JPH10196313A - 軸流排気式の復水器 - Google Patents

軸流排気式の復水器

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JPH10196313A
JPH10196313A JP374197A JP374197A JPH10196313A JP H10196313 A JPH10196313 A JP H10196313A JP 374197 A JP374197 A JP 374197A JP 374197 A JP374197 A JP 374197A JP H10196313 A JPH10196313 A JP H10196313A
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JP
Japan
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condenser
steam turbine
end plate
exhaust type
steam
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Application number
JP374197A
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English (en)
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Sakae Izumi
栄 和泉
Ryoji Muramoto
良二 村本
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/007Auxiliary supports for elements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2265/00Safety or protection arrangements; Arrangements for preventing malfunction
    • F28F2265/26Safety or protection arrangements; Arrangements for preventing malfunction for allowing differential expansion between elements

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】真空荷重,復水器と蒸気タービンとの間の相対
伸び差,および基礎と復水器との間の摩擦力が低減され
た軸流排気式の復水器を提供する。 【解決手段】軸流排気式の復水器1は、排気71を冷却
して凝縮するための冷却器を内蔵する外被部本体21,
軸流排気式の蒸気タービン8Aと接続し合う接続用フラ
ンジ93,外被部本体21と接続用フランジ93との間
を接続するベローズを用いた筒状体97,盲板である端
板22,外被部本体21と端板22との間を接続するベ
ローズを用いた筒状体23,接続用フランジ93と端板
22とを強固に連結し合う連結体(接続ロッド)24と
を有する外被部2を備える。復水器1は、外被部本体2
1の底面92a部で、従来例と同等部位に固定点5Xが
設けられた基礎3に据え付けらる。基礎3は、1対の基
礎用支持体31,32、ソールプレート、固定点用金
具、鋼球が用いられた平面ベアリング、案内体を備えて
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、蒸気タービンか
ら排出された水蒸気を凝縮して水に戻す復水器に係わ
り、蒸気タービンとの接続構造部や基礎に関する支持構
造部を改良したその構成に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの蒸気タービンにおいては、蒸気タ
ービンから排出される水蒸気を凝縮して水に戻して排気
圧を真空にすることによって大きな出力を得て,その熱
消費率を低減するようにするために、復水器が併置され
ている。以下に、図面を用いて従来例の復水器に関して
説明する。図10は、従来の一例の軸流排気式の復水器
を軸流排気式の蒸気タービンと共に模式的に示すその平
面図であり、図11は、図10に示した復水器を蒸気タ
ービンと共に模式的に示すその正面図である。図12
は、図10,図11中に示した復水器用の基礎を模式的
に示すその平面図であり、図13は、図12中に示した
復水器用の基礎を復水器の一部と共に示すその正面図で
ある。また、図14は、図12におけるA−A部の断面
図である。
【0003】図10〜図14において、9は、軸流排気
式の復水器であり、8は、軸流排気式の蒸気タービンで
あり、7は、蒸気タービン8に供給されて蒸気タービン
8内を通流した後に、復水器9には排気71として流入
される水蒸気である。なお、蒸気タービン8によって駆
動される図示しない発電機は、軸受箱82の反復水器9
側に据え付けられることになる。
【0004】蒸気タービン8は、大きく把握すると、い
ずれも図示しない周知の回転部(回転軸に保持されてい
る)と静止部とを備えた蒸気タービン本体を備えてお
り、静止部はケーシング81に保持されている。回転軸
