JPH10193747A - 画像記録装置及びその方法 - Google Patents

画像記録装置及びその方法

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JPH10193747A
JPH10193747A JP9004107A JP410797A JPH10193747A JP H10193747 A JPH10193747 A JP H10193747A JP 9004107 A JP9004107 A JP 9004107A JP 410797 A JP410797 A JP 410797A JP H10193747 A JPH10193747 A JP H10193747A
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JP9004107A
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Yasuyoshi Yoshida
康美 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単独の装置の高速化を図っても、装置全体と
しての生産性が向上しない。 【解決手段】 格納された画像を第1及び第2の画像記
録手段に分配し、分配された画像の記録媒体への記録態
様に応じて、それらの画像記録手段における記録媒体へ
の画像記録を制御する。これら第1及び第2の画像記録
手段は同時に、あるいは各々が独立して作動可能であ
り、それらが同時に作動する場合、第1の画像記録手段
にて画像記録された記録媒体と第2の画像記録手段にて
画像記録された記録媒体とが交互に収納される。さら
に、第1及び第2の画像記録手段のいずれか一方が非作
動状態にあるときには、他方の画像記録手段のみを作動
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子写真
複写機、レーザビームプリンタ等の画像記録装置及びそ
の方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像をシート上に記録する画
像記録装置として、各種多様なものが実用化されてき
た。例えば、原稿の画像を感光体等を介してシートに記
録する電子写真複写機、あるいは電気信号化された画像
情報を画像としてシート上に再現するプリンタ等があ
る。
【0003】これらの画像記録装置は、近年、事務の合
理化等の要請から、高機能化が要求されるようになって
きている。特に出力速度(単位時間当たり画像記録する
シート処理枚数)の向上が強く望まれ、これら装置の高
速化が進んできた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像記録装置は、それぞれの方式に差はあるもの
の、それに見合った速度というものがあり、それを越え
て高速化しようとすれば、数多くの問題が発生する。
【0005】電子写真複写機を例にとれば、紙送り機構
そのものは比較的容易に高速化に対応できる。しかし、
装置全体を単純に紙送り速度、すなわち機械速度を上げ
ることにより高速化すると、感光体の感度不足、露光ラ
ンプの寿命、昇温、振動、騒音、耐久性等、様々な問題
が発生する。
【0006】そして、この種の電子写真複写機では、装
置を一旦停止させなければならない状況が少なからず発
生する。例えば、紙の補給、トナーの補給、紙詰まり処
理、定期メンテナンス、不慮のトラブル発生時等におい
ては、装置を一旦停止しなければならない。
【0007】そこで、このような装置の停止時間を考慮
すると、いかに装置の高速化を図っても、全体としての
生産性は向上しないという問題がある。
【0008】本発明は、上述の課題に鑑みて成されたも
のであり、その目的とするところは、出力速度を向上さ
せるとともに、ダウンタイムが発生しない画像記録装置
及びその方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、入力された画像を記録媒体上に可視出力
する第1及び第2の画像記録手段を有する画像記録装置
において、前記入力された画像を格納する手段と、前記
格納された画像を前記第1及び第2の画像記録手段に分
配する手段と、前記分配された画像の前記記録媒体への
記録態様に応じて、前記第1及び第2の画像記録手段に
おける該記録媒体への画像記録を制御する手段と、前記
画像記録された記録媒体を収納する収納手段とを備え、
前記第1及び第2の画像記録手段は同時に、あるいは各
