JPH10195201A - オルガノポリシロキサンおよびその製造方法 - Google Patents

オルガノポリシロキサンおよびその製造方法

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JPH10195201A
JPH10195201A JP35757696A JP35757696A JPH10195201A JP H10195201 A JPH10195201 A JP H10195201A JP 35757696 A JP35757696 A JP 35757696A JP 35757696 A JP35757696 A JP 35757696A JP H10195201 A JPH10195201 A JP H10195201A
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JP
Japan
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group
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divalent hydrocarbon
represented
organopolysiloxane
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JP35757696A
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English (en)
Inventor
Akihiko Kobayashi
昭彦 小林
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DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分子鎖両末端にアルケニル基もしくはケイ素
原子結合水素原子を有し、側鎖にカルボキシル基を有す
る新規なオルガノポリシロキサンおよびその製造方法を
提供する。 【解決手段】 カルボキシル基と、アルケニル基もしく
はケイ素原子結合水素原子とを同一分子中に有するオル
ガノポリシロキサンであって、主鎖中にシルアルキレン
単位を有し、かつ、カルボキシル基がシリル基を介して
主鎖のケイ素原子に結合してなる新規なオルガノポリシ
ロキサンおよび、アルケニル基含有オルガノポリシロキ
サンとカルボキシル基を有するオルガノハイドロジェン
シロキサンとを付加反応させることを特徴とする該オル
ガノポリシロキサンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分子鎖両末端にア
ルケニル基もしくはケイ素原子結合水素原子を有し、側
鎖にカルボキシル基を有する新規なオルガノポリシロキ
サンおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カルボキシル基を有するオルガノポリシ
ロキサンは、繊維処理剤,乳化剤,無機材料の表面改質
剤や、エポキシ樹脂,ポリエステル樹脂,アルキド樹
脂,ウレタン樹脂等の各種有機樹脂の改質剤として有用
であることが知られている。このようなカルボキシル基
含有オルガノポリシロキサンとしては、例えば、下記式
で示されるような化合物が提案されている。 式(1):
【化7】 (式中、pは分子量が1,344となるような数であ
る。) (特開昭61−148184号公報参照) 式(2):
【化8】 (式中、pは4.8である。) (特開平5−13
2556号公報参照) 式(3):
【化9】 (上記シロキサン単位の共重合比率は1:108:3で
ある。) (特開昭58−213025号公報参照) 式(4):
【化10】 で示される基がケイ素原子に結合してなるシルセスキオ
キサン(特開昭62−184028号公報参照)、 式(5):
【化11】 (特開平5−156017号公報参照) 式(6):
【化12】 (特開平5−230078号公報参照)
【0003】このようなカルボキシル基含有オルガノポ
リシロキサンは、一般に、シアノ基を有するジクロロシ
ランもしくはジアルコキシシラン,オルガノジシロキサ
ンおよび環状オルガノシロキサンを、硫酸もしくはスル
フォン酸等の存在下で平衡化反応した後、酸性下で加熱
してシアノ基をカルボキシル基に変換する方法や、両末
端カルボキシル基含有ジシロキサンと環状オルガノシロ
キサンとを平衡化反応する方法により製造される。この
他にも、オルガノハイドロジェンポリシロキサンに、ア
クリル酸,メタクリル酸,ウンデシレン酸等のカルボキ
シル基を有するアルケニル化合物もしくはそのエステル
やシリルエステルを付加反応させた後、必要に応じて後
処理する方法(特開昭61−148184号公報、特開
平4−226135号公報参照)、アミノ基含有オルガ
ノポリシロキサンをジカルボキシ化合物によりモノアミ
ド化する方法(特開昭58−213025号公報参
