JPH10130391A - オルガノポリシロキサンおよびその製造方法 - Google Patents

オルガノポリシロキサンおよびその製造方法

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JPH10130391A
JPH10130391A JP30102996A JP30102996A JPH10130391A JP H10130391 A JPH10130391 A JP H10130391A JP 30102996 A JP30102996 A JP 30102996A JP 30102996 A JP30102996 A JP 30102996A JP H10130391 A JPH10130391 A JP H10130391A
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JP
Japan
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group
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represented
alkenyl
organopolysiloxane
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JP30102996A
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English (en)
Inventor
Akihiko Kobayashi
昭彦 小林
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DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分子鎖両末端にアルケニル基もしくはケイ素
原子結合水素原子を有し、側鎖に酸無水物基を有する新
規なオルガノポリシロキサンおよびその製造方法を提供
する。 【解決手段】 酸無水物基と、アルケニル基もしくはケ
イ素原子結合水素原子とを同一分子中に有するオルガノ
ポリシロキサンであって、主鎖中にシルアルキレン単位
を有し、かつ、酸無水物基がシリル基を介して主鎖のケ
イ素原子に結合してなる新規なオルガノポリシロキサン
および、アルケニル基含有オルガノポリシロキサンと酸
無水物基を有するオルガノハイドロジェンシロキサンと
を付加反応させることを特徴とする該オルガノポリシロ
キサンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分子鎖両末端にア
ルケニル基もしくはケイ素原子結合水素原子を有し、側
鎖に酸無水物基を有する新規なオルガノポリシロキサン
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】酸無水物基を有するオルガノポリシロキ
サンは、エポキシ樹脂,アルキド樹脂,ポリエステル樹
脂,ポリイミド樹脂等の各種有機樹脂の改質剤として知
られており、例えば、ノルボルナン無水物基を有するジ
メチルポリシロキサン(特開平3−56490号公報参
照),式:
【化14】 で示される酸無水物基を有するジメチルポリシロキサン
(特開平5−331291号公報参照)が提案されてい
る。そしてこれらのオルガノポリシロキサンの製造方法
として、オルガノハイドロジェンポリシロキサンと、酸
無水物基およびアルケニル基を有する化合物とを付加反
応させる方法が開示されている。この他にも、酸無水物
基含有ジシロキサン,例えば、1,3−ビス(ジカルボ
キシフェニル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキ
サン2無水物(独特許第3542346号公報参照),
5,5'−(1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジシロ
キサンジイル)−ビスノルボルナン−2,3−ジカルボ
ン酸無水物(特表昭59−505208号公報参照),
1,3−ビス(ジカルボキシブチル)−1,1,3,3−テ
トラメチルジシロキサン2無水物(特開昭57−123
