JP6003856B2 - 末端変性されたシラシクロブタン開環重合物及びその製造方法 - Google Patents
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〔1〕
片末端にヒドロシリル基もしくはハロシリル基又は反応性基を有する置換基を導入したシラシクロブタン開環重合物であって、前記反応性基が、酸素含有環状炭化水素基、α,β不飽和カルボニル基、α,β不飽和カルボニルオキシ基、シリル基により活性水素が保護されていても良いアミノ基、水酸基、メルカプト基、不飽和結合含有炭化水素基、ハロゲン原子から選ばれる基であり、1−シラブチルの繰り返し単位の数が5〜1,000,000である末端変性されたシラシクロブタン開環重合物。
〔2〕
前記反応性基が、エポキシ基、オキセタニル基、アクリル基、メタクリル基、アクリルオキシ基、メタクリルオキシ基、シリル基により活性水素が保護されていても良いアミノ基、水酸基、メルカプト基、炭素数2〜10のアルケニル基、又はハロゲン原子である〔1〕記載の末端変性されたシラシクロブタン開環重合物。
〔3〕
下記一般式(1)
で表される〔1〕又は〔2〕記載の末端変性されたシラシクロブタン開環重合物。
〔4〕
前記一般式(1)中、R1及びR2がメチル基であり、R4のうち2つがメチル基である〔3〕記載の末端変性されたシラシクロブタン開環重合物。
〔5〕
下記一般式(8)で表される〔3〕又は〔4〕記載の末端変性されたシラシクロブタン開環重合物。
〔6〕
下記一般式(9)で表される〔3〕又は〔4〕記載の末端変性されたシラシクロブタン開環重合物。
〔7〕
下記一般式(10)で表される〔3〕又は〔4〕記載の末端変性されたシラシクロブタン開環重合物。
〔8〕
下記一般式(2)
で表されるシラシクロブタン化合物を、下記一般式(3)
R3Li (3)
(式中、R3は炭素数1〜20の置換又は非置換の1価炭化水素基である。)
で表されるオルガノリチウム化合物の存在下で重合を行った後、下記一般式(4)
R4 3SiCl (4)
(式中、R4は炭素数1〜20の置換又は非置換の1価炭化水素基であり、互いに同一でも異なっていても良いが、R4の少なくとも1つは水素原子もしくはハロゲン原子又は1価炭化水素基の水素原子の一部又は全部が酸素含有環状炭化水素基、α,β不飽和カルボニル基、α,β不飽和カルボニルオキシ基、活性水素含有基、不飽和結合含有炭化水素基、ハロゲン原子から選ばれる反応性基により置換された置換基である。)
で表されるモノクロロシラン化合物と反応させることを特徴とする末端変性されたシラシクロブタン開環重合物の製造方法。
〔9〕
下記一般式(2)
で表されるシラシクロブタン化合物を、下記一般式(3)
R3Li (3)
(式中、R3は炭素数1〜10の置換又は非置換の1価炭化水素基である。)
で表されるオルガノリチウム化合物の存在下で重合を行った後、下記一般式(5)
R4 2SiClH (5)
(式中、R4は炭素数1〜20の置換又は非置換の1価炭化水素基であり、互いに同一でも異なっていても良い。)
で表されるモノクロロシラン化合物と反応させて、下記一般式(6)
で表される末端がヒドロシリル基で変性されたシラシクロブタン開環重合物を製造した後に、触媒存在下において、下記一般式(7)
で表される反応性基を有するオレフィン化合物と反応させることを特徴とする末端変性されたシラシクロブタン開環重合物の製造方法。
〔10〕
下記一般式(8)
で表されるシラシクロブタン開環重合物と、酸クロライド化合物を反応させることを特徴とする末端変性されたシラシクロブタン開環重合物の製造方法。
