JPH1019537A - 面形状測定装置及びそれを用いた研磨装置 - Google Patents

面形状測定装置及びそれを用いた研磨装置

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JPH1019537A
JPH1019537A JP19011396A JP19011396A JPH1019537A JP H1019537 A JPH1019537 A JP H1019537A JP 19011396 A JP19011396 A JP 19011396A JP 19011396 A JP19011396 A JP 19011396A JP H1019537 A JPH1019537 A JP H1019537A
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light
polishing
substrate
substrate surface
surface shape
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JP19011396A
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English (en)
Inventor
Minokichi Ban
箕▲吉▼ 伴
Masaru Chichii
勝 乳井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化学的機械的研磨で半導体デバイスの表面の
平坦化を図る際の表面状態を検出して研磨終了点を適切
に判断し、良好に平坦化された半導体デバイスが得られ
る面形状測定装置及びそれを用いた研磨装置を得るこ
と。 【解決手段】 λ/4板を設けた基準ガラスを基板表面
に該λ/4板が基板表面側に位置するように対向配置
し、光源からの光束を該基準ガラスとλ/4板を介して
基板表面に照射し、該基準ガラスの基準面で反射した参
照光と該基板表面で反射した物体光とを干渉計により互
いに干渉させたときに得られる干渉信号を利用して該基
板表面の面形状を測定していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体デバイスの表
面(基板表面)を化学的機械的に研磨して平坦化する際
の該基板表面の面形状測定する面形状測定装置及びそれ
を用いた研磨装置に関し、例えばシリコン基板上に塗布
した絶縁膜層(膜層)の研磨工程の研磨終了点を精度良
く検出して、絶縁膜層の膜厚を所定範囲にするとともに
絶縁膜層の表面形状の平坦化加工を効率的に行うことに
よって高集積度の半導体デバイスを得るリソグラフィー
工程において好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスの高集積化に伴っ
て、回路パターンの微細化とともにデバイス構造の3次
元化が進んでいる。半導体デバイスの高集積化を図るた
めに投影光学系の開口数を大きくするとそれに伴って投
影光学系の焦点深度が浅くなってくる。このため、半導
体デバイスの表面を研磨して段差部や凹凸部を取り除い
て表面を平坦化し、平坦化した表面上へフォトレジスト
を塗布して、投影露光して高解像力化を図ることが重要
になっている。
【0003】又、シリコン基板上に設ける絶縁膜層を研
磨して、均一な厚さの膜層にすることは層間容量のバラ
ツキや、ビアホールの深さを一定とするための重要な要
件となっている。
【0004】従来より半導体デバイスの表面の凹凸部や
段差部を除去して平坦化する平坦化技術として化学的機
械的研磨方法が提案されている。
【0005】化学的機械的研磨では、研磨を効率化する
ために、研磨レートや研磨液中のスラリー濃度、研磨面
の温度等を適切に制御する必要がある。この制御に不備
があるとシリコン基板上に設けた絶縁膜と電極配線部分
の研磨速度差によるディッシング現象やリンニング現象
が発生したり、ビアホール間のショート等も発生させる
ことになってくる。
【0006】この為、半導体デバイスの表面を研磨して
平坦化するとき、研磨終了点を適切に判断して下層の材
料を除去することなく表面を平坦化することが重要とな
ってくる。
