JPH10192186A - 水タオル自動供給装置 - Google Patents

水タオル自動供給装置

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JPH10192186A
JPH10192186A JP35846096A JP35846096A JPH10192186A JP H10192186 A JPH10192186 A JP H10192186A JP 35846096 A JP35846096 A JP 35846096A JP 35846096 A JP35846096 A JP 35846096A JP H10192186 A JPH10192186 A JP H10192186A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 全体的に均一な水分を分布させることができ
る水タオルワインディングユニットを具備した水タオル
自動供給装置の提供。 【解決手段】 水タオル自動供給装置1において、回転
カッターは、被動軸上のカッター結合用ブラケット上に
長さ方向に所定の傾斜度をもって設置され、カッター結
合用ブラケットには突出形カム25を形成して乾布ロー
ディング用ローディングローラ16と弾力的に連接する
クランピングガイド11の下端と選択的に連接しながら
乾布ローディングを断続するようにしている。噴射ユニ
ット4には紫外線殺菌ランプ42と熱電冷・温却素子4
3を持つ補助タンク38と、たラジエータ44と、ドレ
インバルブ41を具備し、水タオルワインディングユニ
ット8はモータ54により駆動するコンベアベルト49
をケーシング47内部に駆動可能なように設置され、コ
ンベアベルト49の表面には水タオル移送ラグが形成さ
れ、ケーシングの内面部には表面に多数のラグを持つパ
ッド57を付着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水タオル自動供給
装置において、水が含湿される前の状態、すなわち、乾
布状態のタオルを自動的に供給しながら、所定の長さに
カットできる水タオル自動供給装置用カッティングユニ
ットと、カットされた乾布状態のタオルに冷・温水を選
択的に含湿させるための噴射ユニットと、乾布に水分を
含湿させたあとローラ状態に自動巻回し、乾布に過多含
湿された水分は適量に自動除去されると同時に均一に水
分を分布させることができる水タオルワインディングユ
ニットを具備した水タオル自動供給装置を提供しようと
するものである。
【0002】なお、本出願において、「水タオル」の語
は、いわゆるおしぼり、ウェットティッシュ、その他、
家庭、レストラン等において、おてふきとして、又、化
粧用等に用いられる、タオル地等の布帛、紙、不織布等
に水分を含浸させたものを広く意味するものとする。
【0003】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】通常飲食
店等には、お客の接待時に優先的に水タオルを提供して
いるが、このような水タオルは、綿布等で形成される乾
布状態のタオルに適量の水分が含湿されるようにして、
これを水タオルとしてお客の手に付着した異物、汗等が
容易に除去できるようにし、夏期には汗や異物等の除去
は勿論、暑さを冷ます用途等としても使用している。
【0004】しかしながら既存の水タオルは、製造工場
等で洗濯を行ったあと、水分を適量含湿した状態でビニ
ールパッケージ等に包装して供給されるので、短時間内
に人体に有害な菌である大腸菌等が繁殖して、衛生性が
極めて低調な問題点があった。
【0005】上記した問題点を解決するために、最近に
至るまでは、水タオルを構成する綿布等をケーシング内
にロールタイプに内装し、水タオルが必要な場合はこれ
を所定の幅に自動に引出しながら所定の長さにカット
し、水分をスプレー式に含湿させたあとロール形に巻回
して供給することにより、お客に即席で1回用の衛生水
タオルを供給するようにした水タオル自動供給装置が使
用されているが、このような1回用水タオル自動供給装
置においては、乾布状態のタオルをローディングしなが
らカットするためのカッターは、水平線上に平行に設置
されて固定カッターと可動カットによりカットされるよ
うになっているので、正確にカットできないのはもちろ
ん、可動カットと固定カット間に未カットの乾布が掛け
られて、駆動モータに過負荷が発生し、モータの寿命が
短くなり故障の原因となっていた。
【0006】そして、駆動モータを駆動させるための感