223号公報参照),1,3−ビス(トリメリットオキ
シプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサ
ン2無水物(特開平1−254631号公報参照)と、
オクタメチルシクロテトラシロキサンのような環状シロ
キサンとを、酸触媒、例えば硫酸の存在下に平衡化反応
させることにより、両末端に酸無水物基を有する高分子
量のオルガノポリシロキサンを製造できることが知られ
ている。しかし、同一分子中にアルケニル基やケイ素原
子結合水素原子などの反応性基を有する酸無水物基含有
オルガノポリシロキサン、特に主鎖中にシルアルキレン
単位を有し、かつ、酸無水物基がシリル基を介して主鎖
のケイ素原子に結合してなるオルガノポリシロキサンは
知られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は鋭意検討し
た結果、本発明に到達した。即ち、本発明の目的は、酸
無水物基と、アルケニル基もしくはケイ素原子結合水素
原子とを同一分子中に有するオルガノポリシロキサンで
あって、主鎖中にシルアルキレン単位を有し、かつ、酸
無水物基がシリル基を介して主鎖のケイ素原子に結合し
てなる新規なオルガノポリシロキサンおよびその製造方
法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明
は、一般式(A):
【化15】 および、一般式(B):
【化16】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
種の一価炭化水素基であり、R2は同種もしくは異種の
アルケニル基,式:−O−R7で示される基および式:
【化17】 (式中、R7はアルケニル基である。)で示される基か
らなる群から選択される基であり、R3は炭素原子数が
2以上である同種もしくは異種のアルキレン基,オキシ
アルキレン基およびアシロキシアルキレン基からなる群
から選択される基であり、R4は式:
【化18】 (式中、R5およびR6は二価炭化水素基であり、Zは酸
素原子または二価炭化水素基である。)で示される酸無
水物基であり、aは0または1以上の整数であり、bは
1以上の整数である。}で示される数平均分子量500
〜500,000のオルガノポリシロキサンおよびその
製造方法に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】最初に、本発明の一般式(A)で
示されるオルガノポリシロキサンについて説明する。こ
のオルガノポリシロキサンは、一般式(A):
【化19】 で示される。上式中、R1はアルケニル基を含まない同
種もしくは異種の一価炭化水素基であり、メチル基,エ
チル基,プロピル基等のアルキル基;フェニル基,トリ
ル基,キシリル基等のアリール基;ベンジル基,フェネ
チル基等のアラルキル基が例示される。これらの中で
も、合成の容易さおよび経済性の点からメチル基または
フェニル基が好ましい。R2は同種もしくは異種のアル
ケニル基,式:−O−R7で示される基および式:
【化20】 (式中、R7はアルケニル基である。)で示される基か
らなる群から選択される基である。アルケニル基として
は、ビニル基,アリル基,ブテニル基,ヘキセニル基が
例示される。上式で示される基としては、式:
【化21】 で示される基が例示される。これらの中でも、合成の容
易さおよび経済性の点からビニル基が好ましい。R3
炭素原子数が2以上である同種もしくは異種のアルキレ
ン基,オキシアルキレン基およびアシロキシアルキレン
基からなる群から選択される基であり、アルキレン基と
しては、メチルメチレン基,エチレン基,メチルエチレ
ン基,プロピレン基,ブチレン基,ペンチレン基,ヘキ
シレン基が例示される。オキシアルキレン基としては、
オキシエチレン基,オキシプロピレン基が例示され、ア
シロキシアルキレン基としては、式:
【化22】 で示される基が例示される。これらの中でも、合成の容
易さおよび経済性の点からエチレン基またはプロピレン
基が好ましい。R4は式:
【化23】 で示される酸無水物基である。上式中、R5およびR6
二価炭化水素基であり、エチレン基,n−プロピレン
基,イソプロピレン基,n−ブチレン基等のアルキレン
基が例示される。Zは酸素原子または前記したような二