ここで、反応性基を有する置換基における反応性基としては、例えば、エポキシ基、オキセタニル基等の酸素含有環状炭化水素基、アクリル基、メタクリル基等のα,β不飽和カルボニル基、アクリルオキシ基、メタクリルオキシ基等のα,β不飽和カルボニルオキシ基、トリアルキルシリル基等のシリル基により活性水素が保護されていても良いアミノ基、水酸基、メルカプト基等の活性水素含有基、炭素数2〜10アルケニル基等の不飽和結合含有炭化水素基、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子が挙げられる。特に、重合性を有する点で、酸素含有環状炭化水素基、α,β不飽和カルボニル基、α,β不飽和カルボニルオキシ基、不飽和結合含有炭化水素基が好ましい。
で表される。
上記1価炭化水素基の水素原子の一部又は全部が反応性基により置換された置換基としては、例えば、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基、3−グリシロキシプロピル基、3−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)プロピル基、3−アクリルオキシプロピル基、3−メタクリルオキシプロピル基、3−[N,N−ビス(トリメチルシリル)アミノ]プロピル基、3−アミノプロピル基、3−トリメチルシロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピル基、3−トリメチルシリルチオプロピル基、3−メルカプトプロピル基、ビニル基、アリル基、3−ブテニル基、5−ヘキセニル基、アセチレン基、プロパルギル基、3−ブチニル基、5−ヘキシニル基、クロロメチル基、2−クロロエチル基、3−クロロプロピル基、4−クロロブチル基、6−クロロヘキシル基、ブロモメチル基、3−ブロモプロピル基、3−ヨードプロピル基等が挙げられる。
で表されるシラシクロブタン化合物を、下記一般式(3)
R3Li (3)
(式中、R3は炭素数1〜20の置換又は非置換の1価炭化水素基である。)
で表されるオルガノリチウム化合物の存在下で重合を行った後、下記一般式(4)
R4 3SiCl (4)
(式中、R4は上記と同じ。)
で表されるモノクロロシラン化合物と反応させる方法が挙げられる。
で表されるシラシクロブタン化合物を、下記一般式(3)
R3Li (3)
(式中、R3は炭素数1〜10の置換又は非置換の1価炭化水素基である。)
で表されるオルガノリチウム化合物の存在下で重合を行った後、下記一般式(5)
R4 2SiClH (5)
(式中、R4は上記と同じ。)
で表されるモノクロロシラン化合物と反応させて、下記一般式(6)
で表される末端がヒドロシリル基で変性されたシラシクロブタン開環重合物を製造した後に、触媒存在下において、下記一般式(7)
で表される反応性基を有するオレフィン化合物と反応させる方法が挙げられる。
また、上記一般式(6)で表される末端がヒドロシリル基で変性されたシラシクロブタン開環重合物と、上記一般式(7)で表される反応性基を有するオレフィン化合物との反応(以下、「付加反応」という。)は、末端がヒドロシリル基で変性されたシラシクロブタン開環重合物のSi−H1モルに対して、オレフィン化合物を好ましくは0.5〜4.0モル、より好ましくは0.8〜2.0モル用いる。
で表されるシラシクロブタン開環重合物を、酸クロライド化合物と反応させる方法が挙げられる。
200mlの4つ口ガラスフラスコに還流冷却器、温度計及び撹拌機を取り付け、内部を窒素置換した。このフラスコに、1.58M/molのn−ブチルリチウム/n−ヘキサン溶液6.3ml(0.01mol)と、n−ヘキサン100ml、テトラヒドロフラン(THF)20mlを仕込み、氷水浴により冷却した。1,1−ジメチルシラシクロブタン20.0g(0.2mol)を、内温を3〜30℃に温調しながら15分間掛けて滴下した。そのままの温度で1時間熟成した後、3−クロロプロピルジメチルクロロシラン2.1g(0.012mol)を添加して、3〜30℃で1時間撹拌した。副生した塩化リチウムを除去した反応液を、メタノール1L中に撹拌下に添加し、そのまま1時間撹拌した後静置した。白色の液状沈殿物が得られた。分液によりメタノール層を除去した後、減圧下に低沸点成分を除去することにより、一般式(1)の繰り返し単位nに対応するMn=3,865、Mw=4,903の重合物が20.1g得られた。