【0007】例えば研磨対象となる半導体デバイスの表
面に塗布した膜厚と表面形状分布をその場で同時にモニ
ターしながら、デバイス全面や局所的な平坦化のレベル
を把握し、研磨終了の最適位置を判断する終了点検出方
法が化学的機械的研磨において重要になっている。研磨
終了点の検出方法としては、例えば研磨量を研磨時間よ
り求める方法や研磨抵抗の変化を研磨定盤駆動モータの
電流変化より求める方法等がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】化学的機械的研磨によ
る半導体デバイスの表面の平坦化における研磨の終了点
の検出方法として研磨量を研磨時間より求める方法は、
半導体デバイスの押圧力、研磨パッドの摩耗度、研磨液
中のスラリー濃度、研磨加工面の温度等の条件を一定に
制御する必要がある為、終了点を精度良く検出するのが
難しい。
【0009】又、研磨抵抗の変化を研磨定盤駆動モータ
ーの電流変化から検出する方法は、信号波形とノイズを
高精度に分離する必要がある為、終了点を精度良く検出
するのが難しい。
【0010】一方、半導体デバイスの表面の研磨工程で
は該表面が投影光学系の焦点深度内に入るように表面を
平坦化することと、表面に塗布された絶縁膜層の厚さが
所定範囲内となるようにすることが層間容量のバラツキ
を防止するとともにビアホールの深さを一定とする為に
必要となってくる。
【0011】本発明は、基板表面の面状態、例えば半導
体デバイスの表面を化学的機械的研磨により平坦化する
際に、該表面の面状態を測定する際に好適な面形状測定
装置の提供を目的とする。
【0012】又本発明は、半導体デバイスの表面を化学
的機械的研磨により平坦化する際に、該面形状測定装置
で該表面に設けられている絶縁膜層の膜厚検出の他に被
加工物の表面形状を検出し、これらの値を用いることに
よって研磨工程の終了点を的確に判断することによって
半導体デバイスの表面を効率良く平坦化し、高集積度の
半導体デバイスを製造するのに好適な研磨装置の提供を
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の面形状測定装置
は、 (1-1) λ/4板を設けた基準ガラスを基板表面に該λ/
4板が基板表面側に位置するように対向配置し、光源か
らの光束を該基準ガラスとλ/4板を介して基板表面に
照射し、該基準ガラスの基準面で反射した参照光と該基
板表面で反射した物体光とを干渉計により互いに干渉さ
せたときに得られる干渉信号を利用して該基板表面の面
形状を測定していることを特徴としている。
【0014】特に、 (1-1-1) 前記基準ガラスに入射させる光束は直線偏光で
あること。
【0015】(1-1-2) 前記λ/4板と前記基板表面との
間に透明液体が給水されていること。
【0016】(1-1-3) 前記干渉計は前記参照光と前記物
体光との平行度を調整する為の平行度調整手段を有して
いること。
【0017】(1-1-4) 前記平行度調整手段は偏光によっ
て出射角の異なるウォラストンプリズムを通過した光を
受光する受光素子を含む面傾き検出系、該面傾き検出系
からの信号に基づいて前記物体光又は参照光のうち少な
くとも一方の波面を傾ける光学部材とを有しているこ
と。等を特徴としている。
【0018】本発明の研磨装置は、 (2-1) 基板保持具に設けた基板表面をそれよりも小さな
面積の研磨パッドを有する研磨手段で双方を相対的に駆
動させて研磨するとともに該基板の表面の面形状を測定
する面形状測定装置で得られる信号に基づいて制御手段
により、該基板表面の研磨の続行又は停止を制御するよ
うにした研磨装置において、該面形状測定装置はλ/4
板を設けた基準ガラスを基板表面に該λ/4板が基板表
面側に位置するように対向配置し、光源からの光束を該
基準ガラスとλ/4板を介して基板表面に照射し、該基
準ガラスの基準面で反射した参照光と該基板表面で反射
した物体光とを干渉計により互いに干渉させたときに得
られる干渉信号を利用して該基板表面の面形状を測定し
ていることを特徴としている。
【0019】特に、 (2-1-1) 前記基準ガラスに入射させる光束は直線偏光で
あること。
【0020】(2-1-2) 前記λ/4板と前記基板表面との
