JPH10196061A - 屋根材と屋根構造 - Google Patents

屋根材と屋根構造

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JPH10196061A
JPH10196061A JP20181997A JP20181997A JPH10196061A JP H10196061 A JPH10196061 A JP H10196061A JP 20181997 A JP20181997 A JP 20181997A JP 20181997 A JP20181997 A JP 20181997A JP H10196061 A JPH10196061 A JP H10196061A
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roof structure
waterproof
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知香 伊理
Katsunori Onishi
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Sekisui Chemical Co Ltd
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JUKANKYO KENKYUSHO KK
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根表面の過熱を防止できる屋根材を提供す
ることと、この屋根材で葺かれた取付け簡単な屋根構造
を提供することである。 【解決手段】 本発明は、表面11が吸水性を有し、こ
の表面11から吸水された水が内部に保水可能になされ
た屋根材1の裏面側に、防水材31を敷設してなる屋根
構造3であって、屋根材1と防水材31との間に空隙が
設けられているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保水性を有し、重
ね部が相尺形状になされた屋根材と、この屋根材で葺か
れた屋根構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の屋根は、例えば、特許公報第25
05995号(登録日平成8年4月2日)に記載されて
いる。前記公報記載の屋根は、例えば母屋などの支持部
材上に直接または下層材などを介して水漏れ防止板を敷
設し、水漏れ防止板に金属垂木などの取付部材を配置
し、これらの上に天然スレート、タイルなどからなる屋
根材を係合部材に固定した屋根材ユニットを支持させ、
軒棟方向に隣接する屋根材ユニットの係合部材同士を係
合させると共に、係合部材を前記取り付け部材に固定す
ることで、多数個の盤状の屋根材を用いて屋根を構築で
きるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の屋根は、屋根材に保水させることを意図したも
のでなく、屋根の構築構造に特徴を有するものである。
すなわち、この屋根は、夏期において屋根表面が過熱す
るという問題がある。また、屋根材を複数個横一列に固
定した屋根材ユニットを用いて屋根を構築するものであ
るから、この屋根材ユニットは面積も小さく重量も重く
ない。従って、屋根の構築作業が容易になるという効果
があるものの、屋根材ユニットは係合部材同士を係合さ
せると共に、水漏れ防止板を敷設してこの上に取り付け
部材を配置し、この取付部材に屋根材ユニットを支持固
定するものであるから、取り付け構造が複雑になるとい
う問題がある。
【0004】さらにまた、上記公報記載の屋根構造は、
防水性を確保するため、屋根材同志を重ねて葺くもので
あるから、屋根表面を面一に仕上げることができなかっ
た。
【0005】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、本発明の第1目的は、屋根表面の
過熱を防止できる屋根材を提供することと、この屋根材
で葺かれた取り付け構造の簡単な屋根構造を提供するこ
とである。
【0006】また、本発明の第2目的は、屋根表面を面
一に仕上げることができる屋根構造を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
表面が吸水性を有し、この表面から吸水された水を内部
に保水可能になされた屋根材である。
【0008】請求項2記載の発明は、裏面側に防水材を
