JPH10195488A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

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JPH10195488A
JPH10195488A JP35822296A JP35822296A JPH10195488A JP H10195488 A JPH10195488 A JP H10195488A JP 35822296 A JP35822296 A JP 35822296A JP 35822296 A JP35822296 A JP 35822296A JP H10195488 A JPH10195488 A JP H10195488A
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JP
Japan
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polycarboxylic acid
salt
acid
weight
composition
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JP35822296A
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Toshiyuki Watanabe
利幸 渡辺
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アニオンまたはノニオン界面活性剤を含む液
体洗浄剤組成物のpHを9以上11未満とし、さらに特
定のポリカルボン酸またはその塩を配合することにより
優れた洗浄性能を得る。 【解決手段】 アニオン界面活性剤および/またはノニ
オン界面活性剤:10〜50重量%、無水グルコースを
構成単位とする多糖類を酸化することにより誘導される
ポリカルボン酸あるいはその塩であって、酸型のポリカ
ルボン酸を中和滴定するに要するアルカリが、水酸化ナ
トリウム換算で、該ポリカルボン酸1g当たり435m
g以上で、かつその分子量が、重量平均で2000以上
であるポリカルボン酸あるいはその塩を含有し、組成物
のpHが9以上11未満である液体洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、これを用いて衣類
を洗濯したときに、良好な洗浄力が得られる新規な重質
衣料用液体洗浄剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】重質衣料用洗剤は基本機能である洗浄力
を高めるために、主成分としての界面活性剤とともに、
汚れを改質して落ちやすくするアルカリビルダー、そし
て洗濯液中の多価金属イオンを捕捉して、界面活性剤の
不活性化や汚れの繊維からの脱離を容易にするキレート
ビルダーが用いられている。しかし、液体の重質衣料用
洗剤では、安全性の面から組成物pHの制約があり、多
くの市販液体重質衣料用洗剤は、原液pHが11未満の
弱アルカリ性洗剤としている。このため使用時には希釈
により洗濯液のpHは10未満となる。一方、従来のキ
レートビルダーが有効に働くためには、洗浄時にpHを
少なくとも10以上に保つ必要があった。このため液体
重質衣料用洗剤では十分にキレートビルダーの性能を発
揮させることができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高い
洗浄性能を有する衣料用液体洗剤組成物を提供する事に
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、特定のキレートビルダーを併用すること
により、かかる課題を解消することを見いだし本発明を
完成するに至った。すなわち本発明の液体洗浄剤組成物
は、(a)アニオン界面活性剤および/またはノニオン
界面活性剤:10〜50重量%、(b)無水グルコース
を構成単位とする多糖類を酸化することにより誘導され
るポリカルボン酸あるいはその塩であって、酸型のポリ
カルボン酸を中和滴定するに要するアルカリが、水酸化
ナトリウム換算で、該ポリカルボン酸1g当たり435
mg以上で、かつその分子量が、重量平均で2000以
上であるポリカルボン酸あるいはその塩を含有し、組成