間に透明液体が給水されていること。
【0021】(2-1-3) 前記干渉計は前記参照光と前記物
体光との平行度を調整する為の平行度調整手段を有して
いること。
【0022】(2-1-4) 前記平行度調整手段は偏光によっ
て出射角の異なるウォラストンプリズムを通過した光を
受光する受光素子を含む面傾き検出系、該面傾き検出系
からの信号に基づいて前記物体光又は参照光のうち少な
くとも一方の波面を傾ける光学部材とを有しているこ
と。
【0023】(2-1-5) 前記面形状測定装置は前記基板表
面上であって前記研磨手段と機械的に干渉しない領域に
配置されており、該基板表面の研磨中に測定しているこ
と。
【0024】(2-1-6) 前記面形状測定装置と前記基板表
面との相対的位置を変化させて該基板表面の面形状を測
定していること。等を特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の研磨装置の実施形
態1の要部概略図である。図2は図1に示す本発明の面
形状測定装置の実施形態1の拡大説明図である。図1に
おいて1は化学的機械的な研磨装置である。図1では被
加工物6の表面(基板表面)を研磨している様子を示し
ている。被加工物6はシリコン基板5b上に絶縁膜層
(膜層)5aを形成した構成より成っており、基板保持
具7に保持されている。基板保持具7は被加工物6を保
持し、回転軸Cを中心に駆動手段8により角速度ω1で
回転している。
【0026】同図では回転軸CをZ軸に、それと直交す
る平面をX,Y平面としている。2は面形状測定装置で
あり、図2に示すような構成を有し、透明な基準ガラス
101、λ/4板102、そして純水又はスラリー10
3を介して被加工物6の絶縁膜層5aの表面情報(表面
形状と膜厚分布,尚膜厚分布測定は図示されていない
が、分光反射法,エリプソメトリー法で測定される。)
を制御手段3とともに検出している。制御手段3は被加
工物6の表面情報の検出結果に基づいて被加工物6の研
磨工程の終了点又は続行するか否かを制御している。4
(4a,4b)は部分研磨工具(研磨手段)である。部
分研磨工具は研磨パッド(4a1)と該研磨パッド(4
a1)を保持する保持具(4a2)とを有し、回転軸
C′を中心に駆動手段(不図示)により角速度ω2で回
転している。
【0027】同図では2つの部分研磨工具4a,4bに
よってシリコン基板5b上の絶縁膜層5aを部分研磨し
ている場合を示している。尚、部分研磨工具4を2つ以
上複数用いても良い。
【0028】本実施形態では図に示すように研磨パッド
(4a1)の研磨開口は被加工物6の被研磨面(絶縁膜
層)5aよりも小さくなっている。これによって部分研
磨している。
【0029】部分研磨工具4(4a,4b)は図に示す
ようにZ軸からX軸方向に所定距離の位置にあり、X軸
上を所定距離だけ移動可能となっている。9はスクラバ
ーであり、絶縁膜層5a上に付着しているスラリー等を
排除している。尚スクラバー9は絶縁膜層5a上に有害
物が付着していないときは設けなくても良い。
【0030】10は純水供給用の給水ノズルであり、被
加工面(絶縁膜層)に純水を放出して、そこに付着して
いるスラリーやゴミ等を排除して、被加工物の表面状態
の高精度な検出を容易にしている。
【0031】本実施形態において絶縁膜層5aの表面を
研磨するときは部分研磨工具4を回転軸C′を中心に回
転させるとともに基板保持具7の回転軸Cを中心に回転
させ、双方を相対的に駆動させ、又必要に応じて双方の
X方向とY方向の相対的位置を変位させながらノズル1
0から研磨材を含むスラリーを被加工物6面上に流出さ
せて、絶縁膜層5aと研磨パッドとの界面に均一に供給
している。
【0032】このとき絶縁膜層5aと部分研磨工具4と
の圧力、回転数の比率、及びスラリー供給量を適切に選
択して研磨している。これによってシリコン基板5b上
に形成した絶縁膜層5aを部分研磨工具4で部分研磨し
て、その表面の平坦化を図っている。
【0033】そして予め設定した時間、部分研磨した後
に図1に示す面形状測定装置2で後述する方法により絶
縁膜層5aの膜厚と表面位置情報を測定している。本実
施形態では被加工物6の絶縁膜層5aの表面状態をそれ
が研磨中であっても測定することができ、これによって