々が独立して作動可能であり、それらが同時に作動する
場合、前記収納手段は、該第1の画像記録手段にて画像
記録された記録媒体と該第2の画像記録手段にて画像記
録された記録媒体とを交互に収納する。
【0010】好ましくは、さらに、前記第1及び第2の
画像記録手段の作動状態、及び非作動状態を判定する判
定手段と、前記判定手段にて、該第1及び第2の画像記
録手段のいずれか一方が非作動状態にあると判定された
場合、他方の画像記録手段のみを作動するよう制御する
手段とを備える。
【0011】他の発明によれば、入力された画像を記録
媒体上に可視出力する第1及び第2の画像記録手段を有
する画像記録装置における画像記録方法であって、前記
入力された画像を格納する工程と、前記格納された画像
を前記第1及び第2の画像記録手段に分配する工程と、
前記分配された画像の前記記録媒体への記録態様に応じ
て、前記第1及び第2の画像記録手段における該記録媒
体への画像記録を制御する工程と、前記画像記録された
記録媒体を収納する収納工程とを備え、前記第1及び第
2の画像記録手段は同時に、あるいは各々が独立して作
動可能であり、それらが同時に作動する場合、前記収納
工程は、該第1の画像記録手段にて画像記録された記録
媒体と該第2の画像記録手段にて画像記録された記録媒
体とが交互に収納されるよう制御する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の実施の形態に係る多機能
画像記録装置(以下、本装置という)の断面構成を示す
図である。同図において、1は第1の画像記録装置、2
は第2の画像記録装置である。3は、上記第1及び第2
の画像記録装置で画像記録されたシートを収納するスタ
ッカー、4は、第2の画像記録装置2から排出されたシ
ートをスタッカー3に導く増設搬送部である。また、5
は、自動的に画像読み取り装置6に原稿を搬入する原稿
フィーダ、6は、原稿(不図示)上の画像を読み取る画
像読み取り装置である。そして、7は、本装置の操作を
入力したり、本装置の諸状況を表示する操作部である。
【0014】なお、第1及び第2の画像記録装置1,2
は、レーザビームを利用したデジタル電子写真複写機で
あり、ほぼ同じ構成となっている。 <第1の画像記録装置1の説明>最初に、本装置を構成
する第1の画像記録装置1について説明する。
【0015】図1の101は、回転駆動される感光体で
ある。この感光体101の周囲には、画像形成部とし
て、1次帯電器102、現像器103、転写帯電器10
4、クリーニング装置105が配置されている。この感
光体101上には、画像信号に応じて変調されたレーザ
光が、レーザスキャナ106により走査露光され、所定
の電子プロセスで顕像化される。
【0016】一方、給紙部107に積載されたシートP
1は、既知のローラ等の給紙手段108により、一枚ず
つ分離給送され、画像形成前搬送路109を通って、感
光体101、1次帯電器102、現像器103、転写帯
電器104、クリーニング装置105等よりなる画像形
成部に送り込まれる。そして、そこに送り込まれたシー
トP1上には、感光体101上の顕像が転写される。次
にシートP1は、定着部110に至り、加熱あるいは加
圧等の手段により、その上に画像が定着される。
【0017】シートP1の片面のみに画像を形成する場
合は、シートP1は、そのまま排出路111を通って、
第1の画像記録装置1の装置外に排出される。また、シ
ートP1の両面に画像を形成する場合には、片面画像定
着後のシートP1は、第1の搬送路切換手段112の作
用により、第2搬送路113を通って反転搬送路114
に導かれる。ここで反転したシートP1は、第2の搬送
路切換手段115により両面搬送路116に導かれる。
その後、シートP1は、再び画像形成前搬送路109に
導かれ、上記の画像形成部で、シートP1の裏側に2面
目の画像を形成した後、上記と同様、定着部110で再
度定着され、排出路111を通って、第1の画像記録装
置1の外に排出される。
【0018】また、シートP1の片面に多重画像を形成
する場合、上述のように片面画像が定着されたシートP
1は、第1の搬送路切換手段112の作用により第2搬
送路113に導かれる。そして、さらに第3の搬送路切
換手段117により両面搬送路116に導かれる。その
後、シートP1は、再び画像形成前搬送路109に導か
れ、上記の画像形成部でシートP1の表側に2面目の画
像を形成した後、定着部110で再度、定着され、排出
路111を通って、第1の画像記録装置1の外に排出さ
れる。
【0019】なお、第1の画像記録装置1内のシート搬
