JPH10193356A - チップウレタンの製造方法 - Google Patents

チップウレタンの製造方法

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JPH10193356A
JPH10193356A JP1188097A JP1188097A JPH10193356A JP H10193356 A JPH10193356 A JP H10193356A JP 1188097 A JP1188097 A JP 1188097A JP 1188097 A JP1188097 A JP 1188097A JP H10193356 A JPH10193356 A JP H10193356A
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JP
Japan
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urethane
chip
block
mixture
molded product
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JP1188097A
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English (en)
Inventor
Masanobu Kikuchi
地 昌 伸 菊
Akira Ito
藤 晃 伊
Hiroshi Yamamoto
本 博 山
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NICHIEI KOGYO KK
YAMAMOTO SENRIYOU KAGAKUHIN KK
Ikeda Corp
Original Assignee
NICHIEI KOGYO KK
YAMAMOTO SENRIYOU KAGAKUHIN KK
Ikeda Bussan Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラブウレタン等の廃材からなるチップウレ
タンの生産を簡易迅速に行う。チップ層が均一で、密度
が均一な高品質の成形品を得る。成形時間を短縮して作
業能率を著しく向上させる。 【解決手段】 ウレタン系バインダー17をポリオール
とトリレンジイソシアネートからなる末端にイソシアネ
ート基を有する1液型ウレタンプレポリマーから形成す
る。チップ材12に前記1液型ウレタンプレポリマー
と、熱成形性付与剤としてアクリルスチレン共重合体エ
マルジョン19を混合し、該混合物21をプレス成形し
てブロック状の成形品27を成形する。ブロック状の成
形品27をスライスしてスライス材33を形成し、スラ
イス材33を可塑化温度以上に加熱し、冷間プレス成形
して所望形状の成形品45を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチップウレタンの製
造方法に関し、更に詳細に説明すると、ウレタン等の廃
材を粉砕機により粉砕してチップ材を形成し、該チップ
材にウレタン系バインダーを混合し、該混合物をプレス
成形型により成形して形成されるチップウレタンの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両等のクッション材や内装
材としてチップウレタンが用いられている。このチップ
ウレタンは、スラブウレタン等の破材または不良材の再
生利用の目的を有し、これらのスラブウレタン等の破材
または不良材等の廃材を粉砕機により切断,粉砕してチ
ップ材を形成している。
【0003】これらのチップ材に湿気硬化型のウレタン
系バインダーをスプレー塗布またはミキサー等により混
合し、この混合物を下型と上型とからなる所定のサイズ
のブロックまたはモールド型に挿入し、所望形状にプレ
ス成形し、バインダーに水蒸気を加えて反応硬化させる
ことによりチップウレタンが形成されている。
【0004】従来のスラブウレタン等の廃材からなるチ
ップウレタンがブロック状成形品の場合には、2次加工
用材料として利用されている。即ち、このブロック状成