1H−NMRスペクトル(重クロロホルム)
図1にスペクトルチャートを示す。
IRスペクトル
図2にチャートを示す。
以上の結果より、得られた化合物は1,1−ジメチルシラシクロブタン開環重合物の末端が、3−クロロプロピルジメチルシリル基により変性された化合物であることが確認された。
3−クロロプロピルジメチルクロロシランの代わりに、ジメチルクロロシラン1.14g(0.012mol)を用いた以外は、実施例1と同様に反応を行い、Mn=3,970、Mw=5,166の重合物が20.0g得られた。
1H−NMRスペクトル(重クロロホルム)
図3にスペクトルチャートを示す。
IRスペクトル
図4にチャートを示す。
以上の結果より、得られた化合物は1,1−ジメチルシラシクロブタン開環重合物の末端が、ヒドロジメチルシリル基により変性された化合物であることが確認された。
100mlの4つ口ガラスフラスコに還流冷却器、温度計及び撹拌機を取り付け、内部を窒素置換した。このフラスコに、実施例2で得られた、末端がヒドロジメチルシリル基により変性された1,1−ジメチルシラシクロブタン開環重合物5.0gとアリルグリシジルエーテル0.57g(0.005mol)、トルエン20mlを仕込み、白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体の3質量%キシレン溶液3.3mgを添加して、60℃に昇温して、3時間撹拌した。得られた反応液を室温まで冷却した後、メタノール100ml中に添加し、1時間撹拌した後静置した。白色の液状沈殿物が得られ、分液によりメタノールを除去した後、減圧下に低沸点成分を除去することにより、Mn=3,950、Mw=5.177の重合物が4.8g得られた。
1H−NMRスペクトル(重クロロホルム)
図5にスペクトルチャートを示す。
IRスペクトル
図6にチャートを示す。
以上の結果より、得られた化合物は、1,1−ジメチルシラシクロブタン開環重合物の末端が、3−グリシドキシプロピルジメチルシリル基により変性された化合物であることが確認された。
アリルグリシジルエーテルの代わりに、1,2−エポキシ−4−ビニルシクロヘキサン0.62g(0.005mol)を用いた以外は実施例3と同様に反応を行い、Mn=4,768、Mw=6,716の重合物が4.9g得られた。
1H−NMRスペクトル(重クロロホルム)
図7にスペクトルチャートを示す。
IRスペクトル
図8にチャートを示す。
以上の結果より、得られた化合物は、1,1−ジメチルシラシクロブタン開環重合物の末端が、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルジメチルシリル基により変性された化合物であることが確認された。
アリルグリシジルエーテルの代わりに、3−エチル−3−アリロキシメチルオキセタン0.78g(0.005mol)を用いた以外は実施例3と同様に反応を行い、Mn=4,059、Mw=5,282の重合物が4.9g得られた。
1H−NMRスペクトル(重クロロホルム)
図9にスペクトルチャートを示す。
IRスペクトル
図10にチャートを示す。
以上の結果より、得られた化合物は、1,1−ジメチルシラシクロブタン開環重合物の末端が、3−(3−エチル−3−オキセタニルメトキシ)プロピルジメチルシリル基により変性された化合物であることが確認された。
アリルグリシジルエーテルの代わりに、3−トリメチルシロキシプロペン0.65g(0.005mol)を用いた以外は実施例3と同様に反応を行い、Mn=4,838、Mw=6,636の重合物が4.8g得られた。
1H−NMRスペクトル(重クロロホルム)
図9にスペクトルチャートを示す。