送路中、その適所には、シートP1の搬送状態を監視
し、紙詰まり等を検知するセンサ118〜124が配置
されている。
【0020】第1の画像記録装置1で画像記録されたシ
ートP1は、排出路111を通って第1の画像記録装置
1外に排出された後、スタッカー3に搬入される。この
スタッカー3の第1搬入路301から搬入されたシート
P1は、第1排出路302を通って、第1スタックトレ
イ303に収納される。 <第2の画像記録装置2の説明>本装置の第2の画像記
録装置2の構成は、基本的には、上記第1の画像記録装
置1と同じである。従って、図1に示す第2の画像記録
装置2の構成要素に関して、第1の画像記録装置1と同
様の部分は、参照符号の3桁目の数字について、1→2
の読み替えを行なうことで足りるため、ここでは、それ
らの説明を省略する(例えば、第1の画像記録装置1の
感光体101は、第2の画像記録装置2では感光体20
1となっている)。
【0021】第2の画像記録装置2で画像記録されたシ
ートP2は、排出路211を通って、第2の画像記録装
置2の外に排出された後、増設搬送部4に搬入される。
この増設搬入路401より搬入されたシートP2は、増
設搬送路402を通って、増設排出路403から排出さ
れる。
【0022】なお、増設搬送部4のシート搬送路中、そ
の適所には、シートP2の搬送状態を監視し、紙詰まり
等を検知するセンサ404〜406が配置されている。
【0023】増設排出路403から排出されたシートP
2は、スタッカー3に搬入される。すなわち、スタッカ
ー3の第2搬送路304から搬入されたシートP2は、
スタック切換手段305の作用によりスタック搬送路3
06に導かれた後、第1排出路302を通って、第1ス
タックトレイ303に収納される。
【0024】図1に示す原稿フィーダ5の原稿トレイ5
01に積載された原稿(P0とする)は、操作部7のキ
ー入力部701から適切な指示を入力することにより、
画像読み取り部601に搬入されて、原稿上の画像が読
み取られる。また、操作部7のキー入力部701から適
切な指示を入力することにより、原稿P0の両面の画像
を読み取ることも可能である。
【0025】また、画像読み取り装置6は、搬入された
原稿P0を露光ランプ602により照明し、その反射光
を、ミラー603,604,605によりレンズ606
に導き、さらに、画像読み取り素子としてCCDセンサ
607に結像させる構成となっている。 <本装置における第1の生産性向上方法の説明>以下、
上記のような構成をとる本装置にて、生産性の高い画像
記録に対応する方法について詳細に説明する。
【0026】図2は、本実施の形態に係る画像記録装置
の全体構成を示すブロック図であり、図3は、同装置に
おける画像記録処理の流れを示す図である。
【0027】図2において、主制御部800は、本装置
全体の制御を司る部分であり、不図示のROMに格納さ
れた制御プログラムに従って所定の制御を行なう、例え
ば、マイクロプロセッサ等にて構成される。また、制御
部1(803)は、第1の画像記録装置1全体の制御部
として機能し、制御部2(804)は、第2の画像記録
装置2全体を制御する。そして、上記の主制御部800
は、これら制御部1,2との制御データ等の授受を通じ
て、本装置を統括する制御部として位置づけられる。
【0028】最初に、本装置にて片面に画像を記録する
場合について説明する。
【0029】本装置の場合、主制御部800は、原稿フ
ィーダ5に載置され、画像読み取り装置6により読み取
られた原稿の画像信号Ss1を、第1及び第2の画像記
録装置1,2に分配し、これら第1及び第2の画像記録
装置1,2双方の画像記録部801,802(図2)を
並列に作動させる。すなわち、画像信号Ss1は、図3
に示すように、基本バッファメモリB0に一時的に貯蔵
された後、第1バッファメモリB1と第2バッファメモ
リB2に振り分けられる。
【0030】第1の画像記録装置1では、図1の第1給
紙部107から給紙されたシートP1が、画像形成前搬
送路109内に配設されたセンサ119で検知される
と、それと同期をとって、バッファメモリB1に指令が
出され、画像記録部801は、シートP1の片面に、画
像信号Ss1についての画像を記録する。そして、シー
トP1を第1スタックトレイ303上に排出する。
【0031】なお、第1の画像記録装置1の制御部1
(803)は、装置の動作状態や実行されている記録処
理についての種々の情報を逐次、主制御部800に通知
する。
【0032】一方、第2の画像記録装置2では、主制御
部800からの制御情報を受けて、上記のように第1給