物のpHが9以上11未満であることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】界面活性剤としては、アニオン界
面活性剤、ノニオン界面活性剤、あるいはこれら両者を
併用して配合する。本発明で用いられるアニオン性界面
活性剤の具体例を以下に示す。 1)炭素数9〜15の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸
塩、 2)炭素数10〜18のアルファオレフィンスルホン酸
塩、 3)炭素数10〜18のアルキル硫酸エステル塩 4)アルキル基の炭素数が10〜18、酸化エチレン付
加モル数2〜7のアルキルエーテル硫酸塩、 5)炭素数10〜18のパラフィンスルホン酸塩、 6)アルキル基の炭素数が10〜18、酸化エチレン付
加モル数2〜7のアルキルエーテルカルボン酸塩。 これらのアニオン性界面活性剤の対イオンとしては、ア
ルカリ金属あるいはアルカノールアミンが好ましい。な
お、アルキル基は炭素鎖中に不飽和結合を含んでいても
よい。
【0006】本発明で用いるノニオン性界面活性剤の具
体例を以下に示す。 1)炭素数8〜20の1級アルコールにエチレンオキサ
イドを付加した第1級アルコールエトキシレート、 2)炭素数8〜20の2級アルコールにエチレンオキサ
イドを付加した第2級アルコールエトキシレート、 3)炭素数8〜20の1級アルコールにエチレンオキサ
イドおよびプロピレンオキサイドをランダムまたはブロ
ック付加した第1級アルコールエトキシプロポキシレー
ト、 4)炭素数8〜20の2級アルコールにエチレンオキサ
イドおよびプロピレンオキサイドをランダムまたはブロ
ック付加した第2級アルコールエトキシプロポキシレー
ト。 これらノニオン界面活性剤において、アルコールは飽和
でも不飽和でも、直鎖または分岐鎖のいずれであっても
よい。
【0007】本発明組成物におけるノニオン性界面活性
剤のエチレンオキサイド平均付加モル数は6〜15、好
ましくは7〜12の範囲である。平均付加モル数が6未
満では繰り返し洗浄によって衣類のきしみが生じる場合
があり、また、平均付加モル数が15を越えると十分な
洗浄性能が得られず好ましくない。
【0008】本発明組成物において好適な界面活性剤の
含有量は10〜50重量%、好ましくは15〜40重量
%の範囲である。界面活性剤の配合量が10重量%未満
では十分な洗浄性能が得られず、また、50重量%を超
えると液体洗剤組成物の粘度が急激に上昇し、使用面で
不具合を生じ好ましくない。
【0009】本発明で用いられるポリカルボン酸あるい
はその塩は、無水グルコースを構成単位とする多糖類を
酸化することにより誘導されるポリカルボン酸あるいは
その塩であつて、酸型のポリカルボン酸を中和滴定する
に要するアルカリが、水酸化ナトリウム換算で、該ポリ
カルボン酸1g当たり435mg以上で、且つその分子
量が、重量平均で2000以上であるポリカルボン酸あ
るいはその塩が用いられる。より好ましくは、中和適定
で486〜582mg/g、重量平均分子量で2500
〜15000である。
【0010】ここで、酸型のポリカルボン酸を中和滴定
するに要するアルカリが、水酸化ナトリウム換算で該ポ
リカルボン酸1g当たり435mg未満、あるいはその
分子量が重量平均で2000未満である場合には、液体
洗浄剤系に配合しても十分な洗浄力が得られない。
【0011】本発明のポリカルボン酸あるいはその塩に
おいて、その塩としては、Na、K、Li等のアルカリ
金属の塩やアンモニア、アルキルアミン、アルカノール
アミン等のアミンの塩が挙げられるが、製造上の容易さ
からNa塩あるいはK塩が好ましい。また、カルボキシ
ル基の一部だけが塩になっていても良い。本発明のポリ
カルボン酸またはその塩は、液体洗浄剤組成物中に5〜
30重量%配合するのが好適であり、好ましくは10〜
20重量%含有せしめる。
【0012】本発明で用いられるポリカルボン酸あるい
はその塩を得るために用いられる多糖類は、無水グルコ
ースを構成単位とする多糖類であれば、特に限定され
ず、デンプン、デキストリン、セルロース、あるいはこ
れらの加水分解物、あるいはデンプンを分画して得られ
るアミロースやアミロペクチン等が挙げられ、これら
は、2種以上の混合物で使用してもよい。そして、これ
らの多糖類の起源も特に限定されず、例えば、デンプン
の場合には、とうもろこしデンプン、小麦デンプン、米