価炭化水素基である。このような酸無水物基としては、
無水コハク酸プロピル基,無水コハク酸ブチル基,無水
コハク酸ペンチル基,無水フタル酸プロピル基,無水フ
タル酸ブチル基,無水フタル酸ペンチル基,ビシクロ
(2,2,1)ヘプタン酸無水物基,ビシクロ(2,2,
2)オクタン酸無水物基,7−オキサビシクロ(2,2,
1)ヘプタン酸無水物基が例示される。これらの中で
も、製造の容易さおよび経済性の点から無水コハク酸プ
ロピル基が好ましい。aは0または1以上の整数であ
り、好ましくは0〜1,000の整数であり、より好ま
しくは0〜100の整数である。bは1以上の整数であ
る。また、本発明のオルガノポリシロキサンの数平均分
子量は500〜500,000の範囲であり、好ましく
は1,000〜100,000の範囲である。
【0006】かかるオルガノポリシロキサンとしては、
例えば、下記式で示される化合物が挙げられる。
【化24】
【化25】
【化26】
【化27】
【化28】
【0007】このような本発明のオルガノポリシロキサ
ンは、例えば、(a)一般式:
【化29】 (式中、R1,R2およびaは前記と同じである。)で示
されるオルガノポリシロキサンと、(b)一般式:
【化30】 (式中、R1およびR4は前記と同じである。)で示され
るオルガノシロキサンとを、
【式3】 となる条件下で、(c)ヒドロシリル化反応用触媒の存
在下に付加反応させることにより製造できる。
【0008】(a)成分のオルガノポリシロキサンは分
子鎖両末端にアルケニル基を有する化合物であり、その
平均分子量は1,000〜10,000の範囲であること
が好ましい。このオルガノポリシロキサンは、例えば、
ヘキサメチルシクロトリシロキサンをアニオン開環重合
してなるリビングポリマーに、ジメチルビニルクロロシ
ランのようなアルケニル基を有する化合物を重合停止剤
として用いることにより製造することができる。特にこ
の方法ではアルケニル基を有しない環状シロキサンが最
終生成物中に残留しないため、分子量分布の非常に狭い
単分散のオルガノポリシロキサンが得られるという利点
を有する。この他にも、オクタメチルシクロテトラシロ
キサンと1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンと
を塩基性触媒存在下に平衡重合反応させることにより製
造することができる。このような本成分のオルガノポリ
シロキサンとしては、例えば、下記式で示される化合物
が挙げられる。
【化31】
【化32】
【0009】(b)成分のオルガノシロキサンは、1分
子中に2個のケイ素原子結合水素原子と1個の酸無水物
基を有する化合物であり、本発明のオルガノポリシロキ
サンに酸無水物基を導入するための成分である。本成分
のオルガノシロキサンは、例えば、式:
【化33】 で示されるメチルトリスジメチルシロキシシラン(特開
平5−32677号公報参照)と脂肪族不飽和結合含有
酸無水物とを白金系触媒の存在下で付加反応させ、次い
で蒸留することにより製造することができる。このと
き、後者の酸無水物中の脂肪族不飽和結合のモル数に対
して、前者のシラン中のケイ素原子結合水素原子のモル
数が過剰になるような条件下で付加反応させる必要があ
る。この方法によれば、不純物を含まない高純度のオル
ガノシロキサンを得ることができる。このような本成分
のオルガノシロキサンとしては、例えば、下記式で示さ
れる化合物が挙げられる。
【化34】
【化35】
【0010】(c)成分のヒドロシリル化反応用触媒
は、(a)成分中のアルケニル基と(b)成分中のケイ
素原子結合水素原子とを付加反応させるための触媒であ
り、その種類は特に限定されない。具体的には、塩化白
金酸,塩化白金酸のアルコール溶液,白金とオレフィン
の錯体,白金とビニルシロキサンの錯体,白金担持シリ
カ,白金担持活性炭等の白金金属系触媒,ロジウム系触
媒,バナジウム系触媒が例示される。これらの中でも白
金金属系触媒が好ましく、これを使用する場合は(a)
成分と(b)成分の合計重量100万重量部に対して白
金金属量として0.01〜1,000重量部の範囲となる
ような量が好ましく、より好ましくは0.1〜100重
量部の範囲となるような量である。
【0011】上記(a)成分のオルガノポリシロキサン