形品を切断または裁断後、接着剤等を用いて所望とする
形状に加工されている。また、モールド成形品は形状に
関する2次加工の要求は少ないが、同形状の生産に関し
て複数の成形型が必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のスラ
ブウレタン等の廃材からなるチップウレタンはチップ層
が均一とならず、密度が不均一となる虞れを有し、また
生産工程数に起因する所要時間コスト、及び複数の金型
への設備コストが高く、再生品の商品コストが増大する
欠点を有していた。
【0006】本発明の目的は、スラブウレタン等の廃材
からなるチップウレタンの生産を簡易迅速に行え、チッ
プ層が均一で、密度が均一な高品質の成形品を得ること
ができ、成形時間を短縮して作業能率を著しく向上させ
ることができ、金型への設備コストが安価となり、商品
としてのチップウレタンを安価に製造することのできる
チップウレタンの製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、請求項1に記載のチップウレタ
ンの製造方法は、ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕
してチップ材を形成し、該チップ材にウレタン系バイン
ダーを混合し、該混合物をプレス成形型により成形して
形成されるチップウレタンの製造方法において、前記ウ
レタン系バインダーがポリオールとトリレンジイソシア
ネートからなる末端にイソシアネート基を有する1液型
ウレタンプレポリマーからなり、前記粉砕機により粉砕
して形成されたチップ材に前記1液型ウレタンプレポリ
マーと熱成形性付与剤としてアクリルスチレン共重合体
エマルジョンを混合し、該混合物をプレス成形すること
を特徴とする。
【0008】本発明の請求項2に記載のチップウレタン
の製造方法は、ウレタン系バインダーがポリオールとト
リレンジイソシアネートからなる末端にイソシアネート
基を有する1液型ウレタンプレポリマーからなり、前記
粉砕機により粉砕して形成されたチップ材に前記1液型
ウレタンプレポリマーと熱成形性付与剤としてアクリル
スチレン共重合体エマルジョンを混合し、該混合物をプ
レス成形してブロック状の成形品を形成し、該ブロック
状の成形品をスライスしてスライス材を形成し、該スラ
イス材を可塑化温度以上に加熱し、冷間プレス成形して
所望形状に成形することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に記載のチップウレタン
の製造方法は、ウレタン系バインダーがポリオールとト
リレンジイソシアネートからなる末端にイソシアネート
基を有する1液型ウレタンプレポリマーからなり、前記
粉砕機により粉砕して形成されたチップ材に前記1液型
ウレタンプレポリマーと熱成形性付与剤としてアクリル
スチレン共重合体エマルジョンを混合し、該混合物をプ
レス成形型に挿入し、加圧後蒸気加熱を行い、前記1液
型ウレタンプレポリマーの硬化反応を促進させてブロッ
ク状の成形品を形成し、該ブロック状の成形品をスライ
スしてスライス材を形成し、該スライス材を可塑化温度
以上に加熱し、冷間プレス成形して所望形状に成形する
ことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項1に記載のチップウレタン
の製造方法によれば、ウレタン系バインダーがポリオー
ルとトリレンジイソシアネートからなる末端にイソシア
ネート基を有する1液型ウレタンプレポリマーからな
り、前記粉砕機により粉砕して形成されたチップ材に前
記1液型ウレタンプレポリマーと熱成形性付与剤として
アクリルスチレン共重合体エマルジョンを混合し、該混
合物をプレス成形しているので、チップ層が均一で、密
度が均一な高品質の成形品を得ることができ、アクリル
スチレン共重合樹脂の潜在化が完成し、2次加工可能な
ブロック状の成形品を得ることができる。
【0011】本発明の請求項2に記載のチップウレタン
の製造方法によれば、チップ材に前記1液型ウレタンプ
レポリマーと熱成形性付与剤としてアクリルスチレン共
重合体エマルジョンを混合し、該混合物をプレス成形し