IRスペクトル
図10にチャートを示す。
以上の結果より、得られた化合物は、1,1−ジメチルシラシクロブタン開環重合物の末端が、3−トリメチルシロキシプロピルジメチルシリル基により変性された化合物であることが確認された。
100mlの4つ口ガラスフラスコに還流冷却器、温度計及び撹拌機を取り付け、内部を窒素置換した。このフラスコに、実施例6で得られた末端が3−トリメチルシロキシプロピルジメチルシリル基により変性された化合物3.0gと、THF10ml、メタノール1mlを仕込み、メタンスルホン酸20mgを添加して、室温で2時間撹拌した。得られた反応液に、トルエン20mlと水20mlを添加して0.5時間撹拌した後、分液により水層を除去した。有機層を、減圧下に溶媒等の低沸点成分を除去し、2.9gの粘重な液体を得た。
1H−NMRスペクトル(重クロロホルム)
図13にスペクトルチャートを示す。
IRスペクトル
図14にチャートを示す。
以上の結果より、得られた化合物は、1,1−ジメチルシラシクロブタン開環重合物の末端が、3−ヒドロキシプロピルジメチルシリル基により変性された化合物であることが確認された。
100mlの4つ口ガラスフラスコに還流冷却器、温度計及び撹拌機を取り付け、内部を窒素置換した。このフラスコに、実施例7で得られた末端が3−ヒドロキシプロピルジメチルシリル基により変性された化合物2.5gと、トルエン10ml、トリエチルアミン0.32g、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール10mgを仕込み、メタクリル酸クロリド0.26g(0.0025mol)を添加し、室温で1時間撹拌した。得られた反応液に、トルエン10mlと水20mlを添加して0.5時間撹拌した後、分液により水層を除去した。有機層を、減圧下に溶媒等の低沸点成分を除去し、2.4gの粘重な液体を得た。
1H−NMRスペクトル(重クロロホルム)
図15にスペクトルチャートを示す。
IRスペクトル
図16にチャートを示す。
以上の結果より、得られた化合物は、1,1−ジメチルシラシクロブタン開環重合物の末端が、3−メタクリルオキシプロピルジメチルシリル基により変性された化合物であることが確認された。
アリルグリシジルエーテルの代わりに、N,N−ビス(トリメチルシリル)アリルアミン1.0g(0.005mol)を用いた以外は実施例3と同様に反応を行い、Mn=4,977、Mw=6,812の重合物が5.1g得られた。
1H−NMRスペクトル(重クロロホルム)
図17にスペクトルチャートを示す。
IRスペクトル
図18にチャートを示す。
以上の結果より、得られた化合物は、1,1−ジメチルシラシクロブタン開環重合物の末端が、3−[N,N−ビス(トリメチルシリル)アミノ]プロピルジメチルシリル基により変性された化合物であることが確認された。
100mlの4つ口ガラスフラスコに還流冷却器、温度計及び撹拌機を取り付け、内部を窒素置換した。このフラスコに、実施例9で得られた末端が3−[N,N−ビス(トリメチルシリル)アミノ]プロピルジメチルシリル基により変性された化合物3.0gと、THF10ml、メタノール1mlを仕込み、メタンスルホン酸20mgを添加して、室温で2時間撹拌した。得られた反応液に、トルエン20mlと水20mlを添加して0.5時間撹拌した後、分液により水層を除去した。有機層を、減圧下に溶媒等の低沸点成分を除去し、2.8gの粘重な液体を得た。
1H−NMRスペクトル(重クロロホルム)
図19にスペクトルチャートを示す。
IRスペクトル
図20にチャートを示す。
以上の結果より、得られた化合物は、1,1−ジメチルシラシクロブタン開環重合物の末端が、3−アミノプロピルジメチルシリル基により変性された化合物であることが確認された。