知手段は近接センサー等を使用しているが、これはセン
シング範囲内に異物等が存在する場合、誤動作する恐れ
が高いので、センシングの正確度が欠如される等、既存
の水タオル自動供給装置用カッティングユニットは多数
の問題点を持っていた。
【0007】また、水タオル自動供給装置においては、
噴射ユニットは用水を水タンクからポンプを通って直接
的に供給されるようになっているので、これは用水内に
人体有害菌等が包含されている場合、これを殺菌消毒す
る手段が無いので衛生性が極めて低調であり、季節と使
用者の趣向に従って、冷水、温水等を選択的に供給する
必要があるが、このような手段はやはりなく、使用上の
不便さを増し、機能性製品としては不足な点が多かっ
た。
【0008】そしてまた、噴射ユニット内部にスケール
等が発生してこれを清掃しようとする場合には、装置全
体を分解したあと清掃しなければならない等、清掃およ
び管理上にも多数の問題点があった。
【0009】そして、このような1回用水タオル自動供
給装置において、乾布状態のタオルに水分を含湿させた
あと、排出部を通って使用者にそのまま供給することに
より、使用者が排出された水タオルを把持するのが容易
でなく、水タオルに含湿された水分が過多に含湿された
場合が多くて、全体的に均一な水分が含湿されないの
で、これを使用しようとする場合は、使用者が再び余分
な水分を除去しなければならず、全体的に均一な水分を
分布させる作用を行うという複雑さがあったのである。
上記の過程では、手に付着した異物等が水タオルに付着
して、本来の使用者が使用する場合には、水タオルが既
に汚れた状態で供給されているという欠点もあった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
したように、既存の水タオル自動供給装置が持っている
諸般の問題点を一掃することが可能である新規な構成の
水タオル自動供給装置を提供するものである。
【0011】詳しくは、ロール状態に収納された乾布が
さらに巻回しながらカッティング装置でのローディング
の際、これを感知するのが可能な感知手段を乾布の進入
したか否かに従い電気的にスイッチング断続する感知手
段を具備して作動上の信頼性を高め、乾布カッティング
用カッターはスプリングに弾力設置された固定カッター
と駆動モータにより回転駆動する回転カッターを具備す
るが、上記回転カッターには、カッターを長さ方向に傾
けられるように付着してカットされる乾布が一側端部か
ら他側端部に至るまで連続カットが行えるようにし、カ
ッティングの際に乾布のローディングが一時停止可能な
手段を具備して乾布の乱れた現象を事前に防止するよう
にし、回転カッターの回転を断続可能なマイクロスイッ
チ等と同じ駆動制御手段を同時に提供する。
【0012】また、水タオル自動供給装置においては、
水分を乾布にスプレー式に含湿させるのが可能な噴射ユ
ニットには、用水内に包含された各種の人体有害菌を事
前に殺菌できる殺菌手段を提示し、季節と使用者の趣向
に従って、冷、温水選択供給手段および清掃または管理
上の諸般便益を増大させる手段等も提供する。そして、
水分が含湿された乾布、すなわち、水タオルが製造され
た状態から水タオルに含湿された水分を全体的に均一で
適切に調節することができる手段を提供すると同時に、
供給された水タオルを容易に取ることができるように、
ロール形に自動巻回して提供することができる手段を提
示しようとするものである。
【0013】本発明の請求項1の水タオル自動供給装置
は、収納した乾布を所定長さで切断するカッティングユ
ニット(6)と、上記カッティングユニット(6)を経
由しカットされた乾布に水分を噴射供給する噴射ユニッ
ト(4)と、噴射ユニット(4)を経由し水分が含湿し
た水タオルをロール形で巻回し適量の水分で調節する水
タオルワインディングユニット(8)とで構成した水タ
オル自動供給装置(1)において、上記カッティングユ
ニット(6)には、駆動モータ(18)により回転する
固定カッター(32)と供に乾布をカッティングする回
転カッター(27)は、被動軸(21)上のカッター結
合用ブラケット(26)上に長さ方向で所定の傾斜角度
を持つように設置し、上記カッター結合用ブラケット
(26)には突出形カム(25)を形成し乾布ローティ
ング用ローディングローラー(16)と弾力的に連接す
るクランピングガイド(11)の下端と、選択的に連接
しながら乾布のローティングを断続できるように構成
し、上記固定カッター(32)は、軸ピン(33)に軸
設され、スプリング(34)で弾力設置したものであ