は、その反復水器側の端部は軸受箱82内に配置されて
いる図示しない軸受に,その復水器9側の端部はケーシ
ング81の内側に固定された図示しない軸受にそれぞれ
支持されて、その中心軸線X−Xがほぼ水平となるよう
にして配置されている。
【0005】ケーシング81の排気71が排出される端
部にはフランジ83が備えられている。このケーシング
81は、フランジ83側の端部を基礎85に、反フラン
ジ83側の端部を基礎84に据え付けられた軸受箱82
にそれぞれ支持されている。なお、基礎84に据え付け
られる軸受箱82と、基礎85に据え付けられるケーシ
ング81のフランジ83側の端部は、基礎84,85に
対して、それぞれ中心軸線X−Xと平行する方向に移動
自在に据え付けられている。
【0006】復水器9は、排気71を冷却して凝縮する
ための図示しない冷却器と、この冷却器を内部に収納す
る外被部91とを備えて構成されている。外被部91
は、真空容器でもあり、冷却器を収納している部位であ
る外被部本体(復水器胴部と呼ばれることもある)92
と、蒸気タービン8が備えるフランジ83と気密に接続
されると共に,排気71を通流させるための図示しない
貫通孔が形成されている円形の外形を持つ接続用フラン
ジ93と、外被部本体92と接続用フランジ93との間
を接続する筒状体94とを有している。外被部本体92
は、その底部に排気71が凝縮されることで生成された
凝縮水79を貯留できるようにするために、その下部側
が図11中に示したごとくにグランド面に向かって突き
出された形状とされている。
【0007】この復水器9は、図11中に示したよう
に、外被部本体92の底面92aにおいて、基礎6に据
え付けられるが、その際、図10,図12,図14中に
示すように、外被部本体92の接続用フランジ93に極
力近い部位に、固定点5Xが設けられている。固定点5
Xの構造の説明に入る前に、図12,図13を用いて復
水器9用の基礎6について説明する。なお、図12中に
一点鎖線で示されているのは、外被部本体92の底部の
外周である。基礎6は、外被部本体92の底部の外周に
沿って図12,図13中に示されているように分散して
配置された合計6個の基礎用支持体(鉄筋コンクリート
構造物であることが一般である)61と、ソールプレー
ト62と、滑り板63とを備えて構成されている。
【0008】ソールプレート62は、それぞれのコンク
リート構造体61の上面部に配置され、図示しない周知
の基礎ボルトを介し、図示しない周知の充填用コンクリ
ート材を用いてコンクリート構造体61に固定されてい
る。このソールプレート62は、復水器9の自重や復水
器9に働く外力などを基礎用支持体61に伝達すると共
に、複水器9の支持のために水平な支持面を提供する役
目を担う構造体である。滑り板63は、ソールプレート
62の上面に介挿されるステンレス鋼材製の板状体であ
り、基礎6に据え付けられている復水器9が温度変化に
よってその底部を伸縮する際に、復水器9の底部が容易
に伸縮できるようにする役目を果たしている。
【0009】そうして、外被部本体92の底面92aの
ソールプレート62と対向する部位には、板材製の脚板
95が溶接法などによって固着されている。すなわち、
滑り板63の上面と当接されるのは、底面92aではな
く、この脚板95の下面である。また、一部のソールプ
レート62(この事例の場合には、四隅部を除いた部位
のソールプレート62である)には、ストッパー64や
固定点用金具69が溶接法などによって固着されてい
る。
【0010】ストッパー64は、外被部本体92の温度
変化に伴う伸縮の際の、水平方向の移動方向をガイドす
ることを主たる役目とする部材である。固定点用金具6
9は円筒状をした部材であり、中心軸線X−Xの直下に
在り,しかも,接続用フランジ93に近い方のコンクリ
ート構造体61に装着されたソールプレート62の上面
に、溶接法などによって固着されている。外被部本体9
2の底部の固定点用金具69と対向する部位には、円柱
状の棒状体96が、図14中に示したごとくに溶接法な
どによって気密に固着されている。
【0011】次に、固定点5Xの構造について説明をす
る。固定点5Xは、前記の固定点用金具69と、棒状体
96とによって構成されており、棒状体96は、円筒状
の固定点用金具69に回動自在に嵌め込まれている。基
礎6に対する復水器9の支持機構が前記の構成を有して
いるので、温度変化を受けた復水器9は、その底部を固
定点5Xを中心として水平方向に伸縮することになるの
である。すなわち、固定点5Xは、復水器9と蒸気ター
ビン8との結合体における、水平方向に関する唯一の固
定点である。
【0012】基礎6に据え付けられた復水器9と,蒸気
タービン8との結合体においては、前述の構成を備えて
いるので、蒸気タービン8および復水器9の運転が開始
されると高温の蒸気7が供給されるために、蒸気タービ
ン8および復水器9の温度が上昇することによって熱膨
張をすることになるが、この熱膨張の内の水平方向の熱
膨張は、固定点5Xを中心として行われることになる。
【0013】しかしながら、固定点5Xには、復水器9
の場合を例にとると、脚板95と滑り板63との間には
滑り摩擦による摩擦力が働くことになるが、固定点5X
は、復水器9および蒸気タービン8の結合体に対する共