紙部107からシートが給送されてから所定時間後、そ
の第2給紙部207からシートP2が給送される。第2
給紙部207から給送されたシートP2が、画像形成前
搬送路209内に配設されたセンサ219で検知される
と、それと同期をとって、図2のバッファメモリB2に
指令が出され、シートP2の片面上に、シートP1に対
するのと同一の画像信号Ss1による画像を記録する。
【0033】その後、シートP2は、増設搬送部4に導
かれ、さらに、スタッカー3に搬入されて、第1スタッ
クトレイ303上に排出される。このとき、シートP1
とシートP2は、第1スタックトレイ303上に交互に
収納される。
【0034】このような構成をとることで、第1及び第
2の画像記録装置1,2が、単位時間当たりに画像記録
するシート処理枚数をそれぞれN枚とすれば、本装置全
体としての処理能力は、単位時間当たり2N枚となる。
従って、単一の装置で機械速度を無理に上げることな
く、上記の構成をとる本装置にて、2倍の生産性を持っ
た高速記録が実現できる。
【0035】次に、両面に画像を記録する場合について
説明する。
【0036】本装置における両面記録の場合、画像記録
する原稿のページ毎の画像信号をSd1,Sd2,Sd
3,Sd4,…とすると、第1の画像記録装置1でシー
トP1の表側、裏側にそれぞれ記録される画像信号は、
Sd(4n−3),Sd(4n−2)、第2の画像記録
装置2でシートP2の表側、裏側にそれぞれ記録される
画像信号は、Sd(4n−1),Sd(4n)(ただ
し、n=1,2,3,4,5,6,…)となるように、
主制御部800が画像信号を分配し、双方の画像記録部
801,802を並列に作動させる。
【0037】具体的には、画像信号は、図3に示すよう
に基本バッファメモリB0に一時的に貯蔵された後、画
像信号Sd(4n−3),Sd(4n−2)は、第1バ
ッファメモリB1に、Sd(4n−1),Sd(4n)
は、第2BバッファメモリB2に振り分けられる。そし
て、第1の画像記録装置1では、第1給紙部107(図
1)から給送されたシートP1が、画像形成前搬送路1
09内に配設されたセンサ119で検知されると、それ
と同期をとって、バッファメモリB1に指令が出され、
シートP1の表面に、信号Sd(4n−3)による画像
を記録する。その後、シートP1に対して、上述の反転
動作が行なわれるので、それが再び画像形成部に導か
れ、シートの裏面に、信号Sd(4n−2)による画像
を記録し、最終的に第1スタックトレイ303上に排出
される。
【0038】一方、第2の画像記録装置2では、主制御
部800からの制御情報を受け、第1給紙部107から
シートが給送されてから所定時間後、第2給紙部207
からシートP2が給送される。この第2給紙部207か
ら給送されたシートP2が、画像形成前搬送路209内
に配設されたセンサ219で検知されると、それと同期
をとって、バッファメモリB2に指令を出し、シートP
2の片面上に、画像信号Sd(4n−1)による画像を
記録する。
【0039】その後、シートP2には、上述の反転動作
が行なわれので、シートは再び画像形成部に導かれ、そ
の裏面に信号Sd(4n)による画像を記録する。そし
て、シートP2は増設搬送部4に導かれ、さらにスタッ
カー3に搬入されて、第1スタックトレイ303上に排
出される。このとき、シートP1とシートP2は、第1
スタックトレイ303上に交互に収納される。
【0040】以上が、画像記録装置の高速化という観点
からの生産性の向上に有効な構成であり、これにより、
感光体の感度不足、露光ランプの寿命、昇温、振動、騒
音、耐久性等の問題がない装置を実現できる。 <本装置における第2の生産性向上方法の説明>次に、
画像記録装置でのダウンタイムをなくすという意味での
生産性の向上を実現する方法について述べる。なお、こ
こで説明する多機能画像記録装置は、上述の第1の方法
を実現する装置と、その構成及び基本動作は全く同一で
あり、構成要素の説明は省略する。
【0041】第2の方法の主旨は、第1及び第2の画像
記録装置1,2が同時に作動中、何らかの要因(例え
ば、紙の補給、トナーの補給、紙詰まり処理、定期メン
テナンス、不慮のトラブル発生時等)によって、これら
第1及び第2の画像記録装置の内、いずれか一方が非作
動状態となった場合でも、その生産性を低下させない、
ということにある。
【0042】以下、上記の場合の具体例について、片面
画像記録時を例にとって説明する。
【0043】例えば、片面画像記録の際、第1及び第2
の画像記録装置が同時に作動中、第1の画像記録装置1