てブロック状の成形品を形成しているので、チップ層が
均一で、密度が均一な高品質の成形品を得ることがで
き、アクリルスチレン共重合樹脂の潜在化が完成し、2
次加工可能なブロック状の成形品を得ることができる。
またブロック状の成形品をスライスしてスライス材を形
成しているので、搬送、取扱いが容易に行え、該スライ
ス材を可塑化温度以上に加熱し、冷間プレス成形して所
望形状に成形しているので、所望とする形状の2次成形
品を簡易迅速且つ安価に製造することができる。
【0012】本発明の請求項3に記載のチップウレタン
の製造方法によれば、チップ材に前記1液型ウレタンプ
レポリマーと熱成形性付与剤としてアクリルスチレン共
重合体エマルジョンを混合し、該混合物をプレス成形型
に挿入し、加圧後蒸気加熱を行い、前記1液型ウレタン
プレポリマーの硬化反応を促進させてブロック状の成形
品を形成しているので、チップ層が均一で、密度が均一
な高品質の成形品を得ることができ、アクリルスチレン
共重合樹脂の潜在化が完成し、2次加工可能なブロック
状の成形品を得ることができる。またブロック状の成形
品をスライスしてスライス材を形成しているので、搬
送、取扱いが容易に行え、該スライス材を可塑化温度以
上に加熱し、冷間プレス成形して所望形状に成形してい
るので、所望とする形状の2次成形品を簡易迅速且つ安
価に製造することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るチップウレタン
の製造方法を図面を参照して詳述する。図1(a),
(b),(c)乃至図5には本発明のチップウレタンの
製造方法を実施するためのチップウレタンの製造工程の
概略が夫々示されており、このチップウレタンの製造方
法はウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕してチップ材
12が形成される。
【0014】粉砕機により粉砕されたチップ材12は、
従来用いられているギロチン方式によるチップ材や、線
状または帯状に裁断されたチップ材を用いることもで
き、これらを混合したものであってもよい。
【0015】図1(a)に示す如く、チップ材12はミ
キサー15に供給され、このミキサー15にチップ材1
2の量に応じてウレタン系バインダー17をスプレー塗
布等により供給する。
【0016】前記ウレタン系バインダー17はポリオー
ルとトリレンジイソシアネートからなる末端にイソシア
ネート基を有する1液型ウレタンプレポリマーから形成
されている。前記チップ材12にはウレタン系バインダ
ー17と共に、熱成形性付与剤としてアクリルスチレン
共重合体エマルジョン19が塗布され、チップ材12と
混合される。
【0017】前記ウレタン系バインダー17の1液型ウ
レタンプレポリマーは、ポリオールとトリレンジイソシ
アネートから生成されるNCO含有率1〜10%の湿気
硬化型樹脂であり、熱成型性付与剤としてのアクリルス
チレン共重合体エマルジョン19は樹脂分20〜60
%、スチレン含量25〜85%のものを使用する。ウレ
タンチップに対する使用量は、1液型ウレタンプレポリ
マーをチップ材12の重量に対して5〜20%、アクリ
ルスチレン共重合体エマルジョン19を10〜30%、
スプレー法にて塗布処理が行われる。
【0018】次いで、図1(b)に示す如く、チップ材
12とウレタン系バインダー17及びアクリルスチレン
共重合体エマルジョン19の混合物21をプレス成形型
22の下型23に投入し、上下昇降自在に形成された上
型25により加圧後、蒸気加熱を行い、前記1液型ウレ
タンプレポリマーの硬化反応を促進させる。これによ
り、図1(c)に示す如く、ブロック状の成形品27を
得ることができる。
【0019】尚、下型23には図示せざるも、蒸気発生
器及び熱風発生器が連結されており、プレス成形型22
の上型25を下降させ、チップ材12とウレタン系バイ
ンダー17及びアクリルスチレン共重合体エマルジョン
19の混合物21を圧縮した状態で、プレス成形型22
に蒸気発生器より水蒸気を供給する。
【0020】図2(a),(b)に示す如く、ブロック
状の成形品27はスライス機31により所望とする厚さ
に順次スライスされ、スライス材33が形成される。ス