通の固定点であるので、基礎84および基礎85におけ
る摩擦力も同時に働くことになる。すなわち、固定点5
Xには、大きな摩擦力が働くことになるので、機械的に
強固な構造を持つことが必要となる。
【0014】次に、蒸気タービン8および復水器9の鉛
直方向に関する熱膨張について説明する。図11中に示
したごとくに、復水器9に関する基礎6の高さ寸法H9
は、前述したように外被部本体92の底部に凝縮水79
を貯留する必要があるために、蒸気タービン8に関する
基礎84および基礎85の高さ寸法H8 よりも低く設定
されざるを得ない。両高さ寸法H9 とH8 のそれぞれ
と,回転軸の中心軸線X−Xの高さ寸法Hとの差寸法
が、復水器9および蒸気タービン8それぞれの鉛直方向
の熱膨張量に関する基本寸法となるので、運転の開始時
においては、復水器9は蒸気タービン8よりも大きく熱
膨張をすることになる。
【0015】運転時における復水器9と蒸気タービン8
との間の相対伸び差δ8-9 (両者の鉛直方向の熱膨張量
の差である)によって、蒸気タービン8が備えるケーシ
ング81のフランジ83の近辺は、曲げ応力を受けて鉛
直方向に変形を受けることになる。ケーシング81の前
記の変形に伴って、回転軸の復水器9側の端部を支持し
ている軸受の支持位置が鉛直方向に変化し、回転軸のア
ライアメントに変化を生じて、軸受荷重や,回転部と静
止部との間の間隙長の変化を招く。
【0016】この結果、回転軸の振動特性が変化した
り、最悪の場合には、回転部と静止部とが接触し合うこ
とも起こり得ることになる。蒸気タービン8ならびに復
水器9においては、このような事態の発生を回避するた
めに、前記の相対伸び差δ8-9が小さくなるようにする
必要から、その製作において寸法上の制約を強く受けざ
るを得ないのである。
【0017】図10〜図14に示した、蒸気タービン8
と、従来の一例の復水器である復水器9とにかかわる前
述の問題を解決した異なる従来例の復水器が既に知られ
ている。図15は、異なる従来例のの軸流排気式の復水
器を軸流排気式の蒸気タービンと共に模式的に示すその
上面図である。図15においては、図10〜図14に示
した従来の一例による軸流排気式の復水器および軸流排
気式の蒸気タービンと同一部分には同じ符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0018】図15において、9Aは、図10〜図14
に示した従来の一例による軸流排気式の復水器9に対し
て、外被部本体92と接続用フランジ93との間を接続
する筒状体として、高い剛性を有している筒状体94に
代えて、ベローズを備えた筒状体97を用いるようにし
た軸流排気式の復水器である。図15中にはその記載を
省略したが、この復水器9Aは、前述の復水器9の場合
と同様に基礎6に据え付けられている。
【0019】復水器9Aには、筒状体として、柔軟性を
持つベローズを有する筒状体97が用いられているの
で、そのフランジ93は、外被部本体92と一体に動か
ねばならないと言う、前述の復水器9の場合における制
約から解放されることになる。すなわち、筒状体97に
よって、前述の相対伸び差δ8-9 、および、復水器9A
の外被部本体92と蒸気タービンとの間の水平方向の熱
膨張量の差が吸収されるのである。
【0020】図15において、8Aは、図10,図11
に示した軸流排気式の蒸気タービン8に対して、図15
中にはその記載を省略した基礎85に備えられた固定点
5Yによって、そのケーシング81の中心軸線X−X方
向の温度変化に伴う伸縮の中心点が規定された軸流排気
式の蒸気タービンである。この固定点5Yは、その構造
の説明は重複を避けて省略するが、外被部本体92が持
つ前述の固定点5Xと同等の機能を有するものである。
【0021】復水器9Aと蒸気タービン8Aとの結合体
においては、復水器9Aに前述の機能を持つ柔軟性のあ
る筒状体97が用いられていることで、この筒状体97
によって、復水器9Aの外被部本体92と蒸気タービン
との間の水平方向および鉛直方向の熱膨張量の差が吸収
される。これによって、水平方向に関する固定点を、固
定点5Xと固定点5Yの2個所とすることも可能になる
のである。すなわち、復水器9Aと蒸気タービン8Aと
の結合体においては、前述の復水器9と蒸気タービン8
との結合体と対比すると、水平方向に関する固定点を2
個所にできることで、固定点に要求される機械的強度を
軽減することが可能となる。また、復水器9Aに柔軟性
のある筒状体97が用いられているので前述の相対伸び
差δ8-9に影響を受けないことによって、復水器9Aお
よび蒸気タービン8Aは、その製作において寸法上の制
約から解放されるのである。
【0022】なお、図15に示した復水器9Aと蒸気タ
ービン8Aとの結合体においては、蒸気タービン8Aに
対する固定点5Yは基礎85に備えられているが、固定
点5Yを図15中にはその記載を省略した基礎84に備
えるようにした事例も知られている。この構成は、基礎
84に据え付けられている軸受箱82内に周知のスラス
トベアリングが配置されている場合には、固定点5Yを
基礎85に備えたのでは蒸気タービン8Aの水平方向の
熱膨張によってスラストベアリングに過大な軸荷重が加
わることが有り得るので、これに対処するものである。
固定点5Yを基礎84に備えるようにした場合でも、蒸