と(b)成分のオルガノシロキサンとを付加反応させる
際には、(b)成分中のケイ素原子結合水素原子のモル
数に対する(a)成分中のアルケニル基のモル数の比が
1を越えるような条件下、即ち、
【式4】 となる条件下であることが必要である。また、高分子量
の本発明のオルガノポリシロキサンを得るには、(a)
成分の量と(b)成分の量が接近していることが必要で
ある。反応条件は、50℃〜150℃の温度条件下で1
0分〜2時間反応させるのが好ましい。また、本発明の
製造方法においては、発明の目的を損なわない限り、有
機溶媒を使用することができる。使用できる有機溶媒と
しては、例えば、トルエン,キシレン等の芳香族系溶
媒;へキサン,ヘプタン等の脂肪族系溶媒が挙げられ
る。
【0012】次に、本発明の一般式(B)で示されるオ
ルガノポリシロキサンについて説明する。このオルガノ
ポリシロキサンは、一般式(B):
【化36】 で示される。上式中、R1はアルケニル基を含まない同
種もしくは異種の一価炭化水素基であり、メチル基,エ
チル基,プロピル基等のアルキル基;フェニル基,トリ
ル基,キシリル基等のアリール基;ベンジル基,フェネ
チル基等のアラルキル基が例示される。これらの中で
も、合成の容易さおよび経済性の点からメチル基または
フェニル基が好ましい。R3は炭素原子数が2以上であ
る同種もしくは異種のアルキレン基,オキシアルキレン
基およびアシロキシアルキレン基からなる群から選択さ
れる基であり、アルキレン基としては、メチルメチレン
基,エチレン基,メチルエチレン基,プロピレン基,ブ
チレン基,ペンチレン基,ヘキシレン基が例示される。
オキシアルキレン基としては、オキシエチレン基,オキ
シプロピレン基が例示され、アシロキシアルキレン基と
しては、式:
【化37】 で示される基が例示される。これらの中でも、合成の容
易さおよび経済性の点からエチレン基またはプロピレン
基が好ましい。R4は式:
【化38】 で示される酸無水物基である。上式中、R5およびR6
二価炭化水素基であり、エチレン基,n−プロピレン
基,イソプロピレン基,n−ブチレン基等のアルキレン
基が例示される。Zは酸素原子または前記したような二
価炭化水素基である。このような酸無水物基としては、
無水コハク酸プロピル基,無水コハク酸ブチル基,無水
コハク酸ペンチル基,無水フタル酸プロピル基,無水フ
タル酸ブチル基,無水フタル酸ペンチル基,ビシクロ
(2,2,1)ヘプタン酸無水物基,ビシクロ(2,2,
2)オクタン酸無水物基,7−オキサビシクロ(2,2,
1)ヘプタン酸無水物基が例示される。これらの中で
も、製造の容易さおよび経済性の点から無水コハク酸プ
ロピル基が好ましい。aは0または1以上の整数であ
り、好ましくは0〜1,000の整数であり、より好ま
しくは0〜100の整数である。bは1以上の整数であ
る。また、本発明のオルガノポリシロキサンの数平均分
子量は500〜500,000の範囲であり、好ましく
は1,000〜100,000の範囲である。
【0013】かかるオルガノポリシロキサンとしては、
例えば、下記式で示される化合物が挙げられる。
【化39】
【化40】
【0014】このような本発明のオルガノポリシロキサ
ンは、例えば、(a)一般式:
【化41】 (式中、R1,R2およびaは前記と同じである。)で示
されるオルガノポリシロキサンと、(b)一般式:
【化42】 (式中、R1およびR4は前記と同じである。)で示され
るオルガノシロキサンとを、
【式5】 となる条件下で、(c)ヒドロシリル化反応用触媒の存
在下に付加反応させることにより製造できる。
【0015】(a)成分のオルガノポリシロキサンは分
子鎖両末端にアルケニル基を有する化合物であり、その
平均分子量は1,000〜10,000の範囲であること
が好ましい。このオルガノポリシロキサンは、例えば、
ヘキサメチルシクロトリシロキサンをアニオン開環重合
してなるリビングポリマーに、ジメチルビニルクロロシ
ランのようなアルケニル基を有する化合物を重合停止剤
として用いることにより製造することができる。特にこ
の方法ではアルケニル基を有しない環状シロキサンが最
終生成物中に残留しないため、分子量分布の非常に狭い
単分散のオルガノポリシロキサンが得られるという利点
を有する。この他にも、オクタメチルシクロテトラシロ