ライス材33はチップ層が均一で、密度が均一な高品質
の成形品でありアクリルスチレン共重合樹脂の潜在化が
完成した状態にあり、2次加工可能な状態にある。
【0021】次いで、図3に示す如く、スライス材33
を加熱機35により加熱し、熱成形性付与剤としてのア
クリルスチレン共重合樹脂を可塑化温度以上に加熱す
る。
【0022】次いで、図4(a)に示す如く、加熱機3
5により加熱されたスライス材33を冷間プレス成形型
41の下型42と上型43との間に挿入し、図4(b)
に示す如く、プレス成形することにより、図5に示す如
く、チップ材12からなる成形品45を得ることができ
る。
【0023】前記ポリオールとトリレンジイソシアネー
トからなる1液型ウレタンプレポリマーは湿気硬化反応
であるため本質的には、その反応性を促進する水系樹脂
との併用は避けるべきである。即ち、ウレタンチップモ
ールドの製造工程において、接着剤としてのウレタン系
バインダー17をチップ材12に対してスプレー塗布を
行うが、塗布されたチップ材12上のウレタンプレポリ
マー樹脂は、大気中の湿度、並びにチップに含まれる水
分、気温等の影響を受け、反応が促進され成形型機にチ
ップを充填、蒸熱反応を行っても硬化反応が進まず、ブ
ロック状の成形品27が得られない、一種の樹脂の風化
現象が発生する問題があり製造作業の観点より水分の影
響の受けがたいウレタンプレポリマーが求められる。
【0024】各種ポリオールと各種イソシアネート類の
組合せによって作られる1液型ウレタンプレポリマーの
湿気硬化反応における反応速度の試験検討の段階で、エ
チレンオキサイトあるいはプロピレンオキサイト等の親
水性基を持たないトリオールまたは、チオールまたは、
その混合ポリオールとトリレンジイソシアネートからな
るNCO含有率1〜10%のプレポリマーは、他のイソ
シアネート、例えばポリメチレンポリフェニールポリイ
ソシアネートの配合にて製造されたプレポリマーに対
し、ガラス板上における造膜硬化状態の観察(気温25
℃、湿度70%RH)において、後者は1時間で造膜現
象が現れるが前者は5時間以上安定であり、わずかに造
膜性を認める程度であることが確認された。
【0025】このような事実に基づき、熱成型性を有す
るアクリルスチレン共重合体エマルジョン19との相容
安定性をウレタンチップ材12において確認したとこ
ろ、後述の条件を具備するアクリルスチレン共重合体エ
マルジョン19については、60〜120分間の安定性
があり、ウレタンプレポリマーの風化現象は認められ
ず、二次加工における熱成型性の確認を行った結果十分
満足の得られるチップウレタン成形品45が得られた。
【0026】アクリルスチレン共重合体樹脂はその原料
として、官能基を有しないエチレン性不飽和単量体、即
ちアクリル酸エステル類、メタクリルエステル類、アク
リロニトリル、メタクリルニトリル、スチレン、メチル
スチレン、クロルスチレン、また官能基を有するエチレ
ン性不飽和単量体、即ち不飽和カルボン酸類、不飽和カ
ルボン酸アミド類、N−メチロール不飽和カルボン酸ア
ミド類、不飽和グリシジル化合物類があり、その1種ま
たは2種以上が使用可能であり、それらとスチレンを含
有する樹脂である。スチレン共重合体樹脂は2種以上の
原料の組合せ、並びにブロック重合、グラフト重合等に
おける重合型態に基づくきわめて多くの各種重合体が考
えられるが、本発明に使用されたアクリルスチレン共重
合体は以下の条件を具備するものである。
【0027】 樹 脂 分 : 20〜60%エマルジョン スチレン含量 : 25〜85% イ オ ン 性 : 非イオンまたはアニオン性 PH : 7〜10.5 粘度(25℃) : 50〜3000mpas. MFT(℃) : 35〜80℃ Tg(計算値) : 20〜100℃ 冷却プレス前加熱条件: 150〜230℃
【0028】前記スライス材33を用いることにより、
搬送、取扱いが容易に行え、該スライス材33を可塑化
温度以上に加熱し、冷間プレス成形して所望形状に成形
しているので、所望とする形状の2次成形品を簡易迅速
且つ安価に製造することができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明のチップウレタンの製造方法の