気タービン8Aの水平方向の熱膨張を、筒状体97の柔
軟性によって十分に吸収することができるのである。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
る軸流排気式の復水器、例えば、復水器9Aにおいて
は、前述の長所を有するのではあるが、次記する問題点
も有り、その解決が望まれている。すなわち、 復水器9Aの外被部91Aの内側では、排気71が凝
縮をされることでその圧力は真空状態となっている。ま
た、外被部91Aの内側の圧力が真空であることによっ
て、それに連なる蒸気タービン8Aが備えるケーシング
81の内側の排気71の出口近傍の圧力も真空状態とな
っている。そうして、復水器9Aおよび蒸気タービン8
Aの周囲は大気であるので、外被部91Aとケーシング
81のそれぞれには大気圧と真空との差圧に対応する真
空荷重が、中心軸線X−Xに平行する方向に働くことに
なる。このため、外被部91Aおよびケーシング81
と、これ等を据え付けている基礎(基礎84,基礎8
5,および基礎6である)を、この真空荷重に耐えられ
るように強固に製作される必要があるのである。
【0024】ところで、従来技術による軸流排気式の復
水器である復水器9と、これと組み合わされている蒸気
タービン8との結合体においては、復水器9に用いられ
ている筒状体94が高い剛性を有していることによっ
て、外被部91とケーシング81のそれぞれに働く真空
荷重は相殺されることになる。したがって、復水器9と
蒸気タービン8との結合体においては、外被部91およ
びケーシング81には、中心軸線X−Xに平行する方向
には真空荷重は働かないのである。
【0025】また、復水器9,9Aが据え付けられて
いる基礎6では、基礎6のソールプレート62と,外被
部本体92の底面92aに固着されている脚板95との
間には、錆び難いステンレス鋼製の滑り板63が介挿さ
れいる。復水器9,9Aが温度変化に伴う伸縮を行う際
には、この滑り板63と脚板95との間には摩擦係数値
の大きな滑り摩擦(その摩擦係数値は0.4程度であ
る)が作用する。このために、この摩擦力が加わる外被
部本体92および基礎6は、この摩擦力に耐えられるよ
うに強固に製作される必要があるのである。すなわち、
外被部本体92に関しては、少なくとも前記の摩擦力が
働く部位については十分な機械的強度を持たせるため
に、用いる部材の使用量,部材相互を溶接する際の溶接
量が増大される必要がある。また、基礎6に関しては、
基礎用支持体61,ソールプレート62,ソールプレー
ト62の基礎用支持体61への固定に用いられる基礎ボ
ルトなどについては十分な機械的強度を持たせるため
に、例えば,太い径の基礎ボルトなど,用いる部材の使
用量,部材相互を溶接する際の溶接量が増大される必要
がある。
【0026】この発明は、前述の従来技術の問題点に鑑
みなされたものであり、その第1の目的は、真空荷重お
よび復水器と蒸気タービンとの間の相対伸び差が低減さ
れた軸流排気式の復水器を提供することにあり、その第
2の目的は、基礎との間の摩擦力が低減された軸流排気
式の復水器を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】この発明では前述の第1
の目的は、 1)請求項1に記載したところにより、蒸気タービンか
ら排出された水蒸気を水に戻す役目を果たすと共に,蒸
気タービンからその回転軸の中心軸線に平行させて排出
される水蒸気をその流れの方向を変えることなく流入さ
せる構造を有する復水器であって、蒸気タービンの水蒸
気を排出する端部に接続されて,排出された水蒸気を通
流させるための貫通孔が形成されている接続用フランジ
を有する真空容器である外被部を備えた軸流排気式の復
水器において、外被部は、外被部本体と、前記の接続用
フランジと、接続用フランジと外被部本体との間を接続
する柔軟性を持つ壁面を有して形成された接続側用の筒
状体と、外被部本体の前記の接続用フランジが配置され
た側とは反対の側面側に配置されて,外形を基準とする
面積が接続用フランジの場合とほぼ同等である端板と、
外被部本体と端板との間を接続する柔軟性を持つ壁面を
有して形成された端板側用の筒状体と、接続用フランジ
と端板とにそれぞれ固着されて,接続用フランジと端板
とを互いに連結し合う連結体とを備え、前記の両筒状体
は、少なくとも,蒸気タービンの回転軸の中心軸線と平
行する方向に関して柔軟性を有してなり、外被部の内部
空間の圧力と外被部の周囲空間の圧力との差異によって
接続用フランジ部および端板部のそれぞれに印加される
外力を互いにほぼ相殺させてなる構成とすること、また
は、 2)請求項2に記載したところにより、前記1項に記載
の手段において、接続側用の筒状体および端板側用の筒
状体は、1山または複数山のベローズを用いて形成され
ると共に,接続側用の筒状体の柔軟度を端板側用の筒状
体の柔軟度よりも高く設定してなる構成とすること、に
より達成される。
【0028】この発明では前述の第2の目的は、 3)請求項3に記載したところにより、蒸気タービンか
ら排出された水蒸気を水に戻す役目を果たすと共に,蒸
気タービンからその回転軸の中心軸線に平行させて排出
される水蒸気をその流れの方向を変えることなく流入さ
せる構造を有する復水器であって、蒸気タービンの水蒸