照)、フェニル基含有オルガノポリシロキサンを、塩化
アセチル,無水酢酸,塩化プロピオニルのようなアシル
化剤に溶解した後、これをフリーデル・クラフツ型触
媒、例えば塩化第2錫,塩化アルミニウム,塩化第2
鉄,3フッ化ホウ素,塩化亜鉛,4塩化チタン等の存在
下で反応させてアシル化し、次いで次亜塩素酸等の酸化
剤を用いて有機溶剤中で還流することによりカルボニル
基を酸化,即ちカルボキシル化する方法(特開昭62−
184028号公報参照)、ハロメチルフェニル基含有
オルガノポリシロキサンを、遷移金属触媒、例えば鉄,
コバルト,ルテニウム,オスミウム,ロジウム,イリジ
ウム,ニッケル,パラジウム,白金金属,各種金属塩,
有機金属錯体等を用いて、アルカリ金属やアルカリ土類
金属の水酸化物,炭酸塩,フッ化物,酸化物のような無
機塩基もしくはトリエチルアミン,ピリジン等の有機塩
基の存在下で、水および一酸化炭素と反応させることに
よりハロメチルフェニル基をカルボキシメチルフェニル
基に変換する方法(特開平5−132556号公報参
照)、シララクトンの加水分解により得られたカルボキ
シアルキル基を有するオルガノシロキサンとジオルガノ
ジクロロシランとを加水分解縮重合反応させる方法(特
開平5−156017号公報参照)が知られている。し
かし、同一分子中にアルケニル基やケイ素原子結合水素
原子などの反応性基を有するカルボキシル基含有オルガ
ノポリシロキサン、特に主鎖中にシルアルキレン単位を
有し、かつ、カルボキシル基がシリル基を介して主鎖の
ケイ素原子に結合してなるオルガノポリシロキサンは知
られていなかった。また、このオルガノポリシロキサン
は、酸と反応し得るアルケニル基と、塩基と反応し得る
カルボキシル基を同一分子中に有するため、従来の酸も
しくは塩基による平衡重合反応で合成するのは困難であ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は鋭意検討し
た結果、本発明に到達した。即ち、本発明の目的は、カ
ルボキシル基と、アルケニル基もしくはケイ素原子結合
水素原子とを同一分子中に有するオルガノポリシロキサ
ンであって、主鎖中にシルアルキレン単位を有し、か
つ、カルボキシル基がシリル基を介して主鎖のケイ素原
子に結合してなる新規なオルガノポリシロキサンおよび
その製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明
は、一般式(A):
【化13】 または一般式(B):
【化14】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
種の一価炭化水素基であり、R2は同種もしくは異種の
末端が不飽和二重結合で封鎖された一価炭化水素基,ア
ルケニルオキシ基,アルケニルオキシアルキレン基およ
び式:−(R5)x−O−CO−R6(式中、R5はアルキレ
ン基であり、R6はアルケニル基であり、xは0または
1である。)で示される基からなる群から選択される基
であり、R3は炭素原子数が2以上である同種もしくは
異種の二価炭化水素基,オキシアルキレン基,アルキレ
ンオキシアルキレン基および式:−(R5)x−O−CO−
7−(式中、R5およびR7はアルキレン基であり、x
は0または1である。)で示される基からなる群から選
択される基であり、R4は二価炭化水素基,式:−R8
O−R9−(式中、R8およびR9は二価炭化水素基であ
る。)で示される基および式:−R8−O−CO−R9
(式中、R8およびR9は二価炭化水素基である。)で示
される基からなる群から選択される基である。aは0ま
たは1以上の整数であり、bは1以上の整数である。}
で示される数平均分子量500〜500,000のオル
ガノポリシロキサンおよびその製造方法に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】最初に、本発明の一般式(A)で
示されるオルガノポリシロキサンについて説明する。こ
のオルガノポリシロキサンは、一般式(A):
【化15】 で示される。上式中、R1はアルケニル基を含まない同
種もしくは異種の一価炭化水素基であり、メチル基,エ
チル基,プロピル基等のアルキル基;フェニル基,トリ
ル基,キシリル基等のアリール基;ベンジル基,フェネ
チル基等のアラルキル基が例示される。これらの中で
も、合成の容易さおよび経済性の点からメチル基または
フェニル基が好ましい。R2は同種もしくは異種の末端
が不飽和二重結合で封鎖された一価炭化水素基,アルケ
ニルオキシ基,アルケニルオキシアルキレン基および
式:−(R5)x−O−CO−R6(式中、R5はアルキレン
基であり、R6はアルケニル基であり、xは0または1
である。)で示される基からなる群から選択される基で
ある。上記一価炭化水素基としては、ビニル基,アリル
基,ブテニル基,ヘキセニル基のようなアルケニル基が
挙げられる。アルケニルオキシ基としてはアリルオキシ
基が例示され、アルケニルオキシアルキレン基として
は、アリルオキシエチレン基,ブテニルオキシエチレン