キサンと1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンと
を塩基性触媒存在下に平衡重合反応させることにより製
造することができる。このような本成分のオルガノポリ
シロキサンとしては、例えば、下記式で示される化合物
が挙げられる。
【化43】
【化44】
【0016】(b)成分のオルガノシロキサンは、1分
子中に2個のケイ素原子結合水素原子と1個の酸無水物
基を有する化合物であり、本発明のオルガノポリシロキ
サンに酸無水物基を導入するための成分である。本成分
のオルガノシロキサンは、例えば、式:
【化45】 で示されるメチルトリスジメチルシロキシシラン(特開
平5−32677号公報参照)と脂肪族不飽和結合含有
酸無水物とを白金系触媒の存在下で付加反応させ、次い
で蒸留することにより製造することができる。このと
き、後者の酸無水物中の脂肪族不飽和結合のモル数に対
して、前者のシラン中のケイ素原子結合水素原子のモル
数が過剰になるような条件下で付加反応させる必要があ
る。この方法によれば、不純物を含まない高純度のオル
ガノシロキサンを得ることができる。このような本成分
のオルガノシロキサンとしては、例えば、下記式で示さ
れる化合物が挙げられる。
【化46】
【化47】
【0017】(c)成分のヒドロシリル化反応用触媒
は、(a)成分中のアルケニル基と(b)成分中のケイ
素原子結合水素原子とを付加反応させるための触媒であ
り、その種類は特に限定されない。具体的には、塩化白
金酸,塩化白金酸のアルコール溶液,白金とオレフィン
の錯体,白金とビニルシロキサンの錯体,白金担持シリ
カ,白金担持活性炭等の白金金属系触媒,ロジウム系触
媒,バナジウム系触媒が例示される。これらの中でも白
金金属系触媒が好ましく、これを使用する場合は(a)
成分と(b)成分の合計重量100万重量部に対して白
金金属量として0.01〜1,000重量部の範囲となる
ような量が好ましく、より好ましくは0.1〜100重
量部の範囲となるような量である。
【0018】上記(a)成分のオルガノポリシロキサン
と(b)成分のオルガノシロキサンとを付加反応させる
際には、(a)成分中のアルケニル基のモル数に対する
(b)成分中のケイ素原子結合水素原子のモル数の比が
1を越えるような条件下、即ち、
【式6】 となる条件下であることが必要である。また、高分子量
の本発明のオルガノポリシロキサンを得るには、(a)
成分の量と(b)成分の量が接近していることが必要で
ある。反応条件は、50℃〜150℃の温度条件下で1
0分〜2時間反応させるのが好ましい。また、本発明の
製造方法においては、発明の目的を損なわない限り、有
機溶媒を使用することができる。使用できる有機溶媒と
しては、例えば、トルエン,キシレン等の芳香族系溶
媒;へキサン,ヘプタン等の脂肪族系溶媒が挙げられ
る。
【0019】以上のような本発明のオルガノポリシロキ
サンは、一分子中にアルケニル基もしくはケイ素原子結
合水素原子を有するため、付加反応硬化性オルガノポリ
シロキサン組成物の主成分として有用である。また酸無
水物基を有することから、エポキシ化合物,アミン類,
アルコール性水酸基含有化合物などに対する反応性が高
く、このためポリイミド樹脂,ポリエステル樹脂,エポ
キシ樹脂等の改質剤として使用することができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例にて本発明を詳細に説明する。
【0021】
【合成例1】水分分離管付きコンデンサー,温度計,攪
拌棒を取り付けた5リットル4口フラスコに、ヘキサメ
チルシクロトリシロキサン1,000グラム(4.49モ
ル)とトルエン750グラムを投入して混合した。この
混合物を加熱還流により共沸脱水した後、水冷により室
温に戻し、次いでジフェニルジリチウムシラノレート
0.3311グラム(1.45ミリモル),水12.95
70グラム(0.719モル),アセトニトリル250
グラムおよびN,N-ジメチルホルムアミド40グラムを加
えて、室温下で反応を行った。ガスクロマトグラフィー
(以下、GCL)により反応の進行をモニターし、ヘキ
サメチルシクロトリシロキサンの転化率が80パーセン
トに達した時点でジエチルアミン197グラム(2.6