スループットの向上を図っている。
【0034】そして面形状測定装置2から得られた出力
信号に基づいて制御手段3により絶縁膜層5a全体の表
面形状及び膜厚分布等の表面状態を求めている。このと
き制御手段3は絶縁膜層5aの表面上の凹凸や段差等の
表面形状と膜厚分布の双方が予め設定した範囲内にある
か否かを判断している。
【0035】そして双方が予め設定した範囲内にあると
きは研磨の終了点であると判断して研磨工程を停止す
る。又そうでないときは再度研磨工程を続行するように
制御している。そして制御手段3は研磨工程中に絶縁膜
層5aの表面形状と膜厚分布の双方が予め設定した範囲
に入らないと判断したとき(例えば研磨しすぎて薄くな
りすぎてしまったとき等)は、研磨工程を停止するよう
にしている。このとき被加工物6を不良品と判断してい
る。
【0036】以上のように本実施形態ではシリコン基板
5bの絶縁膜層5aを平坦化することによって投影露光
する際に絶縁膜層5aの対象となる領域全体が投影光学
系の焦点深度内に入るようにしている。又絶縁膜層5a
の膜厚が所定の範囲内となるようにして層間容量のバラ
ツキを防止するとともにビアホールの深さを統一してい
る。
【0037】次に図2を用いて本発明に係る面形状測定
装置2の構成について説明する。図2は所謂トワイマン
型の干渉計を利用して被加工物6であるシリコン基板5
b上の絶縁膜層(ワーク面,ウエハ面)5aの表面形状
を測定する場合を示している。
【0038】104は光源であり、コヒーレント光を放
射する半導体レーザやHe−Neレーザ等から成ってい
る。同図ではP偏光が放射されるように設定している。
105はコリメーターレンズであり、光源104からの
光束を平行光束として射出している。101は基準ガラ
スであり、透明な平行平面板より成り、下方の面101
aは基準面となっている。102はλ/4板であり、基
準ガラス101の基準面101a側に固着している。1
03は純水又はスラリー等の透明な液体であり、純水ノ
ズル10(図1参照)から絶縁膜層5aとλ/4板10
2との間に給水している。
【0039】コリメーターレンズ105からのP偏光の
うち基準面101aで反射したP偏光は参照光L1とし
て集光レンズ106に入射する。一方、コリメーターレ
ンズ105からのP偏光のうち基準面101aとλ/4
板102を通過して円偏光となった光は純水103を通
過し、絶縁膜層5aで反射して物体光(信号光)L2と
なる。
【0040】その後、純水103,λ/4板102,基
準ガラス101を通過し、S偏光となって集光レンズ1
06に入射している。集光レンズ106に入射した参照
光L1と物体光L2はレンズ107,ミラー108を介
して偏光ビームスプリッター109に入射している。偏
光ビームスプリッター109を通過した参照光L1はλ
/4板110を通過し、円偏光となり、ミラー111で
反射し、再度λ/4板110を通過して入射したときは
直交する偏光(S偏光)となって偏光ビームスプリッタ
ー109で反射して非偏光ビームスプリッター(ハーフ
ミラー)112に入射している。
【0041】一方、偏光ビームスプリッター109で反
射したS偏光より成る物体光L2はλ/4板113を通
過し、円偏光となって物体光L2の波面を傾ける光学部
材としてのミラー114で反射し、再度λ/4板113
を通過して入射したときとは直交する偏光(P偏光)と
なって偏光ビームスプリッター109を通過してハーフ
ミラー112に入射している。尚、115はミラー駆動
装置であり、ミラー114の傾きを後述する検出手段1
22からの信号に基づいて調整している。
【0042】ハーフミラー112を通過した参照光(S
偏光)L1と物体光(P偏光)L2はλ/4板116,
偏光板117を介して結像レンズ118によってCCD
119面上に入射し、その面上に絶縁膜層5aの凹凸形
状に応じた干渉縞を形成する。即ち基準面101aと絶
縁膜層5aとの間隔に基づく参照光L1と物体光L2の
位相差によって、双方の直線偏光の方位角が決まり、こ
の方位角に基づいた干渉縞がCCD19面上に形成され
る。
【0043】CCD119で得られた干渉縞より信号処
理部120で画像処理を行って絶縁膜層5aの表面状態
(凹凸状態)を求めている。基準面101aは固定し、