基,ヘキセニルオキシエチレン基が例示される。この他
にも、下記式で示される基が挙げられる。
【化16】 これらの中でも、合成の容易さおよび経済性の点からビ
ニル基が好ましい。R3は炭素原子数が2以上である同
種もしくは異種の二価炭化水素基,オキシアルキレン
基,アルキレンオキシアルキレン基および式:−(R5)x
−O−CO−R7−(式中、R5およびR7はアルキレン
基であり、xは0または1である。)で示される基から
なる群から選択される基である。二価炭化水素基として
は、メチルメチレン基,エチレン基,メチルエチレン
基,プロピレン基,ブチレン基,ペンチレン基,ヘキシ
レン基のようなアルキレン基が挙げられる。オキシアル
キレン基としてはオキシプロピレン基が例示され、アル
キレンオキシアルキレン基としては、プロピレンオキシ
エチレン基,ブチレンオキシエチレン基,ヘキシレンオ
キシエチレン基が例示される。この他にも、下記式で示
される基が挙げられる。
【化17】 これらの中でも、合成の容易さおよび経済性の点からエ
チレン基またはプロピレン基が好ましい。R4は二価炭
化水素基,式:−R8−O−R9−(式中、R8およびR9
は二価炭化水素基である。)で示される基および式:−
8−O−CO−R9−(式中、R8およびR9は二価炭化
水素基である。)で示される基からなる群から選択され
る基である。二価炭化水素基としては、エチレン基,n
−プロピレン基,イソプロピレン基,n−ブチレン基等
のアルキレン基が例示される。この他にも、下記式で示
される基が挙げられる。
【化18】 これらの中でも製造の容易さおよび経済性の点からアル
キレン基が好ましく、特にエチレン基が好ましい。aは
0または1以上の整数であり、好ましくは0〜1,00
0の整数であり、より好ましくは0〜100の整数であ
る。bは1以上の整数である。また、本発明のオルガノ
ポリシロキサンの数平均分子量は500〜500,00
0の範囲であり、好ましくは1,000〜100,000
の範囲である。
【0007】このようなオルガノポリシロキサンとして
は、例えば、下記式で示される化合物が挙げられる。
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】
【化24】
【0008】このような本発明のオルガノポリシロキサ
ンは、例えば、(a)一般式:
【化25】 (式中、R1,R2およびaは前記と同じである。)で示
されるオルガノポリシロキサンと、(b)一般式:
【化26】 (式中、R1およびR4は前記と同じである。)で示され
るオルガノシロキサンとを、
【式3】 となる条件下で、(c)ヒドロシリル化反応用触媒の存
在下に付加反応させることにより製造できる。
【0009】(a)成分のオルガノポリシロキサンは分
子鎖両末端にアルケニル基を有する化合物であり、その
平均分子量は1,000〜10,000の範囲であること
が好ましい。このオルガノポリシロキサンは、例えば、
ヘキサメチルシクロトリシロキサンをアニオン開環重合
してなるリビングポリマーに、ジメチルビニルクロロシ
ランのようなアルケニル基を有する化合物を重合停止剤
として用いることにより製造することができる。特にこ
の方法では、アルケニル基を有しない環状シロキサンの
生成率が極めて小さいという利点を有する。この他に
も、オクタメチルシクロテトラシロキサンと1,3−ジ
ビニルテトラメチルジシロキサンとを塩基性触媒存在下
に平衡重合反応させることにより製造することができ
る。このような本成分のオルガノポリシロキサンとして
は、例えば、下記式で示される化合物が挙げられる。
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
【0010】(b)成分のオルガノシロキサンは、1分
子中に2個のケイ素原子結合水素原子と1個のカルボキ
シル基を有する化合物であり、本発明のオルガノポリシ
ロキサンにカルボキシル基を導入するための成分であ
る。本成分のオルガノシロキサンは、例えば、式:
【化31】 で示されるメチルトリスジメチルシロキシシラン(特開
平5−32677号公報参照)とカルボキシル基含有ア
ルケニル化合物とを白金系触媒の存在下で付加反応さ
せ、次いで蒸留することにより製造することができる。
このとき、後者のカルボキシル基含有アルケニル化合物
中のアルケニル基のモル数に対して、前者のシラン中の
ケイ素原子結合水素原子のモル数が過剰になるような条
件下で付加反応させることが好ましい。この方法によれ
ば、カルボキシル基とケイ素原子結合水素原子とを同一
分子内に有する高純度のオルガノシロキサンを得ること
ができる。このような本成分のオルガノシロキサンとし
ては、例えば、下記式で示される化合物が挙げられる。
【化32】
【化33】
【0011】(c)成分のヒドロシリル化反応用触媒
は、(a)成分中のアルケニル基と(b)成分中のケイ
素原子結合水素原子とを付加反応させるための触媒であ
り、その種類は特に限定されない。具体的には、塩化白