気を排出する端部に接続されて,排出された水蒸気を通
流させるための貫通孔が形成されている接続用フランジ
を有する真空容器である外被部を備えた軸流排気式の復
水器において、外被部は、その底面部を鋼球が用いられ
た平面ベアリングにより、底面に沿う方向に移動自在に
支持されてなる構成とすること、により達成される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、この項の以下の説明におい
ては、図10〜図14に示した従来の一例の軸流排気式
の復水器および軸流排気式の蒸気タービン、および、図
15に示した異なる従来例の軸流排気式の復水器および
軸流排気式の蒸気タービンと同一部分には同じ符号を付
し、その説明を省略する。また、この項の以後の説明に
用いる図中には、図10〜図15で付した符号について
は、極力代表的な符号のみを記すようにしている。
【0030】図1は、この発明の実施の形態の一例によ
る軸流排気式の復水器を軸流排気式の蒸気タービンと共
に模式的に示すその側面図であり、図2は、図1に示し
た復水器を蒸気タービンと共に模式的に示すその平面図
であり、図3は、図1におけるB−B部の断面図であ
る。図4は、図1,図2中に示した復水器用の基礎を模
式的に示すその平面図であり、図5は、図4中に示した
復水器用の基礎を復水器の一部と共に示すその正面図で
ある。
【0031】また、図6は、図4,図5中に示した平面
ベアリング部に関する模式図であり、(a)は復水器の
一部と合わせて示すと共に一部を破断して示したその正
面図であり、(b)は図6(a)におけるC−Cから見
た平面図である。図7は、図4,図5中に示した案内金
具を示す図であり、(a)は復水器の一部と合わせて示
すと共に一部を破断して示したその正面図であり、
(b)は図7(a)においてD−Dから見た平面図であ
る。
【0032】図1〜図7において、1は、この発明にな
る軸流排気式の復水器であり、排気71を冷却して凝縮
するための図示しない冷却器と、この冷却器を内部に収
納する外被部2とを備えて構成されている。外被部2
は、真空容器でもあり、冷却器を収納している部位であ
る外被部本体21と、接続用フランジ93と、外被部本
体21と接続用フランジ93との間を接続する筒状体9
7と、端板22と、外被部本体21と端板22との間を
接続する筒状体23と、接続用フランジ93と端板22
とを連結する接続ロッド24とを有している。
【0033】外被部2は、図10中などに示した従来の
一例の復水器9における外被部92に対して、脚板95
に替えて支持板25を用いると共に、棒状体96の使用
個数が増大されるようにしていることが相異している。
端板22は、外被部2の反接続用フランジ93側に筒状
体23を介して配置される盲板であって、この事例の場
合には、接続用フランジ93と同一外径を持つ円形の外
形を持っている。筒状体23は、この事例の場合には、
筒状体97と同一の形状・寸法および構成・機能を有す
る柔軟性を持つ筒状体である。
【0034】接続ロッド24は、図1〜図3中に示した
ように、この事例の場合には、円形の外形を持ち、接続
用フランジ93と端板22とに加わる真空荷重に対し
て、これに十分に耐える機械的強度と剛性とを有してい
る。この接続ロッド24は、その端部を、接続用フラン
ジ93および端板22のそれぞれに溶接法などによって
固着されている。なお、接続ロッド24の接続用フラン
ジ93および端板22への接続方法は、例えば、ナット
を用いた締結方法を用いることもできる。
【0035】この復水器1は、図1中に示すように、外
被部本体21の底面92a部において、基礎3に据え付
けられている。基礎3には、従来例による基礎6と同等
の部位に固定点5Xが設けられている。次に、図4〜図
7を用いて復水器1用の基礎3について説明する。な
お、図4中に一点鎖線で示されているのは、外被部本体
21の底部の外周である。基礎3は、外被部本体21の
底部の,中心軸線X−Xと直交している両外縁に沿わせ
て配置された1対の基礎用支持体(鉄筋コンクリート構
造物であることが一般である)31,32と、ソールプ
レート62と、固定点用金具69と、平面ベアリング3
3と、案内体34とを備えて構成されている。
【0036】それぞれのソールプレート62は、基礎3
の場合には、1対の基礎用支持体31,32の上面部の
図4中に示した位置に固定されている。基礎3の場合に
は、固定点用金具69は、接続用フランジ93に近い方
に配置されたコンクリート構造体31に装着されている
ソールプレート62の内の、図4における中心軸線X−
X上に在るソールプレート62の上面に、溶接法などに
よって固着されている。平面ベアリング33は、この発
明になる復水器1における特徴的な構造物であり、基礎
3に据え付けられている復水器1が温度変化によってそ
の底部を伸縮する際に、復水器1の底部が小さな摩擦係
数によって伸縮できるようにする役目を果たしている。
【0037】この平面ベアリング33は、図6中に詳細
に示したように、上面部に円筒状の外縁部が形成されて
なる円形で平板状の下部金具331と、下部金具331
の上面部の凹部に敷き並べられた多数の鋼球332と、
多数の鋼球332の上端部に載置された円形で平板状の
上部金具333とを備えて構成されている。下部金具3