デンプン、タピオカデンプン等が、セルロース場合に
は、針葉樹、広葉樹、綿等から得られるセルロースが用
いられる。これらの多糖類のうち、入手の容易さや経済
性の面より、デンプンあるいはセルロースの使用が好ま
しく、特に好ましく用られるのはデンプンである。
【0013】本発明で用いられるポリカルボン酸あるい
はその塩は、例えば遷移金属触媒と酸化剤の組み合わせ
を用いて無水グルコースを構成単位とする多糖類を酸化
することによって得られる。すなわち、多糖類と金属触
媒の水分散液中に、液のpHを一定の範囲に保ちなが
ら、酸化剤を添加することにより製造することができ
る。
【0014】遷移金属触媒としては、Ru、Os、R
h、Ir、Pt、Pd等が挙げられるが、好ましくはル
テニウム触媒またはオスミニウム触媒である。これらの
金属触媒は、塩化物、硫化物、酸化物のような塩の形で
も、あるいは金属のままで用いられてもかわまない。こ
れらの金属触媒の使用量は、多糖類の無水グルコース単
位に対して、0.05モル%〜10モル%、好ましくは
0.1モル%〜7モル%である。
【0015】酸化剤としては、次亜ハロゲン酸塩(例え
ば、Na塩、K塩、Ca塩、Mg塩等)またはサラシ粉
などを用いることができ、好ましくは、次亜ハロゲン酸
塩である。これらの酸化剤の使用量は、最終的に得よう
とするポリカルボン酸中のカルボキシル基の含有量によ
って異なるが、多糖類の無水グルコース単位当たり、通
常、3.5倍モル〜12倍モル、好ましくは4倍モル〜
9倍モルである。これらの酸化剤を、多糖類の金属触媒
の水分散液中に添加することによって反応が行われる。
酸化剤の添加方法は、特に規定されないが、通常、連続
的にあるいは分割して添加される。反応時間は、特に規
定されないが、通常2時間〜8時間である。また反応温
度も特に規定されないが、通常10℃〜50℃である。
【0016】反応時の溶液のpHは、6〜13、好まし
くは7〜12の範囲に保たれる。pHの調節は、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム等のアル
カリ金属の水酸化物、あるいはアンモニア、アルキルア
ミン、アルカノールアミン等のアミン類を用いて行うこ
とができるが、好ましくは水酸化ナトリウムあるいは水
酸化カリウムが用いられる。
【0017】前記の反応条件においては、多糖類の主鎖
のグルコシド結合の切断が比較的起リにくく、且つ、多
糖類の水酸基が効率良く酸化されるため、目的とする酸
型のポリカルボン酸を中和滴定するに要する水酸化ナト
リウムが、ポリカルボン酸1g当たり435mg以上
で、且つ、重量平均分子量が2000以上のポリカルボ
ン酸あるいはその塩を得ることができる。
【0018】尚、本発明で用いられるポリカルボン酸
は、その構造が複雑なため、明確な構造式を示すことは
困難であるが、デンプンを原料とした場合に、一般式で
表示すると、下記化1の一般式(I)のように表され、
中和滴定に要する水酸化ナトリウムの量から推定する
と、無水グルコース単位当たり平均して2.1個以上の
カルボキシル基を有するポリカルボン酸である。
【0019】
【化1】
【0020】本発明では組成物のpHを9以上11未満
とする。これは洗浄性能を確保すると同時に、使用時の
誤飲事故や皮膚に付着したときの安全性を確保する為に
必要である。また、pH11未満とすることで付随的
に、任意に配合される酵素の経時安定性を飛躍的に改善
することができる。一方、組成物のpHを11未満とす
ると洗浄時のpHは通常10以下になり、通常のキレー
トビルダーであるクエン酸やポリアクリル酸では洗浄力
向上効果が大きく低下するが、本組成物中に使用される
ポリカルボン酸またはその塩は洗浄時のpHが10を下
回ってもその洗浄力向上効果は高く保たれ、重質液体衣
料用洗浄剤用として好ましい性質をもつ。
【0021】本発明で組成物のpHを9以上11未満と
するためには、洗剤に通常用いられるアルカリビルダー
が用いられる。アルカルビルダーとしては、アルカリ金
属の水酸化物、炭酸塩、珪酸塩、アルカノールアミン等
が用いられる。特に低温での保存安定性などから液体洗
浄剤用としては、アルカノールアミンが好ましい。具体
的にはモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、ト
リエタノールアミンがあげられ、これらは単独あるいは
混合物として用いることができる。