金酸,塩化白金酸のアルコール溶液,白金とオレフィン
の錯体,白金とビニルシロキサンの錯体,白金担持シリ
カ,白金担持活性炭等の白金金属系触媒,ロジウム系触
媒,バナジウム系触媒が例示される。これらの中でも白
金金属系触媒が好ましく、これを使用する場合は(a)
成分と(b)成分の合計重量100万重量部に対して白
金金属量として0.01〜1,000重量部の範囲となる
ような量が好ましく、より好ましくは0.1〜100重
量部の範囲となるような量である。
【0012】上記(a)成分のオルガノポリシロキサン
と(b)成分のオルガノシロキサンとを付加反応させる
際には、(b)成分中のケイ素原子結合水素原子のモル
数に対する(a)成分中のアルケニル基のモル数の比が
1を越えるような条件下、即ち、
【式4】 となる条件下であることが必要である。また、高分子量
の本発明のオルガノポリシロキサンを得るには、(a)
成分の量と(b)成分の量が接近していることが必要で
ある。反応条件は、50℃〜150℃の温度条件下で1
0分〜2時間反応させるのが好ましい。また、本発明の
製造方法においては、発明の目的を損なわない限り、有
機溶媒を使用することができる。使用できる有機溶媒と
しては、例えば、トルエン,キシレン等の芳香族系溶
媒;へキサン,ヘプタン等の脂肪族系溶媒が挙げられ
る。
【0013】次に、本発明の一般式(B)で示されるオ
ルガノポリシロキサンについて説明する。このオルガノ
ポリシロキサンは、一般式(B):
【化34】 で示される。上式中、R1はアルケニル基を含まない同
種もしくは異種の一価炭化水素基であり、メチル基,エ
チル基,プロピル基等のアルキル基;フェニル基,トリ
ル基,キシリル基等のアリール基;ベンジル基,フェネ
チル基等のアラルキル基が例示される。これらの中で
も、合成の容易さおよび経済性の点からメチル基または
フェニル基が好ましい。R3は炭素原子数が2以上であ
る同種もしくは異種の二価炭化水素基,オキシアルキレ
ン基,アルキレンオキシアルキレン基および式:−
(R5)x−O−CO−R7−(式中、R5およびR7はアル
キレン基であり、xは0または1である。)で示される
基からなる群から選択される基である。二価炭化水素基
としては、メチルメチレン基,エチレン基,メチルエチ
レン基,プロピレン基,ブチレン基,ペンチレン基,ヘ
キシレン基のようなアルキレン基が挙げられる。オキシ
アルキレン基としてはオキシプロピレン基が例示され、
アルキレンオキシアルキレン基としては、プロピレンオ
キシエチレン基,ブチレンオキシエチレン基,ヘキシレ
ンオキシエチレン基が例示される。この他にも、下記式
で示される基が挙げられる。
【化35】 これらの中でも、合成の容易さおよび経済性の点からエ
チレン基またはプロピレン基が好ましい。R4は二価炭
化水素基,式:−R8−O−R9−(式中、R8およびR9
は二価炭化水素基である。)で示される基および式:−
8−O−CO−R9−(式中、R8およびR9は二価炭化
水素基である。)で示される基からなる群から選択され
る基である。二価炭化水素基としては、エチレン基,n
−プロピレン基,イソプロピレン基,n−ブチレン基等
のアルキレン基が例示される。この他にも、下記式で示
される基が挙げられる。
【化36】 これらの中でも製造の容易さおよび経済性の点からアル
キレン基が好ましく、特にエチル基が好ましい。aは0
または1以上の整数であり、好ましくは0〜1,000
の整数であり、より好ましくは0〜100の整数であ
る。bは1以上の整数である。また、本発明のオルガノ
ポリシロキサンの数平均分子量は500〜500,00
0の範囲であり、好ましくは1,000〜100,000
の範囲である。
【0014】かかるオルガノポリシロキサンとしては、
例えば、下記式で示される化合物が挙げられる。
【化37】
【化38】
【0015】このような本発明のオルガノポリシロキサ
ンは、例えば、(a)一般式:
【化39】 (式中、R1,R2およびaは前記と同じである。)で示
されるオルガノポリシロキサンと、(b)一般式:
【化40】 (式中、R1およびR4は前記と同じである。)で示され
るオルガノシロキサンとを、
【式5】 となる条件下で、(c)ヒドロシリル化反応用触媒の存
在下に付加反応させることにより製造できる。
【0016】(a)成分のオルガノポリシロキサンは分
子鎖両末端にアルケニル基を有する化合物であり、その
平均分子量は1,000〜10,000の範囲であること
が好ましい。このオルガノポリシロキサンは、例えば、
ヘキサメチルシクロトリシロキサンをアニオン開環重合
してなるリビングポリマーに、ジメチルビニルクロロシ
ランのようなアルケニル基を有する化合物を重合停止剤
として用いることにより製造することができる。特にこ
の方法では、アルケニル基を有しない環状シロキサンの
生成率が極めて小さいという利点を有する。この他に
も、オクタメチルシクロテトラシロキサンと1,3−ジ
ビニルテトラメチルジシロキサンとを塩基性触媒存在下
に平衡重合反応させることにより製造することができ