敷設してなる請求項1記載の屋根材で葺かれた屋根構造
である。
【0009】請求項3記載の発明は、屋根材と防水材と
の間に空隙が設けられていることを特徴とする請求項2
記載の屋根構造である。
【0010】請求項4記載の発明は、屋根材の端面同志
を相じゃくり等で突き合わせて葺かれ、裏面側に防水材
を敷設してなることを特徴とする屋根構造である。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項2または3
記載の屋根構造において、屋根材の端面同志を相じゃく
り等で突き合わせて葺かれているものである。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1記載の屋
根材において、裏面が防水処理されているものである。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項6記載の屋
根材で葺かれた屋根構造である。
【0014】請求項8記載の発明は、裏面が防水処理さ
れた屋根材の端面同志を相じゃくり等で突き合わせて葺
かれている屋根構造である。
【0015】請求項9記載の発明は、請求項7記載の屋
根構造において、屋根材の端面同志を相じゃくり等で突
き合わせて葺かれているものである。
【0016】請求項10記載の発明は、請求項2、3、
5、7、9のいずれか1項記載の屋根構造において、屋
根材の表面に水をまく散水手段が設けられているもので
ある。
【0017】本発明において、相じゃくりとは、板厚の
半分ずつを欠き取って合わせた板のはぎかたであって、
突き合わされる一側端面の上部に凸部が、下部に凹部が
形成され、他側端面の上部に前記凸部と符号する凹部
が、下部に前記凹部と符合する凸部が形成されているも
のである。相じゃくり等とは、上記相じゃくりの他に、
本ざね、雇いざね、そぎはぎ、相欠等を含むものであ
る。
【0018】
【作用】請求項1記載の屋根材は、表面が吸水性を有
し、この表面から吸水された水を内部に保水可能になさ
れたものであるから、直射日光で屋根材が加熱されたと
きに屋根材に保水された水分が蒸発し、そのときに気化
熱を奪って屋根が過熱されることを防止できる。
【0019】請求項2記載の屋根構造は、裏面側に防水
材を敷設してなる請求項1記載の屋根材で葺かれたもの
であるから、この防水材により屋根材の内部に保水され
た水が小屋裏に透水して雨漏りすることを防止できる。
【0020】請求項3記載の屋根構造は、前記請求項2
記載の屋根構造において、屋根材と防水材との間に空隙
が設けられているものであるから、屋根材と防水材との
空隙が断熱層として働き、屋根の過熱による影響を緩和
でき、小屋裏を涼しくする。
【0021】請求項4、5記載の屋根構造は、屋根材の
端面同志を相じゃくり等で突き合わせて葺かれ、裏面側
に防水材を敷設してなるものであるから、屋根材同志を
重ねて葺き、防水性を確保する必要がない。従って、屋
根面を面一に仕上げた屋根構造とするができる。
【0022】請求項6記載の屋根材は、請求項1記載の
屋根材の裏面が防水処理されているものであるから、屋
根材の内部に保水された水が小屋裏に透水して雨漏りす
ることを防止できると同時に、保水された水が抜けにく
いので保水性にすぐれる。
【0023】請求項7記載の屋根構造は、請求項6記載
の屋根材で葺かれたものであるから、この屋根材の裏面
側に防水材を敷設することを省略でき、取り付け構造を
簡略化できる。
【0024】請求項8、9記載の屋根構造は、裏面が防
水処理された屋根材の端面同志を相じゃくり等で突き合
わせて葺かれているものであるから、屋根材同志を重ね
て葺き、防水性を確保する必要がない。従って、屋根面
を面一に仕上げた屋根構造とするができる。
【0025】請求項10記載の屋根構造は、屋根材の表
面に水をまく散水手段が設けられているものであるか
ら、屋根材の内部に保水する水を補給でき、晴天続きで
あっても屋根材の過熱を防止できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1実施例)図1〜図4は、請求項1〜3と請求項1
0に係る本発明の一実施例であって、図1は屋根材の斜
視図、図2は屋根が図1の屋根材で葺かれた建物の斜視
図、図3は図2の屋根構造の縦断面図、図4は図3のA
−A線における屋根の下端面図である。
【0027】図において、1は屋根材、11は屋根材の
表面、2は建物、3は屋根、4は散水管、21は小屋
梁、22は垂木、23は母屋、24は外壁材、31は防