る。
【0014】請求項2の水タオル自動供給装置は、収納
した乾布を所定長さで切断するカッティングユニット
(6)と、上記カッティングユニット(6)を経由しカ
ットされた乾布に水分を噴射供給する噴射ユニット
(4)と、噴射ユニット(4)を経由し水分が含湿した
水タオルをロール形で巻回し適量の水分で調節する水タ
オルワインディングユニット(8)とで構成した水タオ
ル自動供給装置(1)において、前記カッティングユニ
ット(6)は、上記噴射ユニット(4)の供給ホース
(36)の途中には、紫外線殺菌ランプ(42)と熱電
冷・温却素子(43)を持つ補助タンク(38)と、上
記熱電冷・温却素子(43)の外面部には冷却ファン
(45)とバッフルレート(46)が付着されたラジエ
ータ(46)とを有し、上記供給ホース(36)の一側
には、ドレインバルブ(41)を具備したものである。
【0015】請求項3の水タオル自動供給装置は、収納
した乾布を所定長さで切断するカッティングユニット
(6)と、上記カッティングユニット(6)を経由しカ
ットされた乾布に水分を噴射供給する噴射ユニット
(4)と、噴射ユニット(4)を経由し水分が含湿され
た水タオルをロール形で巻回し適量の水分で調節する水
タオルワインディングユニット(8)とで大部分を構成
した水タオル自動供給装置(1)において、前記の水タ
オルワインディングユニット(8)は、モータ(54)
により駆動するコンベアベルト(49)を前方が開放形
ケーシング(47)内部に設置し、上記コンベアベルト
(49)の表面には水タオル移送ラグ(48)が形成さ
れ、ケーシング(47)の内部には、表面に多数個のラ
グ(56)を持つパッド(57)を付着し、上記ケーシ
ング(47)の水タオル排出部には、圧搾ブラケット
(58)をコンベアベルト(49)と平行に設置したも
のである。
【0016】請求項4の水タオル自動供給装置は、請求
項1に記載の水タオル自動供給装置において、上記クラ
ンピングガイド(11)の下端に連接するガイドプレー
ト(10)の相互対応部には、乾布の有無を感知する連
結端子(14)と短絡する接点端子(15)を各々設置
したものである。
【0017】請求項5の水タオル自動供給装置は、請求
項1に記載の水タオル自動供給装置において、上記回転
カッター(27)が結合するカッター結合用ブラケット
(26)の一側には、凹溝(29)を持つフランジ(2
8)を形成し、マイクロスイッチ(31)のスイッチン
グボタン(30)がスイッチング断続できるように構成
したものである。
【0018】請求項6の水タオル自動供給装置は、請求
項2に記載の水タオル自動供給装置において、上記補助
タンク(38)は、水タンク(3)内に貯蔵する用水の
最下水位より低い位置に設置され、ノズル(35)に近
接されるように設置したものである。
【0019】請求項7の水タオル自動供給装置は、請求
項2に記載の水タオル自動供給装置において、上記ドレ
インバルブ(41)は、用水の流路中、最下端部に位置
するものである。
【0020】請求項8の水タオル自動供給装置は、請求
項3に記載の水タオル自動供給装置において、上記ケー
シング(47)とコンベアベルト(49)は、駆動方向
である後ろ向き傾斜されるように設置したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の望ましい一実施
例が適用された水タオル自動供給装置1の側断面図で、
機体を構成するケーシング2の内部には、下記の如く構
成部材等が基本的に内蔵される。
【0022】すなわち、ケーシング2の後側上部には、
水タンク3が設置されて中間部分に設置された水噴射ユ
ニット4と連結される。ロール状態の乾布を巻回可能に
収納することができる乾布収納室5と、上記乾布収納室
5からローディングされる乾布を、所定の長さにカット
可能なカッティングユニット6、そして、カッティング
ユニット6の下側には、カットされた乾布を噴射ユニッ
ト4先側を経由するようにして、水を含湿させたあとロ
ール状態に巻回して水分を適切に調節し、ケーシング2
の排出部7上に排出する水タオルワインディングユニッ
ト8を具備する。
【0023】上記した構成部材等は、水タオル自動供給
装置1の基本構成部材で、本発明のカッティングユニッ
ト6は、噴射ユニット4、水タオルワインディングユニ
ット8の細部構成について図2〜4と共により具体的に
説明する。
【0024】乾布収納室5を構成するケーシング9の前
側には、ガイドプレート10が一体に水平方向に形成さ
れ、上記ガイドプレート10の上面と一端が選択的に連