る。このような本成分のオルガノポリシロキサンとして
は、例えば、下記式で示される化合物が挙げられる。
【化41】
【化42】
【化43】
【化44】
【0017】(b)成分のオルガノシロキサンは、1分
子中に2個のケイ素原子結合水素原子と1個のカルボキ
シル基を有する化合物であり、本発明のオルガノポリシ
ロキサンにカルボキシル基を導入するための成分であ
る。本成分のオルガノシロキサンは、例えば、式:
【化45】 で示されるメチルトリスジメチルシロキシシラン(特開
平5−32677号公報参照)とカルボキシル基含有ア
ルケニル化合物とを白金系触媒の存在下で付加反応さ
せ、次いで蒸留することにより製造することができる。
このとき、後者のカルボキシル基含有アルケニル化合物
中のアルケニル基のモル数に対して、前者のシラン中の
ケイ素原子結合水素原子のモル数が過剰になるような条
件下で付加反応させることが好ましい。この方法によれ
ば、カルボキシル基とケイ素原子結合水素原子とを同一
分子内に有する高純度のオルガノシロキサンを得ること
ができる。このような本成分のオルガノシロキサンとし
ては、例えば、下記式で示される化合物が挙げられる。
【化46】
【化47】
【0018】(c)成分のヒドロシリル化反応用触媒
は、(a)成分中のアルケニル基と(b)成分中のケイ
素原子結合水素原子とを付加反応させるための触媒であ
り、その種類は特に限定されない。具体的には、塩化白
金酸,塩化白金酸のアルコール溶液,白金とオレフィン
の錯体,白金とビニルシロキサンの錯体,白金担持シリ
カ,白金担持活性炭等の白金金属系触媒,ロジウム系触
媒,バナジウム系触媒が例示される。これらの中でも白
金金属系触媒が好ましく、これを使用する場合は(a)
成分と(b)成分の合計重量100万重量部に対して白
金金属量として0.01〜1,000重量部の範囲となる
ような量が好ましく、より好ましくは0.1〜100重
量部の範囲となるような量である。
【0019】上記(a)成分のオルガノポリシロキサン
と(b)成分のオルガノシロキサンとを付加反応させる
際には、(a)成分中のアルケニル基のモル数に対する
(b)成分中のケイ素原子結合水素原子のモル数の比が
1を越えるような条件下、即ち、
【式6】 となる条件下であることが必要である。また、高分子量
の本発明のオルガノポリシロキサンを得るには、(a)
成分の量と(b)成分の量が接近していることが必要で
ある。反応条件は、50℃〜150℃の温度条件下で1
0分〜2時間反応させるのが好ましい。また、本発明の
製造方法においては、発明の目的を損なわない限り、有
機溶媒を使用することができる。使用できる有機溶媒と
しては、例えば、トルエン,キシレン等の芳香族系溶
媒;へキサン,ヘプタン等の脂肪族系溶媒が挙げられ
る。
【0020】以上のような本発明のオルガノポリシロキ
サンは、一分子中にアルケニル基もしくはケイ素原子結
合水素原子を有するため、付加反応硬化性オルガノポリ
シロキサン組成物の主成分として有用である。またカル
ボキシル基を有することから、エポキシ化合物,アミン
類,アルコール性水酸基に対する反応性が高く、このた
めポリイミド樹脂,ポリエステル樹脂,エポキシ樹脂,
アルキド樹脂,ウレタン樹脂等の改質剤として使用する
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例にて本発明を詳細に説明する。
【0022】
【合成例1】水分分離管付きコンデンサー,温度計,攪
拌棒を取り付けた5リットル4口フラスコに、ヘキサメ
チルシクロトリシロキサン1,000グラム(4.49モ
ル)とトルエン750グラムを投入して混合した。この
混合物を加熱還流により共沸脱水した後、水冷により室
温に戻し、次いでジフェニルジリチウムシラノレート
0.3311グラム(1.45ミリモル),水12.95
70グラム(0.719モル),アセトニトリル250
グラムおよびN,N-ジメチルホルムアミド40グラムを加
えて、室温下で反応を行った。ガスクロマトグラフィー
(以下、GCL)により反応の進行をモニターし、ヘキ
サメチルシクロトリシロキサンの転化率が80パーセン
トに達した時点でジエチルアミン197グラム(2.6
9モル)を加え、次いでジメチルビニルクロロシランを
121.8グラム(1.01モル)滴下した。この反応溶
液を室温で12時間攪拌してメタノールを115グラム
(3.59モル)加え、さらに室温で2時間攪拌した。
攪拌後、滅菌濾過を行って析出した塩を取り除き、次い
で真空ポンプを備えたロータリーエバポレータを用いて
120℃の条件下でストリッピングすることにより低沸
分を取り除いた。そして再び滅菌濾過を行い、無色透明
の反応生成物861グラムを得た。得られた反応生成物
を核磁気共鳴分析(以下、NMR)および赤外吸光分析
(以下、IR)により分析したところ、このものは下記
化学構造式で示されるオルガノポリシロキサンであるこ
とが判明した。
【化48】
【0023】
【合成例2】水分分離管付きコンデンサー,温度計,攪