【0022】本発明の組成物は、前記成分の他に高級脂
肪酸、再汚染防止剤例えばポリエチレングリコール、カ
ルボキシメチルセルロース等や、粘度低下剤例えばエタ
ノール、イソプロピレングルコール等の低級アルコール
類、エチレングリコール、プロピレングリコール等のグ
リコール類、尿素、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンス
ルホン酸塩類、キシレンスルホン酸塩、安息香酸塩な
ど、さらには乳濁剤、例えばポリ酢酸ビニル、酢酸ビニ
ルスチレン重合体、ポリスチレンなども配合することが
できる。また、蛍光染料、香料、色素、酵素なども必要
に応じ配合することができる。本組成物の製造方法は特
に限定されるものではないが、pHを調整するために硫
酸、塩酸等を使用できる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、アニオンまたはノニオ
ン界面活性剤を含む液体洗浄剤組成物のpHを9以上1
1未満とし、さらに特定のポリカルボン酸またはその塩
を配合することにより優れた洗浄性能を得ることが可能
となる。
【0024】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。なお、洗浄剤組成物の性能は、次の試験
法に従って評価した。 1)洗浄剤組成物のpH 東亜電波工業(株)HM−30S型pHメーターに、同
社製GST−5311S型pH複合電極を接続し、下記
表1〜3の組成物のpHを測定した。投入2分後のメー
ターの読みを組成物のpHとした。
【0025】2)洗浄力評価 米国US Testing社のTerg−O−Tome
terを洗浄試験機として用い、これに汚染布として
(財)洗濯科学協会より入手した湿式人工汚垢布(5c
mx5cm)10枚と、セバム布、清浄メリヤス布を入
れ、浴比30倍に合わせ、120rpm、25℃で10
分間洗浄した。洗浄液は洗剤濃度0.67%のもの90
0mLを用い、すすぎは900mLの水で3分間洗っ
た。使用水は3DHのものを用いた。洗浄力は以下の式
に従って算出した。
【0026】
【数1】洗浄力(%)(汚染布のK/S−洗浄布のK/
S)/(汚染布のK/S−未汚染布のK/S)×100 ここで、K/S=(1−R/100)2 /(2R/10
0)(但し、Rは、反射率(%))である。また、洗浄
布とは洗浄後の汚染布であり、未汚染布とは、人工汚垢
を付着する前の布である。
【0027】実施例1 表1〜3に示すような成分組成を有する液体洗浄剤組成
物を調製し、洗浄力を評価し、その結果をあわせて表1
〜2(実施例)および表3(比較例)に示す。また、表
の実施例及び比較例における略記号意味・内容を次に示
す。 アニオン1:アルキル基の炭素数10〜13の直鎖アル
キルベンゼンスルホン酸ナトリウム アニオン2:アルキル基の炭素数12〜14、酸化エチ
レンの平均付加モル数3のアルキルエーテル硫酸ナトリ
ウム アニオン3:アルキル基の炭素数12〜13、酸化エチ
レンの平均付加モル数4.5のアルキルエーテルカルボ
ン酸ナトリウム アニオン4:アルキル基の炭素数12〜14のアルキル
硫酸モノエタノールアミン塩 アニオン5:アルキル基の炭素数10〜13の直鎖アル
キルベンゼンスルホン酸ジエタノールアミン塩
【0028】ノニオン1:アルキル基の炭素数13の第
1級アルコール(ダイヤドール13、三菱化学(株)
製)1モル当たり平均9モルの酸化エチレンを付加させ
たアルコールエトキシレート ノニオン2:アルキル基の炭素数12〜14の第1級ア
ルコール1モル当たり平均12モルの酸化エチレンを付
加させたアルコールエトキシレート ノニオン3:アルキル基の炭素数13の第1級アルコー
ル(ダイヤドール13、三菱化学(株)製)1モル当た
り平均7モルの酸化エチレンを特公平6−15038号
公報に記載のアルコキシル化触媒を用いて付加させた、
通常のアルカリ触媒によるものより酸化エチレン鎖長分
布の狭いアルコールエトキシレート ノニオン4:アルキル基の炭素数13の第1級アルコー
ル(ダイヤドール13、三菱化学(株)製)1モル当た
り平均9モルの酸化エチレンを特公平6−15038号
公報に記載のアルコキシル化触媒を用いて付加させた、
通常のアルカリ触媒によるものより酸化エチレン鎖長分
布の狭いアルコールエトキシレート
【0029】ノニオン5:アルキル基の炭素数12〜1
4の第2級アルコール1モル当たり平均9モルの酸化エ