接するように、クランピングガイド11を一側から軸ピ
ン12で角運動可能に設置するが、上記クランピングガ
イド11はガイドプレート10の上面部に向かって弾力
支持できるようにスプリング13で弾力設置するように
する。そして、上記クランピングガイド11とガイドプ
レート10が連接する部位には、電気的に乾布の進入し
たか否かをセンシングできるようにクランピングガイド
11には連結端子14を固定設置し、上記連結端子14
が連接時、電気的に連結できるような短絡された接点端
子15をガイドプレート10上に設置する。
【0025】クランピングガイド11の下端は、所定ラ
ウンド部11aとなって乾布ローディング用ローディン
グローラ16と接するようにするが、上記ローディング
ローラ16の外縁部には、摩擦力が優秀なゴムベルト1
7等と結合させて乾布をローディングする際、スプリン
グ等によりローディング不良を防止するようにする。必
要に応じては、ゴムベルト17を別途に結合しなくてロ
ーディングローラー16の外縁部にゴムコーティング層
等を形成するのも可能である。
【0026】ローディングローラー16とクランピング
ガイド11の間を通ってローディングされた乾布が、所
定の長さにカットできるようにこれ等の下側にはカット
部を位置させる。すなわち、駆動モータ18の原動軸5
2に軸設された原動ギア19と相互に噛み合って回転駆
動できる被動ギア20を被動軸21上に軸設し、上記被
動軸21には、また、連結ギア22を軸設して連結ギア
22と噛み合って回転駆動できる第2被動ギア23を、
ローディングローラー16が軸設される第2被動軸24
上に軸設する。
【0027】そして、被動軸21には一端に突出形のカ
ム25を持つカッター結合用ブラケット26を軸設して
回転カッター27を長さ方向に固定する。回転カッター
27はカッター結合用ブラケット26上に所定の傾斜度
を持つよう、長さ方向に傾けて設置する。
【0028】カッター結合用ブラケット26の一側フラ
ンジ28には、凹溝29を形成して上記凹溝29に選択
的に進入しながらスイッチングが制御されるスイッチン
グボタン30を持ったマイクロスイッチ31を隣接する
よう設置する。
【0029】回転カッター27と共に乾布をカットする
ことができる固定カッター32は、回転カッター27と
接するようにするが、軸ピン33で軸設し、スプリング
34で弾力設置して小幅に角運動可能にする。これは、
上記固定カッター32は、回転カッター27が駆動して
乾布カットのためにセッティングの際に安定してにセッ
ティングできるようにカム25と連接する際、角運動で
きるようにするためである。
【0030】本発明は、噴射ユニット4には図3の如く
水タンク3に貯蔵された用水をノズル35で噴射供給す
るために供給ホース36の中間にポンプ37を連結設置
し、ポンプ37から供給された用水は、補助タンク38
に平常時に供給することができるように供給ホース36
の端部を補助タンク38の流入孔38aと連結配管し、
ポンプ37と補助タンク38との間の供給ホース36の
中間には、T形マニホールド39を使用して排出ホース
40を一側に配管して、端部ではドレインバルブ41を
連結することにする。上記マニホールド39が設置され
る位置は、用水が供給される管路の中で最も低い位置を
選択し、マニホールド一体形のドレインバルブを使用す
ることもあるのは勿論である。
【0031】上記補助タンク38が設置される位置は、
機体を構成するケーシング2内部の任意位置に設置可能
であるが、補助タンク38内においては、用水に包含さ
れた有害菌を殺菌する作用、用水の冷却、加温等を選択
的に行うために、用水は常に充満されているのが望まし
い。このために、補助タンク38は水タンク3より低い
位置に付着するのが望ましい。
【0032】補助タンク38の一側には、紫外線殺菌ラ
ンプ42を機密性が維持できるようにシーリングを付着
し、また用水の冷却および加温を選択的に行い得るよう
に周知の熱電冷・温却素子(別名、TEM素子:43)
を気密が維持できるように設置し、熱電冷・温却素子4
3の外部側には発熱を発散放出するためにラジエータ4
4を固定設置し、ラジエータ44の前面開放部上には冷
却ファン45を密着するよう固定し、冷却効率を向上さ
せるために、バッフルプレート46を冷却ファン45外
側のラジエータ44上に取付ける。
【0033】補助タンク38から殺菌および冷却または
加温された用水は、乾布上にノズル35を通じて噴射す
るために、供給ホース36は補助タンク38の排出孔3
8bを通じてノズル35と連結配管する。そして、補助