拌棒を取り付けた2リットル4口フラスコに、ヘキサメ
チルシクロトリシロキサン400グラム(1.80モ
ル)とトルエン300グラムを投入して混合した。この
混合物を加熱還流により共沸脱水した後、水冷により室
温に戻し、次いでジフェニルジリチウムシラノレート
0.2187グラム(0.958ミリモル),水8.62
54グラム(0.479モル),アセトニトリル100
グラムおよびN,N-ジメチルホルムアミド16グラムを加
えて、室温下で反応を行った。GCLにより反応の進行
をモニターし、ヘキサメチルシクロトリシロキサンの転
化率が80パーセントに達した時点で酢酸0.33グラ
ムを加えて反応を停止させた。さらにジエチルアミン1
18グラム(1.61モル)を加え、次いでジフェニル
ジクロロシラン60.7グラム(0.239モル)を滴下
した。滴下後室温で16時間攪拌した後、ジメチルビニ
ルクロロシランを69.2グラム(0.573モル)滴下
した。この反応溶液を室温で12時間攪拌してメタノー
ルを70.2グラム(2.19モル)加え、さらに室温で
1時間攪拌した。攪拌後、滅菌濾過を行って析出した塩
を取り除き、次いで真空ポンプを備えたロータリーエバ
ポレータを用いて120℃の条件下でストリッピングす
ることにより低沸分を取り除いた。そして再び滅菌濾過
を行い、透明微黄色の反応生成物365グラムを得た。
得られた反応生成物をNMRおよびIRにより分析した
ところ、このものは下記化学構造式で示されるオルガノ
ポリシロキサンであることが判明した。
【化49】
【0024】
【合成例3】コンデンサー,温度計,攪拌棒を取り付け
た1リットル4口フラスコにメチルトリスジメチルシロ
キシシラン450グラム(1.68モル)を投入し、こ
れに塩化白金酸と1,3−ジビニルテトラメチルジシロ
キサンの錯体を白金金属量が上記メチルトリスジメチル
シロキシシランに対して5ppmになるような量加え
た。この混合物を加熱して80℃に達した時点で、アク
リル酸80.5グラム(1.12モル)を滴下した。滴下
中は反応温度を80℃に保つように水浴を用いて制御し
た。反応終了後は室温まで冷却し、次いでウィドマー精
留塔を備えた蒸留装置を用いて蒸留して、無色透明の反
応生成物169グラムを得た。得られた反応生成物をN
MRおよびIRにより分析したところ、このものは下記
化学構造式で示されるオルガノシロキサンであることが
判明した。
【化50】
【0025】
【実施例1】コンデンサー,温度計,攪拌棒を取り付け
た0.2リットル4口フラスコに、合成例1で得られた
両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロ
キサン(ビニル含有量3.30重量%)100.0グラム
(ビニル基0.122モル)を投入し、これに塩化白金
酸と1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンの錯体
を白金金属量が上記ジメチルポリシロキサンに対して5
ppmとなるような量加えた。この混合物を加熱して8
0℃に達した時点で、合成例3で得られたオルガノシロ
キサンを19.4グラム(ケイ素原子結合水素原子0.1
14モル)滴下した。滴下中は反応温度を80℃に保つ
ように水浴を用いて制御した。反応終了後、室温まで冷
却した後、真空ポンプを備えたロータリーエバポレータ
ーを用いて80℃の条件下でストリッピングすることに
より低沸分を取り除き、無色透明の反応生成物110グ
ラムを得た。得られた反応生成物をNMRおよびIRに
より分析したところ、このものは下記化学構造式で示さ
れるオルガノポリシロキサンであることが判明した。
【化51】
【0026】
【実施例2】コンデンサー,温度計,攪拌棒を取り付け
た0.2リットル4口フラスコに、1,3−ジビニルテト
ラメチルジシロキサン20.0グラム(ビニル基0.21
5モル)を投入し、これに塩化白金酸と1,3−ジビニ
ルテトラメチルジシロキサンの錯体を白金金属量が上記
ジシロキサンに対して5ppmとなるような量加えた。
この混合物を加熱して80℃に達した時点で、合成例3
で得られたオルガノシロキサンを35.4グラム(ケイ
素原子結合水素原子0.208モル)滴下した。滴下中
は反応温度を80℃に保つように水浴を用いて制御し
た。反応終了後、室温まで冷却した後、真空ポンプを備
えたロータリーエバポレーターを用いて80℃の条件下
でストリッピングすることにより低沸分を取り除き、無
色透明の反応生成物51.0グラムを得た。得られた反
応生成物をNMRおよびIRにより分析したところ、こ
のものは下記化学構造式で示されるオルガノポリシロキ
サンであることが判明した。
【化52】
【0027】
【実施例3】コンデンサー,温度計,攪拌棒を取り付け
た0.2リットル4口フラスコに、合成例2で得られた
両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサ
ン・ジフェニルシロキサン共重合体(ビニル含有量2.