31は、ソールプレート62の上面に溶接法などによっ
て固着されている。1個の平面ベアリング33に用いら
れる鋼球332の個数は、例えば、数十〜数百個であ
り、これ等の鋼球332の上端部は、下部金具331の
外縁部の上端面よりも高い位置となるように設定されて
いる。
【0038】外被部本体21の底面92aの平面ベアリ
ング33と対向する部位のそれぞれには、下面側に下部
金具331と嵌まり合う寸法の円形状の凹部が形成され
た、平板状の支持板25が溶接法などによって固着され
ている。平面ベアリング33の上部金具333は、この
支持板25と円形状の凹部で嵌め合わされている。これ
によって、外被部本体21の底面92a部は、転がり摩
擦によって支持をすることができる平面ベアリング33
によって、支持をされることになる。そうして、復水器
1の底面92a部が基礎3と当接される部位は底面92
aではなく、支持板25の凹部であることになる。
【0039】案内体34は、棒状体96の外面を挟むよ
うな関係で互いに平行して配置される1対の平板状の案
内片によって構成されている。これ等の案内体34は、
この事例の場合には、コンクリート構造体31に装着さ
れているソールプレート62の内の,コンクリート構造
体31の比較的に端部に近い部位のソールプレート62
(図4を参照)と、接続用フランジ93から遠い方のコ
ンクリート構造体32に装着されているソールプレート
62の内の,中心軸線X−X上に在るソールプレート6
2とに固着されている。
【0040】案内体34の互いに平行配置される案内片
は、その平行面を、コンクリート構造体32上に配置さ
れるものでは中心軸線X−Xに平行され、また、コンク
リート構造体31上に配置されるものでは中心軸線X−
Xに直交される配置関係として、ソールプレート62の
上面に溶接法などによって固着されている(図4,図7
を参照)。そうして、外被部本体21の底部の案内体3
4と対向する部位のそれぞれには、棒状体96が図7中
に示したごとくに溶接法などによって気密に固着されて
いる。これ等の棒状体96は、案内体34の互いに平行
配置される1対の案内片に挟まれることで形成されてい
る溝部34aのそれぞれに挿入されることになる。
【0041】基礎3と、基礎3に据え付けられる復水器
1とが前記の構成を有しているので、温度変化を受けた
復水器1の底部が固定点5Xを中心として行う水平方向
の伸縮は、棒状体96の移動方向が案内体34によって
案内を受けつつ行われることになる。そうして、復水器
1は、分散配置された複数の平面ベアリング33に支持
板25を介して支持をされているので、復水器1が温度
変化に伴う伸縮を行う際に作用する摩擦は、平面ベアリ
ング33が持つ鋼球332による転がり摩擦となる。
【0042】転がり摩擦における摩擦係数値は、周知の
ごとくに0.1程度以下であるので、復水器1が温度変
化に伴う伸縮を行う際に加わる摩擦力は、従来例の滑り
摩擦(その摩擦係数値は0.4程度である)が作用する
場合と対比すると、4分の1程度以下に激減されること
になる。したがって、外被部本体21および基礎3は、
摩擦力に対応するための強度を従来例の場合よりも大幅
に軽減することができるのである。
【0043】すなわち、外被部本体21に関しては、少
なくとも前記の摩擦力が働く部位については、従来例の
外被部本体92の場合と比較して、用いる部材の使用
量,部材相互を溶接する際の溶接量を低減することがで
きる。また、基礎3に関しては、従来例の基礎6の場合
と比較して、基礎用支持体31,32、ソールプレート
62、ソールプレート62の基礎用支持体31,32へ
の固定に用いられる基礎ボルトなどについて、例えば,
細い径の基礎ボルトなど,用いる部材の使用量や部材相
互を溶接する際の溶接量を低減することができる。
【0044】また、真空荷重に関わって復水器1が持つ
前述の構成によって、接続用フランジ93と端板22と
に働く真空荷重は同一値であってその方向が互いに逆方
向になる。そうして、接続用フランジ93と端板22と
が接続ロッド24によって連結されているので、接続用
フランジ93と端板22とに働く真空荷重は互いに相殺
されることになり、従来例による復水器9Aの場合とは
異なり、復水器1には、実質的に真空荷重は働かないこ
とになる。なお、ベローズを用いて、接続用フランジ9
3,筒状体97,端板22,筒状体23,および連結体
である接続ロッド24とで構成されて、前述のように全
体として真空荷重が相殺されるようにしたベローズの構
造体は、バランス型ベローズとも呼ばれる。
【0045】復水器1は、バランス型ベローズを用いる
ことで、復水器1の外被部2および蒸気タービン8Aの
ケーシング81と、これ等を据え付けている基礎(基礎
84,基礎85,および基礎3である)は、従来例の場
合とは異なって、真空荷重に対応するための強度が不要
となるのである。なお、復水器1においては、筒状体と
して前記の内容を持つ筒状体97と筒状体23とを用い
ているので、前述の図15によって示した異なる従来例
の復水器9Aおよび蒸気タービン8Aの結合体の場合と
同様に、前述の相対伸び差δ8-9 も吸収することができ
ている。
【0046】発明の実施の形態の項における今までの説
明では、軸流排気式の復水器(例えば、復水器1であ