タンク38の外面部には、作動中に発生可能である結露
を事前に防止することはもちろん、冷・温却効果を高め
るように断熱材38cで密封処理する。
【0034】噴射ユニット4を経由しながら水分が含湿
された乾布、すなわち水タオルは、本発明の水タオルワ
インディングユニット8に流入されるが、この水タオル
ワインディングユニット8を図4によりその構成を具体
的に説明する。
【0035】上部が開放形に構成された概略U形の断面
形状を持つケーシング47を、機体を構成するケーシン
グ2内部先側から後向傾斜形に固定し、上記ケーシング
47内部には、表面に所定間隔に多数個の移送ラグ(突
部)48を持つコンベアベルト49を原動ローラ50と
被動ローラ51を使用して駆動可能となるよう設置す
る。上記原動ローラ50が軸設される原動軸52には、
被動軸53を軸設して一側のモータ54に軸設された原
動ギア55と噛み合って駆動するようにする。
【0036】ケーシング47とコンベアベルト49の間
は所定の間隔を保つようにし、ケーシング47の内面部
(さらに詳しくはコンベアベルト49の上面と対応する
部分)には、微細形のラグ56を表面部に多数個持つパ
ッド57を付着構成する。
【0037】そして、ケーシング47の水タオル排出部
には、圧搾ブラケット58をコンベアベルト49と所定
の長さ平行で適正な間隔を保つように設置する。
【0038】図中、未説明符号59は乾布ローディング
用ガイド、60は乾布、60aは水タオル、61はカッ
ティングユニット6上の原動軸を図示したものである。
【0039】上記のように構成された本発明の各作用を
説明する。
【0040】水タオル自動供給装置1の水タンク3には
水を適量収納し、乾布収納室5には巻回された乾布60
を収納して、乾布60の先端部がケーシング9の一側、
ガイドプレート10とクランピングガイド11の間にク
ランピングできるようにしたあと選択自動スイッチ(不
図示)をONする。この際、使用者は必要な水タオルの
個数に該当する選択作動スイッチをONすればよく、供
給を受けようとする水タオルの数量に従って、駆動モー
タ18の回転数が自動的に調節され、必要とする数量の
み乾布60を水タオルにして供給する。
【0041】本発明の作動説明は、使用者が1個の水タ
オルの供給を受ける場合の例によって説明する。
【0042】選択自動スイッチがONされると、駆動モ
ータ18もONされ、原動ギア19が回転駆動されてこ
れと噛み合った被動軸21上の被動ギア20と連結ギア
22が駆動して、第2被動軸24上の第2被動ギア23
もやはり回転して乾布ローディング用ローディングロー
ラ16が駆動する。
【0043】ローディングローラ16の駆動により、ロ
ーディングローラ16とクランピングガイド11の間に
クランピングされている乾布60がカッター部にローデ
ィングされる。乾布60が所定の幅でカッター部を経て
乾布60のカット位置に近接すると、所定回転比で回転
する回転カッター27が設置されたカッター結合用ブラ
ケット26上の突出カム25がクランピングガイド11
の下端部を押しながら回動されて、クランピングガイド
11は、軸ピン12を基点にスプリング13の弾性を克
服して上向きに角運動してクランピングガイド11とロ
ーディングローラ16の間でクランピング状態でローデ
ィングされた乾布60は、ローディングが一時的に中断
されてカッター結合用ブラケット26に一側に傾けて設
置された回転カッター27の一端部から固定カッター3
2に連接しながらこれ等の間に位置されている乾布60
はカットを開始して他端に至るまで長さ方向に連続カッ
トが行われる。カットが終了する時点に至ると、カム2
5はクランピングガイド11の下端から離脱されるの
で、次回にカットされる乾布60は、クランピングガイ
ド11を下方に弾力支持しているスプリング13の弾性
により、再びローディングローラ16は弾力的に連接す
るようにされて、これらの間にある乾布60を再びロー
ディングするのである。
【0044】そして、カットの際の乾布60により発生
する回転カッター27と固定カッター32の間の過負荷
によるカットの破損あるいはカット不良等は、固定カッ
ター32が軸ピン33にスプリング13で弾力支持され
た状態で結合されているので、一定負荷以上の場合は微
幅角運動するので事前に防止することができる。
【0045】本発明のカッティングユニット6は、使用
者が1個の水タオルのみ求めようとする場合は、駆動モ
ータ18の作動を断続するためにはカッター結合用ブラ
ケット26の一側にフランジ28に凹溝29を形成し、