水材、32は受材、33は鼻隠し、34は軒樋、35は
竪樋である。
【0028】本発明に係る屋根材1は、透水性タイルで
形成された方形の板状体であって、表面11が多数の微
小孔により吸水性を有し、この微小孔が内部と連通して
いて、表面11から吸水された水を内部に保水可能にな
されている。なお、屋根材1は上記透水性タイルに限定
されるものでなく、表面11が吸水性を有し、内部が保
水性を有するものであればよい。例えば、表面11がゆ
う薬や塗料等で隠蔽されていないタイル、瓦であっても
よく、また煉瓦、気泡コンクリート(ALC)、連続気
泡入りガラス等も好適に使用できる。さらにまた、合成
樹脂多孔質体や植物繊維の集積体等であってもよい。さ
らにまた、表面11をゆう薬や塗料で完全に隠蔽しない
で、部分的に隠蔽したようなものであってもよい。
【0029】図2に示す建物2は、上記屋根材1で葺か
れた屋根3を有する住宅であって、この建物2の棟に沿
って散水管4が設けられ、この散水管4の多数の小孔か
ら屋根材1の表面に水を撒くことができるようになって
いる。
【0030】上記屋根3の屋根構造の詳細は、図3と図
4に示している。建物2は鉄骨骨組み構造であって、小
屋梁21の上に角鋼管製の垂木22が小屋梁3の傾斜面
に沿って設置され、この垂木22と直交して母屋23
(角鋼管製)が取り付けられている。本実施例の屋根3
は、上記母屋23の上に敷設されたキーストンプレート
製の防水材31と、この防水材31の上に取り付けられ
た受材32を介して葺かれた前記屋根材1とで構成され
ている。すなわち、図4に示すように、屋根材1の裏面
側に受材32を介して防水材31が敷設され、この防水
材31は山部と谷部とが交互に折り曲げられて形成され
たものであるから、屋根材1と防水材31の谷部間に空
隙Kが設けられている。
【0031】なお、上記屋根3の先端側には鼻隠し33
が間隔を開けて取り付けられ、屋根3と鼻隠し33の間
に軒樋34が取り付けられ、この軒樋34には呼樋を介
して竪樋35が外壁材24に沿って設置されている。
【0032】つぎに、上述のような構成になされた本実
施例の屋根材1と、この屋根材1で葺かれた屋根3の作
用について説明する。本実施例の屋根材1は、透水タイ
ル製であって、表面11が吸水性を有し、この表面11
から吸水された水を内部に保水可能になされたものであ
るから、直射日光で屋根材1が加熱されたときに屋根材
1に保水された水分が蒸発し、そのときに気化熱を奪っ
て屋根3が過熱されることを防止できる。
【0033】本実施例の屋根3は、上記屋根材1の裏面
側にキーストンプレート製の防水材31を敷設してなる
ものであるから、屋根材1に保水しきれずに透過した水
は防水材31の谷部に沿って屋根3の下方に流れ、小屋
裏に透水して雨漏りすることを防止できる。
【0034】また、本実施例の屋根3は、屋根材1と防
水材31との間に空隙Kが設けられているものであるか
ら、この空隙Kが断熱層として働き、屋根3の過熱によ
る影響を緩和でき、小屋裏を涼しくする。
【0035】さらにまた、本実施例の屋根3には、屋根
材1の表面に水をまく散水管4が棟に沿って設けられて
いるものであるから、屋根材1の内部に保水する水を補
給でき、晴天続きであっても屋根材1の過熱を防止でき
る。
【0036】(第2実施例)つぎに、請求項4または5
に係る本発明の別の実施例を、図5を参照して説明す
る。図5は、屋根構造の縦断面図である。以下の実施例
において、前記実施例と同じものは同符号を付けて説明
を省略し、異なるものは別符号を付けて説明することと
する。
【0037】3Aは屋根構造であって、この屋根構造3
Aは、屋根材1Aの端面11A同志を相じゃくり(相
欠)で突き合わせて葺かれているものである。上記屋根
材1Aは、前記第1実施例と同様、表面が吸水性を有
し、この表面から吸水された水が内部に保水されるよう
になされているものであるが、吸水性のない屋根材であ
ってもよい。上記屋根材1Aの裏面側には、前記第1実
施例と同様、防水材31が敷設され、屋根材1Aと防水
材31の間に空隙が形成されている。
【0038】本実施例の屋根構造3Aは、屋根材1Aの
端面11A同志を相じゃくりで突き合わせて葺かれ、裏
面側に防水材31を敷設してなるものであるから、屋根
材同志を重ねて葺き、防水性を確保する必要がない。従
って、屋根面を面一に仕上げた屋根構造3Aとするがで
きる。また、相じゃくりで突き合わされているので、強
風を受けても屋根材1Aが吹き飛び難い。