内のシート搬送路において紙詰りが発生した場合、ま
ず、センサ118〜124のいずれかで紙詰りが検知さ
れ、制御部1は、その状況を主制御部800に通知す
る。そこで、主制御部800は、第1の画像記録装置1
の制御部1に制御情報を送って、その作動を停止すると
同時に、操作部7の表示パネル702に紙詰りの発生を
表示させ、操作者に紙詰まり処理を促す。
【0044】その間、第2バッファメモリB2の作用に
より、第2の画像記録装置2には信号Ss1が送り続け
られ、第2の画像記録装置2は、単位時間当たり画像記
録するシート処理枚数をN枚として作動し続ける。そし
て、第1の画像記録装置1での紙詰まり処理が終了する
と、主制御部800は、制御部1に制御情報を送って、
再び第1の画像記録装置1を作動させ、もとの生産性が
維持されるようにする。
【0045】以上説明したように、第2の生産性向上方
法の場合、紙詰まり処理の間は、第1,第2の画像記録
装置1,2が同時に稼働している場合よりも生産性は落
ちるが、ダウンタイムがないため、装置全体として高い
生産性を維持することができる。
【0046】なお、上記第2の生産性向上のための構成
において、一方の画像記録装置が停止しているときに、
他方の画像記録装置の単位時間当たり処理枚数をN枚と
して、多機能画像記録装置を作動させ続けているが、本
発明は、これに限定されるものではない。
【0047】例えば、一方の画像記録装置が停止してい
るときは、もう一方の画像記録装置の単位時間当たり処
理枚数をN枚以上に加速するようにしてもよい。そうす
れば、第1及び第2の画像記録装置のどちらか一方が非
作動状態となった場合の生産性を、さらに向上させるこ
とができる。
【0048】このように、一方の画像記録装置が停止し
ているときに、他方の画像記録装置の単位時間当たりの
処理枚数をN枚以上に加速する方法としては、例えば、
連続して搬送するシート同士の間隔を小さくする、ある
いは、全体の紙搬送速度を速くする等の方法がある。こ
れらの方法の内、後者の場合は、一時的にではあって
も、感光体の感度不足、露光ランプの寿命、昇温、振
動、騒音、耐久性等、当初からの問題が懸念されるとき
には、連続して搬送するシート同士の間隔を小さくする
方法を採用する。
【0049】この方法をとった場合、単位時間当たりに
通過するシート枚数が多くなるため、定着部110,2
10の熱がシートによって、より多く奪われ、結果とし
て定着性が不十分となっても、一方の画像記録装置が停
止している間に、もう一方の画像記録装置の定着温度を
やや上げる制御を行なえば、この種の問題を有効に解決
できる。なお、この方法は、一方の画像記録装置が停止
している間の制御であるので、その分の電力を定着温度
を上げることに充てれば、この方法による余分な電力の
消費という問題は発生しない。
【0050】さらに、上記の実施の形態に係る第1の画
像記録装置と第2の画像記録装置は、同時に、あるいは
各々独立に作動可能であるため、上述した各種様々な画
像信号を、その種類別に第1の画像記録装置、第2の画
像記録装置に振り分けるようにすることも可能である。
【0051】例えば、原稿画像のコピー中、すなわち、
第1及び第2の画像記録装置1,2が同時に作動してい
るときに、ファクシミリ等の画像信号が入力された場合
でも、本装置は有効に作動する。この場合、ファクシミ
リ等の画像信号が入力されたと同時に第2の画像記録装
置2を停止して、原稿画像の記録を第1の画像記録装置
1に集中させて実行する。そして、第2の画像記録装置
2では、ファクシミリ等の画像信号の記録のみを行な
う。
【0052】こうすることにより、原稿画像の記録を行
なっている最中であっても、リアルタイムにファクシミ
リ等の緊急性を有する画像記録をも行なうことができ
る。
【0053】また、原稿画像信号とは別のファクシミリ
等の画像信号を扱うときは、原稿画像信号を記録したシ
ートとファクシミリ等の画像信号を記録したシートは、
スタッカー上に独立して収納されるのが望ましい。この
場合、第2の画像記録装置2で画像記録されたシートP
2は、増設搬送部4を通過してスタッカー3の第2搬送
路304からスタッカー3内に搬入される。そして、搬
入されたシートP2は、スタック切換手段305の作用
により第2排出路307に導かれた後、第2スタックト
レイ308に収納される。このようにすれば、異なる画
像信号の出力に対する事後の仕分け処理が不要となり、
操作者にとって装置の操作性の向上、業務の効率化を図
ることができる。
【0054】また、上記実施の形態では、画像記録装置