実施例を、形状300mm×300mm×15mmの成形型を
用いて説明する。軟質ウレタンチップ材(0.5〜15
mm)1Kgに対してアクリルスチレン共重合体エマルジョ
ン(樹脂分50%、スチレン含有30%、イオン性イオ
ン、PH8.5、粘度100mpas.、MFT40
℃、Tg30℃)を100gブレンド、ミキサー中で2
分間攪拌スプレー塗布後ウレタンプレポリマー(樹脂分
60%、溶剤メチレンクロライド、NCO含有率4.0
5%、粘度350mpas.)を200g同様に攪拌ス
プレー塗布するか塗布処理されたチップ材を1485g
計量し、前述の成形型に投入圧縮後、蒸気圧0.5Kg/
cm3 の水蒸気を注入、2分間反応を行った後、脱型、乾
燥を行う。以上の工程にて製造された熱可塑化ウレタン
フォームを85mm×260mm×15mmに切断した後17
0℃×120秒、オーブン中で熱処理後直ちに冷間プレ
ス成形型に投入、0.05〜0.1Kg/cm3 の圧力にて
圧縮、冷却して比重0.11g/cm3 60mm×25mm
(R110 )×260mm×13.5mmの完成品を得
た。
【0030】
【発明の効果】以上が本発明に係るチップウレタンの製
造方法の実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載
のチップウレタンの製造方法によれば、ウレタン系バイ
ンダーがポリオールとトリレンジイソシアネートからな
る末端にイソシアネート基を有する1液型ウレタンプレ
ポリマーからなり、前記粉砕機により粉砕して形成され
たチップ材に前記1液型ウレタンプレポリマーと熱成形
性付与剤としてアクリルスチレン共重合体エマルジョン
を混合し、該混合物をプレス成形しているので、チップ
層が均一で、密度が均一な高品質の成形品を得ることが
でき、アクリルスチレン共重合樹脂の潜在化が完成し、
2次加工可能なブロック状の成形品を得ることができ
る。
【0031】本発明の請求項2に記載のチップウレタン
の製造方法によれば、チップ材に前記1液型ウレタンプ
レポリマーと熱成形性付与剤としてアクリルスチレン共
重合体エマルジョンを混合し、該混合物をプレス成形し
てブロック状の成形品を形成しているので、チップ層が
均一で、密度が均一な高品質の成形品を得ることがで
き、アクリルスチレン共重合樹脂の潜在化が完成し、2
次加工可能なブロック状の成形品を得ることができる。
またブロック状の成形品をスライスしてスライス材を形
成しているので、搬送、取扱いが容易に行え、該スライ
ス材を可塑化温度以上に加熱し、冷間プレス成形して所
望形状に成形しているので、所望とする形状の2次成形
品を簡易迅速且つ安価に製造することができる。
【0032】本発明の請求項3に記載のチップウレタン
の製造方法によれば、チップ材に前記1液型ウレタンプ
レポリマーと熱成形性付与剤としてアクリルスチレン共
重合体エマルジョンを混合し、該混合物をプレス成形型
に挿入し、加圧後蒸気加熱を行い、前記1液型ウレタン
プレポリマーの硬化反応を促進させてブロック状の成形
品を形成しているので、チップ層が均一で、密度が均一
な高品質の成形品を得ることができ、アクリルスチレン
共重合樹脂の潜在化が完成し、2次加工可能なブロック
状の成形品を得ることができる。またブロック状の成形
品をスライスしてスライス材を形成しているので、搬
送、取扱いが容易に行え、該スライス材を可塑化温度以
上に加熱し、冷間プレス成形して所望形状に成形してい
るので、所望とする形状の2次成形品を簡易迅速且つ安
価に製造することができる。
【0033】本発明に係わるチップウレタンの製造方法
によれば、スラブウレタン等の廃材からなるチップウレ
タンの生産を簡易迅速に行え、チップ層が均一で、密度
が均一な高品質の成形品を得ることができ、成形時間を
短縮して作業能率を著しく向上させることができ、金型
への設備コストが安価となり、商品としてのチップウレ
タンを安価に製造することのできるチップウレタンの製
造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るチップウレタンの製造方法の製
造工程を夫々示すもので、(a)はチップ材の混合物を
