JPH10194054A - 発光装飾品 - Google Patents
発光装飾品Info
- Publication number
- JPH10194054A JPH10194054A JP362097A JP362097A JPH10194054A JP H10194054 A JPH10194054 A JP H10194054A JP 362097 A JP362097 A JP 362097A JP 362097 A JP362097 A JP 362097A JP H10194054 A JPH10194054 A JP H10194054A
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- JP
- Japan
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- layer
- luminous
- light
- design surface
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- Pending
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- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 透明部材1の裏面に意匠面3,4を形成し、
この意匠面3,4を発光表示するタイプの発光装飾品に
おいて、有色の蓄光材料6を用いて、透明部材1の透明
感を損なわずに意匠面3,4を発光表示する。 【解決手段】 透明部材1の意匠面3,4の裏面側に発
光層5を設け、この発光層5を蓄光材料6を含む層で形
成する。
この意匠面3,4を発光表示するタイプの発光装飾品に
おいて、有色の蓄光材料6を用いて、透明部材1の透明
感を損なわずに意匠面3,4を発光表示する。 【解決手段】 透明部材1の意匠面3,4の裏面側に発
光層5を設け、この発光層5を蓄光材料6を含む層で形
成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明部材の裏面に
形成した意匠面を発光表示する発光装飾品に関する。
形成した意匠面を発光表示する発光装飾品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、発光装飾品は、例えば自動車
のオーナメントとして用いられている。発光装飾品は、
一般に図1に示すように、透明部材11の裏面側に、発
光ダイオードやエレクトロルミネッセンス素子などの電
気的な光源部材12を配置した構成になっている。そし
て、透明部材11の裏面に文字や模様を象った凹部13
を形成し、この凹部13に金属の薄い蒸着層14を形成
したり、透明部材11の裏面の一部または全部に印刷模
様層15を形成したりしている。以上の構成において
は、夜間に光源12を発光させると透明部材11の裏面
が意匠面として光って表示され、かつ昼間は意匠面を透
明部材11を通して見ることができるので、装飾品に高
級感を与えることができる。
のオーナメントとして用いられている。発光装飾品は、
一般に図1に示すように、透明部材11の裏面側に、発
光ダイオードやエレクトロルミネッセンス素子などの電
気的な光源部材12を配置した構成になっている。そし
て、透明部材11の裏面に文字や模様を象った凹部13
を形成し、この凹部13に金属の薄い蒸着層14を形成
したり、透明部材11の裏面の一部または全部に印刷模
様層15を形成したりしている。以上の構成において
は、夜間に光源12を発光させると透明部材11の裏面
が意匠面として光って表示され、かつ昼間は意匠面を透
明部材11を通して見ることができるので、装飾品に高
級感を与えることができる。
【0003】しかし、このタイプの発光装飾品では、発
光ダイオードのような電気的な光源部材12やそれに対
する配線が必要であるため、コストが高く、また、光源
部材12の寿命や故障により発光しなくなる可能性があ
った。
光ダイオードのような電気的な光源部材12やそれに対
する配線が必要であるため、コストが高く、また、光源
部材12の寿命や故障により発光しなくなる可能性があ
った。
【0004】そこで、電気的な光源部材12を用いずに
意匠面を発光させることが望まれる。そのための一つの
方法として、昼間の外光の照射により夜間に長時間発光
し続ける蓄光材料を用いることが考えられる。その場
合、まず考えつくのは、図2に示すように蓄光材料の微
粒子21を透明部材22に混入し、透明部材22自体を
発光させることである。なお、この図において、23は
蒸着面、24はバックコートとしての塗装層であり、透
明部材22と塗装層24の間に図1と同様に印刷層(図
示せず)が設けられる場合もある。
意匠面を発光させることが望まれる。そのための一つの
方法として、昼間の外光の照射により夜間に長時間発光
し続ける蓄光材料を用いることが考えられる。その場
合、まず考えつくのは、図2に示すように蓄光材料の微
粒子21を透明部材22に混入し、透明部材22自体を
発光させることである。なお、この図において、23は
蒸着面、24はバックコートとしての塗装層であり、透
明部材22と塗装層24の間に図1と同様に印刷層(図
示せず)が設けられる場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように透
明部材22に蓄光材料21を単純に練り込んだ構成にし
た場合、次のような問題が生じる。つまり、現時点では