に送られ、記録される信号については、原稿を読み取っ
た画像信号としているが、これに限定されるものではな
い。信号は、例えば、コンピュータから出力される画像
信号、何らかの媒体に蓄積されていた画像信号、遠隔地
から伝送されてきた画像信号等であってもよい。
【0055】さらに、記録後のシートの収納先をスタッ
カー3として説明しているが、これに限定されるもので
はなく、公知のソータ、あるいはステイプル処理を行な
うステイプラー等であってもよい。
【0056】本発明の目的は、上述した実施形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した
記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシス
テムあるいは装置のコンピュータ(または、CPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み
出し、実行することによっても達成されることは言うま
でもない。
【0057】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が、上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0058】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM等
を用いることができる。
【0059】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行ない、その処理によって、上述した実施形態の機
能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0060】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行な
い、その処理によって、上述した実施形態の機能が実現
される場合も含まれることは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1及び第2の画像記録手段に分配された画像の記録媒
体への記録態様に応じて、これらの画像記録手段におけ
る記録媒体への画像記録を制御して、画像記録後の記録
媒体を交互に収納することで、装置全体の機械速度を単
純、かつ無理に上げることなく、画像記録の高速化がで
き、生産性の高い画像記録装置を実現できる。
【0062】また、第1及び第2の画像記録手段のいず
れか一方が非作動状態になっても、他方の画像記録手段
の作動を続行させることで、当該装置全体を停止させ
ず、ダウンタイムのない生産性の高い画像記録装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る多機能画像記録装置
の断面構成を示す図である。
【図2】実施の形態に係る装置の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】実施の形態に係る装置における画像記録処理の
流れを示す図である。
【符号の説明】
1 第1の画像記録装置 2 第2の画像記録装置 3 スタッカー 4 増設搬送部 5 原稿フィーダ 6 画像読み取り装置 7 操作部 800 主制御部 801,802 画像記録部 803 制御部1 804 制御部2

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像を記録媒体上に可視出力
    する第1及び第2の画像記録手段を有する画像記録装置
    において、 前記入力された画像を格納する手段と、 前記格納された画像を前記第1及び第2の画像記録手段
    に分配する手段と、 前記分配された画像の前記記録媒体への記録態様に応じ
    て、前記第1及び第2の画像記録手段における該記録媒
    体への画像記録を制御する手段と、 前記画像記録された記録媒体を収納する収納手段とを備
    え、 前記第1及び第2の画像記録手段は同時に、あるいは各
    々が独立して作動可能であり、それらが同時に作動する
    場合、前記収納手段は、該第1の画像記録手段にて画像
    記録された記録媒体と該第2の画像記録手段にて画像記
    録された記録媒体とを交互に収納することを特徴とする
    画像記録装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記第1及び第2の画像記録手
    段の作動状態、及び非作動状態を判定する判定手段と、 前記判定手段にて、該第1及び第2の画像記録手段のい