上記凹溝29にマイクロスイッチ31のスイッチングボ
タン30が連接しながらスイッチング作動を断続するよ
うに構成したもので、凹溝29にスイッチングボタン3
0が位置された場合には、駆動モータ18が自動的にO
FFされて、スイッチングボタン30が被動軸21の回
動により凹溝29から離脱した場合には、駆動モータ1
8がONされて噴射ユニット4の加圧用ポンプ37が作
動され、供給ホース36の先端を通じて用水が適量分散
されたあと所定時間が経過し、被動軸21が1回転終了
すると、凹溝29に再びスイッチングボタン30が連接
しながら電気的回路をOFFさせて駆動モータ18が自
動的にOFFされるのである。
【0046】上記の如く、乾布60をローディングする
過程中で、ケーシング9内にある乾布60が全部消耗さ
れると、これを電気的に感知することができるガイドプ
レート10上には、短絡された接点端子15を連結する
連結端子14をクランピングガイド11対応部上に設置
することにより、乾布60が供給されなくなると、スプ
リング13の弾性によりクランピングガイド11が角運
動して連結端子14が接点端子15と連結されて、これ
を直ちに別途のシグナルランプまたは警報音等で使用者
に告知し、カッティングユニット6の諸般作動は自動的
に一時停止する。
【0047】カットされた乾布60は、乾布ローディン
グ用ガイド59に従って落下しながら噴射ユニット4が
噴射する選択された用水が乾布60に含湿されるが、噴
射ユニット4は下記のような特有の作用をする。
【0048】噴射ユニット4は、所定の長さでカットさ
れた乾布60が乾布ローディング用ガイド59を通過す
る際、ポンプ37が所定時間、手動でノズル35を通じ
て用水を加圧噴射して乾布60に水分を供給するもので
あり、これは、一般的な噴射ユニット4と同一な作用で
あると見ればよい。
【0049】しかしながら、本発明は、上記噴射ユニッ
ト4により噴射される用水は、人体有害菌等が事前に殺
菌されて使用者の趣向等に従って冷・温水が選択供給さ
れるが、このような作用は直ちに水タンク3とノズル3
5の間に設置された本発明の補助タンク38上で行われ
るのである。
【0050】すなわち補助タンク38は、水タンク3よ
り低い位置に設置されているので、用水が常に充満され
た状態で紫外線殺菌ランプ42の稼働により殺菌処理が
行われており、使用者が冷・温水選択スイッチを選択す
るごとに、熱電冷・温却素子43が冷却又は加温して補
助タンク38内部の用水を選択的に冷却または加温させ
るようになるのであり、熱電冷・温却素子43から発散
される廃熱は、ラジエータ44に伝熱されて冷却ファン
45の駆動により効率的に発散放熱が行われるのであ
る。この際、ラジエータ44の冷却ファン45外面部に
付着されたバッフルプレート46は、ラジエータ44の
前面部をカバーリングしているので、冷却ファン45に
より放熱された熱はより効率的に遂行されるのである。
【0051】そして、供給ホース36を電気的に清掃し
ようとする際には、流路中で最も低い位置に設置された
ドレインバルブ41を開放すると、用水が排出しながら
供給ホース36内部に残留していた異物等を完全に排出
させて簡単な清掃を行うことができる。
【0052】上記のように作動する噴射ユニット4を経
由しながら乾布60には水分が含湿されて水タオル化さ
れたあと、最終的に本発明の水タオルワインディングユ
ニット8に水タオル60aが落下供給されるが、水タオ
ル22はモータ54の駆動により連動するコンベアベル
ト49の上面に落下されて、上記コンベアベルト49は
駆動方向が後向傾斜方向なのでコンベアベルト49上面
に落下された水タオル60aはケーシング47内部に進
入されるのであり、ケーシング47に進入する際は、パ
ッド57に形成された微細な多数個のラグ56が、水タ
オル60aが進入するのを妨害しながら水タオル60a
の先端部がロール形に巻回形成される。そして、上記水
タオル60aの下端はコンベアベルト49の駆動により
移送ラグ48が水タオル60aを駆動方向に押している
ので、ケーシング47内部をコンベアベルト49の駆動
により強制的に移送される水タオル60aは、ローラ状
態の巻回を維持しながら移動するものであり、水タオル
60aがコンベアベルト49の下側にロール形に巻回さ
れた状態から進入して、圧搾ブラケット58部分を経る
際には、水タオル60aに過多に含湿された水分が排出
され、水タオル60aはロール形に形成された状態で移
送されるので、全体的に水分が均一に分布されたあと、
水タオル60aは排出部7を通じて使用者に供給される
のである。