透明の蓄光材料が提供されていなくて、入手可能な蓄光
材料がすべて有色であるため、透明部材22に蓄光材料
の微粒子21を混入すると透明部材22の透明感が損な
われ、装飾品本来の意匠性が失われるという問題であ
る。
明部材22に蓄光材料21を単純に練り込んだ構成にし
た場合、次のような問題が生じる。つまり、現時点では
透明の蓄光材料が提供されていなくて、入手可能な蓄光
材料がすべて有色であるため、透明部材22に蓄光材料
の微粒子21を混入すると透明部材22の透明感が損な
われ、装飾品本来の意匠性が失われるという問題であ
る。
【0006】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は、現状において入手可能な有色の蓄光材料の用い方
を工夫することによって、透明部材の透明感を損なわず
に意匠面を発光表示することのできる発光装飾品を提供
することである。
題は、現状において入手可能な有色の蓄光材料の用い方
を工夫することによって、透明部材の透明感を損なわず
に意匠面を発光表示することのできる発光装飾品を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る発光装飾品
は、透明部材と、透明部材の裏面に形成された意匠面
と、意匠面に光を照射する発光手段とを備えた発光装飾
品であって、上述の技術的課題を解決するため、発光手
段を、透明部材の意匠面の裏面に形成した発光層から構
成し、発光層を蓄光材料を含む層により構成したことを
特徴としている。なお、発光層は、蓄光材料の微粒子を
含んだ塗料やインキを用いて、透明部材の意匠面上に塗
装や印刷などの手法を用いて形成することができる。
は、透明部材と、透明部材の裏面に形成された意匠面
と、意匠面に光を照射する発光手段とを備えた発光装飾
品であって、上述の技術的課題を解決するため、発光手
段を、透明部材の意匠面の裏面に形成した発光層から構
成し、発光層を蓄光材料を含む層により構成したことを
特徴としている。なお、発光層は、蓄光材料の微粒子を
含んだ塗料やインキを用いて、透明部材の意匠面上に塗
装や印刷などの手法を用いて形成することができる。
【0008】
【作用・効果】上記構成においては、発光手段として用
いている蓄光材料を、透明部材の中には混入せずに、透
明部材の意匠面の裏面に形成した発光層の中に設けてい
るので、昼間に透明部材の透明感が損なわれるのを防止
でき、かつ夜間は意匠面を光らせて表示できる。また、
このように本発明によれば蓄光材料を用いた発光装飾品
を実用化できるので、従来のタイプの発光装飾品におい
て生じていた配線等によるコストの問題や、故障等によ
り発光しなくなるという問題を回避できる。
いている蓄光材料を、透明部材の中には混入せずに、透
明部材の意匠面の裏面に形成した発光層の中に設けてい
るので、昼間に透明部材の透明感が損なわれるのを防止
でき、かつ夜間は意匠面を光らせて表示できる。また、
このように本発明によれば蓄光材料を用いた発光装飾品
を実用化できるので、従来のタイプの発光装飾品におい
て生じていた配線等によるコストの問題や、故障等によ
り発光しなくなるという問題を回避できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図3を参照して詳細に説明する。
いて、図3を参照して詳細に説明する。
【0010】図3は、この発光装飾品の断面図である。
1は透明部材であり、その裏面には、文字や模様を象っ
た凹部2が形成されている。この凹部2には金属の薄い
蒸着層3が形成されている。透明部材1の裏面には、凹
部2を除いて部分的に、印刷模様層4が形成されてい
る。そして、蒸着層3と印刷模様層4により、表示すべ
きマーク等の意匠面が構成されている。
1は透明部材であり、その裏面には、文字や模様を象っ
た凹部2が形成されている。この凹部2には金属の薄い
蒸着層3が形成されている。透明部材1の裏面には、凹
部2を除いて部分的に、印刷模様層4が形成されてい
る。そして、蒸着層3と印刷模様層4により、表示すべ
きマーク等の意匠面が構成されている。
【0011】また、透明部材1には、裏面全体に、粒径
が10μm〜35μm程度の蓄光材料6の微粒子を含んだ透明
または不透明の塗料により、発光層5が形成されてい
る。この構成では、発光層5を印刷模様層4とは別に形
成しているが、蓄光材料を含んだインキにより印刷模様
層4を発光層として透明部材1の裏面に形成し、塗料の
層を設けないようにしてもよい。その場合、印刷模様層
4は、透明部材1の全面に形成して意匠面全体を発光さ
せたり、透明部材1の一部に形成して模様の部分だけを
発光させたりすることができる。また、図3のように塗
料で発光層5を形成する場合は、印刷模様層4は、蒸着
層3以外の模様が不要である場合は設けなくてよい。
が10μm〜35μm程度の蓄光材料6の微粒子を含んだ透明
または不透明の塗料により、発光層5が形成されてい
る。この構成では、発光層5を印刷模様層4とは別に形
成しているが、蓄光材料を含んだインキにより印刷模様
層4を発光層として透明部材1の裏面に形成し、塗料の
層を設けないようにしてもよい。その場合、印刷模様層
4は、透明部材1の全面に形成して意匠面全体を発光さ
せたり、透明部材1の一部に形成して模様の部分だけを
発光させたりすることができる。また、図3のように塗
料で発光層5を形成する場合は、印刷模様層4は、蒸着
層3以外の模様が不要である場合は設けなくてよい。
【0012】上記構成においては、蒸着層3や印刷模様