絶縁膜層5aは回転しており、又λ/4板102と絶縁
膜層5aとの間には純水が満たされている。この為基準
面101aと絶縁膜層5aとの相対的角度を安定して維
持することが難しい。
【0044】そこで本実施形態ではハーフミラー112
で反射した参照光L1と物体光L2をウォラストンプリ
ズム121を介して集光レンズ122で集光してCCD
123面上に入射させている。このときP偏光とS偏光
の傾き(即ち基準面101aと絶縁膜層5aとの傾き)
によってCCD123への入射位置が異なってくる。
【0045】又ウォラストンプリズム121に光が入射
すると、その偏光状態によって出射角が異なる為にCC
D123面上には参照光L1と物体光L2が異なった位
置に入射する。ここでウォラストンプリズム121とC
CD123は面傾き検出系の一要素を構成している。
【0046】本実施形態ではCCD123に入射する参
照光L1と物体光L2の入射位置の間隔が所定の値とな
るように、即ちCCD119に入射する参照光L1と物
体光L2とが平行となるようにミラー114をミラー駆
動装置115によって傾けている。尚、ウォラストンプ
リズム121,CCD123,ミラー114,ミラー駆
動装置115は平行度調整手段の一要素を構成してい
る。
【0047】本実施形態ではこれによってCCD19面
上に形成される干渉縞より絶縁膜層5aの面形状を精度
良く求めることができるようにしている。又本実施形態
では面形状測定装置2と絶縁膜層5aとの相対的位置を
変えて複数箇所での面形状を検出するようにしている。
【0048】図3は本実施形態における絶縁膜層5aの
表面状態(表面形状)を測定し、化学的機械的研磨によ
る平坦化加工の終点検出を行う際のフローチャートであ
る。
【0049】本実施形態では図2に示す面形状測定装置
及び図3に示すフローチャートに基づいて絶縁膜層5a
の面形状を複数位置で測定している。そして制御手段3
で測定結果と予め設定した値(最終目標値)とを比較し
ている。
【0050】この差分が所定の値の範囲にない場合は、
研磨レートや研磨液中のスラリー濃度、研磨面の温度等
を適切に補正して平坦化が不適正な部分の研磨が効率良
く促進されるように制御している。この差分の比較作業
を複数回繰り返した後、この差分が所定の値の範囲にな
った場合に研磨加工を終了するようにする。
【0051】図4は本発明の面形状測定装置の実施形態
2の一部分の要部概略図である。図4は図2の偏光ビー
ムスプリッター109以降の各要素を示しており、偏光
ビームスプリッター109以前の各要素は図2と同じで
ある。図4は所謂マッハツェンダー型の干渉計を利用し
て絶縁膜層の面形状を測定する場合を示している。
【0052】図4において偏光ビームスプリッター10
9に入射した参照光L1(P)と物体光L2(S)のう
ちP偏光である参照光L1(P)は偏光ビームスプリッ
ター109を通過し、S偏光である物体光L2(S)は
偏光ビームスプリッター109で反射する。
【0053】偏光ビームスプリッター109を通過した
参照光L1は光路長補正ガラス201,ミラー202,
λ/4板203を介して円偏光として偏光ビームスプリ
ッター204に入射させている。ここで光路長補正板2
01は基準面101aで反射した参照光L1の方が絶縁
膜層5aで反射した物体光L2よりも光路長が短くなる
為に、光路長を補正する為のものである。偏光ビームス
プリッター204に入射した参照光のうちS偏光成分は
反射し、P偏光成分は透過する。
【0054】一方、偏光ビームスプリッター109で反
射した物体光L2はミラー205、λ/4板206を介
して円偏光として偏光ビームスプリッター204に入射
させている。偏光ビームスプリッター204に入射した
物体光L2のうちP偏光成分は透過し、S偏光成分は反
射する。
【0055】偏光ビームスプリッター204で反射した
S偏光の参照光L1(S)と偏光ビームスプリッター2
04を通過したP偏光の物体光L2(P)は図2の実施
形態と同様にウォラストンプリズム121,集光レンズ
122を介してCCD123上に入射している。ウォラ
ストンプリズム121からCCD123に至る系及びそ
の動作は図2の実施形態と同じである。
【0056】偏光ビームスプリッター204を通過した