63重量%)100.0グラム(ビニル基0.0972モ
ル)を投入し、これに塩化白金酸と1,3−ジビニルテ
トラメチルジシロキサンの錯体を白金金属量が上記シロ
キサン共重合体に対して5ppmとなるような量加え
た。この混合物を加熱して80℃に達した時点で、合成
例3で得られたオルガノシロキサンを15.2グラム
(ケイ素原子結合水素原子0.0891モル)滴下し
た。滴下中は反応温度を80℃に保つように水浴を用い
て制御した。反応終了後、室温まで冷却した後、真空ポ
ンプを備えたロータリーエバポレーターを用いて80℃
の条件下でストリッピングすることにより低沸分を取り
除き、無色透明の反応生成物99.4グラムを得た。得
られた反応生成物をNMRおよびIRにより分析したと
ころ、このものは下記化学構造式で示されるオルガノポ
リシロキサンであることが判明した。
【化53】
【0028】
【実施例4】コンデンサー,温度計,攪拌棒を取り付け
た0.5リットル4口フラスコに、合成例3で得られた
オルガノシロキサン50グラム(ケイ素原子結合水素原
子0.294モル)を投入し、これに塩化白金酸と1,3
−ジビニルテトラメチルジシロキサンの錯体を白金金属
量が上記オルガノシロキサンに対して5ppmとなるよ
うな量加えた。この混合物を加熱して80℃に達した時
点で、合成例1で得られた両末端ジメチルビニルシロキ
シ基封鎖ジメチルポリシロキサン(ビニル含有量3.3
0重量%)を223グラム(ビニル基0.273モル)
滴下した。滴下中は反応温度を80℃に保つように水浴
を用いて制御した。反応終了後、室温まで冷却した後、
真空ポンプを備えたロータリーエバポレーターを用いて
80℃の条件下でストリッピングすることにより低沸分
を取り除き、無色透明の反応生成物252グラムを得
た。得られた反応生成物をNMRおよびIRにより分析
したところ、このものは下記化学構造式で示されるオル
ガノポリシロキサンであることが判明した。
【化54】
【0029】
【発明の効果】本発明のオルガノポリシロキサンは、カ
ルボキシル基と、アルケニル基もしくはケイ素原子結合
水素原子とを同一分子中に有する化合物であって、主鎖
中にシルアルキレン単位を有し、かつ、カルボキシル基
がシリル基を介して主鎖のケイ素原子に結合してなる新
規な化合物である。また本発明の製造方法は、アルケニ
ル基含有オルガノポリシロキサンと、カルボキシル基を
有するオルガノハイドロジェンシロキサンとを付加反応
させることを特徴とし、本発明のオルガノポリシロキサ
ンを効率よく製造することができるという利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は実施例1で得られたオルガノポリシロ
キサンの13C−核磁気共鳴分析チャートである。
【図2】 図2は実施例1で得られたオルガノポリシロ
キサンの29Si−核磁気共鳴分析チャートである。
【図3】 図3は実施例1で得られたオルガノポリシロ
キサンの赤外吸光分析チャートである。
【図4】 図4は実施例3で得られたオルガノポリシロ
キサンの13C−核磁気共鳴分析チャートである。
【図5】 図5は実施例3で得られたオルガノポリシロ
キサンの29Si−核磁気共鳴分析チャートである。
【図6】 図6は実施例3で得られたオルガノポリシロ
キサンの赤外吸光分析チャートである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(A): 【化1】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R2は同種もしくは異種の
    末端が不飽和二重結合で封鎖された一価炭化水素基,ア
    ルケニルオキシ基,アルケニルオキシアルキレン基およ
    び式:−(R5)x−O−CO−R6(式中、R5はアルキレ
    ン基であり、R6はアルケニル基であり、xは0または
    1である。)で示される基からなる群から選択される基
    であり、R3は炭素原子数が2以上である同種もしくは
    異種の二価炭化水素基,オキシアルキレン基,アルキレ
    ンオキシアルキレン基および式:−(R5)x−O−CO−
    7−(式中、R5およびR7はアルキレン基であり、x
    は0または1である。)で示される基からなる群から選
    択される基であり、R4は二価炭化水素基,式:−R8
    O−R9−(式中、R8およびR9は二価炭化水素基であ
    る。)で示される基および式:−R8−O−CO−R9
    (式中、R8およびR9は二価炭化水素基である。)で示
    される基からなる群から選択される基である。aは0ま
    たは1以上の整数であり、bは1以上の整数である。}
    で示される数平均分子量500〜500,000のオル
    ガノポリシロキサン。
  2. 【請求項2】 一般式(B): 【化2】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R3は炭素原子数が2以上
    である同種もしくは異種の二価炭化水素基,オキシアル
    キレン基,アルキレンオキシアルキレン基および式:−
    (R5)x−O−CO−R7−(式中、R5およびR7はアル
    キレン基であり、xは0または1である。)で示される