層4を昼間は透明部材1を通して見ることができ、その
際、透明部材1の透明感が失われることはないので、装
飾品の高級感は損なわれない。また、夜間は蓄光材料6
が発光するので、蒸着層3や印刷模様層4を光らせて表
示することができ、かつ、電気的な光源を用いてないの
で配線は不要である。
層4を昼間は透明部材1を通して見ることができ、その
際、透明部材1の透明感が失われることはないので、装
飾品の高級感は損なわれない。また、夜間は蓄光材料6
が発光するので、蒸着層3や印刷模様層4を光らせて表
示することができ、かつ、電気的な光源を用いてないの
で配線は不要である。
【図1】 発光装飾品の第1の従来例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】 発光装飾品の第2の従来例を示す断面図であ
る
る
【図3】 本発明に係る発光装飾品の実施形態を示す断
面図である。
面図である。
1 透明部材 2 凹部 3 蒸着層 4 印刷模様層 5 発光層 6 蓄光材料の微粒子
Claims (3)
- 【請求項1】 透明部材(1)と、該透明部材(2)の裏面に
形成された意匠面(3,4)と、該意匠面(3,4)に光を照射す
る発光手段(5)とを備えた発光装飾品において、 上記発光手段(5)が、上記透明部材(1)の意匠面(3,4)の
裏面に形成された発光層からなり、該発光層(5)が蓄光
材料(6)を含む層であることを特徴とする発光装飾品。 - 【請求項2】 上記発光層(5)が、上記透明部材(1)の意
匠面(3,4)上に塗装により形成されたことを特徴とする
請求項1記載の発光装飾品。 - 【請求項3】 上記発光層(5)が、上記透明部材(1)の意
匠面(3,4)上に印刷により形成されたことを特徴とする
請求項1記載の発光装飾品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP362097A JPH10194054A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 発光装飾品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP362097A JPH10194054A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 発光装飾品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10194054A true JPH10194054A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11562547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP362097A Pending JPH10194054A (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 発光装飾品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10194054A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019069713A (ja) * | 2017-10-10 | 2019-05-09 | 株式会社ファルテック | レーダカバー及びレーダカバーユニット |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5950725U (ja) * | 1982-09-29 | 1984-04-04 | 橋本フオ−ミング工業株式会社 | 装飾用合成樹脂成形品 |
JPH0374177B2 (ja) * | 1984-04-20 | 1991-11-26 | ||
JPH09222866A (ja) * | 1996-02-19 | 1997-08-26 | Koito Mfg Co Ltd | 蓄光式表示装置 |
JPH1029268A (ja) * | 1996-07-12 | 1998-02-03 | Pacific Ind Co Ltd | 蓄光性を有する金属調の樹脂部品 |
-
1997
- 1997-01-13 JP JP362097A patent/JPH10194054A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5950725U (ja) * | 1982-09-29 | 1984-04-04 | 橋本フオ−ミング工業株式会社 | 装飾用合成樹脂成形品 |
JPH0374177B2 (ja) * | 1984-04-20 | 1991-11-26 | ||
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019069713A (ja) * | 2017-10-10 | 2019-05-09 | 株式会社ファルテック | レーダカバー及びレーダカバーユニット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061017 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061024 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070313 |