3−クロロプロピルジメチルクロロシランの代わりに、ビニルジメチルクロロシラン1.45g(0.012mol)を用いた以外は、実施例1と同様に反応を行い、Mn=4,895、Mw=6,794の重合物が20.1g得られた。
1H−NMRスペクトル(重クロロホルム)
図21にスペクトルチャートを示す。
IRスペクトル
図22にチャートを示す。
以上の結果より、得られた化合物は1,1−ジメチルシラシクロブタン開環重合物の末端が、ビニルジメチルシリル基により変性された化合物であることが確認された。
Claims (10)
- 片末端にヒドロシリル基もしくはハロシリル基又は反応性基を有する置換基を導入したシラシクロブタン開環重合物であって、前記反応性基が、酸素含有環状炭化水素基、α,β不飽和カルボニル基、α,β不飽和カルボニルオキシ基、シリル基により活性水素が保護されていても良いアミノ基、水酸基、メルカプト基、不飽和結合含有炭化水素基、ハロゲン原子から選ばれる基であり、1−シラブチルの繰り返し単位の数が5〜1,000,000である末端変性されたシラシクロブタン開環重合物。
- 前記反応性基が、エポキシ基、オキセタニル基、アクリル基、メタクリル基、アクリルオキシ基、メタクリルオキシ基、シリル基により活性水素が保護されていても良いアミノ基、水酸基、メルカプト基、炭素数2〜10のアルケニル基、又はハロゲン原子である請求項1記載の末端変性されたシラシクロブタン開環重合物。
- 下記一般式(1)
で表される請求項1又は2記載の末端変性されたシラシクロブタン開環重合物。 - 前記一般式(1)中、R1及びR2がメチル基であり、R4のうち2つがメチル基である請求項3記載の末端変性されたシラシクロブタン開環重合物。
- 下記一般式(8)で表される請求項3又は4記載の末端変性されたシラシクロブタン開環重合物。
- 下記一般式(9)で表される請求項3又は4記載の末端変性されたシラシクロブタン開環重合物。
- 下記一般式(10)で表される請求項3又は4記載の末端変性されたシラシクロブタン開環重合物。
- 下記一般式(2)
で表されるシラシクロブタン化合物を、下記一般式(3)
R3Li (3)
(式中、R3は炭素数1〜20の置換又は非置換の1価炭化水素基である。)
で表されるオルガノリチウム化合物の存在下で重合を行った後、下記一般式(4)
R4 3SiCl (4)
(式中、R4は炭素数1〜20の置換又は非置換の1価炭化水素基であり、互いに同一でも異なっていても良いが、R4の少なくとも1つは水素原子もしくはハロゲン原子又は1価炭化水素基の水素原子の一部又は全部が酸素含有環状炭化水素基、α,β不飽和カルボニル基、α,β不飽和カルボニルオキシ基、活性水素含有基、不飽和結合含有炭化水素基、ハロゲン原子から選ばれる反応性基により置換された置換基である。)
で表されるモノクロロシラン化合物と反応させることを特徴とする末端変性されたシラシクロブタン開環重合物の製造方法。 - 下記一般式(2)
で表されるシラシクロブタン化合物を、下記一般式(3)
R3Li (3)
(式中、R3は炭素数1〜10の置換又は非置換の1価炭化水素基である。)
で表されるオルガノリチウム化合物の存在下で重合を行った後、下記一般式(5)
R4 2SiClH (5)
(式中、R4は炭素数1〜20の置換又は非置換の1価炭化水素基であり、互いに同一でも異なっていても良い。)
で表されるモノクロロシラン化合物と反応させて、下記一般式(6)
で表される末端がヒドロシリル基で変性されたシラシクロブタン開環重合物を製造した後に、触媒存在下において、下記一般式(7)
で表される反応性基を有するオレフィン化合物と反応させることを特徴とする末端変性されたシラシクロブタン開環重合物の製造方法。 - 下記一般式(8)
で表されるシラシクロブタン開環重合物と、酸クロライド化合物を反応させることを特徴とする末端変性されたシラシクロブタン開環重合物の製造方法。
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