示す断面図、(b)はプレス成形型の断面図、(c)は
ブロック状の成形品の断面図。
【図2】 本発明に係るチップウレタンの製造工程を夫
々示すもので、(a)はスライス材を形成している状態
の断面図、(b)はスライス材の斜視図。
【図3】 本発明に係るチップウレタンの製造工程のス
ライス材を加熱している状態を示す説明図。
【図4】 本発明に係るチップウレタンの製造工程を夫
々示すもので、(a)は加熱されたスライス材を冷間プ
レス成形する状態の断面図、(b)は冷間プレス成形後
の断面図。
【図5】 本発明に係るチップウレタンの製造方法によ
り製造された成形品の断面図。
【符号の説明】
12 チップ材 17 ウレタン系バインダー 19 アクリルスチレン共重合体エマルジョン 21 混合物 22 プレス成形型 23 下型 25 上型 27 ブロック状の成形品 31 スライス機 33 スライス材 35 加熱機 41 冷間プレス成形型 42 下型 43 上型 45 成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 105:26 (72)発明者 伊 藤 晃 静岡県榛原郡川根町家山1047 (72)発明者 山 本 博 静岡県浜松市布橋1−17−25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕し
    てチップ材を形成し、該チップ材にウレタン系バインダ
    ーを混合し、該混合物をプレス成形型により成形して形
    成されるチップウレタンの製造方法において、 前記ウレタン系バインダーがポリオールとトリレンジイ
    ソシアネートからなる末端にイソシアネート基を有する
    1液型ウレタンプレポリマーからなり、前記粉砕機によ
    り粉砕して形成されたチップ材に前記1液型ウレタンプ
    レポリマーと熱成形性付与剤としてアクリルスチレン共
    重合体エマルジョンを混合し、該混合物をプレス成形す
    ることを特徴とするチップウレタンの製造方法。
  2. 【請求項2】 ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕し
    てチップ材を形成し、該チップ材にウレタン系バインダ
    ーを混合し、該混合物をプレス成形型により成形して形
    成されるチップウレタンの製造方法において、 前記ウレタン系バインダーがポリオールとトリレンジイ
    ソシアネートからなる末端にイソシアネート基を有する
    1液型ウレタンプレポリマーからなり、前記粉砕機によ
    り粉砕して形成されたチップ材に前記1液型ウレタンプ
    レポリマーと熱成形性付与剤としてアクリルスチレン共
    重合体エマルジョンを混合し、該混合物をプレス成形し
    てブロック状の成形品を形成し、該ブロック状の成形品
    をスライスしてスライス材を形成し、該スライス材を可
    塑化温度以上に加熱し、冷間プレス成形して所望形状に
    成形することを特徴とするチップウレタンの製造方法。
  3. 【請求項3】 ウレタン等の廃材を粉砕機により粉砕し
    てチップ材を形成し、該チップ材にウレタン系バインダ
    ーを混合し、該混合物をプレス成形型により成形して形
    成されるチップウレタンの製造方法において、 前記ウレタン系バインダーがポリオールとトリレンジイ
    ソシアネートからなる末端にイソシアネート基を有する
    1液型ウレタンプレポリマーからなり、前記粉砕機によ
    り粉砕して形成されたチップ材に前記1液型ウレタンプ
    レポリマーと熱成形性付与剤としてアクリルスチレン共
    重合体エマルジョンを混合し、該混合物をプレス成形型
    に挿入し、加圧後蒸気加熱を行い、前記1液型ウレタン
    プレポリマーの硬化反応を促進させてブロック状の成形
    品を形成し、該ブロック状の成形品をスライスしてスラ
    イス材を形成し、該スライス材を可塑化温度以上に加熱
    し、冷間プレス成形して所望形状に成形することを特徴
    とするチップウレタンの製造方法。
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