9モル)を加え、次いでジメチルビニルクロロシランを
121.8グラム(1.01モル)滴下した。この反応溶
液を室温で12時間攪拌してメタノールを115グラム
(3.59モル)加え、さらに室温で2時間攪拌した。
攪拌後、滅菌濾過を行って析出した塩を取り除き、次い
で真空ポンプを備えたロータリーエバポレータを用いて
120℃の条件下でストリッピングすることにより低沸
分を取り除いた。そして再び滅菌濾過を行い、無色透明
の反応生成物861グラムを得た。得られた反応生成物
を核磁気共鳴分析(以下、NMR)および赤外吸光分析
(以下、IR)により分析したところ、このものは下記
化学構造式で示されるオルガノポリシロキサンであるこ
とが判明した。
【化48】
【0022】
【合成例2】水分分離管付きコンデンサー,温度計,攪
拌棒を取り付けた2リットル4口フラスコに、ヘキサメ
チルシクロトリシロキサン400グラム(1.80モ
ル)とトルエン300グラムを投入して混合した。この
混合物を加熱還流により共沸脱水した後、水冷により室
温に戻し、次いでジフェニルジリチウムシラノレート
0.2187グラム(0.958ミリモル),水8.62
54グラム(0.479モル),アセトニトリル100
グラムおよびN,N-ジメチルホルムアミド16グラムを加
えて、室温下で反応を行った。GCLにより反応の進行
をモニターし、ヘキサメチルシクロトリシロキサンの転
化率が80パーセントに達した時点で酢酸0.33グラ
ムを加えて反応を停止させた。さらにジエチルアミン1
18グラム(1.61モル)を加え、次いでジフェニル
ジクロロシラン60.7グラム(0.239モル)を滴下
した。滴下後室温で16時間攪拌した後、ジメチルビニ
ルクロロシランを69.2グラム(0.573モル)滴下
した。この反応溶液を室温で12時間攪拌してメタノー
ルを70.2グラム(2.19モル)加え、さらに室温で
1時間攪拌した。攪拌後、滅菌濾過を行って析出した塩
を取り除き、次いで真空ポンプを備えたロータリーエバ
ポレータを用いて120℃の条件下でストリッピングす
ることにより低沸分を取り除いた。そして再び滅菌濾過
を行い、透明微黄色の反応生成物365グラムを得た。
得られた反応生成物をNMRおよびIRにより分析した
ところ、このものは下記化学構造式で示されるオルガノ
ポリシロキサンであることが判明した。
【化49】
【0023】
【合成例3】コンデンサー,温度計,攪拌棒を取り付け
た1リットル4口フラスコにメチルトリスジメチルシロ
キシシラン450グラム(1.68モル)を投入し、こ
れに塩化白金酸と1,3−ジビニルテトラメチルジシロ
キサンの錯体を白金金属量が上記メチルトリスジメチル
シロキシシランに対して5ppmになるような量加え
た。この混合物を加熱して110℃に達した時点で、ア
リルコハク酸無水物157グラム(1.12モル)を滴
下した。滴下中は反応温度を110℃に保つように水浴
を用いて制御した。反応終了後は室温まで冷却し、次い
でヴィグリュー精留塔を備えた蒸留装置を用いて蒸留し
て、無色透明の反応生成物204グラムを得た。得られ
た反応生成物をNMRおよびIRにより分析したとこ
ろ、このものは下記化学構造式で示されるオルガノシロ
キサンであることが判明した。
【化50】
【0024】
【実施例1】コンデンサー,温度計,攪拌棒を取り付け
た0.2リットル4口フラスコに、合成例1で得られた
両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロ
キサン(ビニル含有量3.30重量%)80.0グラム
(ビニル基0.0976モル)を投入し、これに塩化白
金酸と1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンの錯
体を白金金属量が上記ジメチルポリシロキサンに対して
5ppmとなるような量加えた。この混合物を加熱して
80℃に達した時点で、合成例3で得られたオルガノシ
ロキサンを18.0グラム(ケイ素原子結合水素原子0.
0878モル)滴下した。滴下中は反応温度を80℃に
保つように水浴を用いて制御した。反応終了後、室温ま
で冷却した後、真空ポンプを備えたロータリーエバポレ
ータを用いて80℃の条件下でストリッピングすること
により低沸分を取り除き、無色透明の反応生成物94.