【0053】
【発明の効果】以上のように説明した如く本発明は、水
タオル自動供給装置1において、乾布をカッター部で所
定の長さに自動にローディングすると同時に、所定の長
さに自動カットできるカッティングユニット6に乾布の
カットを効率的に遂行するように回転カッター27を長
さ方向に傾くように設置し、乾布の一端から他端までに
カットを綺麗に遂行するようにし、乾布カットの際に
は、次にローディングされる乾布が一時的にローディン
グ待機状態になるように構成して、カットの際に乾布の
乱れあるいはカット不良等を事前に防止し、装置の故障
率を減少させ、耐久性を一層高めたのである。
【0054】そして、収納された乾布が全部消耗された
ら、これを電気的に正確に感知することができる手段を
具備して装置の信頼性等を倍加することができ、噴射ユ
ニット4の供給ホース途中には補助タンク38を装着
し、上記補助タンク38内部には紫外線殺菌ランプ42
を設置作動することにより、用水内の人体有害菌を殺菌
することができるので衛生性が極めて優秀な水タオルを
供給することができるものであり、補助タンク38に
は、季節および使用者の趣向にしたがって、冷水、温水
等を選択的に噴射供給するように熱電冷・温却素子43
を設置して、多様なる需要者の嗜好を充足させる機能を
提供することが可能で、使用上の諸般便益を高めるとと
もに清掃もやはり容易に遂行することができる。
【0055】また、噴射ユニット4を通過しながら水分
を含湿した水タオルをローラー形状に自動巻回して使用
者に供給することにより、使用の際には最小の厚さで把
持の容易性等を提供できるものであり、水タオルに過多
に含湿されたり不均一に含湿された水分を均一で適切に
するものであって、使用上の便益を増大させて良質の水
タオルを供給することができる等その期待する効果が多
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の望ましい一実施例を示した水タオル自
動供給装置の側断面図。
【図2】本発明のカッティングユニットを抜粋した作用
状態の側断面図。
【図3】本発明の噴射ユニットを抜粋した作用状態の側
断面図。
【図4】本発明の水タオルとワインディングユニットを
抜粋した作用状態の側断面図。
【符号の説明】
1 水タオル自動供給装置 2 ケーシング 3 水タンク 4 噴射ユニット 5 乾布収納室 6 カッティングユニット 7 排出部 8 水タオルワインディングユニット 9 ケーシング 10 ガイドプレート 11 クランピングガイド 11a ラウンド部 12 軸ピン 13 スプリング 14 連結端子 15 接点端子 16 ローディングローラー 17 ゴムベルト 18 駆動モータ 19 原動ギア 20 被動ギア 21 被動軸 22 連結ギア 23 第2被動ギア 24 第2被動軸 25 カム 26 カッター結合用ブラケット 27 回転カッター 28 フランジ 29 凹溝 30 スイッチングボタン 31 マイクロスイッチ 32 固定カッター 33 軸ピン 34 スプリング 35 ノズル 36 供給ホース 37 ポンプ 38 補助タンク 38a 流入孔 38b 排出孔 38c 断熱材 39 マニホールド 40 排出ホース 41 ドレインバルブ 42 紫外線殺菌ランプ 43 熱電冷・温却素子 44 ラジエータ 45 冷却ファン 46 バッフルプレート 47 ケーシング 48 移送ラグ 49 コンベアベルト 50 原動ローラ 51 移動ローラ 52 原動軸 53 被動軸 54 モータ 55 原動ギア 56 ラグ 57 パッド 58 圧搾ブラケット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納した乾布を所定長さで切断するカッ
    ティングユニット(6)と、上記カッティングユニット
    (6)を経由しカットされた乾布に水分を噴射供給する
    噴射ユニット(4)と、噴射ユニット(4)を経由し水
    分が含湿した水タオルをロール形で巻回し適量の水分で
    調節する水タオルワインディングユニット(8)とで構
    成した水タオル自動供給装置(1)において、 上記カッティングユニット(6)には、駆動モータ(1
    8)により回転する固定カッター(32)と供に乾布を
    カッティングする回転カッター(27)は、被動軸(2
    1)上のカッター結合用ブラケット(26)上に長さ方
    向で所定の傾斜角度を持つように設置し、 上記カッター結合用ブラケット(26)には突出形カム
    (25)を形成し乾布ローティング用ローディングロー