【0039】(第3実施例)つぎに、請求項6、7に係
る本発明の他の実施例を図6と図7を参照して説明す
る。図6は屋根材の斜視図、図7は図6の屋根材で葺か
れた屋根構造の縦断面図である。図において、1aは屋
根材、3aは屋根、11aは屋根材の表面、11bは屋
根材の裏面、11cは係止部、22aは垂木、32aは
受材である。
【0040】本発明に係る屋根材1aは、図6に示すよ
うに、透水性タイルで形成された方形の板状体であっ
て、表面11aが多数の微小孔により吸水性を有し、こ
の微小孔が内部と連通していて、表面11から吸水され
た水を内部に保水可能になされている。そして、裏面1
1bは、ゆう薬で防水膜が形成され、防水処理されてい
る。この防水処理は、塗装で形成されていてもよいし、
防水性を有する材料が貼着されているものであってもよ
い。
【0041】図7は、上記屋根材1aで葺かれた屋根3
aを示したものであって、垂木22aの上に屋根材1a
が受材32aを介して取り付けられている。この受材3
2aは断面コ字形状の長尺材であって、垂木22aと直
角方向に架け渡され、屋根材1aの裏面に設けられた断
面L字形状の係止部11cを受材32aの開口側に挿入
して係止する。また、屋根材1aは、隣り合う屋根材1
aとオーバラップさせて葺かれている。
【0042】上記構成になされた本実施例の屋根材1a
と、この屋根材1aで葺かれた屋根3aの作用について
説明する。本実施例の屋根材1aは、裏面11bが防水
処理されているものであるから、屋根材1aの内部に保
水された水が小屋裏に透水して雨漏りすることを防止で
きると同時に、保水された水が抜けにくいので保水性に
すぐれる。
【0043】本実施例の屋根3aは、裏面11bが防水
処理された屋根材1aで葺かれたものであるから、この
屋根材1aの裏面側に前記実施例のごとき防水材を敷設
することを省略でき、取り付け構造を簡略化できる。ま
た、屋根材1aはオーバラップさせて葺かれているの
で、重ね合わせ部に入った水は屋根材1aの表面から吸
水され、屋根材1aの隙間から屋根3aの裏側へ雨水が
浸入しにくいので屋根3aの防水性が向上する。
【0044】(第4実施例)つぎに、請求項8または9
に係る本発明の他の実施例を、図8〜図10を参照して
説明する。図8は屋根構造の縦断面図、図9と図10は
図8の変形例を示す屋根構造の縦断面図である。
【0045】図8において、3Bは屋根構造であって、
この屋根構造3Bは、屋根材1Bの裏面12Bと端面1
1Bが防水処理され、屋根材1Bの端面11B同志を相
じゃくりで水密に突き合わせて葺かれているものであっ
て、他は前記第3実施例と同じ構造になされている。端
面11B同志を水密にするため、シーリング剤等を端面
11B間に塗布して突き合わせると、尚よい。上記屋根
材1Bは、前記第3実施例と同じく、透水性タイルで形
成され、裏面12Bが防水処理されたものであるが、透
水性のない磁気タイルで形成されたものであってもよ
い。
【0046】図9に示す屋根構造3Cは、上記相じゃく
りに代えて、屋根材1Cの端面11C同志を本ざねで突
き合わせて葺かれているものである。図10に示す屋根
構造3Dは、上記相じゃくりに代えて、屋根材1Dの端
面11D同志をそぎはぎで突き合わせて葺かれているも
のである。
【0047】本実施例の屋根構造3B、3C、3Dは、
いずれも、裏面が防水処理された屋根材1B、1C、1
Dの端面同志を相じゃくり等で突き合わせて葺かれてい
るものであるから、屋根材同志を重ねて葺き、防水性を
確保する必要がない。従って、屋根面を面一に仕上げた
屋根構造とするができる。また、相じゃくり等で突き合
わされているので、強風を受けても屋根材1B、1C、
1Dが吹き飛び難いし、端面11B、11C、11Dの
水密性も向上する。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の屋根材は、表面が吸水性
を有し、この表面から吸水された水を内部に保水可能に
なされたものであるから、直射日光で屋根材が加熱され
たときに屋根材に保水された水分が蒸発し、そのときに
気化熱を奪って屋根が過熱されることを防止できる。従
って、建物の小屋裏を涼しくする効果があり、夏場の冷
房負荷を節約できる。都市部におけるヒートアイランド
対策としても有効である。
【0049】請求項2記載の屋根構造は、裏面側に防水
材を敷設してなる請求項1記載の屋根材で葺かれたもの
であるから、この防水材により屋根材の内部に保水され
た水が小屋裏に透水して雨漏りすることを防止できる。