チレンを付加させたアルコールエトキシレート(ソフタ
ノール90、(株)日本触媒) ノニオン6:アルキル基の炭素数13の第1級アルコー
ル(ダイヤドール13、三菱化学(株)製)1モル当た
り平均6モルの酸化エチレンを付加させた後、平均1モ
ルの酸化プロピレンを付加させたアルコールエトキシプ
ロピシキレート ノニオン7:アルキル基の炭素数13の第1級アルコー
ル(ダイヤドール13、三菱化学(株)製)1モル当た
り平均15モルの酸化エチレンを付加させた後、平均3
モルの酸化プロピレンを付加させたアルコールEOPO
ブロック重合体
【0030】MEA:モノエタノールアミン DEA:ジエタノールアミン ビルダー1:とうもろこしデンプンをRuCl3 触媒下
に酸化したポリカルボン酸ナトリウム、カルボキシル基
含量521mg、重量平均分子量5800、カルシウム
イオン交換能(CEC)410mg/g。ここでカルボ
キシル基含量とは、酸型のポリカルボン酸を中和滴定に
要する、水酸化ナトリウム換算での該カルボン酸1g当
たりのアルカル量である。また、CECとは、ポリカル
ボン酸ナトリウムの1gが捕捉したカルシウムイオン量
を、炭酸カルシウム(CaCO3) のmgとして表示し
たものである。 ビルダー2:小麦デンプンをRuCl3 触媒下に酸化し
たポリカルボン酸ナトリウム、カルボキシル基含量55
8mg、重量平均分子量2800、CEC 408mg
/g ビルダー3:クエン酸3ナトリウム TAG−Bu:ブタノール(EO)1 (PO)2 付加体
[EOはエチレンオキシド、POはプロピレンオキシド
である] 酵素:マクサペムL−30(ジェネンコア社)
【0031】カルボキシル基含量の測定方法:酸型のポ
リカルボン酸約0.2g(絶乾燥量)を精秤して、20
0ml容のコニカルビーカーに秤り取り、イオン交換水
約50mlを加えて溶解し、フェノールフタレインを指
示薬として、1/10規定の水酸化ナトリウム標準液で
滴定し、酸型のポリカルボン酸1gを中和するのに要す
る水酸化ナトリウムのmgとして、カルボキシル基含有
量を表示する。
【0032】カルボキシル基含有量を測定しようとする
ポリカルボン酸の一部又は全部が塩の形になつているこ
とが明らかな場合には、以下の方法により、酸型のポリ
カルボン酸に変換して取り出す。すなわち、ポリカルボ
ン酸塩の約1重量%水溶液を調製し、カチオン交換樹脂
を充填したカラム中に流し、カチオン交換を行うことに
より、酸型のポリカルボン酸に変換する。なお、カチオ
ン交換樹脂は、ポリカルボン酸塩の1重量%水溶液1g
当たり10ml使用する。溶出液を、凍結乾燥あるいは
減圧乾燥(40℃以下)することにより酸型のポリカル
ボン酸を粉末状で得る。
【0033】
【表1】 表1: 実 施 例 試料No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 組成(wt%) アニオン 1 30 20 − − − 25 25 25 20 20 − アニオン 2 − − 30 − − − − − − − − アニオン 3 − − − 30 − − − − − − 20 アニオン 4 − − − − 30 − − − 10 − − アニオン 5 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 ノニオン 1 − − − − − 5 − − − − 10 ノニオン 3 − − − − − − 5 − − 10 − ノニオン 6 − 10 − − − − − 5 − − − MEA − − − − − − − 7 10 − − DEA 15 15 15 15 15 15 15 − − 15 15 ビルダー 1 15 15 15 15 15 − − − − 15 15 ビルダー 2 − − − − − 15 15 15 15 − − エタノール 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 TAG-Bu 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 酵素 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 水 バ ラ ン ス pH 10.5 10.5 10.5 10.5 10.5 10.5 10.5 10.6 10.8 10.5 10.5 洗浄力(%) 83 86 84 84 83 84 85 84 86 86 87