P偏光の参照光L1(P)と偏光ビームスプリッター2
04で反射したS偏光の物体光L2(S)は図2の実施
形態1と同様にλ/4板116,偏光板117,結像レ
ンズ118を介してCCD119上に入射している。λ
/4板116からCCD119に至る系及びその動作は
図2の実施形態と同じである。
【0057】図4に示す面形状測定装置によって絶縁膜
層5aの面形状を測定することによって図2に示す実施
形態1と同様の効果を得ている。尚、図4においてλ/
4板203とλ/4板206をいずれもλ/2板より構
成し、通過光束を45度方位の偏光として偏光ビームス
プリッター204に入射させるようにしても良く、これ
によれば前述と同様の効果が得られる。
【0058】又、λ/4板203とλ/4板206を除
去し、偏光ビームスプリッター204を非偏光ビームス
プリッター(ハーフミラー)より構成しても良く、これ
によっても本実施形態と同様の効果が得られる。
【0059】図5は本発明の面形状測定装置において被
測定物体として球面レンズや非球面レンズを用い、その
レンズ表面の面形状を測定するときのレンズ面近傍の要
部断面図である。
【0060】図中、501は被加工物としてのレンズ、
502は研磨手段としての研磨工具であり、レンズ50
1の表面501aを部分研磨している。研磨工具502
は回転軸C′を中心に駆動手段(不図示)により角速度
ω2で回転している。502aは研磨工具502を構成
する研磨パッドである。
【0061】503は基準ガラスであり、その基準面5
03aは研磨するレンズ面501aの形状に対応した面
形状を有している。504はλ/4板であり、基準ガラ
ス503に固着されている。光源(不図示)からの光束
Lの一部が基準面503aで反射して参照光L1とな
り、又、残りの光がレンズ面501aで反射して物体光
L2となり、各々図2に示す集光レンズ106に入射し
ている。集光レンズ106に入射した後の光路は図2と
同じであり、又レンズ面501の形状測定は図2に示す
方法と同様の方法で行っている。505は基板保持具で
あり、被加工物であるレンズ501を保持し、回転軸C
を中心に駆動手段(不図示)により角速度ω1で回転し
ている。
【0062】本実施形態においてレンズ501のレンズ
表面501aを研磨するときは研磨工具502を回転軸
C′を中心に回転させるとともに基板保持具505を回
転軸Cを中心に回転させ、双方を相対的に駆動させ、又
必要に応じて双方のX方向とY方向の相対的位置を変位
させながらノズル(不図示)から研磨材をレンズ面50
1a上に流出させて、レンズ面501aと研磨パッド5
02aとの界面に均一に供給している。これによってレ
ンズ表面501aを研磨パッド502aで所定形状とな
るように部分研磨している。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば以上のように各要素を設
定することによって、基板表面の面形状、例えば半導体
デバイスの表面を化学的機械的研磨により平坦化する際
に、該表面に設けられている絶縁膜層の表面形状を測定
する際に好適な面形状測定装置を達成することができ
る。
【0064】又本発明によれば、半導体デバイスの表面
を化学的機械的研磨により平坦化する際に、該面形状測
定装置で該表面に設けられている絶縁膜層の表面形状を
検出し、これらの値を用いることによって研磨工程の終
了点を的確に判断することによって半導体デバイスの表
面を効率良く平坦化し、高集積度の半導体デバイスを製
造するのに好適な研磨装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨装置の実施形態1の要部概略図
【図2】本発明の面形状測定装置の実施形態1の要部概
略図
【図3】本発明の研磨装置の動作のフローチャート
【図4】本発明の面形状測定装置の実施形態2の一部分
の要部概略図
【図5】本発明の面形状測定装置の実施形態3の一部分
の要部概略図
【符号の説明】