【0050】請求項3記載の屋根構造は、前記請求項2
記載の屋根構造において、屋根材と防水材との間に空隙
が設けられているものであるから、屋根材と防水材との
空隙が断熱層として働き、屋根の過熱による影響を緩和
でき、小屋裏を一層涼しくする効果がある。
【0051】請求項4、5記載の屋根構造は、屋根材の
端面同志を相じゃくり等で突き合わせて葺かれ、裏面側
に防水材を敷設してなるものであるから、屋根材同志を
重ねて葺き、防水性を確保する必要がない。従って、屋
根面を面一に仕上げた屋根構造とするができる。また、
強風に煽られても屋根材が飛び難い。
【0052】請求項6記載の屋根材は、請求項1記載の
屋根材の裏面が防水処理されているものであるから、屋
根材の内部に保水された水が小屋裏に透水して雨漏りす
ることを防止できると同時に、保水された水が抜けにく
いので保水性にすぐれる。
【0053】請求項7記載の屋根構造は、請求項6記載
の屋根材で葺かれたものであるから、この屋根材の裏面
側に防水材を敷設することを省略でき、取り付け構造を
簡略化できる。
【0054】請求項8、9記載の屋根構造は、裏面が防
水処理された屋根材の端面同志を相じゃくり等で突き合
わせて葺かれているものであるから、屋根材同志を重ね
て葺き、防水性を確保する必要がない。従って、屋根面
を面一に仕上げた屋根構造とするができる。また、強風
に煽られても屋根材が飛び難く、端面の水密性が向上す
る。
【0055】請求項10記載の屋根構造は、屋根材の表
面に水をまく散水手段が設けられているものであるか
ら、屋根材の内部に保水する水を補給でき、晴天続きで
あっても屋根材の過熱を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、屋根材の斜視図で
ある。
【図2】屋根が図1の屋根材で葺かれた建物の斜視図で
ある。
【図3】図2の屋根構造の縦断面図である。
【図4】図3のA−A線における屋根の下端面図であ
る。
【図5】本発明の別の実施例であって、屋根構造の縦断
面図である。
【図6】本発明の他の実施例であって、屋根材の斜視図
である。
【図7】図6の屋根材で葺かれた屋根構造の縦断面図で
ある。
【図8】本発明の他の実施例であって、屋根構造の縦断
面図である。
【図9】本発明の他の実施例であって、屋根構造の縦断
面図である。
【図10】本発明の他の実施例であって、屋根構造の縦
断面図である。
【符号の説明】
1、1a、1A、1B、1C、1D 屋根材 11、11a 屋根材の表
面 11A、11B、11C、11D 屋根材の端
面 12B、12C、12D 屋根材の裏
面 2 建物 3、3a、3A、3B、3C、3D 屋根 4 散水管 21 小屋梁 22、22a 垂木 23 母屋 31 防水材 32、32a 受材 33 鼻隠し

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が吸水性を有し、この表面から吸水
    された水が内部に保水可能になされた屋根材。
  2. 【請求項2】 裏面側に防水材を敷設してなる請求項1
    記載の屋根材で葺かれた屋根構造。
  3. 【請求項3】 屋根材と防水材との間に空隙が設けられ
    ていることを特徴とする請求項2記載の屋根構造。
  4. 【請求項4】 屋根材の端面同志を相じゃくり等で突き
    合わせて葺かれ、裏面側に防水材を敷設してなることを
    特徴とする屋根構造。
  5. 【請求項5】 屋根材の端面同志を相じゃくり等で突き
    合わせて葺かれていることを特徴とする請求項2または
    3記載の屋根構造。
  6. 【請求項6】 裏面が防水処理されていることを特徴と
    する請求項1記載の屋根材。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の屋根材で葺かれた屋根構
    造。
  8. 【請求項8】 裏面が防水処理された屋根材の端面同志
    を相じゃくり等で突き合わせて葺かれていることを特徴
    とする屋根構造。
  9. 【請求項9】 屋根材の端面同志を相じゃくり等で突き
    合わせて葺かれていることを特徴とする請求項7記載の
    屋根構造。
  10. 【請求項10】 屋根材の表面に水をまく散水手段が設
    けられていることを特徴とする請求項2、3、5、7、
    9のいずれか1項記載の屋根構造。
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