    ラー(16)と弾力的に連接するクランピングガイド
    (11)の下端と、選択的に連接しながら乾布のローテ
    ィングを断続できるように構成し、 上記固定カッター(32)は、軸ピン(33)に軸設さ
    れ、スプリング(34)で弾力設置したことを特徴とす
    る水タオル自動供給装置。
  2. 【請求項2】 収納した乾布を所定長さで切断するカッ
    ティングユニット(6)と、上記カッティングユニット
    (6)を経由しカットされた乾布に水分を噴射供給する
    噴射ユニット(4)と、噴射ユニット(4)を経由し水
    分が含湿した水タオルをロール形で巻回し適量の水分で
    調節する水タオルワインディングユニット(8)とで構
    成した水タオル自動供給装置(1)において、 前記カッティングユニット(6)は、上記噴射ユニット
    (4)の供給ホース(36)の途中には、紫外線殺菌ラ
    ンプ(42)と熱電冷・温却素子(43)を持つ補助タ
    ンク(38)と、上記熱電冷・温却素子(43)の外面
    部には冷却ファン(45)とバッフルレート(46)が
    付着されたラジエータ(46)とを有し、 上記供給ホース(36)の一側には、ドレインバルブ
    (41)を具備したことを特徴とする水タオル自動供給
    装置。
  3. 【請求項3】 収納した乾布を所定長さで切断するカッ
    ティングユニット(6)と、上記カッティングユニット
    (6)を経由しカットされた乾布に水分を噴射供給する
    噴射ユニット(4)と、噴射ユニット(4)を経由し水
    分が含湿された水タオルをロール形で巻回し適量の水分
    で調節する水タオルワインディングユニット(8)とで
    大部分を構成した水タオル自動供給装置(1)におい
    て、 前記の水タオルワインディングユニット(8)は、モー
    タ(54)により駆動するコンベアベルト(49)を前
    方が開放形ケーシング(47)内部に設置し、 上記コンベアベルト(49)の表面には水タオル移送ラ
    グ(48)が形成され、ケーシング(47)の内部に
    は、表面に多数個のラグ(56)を持つパッド(57)
    を付着し、上記ケーシング(47)の水タオル排出部に
    は、圧搾ブラケット(58)をコンベアベルト(49)
    と平行に設置したことを特徴とする水タオル自動供給装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の水タオル自動供給装置
    において、上記クランピングガイド(11)の下端に連
    接するガイドプレート(10)の相互対応部には、乾布
    の有無を感知する連結端子(14)と短絡する接点端子
    (15)を各々設置したことを特徴とする水タオル自動
    供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の水タオル自動供給装置
    において、上記回転カッター(27)が結合するカッタ
    ー結合用ブラケット(26)の一側には、凹溝(29)
    を持つフランジ(28)を形成し、マイクロスイッチ
    (31)のスイッチングボタン(30)がスイッチング
    断続できるように構成したことを特徴とする水タオル自
    動供給装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の水タオル自動供給装置
    において、上記補助タンク(38)は、水タンク(3)
    内に貯蔵する用水の最下水位より低い位置に設置され、
    ノズル(35)に近接されるように設置したことを特徴
    とする水タオル自動供給装置。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の水タオル自動供給装置
    において、上記ドレインバルブ(41)は、用水の流路
    中、最下端部に位置することを特徴とする水タオル自動
    供給装置。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の水タオル自動供給装置
    において、上記ケーシング(47)とコンベアベルト
    (49)は、駆動方向である後ろ向き傾斜されるように
    設置したことを特徴とする水タオル自動供給装置。
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