1 研磨装置 2 面形状測定装置 3 制御手段 4,502 研磨手段 4a1 研磨パッド 4a2 保持具 5a 絶縁膜層 5b シリコン基板 6 被加工物 7 基板保持具 101,503 基準ガラス 101a,503a 基準面 102,110,113,116,504 λ/4 103 純水 104 光源 105 コリメーターレンズ 106 集光レンズ 107 レンズ 108,111,114 ミラー 109 偏光ビームスプリッター 115 ミラー駆動装置 117 偏光板 119,123 CCD 121 ウォラストンプリズム

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 λ/4板を設けた基準ガラスを基板表面
    に該λ/4板が基板表面側に位置するように対向配置
    し、光源からの光束を該基準ガラスとλ/4板を介して
    基板表面に照射し、該基準ガラスの基準面で反射した参
    照光と該基板表面で反射した物体光とを干渉計により互
    いに干渉させたときに得られる干渉信号を利用して該基
    板表面の面形状を測定していることを特徴とする面形状
    測定装置。
  2. 【請求項2】 前記基準ガラスに入射させる光束は直線
    偏光であることを特徴とする請求項1の面形状測定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記λ/4板と前記基板表面との間に透
    明液体が給水されていることを特徴とする請求項1の面
    形状測定装置。
  4. 【請求項4】 前記干渉計は前記参照光と前記物体光と
    の平行度を調整する為の平行度調整手段を有しているこ
    とを特徴とする請求項1の面形状測定装置。
  5. 【請求項5】 前記平行度調整手段は偏光によって出射
    角の異なるウォラストンプリズムを通過した光を受光す
    る受光素子を含む面傾き検出系、該面傾き検出系からの
    信号に基づいて前記物体光又は参照光のうち少なくとも
    一方の波面を傾ける光学部材とを有していることを特徴
    とする請求項4の面形状測定装置。
  6. 【請求項6】 基板保持具に設けた基板表面をそれより
    も小さな面積の研磨パッドを有する研磨手段で双方を相
    対的に駆動させて研磨するとともに該基板の表面の面形
    状を測定する面形状測定装置で得られる信号に基づいて
    制御手段により、該基板表面の研磨の続行又は停止を制
    御するようにした研磨装置において、該面形状測定装置
    はλ/4板を設けた基準ガラスを基板表面に該λ/4板
    が基板表面側に位置するように対向配置し、光源からの
    光束を該基準ガラスとλ/4板を介して基板表面に照射
    し、該基準ガラスの基準面で反射した参照光と該基板表
    面で反射した物体光とを干渉計により互いに干渉させた
    ときに得られる干渉信号を利用して該基板表面の面形状
    を測定していることを特徴とする研磨装置。
  7. 【請求項7】 前記基準ガラスに入射させる光束は直線
    偏光であることを特徴とする請求項6の研磨装置。
  8. 【請求項8】 前記λ/4板と前記基板表面との間に透
    明液体が給水されていることを特徴とする請求項6の研
    磨装置。
  9. 【請求項9】 前記干渉計は前記参照光と前記物体光と
    の平行度を調整する為の平行度調整手段を有しているこ
    とを特徴とする請求項6の研磨装置。
  10. 【請求項10】 前記平行度調整手段は偏光によって出
    射角の異なるウォラストンプリズムを通過した光を受光
    する受光素子を含む面傾き検出系、該面傾き検出系から
    の信号に基づいて前記物体光又は参照光のうち少なくと
    も一方の波面を傾ける光学部材とを有していることを特
    徴とする請求項9の研磨装置。
  11. 【請求項11】 前記面形状測定装置は前記基板表面上
    であって前記研磨手段と機械的に干渉しない領域に配置
    されており、該基板表面の研磨中に測定していることを
    特徴とする請求項6の研磨装置。
  12. 【請求項12】 前記面形状測定装置と前記基板表面と
    の相対的位置を変化させて該基板表面の面形状を測定し
    ていることを特徴とする請求項6の研磨装置。
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