0グラムを得た。得られた反応生成物をNMRおよびI
Rにより分析したところ、このものは下記化学構造式で
示されるオルガノポリシロキサンであることが判明し
た。
【化51】
【0025】
【実施例2】コンデンサー,温度計,攪拌棒を取り付け
た0.2リットル4口フラスコに、1,3−ジビニルテト
ラメチルジシロキサン21.2グラム(ビニル基0.22
7モル)を投入し、これに塩化白金酸と1,3−ジビニ
ルテトラメチルジシロキサンの錯体を白金金属量が上記
ジシロキサンに対して5ppmとなるような量加えた。
この混合物を加熱して80℃に達した時点で、合成例3
で得られたオルガノシロキサンを45.0グラム(ケイ
素原子結合水素原子0.220モル)滴下した。滴下中
は反応温度を80℃に保つように水浴を用いて制御し
た。反応終了後、室温まで冷却した後、真空ポンプを備
えたロータリーエバポレータを用いて80℃の条件下で
ストリッピングすることにより低沸分を取り除き、無色
透明の反応生成物64.2グラムを得た。得られた反応
生成物をNMRおよびIRにより分析したところ、この
ものは下記化学構造式で示されるオルガノポリシロキサ
ンであることが判明した。
【化52】
【0026】
【実施例3】コンデンサー,温度計,攪拌棒を取り付け
た0.2リットル4口フラスコに、合成例2で得られた
両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサ
ン・ジフェニルシロキサン共重合体(ビニル含有量2.
58重量%)93.6グラム(ビニル基0.0893モ
ル)を投入し、これに塩化白金酸と1,3−ジビニルテ
トラメチルジシロキサンの錯体を白金金属量が上記シロ
キサン共重合体に対して5ppmとなるような量加え
た。この混合物を加熱して80℃に達した時点で、合成
例3で得られたオルガノシロキサンを14.8グラム
(ケイ素原子結合水素原子0.0724モル)滴下し
た。滴下中は反応温度を80℃に保つように水浴を用い
て制御した。反応終了後、室温まで冷却した後、真空ポ
ンプを備えたロータリーエバポレータを用いて80℃の
条件下でストリッピングすることにより低沸分を取り除
き、無色透明の反応生成物103グラムを得た。得られ
た反応生成物をNMRおよびIRにより分析したとこ
ろ、このものは下記化学構造式で示されるオルガノポリ
シロキサンであることが判明した。
【化53】
【0027】
【実施例4】コンデンサー,温度計,攪拌棒を取り付け
た0.5リットル4口フラスコに、合成例3で得られた
オルガノシロキサン50グラム(ケイ素原子結合水素原
子0.245モル)を投入し、これに塩化白金酸と1,3
−ジビニルテトラメチルジシロキサンの錯体を白金金属
量が上記オルガノシロキサンに対して5ppmとなるよ
うな量加えた。この混合物を加熱して80℃に達した時
点で、合成例1で得られた両末端ジメチルビニルシロキ
シ基封鎖ジメチルポリシロキサン(ビニル含有量3.3
0重量%)を186グラム(ビニル基0.227モル)
滴下した。滴下中は反応温度を80℃に保つように水浴
を用いて制御した。反応終了後、室温まで冷却した後、
真空ポンプを備えたロータリーエバポレータを用いて8
0℃の条件下でストリッピングすることにより低沸分を
取り除き、無色透明の反応生成物227グラムを得た。
得られた反応生成物をNMRおよびIRにより分析した
ところ、このものは下記化学構造式で示されるオルガノ
ポリシロキサンであることが判明した。
【化54】
【0028】
【発明の効果】本発明のオルガノポリシロキサンは、酸
無水物基と、アルケニル基もしくはケイ素原子結合水素
原子とを同一分子中に有する化合物であって、主鎖中に
シルアルキレン単位を有し、かつ、酸無水物基がシリル
基を介して主鎖のケイ素原子に結合してなる新規な化合
物である。また本発明の製造方法は、アルケニル基含有
オルガノポリシロキサンと、酸無水物基を有するオルガ
ノハイドロジェンシロキサンとを付加反応させることを
特徴とし、本発明のオルガノポリシロキサンを生産性よ
く製造することができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は実施例1で得られたオルガノポリシロ
キサンの29Si−核磁気共鳴分析チャートである。
【図2】 図2は実施例1で得られたオルガノポリシロ
キサンの13C−核磁気共鳴分析チャートである。
【図3】 図3は実施例1で得られたオルガノポリシロ
キサンの赤外吸光分析チャートである。
【図4】 図4は実施例2で得られたオルガノポリシロ
キサンの29Si−核磁気共鳴分析チャートである。
【図5】 図5は実施例2で得られたオルガノポリシロ
キサンの13C−核磁気共鳴分析チャートである。
【図6】 図6は実施例2で得られたオルガノポリシロ