    基からなる群から選択される基であり、R4は二価炭化
    水素基,式:−R8−O−R9−(式中、R8およびR9
    二価炭化水素基である。)で示される基および式:−R
    8−O−CO−R9−(式中、R8およびR9は二価炭化水
    素基である。)で示される基からなる群から選択される
    基である。aは0または1以上の整数であり、bは1以
    上の整数である。}で示される数平均分子量500〜5
    00,000のオルガノポリシロキサン。
  3. 【請求項3】 R4がアルキレン基である請求項1また
    は請求項2記載のオルガノポリシロキサン。
  4. 【請求項4】 (a)一般式: 【化3】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R2は同種もしくは異種の
    末端が不飽和二重結合で封鎖された一価炭化水素基,ア
    ルケニルオキシ基,アルケニルオキシアルキレン基およ
    び式:−(R5)x−O−CO−R6(式中、R5はアルキレ
    ン基であり、R6はアルケニル基であり、xは0または
    1である。)で示される基からなる群から選択される基
    であり、aは0または1以上の整数である。}で示され
    るオルガノポリシロキサンと、(b)一般式: 【化4】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R4は二価炭化水素基,
    式:−R8−O−R9−(式中、R8およびR9は二価炭化
    水素基である。)で示される基および式:−R8−O−
    CO−R9−(式中、R8およびR9は二価炭化水素基で
    ある。)で示される基からなる群から選択される基であ
    る。}で示されるオルガノシロキサンとを、 【式1】 となる条件下で、(c)ヒドロシリル化反応用触媒の存
    在下に付加反応させることを特徴とする請求項1記載の
    オルガノポリシロキサンの製造方法。
  5. 【請求項5】(a)一般式: 【化5】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R2は同種もしくは異種の
    末端が不飽和二重結合で封鎖された一価炭化水素基,ア
    ルケニルオキシ基,アルケニルオキシアルキレン基およ
    び式:−(R5)x−O−CO−R6(式中、R5はアルキレ
    ン基であり、R6はアルケニル基であり、xは0または
    1である。)で示される基からなる群から選択される基
    であり、aは0または1以上の整数である。}で示され
    るオルガノポリシロキサンと、(b)一般式: 【化6】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R4は二価炭化水素基,
    式:−R8−O−R9−(式中、R8およびR9は二価炭化
    水素基である。)で示される基および式:−R8−O−
    CO−R9−(式中、R8およびR9は二価炭化水素基で
    ある。)で示される基からなる群から選択される基であ
    る。}で示されるオルガノシロキサンとを、 【式2】 となる条件下で、(c)ヒドロシリル化反応用触媒の存
    在下に付加反応させることを特徴とする請求項2記載の
    オルガノポリシロキサンの製造方法。
  6. 【請求項6】 R4がアルキレン基である請求項4また
    は請求項5記載のオルガノポリシロキサンの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1130632A2 (en) * 2000-03-03 2001-09-05 Dow Corning Toray Silicone Co., Ltd. Electrically insulating crosslinked thin-film-forming organic resin composition
JP2003098670A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Fujitsu Ltd レジスト組成物及びこれを用いたパターン形成方法
JP2007126556A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Dow Corning Toray Co Ltd 有機ケイ素重合体およびその製造方法

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EP1130632A3 (en) * 2000-03-03 2003-09-10 Dow Corning Toray Silicone Co., Ltd. Electrically insulating crosslinked thin-film-forming organic resin composition
JP2003098670A (ja) * 2001-09-20 2003-04-04 Fujitsu Ltd レジスト組成物及びこれを用いたパターン形成方法
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