る)の外被部(例えば、外被部2である)が備える、柔
軟性を持つ筒状体(例えば、筒状体23や筒状体97で
ある)としては、ベローズを用いるとしてきたが、これ
に限定されるものではなく、例えば、周知のダイアフラ
ムにより柔軟性を持たせた筒状体であってもよいもので
ある。ダイアフラムは、ベローズとは異なって、蒸気タ
ービンの回転軸の中心軸線(例えば、中心軸線X−Xで
ある)と直交する平面に沿う方向に関しては、ほとんど
柔軟性を有していない。したがって、この構成による復
水器は、前述の復水器と蒸気タービンとの間の相対伸び
差(例えば、相対伸び差δ8-9 である)を比較的に小さ
く抑制し得る場合に適用することができる。
【0047】また、発明の実施の形態の項における今ま
での説明では、軸流排気式の復水器の外被部が備える柔
軟性を持つ筒状体は、接続用フランジ(例えば、接続用
フランジ93である)側と、端板(例えば、端板22で
ある)側とで、同一の柔軟性(例えば、用いるベローズ
の山数が同一であると言うことである)を有するとして
きたが、これに限定されるものではなく、例えば、接続
用フランジ側の筒状体の柔軟性を、端板側の筒状体の柔
軟性よりも高めるようにしてもよいものである。この構
成による復水器は、例えば、蒸気タービン用の固定点
(例えば、固定点5Yである)を、蒸気タービンの反復
水器の端部が支持される基礎(例えば、基礎84であ
る)に備えるようにしたものに適用して好適なものであ
る。
【0048】また、発明の実施の形態の項における今ま
での説明では、軸流排気式の復水器の外被部が備える柔
軟性を持つ筒状体は、ひだの山数が1山のベローズを有
するとしてきたが、これに限定されるものではなく、ベ
ローズの山数は復水器の必要に応じて適宜の山数を選定
することができることは勿論のことである。
【0049】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。なお、この項の以下の説明においては、図
1〜図7に示したこの発明の実施の形態の例の軸流排気
式の復水器および軸流排気式の蒸気タービン、図10〜
図14に示した従来の一例の軸流排気式の復水器および
軸流排気式の蒸気タービン、および、図15に示した異
なる従来例の軸流排気式の復水器および軸流排気式の蒸
気タービンと同一部分には同じ符号を付し、その説明を
省略する。また、この項の以後の説明に用いる図中に
は、図1〜図7,図10〜図15で付した符号について
は、極力代表的な符号のみを記すようにしている。
【0050】図8は、この発明の一実施例による軸流排
気式の復水器を軸流排気式の蒸気タービンと共に模式的
に示すその上面図であり、図9は、図8に示した復水器
を蒸気タービンと共に模式的に示すその側面図である。
図8,図9において、1Aは、図1〜図7に示したこの
発明の実施の形態の一例による軸流排気式の復水器1に
対して、接続用フランジ93側の筒状体として、筒状体
97に替えて筒状体29を用いるようにした外被部2A
を備える軸流排気式の復水器である。
【0051】なお、この事例の場合には、固定点5Yは
基礎84に備えられており、例えば、軸受箱82内に配
置されているスラストベアリングに過大な軸荷重が加わ
らないように対処された構成とされている。このため
に、ケーシング81のフランジ83の部位における熱膨
張の量は、図1〜図7に示した復水器1と蒸気タービン
8Aとの結合体の場合よりも増大されることになる。
【0052】そうして、外被部2Aが有する筒状体29
は、柔軟性を持つ壁面として採用されたベローズの山数
が2山であることで、筒状体23に柔軟性を持つ壁面と
して採用されている1山のベローズと比較して、中心軸
線X−Xと平行する方向および中心軸線X−Xに直交す
る平面に沿う方向に対し、共に高い柔軟性を有してい
る。これによって、固定点5Yを基礎84に備えるよう
にすることで増大されるケーシング81のフランジ83
の部位における熱膨張量を、確実に吸収することができ
るのである。
【0053】なお、ケーシング81が熱膨張する場合に
は、外被部本体21も同様に熱膨張するので、筒状体2
3のベローズの山数を1山とすることで、筒状体29と
バランスがとれるのである。
【0054】
【発明の効果】この発明になる軸流排気式の復水器にお
いては、前記の課題を解決するための手段の項で述べた
構成とすることにより、次記する効果を奏する。 前記の課題を解決するための手段の項の第(1)項に
よる構成とすることにより、軸流排気式の復水器の外被
部の接続用フランジと端板とに働く真空荷重は互いに相
殺されることで、復水器には実質的に真空荷重が働かな
いようにすることができる。これによって、復水器,こ
の復水器と結合される軸流排気式の蒸気タービン,およ
び両者を支持する基礎は、真空荷重に対応するための強
度を不要とすることが可能となる。また、 前記の課題を解決するための手段の項の第(2)項に
よる構成とすることにより、例えば、軸流排気式の復水
器と結合される軸流排気式の蒸気タービンの,温度変化
基づく水平方向の伸縮に関する固定点を反復水器側の端
部に設けることで、蒸気タービンの復水器側の端部の熱
膨張量が増大されるような場合であったとしても、その
大きな膨張量をベローズを用いた筒状体によって確実に
吸収することが可能となる。さらにまた、 前記の課題を解決するための手段の項の第(3)項に