キサンの赤外吸光分析チャートである。
【図7】 図7は実施例3で得られたオルガノポリシロ
キサンの29Si−核磁気共鳴分析チャートである。
【図8】 図8は実施例3で得られたオルガノポリシロ
キサンの13C−核磁気共鳴分析チャートである。
【図9】 図9は実施例3で得られたオルガノポリシロ
キサンの赤外吸光分析チャートである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(A): 【化1】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R2は同種もしくは異種の
    アルケニル基,式:−O−R7で示される基および式: 【化2】 (式中、R7はアルケニル基である。)で示される基か
    らなる群から選択される基であり、R3は炭素原子数が
    2以上である同種もしくは異種のアルキレン基,オキシ
    アルキレン基およびアシロキシアルキレン基からなる群
    から選択される基であり、R4は式: 【化3】 (式中、R5およびR6は二価炭化水素基であり、Zは酸
    素原子または二価炭化水素基である。)で示される酸無
    水物基であり、aは0または1以上の整数であり、bは
    1以上の整数である。}で示される数平均分子量500
    〜500,000のオルガノポリシロキサン。
  2. 【請求項2】 一般式(B): 【化4】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R3は炭素原子数が2以上
    である同種もしくは異種のアルキレン基,オキシアルキ
    レン基およびアシロキシアルキレン基からなる群から選
    択される基であり、R4は式: 【化5】 (式中、R5およびR6は二価炭化水素基であり、Zは酸
    素原子または二価炭化水素基である。)で示される酸無
    水物基であり、aは0または1以上の整数であり、bは
    1以上の整数である。}で示される数平均分子量500
    〜500,000のオルガノポリシロキサン。
  3. 【請求項3】 R4が無水コハク酸プロピル基である請
    求項1または請求項2記載のオルガノポリシロキサン。
  4. 【請求項4】 (a)一般式: 【化6】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R2は同種もしくは異種の
    アルケニル基,式:−O−R7で示される基および式: 【化7】 (式中、R7はアルケニル基である。)で示される基か
    らなる群から選択される基であり、aは0または1以上
    の整数である。}で示されるオルガノポリシロキサン
    と、(b)一般式: 【化8】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R4は式: 【化9】 (式中、R5およびR6は二価炭化水素基であり、Zは酸
    素原子または二価炭化水素基である。)で示される酸無
    水物基である。}で示されるオルガノシロキサンとを、 【式1】 となる条件下で、(c)ヒドロシリル化反応用触媒の存
    在下に付加反応させることを特徴とする請求項1記載の
    オルガノポリシロキサンの製造方法。
  5. 【請求項5】 (a)一般式: 【化10】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R2は同種もしくは異種の
    アルケニル基,式:−O−R7で示される基および式: 【化11】 (式中、R7はアルケニル基である。)で示される基か
    らなる群から選択される基であり、aは0または1以上
    の整数である。}で示されるオルガノポリシロキサン
    と、(b)一般式: 【化12】 {式中、R1はアルケニル基を含まない同種もしくは異
    種の一価炭化水素基であり、R4は式: 【化13】 (式中、R5およびR6は二価炭化水素基であり、Zは酸
    素原子または二価炭化水素基である。)で示される酸無
    水物基である。}で示されるオルガノシロキサンとを、 【式2】 となる条件下で、(c)ヒドロシリル化反応用触媒の存
    在下に付加反応させることを特徴とする請求項2記載の
    オルガノポリシロキサンの製造方法。
  6. 【請求項6】 R4が無水コハク酸プロピル基である請
    求項4または請求項5記載のオルガノポリシロキサンの
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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