弁機構に
    おける流体のリーク検出装置であって、 前記ポンプ用流体圧シリンダ装置の後方に検出用流体圧
    シリンダ装置を配設し、該検出用流体圧シリンダ装置の
    ピストンロッドを前記ポンプ用流体圧シリンダ装置のピ
    ストンの背部に接続した検出ロッドに連接すると共に、
    前記検出用流体圧シリンダ装置のシリンダ室に連通し圧
    力センサと排気用電磁弁を介して先端を大気に開放する
    配管を設け、リミットスイッチによる前記検出ロッドの
    移動限位置の検出で前記排気用電磁弁を閉鎖すると共に
    前記ポンプ用流体圧シリンダ装置の前記ピストンを移動
    させ、前記圧力センサが所定の基準圧力を検出するまで
    の時間を計測することにより前記ポンプ装置の前記吐出
    弁機構における流体のリークを検出することを特徴とす
    るポンプ装置のリーク検出装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力センサにおける圧力の経時変化
    を、制御盤に付設した記録部により記録することを特徴
    とする請求項2記載のポンプ装置のリーク検出装置。
  4. 【請求項4】 前記検出用流体圧シリンダ装置は、前記
    ポンプ用流体圧エアシリンダ装置に着脱可能に付設され
    ていることを特徴とする請求項2または3記載のポンプ
    装置のリーク検出装置。
  5. 【請求項5】 前記ポンプ装置は塗装用ポンプ装置であ
    り、前記流体は塗料であることを特徴とする請求項2乃
    至4記載のポンプ装置のリーク検出装置。
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