よる構成とすることにより、復水器が温度変化によって
伸縮を行う際に、復水器とこの復水器を支持する基礎と
の間に働く摩擦力を4分に1以下に低減することが可能
となり、復水器および基礎のこの摩擦力に対応するため
の強度を大幅に軽減することが可能となり、これ等に用
いる部材の使用量や部材相互を溶接する際の溶接量を低
減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の一例による軸流排気式
の復水器を軸流排気式の蒸気タービンと共に模式的に示
すその正面図
【図2】図1に示した復水器を蒸気タービンと共に模式
的に示すその平面図
【図3】図1におけるB−B部の断面図
【図4】図1,図2中に示した復水器用の基礎を模式的
に示すその平面図
【図5】図4中に示した復水器用の基礎を復水器の一部
と共に示すその正面図
【図6】図4,図5中に示した平面ベアリング部に関す
る模式図であり、(a)は復水器の一部と合わせて示す
と共に一部を破断して示したその側面図、(b)は図6
(a)におけるC−Cから見た図
【図7】図4,図5中に示した案内金具部を示す図であ
り、(a)は復水器の一部と合わせて示すと共に一部を
破断して示したその正面図、(b)は図7(a)におい
てD−Dから見た平面図
【図8】この発明の一実施例による軸流排気式の復水器
を軸流排気式の蒸気タービンと共に模式的に示すその平
面図
【図9】図8に示した復水器を蒸気タービンと共に模式
的に示すその正面図
【図10】従来の一例の軸流排気式の復水器を軸流排気
式の蒸気タービンと共に模式的に示すその平面図
【図11】図10に示した復水器を蒸気タービンと共に
模式的に示すその正面図
【図12】図10,図11中に示した復水器用の基礎を
模式的に示すその平面図
【図13】図12中に示した復水器用の基礎を復水器の
一部と共に示すその正面図
【図14】図12におけるA−A部の断面図
【図15】異なる従来例のの軸流排気式の復水器を軸流
排気式の蒸気タービンと共に模式的に示すその平面図
【符号の説明】
1 復水器 2 外被部 21 外被部本体 22 端板 23 筒状体 24 接続ロッド(連結体) 3 基礎 31 基礎用支持体 32 基礎用支持体 5X 固定点 71 排気 8A 蒸気タービン 92a 底面 93 接続用フランジ 97 筒状体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸気タービンから排出された水蒸気を水に
    戻す役目を果たすと共に,蒸気タービンからその回転軸
    の中心軸線に平行させて排出される水蒸気をその流れの
    方向を変えることなく流入させる構造を有する復水器で
    あって、蒸気タービンの水蒸気を排出する端部に接続さ
    れて,排出された水蒸気を通流させるための貫通孔が形
    成されている接続用フランジを有する真空容器である外
    被部を備えた軸流排気式の復水器において、 外被部は、外被部本体と、前記の接続用フランジと、接
    続用フランジと外被部本体との間を接続する柔軟性を持
    つ壁面を有して形成された接続側用の筒状体と、外被部
    本体の前記の接続用フランジが配置された側とは反対の
    側面側に配置されて,外形を基準とする面積が接続用フ
    ランジの場合とほぼ同等である端板と、外被部本体と端
    板との間を接続する柔軟性を持つ壁面を有して形成され
    た端板側用の筒状体と、接続用フランジと端板とにそれ
    ぞれ固着されて,接続用フランジと端板とを互いに連結
    し合う連結体とを備え、前記の両筒状体は、少なくと
    も,蒸気タービンの回転軸の中心軸線と平行する方向に
    関して柔軟性を有してなり、外被部の内部空間の圧力と
    外被部の周囲空間の圧力との差異によって接続用フラン
    ジ部および端板部のそれぞれに印加される外力を互いに
    ほぼ相殺させてなることを特徴とする軸流排気式の復水
    器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の軸流排気式の復水器にお
    いて、 接続側用の筒状体および端板側用の筒状体は、1山また
    は複数山のベローズを用いて形成されると共に,接続側
    用の筒状体の柔軟度を端板側用の筒状体の柔軟度よりも
    高く設定してなることを特徴とする軸流排気式の復水
    器。
  3. 【請求項3】蒸気タービンから排出された水蒸気を水に
    戻す役目を果たすと共に,蒸気タービンからその回転軸
    の中心軸線に平行させて排出される水蒸気をその流れの
    方向を変えることなく流入させる構造を有する復水器で
    あって、蒸気タービンの水蒸気を排出する端部に接続さ
    れて,排出された水蒸気を通流させるための貫通孔が形
    成されている接続用フランジを有する真空容器である外
    被部を備えた軸流排気式の復水器において、 外被部は、その底面部を鋼球が用いられた平面ベアリン
    グにより、底面に沿う方向に移動自在に支持されてなる
    ことを特徴とする軸流排気式の復水器。
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