【0034】
【表2】 表2: 実 施 例 試料No. 12 13 14 15 16 17 18 19 組成(wt%) ノニオン 1 20 − − − − − − 20 ノニオン 2 − 15 − − − − − − ノニオン 3 − − 20 − − − 20 − ノニオン 4 − − − 20 − − − − ノニオン 5 − − − − 35 − − − ノニオン 6 − 20 − − − 20 − − ノニオン 7 15 − 15 15 − 15 15 15 アニオン 5 2 2 2 2 2 2 2 2 MEA − − − − − − − 7 DEA 15 15 15 15 15 15 15 − ビルダー 1 5 5 5 − − − − − ビルダー 2 − − − 5 5 5 5 5 エタノール 5 5 5 5 5 5 5 5 TAG-Bu 2 2 2 2 2 2 2 2 酵素 1 1 1 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 水 バ ラ ン ス pH 10.5 10.5 10.5 10.5 10.5 10.5 10.5 10.6 洗浄力(%) 80 78 81 80 77 78 81 81
【0035】
【表3】 表3: 比 較 例 試料No 20 21 22 23 24 組成(wt%) アニオン 1 30 − − 30 30 アニオン 2 − 10 − − − アニオン 5 2 2 2 2 − ノニオン 1 − − 35 − − ノニオン 6 − 20 − − − DEA 15 15 15 15 − ビルダー 3 − − − 15 15 エタノール 5 5 5 5 5 TAG-Bu 2 2 2 2 2 酵素 1 1 1 1 1 香料 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 水 バ ラ ン ス pH 10.5 10.5 10.5 10.5 7.5 洗浄力(%) 64 69 73 70 65

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)アニオン界面活性剤および/また
    はノニオン界面活性剤:10〜50重量%、 (b)無水グルコースを構成単位とする多糖類を酸化す
    ることにより誘導されるポリカルボン酸あるいはその塩
    であって、酸型のポリカルボン酸を中和滴定するに要す
    るアルカリが、水酸化ナトリウム換算で、該ポリカルボ
    ン酸1g当たり435mg以上で、かつその分子量が、
    重量平均で2000以上であるポリカルボン酸あるいは
    その塩を含有し、組成物のpHが9以上11未満である
    ことを特徴とする液体洗浄剤組成物。
JP35822296A 1996-12-28 1996-12-28 液体洗浄剤組成物 Pending JPH10195488A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013525520A (ja) * 2010-04-19 2013-06-20 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 液体洗剤組成物の製造方法
JP2013525522A (ja) * 2010-04-19 2013-06-20 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 洗剤ベース組成物の製造方法
JP2013133297A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Kao Corp 皮膚洗浄剤組成物
US9376648B2 (en) 2008-04-07 2016-06-28 The Procter & Gamble Company Foam manipulation compositions containing fine particles
EP4038172A4 (en) * 2019-09-30 2023-06-21 Ecolab USA Inc. OXIDIZED STARCH CONTAINING DISHWASHING SOLUTION

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