    ずれか一方が非作動状態にあると判定された場合、他方
    の画像記録手段のみを作動するよう制御する手段とを備
    えることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録態様には、前記記録媒体への画
    像の片面記録、両面記録、多重記録が含まれることを特
    徴とする請求項1あるいは2に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の画像記録手段の少な
    くとも一方は、前記記録媒体への単位時間当たりの画像
    記録の速度が可変であることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の画像記録手段が同時
    に作動している場合は、それらの単位時間当たりの画像
    記録の速度は互いに等しく、また、それらの内、いずれ
    か一方が単独で作動している場合の単位時間当たりの画
    像記録の速度は、それらが同時に作動している場合にお
    ける一方の画像記録手段の単位時間当たりの画像記録の
    速度よりも速いことを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか1項に記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の画像記録手段のいず
    れか一方が非作動状態になる条件が解除された場合、そ
    れらは、再び同時に作動することを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 画像信号を入力する入力手段を複数備
    え、 一つの入力力手段により一つの画像信号が入力された時
    には、前記第1及びッ第2の画像記録手段は、同時に作
    動して前記記録媒体へ画像を記録し、 二つの入力力手段により二つの画像信号が入力された時
    には、前記第1及びッ第2の画像記録手段は、各々の画
    像信号に対して作動し、前記記録媒体へ各々の画像を記
    録するようにしたことを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれか1項に記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の入力手段のうち少なくとの一
    つは、当該画像記録装置外部より画像信号を入力する手
    段であることを特徴とする請求項7に記載の画像記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の画像記録手段が二つ
    の画像信号に対して作動している条件が解除された場
    合、前記第1及び第2の画像記録手段は再び一つの画像
    信号に対して同時に作動することを特徴とする請求項7
    又は8のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 入力された画像を記録媒体上に可視出
    力する第1及び第2の画像記録手段を有する画像記録装
    置における画像記録方法であって、 前記入力された画像を格納する工程と、 前記格納された画像を前記第1及び第2の画像記録手段
    に分配する工程と、 前記分配された画像の前記記録媒体への記録態様に応じ
    て、前記第1及び第2の画像記録手段における該記録媒
    体への画像記録を制御する工程と、 前記画像記録された記録媒体を収納する収納工程とを備
    え、 前記第1及び第2の画像記録手段は同時に、あるいは各
    々が独立して作動可能であり、それらが同時に作動する
    場合、前記収納工程は、該第1の画像記録手段にて画像
    記録された記録媒体と該第2の画像記録手段にて画像記
    録された記録媒体とが交互に収納されるよう制御するこ
    とを特徴とする画像記録方法。
  11. 【請求項11】 さらに、前記第1及び第2の画像記録
    手段の作動状態、及び非作動状態を判定する判定工程
    と、 前記判定工程にて、該第1及び第2の画像記録手段のい
    ずれか一方が非作動状態にあると判定された場合、他方
    の画像記録手段のみを作動するよう制御する工程とを備
    えることを特徴とする請求項10に記載の画像記録方
    法。
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